JP2003169190A - 画像読取装置 - Google Patents
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- JP2003169190A JP2003169190A JP2001365948A JP2001365948A JP2003169190A JP 2003169190 A JP2003169190 A JP 2003169190A JP 2001365948 A JP2001365948 A JP 2001365948A JP 2001365948 A JP2001365948 A JP 2001365948A JP 2003169190 A JP2003169190 A JP 2003169190A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラインセンサの4つに分割されたそれぞれの
信号間のクロストークを防ぎ、クロストークによる画像
品質の悪化を防止することができる画像読取装置を提供
することである。 【解決手段】 画像読取り用の光電変換素子を直線状に
配置し、前記光電変換素子を奇数列と偶数列とに分け、
さらに該奇数列および偶数列のそれぞれを中央で分割し
て前半および後半として、4出力するように構成された
ラインセンサの出力信号処理回路基板において、前記前
半の出力信号のラインパターンと前記後半の出力信号の
ラインパターンとを接近または平行に配置させないよう
にした。
信号間のクロストークを防ぎ、クロストークによる画像
品質の悪化を防止することができる画像読取装置を提供
することである。 【解決手段】 画像読取り用の光電変換素子を直線状に
配置し、前記光電変換素子を奇数列と偶数列とに分け、
さらに該奇数列および偶数列のそれぞれを中央で分割し
て前半および後半として、4出力するように構成された
ラインセンサの出力信号処理回路基板において、前記前
半の出力信号のラインパターンと前記後半の出力信号の
ラインパターンとを接近または平行に配置させないよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばデジタル
複写機の原稿画像読取部などに用いられる画像読取装置
に関する。
複写機の原稿画像読取部などに用いられる画像読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば複写機の分野では、画像編集が
可能で画像処理が容易であるため、最近ではアナログ複
写機に比べてデジタル複写機の需要が伸びている。しか
し、コピースピードの点では、デジタル複写機はまだま
だアナログ複写機に及ばないのが実情である。その主な
理由はデジタル複写機の原稿画像読取部に用いられる、
CCDイメージセンサの読取速度の限界にある。特に、
デジタル複写機の解像度を高めるためにCCDイメージ
センサの画素数を増やすと、それに反比例して1画素あ
たりの信号読出しに許される時間が短くなるので、セン
サの読取速度の制約を受けやすくなる。
可能で画像処理が容易であるため、最近ではアナログ複
写機に比べてデジタル複写機の需要が伸びている。しか
し、コピースピードの点では、デジタル複写機はまだま
だアナログ複写機に及ばないのが実情である。その主な
理由はデジタル複写機の原稿画像読取部に用いられる、
CCDイメージセンサの読取速度の限界にある。特に、
デジタル複写機の解像度を高めるためにCCDイメージ
センサの画素数を増やすと、それに反比例して1画素あ
たりの信号読出しに許される時間が短くなるので、セン
サの読取速度の制約を受けやすくなる。
【0003】CCDイメージセンサの読取速度を高める
方法としては、従来より、センサの光電変換の効率(感
度)を上げて蓄積時間を短縮し、同時に電荷の転送速度
を上げる、というプロセス的な方法と、センサの出力回
路を並列化する方法とが用いられている。
方法としては、従来より、センサの光電変換の効率(感
度)を上げて蓄積時間を短縮し、同時に電荷の転送速度
を上げる、というプロセス的な方法と、センサの出力回
路を並列化する方法とが用いられている。
【0004】後者の出力回路を並列化する方法を用いた
代表的なイメージセンサでは、1、2,3,4,・・・
・と順番に一次元配列された多数の画素のうち、奇数番
目の画素(Odd:1,3,5,・・・)と偶数番目の
画素(Even:2,4,6,・・・)とをそれぞれ独
立した別々の出力回路に分けて接続し、奇数と偶数の2
つの出力回路を並列的に動作させることにより、通常の
2倍の速度での信号読出しを可能にしている。読み出さ
れた2系統のシリアル画像信号は、合成して1つの時系
列画像信号に変換される。なお、この種のものとして
は、奇数番目の各画素の信号が現れるタイミングと偶数
番目の各画素の信号が現れるタイミングとを、互いに半
画素周期ずらしたものと、同一にしたものとがある。た
とえば、互いに半画素周期ずれたタイミングで出力され
る奇数画像信号と偶数画像信号とがある場合、半画素周
期ごとに前者と後者の選択を切換えて出力すれば、1,
2,3,4,・・・・と画素の順番に並ぶように合成さ
れた1つのシリアル画像信号が得られる。
代表的なイメージセンサでは、1、2,3,4,・・・
・と順番に一次元配列された多数の画素のうち、奇数番
目の画素(Odd:1,3,5,・・・)と偶数番目の
画素(Even:2,4,6,・・・)とをそれぞれ独
立した別々の出力回路に分けて接続し、奇数と偶数の2
つの出力回路を並列的に動作させることにより、通常の
2倍の速度での信号読出しを可能にしている。読み出さ
れた2系統のシリアル画像信号は、合成して1つの時系
列画像信号に変換される。なお、この種のものとして
は、奇数番目の各画素の信号が現れるタイミングと偶数
番目の各画素の信号が現れるタイミングとを、互いに半
画素周期ずらしたものと、同一にしたものとがある。た
とえば、互いに半画素周期ずれたタイミングで出力され
る奇数画像信号と偶数画像信号とがある場合、半画素周
期ごとに前者と後者の選択を切換えて出力すれば、1,
2,3,4,・・・・と画素の順番に並ぶように合成さ
れた1つのシリアル画像信号が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、依然と
して現在のCCDイメージセンサの読取速度は十分でな
い。すなわち、出力回路を奇数と偶数とで分けることに
よって、それが1つの場合に比べて2倍の速度になるだ
けである。
して現在のCCDイメージセンサの読取速度は十分でな
い。すなわち、出力回路を奇数と偶数とで分けることに
よって、それが1つの場合に比べて2倍の速度になるだ
けである。
【0006】ところで、最近になって、出力回路を4組
以上設け、4組以上に分割された画像信号を並列的に出
力し得るCCDイメージセンサが各社から発売されてい
る。同時に4画素の信号を読み出すことができれば、従
来のさらに2倍の読取速度が実現する。しかしながら市
販のCCDイメージセンサは、たとえば10000画素
の受光素子すなわち光電変換素子を有するものでは、受
光素子は1番〜5000番の奇数および偶数と、500
1番〜10000番の奇数および偶数との4組に区分さ
れて、それぞれ独立した出力回路に接続されている。す
なわち、4つのシリアル画像信号には、たとえばあるタ
イミングで、1番目の画素、2番目の画素、5001番
目の画素、および5002番目の画素の信号が現れる。
以上設け、4組以上に分割された画像信号を並列的に出
力し得るCCDイメージセンサが各社から発売されてい
る。同時に4画素の信号を読み出すことができれば、従
来のさらに2倍の読取速度が実現する。しかしながら市
販のCCDイメージセンサは、たとえば10000画素
の受光素子すなわち光電変換素子を有するものでは、受
光素子は1番〜5000番の奇数および偶数と、500
1番〜10000番の奇数および偶数との4組に区分さ
れて、それぞれ独立した出力回路に接続されている。す
なわち、4つのシリアル画像信号には、たとえばあるタ
イミングで、1番目の画素、2番目の画素、5001番
目の画素、および5002番目の画素の信号が現れる。
【0007】前記した、従来の奇数と偶数のみの2出力
では、この2つの信号間には、ラインセンサの構造上、
それぞれの読取位置が接近しているため、大きな信号振
幅差が通常生じにくく、たとえクロストークがあって
も、その影響は少ない、しかし、奇数または偶数がそれ
ぞれ中央で分割されて出力する構造では、それぞれの読
取位置がまったく同じタイミングで出力する信号に大き
な信号振幅差が高い確立で生ずることが予想され、クロ
ストークの影響が懸念される。
では、この2つの信号間には、ラインセンサの構造上、
それぞれの読取位置が接近しているため、大きな信号振
幅差が通常生じにくく、たとえクロストークがあって
も、その影響は少ない、しかし、奇数または偶数がそれ
ぞれ中央で分割されて出力する構造では、それぞれの読
取位置がまったく同じタイミングで出力する信号に大き
な信号振幅差が高い確立で生ずることが予想され、クロ
ストークの影響が懸念される。
【0008】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、4つに分割されたそれぞれの信号間のクロストー
クを防ぎ、クロストークによる画像品質の悪化を防止す
ることができる画像読取装置を提供することを目的とす
る。
ので、4つに分割されたそれぞれの信号間のクロストー
クを防ぎ、クロストークによる画像品質の悪化を防止す
ることができる画像読取装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、第1の発明として、互いにクロストーク
が発生しやすい信号ラインおよび回路をできるだけ遠ざ
けることによる解決を図る。しかるに、画像読取り用の
光電変換素子を直線状に配置し、前記光電変換素子を奇
数列と偶数列とに分け、さらに該奇数列および偶数列の
それぞれを中央で分割して前半および後半として、4出
力するように構成されたラインセンサの出力信号処理回
路基板において、前記前半の出力信号のラインパターン
と前記後半の出力信号のラインパターンとを接近または
平行に配置させないようにした。
成するために、第1の発明として、互いにクロストーク
が発生しやすい信号ラインおよび回路をできるだけ遠ざ
けることによる解決を図る。しかるに、画像読取り用の
光電変換素子を直線状に配置し、前記光電変換素子を奇
数列と偶数列とに分け、さらに該奇数列および偶数列の
それぞれを中央で分割して前半および後半として、4出
力するように構成されたラインセンサの出力信号処理回
路基板において、前記前半の出力信号のラインパターン
と前記後半の出力信号のラインパターンとを接近または
平行に配置させないようにした。
【0010】また、第2の発明として、画像読取り用の
光電変換素子を直線状に配置し、前記光電変換素子を奇
数列と偶数列とに分け、さらに該奇数列および偶数列の
それぞれを中央で分割して前半および後半として、4出
力するように構成されたラインセンサの出力信号処理回
路において、前記前半の出力信号の信号処理回路と前記
後半の出力信号の信号処理回路とを1つの集積回路チッ
プ内に配置させないようにした。
光電変換素子を直線状に配置し、前記光電変換素子を奇
数列と偶数列とに分け、さらに該奇数列および偶数列の
それぞれを中央で分割して前半および後半として、4出
力するように構成されたラインセンサの出力信号処理回
路において、前記前半の出力信号の信号処理回路と前記
後半の出力信号の信号処理回路とを1つの集積回路チッ
プ内に配置させないようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明による画像読取装置の一実
施の形態の概略構成図である。
施の形態の概略構成図である。
【0013】この実施の形態では画像読取装置がデジタ
ル複写機のスキャナ部である場合について説明する。
ル複写機のスキャナ部である場合について説明する。
【0014】図1に示すように、スキャナ部2は、ライ
ンセンサ4と、ランプおよび反射機構等を備えた光源部
6と、光源部6等を駆動させる駆動機構8と、制御部1
0とを備え、上面に設けられたガラス板11に原稿13
を載置してスタートボタン(図示せず)を押すと、光源
部6が移動しながら原稿を照射し、その反射光をライン
センサ4で受けるように構成されている。
ンセンサ4と、ランプおよび反射機構等を備えた光源部
6と、光源部6等を駆動させる駆動機構8と、制御部1
0とを備え、上面に設けられたガラス板11に原稿13
を載置してスタートボタン(図示せず)を押すと、光源
部6が移動しながら原稿を照射し、その反射光をライン
センサ4で受けるように構成されている。
【0015】図2は、図1に示したラインセンサ4の構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【0016】ラインセンサ4は、図2に示すように、画
像読取り用の受光素子(光電変換素子)1が直線状に1
列に配置されている。各受光素子1からの信号は、それ
ぞれ出力端子3、5、7、9のいずれかから出力され
る。
像読取り用の受光素子(光電変換素子)1が直線状に1
列に配置されている。各受光素子1からの信号は、それ
ぞれ出力端子3、5、7、9のいずれかから出力され
る。
【0017】たとえば図2に示すような受光素子1の数
が7500個のラインセンサ4の場合、出力端子3から
はラインセンサ4の前半部分すなわち1番目から375
0番目の受光素子のうち奇数番目の受光素子からの信号
が出力され、出力端子5からはラインセンサ4の後半部
分すなわち3751番目から7500番目の受光素子の
うち奇数番目の受光素子からの信号が出力され、出力端
子7からはラインセンサ4の前半部分すなわち1番目か
ら3750番目の受光素子のうち偶数番目の受光素子か
らの信号が出力され、出力端子9からはラインセンサ4
の後半部分すなわち3751番目から7500番目の受
光素子のうち偶数番目の受光素子からの信号が出力され
る。
が7500個のラインセンサ4の場合、出力端子3から
はラインセンサ4の前半部分すなわち1番目から375
0番目の受光素子のうち奇数番目の受光素子からの信号
が出力され、出力端子5からはラインセンサ4の後半部
分すなわち3751番目から7500番目の受光素子の
うち奇数番目の受光素子からの信号が出力され、出力端
子7からはラインセンサ4の前半部分すなわち1番目か
ら3750番目の受光素子のうち偶数番目の受光素子か
らの信号が出力され、出力端子9からはラインセンサ4
の後半部分すなわち3751番目から7500番目の受
光素子のうち偶数番目の受光素子からの信号が出力され
る。
【0018】なお、本実施の形態においては、図2に示
すようにラインセンサにおける受光素子の数を7500
個としているが、本発明はこの個数に限られるものでは
ない。
すようにラインセンサにおける受光素子の数を7500
個としているが、本発明はこの個数に限られるものでは
ない。
【0019】図3は、図1に示したラインセンサ4から
の信号を処理する回路の構成を示すブロック図である。
の信号を処理する回路の構成を示すブロック図である。
【0020】本実施の形態では、図3に示すように、出
力端子3から出力された信号は前置増幅回路15によっ
て増幅された後にアナログ信号処理回路19に入力さ
れ、出力端子5から出力された信号は前置増幅回路17
によって増幅された後にアナログ信号処理回路20に入
力され、出力端子7から出力された信号は前置増幅回路
16によって増幅された後にアナログ信号処理回路19
に入力され、出力端子9から出力された信号は前置増幅
回路18によって増幅された後にアナログ信号処理回路
20に入力される。
力端子3から出力された信号は前置増幅回路15によっ
て増幅された後にアナログ信号処理回路19に入力さ
れ、出力端子5から出力された信号は前置増幅回路17
によって増幅された後にアナログ信号処理回路20に入
力され、出力端子7から出力された信号は前置増幅回路
16によって増幅された後にアナログ信号処理回路19
に入力され、出力端子9から出力された信号は前置増幅
回路18によって増幅された後にアナログ信号処理回路
20に入力される。
【0021】アナログ信号処理回路19および20で
は、入力された信号に後述のような所定の信号処理を施
すとともにA/D変換を施してデジタル信号を出力す
る。アナログ信号処理回路19および20の出力信号
は、前半/後半合成回路21および22に入力され、そ
れぞれにおいて、奇数番目の信号のうちの前半の信号と
後半の信号との合成、および偶数番目の信号のうちの前
半の信号と後半の信号との合成が行われる。 さらに、
前半/後半合成回路21および22の出力信号は、奇数
/偶数合成回路23に入力され、奇数番目の信号と偶数
番目の信号との合成が行われる。
は、入力された信号に後述のような所定の信号処理を施
すとともにA/D変換を施してデジタル信号を出力す
る。アナログ信号処理回路19および20の出力信号
は、前半/後半合成回路21および22に入力され、そ
れぞれにおいて、奇数番目の信号のうちの前半の信号と
後半の信号との合成、および偶数番目の信号のうちの前
半の信号と後半の信号との合成が行われる。 さらに、
前半/後半合成回路21および22の出力信号は、奇数
/偶数合成回路23に入力され、奇数番目の信号と偶数
番目の信号との合成が行われる。
【0022】図4は、図3に示したアナログ信号処理回
路19の内部構成の一例を示すブロック図である。
路19の内部構成の一例を示すブロック図である。
【0023】また、図5は、図3に示したアナログ信号
処理回路20の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
処理回路20の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0024】図4に示すように、アナログ信号処理回路
19は、前置増幅回路15からの信号をサンプルホール
ドするサンプルホールド回路25と、サンプルホールド
回路25の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅回路3
1と、増幅回路31の出力信号に対して再生時の黒レベ
ルを決定するクランプ回路26と、クランプ回路26の
出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路27
と、前置増幅回路16からの信号をサンプルホールドす
るサンプルホールド回路28と、サンプルホールド回路
28の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅回路32
と、増幅回路32の出力信号に対して再生時の黒レベル
を決定するクランプ回路29と、クランプ回路29の出
力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路30と
を有して構成され、これが1チップICで構成される。
19は、前置増幅回路15からの信号をサンプルホール
ドするサンプルホールド回路25と、サンプルホールド
回路25の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅回路3
1と、増幅回路31の出力信号に対して再生時の黒レベ
ルを決定するクランプ回路26と、クランプ回路26の
出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路27
と、前置増幅回路16からの信号をサンプルホールドす
るサンプルホールド回路28と、サンプルホールド回路
28の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅回路32
と、増幅回路32の出力信号に対して再生時の黒レベル
を決定するクランプ回路29と、クランプ回路29の出
力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路30と
を有して構成され、これが1チップICで構成される。
【0025】また、図5に示すように、アナログ信号処
理回路20は、前置増幅回路17からの信号をサンプル
ホールドするサンプルホールド回路35と、サンプルホ
ールド回路35の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅
回路41と、増幅回路41の出力信号に対して再生時の
黒レベルを決定するクランプ回路36と、クランプ回路
36の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回
路37と、前置増幅回路18からの信号をサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路38と、サンプルホール
ド回路38の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅回路
42と、増幅回路42の出力信号に対して再生時の黒レ
ベルを決定するクランプ回路39と、クランプ回路39
の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路4
0とを有して構成され、これが1チップICで構成され
る。
理回路20は、前置増幅回路17からの信号をサンプル
ホールドするサンプルホールド回路35と、サンプルホ
ールド回路35の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅
回路41と、増幅回路41の出力信号に対して再生時の
黒レベルを決定するクランプ回路36と、クランプ回路
36の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回
路37と、前置増幅回路18からの信号をサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路38と、サンプルホール
ド回路38の出力信号を所定の振幅に増幅する増幅回路
42と、増幅回路42の出力信号に対して再生時の黒レ
ベルを決定するクランプ回路39と、クランプ回路39
の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路4
0とを有して構成され、これが1チップICで構成され
る。
【0026】図3、図4および図5に示すように、本実
施の形態の画像読取装置においては、複数の受光素子の
うちの前半の受光素子からの信号と、複数の受光素子の
うちの後半の受光素子からの信号との間にクロストーク
が生じるのを防ぐために、前半の受光素子からの信号の
ラインパターンと、後半の受光素子からの信号のライン
パターンとが接近して配置されたり、平行に配置されて
しまうことがないようにしている。
施の形態の画像読取装置においては、複数の受光素子の
うちの前半の受光素子からの信号と、複数の受光素子の
うちの後半の受光素子からの信号との間にクロストーク
が生じるのを防ぐために、前半の受光素子からの信号の
ラインパターンと、後半の受光素子からの信号のライン
パターンとが接近して配置されたり、平行に配置されて
しまうことがないようにしている。
【0027】また、複数の受光素子のうちの前半の受光
素子からの信号と、複数の受光素子のうちの後半の受光
素子からの信号との間にクロストークが生じるのを防ぐ
ために、前半の受光素子からの信号のラインパターン
と、後半の受光素子からの信号のラインパターンとの間
にシールドとなるGND等を配置するようにしてもよ
い。
素子からの信号と、複数の受光素子のうちの後半の受光
素子からの信号との間にクロストークが生じるのを防ぐ
ために、前半の受光素子からの信号のラインパターン
と、後半の受光素子からの信号のラインパターンとの間
にシールドとなるGND等を配置するようにしてもよ
い。
【0028】さらに、本実施の形態では、図3、図4お
よび図5に示すように、前半の受光素子からの信号を処
理する信号処理回路のうちアナログ部分の回路(前置増
幅回路15、前置増幅回路16、サンプルホールド回路
25、サンプルホールド回路28、増幅回路31、増幅
回路32、クランプ回路26、クランプ回路29、A/
D変換回路27、A/D変換回路30)と、後半の受光
素子からの信号を処理する信号処理回路のうちアナログ
部分の回路(前置増幅回路17、前置増幅回路18、サ
ンプルホールド回路35、サンプルホールド回路38、
増幅回路41、増幅回路42、クランプ回路36、クラ
ンプ回路39、A/D変換回路37、A/D変換回路4
0)とを1つの集積回路チップ(ICチップ)内に配置
しないようにしている。このようにすることによって、
複数の受光素子のうちの前半の受光素子からの信号と、
複数の受光素子のうちの後半の受光素子からの信号との
間にクロストークが生じるのを防ぐことができる。
よび図5に示すように、前半の受光素子からの信号を処
理する信号処理回路のうちアナログ部分の回路(前置増
幅回路15、前置増幅回路16、サンプルホールド回路
25、サンプルホールド回路28、増幅回路31、増幅
回路32、クランプ回路26、クランプ回路29、A/
D変換回路27、A/D変換回路30)と、後半の受光
素子からの信号を処理する信号処理回路のうちアナログ
部分の回路(前置増幅回路17、前置増幅回路18、サ
ンプルホールド回路35、サンプルホールド回路38、
増幅回路41、増幅回路42、クランプ回路36、クラ
ンプ回路39、A/D変換回路37、A/D変換回路4
0)とを1つの集積回路チップ(ICチップ)内に配置
しないようにしている。このようにすることによって、
複数の受光素子のうちの前半の受光素子からの信号と、
複数の受光素子のうちの後半の受光素子からの信号との
間にクロストークが生じるのを防ぐことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラインセンサの出力の4つに分割されたそれぞれの信号
間のクロストークを防ぎ、クロストークによる画像品質
の悪化を防止することができる画像読取装置を提供する
ことができる。
ラインセンサの出力の4つに分割されたそれぞれの信号
間のクロストークを防ぎ、クロストークによる画像品質
の悪化を防止することができる画像読取装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明による画像読取装置の一実施の形態の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1に示したラインセンサ4の構成の一例を示
す図である。
す図である。
【図3】図1に示したラインセンサ4からの信号を処理
する回路の構成を示すブロック図である。
する回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示したアナログ信号処理回路19の内部
構成の一例を示すブロック図である。
構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図3に示したアナログ信号処理回路20の内部
構成の一例を示すブロック図である。
構成の一例を示すブロック図である。
1 受光素子(光電変換素子)
2 スキャナ部
3、5、7、9 出力端子
4 ラインセンサ
6 光源部
8 駆動部
10 制御部
11 ガラス板
13 原稿
15、16、17、18 前置増幅回路
19、20 アナログ信号処理回路
21、22 前半/後半合成回路
23 奇数/偶数合成回路
25、28、35、38 サンプルホールド回路
31、32、41、42 増幅回路
26、29、36、39 クランプ回路
27、30、37、40 A/D変換回路
Claims (6)
- 【請求項1】 画像読取り用の光電変換素子を直線状に
配置し、前記光電変換素子を奇数列と偶数列とに分け、
さらに該奇数列および偶数列のそれぞれを中央で分割し
て前半および後半として、4出力するように構成された
ラインセンサの出力信号処理回路基板において、前記前
半の出力信号のラインパターンと前記後半の出力信号の
ラインパターンとを接近または平行に配置させないこと
を特徴とするラインセンサの出力信号処理回路基板。 - 【請求項2】 前記ラインパターンが、前記ラインセン
サからのアナログ信号を伝送するラインパターンである
ことを特徴とする請求項1に記載のラインセンサの出力
信号処理回路基板。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のラインセンサ
の出力信号処理回路基板を用いたことを特徴とする画像
読取装置。 - 【請求項4】 画像読取り用の光電変換素子を直線状に
配置し、前記光電変換素子を奇数列と偶数列とに分け、
さらに該奇数列および偶数列のそれぞれを中央で分割し
て前半および後半として、4出力するように構成された
ラインセンサの出力信号処理回路において、前記前半の
出力信号の信号処理回路と前記後半の出力信号の信号処
理回路とを1つの集積回路チップ内に配置させないこと
を特徴とするラインセンサの出力信号処理回路。 - 【請求項5】 前記前半の出力信号の信号処理回路、お
よび前記後半の出力信号の信号処理回路が、該出力信号
を電圧または電流増幅する前置増幅回路と、該前置増幅
回路からの信号をサンプルホールドするサンプルホール
ド回路と、該サンプルホールド回路の出力信号を所定の
振幅に増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力信号に対
して再生時の黒レベルを決定するクランプ回路と、該ク
ランプ回路の出力信号をデジタル信号に変換するA/D
変換回路とを有することを特徴とする請求項4に記載の
ラインセンサの出力信号処理回路。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載のラインセンサ
の出力信号処理回路を用いたことを特徴とする画像読取
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001365948A JP2003169190A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001365948A JP2003169190A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003169190A true JP2003169190A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19175917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001365948A Pending JP2003169190A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003169190A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7961361B2 (en) | 2007-10-01 | 2011-06-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image reading apparatus, image reading method and image reading program |
US8149471B2 (en) | 2008-03-26 | 2012-04-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image reading apparatus, image reading method and image reading program for cross-talk noise reduction |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03297168A (ja) * | 1990-04-16 | 1991-12-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 集積化受発光素子 |
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-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001365948A patent/JP2003169190A/ja active Pending
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