JP2003169380A - 携帯電話用ラジオ放送システム、ラジオ機能付き携帯電話、携帯電話用ラジオ放送設備、ラジオ放送制御用プログラム及び携帯電話制御用プログラム - Google Patents

携帯電話用ラジオ放送システム、ラジオ機能付き携帯電話、携帯電話用ラジオ放送設備、ラジオ放送制御用プログラム及び携帯電話制御用プログラム

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JP2003169380A
JP2003169380A JP2001369171A JP2001369171A JP2003169380A JP 2003169380 A JP2003169380 A JP 2003169380A JP 2001369171 A JP2001369171 A JP 2001369171A JP 2001369171 A JP2001369171 A JP 2001369171A JP 2003169380 A JP2003169380 A JP 2003169380A
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mobile phone
broadcast
reception
station
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Kazukiro Adachi
和広 安達
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジオ放送を携帯電話回線を利用して携帯電
話によって受信可能に伝送する携帯電話用ラジオ放送シ
ステム、受信電波又は受信情報のエラー量の状態に応じ
て、ラジオ局からの受信と携帯電話用のラジオ設備から
の受信とを適宜切り替えるラジオ機能付き携帯電話、携
帯電話用ラジオ放送設備、ラジオ放送制御用プログラ
ム、携帯電話制御用プログラムを提供する。 【解決手段】 携帯電話用ラジオ放送設備を、第1のラ
ジオ放送受信部1aと、第1のデータ変換部1bと、デ
ータ記録部1cと、第1のラジオ放送処理部1dと、を
含んで構成し、ラジオ機能付き携帯電話2を、第2のラ
ジオ放送受信部2aと、電界強度検出部2bと、受信電
波切り替え部2cと、無線送受信部2dと、を含んだ構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ局によって
放送されているラジオ放送を、携帯電話用の回線を利用
して携帯電話に受信可能に放送する携帯電話用ラジオ放
送システム、このシステムにおける、ラジオ局からのラ
ジオ放送を受信可能なラジオ機能付き携帯電話、携帯電
話用ラジオ放送設備、ラジオ放送制御用プログラム及び
携帯電話制御用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ放送は、日本においては、
周波数530〜1710kHzの中波を利用したAMラ
ジオ放送と、周波数76〜90MHzの超短波を利用し
たFMラジオ放送とがあり、様々なラジオ局が、前記範
囲内の周波数帯を、お互いが重複しないように利用する
ことで、それぞれが独自のラジオ番組の放送を行ってい
る。これらの放送の品質は受信電波の電界強度を測定す
ることにより評価されている。また、FM文字多重放送
では、デジタル信号を送信しており、この場合、放送の
品質は受信情報のエラー量を測定することにより評価さ
れている。
【0003】また、ラジオ局によって放送されるラジオ
放送を受信して聞くためのラジオ受信機(以下、単にラ
ジオという)が普及している。そして、特開平5−26
8151号公報では、携帯電話と上記ラジオとを一体化
し、両方の機能を有するラジオ付き無線電話装置が発案
されている。この発明におけるラジオ付き無線電話装置
は、携帯電話の携帯性を損なわないように、携帯型のラ
ジオと一体化した構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラジオ放送においては、ラジオ放送を受信する場所
やラジオのアンテナの性能によって、電波の受信状態
が、不安定になったり、又は、全く受信されなかったり
と大きな影響を受けるため、このような場合には、受信
状態を改善するために、アンテナの向きを変えたり、又
は、直接ラジオを持って受信する場所を変えるなどの煩
わしい作業が必要であった。
【0005】また、上記従来のラジオ付き無線電話装置
は、その携帯性から手軽に移動することが可能ではある
が、広範囲に受信電波の電界強度が弱いとき、又は、受
信情報のエラー量が多いときには、移動だけで受信状態
を改善することは困難であり、且つ、移動自体も煩わし
い作業であった。そこで、本発明は、このような従来の
技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであ
って、ラジオ局によって放送されるラジオ放送を携帯電
話回線を利用して携帯電話によって受信可能に伝送する
携帯電話用ラジオ放送システム、受信電波の状態、又
は、受信情報のエラー量に応じて、ラジオ局からのラジ
オ放送の受信を、携帯電話用のラジオ設備からの受信に
切り替える、又は、携帯電話用のラジオ設備からの受信
を、ラジオ局からのラジオ放送の受信に切り替えるラジ
オ機能付き携帯電話、携帯電話用ラジオ放送システムに
おける、携帯電話用ラジオ放送設備、ラジオ放送制御用
プログラム、携帯電話制御用プログラムを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の携帯電話用ラジオ放送
システムは、所定のラジオ局の放送する所定のラジオ放
送を、携帯電話回線を利用して携帯電話に向けて伝送す
る携帯電話用ラジオ放送システムであって、前記所定の
ラジオ放送局と通信可能な携帯電話用ラジオ放送設備を
備え、前記携帯電話用ラジオ放送設備は、前記所定のラ
ジオ放送局から受信した前記所定のラジオ放送を、前記
携帯電話回線において利用可能な携帯電話用データに変
換するデータ変換手段と、前記携帯電話用データを前記
携帯電話回線を利用して前記携帯電話に向けて伝送する
データ伝送手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】このような構成であれば、携帯電話用ラジ
オ放送設備によって、ラジオ局が放送しているラジオ放
送を受信し、その受信した放送内容を、データ変換手段
によって、携帯電話回線において利用可能な携帯電話用
データに変換し、更に、データ伝送手段によって、変換
されたデータを携帯電話が受信可能に伝送することが可
能である。従って、ラジオ局で放送されている放送内容
と同じものを携帯電話によって受信して聞くことが可能
となるので、便利である。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の携帯電話用ラジオ放送システムにおいて、前記携帯
電話用ラジオ放送設備は、前記所定のラジオ放送局から
受信した放送内容を記録する放送内容記録手段を備え、
前記携帯電話からの放送要求に応じて、前記放送内容記
録手段の記録内容を伝送するようになっていることを特
徴としている。つまり、放送内容記録手段によって、ラ
ジオ局から受信した放送内容を記録するようにし、携帯
電話からの要求に応じて、記録内容を放送するようにし
たので、例えば、聞き逃したラジオ放送を、放送後に聞
くことを可能にするなど、利便性が上がる。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2記載の携帯電話用ラジオ放送システムにおい
て、前記携帯電話毎に一対一の専用無線帯域を確立して
前記携帯電話用データの伝送を行うようになっているこ
とを特徴としている。つまり、データ伝送手段は、携帯
電話からの要求があると、その携帯電話に対して専用の
無線帯域を用意して一対一の通信を確立し、その携帯電
話に対してラジオ放送用データの放送を行うようにした
ので、利用者専用のサービスを行うことが可能となり、
また、サービスにおける使用料金などの設定が簡易にな
るといった利点がある。
【0010】また、請求項4に係る発明は、請求項1又
は請求項2記載の携帯電話用ラジオ放送システムにおい
て、前記携帯電話が使用しているシステム情報用の無線
帯域を利用して前記携帯電話用データの伝送を行うよう
になっていることを特徴としている。つまり、データ伝
送手段は、携帯電話との間でシステム情報の通信に用い
られている無線帯域を使用して携帯電話用データの放送
を行うものである。この場合は、ラジオ局のように、放
送内容を放送し続けることができ、周波数帯域の利用効
率も良い。
【0011】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の携帯電話用ラジオ放送シ
ステムにおいて、ラジオ放送におけるラジオ番組のスポ
ンサが、システム利用料金の少なくとも一部を負担する
ようになっていることを特徴としている。つまり、携帯
電話用ラジオ放送システムにおいて、ラジオ番組のスポ
ンサに、システム利用者の利用料金の少なくとも一部を
負担してもらうようにしたものである。従って、利用料
金が少額、あるいは、無料となることにより、ラジオ放
送と同様に、多くの人が、このシステムを利用し易くな
り、それにより、スポンサのコマーシャルの効果を高め
ることが可能となる。ここで、スポンサは、システム利
用者の通話時間や通信データ量などに応じて利用者の電
話料の一部を負担するなど、利用者がコマーシャルをど
れだけ聞いたかに応じて負担額を決定するようになって
いる。
【0012】また、本発明に係る請求項6記載のラジオ
機能付き携帯電話は、請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記
ラジオ放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能
付き携帯電話であって、前記ラジオ放送局から受信した
電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、その検
出結果に基づき前記電界強度が所定の強度より弱くなっ
たときに、前記ラジオ放送局からの受信から前記携帯電
話用ラジオ放送設備からの受信に自動的に切り替える受
信電波切り替え手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0013】このような構成であれば、電界強度検出手
段によって、ラジオ放送局から受信した電波の電界強度
を検出し、検出結果に基づき電界の強度が所定の強度よ
りも弱くなったときに、受信電波切り替え手段によっ
て、携帯電話用ラジオ放送設備からの受信に切り替える
ことができるので、例えば、携帯電話用ラジオ放送が有
料で提供されている場合に、通常は、無料であるラジオ
放送局から受信を行うようにし、どうしても聞きたい
が、ラジオ局からの電波の電界強度が弱くて聞けないと
きには、携帯電話用ラジオ放送設備からの受信に切り替
えるといった用法が可能となるので便利である。
【0014】また、本発明に係る請求項7記載のラジオ
機能付き携帯電話は、請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記
ラジオ放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能
付き携帯電話であって、前記ラジオ放送局から受信した
電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、その検
出結果に基づき前記電界強度が所定の強度より強くなっ
たときに、前記携帯電話用ラジオ放送設備からの受信か
ら前記ラジオ放送局からの受信に自動的に切り替える受
信電波切り替え手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0015】このような構成であれば、携帯電話用ラジ
オ放送設備から携帯電話でラジオ放送を受信中であって
も、電界強度検出手段は、ラジオ放送局からの受信した
伝播の電界強度を検出し、受信電波切り替え手段は、そ
の検出結果に基づき電界強度が所定強度より強くなった
ときに、携帯電話用ラジオ放送設備からの受信からラジ
オ放送局からの受信に切り替えることが可能である。従
って、携帯電話用の周波数帯域を開放し利用効率を上げ
ると共に、無料で受信可能なラジオ放送を主体にラジオ
放送を受信することになるので、利用料金の節約にな
る。
【0016】また、本発明に係る請求項8記載のラジオ
機能付き携帯電話は、請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記
ラジオ放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能
付き携帯電話であって、前記ラジオ放送局から受信した
情報のエラー量を検出するエラー量検出手段と、その検
出結果に基づき前記エラー量が所定量より多くなったと
きに、前記ラジオ放送局からの受信から前記携帯電話用
ラジオ放送設備からの受信に自動的に切り替える受信電
波切り替え手段と、を備えることを特徴としている。
【0017】このような構成であれば、エラー量検出手
段は、ラジオ放送局から受信した情報のエラー量を検出
し、受信電波切り替え手段は、その検出結果に基づき情
報のエラー量が所定量より多くなったときに、ラジオ放
送局からの受信から携帯電話用ラジオ放送設備からの受
信に自動的に切り替えることが可能であるので、例え
ば、携帯電話用ラジオ放送が有料で提供されている場合
に、通常は、無料であるラジオ放送局から受信を行うよ
うにし、どうしても聞きたいが、ラジオ局から受信した
情報のエラー量が多くて、ラジオ放送をまともに聞くこ
とができないときには、携帯電話用ラジオ放送設備から
の受信に切り替えるといった用法が可能となるので便利
である。
【0018】また、本発明に係る請求項9記載のラジオ
機能付き携帯電話は、請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記
ラジオ放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能
付き携帯電話であって、前記ラジオ放送局から受信した
情報のエラー量を検出するエラー量検出手段と、その検
出結果に基づき前記エラー量が所定量より少なくなった
ときに、前記携帯電話用ラジオ放送設備からの受信から
前記ラジオ放送局からの受信に自動的に切り替える受信
電波切り替え手段と、を備えることを特徴としている。
【0019】このような構成であれば、エラー量検出手
段は、ラジオ放送局から受信した情報のエラー量を検出
し、受信電波切り替え手段は、その検出結果に基づき情
報のエラー量が所定量より少なくなったときに、携帯電
話用ラジオ放送設備からの受信からラジオ放送局からの
受信に自動的に切り替えることが可能であるので、例え
ば、ラジオ放送局からのラジオ放送の受信において受信
情報のエラー量が多くて聞きにくく、携帯電話用ラジオ
放送を利用しているときに、受信情報のエラー量が所定
量より少なくなると、受信料金が無料であるラジオ放送
局からの受信に切り替えるといった用法が可能となり便
利であると共に、携帯電話の周波数帯域の使用が開放さ
れるので、周波数の利用効率を高めることにもなる。
【0020】また、本発明に係る請求項10記載の携帯
電話用ラジオ放送設備は、所定のラジオ局の放送する所
定のラジオ放送を、携帯電話回線を利用して携帯電話に
向けて伝送する携帯電話用ラジオ放送システムにおけ
る、ラジオ放送局と通信可能な携帯電話用ラジオ放送設
備であって、前記所定のラジオ放送局から前記所定のラ
ジオ放送を受信してその受信内容を前記携帯電話回線に
おいて利用可能な携帯電話用データに変換するデータ変
換手段と、前記携帯電話用データを前記携帯電話回線を
利用して前記携帯電話に向けて伝送するデータ伝送手段
と、を備えることを特徴としている。
【0021】また、請求項11に係る発明は、請求項1
0記載の携帯電話用ラジオ放送設備において、前記所定
のラジオ放送局から受信した放送内容を記録する放送内
容記録手段を備え、前記携帯電話からの放送要求に応じ
て、前記放送内容記録手段の記録内容を伝送するように
なっていることを特徴としている。また、請求項12に
係る発明は、請求項10又は請求項11記載の携帯電話
用ラジオ放送設備において、前記携帯電話毎に一対一の
専用無線帯域を確立して前記携帯電話用データの伝送を
行うようになっていることを特徴としている。
【0022】また、請求項13に係る発明は、請求項1
0又は請求項11記載の携帯電話用ラジオ放送設備にお
いて、前記携帯電話が使用しているシステム情報用の無
線帯域を利用して前記携帯電話用データの伝送を行うよ
うになっていることを特徴としている。ここで、請求項
11乃至請求項13記載の携帯電話用ラジオ放送設備
は、請求項1乃至請求項4記載の携帯電話用ラジオ放送
システムにおける、携帯電話に向けたラジオ放送を行う
設備であり、その作用効果は重複するので記載を省略す
る。
【0023】また、本発明に係る請求項14記載のラジ
オ放送制御用プログラムは、所定のラジオ局の放送する
所定のラジオ放送を、携帯電話回線を利用して携帯電話
に向けて伝送する携帯電話用ラジオ放送システムにおけ
る、前記所定のラジオ放送局と通信可能な携帯電話用ラ
ジオ放送設備を制御するためのラジオ放送制御用プログ
ラムであって、前記ラジオ放送局から所定のラジオ放送
を受信してその受信内容を前記携帯電話回線において利
用可能な携帯電話用データに変換するデータ変換ステッ
プと、前記携帯電話用データを前記携帯電話が受信可能
に伝送するデータ伝送ステップと、を備えることを特徴
としている。
【0024】また、請求項15に係る発明は、請求項1
4記載のラジオ放送制御用プログラムにおいて、前記所
定のラジオ放送局から受信した放送内容を記録する放送
内容記録ステップを備え、前記携帯電話からの放送要求
に応じて、前記放送内容記録手段の記録内容を伝送する
ようになっていることを特徴としている。また、請求項
16に係る発明は、請求項14又は請求項15記載ラジ
オ放送制御用プログラムにおいて、前記データ伝送ステ
ップにおいては、前記携帯電話毎に一対一の専用無線帯
域を確立して前記携帯電話用データの伝送を行うように
なっていることを特徴としている。
【0025】また、請求項17に係る発明は、請求項1
4又は請求項15記載のラジオ放送制御用プログラムに
おいて、前記データ伝送ステップにおいては、前記携帯
電話が使用しているシステム情報用の無線帯域を利用し
て前記携帯電話用データの伝送を行うようになっている
ことを特徴としている。ここで、請求項14乃至請求項
17記載のラジオ放送制御用プログラムは、請求項1乃
至請求項4記載の携帯電話用ラジオ放送システムにおけ
る、携帯電話に向けたラジオ放送を行う設備におけるラ
ジオ放送を制御するためのプログラムであり、その効果
は重複するので記載を省略する。
【0026】また、本発明に係る請求項18記載の携帯
電話制御用プログラムは、請求項6記載のラジオ機能付
き携帯電話を制御するための携帯電話制御用プログラム
であって、前記ラジオ放送局から受信した電波の電界強
度を検出する電界強度検出ステップと、その検出結果に
基づき前記電界強度が所定の強度より弱くなったとき
に、前記ラジオ放送局からの受信から前記携帯電話用ラ
ジオ放送設備からの受信に自動的に切り替える受信電波
切り替えステップと、を備えることを特徴としている。
【0027】ここで、請求項18記載の携帯電話制御用
プログラムは、請求項6記載のラジオ付き携帯電話を制
御するためのプログラムであり、その効果は重複するの
で記載を省略する。また、本発明に係る請求項19記載
の携帯電話制御用プログラムは、請求項7記載のラジオ
機能付き携帯電話を制御するための携帯電話制御用プロ
グラムであって、前記ラジオ放送局から受信した電波の
電界強度を検出する電界強度検出ステップと、その検出
結果に基づき前記電界強度が所定の強度より強くなった
ときに、前記携帯電話用ラジオ放送設備からの受信から
前記ラジオ放送局からの受信に自動的に切り替える受信
電波切り替えステップと、を備えることを特徴としてい
る。
【0028】ここで、請求項19記載の携帯電話制御用
プログラムは、請求項7記載のラジオ付き携帯電話を制
御するためのプログラムであり、その効果は重複するの
で記載を省略する。また、本発明に係る請求項20記載
の携帯電話制御用プログラムは、請求項8記載のラジオ
機能付き携帯電話を制御するための携帯電話制御用プロ
グラムであって、前記ラジオ放送局から受信した情報の
エラー量を検出するエラー量検出ステップと、その検出
結果に基づき前記エラー量が所定量より多くなったとき
に、前記ラジオ放送局からの受信から前記携帯電話用ラ
ジオ放送設備からの受信に自動的に切り替える受信電波
切り替えステップと、を備えることを特徴としている。
【0029】ここで、請求項20記載の携帯電話制御用
プログラムは、請求項8記載のラジオ付き携帯電話を制
御するためのプログラムであり、その効果は重複するの
で記載を省略する。また、本発明に係る請求項21記載
の携帯電話制御用プログラムは、請求項9記載のラジオ
機能付き携帯電話を制御するための携帯電話制御用プロ
グラムであって、前記ラジオ放送局から受信した情報の
エラー量を検出するエラー量検出ステップと、その検出
結果に基づき前記エラー量が所定量より少なくなったと
きに、前記携帯電話用ラジオ放送設備からの受信から前
記ラジオ放送局からの受信に自動的に切り替える受信電
波切り替えステップと、を備えることを特徴としてい
る。
【0030】ここで、請求項21記載の携帯電話制御用
プログラムは、請求項9乃至請求項9記載のラジオ付き
携帯電話を制御するためのプログラムであり、その効果
は重複するので記載を省略する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図11は、本発明に係る
携帯電話用ラジオ放送システムの実施の形態を示す図で
ある。まず、本発明に係る携帯電話用ラジオ放送システ
ムにおける携帯電話用ラジオ放送設備の第1の構成例を
図1に基づいて説明する。図1(a)は、本発明に係る
携帯電話用ラジオ放送設備の第1の構成例を示すブロッ
ク図であり、図1(b)は、ラジオ局からのラジオ放送
を受信可能なラジオ機能付き携帯電話の構成例を示す図
である。
【0032】図1(a)に示すように、携帯電話用ラジ
オ放送設備の第1の構成例1(以下、第1の構成例1)
は、第1のラジオ放送受信部1aと、第1のデータ変換
部1bと、データ記録部1cと、第1のラジオ放送処理
部1dと、第1のCPU1eと、第1のROM1fと、
第1のRAM1gと、第1のバス1hと、を含んで構成
される。第1のラジオ放送受信部1aは、後述するラジ
オ放送局20によって放送される所定のラジオ放送を受
信して、その受信電波を復調し、データを取り出す処理
を行うもので、ラジオ受信用のアンテナ及びチューナを
含んだ構成となっている。
【0033】第1のデータ変換部1bは、第1のラジオ
放送受信部1aによって受信されたラジオ放送データを
後述する携帯電話ネットワーク21において利用可能な
携帯電話回線用データに変換する処理を行う。データ記
録部1cは、携帯電話回線用データを図示しない記憶装
置に記録する処理を行うものである。第1のデータ放送
処理部1dは、後述するラジオ機能付き携帯電話2から
受信した放送要求を解析して、その要求に応じたラジオ
番組を記憶装置から読み出し、携帯電話ネットワーク2
1に伝送する処理を行うものである。
【0034】第1のCPU1eは、第1のROM1fに
記憶された上記各部の処理を制御するプログラムを実行
するものである。第1のROM1fは、上記各部の処理
を制御する制御プログラムの記憶された読み出し専用の
メモリである。第1のRAM1gは、第1のCPU1e
が制御プログラムを実行する際に必要なデータを記憶す
るデータ書き込み可能なメモリである。
【0035】第1のバス1hは、上記各部間のデータ伝
送を行うためのデータ伝送路である。更に、図1(b)
に基づいて、ラジオ機能付き携帯電話の構成例を説明す
る。図1(b)に示すように、ラジオ機能付き携帯電話
2は、第2のラジオ放送受信部2aと、電界強度検出部
2bと、受信電波切り替え部2cと、無線送受信部2d
と、第2のCPU2eと、第2のROM2fと、第2の
RAM2gと、第2のバス2hと、を含んだ構成となっ
ている。
【0036】第2のラジオ放送受信部2aは、ラジオ放
送局20によって放送されるラジオ放送を受信するもの
で、受信周波数を可変して様々なラジオ放送を受信する
ことが可能となっている。電界強度検出部2bは、ラジ
オ局20から受信したラジオ放送電波の電界強度を検出
するものである。受信電波切り替え部2cは、電界強度
検出部2bにおいて検出された受信電波の電界強度が、
所定の電界強度以下であるか否かを判定し、所定の電界
強度以下であった場合は、ラジオ放送局20からのラジ
オ放送の受信を第1の構成例1からの受信に切り替える
処理を行うものである。
【0037】無線送受信部2dは、携帯電話における通
話用データ等の送受信を行うもので、第1の構成例1か
らのラジオ放送の受信処理も行う。第2のCPU2e
は、第2のROM2fに記憶された上記各部の処理を制
御するプログラムを実行するものである。第2のROM
2fは、上記各部の処理を制御する制御プログラムの記
憶された読み出し専用のメモリである。
【0038】第2のRAM2gは、第2のCPU2eが
制御プログラムを実行する際に必要なデータを記憶する
データ書き込み可能なメモリである。第2のバス2h
は、上記各部間のデータ伝送を行うためのデータ伝送路
である。次に、第1の構成例1及びラジオ機能付き携帯
電話2を適用した携帯電話用ラジオ放送システム4の構
成を図2に基づいて説明する。図2は、携帯電話用ラジ
オ放送システムの一構成例を示す図である。
【0039】図2に示すように、携帯電話用ラジオ放送
システム4は、上記した第1の構成例1と、携帯電話ネ
ットワーク21と、ラジオ局20と、基地局22と、上
記したラジオ機能付き携帯電話2と、を含んだ構成とな
っている。ラジオ局20は、AM、あるいは、FMのラ
ジオ放送を行うもので、様々な周波数帯域を利用するこ
とにより、多種のラジオ番組を放送している。携帯電話
ネットワーク21は、携帯電話の基地局22から受信し
たデータを他の基地局に伝送するためのネットワークで
ある。
【0040】基地局22は、所定の地域内に存在する携
帯電話から無線受信した通話データを携帯電話ネットワ
ーク21を介して通話相手の携帯電話に送信したり、携
帯電話ネットワーク21を介して受信した通話データを
対応する携帯電話に無線送信するなどの処理を行う公知
の基地局である。ここで、本実施の形態においては、第
1の構成例1と携帯電話ネットワーク21は有線で接続
され、携帯電話ネットワーク21と基地局22も有線で
接続されているものとする。
【0041】また、図中、ラジオ局20、基地局22
は、それぞれ1つだけしか図示されていないが、実際に
は、多くのラジオ局、基地局がシステム内に存在する。
更に、携帯電話用ラジオ放送システム4の、より具体的
な動作を説明すると、ラジオ局20によって放送される
ラジオ番組は、第1の構成例1における第1のラジオ放
送受信部1aにおいて受信され、復調処理等を経て必要
なデータが取り出されることになる。そして、取り出さ
れたデータは、データ変換部1bによって携帯電話ネッ
トワーク21において利用可能な携帯電話回線用データ
形式へと変換され、データ記録手段1cによって記憶装
置に記録される。
【0042】一方、ラジオ機能付き携帯電話2は、ラジ
オ局20からのラジオ放送を受信しているときに、電波
の受信状態が悪くなり、電界強度検出部2bによって検
出された受信電波の電界強度が所定強度以下になったと
きに、受信電波切り替え部2cによって、ラジオ放送の
受信をラジオ局20から第1の構成例1によるラジオ放
送の受信に自動的に切り替える処理を行う。この切り替
え処理は、ラジオ機能付き携帯電話2が放送要求の信号
を第1の構成例1に伝送することによって行われる。つ
まり、放送要求は、無線送受信部2dによって伝送さ
れ、基地局22及び携帯電話ネットワーク21を介して
第1の構成例1に伝送される。
【0043】第1の構成例1では、ラジオ機能付き携帯
電話2からの放送要求を受信すると、第1のラジオ放送
処理部1dによって、その要求内容が解析され、データ
記録部1cによって記録されたラジオ放送データの中か
ら要求に応じたラジオ番組の放送データを読み出し、携
帯電話ネットワーク21及び基地局22を介して要求元
のラジオ機能付き携帯電話2に向けて伝送する。なお、
第1の構成例1によるラジオ放送は、記憶装置に記録さ
れたデータを読み出して伝送するようになっているの
で、ラジオ放送局20による放送において聞き逃したも
のを、後から聞くことが可能であり、本実施の形態にお
いては、放送要求に、ラジオ番組名の他に、開始時刻等
の情報を含ませることによって、ラジオ局20において
放送終了後のラジオ番組や放送途中のラジオ番組を最初
から聞いたり、又は、途中から聞いたりすることが可能
となっている。
【0044】また、本実施の形態において、第1の構成
例1は、ラジオ放送データの伝送において、ラジオ機能
付き携帯電話2との間の無線通信に、図9(a)に示す
ように、専用の無線帯域を利用している。従って、この
ラジオ放送は、要求を出した携帯電話にのみ提供される
ことになる。また、本実施の形態において、ラジオ機能
付き携帯電話2は、ラジオ局20からのラジオ放送受信
中に電波の受信状態が悪くなると、第1の構成例1によ
るラジオ放送の受信に自動的に切り替えるようになって
いるが、初めから、同構成例1によるラジオ放送を受信
することも可能であり、また、受信電波切り替え部2c
による受信電波の切り替え処理も、受信状態が悪くなっ
たからといって必ず切り替える設定だけに限らず、切り
替え処理を未使用の設定にすることも可能である。
【0045】また、ラジオ機能付き携帯電話2は、第1
の構成例1によるラジオ放送の受信中にもラジオ局20
からの受信電波の電界強度を検出するようにして、電界
強度が所定強度より強くなったときに、第1の構成例1
からのラジオ放送の受信からラジオ放送局20からの受
信に切り替えるようにしても良い。また、本実施の形態
において、第1の構成例1によるラジオ放送は、有料の
サービスであり、その使用料金は、ラジオ放送における
ラジオ番組のスポンサが一部を負担するようになってい
ることとする。
【0046】更に、第1の構成例1におけるラジオ局2
0から受信したラジオ放送データの記録処理の流れを図
3に基づいて説明する。図3は、第1の構成例1におけ
るラジオ局20から受信したラジオ放送の記録処理を示
すフローチャートである。図3に示すように、まずステ
ップS300に移行し、第1のラジオ放送受信部1aに
おいてラジオ局20からのラジオ放送を受信したか否か
を判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップ
S302に移行し、そうでない場合(No)は受信するま
で待機する。
【0047】ステップS302に移行した場合は、第1
のデータ変換部1bにおいて、受信したラジオ放送デー
タを携帯電話ネットワーク21において利用可能な携帯
電話回線用データ形式に変換する処理を行いステップS
304に移行する。ステップS304では、データ記録
部1cによって、携帯電話回線用データを記憶装置に記
録する処理が行われステップS306に移行する。ここ
で、記録処理は、所定長のデータに対するデータ変換処
理が施される毎に行われる。
【0048】ステップS306では、受信している記録
対象のラジオ放送が終了したか否かを判定し、終了した
と判定された場合(Yes)はステップS308に移行し、
そうでない場合(No)はステップS300に移行する。ス
テップS308に移行した場合は、記録処理を終了して
ステップS300に移行する。ここで、本実施の形態に
おいては、記録したラジオ番組毎に識別情報を付加する
ようになっており、ラジオ機能付き携帯電話2は、この
識別情報を放送要求に含ませて伝送し、これにより、第
1の構成例1は、要求に応じたラジオ番組を放送するこ
とを可能としている。また、ラジオ放送の記録処理は、
複数のラジオ局に対して同時並行に行われる。
【0049】更に、第1の構成例1によるラジオ放送時
の処理の流れを図4に基づいて説明する。図4は、第1
の構成例1によるラジオ放送時の処理を示すフローチャ
ートである。図4に示すように、まずステップS400
に移行し、ラジオ機能付き携帯電話2から放送要求を受
信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Ye
s)はステップS402に移行し、そうでない場合(No)は
受信するまで待機する。
【0050】ステップS402に移行した場合は、第1
のラジオ放送処理部1dにおいて、放送要求を解析し、
要求に応じたラジオ放送を記憶装置から読み出しステッ
プS404に移行する。ステップS404に移行する
と、読み出したラジオ放送データを携帯電話ネットワー
ク21、基地局22を介して要求元の携帯電話に伝送す
る処理を行いステップS406に移行する。
【0051】ステップS406に移行すると、ラジオ機
能付き携帯電話2から終了要求があったか否かを判定
し、終了要求があったと判定された場合(Yes)はステッ
プS408に移行し、そうでない場合(No)はステップS
404に移行して伝送処理を継続する。ステップS40
8に移行した場合は、放送の終了処理を行い通信を切断
して処理を終了しステップS400に移行する。
【0052】更に、ラジオ付き携帯電話2における受信
電波切り替え処理の流れを図5に基づいて説明する。図
5は、ラジオ付き携帯電話2における受信電波切り替え
処理を示すフローチャートである。図5に示すように、
まずステップS500に移行し、ラジオ放送局20から
のラジオ放送を受信しているか否かを判定し、受信して
いると判定された場合(Yes)はステップS502に移行
し、そうでない場合(No)はラジオ放送局20からラジオ
放送を受信するまで待機する。
【0053】ステップS502に移行した場合は、電界
強度検出部2bにおいて、受信したラジオ放送電波の電
界強度を検出してステップS504に移行する。ステッ
プS504に移行すると、検出された電界強度が所定強
度以下か否かを判定し、所定強度以下であると判定され
た場合(Yes)はステップS506に移行し、そうでない
場合(No)はステップS500に移行する。ステップS5
06に移行した場合は、受信電波切り替え部2cによっ
て、ラジオ局20からのラジオ放送の受信から、第1の
構成例1によるラジオ放送の受信に切り替える処理を行
いステップS500に移行する。
【0054】更に、携帯電話用ラジオ放送設備の第2の
構成例を図6に基づいて説明する。図6は、携帯電話用
ラジオ放送設備の第2の構成例を示す図である。携帯電
話用ラジオ放送設備の第2の構成例3(以下、第2の構
成例3)は、第3のラジオ放送受信部3aと、第2のデ
ータ変換部3bと、第2のラジオ放送処理部3cと、第
3のCPU3dと、第3のROM3eと、第3のRAM
3fと、第3のバス3gと、を含んだ構成となってい
る。
【0055】第3のラジオ放送処理部3aは、ラジオ放
送局20によって放送されるラジオ放送を受信するもの
で、受信周波数を可変して様々なラジオ番組を受信する
ことが可能となっている。第2のデータ変換部3bは、
第1のラジオ放送受信部1aによって受信されたラジオ
放送データを後述する携帯電話ネットワーク21におい
て利用可能な携帯電話回線用データに変換する処理を行
う。
【0056】第2のラジオ放送処理部3cは、携帯電話
回線用データを、第2のデータ変換部3bにおいて所定
長のデータが変換される毎に携帯電話用ネットワーク2
1に伝送する処理を行うものである。第3のCPU3d
は、第3のROM3eに記憶された上記各部の処理を制
御するプログラムを実行するものである。第3のROM
3eは、上記各部の処理を制御する制御プログラムの記
憶された読み出し専用のメモリである。
【0057】第3のRAM3fは、第3のCPU3dが
制御プログラムを実行する際に必要なデータを記憶する
データ書き込み可能なメモリである。第3のバス3g
は、上記各部間のデータ伝送を行うためのデータ伝送路
である。第2の構成例3を、図2に示す携帯電話用ラジ
オ放送システム4に適用した場合のシステムの具体的な
動作を説明すると、ラジオ局20によって放送されるラ
ジオ番組は、第2の構成例3における第2のラジオ放送
受信部3aにおいて受信され、復調処理等を経て必要な
データが取り出されることになる。そして、取り出され
たデータは、第2のデータ変換部3bによって携帯電話
ネットワーク21において利用可能な携帯電話回線用デ
ータ形式へと変換され、第2のラジオ放送処理部3cに
よって、携帯電話ネットワーク21に伝送され、基地局
22を介してラジオ放送データの伝送が行われる。
【0058】ここで、本実施の形態において、第2の構
成例3においては、このラジオ放送データの伝送におい
て、ラジオ機能付き携帯電話2との間の無線通信に、図
9(b)に示すように、システム情報用の無線帯域を利
用しており、その帯域にラジオ放送データを組み込んで
行うようになっている。従って、このラジオ放送データ
は、対象の携帯電話全てに向けて伝送されることにな
る。一方、ラジオ機能付き携帯電話2は、ラジオ局20
からのラジオ放送を受信しているときに、電波の受信状
態が悪くなり、電界強度検出部2bによって検出された
受信電波の電界強度が所定強度以下になったときに、受
信電波切り替え部2cによって、ラジオ放送の受信をラ
ジオ局20から第2の構成例3によるラジオ放送の受信
に自動的に切り替える処理を行う。この切り替え処理
は、ラジオ機能付き携帯電話2がシステム情報用の無線
帯域の電波からラジオ放送データを取りだす処理に切り
替えることで行われる。
【0059】ここで、本実施の形態において、第2の構
成例3は、ラジオ局20から受信したラジオ放送データ
を、携帯電話ネットワーク21及び基地局22を介して
ラジオ機能付き携帯電話2に向けて常に伝送することに
なる。更に、第2の構成例3によるラジオ放送処理の流
れを図7に基づいて説明する。図7は、第2の構成例3
によるラジオ放送処理を示すフローチャートである。図
7に示すように、まず、ステップS700に移行し、ラ
ジオ放送局20からラジオ放送を受信したか否かを判定
し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS70
2に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機す
る。
【0060】ステップS702に移行した場合は、第2
のデータ変換部3bによって、受信したラジオ放送デー
タを携帯電話ネットワーク21において利用可能な携帯
電話回線用データ形式に変換する処理を行いステップS
704に移行する。ステップS704に移行すると、デ
ータ放送処理部3cによって、携帯電話回線用データを
携帯電話ネットワーク21に伝送してステップS706
に移行する。
【0061】ステップS706では、ラジオ局20から
のラジオ放送の受信が終了したか否かを判定し、ラジオ
放送の受信が終了したと判定された場合(Yes)はステッ
プS700に移行し、そうでない場合(No)はステップS
702に移行してラジオ放送を継続する。更に、第2の
構成例3によるラジオ放送をラジオ機能付き携帯電話2
によって受信する処理の流れを図8に基づいて説明す
る。図8は、第2の構成例3によるラジオ放送をラジオ
機能付き携帯電話2によって受信する処理を示すフロー
チャートである。
【0062】図8に示すように、まずステップS800
に移行し、ラジオ局20からのラジオ放送の受信を行う
か、又は、第2の構成例3によるラジオ放送の受信を行
うか、を図示しない操作部により設定してステップS8
02に移行する。ステップS802では、受信設定の内
容がラジオ局20からの受信であるか否かを判定し、ラ
ジオ局20からの受信であると判定された場合(Yes)は
ステップS804に移行し、そうでない場合(No)はステ
ップS818に移行する。
【0063】ステップS804に移行した場合は、操作
部の操作により、ラジオ放送局20からのラジオ放送を
受信するための受信周波数の設定が行われステップS8
06に移行する。ステップS806では、ラジオ局20
からのラジオ放送の受信が行われステップS808に移
行する。ステップS808に移行すると、電界強度検出
部2bによって、受信電波の電界強度を検出してステッ
プS810に移行する。
【0064】ステップS810に移行すると、受信電波
の電界強度が所定強度以下か否かを判定し、所定強度以
下であると判定された場合(Yes)はステップS812に
移行し、そうでない場合(No)はステップS814に移行
する。ステップS812に移行すると、受信電波切り替
え部2cによって、ラジオ放送局20からのラジオ放送
の受信を、第2の構成例3によるラジオ放送の受信に切
り替えるための処理を行いステップS818に移行す
る。
【0065】一方、ステップS810において、受信電
波が所定強度より強くステップS814に移行した場合
は、受信終了要求があるか否かを判定し、終了要求があ
ると判定された場合(Yes)はステップS816に移行
し、そうでない場合(No)は処理をステップS806に移
行してラジオ放送の受信を継続する。ステップS816
に移行すると、終了要求に応じてラジオ放送局20から
のラジオ放送の受信処理を終了する。
【0066】更に、ステップS802において、ラジオ
放送局20からの受信でないか、あるいは、ステップS
812における受信切り替え処理によってステップS8
18に移行した場合は、第2の構成例3によるラジオ放
送を受信するための受信周波数の設定処理を行いステッ
プS820に移行する。ここで、本実施の形態におい
て、初めから第2の構成例3からのラジオ放送の受信を
行う場合は、操作部の操作により受信周波数の設定を行
い、受信電波切り替え部2cによる切り替え処理による
場合は、切り替え前にラジオ局20から受信していたラ
ジオ放送の受信周波数に自動的に設定が行われる。
【0067】ステップS820に移行すると、第2の構
成例3によるラジオ放送の受信処理を行いステップS8
22に移行する。ステップS822では、受信終了要求
があるか否かを判定し、要求があったと判定された場合
(Yes)はステップS824に移行し、そうでない場合(N
o)はステップS820に移行してラジオ放送の受信処理
を継続する。ステップS824に移行した場合は、終了
要求に応じて第2の構成例3によるラジオ放送の受信処
理を終了する。
【0068】更に、ラジオ機能付き携帯電話の第2の構
成例を図10に基づいて説明する。図10は、ラジオ機
能付き携帯電話の第2の構成例を示す図である。図10
に示すように、ラジオ機能付き携帯電話の第2の構成例
2’は、上記ラジオ機能付き携帯電話2における、電界
強度検出部2bを、ラジオ放送局20から受信したラジ
オ放送電波の情報のエラー量を検出するエラー量検出部
2b’に代え、受信電波切り替え部2cが、検出された
エラー量に基づいて、受信電波の切り替えを行うもので
ある。従って、詳細な構成の説明は省く。
【0069】ラジオ機能付き携帯電話の第2の構成例
2’を、図2に示す携帯電話用ラジオ放送システム4に
適用した場合のシステムの具体的な動作を説明すると、
ラジオ局20によって放送されるラジオ番組は、第1の
構成例1における第1のラジオ放送受信部1aにおいて
受信され、復調処理等を経て必要なデータが取り出され
ることになる。そして、取り出されたデータは、第1の
データ変換部1bによって携帯電話ネットワーク21に
おいて利用可能な携帯電話回線用データ形式へと変換さ
れ、データ記録部1cによって記憶装置に記録される。
そして、ラジオ機能付き携帯電話の第2の構成例2’か
らの放送要求に応じて、第2のラジオ放送処理部3cに
よって、記憶装置から対応するラジオ番組のデータを読
み出し、そのデータを携帯電話ネットワーク21に伝送
し、基地局22を介してラジオ放送データの伝送が行わ
れる。
【0070】一方、ラジオ機能付き携帯電話の第2の構
成例2’は、ラジオ局20からのラジオ放送を受信して
いるときに、受信した情報信号のエラー量が多くなり、
エラー量検出部2b’によって検出されたエラー量が所
定量以上になったときに、受信電波切り替え部2cによ
って、ラジオ放送の受信を、ラジオ局20から第1の構
成例1によるラジオ放送の受信に自動的に切り替える処
理を行う。更に、第1の構成例1によるラジオ放送の受
信中においても、エラー量検出部2b’はエラー量の検
出を行っており、検出されたエラー量が所定量より少な
くなったときに、受信電波切り替え部2cによって、第
1の構成例1によるラジオ放送の受信を、ラジオ局20
からの受信に自動的に切り替える処理を行う。
【0071】ここで、本実施の形態において、ラジオ機
能付き携帯電話の第2の構成例2’は、ラジオ局20か
らのラジオ放送受信中に電波の受信情報のエラー量が多
くなると、第1の構成例1によるラジオ放送の受信に自
動的に切り替えるようになっているが、受信情報のエラ
ー量が多くなったからといって必ず切り替える設定だけ
に限らず、切り替え処理を未使用の設定にすることも可
能である。更に、第1の構成例1によるラジオ放送をラ
ジオ機能付き携帯電話の第2の構成例2’によって受信
する処理の流れを図11に基づいて説明する。図11
は、第1の構成例1によるラジオ放送をラジオ機能付き
携帯電話の第2の構成例2’によって受信する処理を示
すフローチャートである。
【0072】図11に示すように、まずステップS11
00に移行し、ラジオ局20からのラジオ放送の受信を
行うか、又は、第1の構成例1によるラジオ放送の受信
を行うか、を図示しない操作部により設定してステップ
S1102に移行する。ここで、第1の構成例1による
ラジオ放送の受信を設定した場合は、聞きたいラジオ番
組や聞きたい時間等を設定し、それらの情報を含む放送
要求を伝送する。ステップS1102では、受信設定の
内容がラジオ局20からの受信であるか否かを判定し、
ラジオ局20からの受信であると判定された場合(Yes)
はステップS1104に移行し、そうでない場合(No)は
ステップS1118に移行する。
【0073】ステップS804に移行した場合は、操作
部の操作により、ラジオ放送局20からのラジオ放送を
受信するための受信周波数の設定が行われステップS8
06に移行する。ステップS1106では、ラジオ局2
0からのラジオ放送の受信が行われステップS1108
に移行する。ステップS1108に移行すると、エラー
量検出部2b’によって、受信情報のエラー量を検出し
てステップS1110に移行する。
【0074】ステップS1110に移行すると、エラー
量が所定量以上か否かを判定し、所定量以上であると判
定された場合(Yes)はステップS1112に移行し、そ
うでない場合(No)はステップS1114に移行する。ス
テップS1112に移行すると、受信電波切り替え部2
cによって、ラジオ放送局20からのラジオ放送の受信
を、第1の構成例1によるラジオ放送の受信に切り替え
るための処理を行いステップS1118に移行する。つ
まり、放送要求を第1の構成例1に向けて伝送する。
【0075】一方、ステップS1110において、エラ
ー量が所定量より少なくステップS1114に移行した
場合は、受信終了要求があるか否かを判定し、終了要求
があると判定された場合(Yes)はステップS1116に
移行し、そうでない場合(No)は処理をステップS110
6に移行してラジオ放送の受信を継続する。ステップS
1116に移行すると、終了要求に応じてラジオ放送局
20からのラジオ放送の受信処理を終了する。
【0076】更に、ステップS1102において、ラジ
オ放送局20からの受信でないか、あるいは、ステップ
S1112における受信切り替え処理によってステップ
S1118に移行した場合は、第1の構成例1によるラ
ジオ放送を受信するための受信周波数の設定処理を行い
ステップS1120に移行する。ステップS1120に
移行すると、第1の構成例1によるラジオ放送の受信処
理を行いステップS1122に移行する。
【0077】ステップS1122に移行すると、エラー
量検出部2b’によって、受信情報のエラー量を検出し
てステップS1124に移行する。ステップS1124
に移行すると、エラー量が所定量以上か否かを判定し、
所定量以上であると判定された場合(Yes)はステップS
1126に移行し、そうでない場合(No)はステップS1
130に移行する。ステップS1126に移行した場合
は、受信終了要求があるか否かを判定し、終了要求があ
ると判定された場合(Yes)はステップS1128に移行
し、そうでない場合(No)はステップS1120に移行し
てラジオ放送の受信を継続する。
【0078】ステップS1128に移行すると、終了要
求に応じて第1の構成例1からのラジオ放送の受信処理
を終了する。一方、ステップS1130に移行した場合
は、受信電波切り替え部2cによって、第1の構成例1
によるラジオ放送の受信からラジオ放送局20からのラ
ジオ放送の受信に切り替えるための処理を行いステップ
S1104に移行する。つまり、このラジオ機能付き携
帯電話の第2の構成例2’は、受信情報のエラー量を検
出し、そのエラー量に応じて、適切な方からラジオ放送
の受信を行うように切り替える処理を行っている。
【0079】以上、このようにして、携帯電話ネットワ
ーク21を利用して、携帯電話によって受信可能なラジ
オ放送を行うようにしたので、ラジオを持たなくても携
帯電話があれば、手軽にラジオ放送を受信して聞くこと
が可能である。また、第1の構成例1においては、携帯
電話用のラジオ放送を行うときに、専用の無線帯域を用
いて、放送要求のあった携帯電話に向けてラジオ放送を
行うようにしているので、利用者専用のサービスや、使
用料金等の課金がし易くなる。
【0080】また、第2の構成例3においては、携帯電
話用のラジオ放送を行うときに、システム情報用の無線
帯域を利用して、対象の携帯電話全てにラジオ放送を行
うようにしているので、周波数帯域の非効率な使用を防
ぎ、効率的に周波数帯域の利用が可能となる。また、第
1の構成例1においては、ラジオ局20からのラジオ放
送を受信して、そのデータを記憶装置に記録し、携帯電
話からの放送要求に応じて、記憶装置に記録されたラジ
オ番組を放送するようにしたので、聞き逃したラジオ番
組を後から聞くことが可能となる。
【0081】また、ラジオ機能付き携帯電話2は、ラジ
オ放送局20からのラジオ放送の受信中に、受信電波の
電界強度が所定値以下になったときに、携帯電話用ラジ
オ放送設備からのラジオ放送の受信に自動的に切り替え
るようにしているので、聞き逃したくないラジオ放送を
受信中などに電波の受信状態が悪くなっても、続けて聞
くことが可能となり、また、携帯電話用の無線周波数帯
域が開放され、ラジオ局20の無線周波数帯域が使用さ
れるので、携帯電話の周波数帯域が効率良く利用される
ことになる。
【0082】また、ラジオ機能付き携帯電話の第2の構
成例2’は、ラジオ放送局20からのラジオ放送の受信
中に、受信情報のエラー量が所定量以上になったとき
に、携帯電話用ラジオ放送設備からのラジオ放送の受信
に自動的に切り替えるようにしているので、聞き逃した
くないラジオ放送を受信中などに受信状態が悪くなって
も、続けて聞くことが可能となる。一方、ラジオ機能付
き携帯電話の第2の構成例2’は、第1の構成例1によ
るラジオ放送の受信中にもラジオ局20からの受信情報
のエラー量を検出し、エラー量が所定量より少なくなっ
たときに、第1の構成例1からのラジオ放送の受信から
ラジオ放送局20からの受信に自動的に切り替えるよう
にしているので、第1の構成例1からのラジオ放送の受
信が有料であるときに、受信料金の節約になる。
【0083】ここで、図1(a)に示す第1のデータ変
換部1bは、請求項1及び請求項7記載のデータ変換手
段に対応し、図1(a)に示す第1のラジオ放送処理部
1d、図2に示す携帯電話ネットワーク21及び基地局
22は、請求項1及び請求項10記載のデータ伝送手段
に対応し、図1(a)に示すデータ記録部1cは、請求
項2及び請求項11記載の放送内容記録部に対応し、図
1(b)に示す電界強度検出部2bは、請求項6及び請
求項7記載の電界強度検出手段に対応し、受信電波切り
替え部2cは、請求項6乃至請求項9記載の受信電波切
り替え手段に対応し、図2に示す、携帯電話ネットワー
ク21は、請求項1及び請求項14記載の携帯電話回線
に対応し、図6に示す第2のデータ変換部3bは、請求
項1及び請求項10記載のデータ変換手段に対応し、図
6に示す第2のラジオ放送処理部3c、図2に示す携帯
電話ネットワーク21及び基地局22は、請求項1及び
請求項10記載のデータ伝送手段に対応し、図10に示
す、エラー量検出部2b’は、請求項8及び請求項9記
載のエラー量検出手段に対応する。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の携帯電話用ラジオ放送システムによれば、携
帯電話用ラジオ放送設備によって、ラジオ局が放送して
いるラジオ放送を受信し、その受信した放送内容を、デ
ータ変換手段によって、携帯電話回線において利用可能
な携帯電話用データに変換し、更に、データ伝送手段に
よって、変換されたデータを携帯電話が受信可能に伝送
することが可能であるので、ラジオ局で放送されている
放送内容と同じものを携帯電話によって受信して聞くこ
とが可能となるので、便利である。
【0085】また、請求項2記載の携帯電話用ラジオ放
送システムによれば、請求項1の前記効果に加え、放送
内容記録手段によって、ラジオ局から受信した放送内容
を記録するようにし、携帯電話からの要求に応じて、記
録内容を放送するようにしたので、例えば、聞き逃した
ラジオ放送を、放送後に聞くことを可能にするなど、利
便性が上がる。また、請求項3記載の携帯電話用ラジオ
放送システムによれば、請求項1又は請求項2の前記効
果に加え、携帯電話からの要求があると、その携帯電話
に対して専用の無線帯域を用意して一対一の通信を確立
し、その携帯電話に対してラジオ放送用データの放送を
行うようにしたので、利用者専用のサービスを行うこと
が可能となり、また、サービスにおける使用料金などの
設定が簡易になるといった利点がある。
【0086】また、請求項4記載の携帯電話用ラジオ放
送システムによれば、請求項1又は請求項2の前記効果
に加え、携帯電話との間でシステム情報の通信に用いら
れている無線帯域を使用して携帯電話用データの放送を
行うものである。この場合は、ラジオ局のように、放送
内容を放送し続けることができ、周波数帯域の利用効率
も良い。また、請求項5記載の携帯電話用ラジオ放送シ
ステムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の前記効果に加え、携帯電話用ラジオ放送システムに
おいて提供されるラジオ番組の途中で放送されるコマー
シャルの会社に、システム利用者の利用料金の少なくと
も一部を負担してもらうようになっているので、ラジオ
放送と同様に、多くの人にこのシステムを利用して貰い
易く、それにより、コマーシャルの効果を高めることが
可能となる。
【0087】また、請求項6記載のラジオ機能付き携帯
電話によれば、電界強度検出手段によって、ラジオ放送
局から受信した電波の電界強度を検出し、検出結果に基
づき電界の強度が所定の強度よりも弱くなったときに、
受信電波切り替え手段によって、携帯電話用ラジオ放送
設備からの受信に切り替えることができるので、例え
ば、携帯電話用ラジオ放送が有料で提供されている場合
に、通常は、無料であるラジオ放送局から受信を行うよ
うにし、どうしても聞きたいが、ラジオ局からの電波の
電界強度が弱くて聞けないときには、携帯電話用ラジオ
放送設備からの受信に切り替えるといった用法が可能と
なるので便利である。
【0088】また、請求項7記載のラジオ機能付き携帯
電話によれば、携帯電話用ラジオ放送設備から携帯電話
でラジオ放送を受信中であっても、電界強度検出手段
は、ラジオ放送局からの受信した電波の電界強度を検出
し、受信電波切り替え手段は、その検出結果に基づき電
界強度が所定強度より強くなったときに、携帯電話用ラ
ジオ放送設備からの受信からラジオ放送局からの受信に
自動的に切り替えるようにしたので、携帯電話用の周波
数帯域を開放し利用効率を上げると共に、無料で受信可
能なラジオ放送を主体にラジオ放送を受信することにな
るので、利用料金の節約になる。
【0089】また、請求項8記載のラジオ機能付き携帯
電話によれば、エラー量検出手段は、ラジオ放送局から
受信した情報のエラー量を検出し、受信電波切り替え手
段は、その検出結果に基づき情報のエラー量が所定量よ
り多くなったときに、ラジオ放送局からの受信から携帯
電話用ラジオ放送設備からの受信に自動的に切り替える
ようにしたので、例えば、携帯電話用ラジオ放送が有料
で提供されている場合に、通常は、無料であるラジオ放
送局から受信を行うようにし、どうしても聞きたいが、
ラジオ局から受信した情報のエラー量が多くて、ラジオ
放送をまともに聞くことができないときには、携帯電話
用ラジオ放送設備からの受信に切り替えるといった用法
が可能となるので便利である。
【0090】また、請求項9記載のラジオ機能付き携帯
電話によれば、エラー量検出手段は、ラジオ放送局から
受信した情報のエラー量を検出し、受信電波切り替え手
段は、その検出結果に基づき情報のエラー量が所定量よ
り少なくなったときに、携帯電話用ラジオ放送設備から
の受信からラジオ放送局からの受信に自動的に切り替え
るようにしたので、例えば、ラジオ放送局からのラジオ
放送の受信において受信情報のエラー量が多くて聞きに
くく、携帯電話用ラジオ放送を利用しているときに、受
信情報のエラー量が所定量より少なくなると、受信料金
が無料であるラジオ放送局からの受信に切り替えるとい
った用法が可能となり便利であると共に、携帯電話の周
波数帯域の使用が開放されるので、周波数の利用効率を
高めることにもなる。
【0091】ここで、請求項10乃至請求項13記載の
携帯電話用ラジオ放送設備は、請求項1乃至請求項4記
載の携帯電話用ラジオ放送システムにおいて、携帯電話
に向けたラジオ放送を行う設備であり、その効果は重複
するので記載を省略する。また、請求項14乃至請求項
17記載のラジオ放送制御用プログラムは、請求項1乃
至請求項4記載の携帯電話用ラジオ放送システムにおけ
る、携帯電話に向けたラジオ放送を行う設備におけるラ
ジオ放送を制御するためのプログラムであり、その効果
は重複するので記載を省略する。また、請求項18乃至
請求項21記載の携帯電話制御用プログラムは、請求項
6乃至請求項9記載のラジオ付き携帯電話を制御するた
めのプログラムであり、その効果は重複するので記載を
省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係る携帯電話用ラジオ
放送設備の第1の構成を示すブロック図であり、図1
(b)は、ラジオ局からのラジオ放送を受信可能なラジ
オ機能付き携帯電話の構成例を示す図である。
【図2】携帯電話用ラジオ放送システムの一構成例を示
す図である。
【図3】携帯電話用ラジオ放送設備の第1の構成例1に
おけるラジオ局20から受信したラジオ放送の記録処理
を示すフローチャートである。
【図4】携帯電話用ラジオ放送設備の第1の構成例1に
よるラジオ放送時の処理を示すフローチャートである。
【図5】ラジオ付き携帯電話2における受信電波切り替
え処理を示すフローチャートである。
【図6】携帯電話用ラジオ放送設備の第2の構成例を示
す図である。
【図7】携帯電話用ラジオ放送設備の第2の構成例3に
よるラジオ放送処理を示すフローチャートである。
【図8】携帯電話用ラジオ放送設備の第2の構成例3に
よるラジオ放送をラジオ機能付き携帯電話2によって受
信する処理を示すフローチャートである。
【図9】データ伝送帯域の一例を示す図である。
【図10】ラジオ機能付き携帯電話の第2の構成例を示
す図である。
【図11】第1の構成例1によるラジオ放送をラジオ機
能付き携帯電話の第2の構成例2’によって受信する処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話用ラジオ放送設備の第1の
構成例 1a 第1のラジオ放送受信部 1b 第1のデータ変換部 1c データ記録部 1d 第1のラジオ放送処理部 1e 第1のCPU 1f 第1のROM 1g 第1のRAM 1h 第1のバス 2 ラジオ機能付き携帯電話 2a 第2のラジオ放送受信部 2b 電界強度検出部 2c 受信電波切り替え部 2d 無線送受信部 2e 第2のCPU 2f 第2のROM 2g 第2のRAM 2h 第2のバス 2’ ラジオ機能付き携帯電話の第2の構
成例 2b’ エラー量検出部 3 携帯電話用ラジオ放送設備の第2の
構成例 3a 第3のラジオ受信部 3b 第2のデータ変換部 3c 第2のラジオ放送処理部 3d 第3のCPU 3e 第3のROM 3f 第3のRAM 3g 第3のバス 4 携帯電話用ラジオ放送システム 20 ラジオ局 21 携帯電話ネットワーク 22 基地局

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のラジオ局の放送する所定のラジオ
    放送を、携帯電話回線を利用して携帯電話に向けて伝送
    する携帯電話用ラジオ放送システムであって、 前記所定のラジオ放送局と通信可能な携帯電話用ラジオ
    放送設備を備え、 前記携帯電話用ラジオ放送設備は、前記所定のラジオ放
    送局から受信した前記所定のラジオ放送を、前記携帯電
    話回線において利用可能な携帯電話用データに変換する
    データ変換手段と、 前記携帯電話用データを前記携帯電話回線を利用して前
    記携帯電話に向けて伝送するデータ伝送手段と、を備え
    ることを特徴とする携帯電話用ラジオ放送システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話用ラジオ放送設備は、前記
    所定のラジオ放送局から受信した放送内容を記録する放
    送内容記録手段を備え、前記携帯電話からの放送要求に
    応じて、前記放送内容記録手段の記録内容を伝送するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1記載の携帯電
    話用ラジオ放送システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯電話毎に一対一の専用無線帯域
    を確立して前記携帯電話用データの伝送を行うようにな
    っていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    携帯電話用ラジオ放送システム。
  4. 【請求項4】 前記携帯電話が使用しているシステム情
    報用の無線帯域を利用して前記携帯電話用データの伝送
    を行うようになっていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の携帯電話用ラジオ放送システム。
  5. 【請求項5】 ラジオ放送におけるラジオ番組のスポン
    サが、システム利用料金の少なくとも一部を負担するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の携帯電話用ラジオ放送システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記ラジオ
    放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能付き携
    帯電話であって、 前記ラジオ放送局から受信した電波の電界強度を検出す
    る電界強度検出手段と、その検出結果に基づき前記電界
    強度が所定の強度より弱くなったときに、前記ラジオ放
    送局からの受信から前記携帯電話用ラジオ放送設備から
    の受信に自動的に切り替える受信電波切り替え手段と、
    を備えることを特徴とするラジオ機能付き携帯電話。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記ラジオ
    放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能付き携
    帯電話であって、 前記ラジオ放送局から受信した電波の電界強度を検出す
    る電界強度検出手段と、その検出結果に基づき前記電界
    強度が所定の強度より強くなったときに、前記携帯電話
    用ラジオ放送設備からの受信から前記ラジオ放送局から
    の受信に自動的に切り替える受信電波切り替え手段と、
    を備えることを特徴とするラジオ機能付き携帯電話。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記ラジオ
    放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能付き携
    帯電話であって、 前記ラジオ放送局から受信した情報のエラー量を検出す
    るエラー量検出手段と、その検出結果に基づき前記エラ
    ー量が所定量より多くなったときに、前記ラジオ放送局
    からの受信から前記携帯電話用ラジオ放送設備からの受
    信に自動的に切り替える受信電波切り替え手段と、を備
    えることを特徴とするラジオ機能付き携帯電話。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のラジオ放送システムにおいて利用可能な、前記ラジオ
    放送局からのラジオ放送を受信可能なラジオ機能付き携
    帯電話であって、 前記ラジオ放送局から受信した情報のエラー量を検出す
    るエラー量検出手段と、その検出結果に基づき前記エラ
    ー量が所定量より少なくなったときに、前記携帯電話用
    ラジオ放送設備からの受信から前記ラジオ放送局からの
    受信に自動的に切り替える受信電波切り替え手段と、を
    備えることを特徴とするラジオ機能付き携帯電話。
  10. 【請求項10】 所定のラジオ局の放送する所定のラジ
    オ放送を、携帯電話回線を利用して携帯電話に向けて伝
    送する携帯電話用ラジオ放送システムにおける、ラジオ
    放送局と通信可能な携帯電話用ラジオ放送設備であっ
    て、 前記所定のラジオ放送局から前記所定のラジオ放送を受
    信してその受信内容を前記携帯電話回線において利用可
    能な携帯電話用データに変換するデータ変換手段と、 前記携帯電話用データを前記携帯電話回線を利用して前
    記携帯電話に向けて伝送するデータ伝送手段と、を備え
    ることを特徴とする携帯電話用ラジオ放送設備。
  11. 【請求項11】 前記所定のラジオ放送局から受信した
    放送内容を記録する放送内容記録手段を備え、前記携帯
    電話からの放送要求に応じて、前記放送内容記録手段の
    記録内容を伝送するようになっていることを特徴とする
    請求項10記載の携帯電話用ラジオ放送設備。
  12. 【請求項12】 前記携帯電話毎に一対一の専用無線帯
    域を確立して前記携帯電話用データの伝送を行うように
    なっていることを特徴とする請求項10又は請求項11
    記載の携帯電話用ラジオ放送設備。
  13. 【請求項13】 前記携帯電話が使用しているシステム
    情報用の無線帯域を利用して前記携帯電話用データの伝
    送を行うようになっていることを特徴とする請求項10
    又は請求項11記載の携帯電話用ラジオ放送設備。
  14. 【請求項14】 所定のラジオ局の放送する所定のラジ
    オ放送を、携帯電話回線を利用して携帯電話に向けて伝
    送する携帯電話用ラジオ放送システムにおける、前記所
    定のラジオ放送局と通信可能な携帯電話用ラジオ放送設
    備を制御するためのラジオ放送制御用プログラムであっ
    て、 前記ラジオ放送局から所定のラジオ放送を受信してその
    受信内容を前記携帯電話回線において利用可能な携帯電
    話用データに変換するデータ変換ステップと、 前記携帯電話用データを前記携帯電話が受信可能に伝送
    するデータ伝送ステップと、を備えることを特徴とする
    ラジオ放送制御用プログラム。
  15. 【請求項15】 前記所定のラジオ放送局から受信した
    放送内容を記録する放送内容記録ステップを備え、前記
    携帯電話からの放送要求に応じて、前記放送内容記録手
    段の記録内容を伝送するようになっていることを特徴と
    する請求項14記載のラジオ放送制御用プログラム。
  16. 【請求項16】 前記データ伝送ステップにおいては、
    前記携帯電話毎に一対一の専用無線帯域を確立して前記
    携帯電話用データの伝送を行うようになっていることを
    特徴とする請求項14又は請求項15記載のラジオ放送
    制御用プログラム。
  17. 【請求項17】 前記データ伝送ステップにおいては、
    前記携帯電話が使用しているシステム情報用の無線帯域
    を利用して前記携帯電話用データの伝送を行うようにな
    っていることを特徴とする請求項14又は請求項15記
    載のラジオ放送制御用プログラム。
  18. 【請求項18】 請求項6記載のラジオ機能付き携帯電
    話を制御するための携帯電話制御用プログラムであっ
    て、 前記ラジオ放送局から受信した電波の電界強度を検出す
    る電界強度検出ステップと、その検出結果に基づき前記
    電界強度が所定の強度より弱くなったときに、前記ラジ
    オ放送局からの受信から前記携帯電話用ラジオ放送設備
    からの受信に自動的に切り替える受信電波切り替えステ
    ップと、を備えることを特徴とする携帯電話制御用プロ
    グラム。
  19. 【請求項19】 請求項7記載のラジオ機能付き携帯電
    話を制御するための携帯電話制御用プログラムであっ
    て、 前記ラジオ放送局から受信した電波の電界強度を検出す
    る電界強度検出ステップと、その検出結果に基づき前記
    電界強度が所定の強度より強くなったときに、前記携帯
    電話用ラジオ放送設備からの受信から前記ラジオ放送局
    からの受信に自動的に切り替える受信電波切り替えステ
    ップと、を備えることを特徴とする携帯電話制御用プロ
    グラム。
  20. 【請求項20】 請求項8記載のラジオ機能付き携帯電
    話を制御するための携帯電話制御用プログラムであっ
    て、 前記ラジオ放送局から受信した情報のエラー量を検出す
    るエラー量検出ステップと、その検出結果に基づき前記
    エラー量が所定量より多くなったときに、前記ラジオ放
    送局からの受信から前記携帯電話用ラジオ放送設備から
    の受信に自動的に切り替える受信電波切り替えステップ
    と、を備えることを特徴とする携帯電話制御用プログラ
    ム。
  21. 【請求項21】 請求項9記載のラジオ機能付き携帯電
    話を制御するための携帯電話制御用プログラムであっ
    て、 前記ラジオ放送局から受信した情報のエラー量を検出す
    るエラー量検出ステップと、その検出結果に基づき前記
    エラー量が所定量より少なくなったときに、前記携帯電
    話用ラジオ放送設備からの受信から前記ラジオ放送局か
    らの受信に自動的に切り替える受信電波切り替えステッ
    プと、を備えることを特徴とする携帯電話制御用プログ
    ラム。
JP2001369171A 2001-12-03 2001-12-03 携帯電話用ラジオ放送システム、ラジオ機能付き携帯電話、携帯電話用ラジオ放送設備、ラジオ放送制御用プログラム及び携帯電話制御用プログラム Withdrawn JP2003169380A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016213696A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 アルパイン株式会社 ラジオ放送受信システム
EP3407512A1 (en) 2017-05-25 2018-11-28 Alpine Electronics, Inc. Radio broadcasting reception apparatus and seamless switching method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016213696A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 アルパイン株式会社 ラジオ放送受信システム
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