JP2003171068A - 紙葉類集積繰出方法とその装置、及び回転部材 - Google Patents
紙葉類集積繰出方法とその装置、及び回転部材Info
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、構造を単純化してコストを減少
し、小型コンパクトにできてロスタイムを削減する紙葉
類集積繰出方法とその装置、及び回転部材を提案し、設
計・製造期間の短縮、装置購入者の経費負担の削減、装
置利用者の利便性向上に貢献することを目的とする。 【解決手段】搬送された紙葉類を集積部に落下させて集
積させる集積処理と、該集積した紙葉類を繰り出す繰出
処理とを設定した紙葉類集積繰出装置に対し、畳んだ状
態から略放射状に広がり得る１以上の辺を有する回転部
材を前記集積部近傍に設けた。
し、小型コンパクトにできてロスタイムを削減する紙葉
類集積繰出方法とその装置、及び回転部材を提案し、設
計・製造期間の短縮、装置購入者の経費負担の削減、装
置利用者の利便性向上に貢献することを目的とする。 【解決手段】搬送された紙葉類を集積部に落下させて集
積させる集積処理と、該集積した紙葉類を繰り出す繰出
処理とを設定した紙葉類集積繰出装置に対し、畳んだ状
態から略放射状に広がり得る１以上の辺を有する回転部
材を前記集積部近傍に設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば入金処理
（集積処理）で紙幣を集積部に集積し、出金処理（繰出
処理）で紙幣を集積部から繰り出すような、紙葉類に対
して集積処理及び繰出処理を行う紙葉類集積繰出方法と
その装置、及び回転部材に関する。
（集積処理）で紙幣を集積部に集積し、出金処理（繰出
処理）で紙幣を集積部から繰り出すような、紙葉類に対
して集積処理及び繰出処理を行う紙葉類集積繰出方法と
その装置、及び回転部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばＡＴＭで必要な紙幣を集
積、繰り出しする紙幣集積繰出装置として、紙幣を搬送
して集積部に放出する搬送口近傍に羽根車を備え、該羽
根車の位置が集積処理時と繰出処理時で上下動するよう
な紙幣集積繰出装置１’が存在しており、該紙幣集積繰
出装置１’の構造と動作について、図１，２に示す右側
面断面図と共に簡単に説明する。
積、繰り出しする紙幣集積繰出装置として、紙幣を搬送
して集積部に放出する搬送口近傍に羽根車を備え、該羽
根車の位置が集積処理時と繰出処理時で上下動するよう
な紙幣集積繰出装置１’が存在しており、該紙幣集積繰
出装置１’の構造と動作について、図１，２に示す右側
面断面図と共に簡単に説明する。
【０００３】この紙幣集積繰出装置１’は、紙幣投入口
５５から紙幣２が適宜の搬送手段によって搬入されると
搬送路５１内を搬送して集積空間３に放出して集積する
動作と、該集積した紙幣２を逆に前記搬送路５１を搬送
して紙幣繰出口５４から繰り出す動作を実行する。
５５から紙幣２が適宜の搬送手段によって搬入されると
搬送路５１内を搬送して集積空間３に放出して集積する
動作と、該集積した紙幣２を逆に前記搬送路５１を搬送
して紙幣繰出口５４から繰り出す動作を実行する。
【０００４】紙幣集積繰出装置１’が紙幣２を集積する
集積動作時は、図１に示すように、アーム７１はローラ
７１ｂがフィードローラ３１と接触する状態になるよう
制御され、ピックアップ回転体６１は集積空間３に割り
込まない状態になるよう制御されている。
集積動作時は、図１に示すように、アーム７１はローラ
７１ｂがフィードローラ３１と接触する状態になるよう
制御され、ピックアップ回転体６１は集積空間３に割り
込まない状態になるよう制御されている。
【０００５】紙幣集積繰出装置１’は、フィードローラ
３１を反時計回りに回転させ、その回転力で紙幣投入口
５５から搬入された紙幣２が搬送路５１を搬送される。
搬送された紙幣２は集積空間３に放出され、前記アーム
７１の羽７１ａで叩き落とされ、昇降板１１の上に平積
みされていく。
３１を反時計回りに回転させ、その回転力で紙幣投入口
５５から搬入された紙幣２が搬送路５１を搬送される。
搬送された紙幣２は集積空間３に放出され、前記アーム
７１の羽７１ａで叩き落とされ、昇降板１１の上に平積
みされていく。
【０００６】紙幣集積繰出装置１’が紙幣２を繰り出す
繰出動作時は、図２に示すようにアーム７１は、ローラ
７１ｂがフィードローラ３１から離間し羽７１ａが搬送
路５１から離間するように制御されて下方に遥動し、ピ
ックアップ回転体６１は集積空間３に突き出すように制
御されて下方に遥動した状態になる。
繰出動作時は、図２に示すようにアーム７１は、ローラ
７１ｂがフィードローラ３１から離間し羽７１ａが搬送
路５１から離間するように制御されて下方に遥動し、ピ
ックアップ回転体６１は集積空間３に突き出すように制
御されて下方に遥動した状態になる。
【０００７】紙幣集積繰出装置１’は、ピックアップ回
転体６１を時計回りに回転させて紙幣２を搬送路５１に
繰り出し、該紙幣２は時計回りに回転するフィードロー
ラ３１で紙幣繰出口５４から上方へ繰り出される。
転体６１を時計回りに回転させて紙幣２を搬送路５１に
繰り出し、該紙幣２は時計回りに回転するフィードロー
ラ３１で紙幣繰出口５４から上方へ繰り出される。
【０００８】以上のようにして、従来の紙幣集積繰出装
置１’は、アーム７１を遥動することで、集積時には紙
幣２を羽７１ａで叩き落とし、繰出時には紙幣２の繰り
出しを羽７１ａが妨げないように退避していた。
置１’は、アーム７１を遥動することで、集積時には紙
幣２を羽７１ａで叩き落とし、繰出時には紙幣２の繰り
出しを羽７１ａが妨げないように退避していた。
【０００９】しかしこの方法では、繰出動作時にアーム
７１を退避させる空間が必要であった。また、アーム７
１の遥動には時間を要し、さらにその遥動の成否をセン
サによって検知して、正常な位置に移動してなければリ
トライするといった制御も行われていた。
７１を退避させる空間が必要であった。また、アーム７
１の遥動には時間を要し、さらにその遥動の成否をセン
サによって検知して、正常な位置に移動してなければリ
トライするといった制御も行われていた。
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
紙幣集積繰出装置１’では、紙幣２の集積時に次の紙幣
２が衝突しないように羽根車（羽７１ａ）が回転可能で
かつ移動可能にする必要があり、その構造は複雑で部品
点数も多く、ＡＴＭのコスト増加の原因となっていた。
また、羽根車を移動させるため、移動用の空間を確保す
る必要があり、さらには、羽根車の移動には物理的に移
動時間が必要であり、ロスタイムが発生していた。この
発明は、構造を単純化してコストを減少し、小型コンパ
クトにできてロスタイムを削減する紙葉類集積繰出方法
とその装置、及び回転部材を提案し、設計・製造期間の
短縮、装置購入者の経費負担の削減、装置利用者の利便
性向上に貢献することを目的とする。
紙幣集積繰出装置１’では、紙幣２の集積時に次の紙幣
２が衝突しないように羽根車（羽７１ａ）が回転可能で
かつ移動可能にする必要があり、その構造は複雑で部品
点数も多く、ＡＴＭのコスト増加の原因となっていた。
また、羽根車を移動させるため、移動用の空間を確保す
る必要があり、さらには、羽根車の移動には物理的に移
動時間が必要であり、ロスタイムが発生していた。この
発明は、構造を単純化してコストを減少し、小型コンパ
クトにできてロスタイムを削減する紙葉類集積繰出方法
とその装置、及び回転部材を提案し、設計・製造期間の
短縮、装置購入者の経費負担の削減、装置利用者の利便
性向上に貢献することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送された
紙葉類を集積部に落下させて集積させる集積処理と、該
集積した紙葉類を繰り出す繰出処理とを行う紙葉類集積
繰出方法であって、前記集積処理で、畳んだ状態から略
放射状に広がり得る１以上の辺を有する回転部材を回転
させて、広げた前記辺で紙葉類を叩き落とし、前記繰出
処理で、紙葉類の繰り出しを許容すべく前記辺を畳む紙
葉類集積繰出方法であることを特徴とする。
紙葉類を集積部に落下させて集積させる集積処理と、該
集積した紙葉類を繰り出す繰出処理とを行う紙葉類集積
繰出方法であって、前記集積処理で、畳んだ状態から略
放射状に広がり得る１以上の辺を有する回転部材を回転
させて、広げた前記辺で紙葉類を叩き落とし、前記繰出
処理で、紙葉類の繰り出しを許容すべく前記辺を畳む紙
葉類集積繰出方法であることを特徴とする。
【００１１】前記紙葉類は、紙幣、カード、紙、印刷さ
れた紙であることを含む。前記辺は、羽根状、板状、棒
状、又は針状に形成した部材であることを含む。
れた紙であることを含む。前記辺は、羽根状、板状、棒
状、又は針状に形成した部材であることを含む。
【００１２】前記回転部材は、ゴム材、金属部材等の変
形可能で弾性のある部材で形成し、回転の遠心力で辺を
広げ、非回転時にはその材料自体の弾性で辺を畳む構造
であること、あるいは、辺を軸心近傍で枢着し、回転時
はその遠心力で辺を略放射状に広げ、非回転時は重力に
よって垂れ下がるように畳まれる構造であること、さら
には、辺を押し広げる部材及び／又は辺を畳ませる部材
によって辺の状態を制御する構造であることを含む。ま
た、常態が辺を広げた状態で必要なときに畳むように制
御する構成、前記辺自体が伸縮する構成、前記辺自体を
回転部材として軸心に装着して機能する構成であること
も含む。前記紙葉類の繰り出しの許容は、繰り出される
紙葉類に畳んだ辺が非接触となる状態であることを含
む。
形可能で弾性のある部材で形成し、回転の遠心力で辺を
広げ、非回転時にはその材料自体の弾性で辺を畳む構造
であること、あるいは、辺を軸心近傍で枢着し、回転時
はその遠心力で辺を略放射状に広げ、非回転時は重力に
よって垂れ下がるように畳まれる構造であること、さら
には、辺を押し広げる部材及び／又は辺を畳ませる部材
によって辺の状態を制御する構造であることを含む。ま
た、常態が辺を広げた状態で必要なときに畳むように制
御する構成、前記辺自体が伸縮する構成、前記辺自体を
回転部材として軸心に装着して機能する構成であること
も含む。前記紙葉類の繰り出しの許容は、繰り出される
紙葉類に畳んだ辺が非接触となる状態であることを含
む。
【００１３】これにより、集積部に集積する紙葉類を回
転部材の辺で叩き落としてその処理速度を促進し、繰出
し時には前記辺を畳んで繰り出しを妨げない動作が簡単
な構造で実現でき、各処理の切替えを短時間で実行する
ことができる。
転部材の辺で叩き落としてその処理速度を促進し、繰出
し時には前記辺を畳んで繰り出しを妨げない動作が簡単
な構造で実現でき、各処理の切替えを短時間で実行する
ことができる。
【００１４】またこの発明は、搬送された紙葉類を集積
部に落下させて集積させる集積処理と、該集積した紙葉
類を繰り出す繰出処理とを設定した紙葉類集積繰出装置
であって、畳んだ状態から略放射状に広がり得る１以上
の辺を有する回転部材を前記集積部近傍に設けた紙葉類
集積繰出装置とすることができる。
部に落下させて集積させる集積処理と、該集積した紙葉
類を繰り出す繰出処理とを設定した紙葉類集積繰出装置
であって、畳んだ状態から略放射状に広がり得る１以上
の辺を有する回転部材を前記集積部近傍に設けた紙葉類
集積繰出装置とすることができる。
【００１５】これにより、紙葉類の集積処理と繰出処理
の処理速度、及び各処理の切替え速度を高速にし、簡易
な構造で動作の信頼性を向上してかつコストダウンした
紙葉類集積繰出装置を得ることができる。また、繰出処
理時には回転部材を移動させるのではなく畳むため、退
避空間が不要となって小型でかつコンパクトにすること
ができる。
の処理速度、及び各処理の切替え速度を高速にし、簡易
な構造で動作の信頼性を向上してかつコストダウンした
紙葉類集積繰出装置を得ることができる。また、繰出処
理時には回転部材を移動させるのではなく畳むため、退
避空間が不要となって小型でかつコンパクトにすること
ができる。
【００１６】好ましい実施の形態として、前記紙葉類集
積繰出装置に、前記回転部材を回転させる駆動部と、該
駆動部による前記回転部材の回転を１方向のみ許容する
連動部を備えることができる。前記連動部は、一方向ク
ラッチ等の連動部で構成することができる。前記構成に
より、回転部材を１方向にのみ回転させることが可能に
なり、駆動部の回転が逆回転になった場合に回転部材を
非回転にすることもできる。
積繰出装置に、前記回転部材を回転させる駆動部と、該
駆動部による前記回転部材の回転を１方向のみ許容する
連動部を備えることができる。前記連動部は、一方向ク
ラッチ等の連動部で構成することができる。前記構成に
より、回転部材を１方向にのみ回転させることが可能に
なり、駆動部の回転が逆回転になった場合に回転部材を
非回転にすることもできる。
【００１７】またこの発明は、前記紙葉類集積繰出方法
又は紙葉類集積繰出装置に使用する回転部材とすること
ができる。これにより、既存の紙葉類集積繰出装置に対
してわずかな設計変更を行う、若しくは設計変更を行わ
ずに、回転部材を使用して集積処理と繰出処理の処理速
度、及び各処理の切替え速度を高速にすることができ
る。
又は紙葉類集積繰出装置に使用する回転部材とすること
ができる。これにより、既存の紙葉類集積繰出装置に対
してわずかな設計変更を行う、若しくは設計変更を行わ
ずに、回転部材を使用して集積処理と繰出処理の処理速
度、及び各処理の切替え速度を高速にすることができ
る。
【００１８】好ましい実施の形態として、前記辺を、適
度な遠心力で略放射状に広がる弾性体で形成することが
できる。これにより、簡易構造でかつ機能性の高い回転
部材を得ることができる。
度な遠心力で略放射状に広がる弾性体で形成することが
できる。これにより、簡易構造でかつ機能性の高い回転
部材を得ることができる。
【００１９】
【発明の効果】この発明により、メーカは紙葉類集積繰
出装置の部品点数を減少して設計、製造時間を短縮する
ことができ、十分なコストダウンを図ることができる。
出装置の部品点数を減少して設計、製造時間を短縮する
ことができ、十分なコストダウンを図ることができる。
【００２０】紙葉類集積繰出装置の購入者は、処理速度
が向上してかつ低価格な紙葉類集積繰出装置を得ること
ができ、経費負担を削減することができる。
が向上してかつ低価格な紙葉類集積繰出装置を得ること
ができ、経費負担を削減することができる。
【００２１】紙葉類集積繰出装置の利用者は、処理速度
の向上によってストレスを感じることなく利用すること
ができる。
の向上によってストレスを感じることなく利用すること
ができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図３以降
の図面と共に説明する。まず、図３，４と共に、紙幣集
積繰出装置１の外観と構造について説明する。図３は紙
幣集積繰出装置１の斜視図を示しており、該紙幣集積繰
出装置１は外形をボックス状に形成し、内部に紙幣を水
平横に整列して積み重ねる集積空間３を有し、該集積空
間３の底部に紙幣大の昇降板１１を備えている。
の図面と共に説明する。まず、図３，４と共に、紙幣集
積繰出装置１の外観と構造について説明する。図３は紙
幣集積繰出装置１の斜視図を示しており、該紙幣集積繰
出装置１は外形をボックス状に形成し、内部に紙幣を水
平横に整列して積み重ねる集積空間３を有し、該集積空
間３の底部に紙幣大の昇降板１１を備えている。
【００２３】前記昇降板１１は、水平状態での上下動が
可能なようにガイドされており、固着部１２で固定され
た昇降ベルト１３が、正逆転モータ（パルスモータ）１
４の回転力で正逆に回転することで、上下動が制御され
る。
可能なようにガイドされており、固着部１２で固定され
た昇降ベルト１３が、正逆転モータ（パルスモータ）１
４の回転力で正逆に回転することで、上下動が制御され
る。
【００２４】紙幣集積繰出装置１の上部には、紙幣を上
方及び後方に搬送する円柱形のフィードローラ３１，３
１を固着したフィード軸３２が横方向に架設されて軸受
されている。
方及び後方に搬送する円柱形のフィードローラ３１，３
１を固着したフィード軸３２が横方向に架設されて軸受
されている。
【００２５】前記フィード軸３２の右端には、歯車３４
が固着されており、歯車４３及び正逆転モータ４１に固
着した歯車４２を介して、正逆転モータ４１の回転力を
駆動力として得る。
が固着されており、歯車４３及び正逆転モータ４１に固
着した歯車４２を介して、正逆転モータ４１の回転力を
駆動力として得る。
【００２６】前記フィード軸３２の左端には、歯車３３
が固着されており、前記フィード軸３２の手前下に配設
して軸受した羽根車軸２２に歯車２４を介して動力を伝
達する。
が固着されており、前記フィード軸３２の手前下に配設
して軸受した羽根車軸２２に歯車２４を介して動力を伝
達する。
【００２７】前記歯車２４は、前記羽根車軸２２の左端
に備えられており、歯車２４に内蔵して紙幣を集積する
集積動作時に回転力を伝達するワンウェイクラッチ２３
（図示省略）によって、集積動作時（正回転時）には羽
根車軸２２を正回転させ、紙幣を繰り出す繰出動作時
（逆回転時）には羽根車軸２２を前記正逆転モータ４１
の駆動力で逆回転させないように構成されている。
に備えられており、歯車２４に内蔵して紙幣を集積する
集積動作時に回転力を伝達するワンウェイクラッチ２３
（図示省略）によって、集積動作時（正回転時）には羽
根車軸２２を正回転させ、紙幣を繰り出す繰出動作時
（逆回転時）には羽根車軸２２を前記正逆転モータ４１
の駆動力で逆回転させないように構成されている。
【００２８】前記歯車２４の右横には繰出動作時に回転
を防止するもうひとつのワンウェイクラッチ２３が備え
られており、集積動作時（正回転時）には羽根車軸２２
の正回転を許容し、繰出動作時（逆回転時）には羽根車
軸２２を後述のフィードローラ３１の影響で回転させな
いよう固定するように構成されている。これら２つのワ
ンウェイクラッチ２３により、集積動作時に前記羽根車
軸２２が必ず正回転し、繰出動作時には非回転となって
前記羽根車軸２２が固定するように構成されている。
を防止するもうひとつのワンウェイクラッチ２３が備え
られており、集積動作時（正回転時）には羽根車軸２２
の正回転を許容し、繰出動作時（逆回転時）には羽根車
軸２２を後述のフィードローラ３１の影響で回転させな
いよう固定するように構成されている。これら２つのワ
ンウェイクラッチ２３により、集積動作時に前記羽根車
軸２２が必ず正回転し、繰出動作時には非回転となって
前記羽根車軸２２が固定するように構成されている。
【００２９】前記羽根車軸２２には、該羽根車軸２２の
回転と関係なくフィードローラ３１に合わせて自由に回
転するゲートローラ２５，２５を、前記フィードローラ
３１と対向して備え、その外側には、集積時に紙幣を叩
き落とすため遠心力の利用で羽根を広げる構成を有した
羽根車である遠心力羽根車２１，２１を備える。
回転と関係なくフィードローラ３１に合わせて自由に回
転するゲートローラ２５，２５を、前記フィードローラ
３１と対向して備え、その外側には、集積時に紙幣を叩
き落とすため遠心力の利用で羽根を広げる構成を有した
羽根車である遠心力羽根車２１，２１を備える。
【００３０】前記遠心力羽根車２１は、後述するように
集積動作時には回転による遠心力で羽２１ａが広がり、
繰出動作時には非回転のため羽２１ａが収縮した形態に
畳まれるように適宜のゴム材で形成されている。
集積動作時には回転による遠心力で羽２１ａが広がり、
繰出動作時には非回転のため羽２１ａが収縮した形態に
畳まれるように適宜のゴム材で形成されている。
【００３１】前記羽根車軸２２の右端は、集積空間３の
外側で位置決め板４４に軸受されており、同様に該位置
決め板４４に軸受されているフィード軸３２と共に、右
端を位置決めされている。
外側で位置決め板４４に軸受されており、同様に該位置
決め板４４に軸受されているフィード軸３２と共に、右
端を位置決めされている。
【００３２】図４の右側面断面図に示すように、フィー
ドローラ３１の後方には、プーリ６３，６４にベルト６
２を張架したピックアップ回転体６１が備えられてお
り、該ピックアップ回転体６１は、集積動作時と繰出動
作時で、奥側のプーリ６４を中心に上下遥動し、繰出時
には集積された紙幣２と接触してこれを繰出方向に創出
するように適宜の駆動手段で駆動されるように構成され
ている。
ドローラ３１の後方には、プーリ６３，６４にベルト６
２を張架したピックアップ回転体６１が備えられてお
り、該ピックアップ回転体６１は、集積動作時と繰出動
作時で、奥側のプーリ６４を中心に上下遥動し、繰出時
には集積された紙幣２と接触してこれを繰出方向に創出
するように適宜の駆動手段で駆動されるように構成され
ている。
【００３３】紙幣を搬送する搬送路５１は、フィードロ
ーラ３１の外周よりわずかに内側の位置で上、手前、下
をガイドしてそのまま後方へ水平に伸びるガイド板５３
と、紙幣集積繰出装置１の上端手前の紙幣繰出口５４か
ら真下に伸びて一部フィードローラ３１の外周に沿って
湾曲した後再度真下に伸びるガイド板５２によって形成
されている。
ーラ３１の外周よりわずかに内側の位置で上、手前、下
をガイドしてそのまま後方へ水平に伸びるガイド板５３
と、紙幣集積繰出装置１の上端手前の紙幣繰出口５４か
ら真下に伸びて一部フィードローラ３１の外周に沿って
湾曲した後再度真下に伸びるガイド板５２によって形成
されている。
【００３４】前記紙幣繰出口５４の少し後方には紙幣投
入口５５を備えており、該紙幣投入口５５及び紙幣繰出
口５４は内部で統合されて前記搬送路５１につながって
いる。
入口５５を備えており、該紙幣投入口５５及び紙幣繰出
口５４は内部で統合されて前記搬送路５１につながって
いる。
【００３５】以上の構成及び構造により、集積時には紙
幣投入口５５から搬入された紙幣２が、フィードローラ
３１の搬送力を受けて搬送路５１内を搬送され、集積空
間３に放出されて昇降板１１の上に集積され、繰出時に
はピックアップ回転体６１でピックアップされた紙幣２
が、フィードローラ３１の搬送力とゲートローラ２５の
一枚出し制御を受け、前記搬送路５１を逆に搬送されて
紙幣繰出口５４から繰り出される。
幣投入口５５から搬入された紙幣２が、フィードローラ
３１の搬送力を受けて搬送路５１内を搬送され、集積空
間３に放出されて昇降板１１の上に集積され、繰出時に
はピックアップ回転体６１でピックアップされた紙幣２
が、フィードローラ３１の搬送力とゲートローラ２５の
一枚出し制御を受け、前記搬送路５１を逆に搬送されて
紙幣繰出口５４から繰り出される。
【００３６】次に、集積時の遠心力羽根車２１の動作に
ついて図４に示した右側面断面図と共に説明する。この
集積動作時には、遠心力羽根車２１が回転していてその
遠心力で羽２１ａが広がっており、フィードローラ３１
の搬送力を受けて集積空間３に略水平に放出される紙幣
２の後端側を羽２１ａが叩き落とす。
ついて図４に示した右側面断面図と共に説明する。この
集積動作時には、遠心力羽根車２１が回転していてその
遠心力で羽２１ａが広がっており、フィードローラ３１
の搬送力を受けて集積空間３に略水平に放出される紙幣
２の後端側を羽２１ａが叩き落とす。
【００３７】なお、ピックアップ回転体６１は上げられ
た状態になっており、紙幣２の集積を妨げないようにな
っている。
た状態になっており、紙幣２の集積を妨げないようにな
っている。
【００３８】以上の動作により、紙幣２は集積空間３に
放出される都度叩き落とされるため、連続して搬送され
ても先の紙幣２と次の紙幣２が衝突することを回避で
き、高速で紙幣２を集積することができる。
放出される都度叩き落とされるため、連続して搬送され
ても先の紙幣２と次の紙幣２が衝突することを回避で
き、高速で紙幣２を集積することができる。
【００３９】次に、繰出時の動作について、図５に示す
右側面断面図と共に説明する。ピックアップ回転体６１
は、図に示すように下げられた状態になっており、平積
みされている紙幣２をピックアップして搬送路５１に送
り出す。
右側面断面図と共に説明する。ピックアップ回転体６１
は、図に示すように下げられた状態になっており、平積
みされている紙幣２をピックアップして搬送路５１に送
り出す。
【００４０】このとき、フィードローラ３１は集積時と
逆回転しているが、図３と共に説明した２つのワンウェ
イクラッチ２３によって羽根車軸２２は非回転となって
おり、羽根車軸２２に固着されている遠心力羽根車２１
も非回転となって、羽２１ａがその弾性力で本来の収縮
した形状に戻って畳まれた状態になっている。すなわ
ち、紙幣２の搬送路５１の通過を羽２１ａが妨げない状
態になる。
逆回転しているが、図３と共に説明した２つのワンウェ
イクラッチ２３によって羽根車軸２２は非回転となって
おり、羽根車軸２２に固着されている遠心力羽根車２１
も非回転となって、羽２１ａがその弾性力で本来の収縮
した形状に戻って畳まれた状態になっている。すなわ
ち、紙幣２の搬送路５１の通過を羽２１ａが妨げない状
態になる。
【００４１】搬送路５１に送り出された紙幣２は、フィ
ードローラ３１で上方へ送り出され、紙幣繰出口５４か
ら繰り出される。以上の繰出動作により、紙幣２は遠心
力羽根車２１に妨げられずに順調に繰り出される。
ードローラ３１で上方へ送り出され、紙幣繰出口５４か
ら繰り出される。以上の繰出動作により、紙幣２は遠心
力羽根車２１に妨げられずに順調に繰り出される。
【００４２】このように、本発明の紙幣集積繰出装置１
では、従来の紙幣集積繰出装置１’で必要であったアー
ム７１の遥動の制御とその成否によるリトライ動作、及
びアーム７１及び羽７１ａを退避させる空間が不要とな
った。
では、従来の紙幣集積繰出装置１’で必要であったアー
ム７１の遥動の制御とその成否によるリトライ動作、及
びアーム７１及び羽７１ａを退避させる空間が不要とな
った。
【００４３】すなわち、本発明の紙幣集積繰出装置１の
歯車２４内部に備えたワンウェイクラッチ２３の機構、
すなわち１方向にのみ回転を許容する機構のみによっ
て、遠心力羽根車２１の羽２１ａを広げる又は畳むこと
ができ、またセンサによるその成否の確認とリトライ動
作が不要となり、単純で効果の高い構造が完成した。
歯車２４内部に備えたワンウェイクラッチ２３の機構、
すなわち１方向にのみ回転を許容する機構のみによっ
て、遠心力羽根車２１の羽２１ａを広げる又は畳むこと
ができ、またセンサによるその成否の確認とリトライ動
作が不要となり、単純で効果の高い構造が完成した。
【００４４】なお、本発明の特徴点である遠心力羽根車
２１は、様々な形態が可能であり、その一例を図６の説
明図と共に説明する。図中の（Ａ）に示すタイプは、羽
２１ａの先端に重錘部２１ｂを設けて先端部を重くし、
該重錘部２１ｂによって回転時の遠心力で広がりやすい
ように構成している。
２１は、様々な形態が可能であり、その一例を図６の説
明図と共に説明する。図中の（Ａ）に示すタイプは、羽
２１ａの先端に重錘部２１ｂを設けて先端部を重くし、
該重錘部２１ｂによって回転時の遠心力で広がりやすい
ように構成している。
【００４５】図中の（Ｂ）に示すタイプは、非回転時は
パイプの片面に切り込みを複数入れた形状になってお
り、その切り込みによって形成された羽２１ａが、先端
の該重錘部２１ｂの重みによって回転時に広がるように
構成している。
パイプの片面に切り込みを複数入れた形状になってお
り、その切り込みによって形成された羽２１ａが、先端
の該重錘部２１ｂの重みによって回転時に広がるように
構成している。
【００４６】図中の（Ｃ）に示すタイプは、前述の
（Ａ）のタイプにカバー２１ｃを備えた構成になってお
り、カバー２１ｃを回転させて羽２１ａの根元近傍を押
し回すことで、羽２１ａを広げるように構成している。
羽２１ａは前述したように紙幣２を叩き落すため、その
抵抗力に逆らってカバー２１ｃで押し回すことで、回転
中は常に羽２１ａが広がった状態になる。
（Ａ）のタイプにカバー２１ｃを備えた構成になってお
り、カバー２１ｃを回転させて羽２１ａの根元近傍を押
し回すことで、羽２１ａを広げるように構成している。
羽２１ａは前述したように紙幣２を叩き落すため、その
抵抗力に逆らってカバー２１ｃで押し回すことで、回転
中は常に羽２１ａが広がった状態になる。
【００４７】また、以上の各タイプの遠心力羽根車２１
は、重錘部２１ｂの代わりに羽２１ａを先端側（外周
側）に行くほど厚く又は幅広く形成して先端側を重く構
成しても良い。また、搬送路５１及びフィードローラ３
１からなる搬送機構は、紙葉類集積繰出装置１と別体に
構成しても良い。
は、重錘部２１ｂの代わりに羽２１ａを先端側（外周
側）に行くほど厚く又は幅広く形成して先端側を重く構
成しても良い。また、搬送路５１及びフィードローラ３
１からなる搬送機構は、紙葉類集積繰出装置１と別体に
構成しても良い。
【００４８】以上のような遠心力羽根車２１を形成した
場合でも、前述したように単純で効果の高い構造で、紙
幣２の集積及び繰り出しを実行することができる。
場合でも、前述したように単純で効果の高い構造で、紙
幣２の集積及び繰り出しを実行することができる。
【００４９】この発明の構成と、上述の実施形態との対
応において、この発明の紙葉類集積繰出装置は、実施形
態の紙幣集積繰出装置１に対応し、以下同様に、紙葉類
は、紙幣２に対応し、集積部は、集積空間３に対応し、
回転部材は、遠心力羽根車２１に対応し、辺は、羽２１
ａに対応し、連動部は、ワンウェイクラッチ２３に対応
し、駆動部は、正逆転モータ４１に対応し、集積処理
は、集積動作に対応し、繰出処理は、繰出動作に対応す
るも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定さ
れるものではなく、多くの実施の形態を得ることができ
る。
応において、この発明の紙葉類集積繰出装置は、実施形
態の紙幣集積繰出装置１に対応し、以下同様に、紙葉類
は、紙幣２に対応し、集積部は、集積空間３に対応し、
回転部材は、遠心力羽根車２１に対応し、辺は、羽２１
ａに対応し、連動部は、ワンウェイクラッチ２３に対応
し、駆動部は、正逆転モータ４１に対応し、集積処理
は、集積動作に対応し、繰出処理は、繰出動作に対応す
るも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定さ
れるものではなく、多くの実施の形態を得ることができ
る。
【図１】従来の紙幣集積繰出装置の右側面断面図。
【図２】従来の紙幣集積繰出装置の右側面断面図。
【図３】本発明の紙幣集積繰出装置の外観を示す斜視
図。
図。
【図４】本発明の紙幣集積繰出装置の右側面断面図。
【図５】本発明の紙幣集積繰出装置の右側面断面図。
【図６】他の実施形態における遠心力羽根車の説明図。
１…紙幣集積繰出装置
２…紙幣
３…集積空間
２１…遠心力羽根車
２１ａ…羽
２３…ワンウェイクラッチ
４１…正逆転モータ
フロントページの続き
(72)発明者 小野本 竜一
京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町
801番地 オムロン株式会社内
Ｆターム(参考） 3E040 AA01 AA03 AA05 BA07 FD02
FE01 FG01
3F049 AA07 CA02 LA08 LB04
3F100 AA06 EA03
Claims (5)
- 【請求項１】搬送された紙葉類を集積部に落下させて集
積させる集積処理と、該集積した紙葉類を繰り出す繰出
処理とを行う紙葉類集積繰出方法であって、前記集積処
理で、畳んだ状態から略放射状に広がり得る１以上の辺
を有する回転部材を回転させて、広げた前記辺で紙葉類
を叩き落とし、前記繰出処理で、紙葉類の繰り出しを許
容すべく前記辺を畳む紙葉類集積繰出方法。 - 【請求項２】搬送された紙葉類を集積部に落下させて集
積させる集積処理と、該集積した紙葉類を繰り出す繰出
処理とを設定した紙葉類集積繰出装置であって、畳んだ
状態から略放射状に広がり得る１以上の辺を有する回転
部材を前記集積部近傍に設けた紙葉類集積繰出装置。 - 【請求項３】前記回転部材を回転させる駆動部と、該駆
動部による前記回転部材の回転を１方向のみ許容する連
動部を備えた請求項２記載の紙葉類集積繰出装置。 - 【請求項４】請求項１、２又は３記載の紙葉類集積繰出
方法又は紙葉類集積繰出装置で使用する回転部材。 - 【請求項５】前記辺を、適度な遠心力で略放射状に広が
る弾性体で形成した請求項４記載の回転部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001368334A JP3929762B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 紙葉類集積繰出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001368334A JP3929762B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 紙葉類集積繰出装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006275250A Division JP4252080B2 (ja) | 2006-10-06 | 2006-10-06 | 紙葉類集積繰出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003171068A true JP2003171068A (ja) | 2003-06-17 |
| JP3929762B2 JP3929762B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=19177938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001368334A Expired - Lifetime JP3929762B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 紙葉類集積繰出装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3929762B2 (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007112602A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類分離集積装置 |
| JP2007302392A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 給紙装置及び画像形成装置 |
| WO2008010321A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Star Micronics Co., Ltd. | Dispositif d'empilage de cartes |
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| CN100551799C (zh) * | 2004-03-19 | 2009-10-21 | 株式会社日立制作所 | 纸张类处理装置及其用于该装置的叶轮 |
| KR100968167B1 (ko) | 2007-06-18 | 2010-07-06 | 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 | 매체집적 인출장치 |
| WO2010108864A1 (de) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | Wincor Nixdorf International Gmbh | Vorrichtung zur eingabe von wertscheinen in einen behälter |
| US7975237B2 (en) | 2003-08-28 | 2011-07-05 | Sony Corporation | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium containing information processing program with rotary operation |
| CN101844712B (zh) * | 2008-11-20 | 2012-08-08 | 日立欧姆龙金融系统有限公司 | 纸张类积聚装置 |
| EP2600321A1 (en) * | 2011-11-30 | 2013-06-05 | NCR Corporation | Item stacking |
| JP2016056020A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | 日本電産サンキョー株式会社 | カード収容排出モジュール |
| CN106023421A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-10-12 | 新达通科技股份有限公司 | 一种反转轮机构及分钞装置 |
| CN110335408A (zh) * | 2018-03-13 | 2019-10-15 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 叶轮组件、纸币集积分离装置及现金循环处理设备 |
| WO2022199885A1 (de) * | 2021-03-24 | 2022-09-29 | Giesecke+Devrient Currency Technology Gmbh | Verfahren und vorrichtung zum herstellen eines elektrodenstapels |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102819892B (zh) | 2012-08-09 | 2014-07-23 | 广州广电运通金融电子股份有限公司 | 柜员循环一体机及其钞票堆叠装置 |
| CN109767550B (zh) * | 2017-11-02 | 2021-01-19 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 叶轮组件、纸币集积分离装置及存取款机 |
-
2001
- 2001-12-03 JP JP2001368334A patent/JP3929762B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|---|---|---|
| EP2028146A3 (en) * | 2002-10-16 | 2009-08-05 | Hitachi-Omuron Terminal Solutions, Corp. | Sheet gathering and feeding device |
| EP1411012A3 (en) * | 2002-10-16 | 2005-06-22 | Omron Co., Ltd. | Paper gathering and feeding method and device therefor, and rotation member |
| US7243914B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-07-17 | Omron Corporation | Paper gathering and feeding method and device therefor, and rotation member |
| EP1411012A2 (en) * | 2002-10-16 | 2004-04-21 | Omron Co., Ltd. | Paper gathering and feeding method and device therefor, and rotation member |
| EP1932790A1 (en) | 2002-10-16 | 2008-06-18 | Hitachi-Omron Terminal Solutions, Corp. | Paper gathering and feeding device |
| US8631344B2 (en) | 2003-08-28 | 2014-01-14 | Sony Corporation | Menu display apparatus, menu display method, and storage medium containing menu display program |
| US8332779B2 (en) | 2003-08-28 | 2012-12-11 | Sony Corporation | Information processing apparatus, method, and storage medium containing information processing program with rotary operation |
| US7975237B2 (en) | 2003-08-28 | 2011-07-05 | Sony Corporation | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium containing information processing program with rotary operation |
| US7793931B2 (en) | 2004-03-04 | 2010-09-14 | Hitachi-Omron Terminial Solutions, Corp. | Paper sheet accumulating/feeding apparatus |
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| US7556262B2 (en) | 2004-03-04 | 2009-07-07 | Hitachi-Omron Terminal Solutions, Corp. | Paper sheet accumulating/feeding apparatus |
| CN100551799C (zh) * | 2004-03-19 | 2009-10-21 | 株式会社日立制作所 | 纸张类处理装置及其用于该装置的叶轮 |
| JP4718297B2 (ja) * | 2005-10-24 | 2011-07-06 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 紙葉類分離集積装置 |
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| US8720672B2 (en) | 2009-03-27 | 2014-05-13 | Wincor Nixdorf International Gmbh | Device for inputting securities into a container |
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