JP2003171338A - 1,3−ジフルオロアセトンの精製方法 - Google Patents

1,3−ジフルオロアセトンの精製方法

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JP2003171338A
JP2003171338A JP2001365504A JP2001365504A JP2003171338A JP 2003171338 A JP2003171338 A JP 2003171338A JP 2001365504 A JP2001365504 A JP 2001365504A JP 2001365504 A JP2001365504 A JP 2001365504A JP 2003171338 A JP2003171338 A JP 2003171338A
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chloro
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亮 灘野
Yoshihiko Goto
嘉彦 後藤
Mineo Watanabe
峰男 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも1,3−ジフルオロアセトンと1
−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンを含む混合物か
ら、工業的規模での製造に適した簡便な方法で、効率よ
く、純度の高い1,3−ジフルオロアセトンを単離す
る。 【解決手段】 混合物中に存在する1,3−ジフルオロ
アセトンのモル数の少なくとも0.5倍以上の水を添加
し、常圧下、塔頂温度97〜100℃にて蒸留を行う。
得られた留分を脱水剤で処理し、1,3−ジフルオロア
セトンを単離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬・農薬の中間
体として、また含フッ素基導入試薬として有用な化合物
である1,3−ジフルオロアセトンの精製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】1,3−ジフルオロアセトンの製造方法
としては次の方法が知られている。J.Chem.Soc. 1958,
2259-62には1,3−ジフルオロ−2−プロパノールを
酸化クロムで酸化する製造法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、本発明者らは、
クロムを使用する必要のない方法として、1,1,3,
3−テトラクロロ−1,3−ジフルオロアセトンを金属
触媒の存在下、水素で還元(水素化分解)することによ
り1,3−ジフルオロアセトンを製造する方法を見いだ
し、これを特願2001−028944にて既に出願し
た。この方法においては、目的とする1,3−ジフルオ
ロアセトンの他に、水素化が過剰に進行したモノフルオ
ロアセトン、水素化が不完全である1−クロロ−1,3
−ジフルオロアセトン、1,3−ジクロロ−1,3−ジ
フルオロアセトン等が同時に副生する。この反応混合物
を蒸留すると、1−クロロ−1,3−ジフルオロアセト
ン以外の各成分は1,3−ジフルオロアセトンから容易
に分離除去できるが、1−クロロ−1,3−ジフルオロ
アセトンは効率良く分離し難い成分である。
【0004】1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトン
は単体では沸点が約115℃であり、1,3−ジフルオ
ロアセトンの沸点(125℃)とは有意差がある。しか
しながら、1,3−ジフルオロアセトンと1−クロロ−
1,3−ジフルオロアセトンが共存する混合物を蒸留す
ると、両成分は共沸する性質があり、少なくとも1−ク
ロロ−1,3−ジフルオロアセトンと等モルもしくはそ
れ以上の1,3−ジフルオロアセトンが、1−クロロ−
1,3−ジフルオロアセトンと共に初留として留出し、
その分が損失となる。蒸留塔の理論段数を高め、蒸留の
精度を向上させてもこの共沸現象は解消されない。結果
として、1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンが共
存することにより、1,3−ジフルオロアセトンの主留
としての回収率は減少し、1,3−ジフルオロアセトン
の精製の効率が損なわれていた。
【0005】とりわけ、上記の通り1,1,3,3−テ
トラクロロ−1,3−ジフルオロアセトンを金属触媒の
存在下、水素で還元(水素化分解)して1,3−ジフル
オロアセトンを合成する場合には、反応終了時の反応混
合物の組成は通常、1,3−ジフルオロアセトンが60
〜70%、1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンが
20〜30%であり、1−クロロ−1,3−ジフルオロ
アセトン含量が相対的に高いために、蒸留による1,3
−ジフルオロアセトンの単離、回収には著しく不利であ
った。
【0006】このように、1,3−ジフルオロアセトン
と1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンの2成分が
共存する混合物から1,3−ジフルオロアセトンを単離
することは、従来の蒸留方法では効率的と言えず、蒸留
以外の煩雑な精製方法も求められるなど、工業的には問
題があった。
【0007】
【課題を解決するための具体的手段】本発明者らは、か
かる問題点に鑑み、1,3−ジフルオロアセトンと1−
クロロ−1,3−ジフルオロアセトンの共存する混合物
から1,3−ジフルオロアセトンを効率よく分離する方
法につき鋭意、検討を重ねた。その結果、1,3−ジフ
ルオロアセトンと1−クロロ−1,3−ジフルオロアセ
トンの共存した混合物に、1,3−ジフルオロアセトン
のモル数の少なくとも0.5倍以上の水を添加すると、
専ら1,3−ジフルオロアセトンが水と共沸を起こし、
一方で1,3−ジフルオロアセトンと1−クロロ−1,
3−ジフルオロアセトンの共沸現象が解消されるという
特異な事実を知った。その結果、通常の蒸留装置で容易
に高純度の1,3−ジフルオロアセトンが単離できるこ
とを見いだし、本発明の完成に到達したものである。
【0008】すなわち、本発明は、少なくとも1,3−
ジフルオロアセトン、1−クロロ−1,3−ジフルオロ
アセトンを含む混合物に1,3−ジフルオロアセトンの
モル数の少なくとも0.5倍以上の水を添加し、次い
で、蒸留(以下、水和蒸留という)することにより、両
成分を効率よく分離し、高純度の1,3−ジフルオロア
セトンを製造する方法を提供するものである。
【0009】次に、本発明につき詳細に説明する。本発
明において、蒸留の原料である1,3−ジフルオロアセ
トンと1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンの混合
物を得る方法に特別な制限はないが、特願2001−0
28944に記載した通り、1,1,3,3−テトラク
ロロ−1,3−ジフルオロアセトンを、白金、ロジウ
ム、ニッケル、鉄から選ばれた金属と、金、銀、銅、亜
鉛、スズ、ビスマス、テルル、クロム、モリブデン、ア
ルカリ金属から選ばれる添加金属を、活性炭、アルミナ
またはクロミアに担体に保持した触媒の存在下、水素に
よって還元して得るのが経済的な観点から好ましい。こ
の際、反応は気相中で行うと特に円滑に実施でき、出発
原料である水素/1,1,3,3−テトラクロロ−1,
3−ジフルオロアセトンのモル比4〜100,反応温度
50〜400℃、接触時間1〜1000秒で行うと特に
好ましい。この方法で水素化分解反応を実施すれば、目
的物の1,3−ジフルオロアセトンと、不純物の1−ク
ロロ−1,3−ジフルオロアセトンを含む反応混合物を
得ることができる。
【0010】なお、この混合物に対して水和蒸留を行う
前に、水の共存しない条件下で予備的な蒸留(以下、予
備蒸留という)を行ってもよい。この予備蒸留により1
−クロロ−1,3−ジフルオロアセトン以外の成分を予
め分離除去すると、続いて行う水和蒸留の負荷が軽減さ
れる場合がある。この予備蒸留としては、低沸点の成分
を留分として除くだけであっても良いし、低沸点の成分
を除いた後、更に高沸点の成分を除くために1,3−ジ
フルオロアセトンと1−クロロ−1,3−ジフルオロア
セトンの混合物を留分として得ても良く、その方法は限
定されない。
【0011】続いて、1,3−ジフルオロアセトンと1
−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンを含む混合物
に、1,3−ジフルオロアセトンの少なくとも0.5倍
以上のモル数の水を添加して水和蒸留を行う。この際、
系内に存在する1,3−ジフルオロアセトンの重量は、
ガスクロマトグラフ等の分析手段で混合物の組成を測
り、1,3−ジフルオロアセトンのピーク面積の、全成
分のピーク面積の合計値に対する比(面積比)を求め、
混合物全体の重量にこの面積比を乗じた値とすることが
できる。そしてこの重量(グラム数)を1,3−ジフル
オロアセトンの分子量(94)で割った値を1,3−ジ
フルオロアセトンのモル数とできる。この値を基準とし
て、水の添加量を計算すればよい。
【0012】水和蒸留を行う際に加える水分量は1,3
−ジフルオロアセトン1モルに対して0.5モル以上で
あり、2〜20モルが望ましく、特に好ましいのは3〜
5モルである。0.5モル未満では効果が十分でなく、
1,3−ジフルオロアセトンの回収量が減少したり、1
−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンとの分離が不十
分になるなどの問題が生じるので好ましくない。また、
水の量に特に上限はないが、50モル以上では、必要と
される蒸留装置が過大となる上、蒸留終了後に生成物の
脱水を行う際に多量の脱水剤を必要とするなど負荷がか
かるため、好ましくない。
【0013】水和蒸留における圧力は10000〜30
0000Paの範囲で可能であるが、常圧で行うと装置
が簡便であるので好ましい。還流比は0.5〜200の
範囲であり、1〜100が好ましく、特に好ましいのは
2から50である。還流比が0.5未満では1−クロロ
−1,3−ジフルオロアセトンと1,3−ジフルオロア
セトンの分離が十分ではなく、また、200以上では経
済的に好ましくない。
【0014】本発明において、蒸留は通常の蒸留装置を
用いれば足りる。蒸留塔の材質はホウ珪酸ガラス、カー
ボン、四フッ化エチレン樹脂、クロロトリフルオロエチ
レン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、PFA樹脂などを内
部にライニングしたもの、もしくは耐熱性ガラス、ステ
ンレスで製作したもの等を用いることが出来る。
【0015】蒸留塔の充填物は金網状規則充填物、金属
製不規則充填物(ラシヒリング)、その他の充填物を用
いることが出来る。その材質はカーボン、ガラス、陶
器、ステンレス鋼等を用いることができる。
【0016】蒸留塔の段数は5〜100の範囲であり、
8〜50が好ましく、特に好ましいのは10〜30であ
る。5段未満では1−クロロ−1,3−ジフルオロアセ
トンと1,3−ジフルオロアセトンの分離が十分ではな
く、また、100段以上では経済的に好ましくない。
【0017】本発明を実施する方法は限定されるもので
はないが、例としてバッチ式で実施する際の詳細を述べ
る。蒸留条件に耐えられる蒸留装置に上記、1,3−ジ
フルオロアセトンと1−クロロ−1,3−ジフルオロア
セトンを含む混合物を投入する。水を添加する前に予備
蒸留を行い、モノフルオロアセトン等の低沸点化合物を
留去してもよい。そして、1,3−ジフルオロアセトン
のモル数に対して0.5倍のモル数以上の水を添加して
水和蒸留を行う。常圧での蒸留であれば1,3−ジフル
オロアセトンは水と共に97〜98℃にて留出し始め
る。塔頂温度が100℃に達したら蒸留を終了する。蒸
留装置底部の残留物は1−クロロ−1,3−ジフルオロ
アセトンを主成分とする液体となる。得られた留出物
(1,3−ジフルオロアセトンと水との混合物)中の水
分は既知の方法により除去できる。例えば、無水塩化カ
ルシウム、ゼオライトなど、汎用の脱水剤を投入し、水
分を吸着除去した後、ろ過、蒸留等の操作を行えば、水
分を含まない1,3−ジフルオロアセトンを単離するこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
がこれらの実施態様に限られない。実施例においてガス
クロマトグラフ分析組成の「%」は「面積%」を表す。
【0019】[調製例1]白金−銅触媒の調製 金属重量換算で0.5gの塩化白金酸6水和物H2Pt
Cl6・6H2O及び、金属重量換算で4gの塩化第二銅
CuCl2を10%塩酸水溶液400gに溶解した後、椰
子殻活性炭(住友化学工業(株)製、粒状白鷺、粒状、
直径4mm)100gを加え18時間浸漬させた。塩酸
水を減圧で除去し、触媒調製容器に充填し120℃まで
加熱し窒素を流通しながら乾燥を行った。十分に乾燥し
た後、水素を100ml/分で流通し50℃/時間の昇
温速度で250℃まで昇温して更に2時間、その温度で
水素ガスの流通(コンディショニング)を継続し、白金
−銅触媒を調製した。
【0020】[実施例1] 1,3−ジフルオロアセト
ンの合成 流通式のガラスの反応器に調製例1により調製した白金
−銅触媒100mlを反応器に充填し、熱媒装置により
反応器を140℃に加温した。水素は160ml/分で
導入し内部温度が安定した後1,1,3,3−テトラク
ロロ−1,3−ジフルオロアセトンを気化器に51時間
かけて626g導入し、気化器内部で水素と混合し反応
器に送り込み反応させた。反応器から流出する液体及び
気体を−20℃で捕集したところ180gの有機物が得
られた。この有機物をガスクロマトグラフで分析したと
ころ、1,3−ジフルオロアセトン70.5%、モノフ
ルオロアセトン4.0%、1−クロロ−1,3−ジフル
オロアセトン21.5%、その他が含まれていた。この
有機物を20000Paにて減圧蒸留(予備蒸留)し、
モノフルオロアセトン等の低沸点成分を除去した。この
結果、1,3−ジフルオロアセトン70.2%、1−ク
ロロ−1,3−ジフルオロアセトン27.8%である混
合物138.6gが得られた。
【0021】[実施例2] 1,3−ジフルオロアセト
ンの水和蒸留 充填剤としてステンレス鋼製ヘリパックNo.2(東京
特殊金網(株)製)を20ml充填した耐熱ガラス製蒸
留塔(内径2cm、高さ30cm、理論段数20)底部
の加熱部に、実施例1で得た有機物(組成:1,3−ジ
フルオロアセトン70.2%、1−クロロ−1,3−ジ
フルオロアセトン27.8%)のうち88.2g(1,
3−ジフルオロアセトンの含量は61.9g)を導入し
た。次いでこの混合物に蒸留水を47.0g添加して、
還流比10にて常圧蒸留を行ったところ、塔頂温度97
℃において1,3−ジフルオロアセトンが水と共に留出
し始めた。塔頂温度が100℃になるまで留出を継続し
たところ、無色透明の留分92.5gが得られた。この
留分に含まれる水分は39.9%(36.9g)であ
り、残る有機成分(55.6g)の組成をガスクロマト
グラフで測定したところ、1,3−ジフルオロアセトン
99.2%(含量55.1g)、1−クロロ−1,3−
ジフルオロアセトン0.1%であった。この蒸留におけ
る1,3−ジフルオロアセトンの回収率は89.1%で
あった。
【0022】[比較例] 水を添加しない1,3−ジフル
オロアセトンの蒸留 実施例1で得た有機物(組成:1,3−ジフルオロアセ
トン70.2%、1−クロロ−1,3−ジフルオロアセ
トン27.8%)のうち50.4g(1,3−ジフルオ
ロアセトンの含量は35.4g)を実施例2と同一の蒸
留装置に導入し、この液体に水を加えることなく還流比
10で常圧蒸留を実施した。塔頂温度110〜120℃
で留出が起こったので、留分の組成をガスクロマトグラ
フで随時測定しながら回収した。この結果、1,3−ジ
フルオロアセトンと1−クロロ−1,3−ジフルオロア
セトンのガスクロマトグラフ組成がほぼ1:1で留出が
続き、やがて1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトン
の含有率が低下し始めた。留分中の1−クロロ−1,3
−ジフルオロアセトンの含有率が10%以下となるまで
に回収された留分を全て合わせて初留とした。初留の回
収量は25.8gであり、ガスクロマトグラフによると
この初留中には1,3−ジフルオロアセトンが47.7
%、1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンが43.
9%含まれていた。その後、主留回収に切り替え、同条
件で蒸留を継続した結果、無色透明の液体18.8gを
得た。ガスクロマトグラフィーによるとこの主留中の
1,3−ジフルオロアセトンの含有率は95.7%(含
有量18.0g)であり、この他に1−クロロ−1,3
−ジフルオロアセトンが3.6%(含有量0.7g)が
含まれていた。主留としての1,3−ジフルオロアセト
ンの回収率は50.9%であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法は、1,1,3,3−テト
ラクロロ−1,3−ジフルオロアセトンの気相還元法に
より得られた反応混合物から、通常の蒸留装置で効率よ
く、高純度の1,3−ジフルオロアセトンを単離するこ
とができるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 峰男 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC11 AC13 AD12 AD14 AD16 AD31 BE60

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1,3−ジフルオロアセトン
    と1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトンの2成分が
    共存する混合物に、1,3−ジフルオロアセトンのモル
    数の少なくとも0.5倍以上の水を添加したのち蒸留を
    行うことを特徴とする、1,3−ジフルオロアセトンの
    精製方法。
  2. 【請求項2】 1,1,3,3−テトラクロロ−1,3
    −ジフルオロアセトンを金属触媒の存在下、水素により
    水素化分解した後、生成した1,3−ジフルオロアセト
    ンのモル数の少なくとも0.5倍以上の水を添加して蒸
    留を行うことにより、1,3−ジフルオロアセトンを、
    副生物である1−クロロ−1,3−ジフルオロアセトン
    から分離することを特徴とする、1,3−ジフルオロア
    セトンの精製方法。
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JP2014005298A (ja) * 2010-07-14 2014-01-16 Lg Chem Ltd オレフィンからのイソタイプの反応生成物とアルコールとの併産装置及びそれを用いた併産方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014005298A (ja) * 2010-07-14 2014-01-16 Lg Chem Ltd オレフィンからのイソタイプの反応生成物とアルコールとの併産装置及びそれを用いた併産方法
US9029608B2 (en) 2010-07-14 2015-05-12 Lg Chem, Ltd. Apparatus for coproducting ISO type reaction products and alcohols from olefins, and method for coproducting them using the apparatus

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