JP4130544B2 - 容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機 - Google Patents
容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4130544B2 JP4130544B2 JP2001400656A JP2001400656A JP4130544B2 JP 4130544 B2 JP4130544 B2 JP 4130544B2 JP 2001400656 A JP2001400656 A JP 2001400656A JP 2001400656 A JP2001400656 A JP 2001400656A JP 4130544 B2 JP4130544 B2 JP 4130544B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sterilization
- intermediate chamber
- gap
- chamber
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Sealing Of Jars (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、缶アセプティック充填における仮巻締めやシーマーのチャックスピンドル、及びPETボトル容器用キャッパー巻締めヘッドのキャップを把持するスピンドルを有する容器閉鎖機に求められるスピンドル周りの殺菌・無菌維持又は潤滑油による汚染の防止に関し、特に、これらの容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホット充填(レトルト)では、リンス処理を行った空缶に65〜90℃の内容液を充填し、缶蓋を巻き締めた後に加熱することでレトルト殺菌が行われている。容器ごと加熱して滅菌(例えば、120℃20分間)されるので、缶包装体側に菌の繁殖等のおそれはないが、内容液である食品や飲料の風味が加熱によって損なわれるという問題がある。ホット充填を行う機械については、通常、その外面を70〜80℃の温水で洗浄殺菌する程度のことは行われているが、完全殺菌までは行われていない。
【0003】
一方、アセプティック充填では、内容物を高温加熱しないので食品を包装する場合であっても食品の風味の低下はないが、缶又はボトルと蓋又はキャップの殺菌、内容液の殺菌、及び無菌環境下での内容物の充填と蓋の巻締め又はキャップの密封装着、即ちキャッピングという一連の殺菌工程・無菌処理が必要である。一方、近年の充填包装では、回転部に潤滑油を供給して高速回転をし、その高い回転数を利用して高速充填を行うことが普及している。仮巻き締め装置、シーマ、及びボトル用キャッパ等の容器閉鎖機においては、蓋又はキャップのような閉蓋部材を把持するスピンドルは、固定された又は公転する閉鎖作業ヘッドに対して相対回転する。この場合、スピンドルを回転保持する軸受は容器の上部に位置している。従って、上記の高速充填をアセプティック充填における容器閉鎖機にそのまま適用するときには、軸受の下方にオイルシールを設けていても、軸受を潤滑する潤滑油がオイルシールから下方の閉鎖作業空間に漏れ出る虞がある。
【0004】
アセプティック充填等において、容器閉鎖機のシーミングヘッドに存在しているシーミングカムフォロワや歯車等の回転作動部には、高速回転に耐え得るように潤滑油を使用することが考えられる。回転箇所に供給された潤滑油が漏れて、缶蓋やキャップを扱う閉鎖作業空間に入り込むと、缶蓋やキャップ等の閉蓋部材或いは容器が汚染されることになるので、こうした潤滑油の入り込みがないように、回転部の上部をシーミングヘッドハウジングで囲って、シーミングヘッドハウジングの底部で潤滑済みの潤滑油を受け溜められる構造が考えられている。
【0005】
図3は、容器閉鎖機の一例として従来の缶巻締機のシーミングヘッドを示す断面図であり、センターシャフト1はシーミングヘッドハウジング10内に縦軸として配置されており、センターシャフト1の周囲には、公転部である閉鎖作業ヘッドとしてのセンターコラム2が相対回転可能に配置されている。センターコラム2には、周方向に隔置した複数位置において、それぞれ縦方向に延びるシーミングヘッドスピンドル4が回転可能に配置されている。各シーミングヘッドスピンドル4の下方先端部には、蓋を保持するためのシーミングチャック5が取り付けられている。シーミングヘッドスピンドル4は、センターコラム2の回転に伴って公転すると同時に、センターシャフト1の回転が歯車3を介して伝達されることによって自転をする。シーミングヘッドスピンドル4は、その公転と自転とに基づいて、センターコラム2に設けられているシーミングロール6と協働して、蓋を缶胴に巻き締める働きをする。
【0006】
歯車3、シーミングカムフォロワ7、軸受8等の回転箇所に供給された潤滑油が外部に流出しないように、センターコラム2の上部はシーミングヘッドハウジング10で囲まれ、シーミングヘッドハウジング10の底部で使用済みの潤滑油を受け止め、それをオイルタンクに回収して再循環使用している。固定部であるシーミングヘッドハウジング10の底部と回転部(ハッチングが施されている部分)との間には、回転部の回転を可能にするために必然的に嵌合隙間が存在しなければならず、この嵌合隙間から潤滑オイルが漏れないようにシーミングヘッドハウジング10の底部と回転部との間に、V字型のゴム等で形成されたオイルシール11が設けられている。しかしながら、回転部と固定部との間を完全にシールするのは至難であり、長時間運転を続けている間に嵌合隙間が流出経路となって潤滑オイルが漏れ出てしまうという事態になるのが通常である。
【0007】
図4は、図3に示す缶巻締機の蓋巻締部を拡大して示す断面図である。シーミングスピンドル4は、缶巻締機の回転するセンターコラム2の同一周上に隔置した位置にそれぞれ設けられているシーミングスピンドルの一つであり、図3に示す歯車3を介しての駆動によって縦軸線C−Cの回りに自転回転されつつ、センターコラム2の回転によって公転される。シーミングスピンドル4の下端部4aには、閉蓋部材としての蓋Lを把持することができる把持具としてのシーミングチャック5が取り付けられている。シーミングスピンドル4は、センターコラム2に対して、軸受12を介して回転自在に支持されている。缶胴Bは、シーミングスピンドル4の下方に配設されているリフタ13に載置され、リフタ13の上昇によって缶胴Bと缶胴Bの開口部に適用される蓋Lとがシーミングチャック5との間で挟まれた状態で回転され、センターコラム2の回転中に蓋Lの缶胴Bへの巻締めが行われる。軸受12は、この実施例では、ボール軸受であるが、テーパローラ軸受やアンギュラ軸受等の他の形式の軸受であってもよい。
【0008】
近年の高速製缶への要求に応じて、高速回転するシーミングスピンドル4を直接に軸支持する軸受12に潤滑油を供給することが行われる。軸受12に供給された閉鎖作業室としての蓋締め作業室14への潤滑油の漏れを防止するため、軸受12の下方において、シーミングスピンドル4と閉鎖作業ヘッドとしてのセンターコラム2との間には、ヘッド本体3に取り付ける態様でスピンドル用のオイルシール15が配置されている。具体的には、オイルシール15は、そのリップ部16において、シーミングスピンドル4に嵌挿されたスリーブ17に摺接してシール機能を果たしている。
【0009】
しかしながら、シーミングスピンドル4に摺接するオイルシール15を採用しても、軸受12に供給された潤滑油がシーミングスピンドル4とオイルシール15との隙間から漏れて、清浄を保つべき蓋締め作業室14に垂れ落ちたり飛散するのを完全に抑えることは困難である。例えば、缶巻締機では、連続して次々と蓋Lが缶胴Bに巻き締められて製缶されていくので、オイルシール15から巻締め作業室14へ潤滑油漏れが生じると、シーミングスピンドル4の回転による遠心力によって飛散した潤滑油18が缶詰に付着・汚染し、大量の不良製品を発生させることになる。
【0010】
回転するシーミングスピンドル4とそれを軸支する巻締めヘッド(センターコラム2)部分との間に隙間を完全に無くすことは不可能であるために、万一、潤滑油がオイルシール15から漏れると、その漏れた潤滑油は両者間に形成される隙間に滲み出し、軸受12の直下に位置する空間、即ち、容器を搬送し巻締め作業を行う無菌とすべき作業室14を汚染する。また、その隙間内に微生物が繁殖するおそれもある。回転軸の微生物遮断方法として、従来から、スチームバリアがあるが、シーマーのチャックスピンドルが高速回転(1000缶/分で約1200rpm)をするので、シールの耐久性(漏れ)の問題を生じ、採用が困難である。その結果、潤滑油によって容器や蓋、キャップが汚染されたり、隙間において繁殖した微生物が無菌空間に侵入して、腐敗事故を引き起こす虞がある。従って、こうした潤滑油の供給を伴う高速充填を、高温殺菌をしないアセプティック充填に適用することは事実上、困難であるとされていた。
【0011】
本出願人は、缶アセプティック充填における巻き締め方法として、クリンチレールによる仮巻き締めを出願している(特願2000−302550号)。仮巻き締め装置やシーマでは、無菌環境下で容器に内容物を充填し、蓋を嵌合した缶をリフタテーブルによって上昇させ、チャックとテーブルにより保持した状態で回転し、クリンチレール又はシーミングロールで巻き締めが行われる。容器の搬送と巻締めを行う室内は、微生物について管理された所謂無菌室になっており、蓋と接触するチャックまわりについても、無菌性を確保しなければならない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、巻締め機等の容器閉鎖機においては、閉鎖作業空間への潤滑油の漏れを防止し且つ潤滑油漏れルートにおける微生物の繁殖を効率的に阻止することができる構造は未だ知られておらず、無菌性を確保するには、作業時間を要すると共に作業量が多いという問題点があった。缶の蓋締めに関する蓋の仮締めや、ボトル口部に対するキャッピングにも、潤滑油の漏れという同様の問題が存在しており、そうした潤滑油漏れルートにおけるスピンドル軸周りの微生物の繁殖や潤滑油の漏れを効率的に防止する対策が求められている。そこで、缶胴に対する蓋の巻締めを行う缶巻締機、ボトル口部に対するキャップ締めを行うキャッピングマシーンのような閉蓋部材を容器の口部に締めつけて密封する容器閉鎖機において、オイルシールとその下方の無菌空間との間で相対回転するスピンドルとヘッドとの間に形成される隙間について、オイルシールから万一潤滑油が漏れる場合には無菌空間に至る前にその潤滑油を効率的に回収可能にし、また、その隙間に殺菌剤を流し込むことを許容して隙間の殺菌及び無菌維持を可能にする点で解決すべき課題がある。
【0013】
この発明の目的は、閉鎖作業室内に突出する下端部に容器のための閉蓋部材を把持可能な把持具が装着されたスピンドル、前記スピンドルとの間に隙間を形成すると共に軸受を介して前記スピンドルを回転自在に支持する閉鎖作業ヘッド、及び前記軸受より下方位置で前記スピンドルと前記閉鎖作業ヘッドとの間をシールするオイルシールを備えた容器閉鎖機において、閉蓋部材の容器口部への装着作業が行われる無菌空間に通じる隙間を殺菌し又は無菌維持することで、その隙間内での微生物の繁殖を阻止して、収容物の微生物汚染を効率的に防止することができ、且つ使用済みの潤滑油がオイルシールを通過して漏れることがあっても、これを回収して無菌空間への潤滑油の漏れを防止し、漏れ潤滑油が缶詰やボトル等の製品に付着・汚染することによる不良製品の発生を効率的に未然に防ぐことができる容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、本発明による容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法は、閉鎖作業室内に突出する下端部に容器のための閉蓋部材を把持可能な把持具が装着されたスピンドル、前記スピンドルとの間に隙間を形成すると共に軸受を介して前記スピンドルを回転自在に支持する閉鎖作業ヘッド、及び前記軸受より下方位置で前記スピンドルと前記閉鎖作業ヘッドとの間をシールするオイルシールを備えた容器閉鎖機において、前記隙間の一部として前記オイルシールから前記閉鎖作業室に至る隙間下部に連通する状態に前記閉鎖作業ヘッドに形成された中間室に殺菌時に殺菌剤を供給し、前記中間室に供給された前記殺菌剤を前記隙間下部に流し込むことにより、前記スピンドル周りの前記隙間下部を殺菌し、容器閉鎖機稼動中に前記オイルシールから漏れた潤滑油を前記中間室に受け溜め、該中間室に受け溜められた前記潤滑油を該中間室に接続された接続管を通じて排出することから成っている。
【0015】
また、本発明による殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機は、閉鎖作業室内に突出する下端部に容器のための閉蓋部材を把持可能な把持具が装着されたスピンドル、前記スピンドルとの間に隙間を形成すると共に軸受を介して前記スピンドルを回転自在に支持する閉鎖作業ヘッド、及び前記軸受より下方位置で前記スピンドルと前記閉鎖作業ヘッドとの間をシールするオイルシールを備え、殺菌剤が供給される中間室が前記閉鎖作業ヘッドに形成されており、前記隙間の一部として前記オイルシールから前記閉鎖作業室に至る隙間下部を殺菌するため、前記殺菌剤が前記中間室から前記隙間下部に流し込まれることから成り、且つ稼動中に前記オイルシールから漏れた潤滑油を前記中間室に受け溜め、該中間室に受け溜められた前記潤滑油を排出するため前記中間室に連通する接続管が接続されていることから構成されている。
【0016】
この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機によれば、閉鎖作業ヘッドとスピンドルとの間に隙間が形成されており、閉鎖作業ヘッドには、その隙間の一部としてオイルシールから閉鎖作業室に至る隙間下部に連通する状態に中間室が形成されている。その中間室に外部から殺菌剤を供給し、中間室に供給された殺菌剤を隙間に流し込むことで、隙間下部が効率的に殺菌・無菌維持される。
【0017】
また、この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機によれば、オイルシールから漏れた潤滑油は、閉鎖作業ヘッドとスピンドルとの間に形成される隙間の一部としてのオイルシールから閉鎖作業室に至る隙間下部を通じて、閉鎖作業ヘッドに形成されている中間室に受け溜められ、該中間室に受け溜められた潤滑油を中間室に接続された接続管を通じて排出することができる。従って、オイルシールから潤滑油が漏れることがあっても、その潤滑油はスピンドル周りを汚染することがなく、スピンドル周りは効率的に清浄に保たれる。
【0018】
この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機において、閉鎖作業室内には殺菌手段が設けられており、前記殺菌剤の前記隙間下部への流し込みに応じて前記殺菌手段が作動することで、前記閉鎖作業室を殺菌することができる。殺菌剤の隙間下部への流し込みによって、殺菌したあとの殺菌剤が閉鎖作業室内に出てくるので、それと同時に閉鎖作業室内の殺菌手段を作動させることで、汚染の可能性がある閉鎖作業室内が殺菌される。殺菌剤としては、過酸化水素水、オゾン水、蒸気等が挙げられる。また、殺菌手段としては、例えば、殺菌剤や加熱水のスプレーがある。
【0019】
この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機において、前記閉鎖作業室の殺菌後、無菌空気供給手段によって、前記閉鎖作業室に前記中間室に対して陽圧となる圧力で無菌空気を供給することができる。閉鎖作業室に、中間室に対して陽圧、即ち、中間室よりも高い圧力で無菌空気を供給することにより、閉鎖作業室に供給された無菌空気は隙間下部を通って中間室に流れ込み、隙間下部の無菌状態を維持して汚染を未然に防止すると共に、閉鎖作業室へ新たな潤滑油が流れ下るのを防ぐことができる。
【0020】
この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機において、前記無菌空気の供給に応じて、前記中間室内を接続管を通じて吸引することが好ましい。中間室と接続管を通じて接続され且つ中間室内の無菌空気を接続管を通じて吸引する吸引手段が設けられている。吸引手段が接続管を通じて中間室内の無菌空気を吸引することにより、中間室が負圧になり、閉鎖作業空間から無菌空気が中間室に吸い込まれる。従って、隙間には、閉鎖作業空間から中間室への無菌空気への流れが生じ、隙間下部と閉鎖作業空間の無菌状態が維持される。
【0021】
この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機において、前記オイルシールから漏れて前記中間室に流れ込む潤滑油を前記閉鎖作業室から前記隙間下部を通じて前記中間室に送り込まれる前記無菌空気と共に排出することができる。オイルシールから漏れた潤滑油を中間室に送り、中間室から無菌空気と共に排出することで、潤滑油を隙間下部や閉鎖作業室に流すことなく、中間室を経て外部に取り出すことが可能になる。
【0022】
この容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機において、前記閉蓋部材は、缶胴に対する缶蓋又はボトル型容器に対するキャップとすることができる。閉蓋部材をこのようにした場合、容器閉鎖機は、アセプティック充填機、ガス飲料充填機又はホット充填機における前記缶蓋の仮巻締め又は巻締め、或いはボトル型容器へのキャップの装着に適用されている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による容器閉鎖機におけるスピンドル周りの殺菌・無菌維持方法及びスピンドル周りが殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明による容器閉鎖機を蓋締機とした場合の実施例を示す図であって、その蓋締機の要部を示す縦断面図、図2は図1に示す蓋締機のA−Aの切断面で切断した横断面図である。図3及び図4に示す従来構造の缶蓋の巻締機と同じ機能を奏する同等の構成要素及び部位には、同じ符号が付し、基本的な構造の再度の説明を省略する。
【0024】
図1及び図2に示す蓋締機においては、シーミングスピンドル4は、従来の巻締め機と同様に、シーミングヘッドハウジング10(図3参照)に回転可能に設けられている閉鎖作業ヘッドとしてのセンターコラム(公転部)2において、その周方向に隔置して配設され、且つ軸受12によって縦軸回りに回転可能に設けられた複数のスピンドルの一つである。軸受12の下方において、シーミングスピンドル4に装着されたスリーブ17とセンターコラム2に支持された筒状体19との間には隙間上部20が形成されている。筒状体19には、隙間上部20をシールするオイルシール15が配設されている。軸受12の潤滑用に供給された潤滑油は、矢印で示すように、センターコラム2に形成されている戻り通路21を通って、センターコラム2の外側に設けられている油溜まり22に回収される。油溜まり22は、固定側としての外側カバー25に取り付けられた油槽23から成り、センターコラム2との間ではシール24によって油漏れが防止されている。油溜まり22に回収された潤滑油は、軸受12の潤滑を含む蓋締機の潤滑系において再利用される。
【0025】
センターコラム2の下側には、センターコラム2、油槽23に取り付けられた固定側の外周壁部材26、及びセンターコラム2の周囲に嵌合する公転ディスク27で囲まれる中間室28が形成されている。即ち、シーミングスピンドル4の周囲に設けられた筒状体19の下側には、シーミングスピンドル4に嵌着されたスリーブ17を取り囲むように、環状スペーサ29が取付けボルト30によって取り付けられている。また、環状スペーサ29は、公転ディスク27に対して取付けボルト31によって取り付けられている。従って、各シーミングスピンドル4は、公転ディスク27に取り付けられた環状スペーサ29を貫通して配置されており、センターコラム2と公転ディスク27とはシーミングスピンドル4の軸方向に離間してそれぞれ上壁又は下壁としての働きをしており、筒状体19の周囲は外側の外周壁部材26に至るまで中間室28を形成する空所となっている。筒状体19の下側部分には径方向の溝が形成されており、その溝は環状スペーサ29との間において中間室28に繋がる径方向の通路28aを構成している。
【0026】
スリーブ17とそれを取り囲む環状スペーサ29との間には、スリーブ17と筒状体19との間における隙間上部20に繋がる隙間下部32が形成されており、隙間下部32はその上端において中間室28に連通している。隙間下部32は、ラビリンス33,34等の殺菌剤の使用量を少なくするために抵抗となる手段が施されているが、気体は僅かに通過可能とされている。スリーブ17には、通路28aに対応した位置に傘状の突起部35が形成されており、潤滑油が軸受12からのオイルシール15を漏れ出ることがあると、隙間上部20を流れ下る潤滑油は、シーミングスピンドル4の自転に基づいて突起部35の表面を流れた後、公転ディスク27の公転による遠心力によって、全体として外側に流れ、やがて通路28aに流れ込むように案内され、中間室28内に回収される。
【0027】
外周壁部材26には、中間室28の底面よりもより低い位置において開口する通路28bが形成されている。通路28bは、後述する薬剤が流れ込む通路であるとともに、回収した漏れ潤滑油を排出する通路でもある。固定側となる外周壁部材26と、回転側である公転ディスク27との間には相対回転があるので、両者間には隙間が避けられない。そこで、相対回転を許容するため外周壁部材26と公転ディスク27との間に形成される周状隙間36には、密封部材としてのラビリンス37が適用されている。ラビリンス37は、中間室28内に集められた潤滑油が周状隙間36から漏れるのを防止しているが、圧力を持った液体又は気体は通過可能である。
【0028】
通路28bには接続管38が接続されており、接続管38は缶胴Bを載せるリフタ13の下方の蓋締機の外部に伸びている。接続管38又はその後続の管にセンサを設けることにより、潤滑油漏れの有無をチェックして監視することも可能である。接続管38の先には切換えバルブ39が設けられており、切換えバルブ39の一方は殺菌剤のタンク41に繋がる吐出ポンプ40に接続され、切換えバルブ39の他方は吸引ポンプ42を経て回収タンク43に接続されている。従って、接続管38は、切換えバルブ39の切り換えによって、中間室28に回収した潤滑油を吸引ポンプ42で吸引して回収タンク43に回収する排出用と、吐出ポンプ40から送り出されるタンク41内の殺菌剤を中間室28に送り込むための供給用とに兼用されている。また、閉鎖作業室としての巻締め作業室14内には殺菌剤を噴霧する殺菌手段としての殺菌剤スプレー44が配設されている。
【0029】
先ず、図に実施例として示した装置を殺菌モードで使用する場合の作動について説明する。この装置が殺菌装置として使用する場合、切換えバルブ39の切り換えによって、接続管38を吐出ポンプ40に接続する。吐出ポンプ40を運転することにより、タンク41内の殺菌剤は吐出ポンプ40によって吸い出されて、吐出ポンプ40から接続管38を通って中間室28に送り出される。中間室28に送り込まれた殺菌剤は、その圧力によって、一つの経路として、筒状体19に形成されている通路28aから、チャックスピンドル4に嵌着されているスリーブ17と環状スペーサ29との間に形成されている隙間下部32を通って、蓋締め作業室14に流れ出る。殺菌剤は、隙間下部32の通過時に隙間下部32を殺菌する。中間室28に送り込まれた殺菌剤は、他の経路として、外周壁部材26と公転ディスク27との間に設けられるラビリンス37を通って、巻締め作業室14に流れ出る。このとき、殺菌剤は、外周壁部材26と公転ディスク27との間に形成されている環状隙間36をも殺菌する。中間室28からの殺菌剤によって隙間下部32と環状隙間36との殺菌に合わせて、巻締め作業室14内に配設されている殺菌手段としての殺菌剤スプレー44が作動され、殺菌剤スプレー44から噴霧される殺菌剤によって、巻締め作業室14内が殺菌される。中間室28内には殺菌剤の圧力が作用しているので、軸受12を潤滑した潤滑油がオイルシール15から中間室28側に漏れ出ることはない。
【0030】
巻締め作業室14内の殺菌後は、中間室28以外の経路を経て外部から無菌空気供給手段45によって無菌空気が巻締め作業室14内に供給され、そうした無菌空気の環境下で蓋の巻締め作業が行われる。巻締め作業室14内の無菌空気の圧力は、陽圧、即ち、中間室28内の圧力よりも高い圧力に維持されるので、巻締め作業室14内の無菌空気は、隙間下部32と環状隙間36とを通って中間室28に流れ込む。巻締め作業室14での巻締め作業時には、切換えバルブ39の他方は吸引ポンプ42に接続されているので、中間室28に流れ込んだ無菌空気は、接続管38を通って吸引ポンプ42によって吸引排気される。隙間下部32と環状隙間36とについては、巻締め作業室14から中間室28への無菌空気の流れが存在しているので、殺菌された隙間下部32と環状隙間36との無菌状態が維持される。従って、巻締め作業室14内は、常に、新規な無菌空気に満たされており、清浄な雰囲気下で容器と閉蓋部材としての蓋Lの搬送、及び容器への蓋Lの巻締め作業が行われる。
【0031】
潤滑油供給源(図示せず)から軸受12に供給され且つ軸受12を潤滑した潤滑油は、戻り通路21を通ってシーミングヘッドに形成された油溜まり22に吐出され、循環使用される。軸受12の下方に設けられたオイルシール15は、潤滑油の漏れを効果的に防止するものであるが、それでも潤滑油の漏れを完全に防止するのは不可能であり、径年劣化等に起因して、幾分かの潤滑油がオイルシール15を通って殺菌空間である蓋締め作業室14側に漏れ出ようとするのは避けられない。オイルシール15から漏れた潤滑油の対策として、シーミングスピンドル4の周りにおいて且つシーミングヘッドと公転ディスク27との間に中間室28を形成し、オイルシール15から漏れた潤滑油を中間室28内に収容する構成が採用されている。
【0032】
この装置が潤滑油回収モードとして作用する場合、潤滑済みの潤滑油はオイルシール15から漏れても、オイルシール15の下方に設けられている中間室28によって受け止められる。従って、軸受12を潤滑した潤滑油が、シーミングスピンドルの周りにおいて、隙間下部32を汚染することを予め防止することができる。その結果、潤滑油は、蓋締め作業室14に垂れ落ちたり飛散して、容器や蓋を汚染することもない。同時に、切換えバルブ39は吸引ポンプ42に接続され、接続管38を通じて中間室28に溜められた使用済み潤滑油が強制吸引されて回収タンク43に回収される。なお、潤滑油回収モードは、この実施例の装置が無菌空気の供給を受けて巻締め作動をしているときと同様の状態にある。即ち、軸受12の潤滑は、巻締機が稼働しているときに必要であり、そのときには、蓋締め作業室14を無菌状態に保ち、蓋締め作業室14に無菌空気を供給し、供給された無菌空気は中間室28へ流し込まれている。従って、潤滑油がオイルシール15から漏れ出ることがあれば、中間室28には、潤滑油と、蓋締め作業室14から隙間下部32と環状隙間36を通った無菌空気とが流れ込み、両者が接続管38を通って吸引ポンプ42で吸い出されている。
【0033】
上記のように、この発明の実施例を缶胴に対する缶蓋の巻締機に適用した実施例に基づいて説明したが、この発明は、閉蓋部材を缶胴に巻き締められる缶蓋とした缶巻締機のみならず、缶蓋の仮締め機や、閉蓋部材をボトル型容器の口部に締め付けられるキャップとし、密封作業ヘッドとしてのキャッピングヘッドに備わるスピンドルが把持するキャップをボトル型容器の口部に螺合装着するキャッピングマシーン等の容器閉鎖機にも適用可能であることは明らかであり、スピンドル周りの殺菌・無菌維持、汚染防止、微生物の繁殖遮断を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明による容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機では、閉鎖作業室内に突出する下端部に容器のための閉蓋部材を把持可能な把持具が装着されたスピンドル、スピンドルとの間に隙間を形成すると共に軸受を介してスピンドルを回転自在に支持する閉鎖作業ヘッド、及び軸受より下方位置でスピンドルと閉鎖作業ヘッドとの間をシールするオイルシールを備えた容器閉鎖機において、閉鎖作業ヘッドに殺菌剤が供給される中間室が形成されており、中間室に供給された殺菌剤を隙間下部に流し込み、隙間の一部としてオイルシールから閉鎖作業室に至る隙間下部を殺菌しているので、シーミングスピンドル周りにおける隙間下部での微生物の繁殖を効率的に阻止して、閉鎖作業空間の微生物汚染を防止して無菌状態を効率的に維持することができる。
【0035】
また、この発明による容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機では、オイルシールから漏れた潤滑油を受け溜めるため隙間の一部としてオイルシールから閉鎖作業室に至る隙間下部に通じる中間室が閉鎖作業ヘッドに形成されている。シーミングスピンドルを閉鎖作業ヘッドに回転自在に支持するための軸受を潤滑した使用済みの潤滑油が閉鎖作業ヘッドとスピンドルとの間に設けられたオイルシールを通過して漏れることがあっても、この漏れ出た潤滑油は中間室に回収されて無菌状態の閉鎖作業空間への漏出が効率的に防止されている。従って、漏れ出た潤滑油が、シーミングスピンドルの周囲に形成される隙間を汚染したり、閉鎖作業空間において缶詰やボトル等の製品に付着・汚染することによって不良製品の発生を、効率的に未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る蓋締機における漏れ潤滑油回収装置の要部断面概略図である。
【図2】 図1に示す蓋締機のA−A断面概略図である。
【図3】 従来の缶巻締機のシーミングヘッドを示す断面図である。
【図4】 図3に示す缶巻締機の蓋巻締部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 センターシャフト 2 センターコラム(公転部)
4 シーミングスピンドル 5 シーミングチャック
6 シーミングロール 10 シーミングヘッドハウジング
12 軸受 14 蓋締め作業室
15 オイルシール 18 漏れ潤滑油
20 隙間上部 27 公転ディスク
28 中間室 29 環状スペーサ
32 隙間下部 36 周状隙間
38 接続管 39 切換えバルブ
41 殺菌剤タンク 42 吸引ポンプ
44 殺菌剤スプレー 45 無菌空気供給手段
B 缶胴 L 蓋(閉蓋部材)
Claims (12)
- 閉鎖作業室内に突出する下端部に容器のための閉蓋部材を把持可能な把持具が装着されたスピンドル、前記スピンドルとの間に隙間を形成すると共に軸受を介して前記スピンドルを回転自在に支持する閉鎖作業ヘッド、及び前記軸受より下方位置で前記スピンドルと前記閉鎖作業ヘッドとの間をシールするオイルシールを備えた容器閉鎖機において、前記隙間の一部として前記オイルシールから前記閉鎖作業室に至る隙間下部に連通する状態に前記閉鎖作業ヘッドに形成された中間室に殺菌時に殺菌剤を供給し、前記中間室に供給された前記殺菌剤を前記隙間下部に流し込むことにより、前記スピンドル周りの前記隙間下部を殺菌し、稼動中に前記オイルシールから漏れた潤滑油を前記中間室に受け溜め、該中間室に受け溜められた前記潤滑油を該中間室に接続された接続管を通じて排出することから成る容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法。
- 前記殺菌剤の前記隙間下部への流し込みに応じて、前記閉鎖作業室内に設けられた殺菌手段によって前記閉鎖作業室を殺菌することから成る請求項1に記載の容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法。
- 前記閉鎖作業室の殺菌後、前記閉鎖作業室に前記中間室に対して陽圧となる圧力で無菌空気を供給することから成る請求項2に記載の容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法。
- 前記無菌空気の供給に応じて、接続管を通じて前記中間室内を吸引することから成る請求項3に記載の容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法。
- 前記オイルシールから漏れて前記中間室に流れ込む潤滑油を、前記閉鎖作業室から前記隙間下部を通じて前記中間室に送り込まれる前記無菌空気と共に排出することから成る請求項3又は4に記載の容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法。
- 前記閉蓋部材は、缶胴に対する缶蓋又はボトル型容器に対するキャップであることから成る請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法。
- 閉鎖作業室内に突出する下端部に容器のための閉蓋部材を把持可能な把持具が装着されたスピンドル、前記スピンドルとの間に隙間を形成すると共に軸受を介して前記スピンドルを回転自在に支持する閉鎖作業ヘッド、及び前記軸受より下方位置で前記スピンドルと前記閉鎖作業ヘッドとの間をシールするオイルシールを備え、殺菌剤が供給される中間室が前記閉鎖作業ヘッドに形成されており、前記隙間の一部として前記オイルシールから前記閉鎖作業室に至る隙間下部を殺菌するため、前記殺菌剤が前記中間室から前記隙間下部に流し込まれることから成り、且つ稼動中に前記オイルシールから漏れた潤滑油を前記中間室に受け溜め、該中間室に受け溜められた前記潤滑油を排出するため前記中間室に連通する接続管が接続されていることから成る殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機。
- 前記閉鎖作業室内には、前記殺菌剤の前記隙間下部への流し込みに応じて作動して前記閉鎖作業室を殺菌する殺菌手段が設けられていることから成る請求項7に記載の殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機。
- 前記閉鎖作業室に前記中間室に対して陽圧となる圧力で無菌空気を供給する無菌空気供給手段が設けられていることから成る請求項7又は8に記載の殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機。
- 前記中間室と前記接続管を通じて接続され且つ前記中間室内の前記無菌空気を前記接続管を通じて吸引する吸引手段が設けられていることから成る請求項9に記載の殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機。
- 前記オイルシールから漏れて前記中間室に流れ込む潤滑油は、前記閉鎖作業室から前記隙間下部を通じて前記中間室に送り込まれる前記無菌空気と共に排出されることから成る請求項9又は10に記載の殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機。
- 前記閉蓋部材は、缶胴に対する缶蓋又はボトル型容器に対するキャップであることから成る請求項7〜11のいずれか1項に記載の殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001400656A JP4130544B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001400656A JP4130544B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003200910A JP2003200910A (ja) | 2003-07-15 |
JP4130544B2 true JP4130544B2 (ja) | 2008-08-06 |
Family
ID=27639924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001400656A Expired - Lifetime JP4130544B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4130544B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5465981B2 (ja) * | 2009-10-30 | 2014-04-09 | アサヒビール株式会社 | シーミングスピンドルからのスリーブ取り外し装置 |
EP4119253A4 (en) * | 2020-03-13 | 2024-04-10 | Toyo Seikan Group Engineering Co., Ltd. | CRIMPING DEVICE |
JP7510263B2 (ja) | 2020-03-13 | 2024-07-03 | 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社 | 巻締め装置 |
CN113336172B (zh) * | 2021-05-14 | 2022-10-11 | 杭州娃哈哈科技有限公司 | 一种保持旋转式pet产品封盖头无菌的方法 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001400656A patent/JP4130544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003200910A (ja) | 2003-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7404276B2 (en) | Beverage bottling plant for aseptic filling of beverage bottles with a liquid beverage filling material | |
US7409808B2 (en) | Beverage bottling plant for filling bottles with a liquid beverage filling material | |
US7383673B2 (en) | Beverage bottling plant for filling bottles with a liquid beverage filling material having a sealing system for sealing a transition between a movable portion and a stationary portion | |
US9233820B2 (en) | Rotatable bottle or container capping machine for screwing threaded screw caps onto a threaded mouth portion of filled bottles or containers to close filled bottles or containers, and a method of operation thereof | |
JP5232568B2 (ja) | 炭酸飲料用無菌充填装置 | |
US5848515A (en) | Continuous-cycle sterile bottling plant | |
CN102015517B (zh) | 用于填充容器的装置 | |
JP4235617B2 (ja) | 無菌状態で容器を取扱う瓶詰めシステムの構成装置 | |
US6256964B1 (en) | Method of handling, filling and sealing packaging containers | |
US20040222224A1 (en) | System and method for aseptic filling of packages with liquid products | |
JP2007302325A (ja) | 液体の無菌充填装置及び無菌充填方法 | |
US11834315B2 (en) | Carbonated beverage aseptic filling system, beverage filling system, and CIP processing method | |
KR20030095255A (ko) | 로터리식 무균 충전 장치 | |
US20130133287A1 (en) | Closing apparatus for containers | |
WO2008012996A1 (fr) | Procédé pour produire une boisson conditionnée | |
JP4130544B2 (ja) | 容器閉鎖機における殺菌・無菌維持方法及び殺菌・無菌維持可能な容器閉鎖機 | |
US7347231B2 (en) | Beverage bottling plant for filling bottles with a liquid beverage having a filling machine for filling bottles with a liquid beverage | |
JP2021119087A (ja) | 炭酸飲料無菌充填システム | |
JP3967907B2 (ja) | 蓋締機における漏れ潤滑油回収装置 | |
US20150090365A1 (en) | Filling machine | |
JP3528013B2 (ja) | 無菌システム用キャッパ | |
JP2008222258A (ja) | 充填装置 | |
JP2003170996A (ja) | 缶巻締機のシーミングロールの給油装置 | |
JP2003205334A (ja) | 缶巻締機のシーミングスピンドルの油漏れ回収装置における洗浄装置 | |
JP3663340B2 (ja) | キャップフィードターレット装置におけるキャップ無菌搬送方法及びキャップフィードターレット装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080425 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4130544 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |