JP2003170996A - 缶巻締機のシーミングロールの給油装置 - Google Patents

缶巻締機のシーミングロールの給油装置

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JP2003170996A
JP2003170996A JP2001374034A JP2001374034A JP2003170996A JP 2003170996 A JP2003170996 A JP 2003170996A JP 2001374034 A JP2001374034 A JP 2001374034A JP 2001374034 A JP2001374034 A JP 2001374034A JP 2003170996 A JP2003170996 A JP 2003170996A
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seaming
oil
seaming roll
oil supply
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Hitoshi Sasaki
均 佐々木
Toru Tanaka
亨 田中
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Toyo Seikan Group Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toyo Food Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーミングロールが回転する際発生する遠心
力を利用して自己オイル循環給油とすることにより、給
油通路は循環通路即ち閉回路となっているので、オイル
漏れや雑菌の浸入がなく、無菌(アセプティック)缶巻
締機に対応する。 【解決手段】 シーミングロールピン12,12内のオ
イル給油通路23はシーミングロールピン12に設けた
シーミングロール8,9の軸受24の下方の空間37に
連通させ、軸受24の上方の空間38は戻り通路39に
より上記オイル給油通路23に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミ缶、スチール
缶等にビール、ジュースなどを缶詰めする缶巻締機のシ
ーミングロールの潤滑オイルの給油装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の装置の全体の縦断面図、図
3は従来の装置の缶巻締機のシーミングロールの給油装
置の縦断面図、図4は従来の装置の缶巻締機のシーミン
グロールの給油装置の水平断面図である。図2示のよう
に従来の装置の缶巻締機は巻締する缶1の胴はリフター
3上に置かれ、その缶1の胴の上に巻締める缶蓋2はシ
ーミングスピンドル5のシーミングチャック6とそのシ
ーミングスピンドル5内を上下動するノックアウトロッ
ド7下端のパッド7aとで缶1の胴に押しつけられ、第
1、第2のシーミングロール8,9はシーミングシャン
クシャフト10下端に支持されたシーミングレバー1
1,11により缶1の胴に向かって接近すべく、シーミ
ングロールピン12,12に公転および自転自在に支持
されている。
【0003】巻締回転時にはリフター3上に置かれた缶
蓋2を載置した缶1がリフター3とパッド7aによって
挟持された状態で上昇し、シーミングチャック6でチャ
ックされ缶蓋2と缶1の胴とは圧接される。次に第1、
第2のシーミングロール8,9が順次圧接して巻締める
ものである。尚これらの缶巻締機の構成と動作は本発明
の要旨とは関係がないので、詳細説明は省略する。
【0004】而して上記シーミングロール8,9を潤滑
するオイルは、図3示のように給油ポンプ19によりシ
ーミングシャンクシャフト10の入口20よりシーミン
グシャンクシャフト10内を下方に延びる通路21に送
られ、その下端よりシーミングレバー11内を径方向に
延びる通路22に送られ、次に図3、4示のようにシー
ミングロールピン12,12内の中心を下方に延びるオ
イル給油通路13に送られ、その通路13の下端より外
方に送られ、上方に折れ曲がって、第1、第2のシーミ
ングロール8,9内の軸受24,24を潤滑した後、そ
の上端より内方に曲がる戻り通路25に、シーミングロ
ールピン12,12内を上方に延びる通路26に送ら
れ、次にシーミングレバー11内を水平方向に延びる通
路14を経てシーミングシャンクシャフト10内を上方
に延びる戻り通路27に送られ、その出口28に送られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1、第2の
シーミングロール8,9の洗浄、殺菌を行う際、シーミ
ングレバー11をシーミングロールピン12,12、シ
ーミングロール8,9を付けたまま本体側から取り外し
て行われるが、その際オイル循環給油回路は一時的に開
放されるので、オイルが流出することがある為に清掃の
手間がかかり、組付け時には、雑菌が開口部から給油通
路内に侵入して機械を汚染する虞れがあり、また、接合
シールが繰返しの着脱で損傷し、オイル漏れの発生や異
物混入の原因になる等、オイル循環給油通路を一時的に
でも開放することで、巻締製品及び機械の衛生並びに品
質上の問題を起こし易い。
【0006】本発明はかかる欠点を解決するもので、給
油通路は取り外し箇所を経由しない閉回路とし、従来の
給油ポンプ19によるオイル循環給油ではなく、シーミ
ングロール8,9が回転する際発生する遠心力を利用し
た自己オイル循環給油とする所謂無菌(アセプティッ
ク)缶巻締機に対応できるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、シ
ーミングロールピン12内のオイル給油通路23はシー
ミングロールピン12に設けたシーミングロール8,9
の軸受24の下方の空間37に連通させ、軸受24の上
方の空間38は戻り通路39により上記オイル給油通路
23に連通させてなる閉回路としたことを特徴とする缶
巻締機のシーミングロールの給油装置である。本発明の
請求項2は、上記オイル給油通路23は空気、オイルの
熱膨張を吸収する緩衝装置に連通させてなる請求項1記
載の缶巻締機のシーミングロールの給油装置である。
【0008】
【作用】シーミングロールピン12,12内のオイル給
油通路23に封入されたオイルは遠心力により外方に向
かって、軸受24に流れ、軸受24を潤滑した後、空間
38、戻り通路39を介して給油通路23に戻り、再び
空間37に送られ、以下同様に遠心力により循環する。
而して給油通路23に設けた緩衝装置は空気、オイルの
温度変化による圧力変動を吸収して循環通路内の圧力を
一定に保持し、内圧変化によるオイル漏れや外気の吸引
を防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1につき本発明の一実施
の形態を従来の図2乃至4と同じ部分は同じ符号を用
い、異なる部分のみを説明する。シーミングロールピン
12,12の下端にはシーミングロール8,9内の軸受
24,24の軸受けクランプ33を螺着し、またその下
方のシーミングロール8,9の突出端内周にはキャップ
34をスナップリング35により固定する。なお36は
オイルシール用Oリングである。
【0010】シーミングロールピン12,12内の中心
を下方に延びるオイル給油通路23の上端開口部はオイ
ル注入口であり、プラグ30により閉鎖すると共にその
プラグ30の中心孔31の上端は空気、オイルの熱膨張
を吸収する緩衝装置(空気、油溜)としてのベローズ3
2に連通する。なお29はオイルシール用のOリングで
ある。
【0011】また、オイル給油通路23は下方に延長さ
せ、その下端はシーミングロールピン12の下端とキャ
ップ34との間の空間37に開口させる。この空間37
は軸受24の下方に連通する。軸受24の上方の空間3
8はシーミングロールピン12内を延びる戻り通路39
によりオイル給油通路23に連通する。この空間38は
断面コ字型のリング状オイルシール40でシールする。
かくしてシーミングロールユニット4内には外部から遮
断された循環通路即ち閉回路を形成する。
【0012】次にこの装置の動作を説明する。シーミン
グロールユニット4のシーミングロールピン12,12
内の中心を下方に延びるオイル給油通路23に封入され
たオイルはその下端より空間37に送られ、その下端よ
り遠心力により外方に向かって流れ、次に軸受24内を
上方に流れ、軸受24を潤滑した後、空間38、戻り通
路39を介して給油通路23に戻り、その下端より再び
空間37に送られ、以下同様に遠心力により循環する。
而してベローズ32は空気、オイルの温度変化に伴う体
積変化による圧力変動の発生を吸収して循環通路内の圧
力を一定に保持し、内圧変化によるオイル漏れや外気の
吸引を防止する。なお図中一点鎖線41は静止時のオイ
ルのレベル、二点鎖線42は循環時のオイルの圧力勾配
を示す。
【0013】而してシーミングロールユニット4内に外
部から遮断された循環通路即ち閉回路を形成し、シーミ
ングロール8,9が回転する際発生する遠心力を利用し
た自己オイル循環給油を行うことにより、給油ポンプ1
9等の装置が必要なく、保守が容易で、少ない油量で効
率よくオイル潤滑を行うことができ、さらにはシーミン
グロール8,9の洗浄、殺菌を行う為にシーミングレバ
ー11をシーミングロールピン12、シーミングロール
8,9を着けたまま本体即ちシーミングシャンクシャフ
ト10から取り外しても、シーミングロール8,9内の
軸受24を潤滑する給油通路はシーミングロールユニッ
ト4内での潤滑通路即ち閉回路となっているので、オイ
ル潤滑通路は開放されることがなく、オイルが流出する
ことがなく、再組付け時にもオイル漏れの発生や、雑菌
が給油通路内に侵入して機械を汚染する虞れがないもの
で、無菌(アセプティック)缶巻締機に対応できるもの
である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、シーミングロールピン(12,12)内のオイル給
油通路(23)はシーミングロールピン(12)に設け
たシーミングロール(8,9)の軸受(24)の下方の
空間(37)に連通させ、軸受(24)の上方の空間
(38)は戻り通路(39)により上記オイル給油通路
(23)に連通させているので、給油通路(23)は循
環通路即ち閉回路となっているので、シーミングロール
ユニット(4)内に外部から遮断された循環通路即ち閉
回路を形成し、シーミングロール(8,9)が回転する
際発生する遠心力を利用した自己オイル循環給油を行う
ことにより、給油ポンプ(19)等の装置が必要なく、
保守が容易で、少ない油量で効率よくオイル潤滑を行う
ことができ、さらにはシーミングロール(8,9)の洗
浄、殺菌を行う為にシーミングレバー(11)をシーミ
ングロールピン(12)、シーミングロール(8,9)
を着けたまま本体即ちシーミングシャンクシャフト(1
0)から取り外しても、シーミングロール(8,9)内
の軸受(24)を潤滑する給油通路はシーミングロール
ユニット(4)内での潤滑通路即ち閉回路となっている
ので、オイル潤滑通路は開放されることがなく、オイル
が流出することがなく、再組付け時にもオイル漏れの発
生や、雑菌が給油通路内に侵入して機械を汚染する虞れ
がないもので、無菌(アセプティック)缶巻締機に対応
できるものである。
【0015】また本発明の請求項2によれば、上記オイ
ル給油通路23は空気、オイルの熱膨張を吸収する緩衝
装置に連通させているので、空気、オイルの温度変化に
よる圧力変動の発生を吸収して循環通路内の圧力を一定
に保持し、内圧変化によるオイル漏れや外気の吸引を防
止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の縦断面図である。
【図2】従来の装置の全体の縦断面図である。
【図3】従来の装置の缶巻締機のシーミングロールの給
油装置の縦断面図である。
【図4】従来の装置の缶巻締機のシーミングロールの給
油装置の水平断面図である。
【符号の説明】
8 シーミングロール 9 シーミングロール 12 シーミングロールピン 23 オイル給油通路 24 軸受 37 空間 38 空間 39 戻り通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーミングロールピン(12)内のオイ
    ル給油通路(23)はシーミングロールピン(12)に
    設けたシーミングロール(8,9)の軸受(24)の下
    方の空間(37)に連通させ、軸受(24)の上方の空
    間(38)は戻り通路(39)により上記オイル給油通
    路(23)に連通させてなる閉回路としたことを特徴と
    する缶巻締機のシーミングロールの給油装置。
  2. 【請求項2】 上記オイル給油通路(23)は空気、オ
    イルの熱膨張を吸収する緩衝装置に連通させてなる請求
    項1記載の缶巻締機のシーミングロールの給油装置。
JP2001374034A 2001-12-07 2001-12-07 缶巻締機のシーミングロールの給油装置 Withdrawn JP2003170996A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110360438A (zh) * 2018-04-11 2019-10-22 南京恒昌包装机械有限公司 一种全自动稀油润滑系统
WO2021181764A1 (ja) 2020-03-13 2021-09-16 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社 巻締め装置
WO2021181765A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社 巻締め装置
JP7457542B2 (ja) 2020-03-13 2024-03-28 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社 巻締め装置

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Effective date: 20050301