JP2003169230A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2003169230A
JP2003169230A JP2001367711A JP2001367711A JP2003169230A JP 2003169230 A JP2003169230 A JP 2003169230A JP 2001367711 A JP2001367711 A JP 2001367711A JP 2001367711 A JP2001367711 A JP 2001367711A JP 2003169230 A JP2003169230 A JP 2003169230A
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pll
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孝一 山口
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在映出している映像信号が標準信号である
か、非標準信号であるかに応じて、それぞれに最適なP
LL追従速度を選ぶことができる映像表示装置を提供す
ること。 【解決手段】デジタル処理部(メモリを含む)を備えた
映像表示装置において、標準信号/非標準信号検出部1
1を設け、その検出結果に応じて書込みクロック発生P
LL部9,読出しクロック発生PLL部10の各フィル
タ回路定数(時定数)を変化させることにより、通常の
テレビジョン放送受信時の再生映像信号などの標準信号
の場合と、VTRスキューなど水平位相ずれが予想され
るVTR再生信号などの非標準信号の場合とで、それぞ
れに最適なPLL追従速度を選ぶことができ、クロック
発生用PLL部の応答性に起因する画面上の曲がりの影
響を改善でき、標準,非標準それぞれの場合の画面品位
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多画面処理,I/
P変換処理,スケーラ処理などのデジタル処理部を備え
たテレビ受像機などの映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ受像機の構成には、大別し
て、アナログ放送のテレビジョン信号を受信し、アナロ
グ信号処理により受像管などの表示手段に表示するアナ
ログテレビ受像機、アナログ放送を受信するテレビ受像
機の映像処理回路にデジタル回路を採用したデジタル化
テレビ受像機、テレビジョン放送信号として映像も音声
もデジタル信号として伝送したものを受信し復調して表
示するデジタル放送テレビ受像機がある。
【0003】デジタル化テレビ受像機,デジタル放送テ
レビ受像機には、多画面処理,I/P(Interlace to P
rogressive)変換処理,スケーラ処理などのデジタル処
理部を備えたものがある。多画面処理は、ピクチャ・イ
ン・ピクチャ(PIP)、ピクチャ・アウト・ピクチャ
(POP)、多画面分割などの表示を行うための処理で
ある。I/P変換処理は、入力されるインタレース映像
信号の走査線間に補間信号を埋め込んでプログレッシブ
映像信号に走査線変換して出力する処理である。また、
スケーラ処理は、垂直方向,水平方向に画面サイズを拡
大/縮小して表示するための処理である。
【0004】図3は従来のI/P変換部を備えたテレビ
受像機の構成例を示す。図3において、テレビ受像機
は、テレビジョン放送信号を入力するアンテナ部1と、
選局及び復調を行う選局部2と、復調された複合映像信
号を入力し、輝度信号(Y)と色信号(C)の分離を行
う一方入力端子3aを有し外部映像機器(例えばVT
R)からの複合映像信号をも入力しYC分離可能とする
Y/C分離部3と、映像信号(V)と色信号(C)と同
期信号(D)の各処理を行うV/C/D処理部4と、倍
速変換メモリを有し、インタレース信号形態をプログレ
ッシブ信号形態に変換するI/P変換部5と、赤(R)
と緑(G)とB(青)の各原色信号を生成するRGB変
換部6と、カラー受像管(CPT)部7と、機器内デー
タバスであるIIC(Inter-IC)バスにて受像機各部を
制御するための制御部8と、I/P変換部5に供給する
書込みクロックを発生する書込みクロック発生PLL部
9と、I/P変換部5に供給する読出しクロックを発生
する読出しクロック発生PLL部10と有して構成され
ている。なお、Y/C分離部3における、選局部2から
の複合映像信号と入力端子3aから外部入力された複合
映像信号との入力切り換えは、図示しないリモコン送信
機などの操作手段による切換え指示に基づいて制御部8
が切り換え制御することによって行われる。
【0005】V/C/D処理部4は内部にAFC回路部
4aを備えており、AFC処理を行なった水平同期信号
(以下、HD信号という)を発生して信号線4bを介し
て書込みクロック発生PLL部9に供給する一方、信号
線4cを介して読出しクロック発生PLL部10に供給
する。
【0006】I/P変換部5は、例えば、ラインメモリ
による1水平周期(1H)の遅延回路と加算器と倍速変
換メモリとを備えて構成され、その1H遅延回路を通し
た水平ラインと1H遅延回路を通さない現在の水平ライ
ンとの垂直方向2ラインの平均値を補間信号としてイン
タレース信号の走査線間に埋め込み、プログレッシブ信
号に変換する。
【0007】書込みクロック発生PLL部9は前記供給
されたHD信号にロックした書込みクロック信号を発生
してI/P変換部5に供給する。
【0008】読出しクロック発生PLL部10は前記供
給されたHD信号にロックした読出しクロック信号を発
生してI/P変換部5に供給する。
【0009】書込みクロック発生PLL部9及び読出し
クロック発生PLL部10はそれぞれ、クロックを発生
する電圧制御発振器,クロックを分周する分周器,基準
信号としてのHD信号と分周出力の位相比較を行う位相
比較器,位相比較器の出力の低域成分を抽出して電圧制
御発振器に制御電圧として供給するローパスフィルタを
内蔵している。
【0010】書込みクロック発生PLL部9ならびに読
出しクロック発生PLL部10はそれぞれ外付けのフィ
ルタ回路9A,10Aを備えており、その回路定数(図
では抵抗値とコンデンサ容量)によってPLL動作の追
従速度が変化する。フィルタ回路9Aは抵抗R1とコン
デンサC1,C2で構成され、フィルタ回路10Aは抵抗
R2とコンデンサC3,C4で構成されている。
【0011】図4に示す外付けフィルタ回路の場合、
一般に、抵抗の定数を大きくすると追従速度が遅くな
り、抵抗の定数を小さくすると追従速度が速くなる。
【0012】一般にPLL部の追従速度を速くすると、
HD信号に生ずるVTRスキューなどの水平位相ずれが
原因になって画面上に曲がりが発生した場合に、ずれ量
は入力をそのまま再現するためずれ量が大きくなるもの
の収束が速いという特性があり、ノイズによるジッタ
(ランダムで極めて小さな画面上の曲がり)などは悪化
する。
【0013】逆にPLL部の追従速度を遅くすると、ノ
イズによるジッタ(ランダムで極めて小さな画面上の曲
がり)は目立たなくなり好ましいが、VTR再生時に生
ずるVTRスキューなどの水平位相ずれが原因になって
画面上に曲がりが発生した場合に、ずれ量は小さくなる
が収束に時間が多くかかる特性となる。
【0014】従来のI/P変換部を内蔵したテレビ受信
機では、画面目視上、ジッタ品位とVTRスキューなど
による曲がり品位のバランスがとれるように前記書込み
クロック発生PLL部の追従速度と前記読出しクロック
発生PLL部の追従速度を決定していた。
【0015】そのため、通常のテレビジョン信号受信の
場合と、VTRスキューなど水平位相ずれが予想される
再生信号の場合とで、それぞれに最適なPLL追従速度
を選ぶことができなかった。
【0016】一方、映像信号をデジタル信号処理する装
置の公知例として、特開平8−172608号公報に記
載されているものがある。該公報には、入力映像信号中
の水平同期信号に同期したクロックを高速応答PLL回
路で作成し、このクロックにしたがってA/D変換器で
ディジタル信号に変換し、同クロックで画像メモリへの
書き込みを行う。入力映像信号中の垂直同期信号に同期
したクロックを低速応答PLL回路で作成し、このクロ
ックに従って画像メモリからのデータ読み出しを行う。
これにより、入力映像信号に大きな変動があっても、画
像メモリへのデータの書き込み、画像メモリからのデー
タの読み出しが安定してでき、以後の処理を確実に効率
よく行い、また記録媒体への記録を正確に行うようにし
ている。
【0017】しかしながら、上記公報の映像信号処理装
置では、現在映出している映像信号が標準信号(例えば
通常のテレビジョン放送による映像信号)であるか、非
標準信号(例えばVTR再生による映像信号)であるか
に応じて、それぞれに最適な書き込み及び読み出しのP
LL追従速度を選ぶことはできなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のデ
ジタル処理部を備えたテレビ受信機では、標準信号受信
時と、非標準信号入力時とで、それぞれに最適なPLL
追従速度を選ぶことができないという問題があった。
【0019】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、現
在入力している映像信号が標準信号であるか、非標準信
号であるかに応じて、それぞれに最適なPLL追従速度
を選ぶことができる映像表示装置を提供することを目的
とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る映像表示装置は、入力される映像信号が標準信号か非
標準信号かを検出する検出部と、前記映像信号を記憶す
るメモリと、前記メモリに対する書き込み用又は読み出
し用のクロックを発生する少なくとも1つのクロック発
生用PLL部と、前記検出部からの検出結果に基づいて
前記クロック発生用PLL部の時定数を標準信号入力時
と非標準信号入力時とで変化させて、前記クロック発生
用PLL部の応答性に起因する画面上の曲がりの影響を
改善する制御部と、を具備したものである。
【0021】請求項1の発明においては、標準信号/非
標準信号検出部を設け、その検出結果に応じてPLL部
のフィルタ回路定数を変化させることにより、通常のテ
レビジョン放送受信時などの標準信号の場合と、VTR
スキューなど水平位相ずれが予想される非標準信号の場
合とで、それぞれに最適なPLL追従速度を選ぶことが
でき、それぞれの場合の画面品位を向上させることがで
きる。
【0022】請求項2記載の発明による映像表示装置
は、入力される映像信号が標準信号か非標準信号かを検
出する第1の検出部と、前記映像信号の垂直同期信号を
検出する第2の検出部と、前記映像信号を記憶するメモ
リと、前記メモリに対する書き込み用又は読み出し用の
クロックを発生する少なくとも1つのクロック発生用P
LL部と、前記第1の検出部からの検出結果に基づい
て、前記第2の検出部で検出した垂直同期信号に同期し
たある一定期間のみ前記クロック発生用PLL部の時定
数を標準信号入力時と非標準信号入力時とで変化させ
て、前記クロック発生用PLL部の応答性に起因する画
面上の曲がりの影響を改善する制御部と、を具備したも
のである。
【0023】請求項2の発明においては、標準信号/非
標準信号検出部を設ける一方垂直同期信号検出部を設
け、標準信号/非標準信号検出部の検出結果に基づいて
垂直同期信号に同期したある一定期間のみPLL部のフ
ィルタ回路定数を変化させることにより、通常のテレビ
ジョン放送受信時などの標準信号の場合と、VTRスキ
ューなど水平位相ずれが予想される非標準信号の場合と
で、それぞれに最適なPLL追従速度を選ぶことがで
き、それぞれの場合の画面品位を向上させることができ
る。
【0024】請求項3記載の発明による映像表示装置
は、入力される映像信号が標準信号か非標準信号かを検
出する第1の検出部と、前記映像信号の垂直同期信号を
検出する第2の検出部と、前記映像信号を記憶するメモ
リと、前記メモリに対する書き込み用又は読み出し用の
クロックを発生する少なくとも1つのクロック発生用P
LL部と、前記第1の検出部からの検出結果に基づい
て、前記第2の検出部で検出した垂直同期信号に同期し
たある一定期間のみ前記クロック発生用PLL部のPL
L動作を非標準信号入力時に停止させて、前記クロック
発生用PLL部の応答性に起因する画面上の曲がりの影
響を改善する制御部と、を具備したものである。
【0025】請求項3の発明においては、標準信号/非
標準信号検出部を設ける一方垂直同期信号検出部を設
け、標準信号/非標準信号検出部の検出結果に基づいて
垂直同期信号に同期したある一定期間のみ前記クロック
発生用PLL部のPLL動作を停止させることにより、
通常のテレビジョン放送受信時などの標準信号の場合
と、VTRスキューなど水平位相ずれが予想される非標
準信号の場合とで、それぞれに最適なPLL追従速度を
選ぶことができ、それぞれの場合の画面品位を向上させ
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の映像
表示装置のブロック図を示している。
【0027】図1において、アンテナ部から入力された
テレビジョン放送信号は、選局部2にて選局及び復調が
行われた後、復調された複合映像信号からY/C分離部
3にて輝度信号(Y)と色信号(C)が分離される。一
方、外部映像機器(例えばVTR)からの複合映像信号
も入力端子3aより入力可能とされ、外部入力があって
入力切り換えが行われた時はその外部入力のYC分離が
行われる。なお、Y/C分離部3における、選局部2か
らの復調映像信号と入力端子3aからの外部映像信号と
の切り換えは、図示しないリモコン送信機などの操作手
段による切換え指示に基づいて制御部8Aが切り換え制
御することによって行われる。
【0028】標準信号/非標準信号検出部11は、現在
入力している映像信号が通常のテレビジョン放送受信時
の再生映像信号などの標準信号であるか、それともVT
Rスキューなど水平位相ずれが予想されるVTR再生信
号などの非標準信号であるかを検出し、その検出結果を
例えばIICバスなどの信号路を通して制御部8Aに伝
達する。
【0029】V/C/D処理部4は、映像信号(V)と
色信号(C)と同期信号(D)の各信号処理を行うもの
で、内部にAFC回路部4aを備えており、AFC処理
を行なったHD信号を発生して、信号線4bを介して書
込みクロック発生PLL部9に供給し、信号線4cを介
して読出しクロック発生PLL部10に供給する。
【0030】I/P変換部5は、例えば、ラインメモリ
による1H遅延回路と加算器と倍速変換メモリとを備え
て構成され、1H遅延回路にて1H遅延した水平ライン
と1H遅延回路を通さない現在の水平ラインとの垂直方
向2ラインの平均値を補間信号としてインタレース信号
の走査線間に埋め込み、プログレッシブ信号に変換す
る。
【0031】書込みクロック発生PLL部9は前記供給
されたHD信号にロックした書込みクロック信号を発生
してI/P変換部5に供給する。
【0032】読出しクロック発生PLL部10は前記供
給されたHD信号にロックした読出しクロック信号を発
生してI/P変換部5に供給する。
【0033】書込みクロック発生PLL部9及び読出し
クロック発生PLL部10はそれぞれ、クロックを発生
する電圧制御発振器,クロックを分周する分周器,基準
信号としてのHD信号と分周出力の位相比較を行う位相
比較器,位相比較器の出力の低域成分を抽出して電圧制
御発振器に制御電圧として供給するローパスフィルタを
内蔵している。
【0034】書込みクロック発生PLL部9ならびに読
出しクロック発生PLL部10はそれぞれ外付けのフィ
ルタ回路91,101を備えており、その回路定数(図
では抵抗値及びコンデンサ容量)の一部(抵抗値)がス
イッチ12,13によって切り換えられるようになって
いる。即ち、フィルタ回路91は、PLL部9の外付け
フィルタ接続端子と基準電位点間に接続したコンデンサ
C11と、該コンデンサC11に並列接続した抵抗R11とコ
ンデンサC12の直列回路と、前記抵抗R11に並列接続し
た抵抗R12とスイッチ12の直列回路とで構成されてい
る。同様に、フィルタ回路101は、PLL部10の外
付けフィルタ接続端子と基準電位点間に接続したコンデ
ンサC13と、該コンデンサC13に並列接続した抵抗R13
とコンデンサC14の直列回路と、前記抵抗R13に並列接
続した抵抗R14とスイッチ13の直列回路とで構成され
ている。これらのフィルタ回路91,101のスイッチ
12,13による時定数切り換えによって、PLL部
9,10の各PLL動作の追従速度が2段階に切り換え
可能となっている。
【0035】スイッチ12がオフ且つスイッチ13がオ
ンの状態で標準信号のジッタ性能が最良になるように、
書込みクロック発生PLL部9の外付けフィルタ回路9
1と読出しクロック発生PLL部10の外付けフィルタ
回路101の各時定数が設定されている。
【0036】RGB変換部6は、赤(R)と緑(G)と
B(青)の各原色信号を生成してカラー受像管(CP
T)部7に供給する。
【0037】制御部8Aは、機器内データバスであるI
IC(Inter-IC)バスにて受像機各部を制御する。制御
部8Aは、標準信号/非標準信号検出部11からの検出
結果に応じて、前記スイッチ12をオン又はオフさせる
ための制御信号14、前記スイッチ13をオン又はオフ
させるための制御信号15をそれぞれ出力し、書込みク
ロック発生PLL部9,読出しクロック発生PLL部1
0それぞれの時定数を別々に変化させる。
【0038】制御部8Aは標準信号/非標準信号検出部
11の検出結果が標準信号の場合には、スイッチ12を
オフ、スイッチ13をオンの状態に保持する。
【0039】制御部8Aは標準信号/非標準信号検出部
11の検出結果が非標準信号の場合には、スイッチ12
をオン、スイッチ13をオフの状態に切り換える。スイ
ッチ12がオンになったことにより書込みクロック発生
PLL部9のフィルタ時定数は小さくなりPLL追従速
度が速くなり、スイッチ13がオフになったことにより
読出しクロック発生PLL部10のフィルタ時定数は大
きくなりPLL追従速度が遅くなる。このように制御す
ることにより、VTRスキューなどの位相ずれによる画
面上の曲がりの影響を改善することができる。
【0040】図1の実施の形態によれば、現在入力して
いる映像信号が標準信号であるか、非標準信号であるか
に応じて、それぞれに最適なPLL追従速度を選ぶこと
ができ、クロック発生用PLL部の応答性に起因する画
面上の曲がりの影響を改善することができる。
【0041】図2は本発明の他の実施の形態の映像表示
装置のブロック図を示している。図2において、符号1
〜15までは図1の実施の形態と同様であり、16はV
/C/D処理部4の垂直同期信号検出部で検出した垂直
同期信号であり、この信号16は制御部8Bに伝達され
る。
【0042】図1の実施の形態の場合には、制御部8A
は標準信号/非標準信号検出部11の検出結果が非標準
信号の場合に、スイッチ12をオン、スイッチ13をオ
フの状態に切り換えるものであった。
【0043】これに対して図2の実施の形態では、制御
部8Bは標準信号/非標準信号検出部11の検出結果が
非標準信号の場合で且つ垂直同期信号16に同期したあ
る一定期間のみ、スイッチ12をオン、スイッチ13を
オフの状態に切り換えるように制御するものである。こ
れ以外の構成は、図1の場合と同様である。
【0044】このように制御することにより、入力され
る映像信号が非標準信号の場合は、位相ずれによる影響
が回復されるまでの一定期間のみPLL時定数を標準信
号の場合とは異なった時定数に変更することによってP
LL追従速度を変更し、位相ずれの影響が回復した後は
標準信号と同じPLL時定数に戻すことができる。
【0045】図2の実施の形態によれば、現在入力して
いる映像信号が標準信号であるか、非標準信号であるか
に応じて、それぞれに最適なPLL追従速度を選ぶこと
ができ、特にVTRスキューなどの位相ずれによる影響
がある特定期間のみPLL追従速度を変化させて、画面
上の曲がりの影響を効率的に改善することができる。
【0046】図3は本発明のもう1つの他の実施の形態
の映像表示装置のブロック図を示している。
【0047】図3において、符号1〜7までは図2の実
施の形態と同様である。図1,図2とは異なり、書込み
クロック発生PLL部9,読出しクロック発生PLL部
10の各フィルタ回路にはスイッチ12,13は設けら
れていない。フィルタ回路91Aは、PLL部9の外付
けフィルタ接続端子と基準電位点間に接続したコンデン
サC11と、該コンデンサC11に並列接続した抵抗R11と
コンデンサC12の直列回路とで構成されている。フィル
タ回路101Aは、PLL部10の外付けフィルタ接続
端子と基準電位点間に接続したコンデンサC13と、該コ
ンデンサC13に並列接続した抵抗R13とコンデンサC14
の直列回路と、前記抵抗R13に並列接続した抵抗R14と
で構成されている。即ち、標準信号入力時にジッタ性能
が最良となるように、フィルタ回路定数(抵抗値及びコ
ンデンサ容量)が予め固定してある。
【0048】制御部8Cは、標準信号/非標準信号検出
部11からの検出結果,及びV/C/D処理部4の垂直
同期信号検出部からの垂直同期信号16を入力し、非標
準信号を検出した場合に垂直同期信号16に同期したあ
る一定期間のみ制御部8Cから書込みクロック発生PL
L部9,読出しクロック発生PLL部10の例えばディ
スイネーブル端子9a,10aを制御してPLL動作を
停止させることにより、非標準信号時のみVTRスキュ
ーなどの位相ずれによる画面上の曲がりの影響を改善す
ることができる。
【0049】図3の実施の形態によれば、現在入力して
いる映像信号が標準信号であるか、非標準信号であるか
に応じて、非標準信号時でかつ垂直同期信号に同期した
特定期間のみPLL動作を停止させることにより、特に
VTRスキューなどの位相ずれによる画面上の曲がりの
影響を効率的に改善することができる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、入力
される映像信号が標準信号か非標準信号かを検出する手
段を設け、その検出結果に応じて、通常のテレビジョン
放送受信時による標準信号の場合と、VTRスキューな
ど水平位相ずれが予想される非標準信号の場合で、それ
ぞれに最適なPLL追従速度を選定したり、或いはPL
L動作を停止させることにより、画面上の曲がりの影響
を改善し、それぞれの場合の画面品位を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の映像表示装置を示すブ
ロック図。
【図2】本発明の他の実施の形態の映像表示装置を示す
ブロック図。
【図3】本発明のもう1つの他の実施の形態の映像表示
装置のブロック図。
【図4】従来のI/P変換部を備えたテレビ受像機の示
すブロック図。
【符号の説明】
4…V/C/D処理部(垂直同期信号の検出部を含む) 5…I/P変換部 8A,8B,8C…制御部 9…書込みクロック発生PLL部 10…読出しクロック発生PLL部 11…標準信号/非標準信号検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 G09G 5/00 510S 510 H04N 5/44 Z H04N 5/44 5/45 5/45 G09G 5/00 520W Fターム(参考) 5C006 AA01 AA22 AF13 AF23 AF47 AF51 AF53 AF61 AF72 BB11 BC16 FA08 FA21 5C020 AA37 AA40 CA11 CA13 CA15 CA20 5C025 BA11 BA18 BA27 BA30 CA06 DA01 5C080 BB05 CC03 DD03 DD21 EE19 GG07 GG08 JJ02 5C082 AA02 BA26 BA27 BA34 BA41 BB02 BB03 BB53 BC06 BC07 CA33 CA34 CA55 CA62 CA81 CA84 CB01 DA73 DA76 MM10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される映像信号が標準信号か非標準
    信号かを検出する検出部と、 前記映像信号を記憶するメモリと、 前記メモリに対する書き込み用又は読み出し用のクロッ
    クを発生する少なくとも1つのクロック発生用PLL部
    と、 前記検出部からの検出結果に基づいて前記クロック発生
    用PLL部の時定数を標準信号入力時と非標準信号入力
    時とで変化させて、前記クロック発生用PLL部の応答
    性に起因する画面上の曲がりの影響を改善する制御部
    と、 を具備したことを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 入力される映像信号が標準信号か非標準
    信号かを検出する第1の検出部と、 前記映像信号の垂直同期信号を検出する第2の検出部
    と、 前記映像信号を記憶するメモリと、 前記メモリに対する書き込み用又は読み出し用のクロッ
    クを発生する少なくとも1つのクロック発生用PLL部
    と、 前記第1の検出部からの検出結果に基づいて、前記第2
    の検出部で検出した垂直同期信号に同期したある一定期
    間のみ前記クロック発生用PLL部の時定数を標準信号
    入力時と非標準信号入力時とで変化させて、前記クロッ
    ク発生用PLL部の応答性に起因する画面上の曲がりの
    影響を改善する制御部と、 を具備したことを特徴とする映像表示装置。
  3. 【請求項3】 入力される映像信号が標準信号か非標準
    信号かを検出する第1の検出部と、 前記映像信号の垂直同期信号を検出する第2の検出部
    と、 前記映像信号を記憶するメモリと、 前記メモリに対する書き込み用又は読み出し用のクロッ
    クを発生する少なくとも1つのクロック発生用PLL部
    と、 前記第1の検出部からの検出結果に基づいて、前記第2
    の検出部で検出した垂直同期信号に同期したある一定期
    間のみ前記クロック発生用PLL部のPLL動作を非標
    準信号入力時に停止させて、前記クロック発生用PLL
    部の応答性に起因する画面上の曲がりの影響を改善する
    制御部と、 を具備したことを特徴とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記クロック発生用PLL部は2系統以
    上のクロック発生用PLL部を具備し、それぞれの時定
    数を標準信号入力時と非標準信号入力時とで別々に変化
    させることを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記クロック発生用PLL部は2系統以
    上のクロック発生用PLL部を具備し、それぞれのPL
    L動作を非標準信号入力時に停止させることを特徴とす
    る請求項3記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101105828B1 (ko) * 2004-07-16 2012-01-17 톰슨 라이센싱 디지털 비디오 신호에서 화상 지터 방지 방법 및 장치

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