JP2005021922A - 垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置 - Google Patents

垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置 Download PDF

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Abstract

【課題】公転及び自転する垂直スピンドルの軸受部から漏れる潤滑油を公転による遠心力に反して向心方向側で回収する。
【解決手段】軸受部から漏洩した潤滑油を案内する傘状リング部14を有する傘状スリーブ10を前記スピンドル1に固定し、且つ前記公転部材2に前記傘状リング部から垂れる潤滑油を受ける環状溝21を有する捕集キャップ11を固定し、該捕集キャップの環状溝21は、向心側に狭間隙区間Aを設けてそこにトラップ23を形成してある。環状溝21に落下した潤滑油は、狭間隙区間Aでは傘状スリーブの回転により、公転による遠心力に抗してその方向に引きつられ、広間隙区間Bでは回転状態の傘状スリーブに付着している潤滑油は、自転による遠心力によりトラップの外周壁26に飛散し、トラップ23内に溜まる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置、特に缶巻締装置のシーミングスピンドル等の軸受部から漏れた潤滑油を捕集・回収する機構に好適な垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、缶巻締機においてシーミングスピンドル部の軸受を潤滑した潤滑油が巻締空間部に漏れることを防止するために、軸受の下部にオイルシールを設けている(例えば特許文献1参照)が、高速回転する垂直なスピンドルの軸受部からの潤滑油漏れをオイルシールのみで完全に防ぐことは困難であり、微量の潤滑油がオイルシールを通過して外部に漏れ、巻締空間部に飛散する現象がまれに生じることがあった。このような問題点を解決するために、本発明者らは先にスピンドル部から漏れた潤滑油を巻締空間へ流出させずに捕集し、回収する蓋締機における漏れ潤滑油回収装置を提案した(特許文献2参照)。該装置は、スピンドルのオイルシールの下方にオイルシールから漏れた潤滑油を案内する傘状ガイド部を有する傘状スリーブを設け、且つ公転部に前記傘状スリーブから落下する潤滑油を受ける環状溝を有する潤滑油受けを設けて構成してなり、前記環状溝にスピンドルの公転経路の外側位置で回収穴を設けることにより、環状溝に落下した潤滑油を公転により生じる遠心力を利用して回収するものであった。該装置を採用することにより、スピンドル部のオイルシールから万一潤滑油の漏れが生じても、完全に回収することができ、潤滑油が巻締空間に飛散して製品に付着混入するなどの汚染不安を解消することができた。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−39972号公報
【特許文献2】
特開2003−137392号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記提案の潤滑油回収装置において、潤滑油の捕集・回収部位は巻締装置の公転部に設けられるため、環状溝に溜まる潤滑油を効果的に外方向に排出して回収するには、その公転による遠心力を利用できるように環状溝に形成する回収穴はスピンドルの公転経路の最外側、即ち環状溝の公転半径最大位置に位置するように形成するのが望ましく、公転経路の内側に回収穴を設けると環状溝に溜まった潤滑油は遠心力で公転半径最大位置の壁面に傾斜状となって滞留するので、うまく排出できなくなる。そのため、前記提案の潤滑油回収装置においては、回収穴は環状溝の公転最大半径部位に形成した。しかしながら、スピンドルの公転経路の外側には、シーミングロールやターレット等の回転部材が位置しているため、回収穴に回収パイプを接続して配置すると回収パイプが回転部材の回転およびその保守点検等にも邪魔となるという問題点があった。この問題点を解決するには、環状集合溝に形成する回収穴をスピンドルの公転経路の内側に位置するように形成して、回収パイプをスピンドルの公転経路の内側に配置すればよいが、その場合、漏れた潤滑油は公転による遠心力の影響により外方向に滞留するか、スピンドルの回転により環状溝内で掻き回された状態にあるため、内方向への捕集・回収が効果的にできないという問題点が生じる。回転スピンドルの漏れ潤滑油の捕集・回収機構のそのような問題点は、缶巻締装置に限らず、公転・自転する垂直スピンドルを有し、該スピンドルの下方で特定の処理を施すような機構を有する種々の装置において共通して起こる問題点である。
【0005】
そこで、本発明は、公転・自転する垂直スピンドルを有する構造体において、環状溝に形成する回収穴をスピンドルの公転経路の内側に位置するように形成しても、オイルシールから漏れて環状溝に溜まった潤滑油を公転による遠心力に抗して効果的に回収でき、回収パイプが回転部材の回転およびその保守点検等にも邪魔にならずに配置することができる、巻締装置等の垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この問題点を解決するには、前述のように環状溝に落下して公転による遠心力の影響を受けている潤滑油を、遠心方向と反対側の向心方向に排出することを可能にしなければならない。それを可能にするために、本発明者は種々の実験を繰り返した結果、環状溝の向心側に外側内壁面が他の部分より径大となって傘状リング部の外周面との間隙が大きくなっている広間隙区間を形成することによって、スピンドルの自転を利用して向心方向側で強制排出して回収できることを見出し、本発明に到達したものである。
【0007】
即ち、上記問題点を解決する本発明の垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置は、主軸周りに公転する公転部材の外周部寄りに、軸受部により垂直方向に軸受されて垂下するスピンドルを有するスピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置であって、前記軸受部から漏洩した潤滑油を案内する傘状リング部を有する傘状スリーブを前記スピンドルに固定し、且つ前記公転部材に前記傘状リング部から垂れる潤滑油を受ける環状溝を有する捕集キャップを固定し、該捕集キャップの環状溝の外側内壁面と前記傘状リング部の外周面とが間隙を介して対向配置してなり、前記環状溝は、前記スピンドルの公転経路よりも内側の一部に、外側内壁面が他の部分より径大となって前記傘状リング部の外周面との間隙が大きくなっている広間隙区間を有し、該広間隙区間に潤滑油の回収穴を形成してなることを特徴とするものである。前記潤滑油の回収穴は、広間隙区間に前記狭間隙区間の底面よりも窪んでいるトラップを形成し、該トラップの底面に形成するのが望ましい。
【0008】
前記傘状スリーブ外周面又は下面にフィンを形成することによって、環状溝に落下した潤滑油はフィンによってより効果的に捕集されて広間隙区間に集積させることができる。また、前記捕集キャップの外側内周壁は、スピンドルの自転方向に前記広間隙区間に向かって前記傘状スリーブ外周との間隙が大きくなっていく曲線面に形成することによっても、広間隙区間での捕集効果が向上する。さらに、前記トラップの下流端の外側内周壁部と傘状リング部との間隙を最も小さくすることによって、スクレパー効果がより高まり、捕集効果が増大する。本発明のスピンドル潤滑油の捕集・回収装置は、缶巻締装置のシーミングスピンドルに適用することによって、缶巻締装置におけるスピンドルでの潤滑油漏れをより確実に防ぐことができるものであるが、缶巻締装置のスピンドルに限らず、ボトルのキャッパー等、垂直スピンドルの垂下端部に作動部を有するスピンドル構造体を有する種々の装置に適用可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1〜図3に示す実施形態により詳細に説明する。
本実施形態の垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置は、缶巻締装置に適用した場合を示し、図1はその要部断面を示し、図2は図1のA−A断面矢視図、図3はその要部斜視図であり、図4は本発明を適用した巻締装置の一部断面正面図である。
【0010】
図1において、1はシーミングヘッドに設けられるシーミングスピンドル(以下単にスピンドルという)であり、その下端部にはシーミングチャック4が設けられ、回転主軸15(図4)と一体に回転(公転)するセンターコラム(公転部)2に軸受3によって回転自在に軸受されている。軸受3の下方には、センターコラム2とスピンドル1との間にオイルシール5が設けられ、オイルシール5から漏れた潤滑油の汚染防止対策として、この実施形態では、以下のような潤滑油捕集・回収装置が設けられている。なお、図1において、6は固定部材であるシーミングヘッドハウジング、7は該シーミングヘッドハウジングとセンターコラム間に設けられたオイルシール、8はシーミングロール、9はリフターであり、缶29をシーミングロール8で巻締している状態を示している。以上の構造は従来の巻締装置と同様な構造である。
【0011】
本実施形態における潤滑油捕集・回収装置は、スピンドル1毎に設けられ、傘状スリーブ10、捕集キャップ11、及び排出管12とから構成されている。傘状スリーブ10は、スピントル1に軸受3の下方に位置して固定され、スピンドル1と一体に回転(自転)するものであり、スピンドル1と嵌合しているスリーブ部13の途中に上面が傾斜して傘状に延びその外周面が垂直方向に下降して捕集キャップとの間にラビリンス構造となっている傘状リング部14を有する形状に形成され、潤滑油がオイルシール5から漏れ場合、傘状リング部14に案内され、後述する捕集キャップ11内に捕集されるようになっている。
【0012】
捕集キャップ11は、図1に断面を示すように、上部に取付フランジ部17を有し、該取付フランジの内周面から垂下する外周壁18、底壁19、該底壁の中央部に傘状スリーブのスリーブ部13が遊嵌する直径を有する環状の立上り壁20から形成され、センターコラム2の下端面に直接または適宜の部材を介して傘状スリーブの傘状リング部14を囲繞するように取付フランジ部17を固定することによって取り付けられている。捕集キャップ11の立上り壁20と底壁19及び外周壁18とで環状溝21を形成し、該環状溝で傘状リング部14から垂れる潤滑油を受けるようになっている。捕集キャップ11の立上り壁20の内周面と傘状スリーブ傘状部の垂直壁内周面が対向して、ラビリンスシールを形成しており、捕集キャップ11の環状溝に溜まった潤滑油が傘状スリーブが回転しても、立上り壁を超えて潤滑油が漏れることがないようにシールしている。
【0013】
前記環状溝21は、捕集キャップ11の環状溝21の公転時の内側となる部分(図1、2において左側)に、該環状溝の外壁が径大となる半径bの円弧部を有するトラップ23を所定区間に亘って形成している。したがって、前記環状溝21は、傘状スリーブの垂下壁と捕集キャップ11の外周壁内周面との間に、外周面半径aの狭間隙区間Aとトラップ23部における前記半径aよりも径大の外周面半径bの広間隙区間Bとを有することになる。狭間隔区間Aにおける傘状スリーブの垂下壁と捕集キャップ11の外周壁内周面との間隙cは、潤滑油の粘性及びスピンドルの回転数によって必ずしも一様に規定されないが、該狭間隔区間Aに滞留する潤滑油を、公転力の遠心力の作用に抗してスピンドルの自転で広間隙区間まで移動できればよく、本発明者の実験によれば、公転半径9に対して自転半径1で、且つ公転速度1に対して自転速度17の割合でスピンドルが回転した場合、前記狭間隔区間Aの間隙cは、0.2mm〜0.8mmの範囲内で、良好に狭隙間区間Aに滞留している潤滑油を捕集することができた。また、後述するように傘状リング部にフィンを設ければ、該間隙cを大きくすることができる。
【0014】
広間隙区間Bの外周壁面と狭間隙区間Aの外周壁面とは半径方向に段差ができ、スピンドル自転方向下流側の段差壁面24が、後述するように、広間隙区間で傘状リング部14の周壁から十分に振り落とされずに残って再び狭間隙区間Aに移動しようとする潤滑油を掻き落とすスクレパーの役割を果たす。トラップ23の底面は、狭間隙区間Aの底面よりも低く形成してあり、潤滑油が落ち込んで溜まるようになっている。そして、該トラップ23のスピンドル回転方向下流側位置の底壁に潤滑油回収穴25が形成され、該潤滑油回収穴に排出管12が接続されている。したがって、排出管12は、スピンドルよりも公転軸心寄りに位置し、外周部に配置してある搬送ターレット16(図4)やシーミングロール8等の邪魔になることがない。
【0015】
本実施形態の巻締装置のスピンドル潤滑油の捕集・回収装置は、以上のように構成され、オイルシール7から漏れた潤滑油は、傘状スリーブ10を伝って流れ落ち、傘状スリーブの回転により振り切られ、傘状リング部14の外周壁と捕集キャップ11の外周壁内周面との間の環状溝21に集積される。その際、環状溝21に落下した潤滑油は、シーミングターレットの公転による遠心力の影響を受けるが、傘状リングの回転数(自転)が公転回転数よりも遥かに大きいため、自転による影響が大きく、環状溝21に集積された潤滑油は、狭間隙区間Aにおいてはその間隙が小さいため、傘状スリーブの回転により、その方向に引きつられる。広間隙区間Bでは間隙が大きくなるため回転状態の傘状スリーブに付着している潤滑油は、自転による遠心力により広間隙区間Bの外周壁26に飛散し、トラップ23内に溜まる。その広間隙区間Bで飛散しきれなかった潤滑油は再び間隙の小さい狭間隙区間Aに入るが、その多くは境界部である段差壁面24で掻き取られてトラップ23に落下する。以上のように、スピンドルと一体に自転する傘状スリーブの回転により環状溝に落ちた潤滑油は掻きまわされてトラップ位置まで達し、トラップ23に振り落とされるので、トラップ23が向心方向に位置していても良好に潤滑油を集積することができる。そして、トラップに溜まった潤滑油は、回収穴25から排出管12を通って回収される。
【0016】
以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。たとえば、前記実施形態では、傘状スリーブの垂直壁の外周面は単に円周面となっているが、外周面又は下面に溝内の潤滑油を集めるスクレパーの役割を果たすフィンのような突片を設ければより捕集効果が高くなる。また、捕集キャップ11の外周壁18の内周面は、上記実施形態では、区間Aにおいては半径aの円弧面としたが、トラップの下流端側を最小径として、傘状スリーブ外周面との隙間を最も小さくし、図2において右回転に向けて傘状スリーブ外周面との隙間cが次第に大きくなるような曲面形状に形成してもよい。また、前記実施形態では、トラップ23の段差壁面24がスクレパーの役割を果たすが、段差壁面24に傘状リング部の外周壁とのクリアランスを狭間隙区間Aにおけるクリアランスよりも小さくなるように、図5に示す実施形態のように、別部材あるいは径方向に突出させた形成したスクレパー30を設けることによって、さらにスクレパー効果を高めることができる。なお、図5に示す実施形態の他の部分は、前記実施形態と同様な構成であるので、前記実施形態と同様な符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、公転及び自転するスピンドルの軸受部から漏れる潤滑油を、傘状スリーブが嵌合回転する捕集キャップの環状溝の向心側所定区間に、外側内壁面が他の部分より径大となっている広間隙区間を設けて該区間に回収穴を形成することにより、オイルシールから漏れて環状集合溝に溜まった潤滑油を公転経路の内側で効果的に回収でき、回収パイプが回転部材の回転およびその保守点検等にも邪魔にならずに配置することができ、公転により潤滑油回収位置に制限を受けていた問題を解消することができた。且つ広間隙区間に底面が他の部分より窪んでいるトラップを形成し、該トラップの底面に回収穴を設けることにより、より効果的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置を缶巻締装置に適用した状態の要部断面図である。
【図2】図1のA−A断面矢視図である。
【図3】その捕集キャップの斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るスピンドル潤滑油の捕集・回収装置を缶巻締装置に適用した缶巻締装置の一部破断正面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置を缶巻締装置に適用した状態の要部断面図である。
【符号の説明】
1 シーミングスピンドル 2 センターコラム(公転部材)
3 軸受 5 オイルシール
10 傘状スリーブ 11 捕集キャップ
12 排出管 13 スリーブ部
14 傘状リング部 15 回転主軸
16 搬送ターレット 18 外周壁
19 底壁 20 立上り壁
21 環状溝 23 トラップ
24 段差壁面 25 回収穴
26 トラップ周壁 30 スクレパー
A 狭間隙区間 B 広間隙区間

Claims (6)

  1. 主軸周りに公転する公転部材の外周部寄りに、軸受部により垂直方向に軸受されて垂下するスピンドルを有するスピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置であって、前記軸受部から漏洩した潤滑油を案内する傘状リング部を有する傘状スリーブを前記スピンドルに固定し、且つ前記公転部材に前記傘状リング部から垂れる潤滑油を受ける環状溝を有する捕集キャップを固定し、該捕集キャップの環状溝の外側内壁面と前記傘状リング部の外周面とが間隙を介して対向配置してなり、前記環状溝は、前記スピンドルの公転経路よりも内側の一部に、外側内壁面が他の部分より径大となって前記傘状リング部の外周面との間隙が大きくなっている広間隙区間を有し、該広間隙区間に潤滑油の回収穴を形成してなることを特徴とする垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置。
  2. 広間隙区間に狭間隙区間の底面よりも窪んでいるトラップを形成し、該トラップの底面に潤滑油の回収穴が形成されている請求項1に記載のスピンドル潤滑油の捕集・回収装置。
  3. 前記傘状スリーブ外周面又は下面にフィンが形成されている請求項1又は2に記載の垂直スピンドル構造体におけるスピンドル潤滑油の捕集・回収装置。
  4. 前記捕集キャップの外側内周壁は、スピンドルの自転方向に前記広間隙区間に向かって前記傘状スリーブ外周との間隙が次第に大きくなっていく曲線面となっている請求項1、2又は3に記載のスピンドル潤滑油の捕集・回収装置。
  5. 前記広間隙区間の下流端の外側内周壁部と傘状リング部との間隙が最も小さくスクレパーになっている請求項1〜4何れかに記載のスピンドル潤滑油の捕集・回収装置。
  6. 前記スピンドルがその下端部にシーミングチャックを有する缶巻締装置のシーミングスピンドルであり、垂直スピンドル構造体が缶巻締装置である請求項1〜5何れかに記載のスピンドル潤滑油の捕集・回収装置。
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