JP2003171238A - 毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪処理方法

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JP2003171238A
JP2003171238A JP2001367141A JP2001367141A JP2003171238A JP 2003171238 A JP2003171238 A JP 2003171238A JP 2001367141 A JP2001367141 A JP 2001367141A JP 2001367141 A JP2001367141 A JP 2001367141A JP 2003171238 A JP2003171238 A JP 2003171238A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 平均粒径0.5〜80μmであり、分子
中に1以上のヒドロキシ基及び1以上のアミド基を有す
る両親媒性脂質を0.01〜30重量%含有する洗い流
し型もしくは洗い流さない型の毛髪化粧料を毛髪へ適用
し、該両親媒性脂質の融点より10℃低い温度以上の熱
を毛髪に加える毛髪処理方法、および毛髪のキューティ
クルを保護するための該毛髪化粧料の使用方法。 【効果】 毛髪のキューティクルが保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両親媒性脂質を配
合した毛髪化粧料を用いて毛髪を処理する方法、および
毛髪のキューティクルを保護するための該毛髪化粧料の
使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪は種々の外的要因(紫外線、乾燥、
洗髪、ブラッシング、熱、化学処理等)により、ダメー
ジを受けている。更に、毛髪の手入れのための日常行為
(洗髪、洗髪後のドライヤー乾燥、ブラッシング等)が
ダメージを進行させ、そのため毛髪は本来の健康を失
い、最終的には枝毛・切れ毛等へ進行してしまう。これ
らの毛髪ダメージを防ぐため、種々の検討がなされてい
る。例えば、ブラッシングの摩擦による影響を低減させ
るため、シリコーン等を含有する毛髪化粧料を用いて滑
り性を向上させる方法、毛髪の構成成分であるアミノ酸
を補う等の方法が用いられてきた。一方、毛髪内部には
セラミドが存在し、毛髪の健康に寄与していることが知
られている。よって、セラミド類又はその類縁体(擬セ
ラミド)が毛髪化粧料に配合され、毛髪ケア効果を期待
した商品が市場に出ている。しかし、このセラミド類又
は類縁体は、一般に高融点で、結晶性が高く、他の化合
物との相溶性が低い等の特徴を有しているため、一般に
は配合量には限界があり、微量のため、その効果を充分
に引き出せるだけの量を配合することが困難である。こ
れに関連して、特開昭64−9913号の毛髪化粧料で
はアミド誘導体を毛髪化粧料中に可溶化もしくは乳化系
で安定させている。この毛髪化粧料を用いて、アミド誘
導体を毛髪へ浸透させ保護効果を高めることを記載して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭64−9913号記載の方法では高度の毛髪保護効
果を得るにはまだ不充分であった。本発明は、効果的に
毛髪に対するダメージを緩和し、キューティクル(表
皮)の剥がれを補修し、枝毛・切れ毛を予防する毛髪ケ
ア方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均粒径0.
5〜80μmであり、分子中に1以上のヒドロキシ基及
び1以上のアミド基を有する両親媒性脂質を0.01〜
30重量%含有する洗い流し型もしくは洗い流さない型
の毛髪化粧料を毛髪へ適用し、該両親媒性脂質の融点よ
り10℃低い温度以上の熱を毛髪に加える毛髪処理方法
である。また本発明は、平均粒径0.5〜80μmであ
り、分子中に1以上のヒドロキシ基及び1以上のアミド
基を有する両親媒性脂質を0.01〜30重量%含有す
る洗い流し型もしくは洗い流さない型の毛髪化粧料を毛
髪へ適用し、該両親媒性脂質の融点より10℃低い温度
以上の熱を毛髪に加える、毛髪のキューティクルを保護
するための該毛髪化粧料の使用方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料を毛髪へ適用
した後、毛髪への付着性を向上させる観点から、該毛髪
化粧料中に含有される両親媒性脂質の融点より10℃低
い温度以上、好ましくは融点より5℃低い温度以上、更
に好ましくは融点以上で、また、毛髪の熱による損傷を
防ぐ観点から好ましくは150℃以下の温度、更に好ま
しくは120℃以下の温度の熱を毛髪に加える。該毛髪
化粧料中に2種以上の両親媒性脂質が含まれる場合、毛
髪への付着性を向上させる観点から、最も融点の高い両
親媒性脂質の融点より10℃低い温度以上、好ましくは
該融点より8℃低い温度以上、更に好ましくは該融点以
上とするのが好ましい。
【0006】本発明に使用される分子中に1以上のヒド
ロキシ基及び1以上のアミド基を有する両親媒性脂質と
は、天然セラミド類、合成セラミド類及び合成等により
得られるそれらの類縁体(擬セラミド)であって室温
(25℃)で固体状のものをいう。これら両親媒性脂質
として、Ceramide H03(登録商標、Sederma)、CeramideI
I(登録商標、Sederma)、Questamide H(登録商標、Ques
t)、Ceramide TIC-001(登録商標、高砂香料)、ソフケ
アセラミド SL-E(登録商標、花王)等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料が両親媒性脂質を分散した形態を有
するため、その安定性、及び熱による融解性を考慮する
と、両親媒性脂質の融点は50〜120℃であるものが
有用である。合成により得られるセラミド類縁体の特に
好ましい例としては、上記ソフケアセラミド SL-Eを含
む次の一般式(1)で表されるアミド誘導体(1)が挙
げられる。 一般式:
【0007】
【化1】
【0008】〔式中、R1及びR2は同一又は異なって、
1以上のヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数7〜
39の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を
示し、R3及びR4は同一又は異なって、水素原子、リン
酸塩残基、硫酸塩残基又は糖残基を示す。ただし、1分
子中に1以上のヒドロキシ基を有する。〕
【0009】一般式(1)において、R1の炭化水素基
としては、炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和もし
くは不飽和の炭化水素基が好ましく、R2の炭化水素基
としては、炭素数10〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和も
しくは不飽和の炭化水素基が好ましく、R3及びR4とし
ては、水素原子が好ましい。上記アミド誘導体(1)の
製造法については特開昭62−228048号公報、特
開昭63−216852号公報等に詳述されている。本
発明の両親媒性脂質は分子中に1以上のヒドロキシ基及
び1以上のアミド基を有するものであれば、1種類もし
くは2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
【0010】本発明の上記両親媒性脂質を平均粒径0.
5〜80μmに整えるために、その両親媒性脂質5〜4
0重量%、界面活性剤2〜55重量%及び水を、両親
媒性脂質の融点以上に加熱し、融解させた後冷却し、両
親媒性脂質を晶析させる方法を用いることが出来る。こ
の方法で得た上記両親媒性脂質の分散液を配合して本発
明の毛髪化粧料を調製することが可能である。この分散
液調製方法を適用する場合は、両親媒性脂質の融点は5
0〜100℃であることが望ましい。ここでいう平均粒
径は、光学顕微鏡を用いて透過光下で写真撮影した後、
写真上で任意に粒子を30個選び、各粒子について、直
線距離で最長の部分を計測した際の算術平均値である。
上記両親媒性脂質を配合した洗い流し型の毛髪化粧料の
場合、洗い流し操作による両親媒性脂質の流出を最小限
に止め、毛髪保護効果を出せる量を毛髪に残留させなけ
ればならない。毛髪への残留量は、両親媒性脂質の粒径
とキューティクル間距離に関係があり、平均粒径が0.
5〜80μm、好ましくは0.5〜50μm、更に好ま
しくは1〜30μmの両親媒性脂質であれば効果的に毛
髪へ残留させることが可能である。
【0011】両親媒性脂質分散液の調製に使用される界
面活性剤としては、一般に化粧品用として用いられるも
の、例えば非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤及
び両性界面活性剤から選ばれる1種以上が挙げられる。
このうち、非イオン界面活性剤としては、アルキルポリ
グリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル若しくはア
ルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
アルキレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル及び脂肪酸アルカノールアミド
等が挙げられる。また、陰イオン界面活性剤としては、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸又はその
塩、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエ
ーテルリン酸塩、アルキルリン酸塩、N−アシルメチル
タウリン塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシア
ルキレンアルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸塩等が挙げ
られる。両性界面活性剤としては、アルキルアミノ酢酸
ベタイン、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミド
プロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン
及びアミドアミノ酸(イミダゾリン系ベタイン)等が挙
げられる。
【0012】上記界面活性剤中でも好ましいものとし
て、非イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル酢酸又はその塩が挙げられる。該非イオン界面
活性剤としては、アルキルポリグリコシド、ポリオキシ
アルキレンアルキル若しくはアルケニルエーテル、ポリ
オキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル及びソルビ
タン脂肪酸エステルから選ばれるものが好ましい。特に
好ましい上記非イオン界面活性剤としては、アルキルポ
リグリコシド、例えばアルキル基の炭素数8〜14で糖
(グルコース)の縮合度1〜2のもの;ポリオキシアル
キレンアルキル若しくはアルケニルエーテル、例えばア
ルキル基若しくはアルケニル基の炭素数が8〜18でエ
チレンオキシドの平均付加モル数が4〜25、好ましく
は4〜15のもの;ポリオキシアルキレンソルビタン脂
肪酸エステル、例えば脂肪酸の炭素数が8〜20でエチ
レンオキシドの平均付加モル数が5〜25のもの;ソル
ビタン脂肪酸エステル、例えば炭素数8〜20の脂肪酸
のモノエステル等、が特に好ましい。また、上記ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル酢酸又はその塩として
は、炭素数8〜20でエチレンオキシド平均付加モル数
が3〜15の酸そのもの若しくはそのアルカリ金属等の
塩が挙げられる。すなわち、該ポリオキシエチレンアル
キルエーテル酢酸は、中和せずそのまま用いてもよい
し、適宜中和して用いてもよい。またカチオン界面活性
剤を更に添加することにより、毛髪への両親媒性脂質の
吸着性を上げることができる。
【0013】両親媒性脂質分散液の調製に使用される界
面活性剤は、いずれかを単独で又は二種以上を組み合わ
せて使用することができ、分散液中に2〜55重量
%、好ましくは5〜40重量%配合される。
【0014】両親媒性脂質分散液中の両親媒性脂質
(a)と界面活性剤(b)の配合比率は、重量比(a)
/(b)が90/10〜25/75、更に80/20〜
30/70、特に70/30〜40/60が好ましい。
尚、この分散液製造方法については特開2000−23
9151号公報または特開2000−122724号公
報に詳しく記載されている。
【0015】また、上記両親媒性脂質の分散液を用いな
くとも、毛髪化粧料中に上記両親媒性脂質を0.01〜
30重量%となるよう配合し、融解、冷却の操作で平均
粒径0.5〜80μmの両親媒性脂質を晶析する方法を
取ることも出来る。この両親媒性脂質を毛髪化粧料中で
晶析する方法を適用する場合、両親媒性脂質の融点は5
0〜100℃であることが望ましい。また、上記両親媒
性脂質を粉砕等の操作で平均粒径0.5〜80μmとな
るよう調整し、これを毛髪化粧料中に0.01〜30重
量%となるよう配合してもよい。
【0016】本発明の洗い流し型の毛髪化粧料として
は、シャンプー、コンディショナー(リンス)、トリー
トメント、パック、パーマ剤、染毛料等が挙げられる。
これら洗い流し型毛髪化粧料中に上記の両親媒性脂質を
0.01〜30重量%、特に0.1〜20重量%含有す
るのが好ましい。この洗い流し型の毛髪化粧料は、一般
に洗い流し型の毛髪化粧料に配合される成分を用いて作
ることが出来る。両親媒性脂質の他に本発明の効果を損
なわない範囲で、化粧品、医薬部外品等に配合される成
分、界面活性剤、油剤、コンディショニング成分、水溶
性高分子、粘度調整剤、溶解助剤、キレート剤、防腐
剤、栄養成分、動植物抽出物、ポリマー微粉体、消炎
剤、抗菌剤、抗フケ剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、pH
調整剤、着色料、香料、染料、浸透促進剤、還元剤、酸
化剤等を適宜配合することが出来る。
【0017】洗い流し型の毛髪化粧料に配合される界面
活性剤としては、陰イオン界面活性剤、両性イオン界面
活性剤、非イオン界面活性剤及び陽イオン界面活性剤が
挙げられる。該陰イオン界面活性剤としては、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル硫酸塩:例えばアルキル
基の炭素数が12〜18でエチレンオキサイド平均付加
モル数が2〜4のもの、アルキル基の炭素数12〜18
のアルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テル酢酸塩、例えばアルキル基の炭素数が12〜18で
エチレンオキサイド平均付加モル数が3〜12のもの;
アシル化アミノ酸塩、例えばアシル基の炭素数が12〜
18で、アラニン、サルコシン、グリシン、グルタミン
酸の誘導体であるもの、アルキルスルホコハク酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルスルホコハク酸塩、アシル基
の炭素数が12〜18のアシル化イセチオン酸塩、アシ
ル基の炭素数が12〜18のN−アシルメチルタウリン
塩、アルキル基の炭素数12〜18のα−スルホ脂肪酸
塩、アルキル基の炭素数12〜18のα−オレフィンス
ルホン酸塩、脂肪酸塩:例えば脂肪酸の炭素数が12〜
18のもの、アルキルリン酸塩:例えばアルキル基の炭
素数が12〜18のもの;ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルリン酸塩:例えばアルキル基の炭素数が12
〜18でエチレンオキサイド平均付加モル数が1〜5の
ものが更に好ましい。塩としては、水溶液となる塩、す
なわちアルカリ金属塩やアルカノールアミン塩が好まし
い。該両性イオン界面活性剤としては、アルキルアミノ
酢酸ベタイン、アルキルアミンオキサイド、アルキルア
ミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタ
イン、アミドアミノ酸系界面活性剤(イミダゾリン系ベ
タイン)が好ましい。該非イオン界面活性剤としては、
アルキルポリグリコシド、脂肪酸アルカノールアミド、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、例えばアルキ
ル基の炭素数が12〜18でエチレンオキサイド平均付
加モル数が2〜30のもの、ショ糖脂肪酸エステル、脂
肪酸グリセリンモノエステルが好ましい。該陽イオン界
面活性剤としては、直鎖又は分岐鎖のモノ−又はジ−長
鎖アルキル第四級アンモニウム塩、アルキル鎖長にエー
テル基、エステル基、アミド基等の官能基を導入した直
鎖又は分岐鎖のモノ−又はジ−長鎖アルキル第四級アン
モニウム塩が好ましい。例えばこの洗い流し型の毛髪化
粧料に用いられる界面活性剤の配合量は、洗浄目的の洗
い流し型毛髪化粧料の5〜95重量%、好ましくは10
〜50重量%、より好ましくは10〜35重量%であ
る。柔軟、コンディショニング目的の洗い流し型毛髪化
粧料においては非イオン界面活性剤もしくは陽イオン界
面活性剤を毛髪化粧料の0.1〜50重量%、好ましく
は0.5〜20重量%の範囲で配合する。
【0018】洗い流し型の毛髪化粧料に配合される界面
活性剤以外の成分として、油剤:例えば高級アルコー
ル、高級3級アミン、高級脂肪酸、エステル油、炭化水
素、シリコーン類等、水溶性高分子:例えばメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニ
ルポリマー、多糖類(キサンタンガム等)等、コンディ
ショニング成分:例えばカチオン化セルロース、カチオ
ン化グアガム、マーコート550(メルク)等、粘度調
整剤や溶解助剤:例えばポリオキシアルキレンソルビタ
ンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、エタ
ノール、グリセリン、ソルビトール等、キレート剤:例
えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類
等、防腐剤:例えばメチルパラベン、ブチルパラベン
等、栄養成分:例えばビタミン類又はその前駆体等、動
植物抽出物又はその誘導体:例えばレシチン、ゼラチン
等、ポリマー微粉体:例えばナイロン、ポリエチレン
等、消炎剤:例えばグリチルリチン酸ジカリウム、アラ
ントイン等、抗菌剤や抗フケ剤:例えば塩化ベンザルコ
ニウム、セチルリン酸ベンザルコニウム(花王,サニゾ
ールP)、トリクロサン、トリクロロカルバン、オクト
ピロックス、ジンクピリチオン等、酸化防止剤:例えば
ジブチルヒドロキシトルエン等、その他の成分を、目的
の洗い流し型毛髪化粧料を得るために適宜適量配合する
ことができる。
【0019】また、本発明の洗い流し型の毛髪化粧料
は、液状、ペースト状、ゲル状、クリーム状、ワックス
状、固形状あるいはエアゾール等任意の剤型にすること
が出来る。また、ミスト状、フォーム状等任意の形態で
も使用することが出来る。
【0020】本発明の洗い流さない型の毛髪化粧料は、
一般にトリートメント剤、スタイリング剤、整髪剤、育
毛剤、養毛剤に分類される化粧料である。これら洗い流
さない型の毛髪化粧料中に上記の両親媒性脂質を0.0
1〜30重量%、特に0.1〜20重量%配合するのが
好ましい。この洗い流さない型の毛髪化粧料は、一般に
洗い流さない型の毛髪化粧料に配合される成分を用いて
作ることが出来る。本発明の両親媒性脂質の他に本発明
の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬部外品、医薬
品等に配合される成分、例えば油剤、界面活性剤、シリ
コーン類、粘度調整剤、薬効成分、pH調整剤、無機塩
類、ゲル化剤、水和剤、感触向上剤、緩和剤、着色料、
保存剤、香料、紫外線吸収剤、栄養成分、浸透促進剤等
を適宜配合することが出来る。
【0021】洗い流さない型の毛髪化粧料に配合される
油剤として、炭化水素類:例えばワセリン、固体状若し
くは液体状パラフィン、クリスタルオイル、セレシン、
オゾケライト、モンタンロウ、スクワラン、スクワレン
等、エステル油:例えばオリーブ油、カルナウバロウ、
ラノリン、ホホバ油、グリセリンモノステアリン酸エス
テル、グリセリンモノオレイン酸エステル、イソプロピ
ルステアリン酸エステル、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール等、高級脂肪酸:例えばステアリン酸、パルミ
チン酸等、高級アルコール:例えばセタノール、ステア
リルアルコール等、高級3級アミン:例えばアルキル鎖
長にエーテル、アミド基等の官能基を導入した直鎖又は
分岐鎖の3級アミンを用いることができる。これらの油
剤を配合する場合には、毛髪化粧料中に、0.01〜5
0重量%配合するのが好ましく、特に0.1〜30重量
%配合するのが好ましい。
【0022】洗い流さない型の毛髪化粧料に配合される
油剤以外の成分として、界面活性剤:例えば非イオン界
面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アル
カノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリ
ン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、アル
キルポリグリセリド等)、陽イオン界面活性剤(直鎖又
は分岐鎖のモノ−又はジ−長鎖アルキル第四級アンモニ
ウム塩、アルキル鎖長にエーテル基、エステル基、アミ
ド基等の官能基を導入した直鎖又は分岐鎖のモノ−又は
ジ−長鎖アルキル第四級アンモニウム塩)、シリコーン
類:例えばメチルポリシロキサン、環状メチルポリシロ
キサン、トリメチルシロキシケイ酸、各種変性シリコー
ン、粘度調整剤:例えばポリビニルアルコール、カルボ
キシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ゼ
ラチン、トラガントガム、キサンタンガム、ヒアルロン
酸、アガロース、アルギン酸ナトリウム、エタノール、
ベンジルアルコール等、薬効成分:例えば抗消炎剤(グ
リチルリチン酸ジカリウム、アラントイン等)、殺菌・
抗フケ剤(塩化ベンザルコニウム、セチルリン酸ベンザ
ルコニウム(花王、サニゾールP)、トリクロサン、ト
リクロロカルバン、オクトピロックス、ジンクピリチオ
ン等)、養毛・育毛成分(ホルモン、動植物抽出物及び
誘導体等)、その他の成分を、目的の洗い流さない型の
毛髪化粧料を得るために適宜適量配合することができ
る。
【0023】また、本発明の洗い流さない型の毛髪化粧
料は、液状、ペースト状、ゲル状、クリーム状、ワック
ス状、固形状あるいはエアゾール等任意の剤型とするこ
とが出来る。これからミスト状、フォーム状等の任意の
形態で使用することも出来る。
【0024】毛髪化粧料の適用後に毛髪に熱を加える器
具として、ヘアドライヤー、ヘアアイロン、ヘアカーラ
ー、ヘアスチーマー、遠赤外線ヒーター、遠赤外線ドラ
イヤー等、家庭用あるいは理美容業務用器具を用いるこ
とが可能である。これらの毛髪へ熱を加える器具として
は150℃程度の熱を加えられる能力であれば十分であ
る。この器具を用いて、毛髪が熱変性を起こさない程度
に加熱時間、熱源からの距離等を調整しながら、両親媒
性脂質の融点より10℃低い温度以上〜150℃、好ま
しくは両親媒性脂質の融点より10℃低い温度〜120
℃となるよう毛髪へ熱を加える。
【0025】これらの器具を用いることなく本発明の毛
髪化粧料を毛髪へ適用後、毛髪の乾燥、スタイリング等
を行うことは可能であり、また、その毛髪へのダメージ
緩和効果も認められる。しかし、より一層のキューティ
クル保護による毛髪ケア効果を得るには上記に列挙した
器具を用いて熱を加える必要がある。具体的には、毛髪
化粧料を毛髪へ適用後、手櫛、櫛、ブラシ等を用いなが
ら熱源となる器具、例えばドライヤー、ヒーター、スチ
ーマー等を近づけて使用し、乾燥またはブロー仕上げを
行う方法である。また、毛髪化粧料を毛髪へ適用後、毛
髪への癖付けを行うためのカーラー、ブラシ、櫛等の道
具で髪型を整えながら熱源となる器具、例えばドライヤ
ー、ヒーター、スチーマー等を近づけて使用する方法で
ある。毛髪化粧料を毛髪へ適用後、毛髪への癖付けを行
うために毛髪へ直接熱を加えることが出来る器具、例え
ば電気カーラー、ヘアアイロン、電気こて等を直接毛髪
へあてる方法である。更には、櫛、ブラシ等を使用し毛
髪を整えながら熱を毛髪に加えると、より効果的に両親
媒性脂質が毛髪をコーティングすることができる。
【0026】毛髪へ両親媒性脂質を接触させる方法とし
て、予め両親媒性脂質分散液を配合した毛髪化粧料を使
用する方法、毛髪へ施す直前に毛髪化粧料を両親媒性脂
質分散液またはその希釈液と混合する方法、直接毛髪へ
両親媒性脂質分散液またはその希釈液を塗布する方法等
が挙げられる。また、上記の両親媒性脂質分散液もしく
はその希釈液またはそれらを配合した毛髪化粧料を他の
毛髪化粧料の使用前後に使用することも可能である。
【0027】
【実施例】調製例1(分散液の調製) 両親媒性脂質〔一般式(1)においてR1=C15H31,R2=C16
H33,R3=H,R4=Hで融点74〜76℃のもの〕15重量
部、マイドール10〔有効分40重量%,デシルグルコ
シド(縮合度1〜1.35);花王〕25重量部及び水
60重量部を80〜85℃に昇温した後、攪拌しながら
冷却して両親媒性脂質を晶析させ、更に攪拌しながら室
温まで冷却し、両親媒性脂質分散液を調製した。得られ
た分散液はパール様外観を有しており、この分散液中の
両親媒性脂質の粒子は、平均粒径15.1μmの針状結
晶であった。
【0028】調製例2、3(分散液の調製) 調製例1と同様にして、表1に示す両親媒性脂質分散液
を調製し、目的とするパール状の分散液を得た。
【0029】
【表1】
【0030】調製例4〜5、比較調製例1(シャンプー
の調製) 表2に示すシャンプーを調製した。 調製方法: 調製例4、5:調製例1以外の原料を70℃で混合し、
均一溶解確認後、冷却する。40℃で調製例1の原料を
添加し、均一分散後、室温まで冷却し、操作を終了す
る。 比較調製例1:式(1)の化合物を含む全ての原料を7
0℃で混合し、均一溶解確認後、室温まで冷却し、操作
を終了する。
【0031】
【表2】
【0032】調製例6〜9、比較調製例2〜3(シャン
プー、コンディショナーの調製) 市販のシャンプーD(主成分:ポリオキシエチレン
(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸
アミドプロピルベタイン)、コンディショナーDT(主
成分:塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、ステア
リルアルコール)をビーカーに取り、全体の5%となる
よう調製例1〜3の両親媒性脂質分散液を40℃にて添
加し、均一混合した。
【0033】
【表3】
【0034】調製例10、比較調製例4(ジェルタイプ
ヘアスタイリング剤の調製) 下記表のジェルタイプヘアスタイリング剤を調製した。
【0035】
【表4】
【0036】調製例11、比較調製例5(洗い流さない
型のヘアトリートメントの調製) 表5に示す洗い流さない型のヘアトリートメントを調製
した。 調製方法: 調製例11:調製例1の分散液と水以外の原料を50℃
で均一混合する。撹拌しながら水を徐々に加え、水を加
えた後40℃で調製例1の分散液を徐々に加えながら均
一混合し、室温まで冷却し終了とする。 比較調製例5:水以外の原料を50℃で均一混合する。
撹拌しながら水を徐々に加え、室温まで冷却し終了とす
る。
【0037】
【表5】
【0038】実施例1〜2、比較例1〜2(両親媒性脂
質の毛髪への収着) 20代女性の化学的未処理毛でトレスを作った。このト
レスに調製直後の調製例4、5のシャンプーを一定量用
い、洗髪、すすぎをした後、櫛通しを行いながらドライ
ヤー乾燥、ブローを行った。この時、ドライヤー温度
は、吹き出し口平均温度:105℃、吹き出し口から1
0cm離れた位置の平均温度:95℃に設定し、吹き出し
口から10cm離れた位置でトレスにあてた。この処理ト
レスをメタノールに浸し、40℃、30分間抽出した。
その後、抽出液を濃縮し、HPLCに供し、毛髪へ収着
した両親媒性脂質量を定量した。比較のため、調製直後
の比較調製例1のシャンプーで同様に洗髪、すすぎを行
い、ドライヤー乾燥、ブローを行ったもの、調製直後の
調製例5のシャンプーで洗髪、すすぎを行った後、自然
乾燥し、その後の櫛通しを行ったものについても、両親
媒性脂質の収着量を定量した。結果を表6に示す。
【0039】
【表6】
【0040】調製例1の分散液を配合したシャンプーを
施すと、両親媒性脂質が毛髪へ効果的に収着することが
示された。毛髪化粧料を施した後、ドライヤーの熱を加
えると、一度毛髪へ収着した両親媒性脂質の脱落が抑え
られることが示された。
【0041】実施例3、比較例3(摩擦ダメージからの
保護) 20代女性の化学的未処理毛髪をパーマ液浸透後、ブラ
ッシング処理し、損傷毛トレスを作った。損傷毛トレス
に調製例6及び7のシャンプー及びコンディショナーそ
れぞれを一定量用いて、洗髪、すすぎ、コンディショニ
ング処理を行い、ドライヤー乾燥、及びブローを行っ
た。この時、ドライヤー温度は、吹き出し口で平均10
5℃、吹き出し口から10cm離れた位置で平均95℃に
設定し、吹き出し口から10cm離れた位置で毛髪にあて
た。このトレスを枝毛発生装置(117r/minのブラッ
シング)に75分間かけ、枝毛及び切れ毛の本数をトレ
スの総本数に対する割合(%)で示した。比較のため、
比較調製例2及び3のシャンプー及びコンディショナー
を施した損傷毛トレスについて同様に試験をした。結果
を表7に示す。
【0042】
【表7】
【0043】この結果から、調製例1の分散液配合毛髪
化粧料処理後、熱を加えることにより枝毛・切れ毛発生
率が押さえられ、摩擦ダメージから毛髪を保護出来るこ
とがわかった。
【0044】実施例4〜7、比較例4〜7(官能評価) 20代女性同一人の化学的未処理毛髪で作ったトレスを
2本用意し、1つには両親媒性脂質配合の毛髪化粧料を
施し、ドライヤー乾燥、ブロー後のトレスを専門パネラ
ー9名により下記の各表に示した項目について評価し
た。比較のため、両親媒性脂質を配合しない毛髪化粧料
を施したもう1本のトレスについても同様に評価を行っ
た。評価基準は以下の通りである: 3:「良い」が7人以上/9人中 2:「良い」が3〜6人以上/9人中 1:「良い」が2人以した/9人中 結果を表8〜11に示す。
【0045】
【表8】
【0046】
【表9】
【0047】
【表10】
【0048】
【表11】
【0049】調製例1〜3の分散液配合毛髪化粧料で処
理し、その後ドライヤーの熱を加え乾燥、ブローを行う
と、毛髪の滑り性、やわらかさ、まとまり、つや、スタ
イルのつけ易さ、しっとり感について効果感が高いこと
が示された。
【0050】実施例8、比較例8(ダイナミックコーミ
ングフォース評価) 20代女性の化学的未処理毛髪で作ったトレスに、調製
例6と調製例7のシャンプー及びコンディショナーを施
し、シャンプー、すすぎ、コンディショナー、タオルド
ライ、ドライヤーブロー乾燥時のそれぞれのコーミング
フォースをダイナミックコーミングフォース法(鈴木
ら;毛髪のくし通り力に関する動的、質的評価J. Soc.
Cosmet. Chem. Japan. Vol. 27, No.1, P11-13 1993)
を用いて測定した。この時、ドライヤー温度は、吹き出
し口で平均105℃、吹き出し口から10cm離れた位置
で平均95℃に設定し、吹き出し口から10cm離れた位
置で毛髪にあてた(実施例8)。比較のため、シャンプー
及びコンディショナーとして比較調製例1及び2を用い
て同様に測定した(比較例8)。結果を図1に示す。す
すぎ時とドライヤーでの完全乾燥後に、調製例1の分散
液を配合したシャンプー、コンディショナーで処理し、
ドライヤーの熱を加えた毛髪の抵抗力が小さいことが示
された。特に、毛髪の完全乾燥後にはドライヤーによる
両親媒性脂質の融解、再結晶で毛髪表面のキューティク
ルのめくれが接着され(SEMにて確認、図2参照)、
これによって滑り性が向上した(図1参照)と考えられ
る(ヒートケア効果)。
【0051】実施例9、比較例9 調製例11及び比較調製例5の洗い流さない型のヘアト
リートメントを専門パネラー2名(頭髪の長さ:セミロ
ング1名、ショート1名)により下記の表に示した項目
について評価した。評価方法:市販のシャンプー、コン
ディショナーを施し、タオルドライ後の頭髪に調製例1
1又は比較調製例5の洗い流さない型のヘアトリートメ
ントを適量つけ、全体にむらなくなじませる。その後、
ヘアドライヤーを用いてヘアブラシで整えながら頭髪の
乾燥、スタイリングを行った。ヘアドライヤーの温度は
吹き出し口で平均105℃に設定したものを使用した。
評価結果を表12に示す。評価基準 4:よい 3:ややよい 2:ややよくない 1:よくない 2人の平均を表す。
【0052】
【表12】
【0053】表12から、両親媒性脂質配合の毛髪化粧
料を施し、その後、ドライヤーの熱を加えると、髪のま
とまりが良く、滑らかな仕上がりを持つことが専門パネ
ラー2名のいずれにも確認され、両親媒性脂質の効果が
確認できることが分かった。
【0054】
【発明の効果】両親媒性脂質を結晶として分散させた毛
髪化粧料を毛髪へ適用後、両親媒性脂質の融点より10
℃低い温度以上の熱を毛髪に加えることで、両親媒性脂
質を融解し、その後の自然冷却による再結晶化させる。
これにより、キューティクルをコーティングし、キュー
ティクルのリフトアップ防止、キューティクルのリフト
アップ補修が行われる。結果として、毛髪保護効果が発
現される。この両親媒性脂質を配合することによって、
毛髪化粧料本来の特性は損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例8及び比較例8のダイナミックコーミン
グフォース抵抗力トレンドの測定チャートである。
【図2】実施例8及び比較例8におけるドライヤー乾燥
後の毛髪表面のSEM写真である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB032 AC102 AC122 AC172 AC182 AC612 AC642 AC692 AC712 AC782 AD042 AD132 AD392 BB07 CC33 CC38 EE28 EE29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径0.5〜80μmであり、分子
    中に1以上のヒドロキシ基及び1以上のアミド基を有す
    る両親媒性脂質を0.01〜30重量%含有する洗い流
    し型もしくは洗い流さない型の毛髪化粧料を毛髪へ適用
    し、該両親媒性脂質の融点より10℃低い温度以上の熱
    を毛髪に加える毛髪処理方法。
  2. 【請求項2】 上記両親媒性脂質が融点50〜120℃
    である、請求項1記載の毛髪処理方法。
  3. 【請求項3】 上記両親媒性脂質がセラミド類縁体であ
    る請求項1または2記載の毛髪処理方法。
  4. 【請求項4】 平均粒径0.5〜80μmであり、分子
    中に1以上のヒドロキシ基及び1以上のアミド基を有す
    る両親媒性脂質を0.01〜30重量%含有する洗い流
    し型もしくは洗い流さない型の毛髪化粧料を毛髪へ適用
    し、該両親媒性脂質の融点より10℃低い温度以上の熱
    を毛髪に加える、毛髪のキューティクルを保護するため
    の該毛髪化粧料の使用方法。
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