JP2003169779A - 脈波伝播速度測定装置 - Google Patents
脈波伝播速度測定装置Info
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Abstract
より脈波伝播速度の測定が可能な脈波伝播速度測定装置
を提供すること。 【解決手段】 被検者の所定部位に所定の間隔を持って
配置される2対の電圧電極51a、51b、52a、5
2bと、この電圧電極対を挟んで配置される定電流電極
41及び42を有する。定電流電極41、42間に所定
の定電流を印加した状態で各電圧電極対から生体インピ
ーダンスの変化を表す電圧波形を第1及び第2インピー
ダンス変換部で取得する。この電圧波形の時間的なずれ
を、電圧電極間の距離Lで除すことによって脈波伝播速
度を求める。
Description
装置に関し、特に被験者の負担が小さく、かつ簡便な構
成で脈波伝播速度の測定が可能な脈波伝播速度測定装置
に関する。
て、脈波伝播速度又は脈波速度(PulseWave Velocity:P
WV)が一般的に用いられている。PWVは心臓から大
動脈に血液を送り出す際に派生した血管壁圧が動脈中を
移動する際に発生する波動が血管壁を伝わる早さであ
り、速くなるほど血管が硬くなっていることを意味す
る。PWVは血管上の2点の脈波及びその伝播時間を測
定し、この2点間の距離を伝播時間で除すことにより求
められる。
心音マイクを用いて取得した心音第2音と、脈波センサ
を用いて取得した股動脈及び頚動脈の脈波との時間差、
並びに脈波センサの距離とから測定を行うもの、2)カ
フを用いて被験者の四肢の2点を軽度圧迫して測定した
動脈の脈波から測定を行うもの、3)超音波センサを用
いて2点における血管径変動を測定し、変動波形の相互
相関をとることにより脈波速度を求めるもの、が知られ
ている。
用いる測定装置では、脈波を検出するために被験者の測
定部位を圧迫する必要があり、被験者に負担を強いるこ
とになる。また、従来の脈波センサでは脈が触れる場所
を探す必要がある。一方、超音波センサを用いる測定装
置では、超音波センサが高価であり、また装置が大型化
するという問題があった。
定装置の問題点に鑑みなされたものであり、その目的
は、被験者の負担が少なく、かつ簡便な構成により脈波
伝播速度の測定が可能な脈波伝播速度測定装置を提供す
ることにある。
は、複数の電極対と、複数の電極対のうち、第1の電極
対間に所定の定電流を供給する第1の定電流供給手段
と、複数の電極対のうち、第2及び第3の電極対の各々
から生体インピーダンスの変化を表す第1及び第2の電
圧波形を取得する電圧波形取得手段と、第1及び第2の
電圧波形の時間的なずれを検出する検出手段と、第2及
び第3の電極対間の距離と時間的なずれとを用いて脈波
伝播速度を求める算出手段とを有することを特徴とする
脈波伝播速度測定装置に存する。
極対と、複数の電圧電極対と、定電流電極対間に所定の
定電流を供給する第1の定電流供給手段と、複数の電圧
電極対のうち、異なる3つ以上の電極対の各々から生体
インピーダンスの変化を表す複数の電圧波形を取得する
電圧波形取得手段と、複数の電圧波形のうち、隣り合う
電圧電極対から得られた電圧波形間の時間的なずれを検
出する検出手段と、複数の電圧波形の全てについて、隣
り合う電圧電極間の距離及び/又は時間的なずれとを用
い、隣り合う電圧電極間における脈波伝播速度又は脈波
伝播時間の変化率を求める算出手段とを有することを特
徴とする脈波伝播速度測定装置に存する。
づき詳細に説明する。 ■(脈波伝播速度測定装置の構成) 図1は、本発明の一実施形態に係る脈波伝播速度測定装
置の構成例を示すブロック図である。
波伝播速度測定装置の全体制御を司る演算制御部であ
り、図示しないCPU、ROM、RAM等から構成さ
れ、例えばROMに記憶されたプログラムをCPUが実
行することにより後述する測定処理を含めた装置全体の
制御を実行する。
50a、50bによって測定した生体インピーダンス値
及びインピーダンス測定に用いる電極間距離から、脈波
伝播速度を求めることが可能である。演算制御部10に
はまた、LCD、CRT等から構成可能な表示部70、
プリンタ等の記録部75、HDD等の大容量記憶装置か
ら構成可能な保存部80、スピーカ等の音声発生部85
が接続されている。演算制御部10はこれら各部を制御
可能である。また、演算制御部10に対して設定、入力
等を行うためのユーザインタフェースとして、例えばキ
ーボード、マウス等を有する操作部90が設けられてい
る。
数の定電流(例えば50KHz、数100μA程度)を
供給可能な定電流供給部であり、例えば約50KHzの
信号を発振する発振回路と定電流源とを有している。定
電流電極41、42の間には、2対の電圧電極51a、
b及び52a、bが距離Lをおいて配置される。なお、
本明細書においては、一対の電圧電極51a、b(52
a、b)をまとめて電圧電極51(52)ともいう。
Agcl電極等、測定に適した材料からなる電極が用い
られ、被験者の皮膚に直接固定される。本実施形態の脈
波伝播速度測定装置は、生体インピーダンス波形を2箇
所で測定し、波形の時間的なずれと検出位置の距離とか
ら脈波伝播速度を算出するため、2対の電圧電極が必要
となる。各電極を被験者の上肢に装着した場合の例を図
2に示す。
インピーダンス変換部50a、50bに接続される。イ
ンピーダンス変換部50a、50bは定電流電極41,
42間に装着される電圧電極51a、b(52a、b)
間のインピーダンス値(生体インピーダンス)をそれぞ
れ検出する。
を流すと、電圧電極対51(52)では両電極間に存在
する生体組織のインピーダンスに比例した電圧が検出さ
れる。血液は他の生体組織に比べて導電率が極めて高い
ため、特に上腕や下肢など、他の臓器などが無い部分で
は、電圧電極対51、52で検出されるインピーダンス
は主に心臓から拍出される血液の流量に支配される。従
って、電圧電極対51、52で測定されるインピーダン
ス波形(電圧波形)を計測することにより、その部位を
流れる血流量の変化を求めることが可能となる。血流量
は心臓の脈拍に対応して変化する容積脈波であるため、
血流量の変化をしめすインピーダンス波形の伝播速度を
測定することによって脈波伝播速度を求めることが可能
である。
a、50bの出力する生体インピーダンス波形は演算制
御部10へ入力される。演算制御部10は、例えば操作
部90から入力された電極対間距離Lと生体インピーダ
ンス波形とから、脈波伝播速度を算出する。算出した脈
波伝播速度は表示部70、記録部75及び音声発生部8
5の1つ以上により出力される。
ないが、生体組織構成が単純であることが好ましいた
め、四肢に装着することが好ましい。また、電極対の距
離が短すぎる(略隣接するような配置)と時間差を計測
するための分解能を極端に高める必要があるため、ある
程度(数10cm程度)の距離を持たせた方がよい。一
方、離れすぎると1つの定電流供給部40で定電流を供
給するのが困難になるため、定電流供給部40の数を増
やすことが好ましくなければ両方の電圧電極対を同一の
四肢に装着することが好ましい。
a、51b)の距離は、生体インピーダンス波形を良好
に取得するために必要な最低限の距離であることが好ま
しい。また、本実施形態において、電極対間距離Lは、
図2に示すように各電極対を構成する電極の中点同士を
結んだ距離とする。
極41、42を装着する。本実施形態においては、図2
に示すように、肩に一方の定電流電極41を、手首に他
方の定電流電極42を装着する。
圧電極51、52をそれぞれ装着する。図2の例では、
電圧電極対51を上腕部に、電圧電極対52を肘と手首
の中間付近に装着している。電圧電極対51と52はそ
の電極中点間の距離Lが予め定めた所定距離となるよう
に位置決めして固定する。各電極を被験者に装着固定す
る方法は任意であるが、特にインピーダンス波形を取得
するための電圧電極対51、52はしっかりと皮膚に密
着させることが必要である。
対間距離Lを固定する必要はないが、Lをある決まった
値に設定することにより、演算制御部10へLの値を入
力する手間を省くことが可能となる他、測定値の比較を
行う際、Lの値を合わせることでより精度の高い比較が
可能となる。
播速度の測定を行う。本実施形態に係る脈波伝播速度測
定装置における脈波伝播速度の測定処理について図3の
フローチャートを参照して以下に説明する。なお、上述
の通り以下の処理は演算制御部10に含まれるCPUが
ROM等に記憶された制御プログラムを実行し、各部を
制御することによって実現することができる。
供給部40から所定の高周波定電流を定電流電極41、
42間に供給する。上述したように、生体に印加する定
電流は50KHz、数100μA程度とする。
部50a、50bの出力するインピーダンス波形取得を
開始する(ステップS103)。取得したインピーダン
ス波形は所定周波数でサンプリングを行いディジタルデ
ータに変換され、直近の所定時間分のデータが例えば保
存部80に記憶される。或いは、予め定めた測定時間内
のインピーダンス波形のディジタルデータを保存部80
に記憶しても良い。
タから、波形の特徴点を検出する(ステップS10
5)。特徴点は各波形に共通であれば任意の条件で設定
可能である。具体的には例えば図4に示すような波形一
周期内の脈波立ち上がり点や、切痕を用いることができ
る。
プS105で検出した特徴点の時間ずれ(遅延量)を検
出する。すなわち、図2のように電極を装着した場合、
電圧電極対51が電圧電極対52よりも血流の上流に位
置するため、各電極対から取得したインピーダンス波形
を比較すると、電圧電極対51で検出した波形がある時
間遅れて下流の電圧電極対52で検出されることにな
る。従って、波形の基準点として検出した特徴点の時間
的なずれを検出することによって、遅延量TDを検出す
ることができる。
07で検出した遅延量を、電極対間距離Lあるいは解剖
学的血管長で除算することによって脈波伝播速度を算出
する。脈波伝播速度は既知の方法で血圧値により補正さ
れた値としても良い。算出した値は表示部70及び/又
は記録部75において、所定のフォーマットで他の必要
な情報とともに出力される。また、保存部80に算出結
果を記憶することも可能である。この際、対応するイン
ピーダンス波形データ、算出した脈波伝播速度及び測定
に関する他の情報(例えば、被験者の性別、年齢、測定
部位、電極対間距離L、印加した定電流の大きさや定電
流電極間距離等)から選択される情報とともに記憶して
も良い。
速度測定装置によれば、電極を装着するだけで脈波伝播
速度が測定可能であり、被験者の負担がほとんど無視で
きる程度に軽減されるほか、簡便な構成で装置を構成で
き、装置の小型化が可能である。また、超音波センサの
ような高価なセンサを使用する必要がなく、装置のコス
トを低減することが可能である。さらに、脈を触れる場
所を探す必要もないため、測定操作自体も容易である。
がいずれも装着された場合のみを説明したが、一方を上
肢に、他方を下肢に装着することももちろん可能であ
る。また、電極対の間隔Lが大きい場合、定電流供給部
40及び、定電流電極対41、42を電圧電極対毎に設
けても良い。これは、定電流電極41、42と定電流供
給部40を接続するコードが長くなることによる操作性
の悪化を防ぐだけでなく、定電流供給部40及び被験者
の負荷を軽減することにつながる。この場合の脈波伝播
速度測定装置の構成例を図5に示す。
音マイクをさらに設け、この心音マイクを用いて取得し
た被験者の心音第2音と、被験者の頚部及び大腿部に装
着した電圧電極対から得た脈波との時間差を求めること
によって、大動脈における脈波伝播速度の測定にも適用
可能であることはいうまでもない。
て演算制御部10に接続され、演算制御部10は心音ア
ンプを介して入力する信号から心音第2音を検出すると
ともに、頚部に装着された電圧電極対51a、51bで
検出される脈波と、大腿部に装着された電圧電極対52
a、52bで検出される脈波、並びに電圧電極対間の距
離Lとを用い、既知の方法で大動脈の脈波伝播速度を算
出する。
測定は上述の実施形態のいずれに適応しても良いが、電
圧電極対間の距離が長くなるため、電圧電極対ごとに定
電流供給部を有する図5の構成に対して適応することが
好ましい。
定装置の要部構成例を示す図である。隣接する電極対が
電圧電極を共用していること、電極対及び対応するイン
ピーダンス変換部の数が多いこと、電極対間の距離が短
いこと以外は図1に示した第1の実施形態に係る構成と
同一でよい。
は、比較的多数の電極対を短い間隔で配列し、脈波の局
所伝播速度の変化を測定することにより、血管の閉塞箇
所を検出することを目的としている。
脈に血液を送り出す際に派生した血管壁圧が動脈中を移
動する際に発生する波動が血管壁を伝わる早さである。
そして、血管に閉塞部位が存在すると、その部位から脈
波速度が遅くなることが知られている。これは、閉塞部
位で脈が反射することによって脈波のエネルギーが減衰
するためと考えられている。
間)の変化を調べることによって血管の閉塞箇所を推定
することが可能と考えられる。図8に示すように、脈波
伝播速度(又は脈波伝播時間)の不連続的な低下(上
昇)が見られた場合、その不連続点付近に閉塞部位があ
るものと推定できる。
播速度の変化部位を検出するため、比較的短い間隔、例
えば数cmの間隔でで複数の電極対を配置し、局所的な
脈波伝播速度(又は脈波伝播時間)を順次測定し、その
変化率から閉塞部位の箇所を推定する。また、これら変
化率の値から閉塞の程度も推測可能である。
いが、電極の数が多くなり測定が煩雑になること、電極
対間の距離を短くしにくくなることから、隣接する電極
対相互で電極を共用することが好ましい。図7の構成例
は、5個の電極51〜55で4つの電極対を構成した場
合を示している。
部50a〜50dは、第1の実施形態と同様、インピー
ダンス波形を演算制御部10へ供給する。演算制御部は
各インピーダンス波形から隣接する電極対間での脈波伝
播速度を求める。そして、各電極対間での脈波伝播速度
の変化率(減少率)を以下のように求める。 脈波伝播速度減少率[%]=(PWV(末梢側)−PW
V(中枢側))/PWV(中枢側)*100
を以下のように求めても良い。 伝播時間増加率[%]=ΔT(末梢側変化率)/ΔT
(中枢側変化率)*100
で配置され、電極51が中枢側(心臓側)、電極55が
末梢側に装着され、各インピーダンス変換部50a〜5
0dから波形60a〜60dが得られたとする。波形の
電極対間での伝播時間がD1〜D3とすると、伝播時間
増加率はD2/D1、D3/D2でそれぞれ求められ
る。図7の例では、D2/D1がD3/D2に対して不
連続的に大きく、電極52〜54の間で血管の閉塞箇所
があると推測される。
おいて、測定結果の出力方法は任意であるが、例えば図
8に示すようなグラフを表示部70及び/又は記録部7
5に出力することができる。この際、横軸に電極位置を
合わせて出力すると電極装着部位との対応を把握しやす
い。
測定装置は、局所的な脈波伝播速度を短い間隔で複数測
定することにより、脈波伝播速度だけでなく、血管の閉
塞位置を推測することが可能となる。
実施形態においては、定電流電極対41、42と電圧電
極対51a、52b、52a,52bとが独立した構成
を説明したが、定電流電極対と電圧電極対を共用するこ
とも可能である。例えば図1において、電圧電極51a
と52bとを定電流電極対の電極として用いてもよい。
この場合、定電流供給部40は電圧電極51a及び52
bに接続され、定電流電極対41、42は不要となる。
第2の実施形態においても同様に定電流供給部40を電
極51及び55に接続することにより定電流電極対を省
略することが可能である。
たインピーダンス波形から検出した特徴点(立ち上が
り、切痕等)の時間ずれをもって波形の時間ずれを検出
したが、インピーダンス波形の一方を遅延させて順次相
互相関を求め、最大の相互相関が得られる際の遅延量を
波形の時間ずれとして用いるなど、他の任意の方法を用
いて時間ずれの検出を行うことが可能である。
を容易にするため電圧電極対を構成する各電極が独立し
ている場合を説明した。しかし、実際の測定に際しては
電圧電極対を構成する合計4つの電極を装着するのは手
間であり、また電圧電極対毎に電極間隔を調整するのも
手間が掛かる。従って、電極対を予め一体化して構成し
ておくことが望ましい。
図の測定時に四肢装着に用いられているクリップ型電極
の電極部分を、絶縁部55を介して2つの電極51a、
51bに分割し、電極対とした一体型電極を用いること
ができる。同構成の一体型電極を2つ用いてインピーダ
ンス波形の取得を行えば、装着時に必要な位置あわせの
作業が大幅に簡略化される。特に、第2の実施形態にお
いては電極対間の距離を正確かつ一定とするため、一体
化構造の電極を用いることが好ましい。この場合、全て
の電極を一体化しても良いし、複数の一体化電極を隣接
して装着するようにしても良い。
のみならず、任意形状の電極を用いることが可能であ
る。また、複数の電極を一体化構成とする場合も図6に
示した形状に限定されず、任意の構成を採用することが
可能である。具体的には、例えばフィルム状の基体上に
複数の電極を配置したような構成であっても良い。
度測定装置によれば、被検者の負荷が小さく、しかも簡
便な構成により脈波伝播速度の測定が可能になるという
効果を有する。
定装置の構成例を示すブロック図である。
定装置を用いた測定時の電極配置例を示す図である
定装置における測定処理の手順を示すフローチャートで
ある。
定装置におけるインピーダンス波形の特徴点検出処理を
説明する図である
播速度測定装置の構成例を示すブロック図である。
に使用可能な一体型電極対の構成例を示す斜視図であ
る。
定装置の要部構成例を示すブロック図である。
定装置における血管閉塞位置推定原理を説明する図であ
る。
Claims (18)
- 【請求項1】 複数の電極対と、 前記複数の電極対のうち、第1の電極対間に所定の定電
流を供給する第1の定電流供給手段と、 前記複数の電極対のうち、第2及び第3の電極対の各々
から生体インピーダンスの変化を表す第1及び第2の電
圧波形を取得する電圧波形取得手段と、 前記第1及び第2の電圧波形の時間的なずれを検出する
検出手段と、 前記第2及び第3の電極対間の距離と前記時間的なずれ
とを用いて脈波伝播速度を求める算出手段とを有するこ
とを特徴とする脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項2】 前記第2及び第3の電極対が、前記第1
の電極対と独立した電極対であり、前記第1の電極対を
構成する電極間に配置されることを特徴とする請求項1
記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項3】 前記第1の電極対が、前記第2の電極対
を構成する電極の1つ及び前記第3の電極対を構成する
電極の1つとから構成されることを特徴とする請求項1
又は請求項2記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項4】 さらに、前記第1乃至第3の電極対と異
なる第4の電極対と、この第4の電極対間に所定の定電
流を供給する第2の定電流供給手段とを有することを特
徴とする請求項1記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項5】 前記第2の電極対が、前記第1の電極対
を構成する電極間に、前記第3の電極対が前記第4の電
極対を構成する電極間にそれぞれ配置されることを特徴
とする請求項4記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項6】 前記検出手段が、前記第1及び第2の電
圧波形から所定の特徴点をそれぞれ検出し、前記検出し
た特徴点間で前記時間的なずれを検出することを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の脈波
伝播速度測定装置。 - 【請求項7】 前記特徴点が、前記第1及び第2の電圧
波形における所定の立ち上がり点又は切痕であることを
特徴とする請求項6記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項8】 前記検出手段が、前記第1及び第2の電
圧波形の相互相関を用いて前記時間的なずれを検出する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項
に記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項9】 前記第2及び第3の電極対が、電極対単
位で一体化された構成を有することを特徴とする請求項
1乃至請求項8のいずれか1項に記載の脈波伝播速度測
定装置。 - 【請求項10】 前記第2及び第3の電極対間の距離と
して、前記第2及び第3の電極対が装着された被験者部
位間の解剖学的血管長を用いることを特徴とする請求項
1乃至請求項9のいずれか1項に記載の脈波伝播速度測
定装置。 - 【請求項11】 一対の電流電極対と、 複数の電圧電極対と、 前記定電流電極対間に所定の定電流を供給する第1の定
電流供給手段と、 前記複数の電圧電極対のうち、異なる3つ以上の電極対
の各々から生体インピーダンスの変化を表す複数の電圧
波形を取得する電圧波形取得手段と、 前記複数の電圧波形のうち、隣り合う電圧電極対から得
られた電圧波形間の時間的なずれを検出する検出手段
と、 前記複数の電圧波形の全てについて、前記隣り合う電圧
電極間の距離及び/又は前記時間的なずれとを用い、前
記隣り合う電圧電極間における脈波伝播速度又は脈波伝
播時間の変化率を求める算出手段とを有することを特徴
とする脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項12】 前記複数の電圧電極対が、一定間隔で
配置されることを特徴とする請求項11記載の脈波伝播
速度測定装置。 - 【請求項13】 前記複数の電圧電極対の少なくとも一
部が一体化構造を有することを特徴とする請求項11又
は請求項12に記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項14】 前記電流電極対が前記複数の電圧電極
対を構成する電極の最も距離の離れた一対の電極と共用
されることを特徴とする請求項11乃至請求項13のい
ずれか1項に記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項15】 前記複数の電圧電極対が、前記隣り合
う電圧電極対と電極を共用することを特徴とする請求項
11乃至請求項14のいずれか1項に記載の脈波伝播速
度測定装置。 - 【請求項16】 前記検出手段が、前記電圧波形から所
定の特徴点をそれぞれ検出し、前記検出した特徴点間で
前記時間的なずれを検出することを特徴とする請求項1
1乃至請求項15のいずれか1項に記載の脈波伝播速度
測定装置。 - 【請求項17】 前記特徴点が、前記電圧波形における
所定の立ち上がり点又は切痕であることを特徴とする請
求項16記載の脈波伝播速度測定装置。 - 【請求項18】 前記検出手段が、前記電圧波形の相互
相関を用いて前記時間的なずれを検出することを特徴と
する請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載の
脈波伝播速度測定装置。
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