JP2003171267A - 皮膚色素沈着症治療剤組成物及びしみ取り用貼付シート - Google Patents

皮膚色素沈着症治療剤組成物及びしみ取り用貼付シート

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JP2003171267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚からの吸収性に優れ、かつ治療効果の高い
皮膚色素沈着症治療剤を提供する。 【解決手段】ヒドロキシプロピオフェノンあるいは類縁
フェノール誘導体と経皮吸収促進剤とを含有する皮膚色
素沈着症治療剤組成物、および該治療剤組成物を塗布も
しくは含浸させた取り用貼付シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、しみなどの後天的
な原因により発生した皮膚色素沈着症の治療に適した治
療剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】しみ(肝斑)などの後天的に発生する皮
膚色素沈着症の原因およびメカニズムについては、必ず
しも明確には解明されていない。一般的には、ホルモン
のバランス異常や精神的なストレスといった内的な要
因、および日光(特に紫外線)の照射や炎症などの刺激
といった外的な要因によって、皮膚の色素細胞(メラノ
サイト)が活発化し増加が促進され、メラニン色素が多
量に生成して、色素沈着を引き起こす。生成したメラニ
ン色素は表皮細胞にも組み込まれるが、通常は、表皮細
胞が次第に角化して表皮の上部へと移動して角質層とな
り、最終的には角片(垢)となって皮膚より脱落する際
に、メラニン色素も排出されて色素沈着は回復する。し
かしながら、この表皮細胞の新陳代謝が十分に行われな
かったり、あるいはメラニンの生成が過剰であると、色
素沈着がいつまでも残り、皮膚の色が黒ずむと考えられ
ている。
【0003】一般的な皮膚色素沈着症の治療法として
は、メラニンの合成酵素チロシナーゼなどの活性を抑え
てメラニンの合成を防ぐ物質を体内に投与する方法、そ
のような物質を直接患部に塗布して皮膚より吸収させる
方法、剥離漂白剤を患部に接触させて沈着した色素を漂
白、除去する方法、あるいはレーザ光線の照射などによ
り患部を局所的に除去する方法などがある。
【0004】このチロシナーゼの働きを抑えてメラニン
の生成を抑制する物質としては、数多くのものが知られ
ていて、例えばハイドロキノンやアルブチンなどの合成
化合物、コウジ酸やピロコメン酸などの発酵生成物、お
よび桧からの抽出物であるヒノキチオールなどの生薬抽
出物がある。これらの物質は、注射または内服により体
内に投与されたり、あるいは軟膏、クリームなどの形態
に調製されて皮膚の患部に塗布されている。しかしなが
ら、このような物質を皮膚に直接塗布する場合には、チ
ロシナーゼを阻害する作用のほかに、皮膚刺激性や安定
性、副作用などについても考慮しなければならない。
【0005】特公昭62−13921号公報には、皮膚
に対する刺激が少なく、かつ治療効果の優れた皮膚色素
沈着症の治療剤として、下記一般式(II)で表されるフ
ェノール誘導体を含有する皮膚色素沈着症治療剤が開示
されている。
【0006】
【化3】
【0007】ただし、Rは炭素数1〜5のアルキル基で
ある。
【0008】一方、剥離漂白剤としては、水銀系化合物
(HgNH2Cl)やヒ素化合物が知られている。これ
らの剥離漂白剤は毒性が強く、皮膚に対する刺激が強い
ために、皮膚炎を起こす可能性があり、実用に際しては
特別な注意を必要とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安全性と皮
膚からの吸収性に優れ、かつ治療効果が顕著に向上した
皮膚色素沈着症治療剤組成物を提供するものである。ま
た、本発明は、安全性と皮膚からの吸収性に優れ、かつ
治療効果が顕著に向上し、そして簡便に使用できるしみ
取り用貼付シート(パッチ)を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、下記
一般式(I)で表されるフェノール誘導体を0.2乃至
10重量%、および経皮吸収促進剤を0.1乃至10重
量%含有することを特徴とする皮膚色素沈着症治療剤組
成物にある。
【0011】
【化4】
【0012】ただし、Rは炭素数1〜5のアルキル基で
あり、mとnとは、それぞれ独立に0または1である
(但し、mとnの合計は1もしくは2)。
【0013】本発明はまた、上記の皮膚色素沈着症治療
剤組成物をシート状基材に塗布もしくは含浸して調製し
たしみ取り用貼付シートにもある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚色素沈着症治療剤組
成物は、少なくとも(1)0.2乃至10重量%の前記
一般式(I)で表されるフェノール誘導体、および
(2)0.1乃至10重量%の経皮吸収促進剤、を含有
するものである。
【0015】本発明で用いる一般式(I)で表されるフ
ェノール誘導体は、メラニン合成酵素チロシナーゼの活
性を抑えてメラニンの生成を抑制する作用を示す。この
フェノール誘導体において、アルキル基Rは、直鎖であ
っても、分枝鎖であってもよい。好ましくは、Rは炭素
数1〜3の置換もしくは非置換のアルキル基である。特
に好ましくは、Rは炭素数1〜3の置換基を持たないア
ルキル基である。
【0016】本発明において好ましいフェノール誘導体
の例としては、p−ヒドロキシプロピオフェノン(p−
プロピオニルフェノール)、o−ヒドロキシプロピオフ
ェノン、p−アセチルフェノール、p−ブチリルフェノ
ール、およびp−イソブチリルフェノールを挙げること
ができる。これらのうちでも治療効果および皮膚刺激性
の点から最も好ましいのは、p−ヒドロキシプロピオフ
ェノンである。
【0017】上記のフェノール誘導体は、一般には治療
剤組成物中に0.2乃至10重量%の範囲で含まれ、好
ましくは1乃至5重量%の範囲で含まれる。
【0018】本発明に係る経皮吸収促進剤は、一般には
次の二成分から主成分として形成される: 1)オレイン酸、ラウリン酸、リノール酸、オレイルア
ルコールおよびラウリルアルコールからなる群より選ば
れる少なくとも一種類の脂肪酸または脂肪アルコール、
および 2)プロピレングリコール。
【0019】経皮吸収促進剤において、1)の脂肪酸ま
たは脂肪アルコールおよび2)のプロピレングリコール
は、各々単独では皮膚からの吸収を促進する作用を殆ど
示さないが、両成分を併用することによって始めて顕著
な経皮吸収性を示す。この二成分系においては、主に
1)の脂肪酸または脂肪アルコールが皮膚からの吸収を
増強する働きをし、2)のプロピレングリコールは皮膚
からの吸収を補助する役割を果たすと考えられる。
【0020】1)の脂肪酸または脂肪アルコールのうち
でも、オレイン酸およびラウリン酸が好ましく、特に好
ましくいのはオレイン酸である。脂肪酸または脂肪アル
コールは、一般には経皮吸収促進剤中に1乃至50重量
%の範囲で含まれ、好ましくは5乃至30重量%の範囲
で含まれ、そして特に好ましくは8乃至20重量%の範
囲で含まれる。経皮吸収促進剤中に脂肪酸または脂肪ア
ルコールの量が多過ぎると、前記フェノール誘導体を経
皮吸収促進剤に溶解するのが困難になる。
【0021】上記経皮吸収促進剤は、一般には治療剤組
成物中に0.1乃至10重量%の範囲で含まれ、好まし
くは0.5乃至5重量%の範囲で含まれる。一般式
(I)で表されるフェノール誘導体に、経皮吸収促進
剤、特にオレイン酸を含む経皮吸収促進剤を組合せるこ
とによって、該フェノール誘導体が有するしみ取り効果
は、約1.5〜2倍程度高くなり、従って、しみ取りの
治療に要する時間も、1/2から2/3程度に短縮され
【0022】なお、本発明に用いられる経皮吸収促進剤
は、上記の二成分系に限定されるものではなく、経皮吸
収性を示し、かつ上記フェノール誘導体との相溶性が良
好である限り如何なる物質でも用いることができる。
【0023】本発明の皮膚色素沈着症治療剤組成物は、
軟膏、クリーム、ローションなどの形態で、色素沈着が
生じている皮膚の患部に塗布することにより適用するこ
とができる。塗布された治療剤組成物中のフェノール誘
導体は、経皮吸収促進剤の作用によって皮膚の患部に速
やかに吸収され、チロシナーゼの活性を抑えるように作
用して、患部の色素沈着を軽減し、解消する。
【0024】本発明において上記皮膚色素沈着症治療剤
組成物は、該治療剤組成物を塗布もしくは含浸してなる
しみ取り用貼付シート(貼付剤)の形態であってもよ
い。
【0025】図1は、本発明に従うしみ取り用貼付シー
ト(パッチ)の一例を概略的に示す斜視図である。図1
において、しみ取り用貼付シート1は皮膚色素沈着症治
療剤組成物が塗布された基材からなる。
【0026】本発明においてシート状基材としては、ガ
ーゼや綿布などの布や多孔性高分子物質などしみ取り用
貼付シート用の基材として公知の各種の材料を用いるこ
とができる。基材は伸縮性を有することが望ましい。基
材には、皮膚に貼付したときにしみ取り用貼付シートの
粘着力を高めるために、治療剤組成物と一緒に皮膚刺激
性の少ない粘着付与剤が塗布されていてもよい。また、
しみ取り用貼付シートの表面(皮膚に接触する面)に保
湿性フィルムを付与して保存や貯蔵を容易にしてもよ
く、使用の際にはこの保湿性フィルムを剥がして皮膚に
貼付する。
【0027】しみ取り用貼付シートのサイズおよび形状
に特に制限はなく、使用の際にそのまま使用できるよう
に、縦、横(または直径)数cm程度の大きさであって
もよいし、あるいは使用の際に個々の患部に応じて所望
の大きさに切断できるように縦、横数cm乃至数十cm
の大きさであってもよい。
【0028】あるいは、図2に示すように、基材の裏面
には粘着性シートが設けられていてもよい。
【0029】図2は、本発明に従うしみ取り用貼付シー
トの別の例を概略的に示す斜視図である。図2におい
て、しみ取り用貼付シート2は、皮膚色素沈着症治療剤
組成物を有する基材21と粘着シート22とが積層され
た構成を有する。粘着シート22により、このしみ取り
用貼付シート2を皮膚に貼付したときしみ取り用貼付シ
ート2が皮膚から剥がれ落ちることがない。粘着シート
22は通気性を有することが望ましい。
【0030】なお、この粘着シート22は、図2に示し
たように基材21と一体化されないで独立した形態であ
ってもよい。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の皮膚色素沈着症治療剤組成
物およびしみ取り用貼付シートの処方例を示す。配合量
は全て重量部である。
【0032】 [処方例1] 3重量%p−ヒドロキシプロピオフェノン含有クリーム 1)配合物A ソルビタンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(EO=20)・ソルビタンステアレート 6.0 ステアリン酸 24.0 セタノール 2.0 ワックス 4.0 ラノリン 2.0 イソプロピル・ミリステート 10.0 ミネラルオイル 20.0 計 70.0
【0033】 2)配合物B オレイン酸 2.0 プロピレングリコール 28.0 p−ヒドロキシプロピオフェノン 6.0 ピリドキシン・ジオクタネート 0.2 計 36.2
【0034】 3)配合物C ホウ砂 2.0 防腐剤 0.8 脱イオン水 91.0 計 93.8
【0035】配合物A、B、Cをそれぞれ約60〜80
℃に加温し、配合物AとBを混合した後、この混合物を
配合物Cに加えて室温まで冷却する。
【0036】[処方例2] 2重量%p−ヒドロキシプ
ロピオフェノン含有クリーム 処方例1において、オレイン酸を2.5重量部、プロピ
レングリコールを22.5重量部、p−ヒドロキシプロ
ピオフェノンを4.0重量部、および脱イオン水を9
8.0重量部としたこと以外は同一の配合および操作で
調製する。
【0037】[処方例3] 1重量%p−ヒドロキシプ
ロピオフェノン含有クリーム 処方例1において、オレイン酸を2.0重量部、プロピ
レングリコールを18.0重量部、p−ヒドロキシプロ
ピオフェノンを2.0重量部、および脱イオン水を10
5重量部としたこと以外は同一の配合および操作で調製
する。
【0038】[処方例4] 3重量%p−ヒドロキシプ
ロピオフェノン塗布しみ取り用貼付シート 処方例の配合物Bを下記の配合物B1に替える以外は同
様にしてクリーム状組成物を調製する。
【0039】 2)配合物B1 オレイン酸 4.0 プロピレングリコール 26.0 p−ヒドロキシプロピオフェノン 6.0 ピリドキシン・ジオクタネート 0.2 計 36.2
【0040】配合物A1、B、Cをそれぞれ約60〜8
0℃に加温し、配合物AとB1を混合した後、この混合
物を配合物Cに加えて室温まで冷却する。次に、得られ
た組成物を、伸縮性の布片(3cm×3cm)の片面に
塗布し含浸させて、しみ取り用貼付シートを作製する。
【0041】上述の処方例に示したように、本発明の治
療剤組成物をクリームやローションに調製するために
は、まずp−ヒドロキシプロピオフェノン等のフェノー
ル誘導体をオレイン酸とプロピレングリコール等からな
る経皮吸収促進剤に溶解して溶液とした後、他の配合物
と混合することが好ましい。
【0042】上記の処方例1〜3により得られたクリー
ム(各々を3%クリーム、2%クリーム、1%クリーム
と略す)および処方例4のしみ取り用貼付シートを用い
た皮膚色素沈着症の治療例を、以下に示す。
【0043】[治療例1] 治療対象: 女性の顔面の色素沈着(肝斑) 治療: 1%クリームを2〜3回/日の頻度で患部に塗
布する処方を2週間続けた。次いで、2%クリームを用
いて同様の処方を2週間続ける。皮膚にかぶれが生じて
いないことを確認した後、3%クリームを用いて同様の
処方を更に続ける。最初の塗布から約1ヶ月後に色素沈
着は薄い色調になり、約6ヶ月には完全に消失する。
【0044】[治療例2] 治療対象: 女性の炎症性色素沈着 治療: 3%クリームを2〜3回/日の頻度で患部に塗
布する処方を続ける。塗布開始後約1.5ヶ月で、色素
沈着は完全に消失する。
【0045】[治療例3] 治療対象: 女性の顔面の黒斑(化粧用クリームにかぶ
れて生じた色素沈着) 治療: 実施例1と同様にして、1%クリーム、2%ク
リーム、次いで3%クリームの塗布処方を続ける。塗布
開始後約8ヶ月で、色素沈着の約半分が消失する。
【0046】[治療例4] 治療対象: 女性の老人性色素沈着 治療: 実施例1と同様にして1%クリーム、2%クリ
ーム、次いで3%クリームの塗布処方を続ける。塗布開
始後約1.5年で、色素沈着の約半分が消失する。
【0047】[治療例5] 治療対象: 女性の顔面の手術後の色素沈着 治療: 実施例1と同様にして1%クリーム、2%クリ
ーム、次いで3%クリームの塗布処方を続ける。塗布開
始後約1.5ヶ月で、色素沈着は消失する。
【0048】[治療例6] 治療対象: 女性の手背部の色素沈着(肝斑) 治療:しみ取り用貼付シートを患部に貼付する処方を続
ける。貼付から約2ヶ月後に色素沈着は薄い色調にな
り、約4ヶ月後には完全に消失する。
【0049】
【発明の効果】本発明の皮膚色素沈着症治療剤組成物
は、メラニンの発生を抑制するのに有効な特定のフェノ
ール誘導体が経皮吸収促進剤によって皮膚から速やかに
吸収されるので、しみ等の色素沈着症を比較的少ない量
で、短期間のうちに軽減もしくは解消することが可能と
なる。また、本発明のしみ取り用貼付シートを用いるこ
とにより、簡便に患部に処方することができるととも
に、長時間にわたって継続的に処方することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のしみ取り用貼付シートの一例を概略的
に示す斜視図である。
【図2】本発明のしみ取り用貼付シートの別例を概略的
に示す斜視図である。
【符号の説明】
1、2 しみ取り用貼付シート 21 基材 22 粘着シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/70 401 A61K 9/70 401 47/10 47/10 47/12 47/12 A61P 17/00 A61P 17/00 Fターム(参考) 4C076 AA72 BB31 CC05 CC18 DD37 DD41 FF34 4C083 AA122 AB172 AC012 AC071 AC072 AC121 AC122 AC241 AC242 AC352 AC442 AC471 AC472 AD512 AD632 CC07 DD12 EE06 EE16 4C206 AA01 AA02 CB19 MA02 MA05 MA11 MA52 MA83 NA05 ZA89

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [ただし、Rは炭素数1〜5のアルキル基であり、mと
    nとは、それぞれ独立に0または1である(但し、mと
    nの合計は1もしくは2)]で表されるフェノール誘導
    体を0.2乃至10重量%、および経皮吸収促進剤を
    0.1乃至10重量%含有する皮膚色素沈着症治療剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、Rが炭素数1〜
    3の置換もしくは非置換のアルキル基である請求項1に
    記載の皮膚色素沈着症治療剤組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表されるフェノール誘導
    体がヒドロキシプロピオフェノンである請求項2に記載
    の皮膚色素沈着症治療剤組成物。
  4. 【請求項4】 経皮吸収促進剤が、オレイン酸、ラウリ
    ン酸、リノール酸、オレイルアルコールおよびラウリル
    アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種類の
    脂肪酸または脂肪アルコールと、プロピレングリコール
    とからなる請求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載
    の皮膚色素沈着症治療剤組成物。
  5. 【請求項5】 経皮吸収促進剤が脂肪酸または脂肪アル
    コールを1乃至50重量%含む請求項4に記載の皮膚色
    素沈着症治療剤組成物。
  6. 【請求項6】 経皮吸収促進剤がオレイン酸とプロピレ
    ングリコールとからなる請求項4または5に記載の皮膚
    色素沈着症治療剤組成物。
  7. 【請求項7】 一般式(I): 【化2】 [ただし、Rは炭素数1〜5のアルキル基であり、mと
    nとは、それぞれ独立に0または1である(但し、mと
    nの合計は1もしくは2)]で表されるフェノール誘導
    体0.2乃至10重量%、および経皮吸収促進剤を0.
    1乃至10重量%含有する皮膚色素沈着症治療剤組成物
    をシート状基材に塗布もしくは含浸してなるしみ取り用
    貼付シート。
  8. 【請求項8】 一般式(I)においてRが炭素数1〜3
    の置換もしくは非置換のアルキル基である請求項7に記
    載のしみ取り用貼付シート。
  9. 【請求項9】 一般式(I)で表されるフェノール誘導
    体がヒドロキシプロピオフェノンである請求項8に記載
    のしみ取り用貼付シート。
  10. 【請求項10】 経皮吸収促進剤が、オレイン酸、ラウ
    リン酸、リノール酸、オレイルアルコールおよびラウリ
    ルアルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種類
    の脂肪酸または脂肪アルコールと、プロピレングリコー
    ルとからなる請求項7乃至9のうちのいずれかの項に記
    載のしみ取り用貼付シート。
  11. 【請求項11】 経皮吸収促進剤が脂肪酸または脂肪ア
    ルコールを1乃至50%含む請求項10に記載のしみ取
    り用貼付シート。
  12. 【請求項12】 経皮吸収促進剤がオレイン酸とプロピ
    レングリコールとからなる請求項10または11に記載
    のしみ取り用貼付シート。
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