JP2003168648A - 処理方法及び処理装置 - Google Patents
処理方法及び処理装置Info
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Abstract
処理容器3に各種のガスを所定流量で供給する流量制御
器81,82,83を有する複数のガス供給配管91,
92,93と、所定の圧力に真空引き可能な排気配管1
2とが接続されている。ガス供給配管91,92,93
に処理容器3をバイパスして排気配管12と連通するバ
イパス配管19を設け、バイパス配管19の下流側に圧
力計20及び封止弁21を順に設け、校正された流量制
御器81,82,83の取付後にバイパス配管19を真
空引きして封止弁を閉じて封止した後、ガス供給配管9
1,92,93から固定された流量のガスを導入しなが
ら圧力計20により圧力上昇値ΔPと推移時間ΔTを各
ガス供給配管91,92,93毎に測定して初期値とし
て記憶し、所定期間使用後に測定した測定値と前記初期
値とを比較して流量制御器81,82,83が正常か否
かを監視する。
Description
装置に関する。
例えば半導体ウエハに各種の処理を施す工程があり、こ
れらの工程を実行するために各種の処理装置が用いられ
ている。この処理装置は、図6に示すように、被処理体
を収容する処理容器に各種のガスを供給する複数のガス
供給配管91,92,93を備え、各ガス供給配管
91,92,93には流量を制御する流量制御器(マス
フローコントローラ)81,82,83が設けられてい
る。
を供給して処理容器3内に残存する他のガスをパージ
(掃気)するパージラインとされ、他のガス供給配管9
2,9 3は各種の処理ガスを供給する処理ガスラインと
されている。処理ガス供給配管92,93にも不活性ガ
スを供給して管内に残存するガスをパージするために、
パージライン91の流量制御器81の上流側が分岐さ
れ、その分岐管17a,17bが処理ガス供給配管
92,93の流量制御器82,83の上流側に接続され
ている。
程度使用すると、経年変化により流量制御器81,
82,83の流量センサ部がドリフトしたり、あるい
は、流量制御器82,83に処理ガスの副生成物が付着
したり異物をかみ込んだりする場合があり、流量制御の
精度および信頼性が低下する。このため、流量制御器8
2,83の上流に流量測定器(マスフローメータ)30
2,303を設け、パージ時に流量制御器82,83の
出力値と流量測定器302,303の出力値とを比較し
て前記流量制御器82,83が正常か否かを定期的ない
し所定期間使用毎に監視している。
理装置ないし処理方法においては、流量制御器内部の熱
式流量センサ自身の経年変化や劣化によるドリフトを根
本的に監視することができないだけでなく、流量制御器
と流量測定器とは共に同じセンサを採用しており、流量
測定器のセンサは不活性ガス雰囲気にあって環境は良い
が、どちらがドリフトしているかは不明であり、そもそ
もドリフトし易い同じ方式のセンサ同士の比較では信頼
性が低いという問題があった。また、処理ガスライン毎
に流量測定器を設けなければならないため、設置スペー
ス及びコストの増大を余儀なくされる問題があった。
ので、信頼性の向上が図れる処理方法及び処理装置を提
供することを目的とする。また、他の目的は、設置スペ
ース及びコストの低減が図れる処理方法及び処理装置を
提供することにある。
に係る発明は、各種のガスを所定流量で供給する流量制
御器を有する複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空
引き可能な排気配管とが接続された処理容器に被処理体
を収容して所定の処理を施す処理方法において、前記ガ
ス供給配管に処理容器をバイパスして前記排気配管と連
通するバイパス配管を設け、該バイパス配管の下流側に
圧力計及び封止弁を順に設け、校正された流量制御器の
取付後にバイパス配管を真空引きして前記封止弁を閉じ
て封止した後、ガス供給配管から固定された流量のガス
を導入しながら前記圧力計により圧力上昇値と推移時間
を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶し、所
定期間使用後に測定した測定値と前記初期値とを比較し
て流量制御器が正常か否かを監視することを特徴とす
る。
流量で供給する流量制御器を有する複数のガス供給配管
と、所定の圧力に真空引き可能な排気配管とが接続され
た処理容器に被処理体を収容して所定の処理を施す処理
方装置において、前記ガス供給配管に処理容器をバイパ
スして前記排気配管と連通するバイパス配管を設け、該
バイパス配管の下流側に圧力計及び封止弁を順に設け、
校正された流量制御器の取付後にバイパス配管を真空引
きして前記封止弁を閉じて封止した後、ガス供給配管か
ら固定された流量のガスを導入しながら前記圧力計によ
り圧力上昇値と推移時間を各ガス供給配管毎に測定して
初期値として記憶し、該初期値と所定期間使用後に測定
した測定値とを比較して流量制御器が正常か否かを監視
するための制御ユニットを設けたことを特徴とする。
理装置において、ガスの体積変化の要因となる温度変化
による測定精度の低下を防止するために、前記流量制御
器から圧力計までの範囲をヒータ及び温度調整器により
一定の温度に保つように構成されているか、または、前
記圧力計に温度センサを併設して測定温度に基いて測定
圧力に補正をかけるように構成されていることを特徴と
する。
流量で供給する流量制御器を有する複数のガス供給配管
と、所定の圧力に真空引き可能な排気配管とが接続され
た処理容器に被処理体を収容して所定の処理を施す処理
方法において、前記ガス供給配管の流量制御器の上流側
に圧力計及び開閉弁を順に設け、ガス供給配管に処理容
器をバイパスして前記排気配管と連通するバイパス配管
を設け、校正された流量制御器の取付後にバイパス配管
を真空引きし、ガス供給配管から固定された流量のガス
を導入した状態で前記開閉弁を閉じてから前記圧力計に
より圧力降下と推移時間を各ガス供給配管毎に測定して
初期値として記憶し、所定期間使用後に測定した測定値
と前記初期値とを比較して流量制御器が正常か否かを監
視することを特徴とする。
流量で供給する流量制御器を有する複数のガス供給配管
と、所定の圧力に真空引き可能な排気配管とが接続され
た処理容器に被処理体を収容して所定の処理を施す処理
装置において、前記ガス供給配管の流量制御器の上流側
に圧力計及び開閉弁を順に設け、ガス供給配管に処理容
器をバイパスして前記排気配管と連通するバイパス配管
を設け、校正された流量制御器の取付後にバイパス配管
を真空引きし、ガス供給配管から固定された流量のガス
を導入した状態で前記開閉弁を閉じてから前記圧力計に
より圧力降下と推移時間を各ガス供給配管毎に測定して
初期値として記憶し、所定期間使用後に測定した測定値
と前記初期値とを比較して流量制御器が正常か否かを監
視するための制御ユニットを設けたことを特徴とする。
理装置において、ガスの体積変化の要因となる温度変化
による測定精度の低下を防止するために、前記流量制御
器から上流側の開閉弁までの範囲をヒータ及び温度調整
器により一定の温度に保つように構成されているか、ま
たは、前記圧力計に温度センサを併設して測定温度に基
いて測定圧力に補正をかけるように構成されていること
を特徴とする。
付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を
示す処理装置の構成図、図2は同処理装置の流量制御器
を検査する場合の測定圧力の時間変化を示すグラフ、図
3は流量制御器の一例を示す断面図である。
た縦型熱処理装置で、被処理体例えば半導体ウエハwを
収容して所定の処理例えばCVD処理を施すための処理
容器例えば石英製の反応管3を備えている。反応管3
は、図示しないベースプレートに保持されていると共
に、炉口として開放した下端開口部が蓋体4で気密に閉
塞されるようになっている。
50枚程度のウエハwを水平状態で上下方向に間隔をお
いて多段に支持する保持具である石英製のボート5が保
温筒6を介して載置されている。蓋体4は、図示しない
昇降機構により、反応管3内へのボート5のロード(搬
入)並びにアンロード(搬出)及び炉口の開閉を行うよ
うに構成されている。反応管3の周囲には、反応管3内
を所定の温度例えば300〜1200℃に加熱制御可能
なヒータ7が設けられている。
のガスG1,G2,G3を所定流量で供給する流量制御
器(マスフローコントローラ)81,82,83を有す
る複数のガス供給配管91,92,93と、反応管3内
を所定の圧力に真空引き可能な真空ポンプ10及び圧力
制御弁11を有する排気配管12とが接続されている。
圧力制御弁11の上流側には反応管3内の圧力を検知す
る図示しない圧力計(圧力センサ)が設けられ、圧力制
御弁11と真空ポンプ10との間には、排気中に含まれ
る反応副生成物やパーティクルを除去するトラップ13
が設けられている。
に示すように、入口から流入したガスを流量センサ部1
4と層流素子バイパス部15とに分流し、流量センサ部
14で質量流量に比例した温度変化をとらえて電気信号
に変換し、外部からの設定信号と流量センサ部14から
の流量信号とを比較してその差信号がゼロになる方向に
流量制御バルブ16を駆動するように構成されている。
例えば窒素ガスG1を供給して処理容器内に残存する他
のガスをパージ(掃気)するパージラインとされ、他の
ガス供給配管92,93は各種の処理ガスを供給する処
理ガスラインとされている。処理ガスライン92,93
にも不活性ガスG1を供給して管内に残存するガスをパ
ージするために、パージライン91の流量制御器81の
上流側が分岐され、その分岐管17a,17bが処理ガ
ス供給配管92,93の流量制御器82,83の上流側
に接続されている。
御器91,92,93の上流側には、開閉弁V1,
V2,V3、図示しないフィルタ、レギュレータ(圧力
調整器)及び手動式開閉弁がそれぞれ設けられている。
また、分岐管17a,17bにも、開閉弁V4,V5及
び逆止弁18a,18bが設けられている。
反応管3をバイパスして前記排気配管12と連通するバ
イパス配管19が設けられ、このバイパス配管19の下
流側にバイパス配管19内の圧力を検知する圧力計(圧
力センサ)20及び封止弁21が順に設けられている。
バイパス配管19の上流側は、ガス供給配管91,
9 2,93に対応して複数に分岐され、各分岐管22
a,22b,22cが対応するガス供給配管91,
92,93の下流側に接続されている。すなわち、バイ
パス配管19は複数のガス供給配管91,92,93に
対して共通の一本のバイパス配管とされている。
2a,22b,22cとには、これらの接続部の下流近
傍に切替弁としての開閉弁V6〜V11がそれぞれ設け
られている。バイパス配管19の下流端は排気配管12
の真空ポンプ10の上流側に接続されており、バイパス
配管19の下流側において封止弁21の上流側に圧力計
20が設けられている。処理装置1は、所定の処理を実
行すべく予め設定された処理プログラム及び入力された
データ並びに圧力や温度等の入力信号に基き、ガス供給
配管91,92,93の開閉弁V1,V2,V3、排気
配管12の圧力制御弁11やヒータ7等の処理装置全体
を制御するための制御ユニット23を備えている。
3は、ある程度使用すると例えば処理ガスの副生成物が
付着したり異物をかみ込んだりする場合があり、流量制
御8 1,82,83の精度および信頼性が低下すること
がある。そこで、流量制御器81,82,83が正常か
否かを監視するために、校正された流量制御器81,8
2,83の取付後にバイパス配管19を真空引きし、封
止弁21を閉じて封止した後、ガス供給配管91,
92,93から固定された流量のガスを導入しながら前
記圧力計20により圧力上昇値ΔPと推移時間ΔTを各
ガス供給配管91,92,93毎に測定して初期値とし
て記憶し、所定期間使用後(所定期間経過後)に測定し
た測定値と前記初期値とを比較して流量制御器81,8
2,83が正常か否かを定期的に例えばプロセス終了毎
に監視する。
2,93とバイパス配管19とからなるバイパスライン
の容積を利用し、各流量制御器81,82,83を通過
する実流量を圧力として直接測定し、測定圧力の時間的
変化により流量制御器81,82,83の流量センサ部
14が正常か否かを監視するものである。具体的には、
例えば図1の左から2番目のガス供給配管92の流量制
御器82を監視する場合には、校正された流量制御器8
2の取付後に開閉弁V9及び封止弁21を開に、他の開
閉弁V1,V2,V3,V4,V5,V6,V7,
V8,V10,V1 1及び圧力制御弁11を閉にし、当
該バイパスラインを真空ポンプ10により真空引きす
る。この時の圧力計20で測定した値を基準圧力として
図2にP0で示す。
に所定の流量例えば10cc/分を流すように信号を与
えると共に開閉弁V2を開にし、ガス供給配管92から
固定された流量のガスをバイパス配管19に導入しなが
ら前記圧力計20を用いて圧力上昇値ΔPと推移時間Δ
Tを測定し、その測定値を初期値として記憶する。図2
において、T0はガス導入開始時、T1は一定流量安定
後の測定開始時、T2は測定終了時、T3は封止弁を開
にし次のラインの計測に切換える時点を示す。また、P
1は一定流量に安定後の測定開始時の測定圧力、P2は
測定終了時の測定圧力を示す。
T1=ΔT(推移時間)を校正後の初期値として記憶す
る。このようにして各ラインについて測定した測定値を
初期値として記憶しておく。この作業が終了したなら、
反応管3に処理ガスを導入してプロセスを開始する。
作すなわちバイパス配管19を真空引きして封止した
後、ガス供給配管91,92,93から固定された流量
のガスを導入しながら圧力計20を用いて圧力上昇値と
推移時間を各ガス供給配管91,92,93毎に測定
し、この測定値と前記初期値とを比較して流量制御器8
1,82,83が正常か否かを判別する。例えば、推移
時間ΔTを同じくして測定した測定値ΔP’と初期値Δ
Pとを比較するか、圧力上昇値ΔPを同じくして測定し
た測定値ΔT’と初期値ΔTとを比較する。測定値と初
期値が同じであれば、流量制御器81,82,83が正
常であると判断し、測定値と初期値が異なれば、流量制
御器81,82,83が異常であると判断する。
83が正常か否かを定期的に監視する。このような監視
を自動的に行うために前記制御ユニット23が用いられ
ており、制御ユニット23には、前記監視を行うプログ
ラムが設定されている。この場合、制御ユニット23
は、測定値と初期値とを比較して流量制御器81,
82,83が正常か否かを判別(判断)し、その判別結
果をディスプレイ装置等に出力表示するようになってい
る。
置によれば、各種のガスG1,G2,G3を所定流量で
供給する流量制御器81,82,83を有する複数のガ
ス供給配管91,92,93と、所定の圧力に真空引き
可能な排気配管12とが接続された処理容器3に被処理
体wを収容して所定の処理を施す処理方法ないし処理装
置において、前記ガス供給配管91,92,93に処理
容器3をバイパスして前記排気配管12と連通するバイ
パス配管19を設け、該バイパス配管19の下流側に圧
力計20及び封止弁21を順に設け、校正された流量制
御器81,82,83の取付後にバイパス配管19を真
空引きして封止弁21を閉じて封止した後、ガス供給配
管91,92,93から固定された流量のガスを導入し
ながら前記圧力計20により圧力上昇値と推移時間を各
ガス供給配管91,92,93毎に測定して初期値とし
て記憶し、所定期間使用後に測定した測定値と前記初期
値とを比較して流量制御器81,82,83が正常か否
かを監視するようにしたので、信頼性の向上が図れると
共に、設置スペース及びコストの低減が図れる。
て流量制御器81,82,83を通過する実ガスの実流
量を圧力として直接測定するようにし、流量制御器
81,8 2,83のセンサとは異なる圧力センサ(圧力
計)20を使用するため、同じ方式のセンサ同士を比較
して流量制御器の異常を監視する従来の処理方法ないし
処理装置と比べて信頼性の向上が図れる。また、共通の
バイパス配管19に圧力計20を1つ設けるだけで良い
ため、設置スペース及びコストの低減が図れる。また、
処理容器3を介さずにバイパスラインを使用するため、
反応管3の蓋体4開放時やウエハ移載時などに平行して
監視を行うことができ、処理装置のサイクルタイムに影
響しない。更に、プロセス間に監視を毎回行うことも可
能であり、プロセスの再現性や信頼性の向上が図れる。
因となる温度変化による測定精度の低下を防止するため
に、測定系である前記流量制御器81,82,83から
圧力系20までの範囲を図示しないヒータ(加熱手段)
及び温度調整器(温度制御手段)により一定の温度に保
つように構成されているか、または、前記圧力計20に
図示しない温度センサを併設して測定温度に基いて測定
圧力に補正をかけるように構成されていることが好まし
い。測定系を一定の温度に保つ場合は、測定系にヒータ
を巻き付ける等により設け、このヒータの温度を温度調
整器により一定の温度に制御する。本実施の形態の場
合、測定容積範囲が広いので、流量制御器81,82,
83から圧力計20までの範囲をヒータと温度調整器に
より一定温度に維持するように構成することが好まし
い。この場合、各ガス供給管91,9 2,93は室温よ
りも若干高い温度例えば40℃程度に、または、蒸気圧
の低いガスのガス供給管は気体状態を維持できる温度
に、ヒータと温度調整器により一定に保つ。バイパス管
91,92,93はガス供給管81,82,83の中で
一番高い温度と同じ温度に設定するようにしても良い。
このように測定系を略一定の温度に保つことにより、ガ
スの体積変化を抑制ないし防止することができ、測定精
度の向上が図れる。
ガス供給管91,92,93の流量制御器81,82,
83を監視するようにしたが、不活性ガスの流量制御器
81は副生成物の付着がなく流量制御の精度が低下する
可能性が他の流量制御器82,83と比べて低いため、
不活性ガスの流量制御器81の監視は行わず、処理ガス
の流量制御器82,83のみを監視するようにしても良
い。
装置の構成図、図5は同処理装置の流量制御器を検査す
る場合の測定圧力の時間変化を示すグラフである。図4
の本実施の形態において、図1の実施の形態と同一部分
は同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について
説明を加える。本実施の形態では、ガス供給配管91,
92,93の流量制御器81,82,83の上流側に圧
力計(圧力センサ)251,252,253及び開閉弁
V1,V2,V3が順に設けられ、ガス供給配管91,
92,93に処理容器3をバイパスして排気配管12と
連通するバイパス配管19が設けられている。
御器81,82,83及び開閉弁V 1,V2,V3が設
けられている場合には、これら流量制御器81,82,
83と開閉弁V1,V2,V3との間に圧力計251,
252,253を設ければ良い。図示例では、バイパス
配管19の下流側に圧力計20及び封止弁21が設けら
れているが、その圧力計20は今回は使用しないため、
無くても良い。
否かを監視するために、校正された流量制御器81,8
2,83の取付後にバイパス配管19を真空引きし、ガ
ス供給配管91,92,93から固定された流量のガス
を導入した状態で前記開閉弁V1,V2,V3を閉じて
から前記圧力計251,252,253により圧力降下
ΔPと推移時間ΔTを各ガス供給配管91,92,93
毎に測定して初期値として記憶し、所定期間使用後(所
定期間経過後)に測定した測定値と前記初期値とを比較
して流量制御器81,82,83が正常か否かを定期的
に例えばプロセス終了毎に監視する。
2,93における流量制御器81,82,83と開閉弁
V1,V2,V3との間の容積を利用し、各流量制御器
81,82,83を通過する実流量を圧力として直接測
定し、測定圧力の時間的変化により流量制御器81,8
2,83の流量センサ部14のドリフトを監視するもの
である。具体的には、例えば図4の左から2番目のガス
供給配管92の流量制御器82を監視する場合には、校
正された流量制御器82の取付後に開閉弁V2,V9及
び封止弁21を開に、他の開閉弁V1,V3,V4,V
5,V6,V7,V8,V10,V11及び圧力制御弁
11を閉にし、当該ガス供給配管92とバイパス配管1
9とからなるバイパスラインを真空ポンプ10により真
空引きする。また、当該ガス供給配管92の流量制御器
82に所定の流量例えば10cc/分を流すように信号
を与える。この一定流量で流れている時の前記圧力計2
5 2で測定した基準圧力を図5にP0で示す。
弁V2を閉にし、前記圧力計252を用いて圧力降下値
ΔPと推移時間ΔTを測定し、その測定値を初期値とし
て記憶する。図5において、T0は開閉弁を閉にした時
点、T1は流量安定後の測定開始時、T2は測定終了
時、T3は開閉弁を開にし次のラインの計測に切換える
時点を示す。また、P1は流量安定後の測定開始時の測
定圧力、P2は測定終了時の測定圧力を示す。
T1=ΔT(推移時間)を校正後の初期値として記憶す
る。このようにして各ラインについて測定した測定値を
初期値として記憶しておく。この作業が終了したなら、
反応管3に処理ガスを導入してプロセスを開始する。
作すなわちバイパス配管19を真空引きし、ガス供給配
管91,92,93から固定された流量のガスを導入し
た状態で前記開閉弁V1,V2,V3を閉じてから前記
圧力計251,252,25 3により圧力降下値と推移
時間を各ガス供給配管91,92,93毎に測定し、こ
の測定値と前記初期値とを比較して流量制御器81,8
2,83が正常か否かを判別する。例えば、推移時間Δ
Tを同じくして測定した測定値ΔP’と初期値ΔPとを
比較するか、圧力降下値ΔPを同じくして測定した測定
値ΔT’と初期値ΔTとを比較する。測定値と初期値が
同じであれば、当該流量制御器81,8 2,83が正常
であると判断し、測定値と初期値が異なれば、当該流量
制御器8 1,82,83が異常であると判断する。
83が正常か否かを定期的に監視する。このような監視
を自動的に行うために制御ユニット23が用いられてお
り、制御ユニット23には、前記監視を行うプログラム
が設定されている。この場合、制御ユニット23は、測
定値と初期値とを比較して流量制御器81,82,8 3
が正常か否かを判別(判断)し、その判別結果をディス
プレイ装置等に出力表示するようになっている。
置によれば、各種のガスG1,G2,G3を所定流量で
供給する流量制御器81,82,83を有する複数のガ
ス供給配管91,92,93と、所定の圧力に真空引き
可能な排気配管12とが接続された処理容器3に被処理
体wを収容して所定の処理を施す処理方法ないし処理装
置において、前記ガス供給配管91,92,93の流量
制御器81,82,8 3の上流側に圧力計251,25
2,253及び開閉弁V1,V2,V3を順に設け、ガ
ス供給配管91,92,93に処理容器3をバイパスし
て前記排気配管12と連通するバイパス配管19を設
け、校正された流量制御器81,82,8 3の取付後に
バイパス配管19を真空引きし、ガス供給配管91,9
2,93から固定された流量のガスを導入した状態で前
記開閉弁V1,V2,V3を閉じてから前記圧力計25
1,252,253により圧力降下値ΔPと推移時間Δ
Tを各ガス供給配管91,92,93毎に測定して初期
値として記憶し、所定期間使用後に測定した測定値と前
記初期値とを比較して流量制御器81,82,83が正
常か否かを監視するようにしたので、信頼性の向上が図
れる。
開閉弁V1,V2,V3との間の容積を利用して流量制
御器81,82,83を通過する実ガスの実流量を圧力
として直接測定するようにし、流量制御器81,82,
83のセンサとは異なる圧力センサ(圧力計)251,
252,253を使用するため、同じ方式のセンサ同士
を比較して流量制御器の異常を監視する従来の処理方法
ないし処理装置と比べて信頼性の向上が図れる。また、
処理容器3を介さずにバイパスラインを使用するため、
反応管3の蓋体4開放時やウエハ移載時などに平行して
監視を行うことができ、処理装置のサイクルタイムに影
響しない。更に、プロセス間に監視を毎回行うことも可
能であり、プロセスの再現性や信頼性の向上が図れる。
の要因となる温度変化による測定精度の低下を防止する
ために、測定系である前記流量制御器81,82,83
から上流側の開閉弁V1,V2,V3までの範囲をヒー
タ及び温度調整器により一定の温度に保つように構成さ
れているか、または、前記圧力センサ251,252,
253に温度センサを併設して測定温度に基いて測定圧
力に補正をかけるように構成されていることが好ましい
(図示省略)。このように測定系を一定の温度に保つこ
とによりガスの体積変化を抑制ないし防止することがで
き、測定精度の向上が図れる。また、測定系を一定の温
度にしない場合には、温度センサによる測定温度に基い
て測定圧力に補正をかけることにより、測定精度の向上
が図れる。
ガス供給管91,92,93の全ての流量制御器81,
82,83を監視するようにしたが、不活性ガスの流量
制御器81は副生成物の付着がなく流量制御の精度が低
下する可能性が他の流量制御器82,83と比べて低い
ため、不活性ガスの流量制御器81の監視は行わず(従
って、圧力計系251は設けなくても良い。)、処理ガ
スの流量制御器82,83のみを監視するようにしても
良い。
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、本発明は、縦型処理
装置に限定されず、横形処理装置であっても良く、ま
た、被処理体を1枚ずつ処理容器に収容して所定の処理
を施す枚葉式であっても良い。
な効果を奏することができる。
ば、各種のガスを所定流量で供給する流量制御器を有す
る複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空引き可能な
排気配管とが接続された処理容器に被処理体を収容して
所定の処理を施す処理方法ないし処理装置において、前
記ガス供給配管に処理容器をバイパスして前記排気配管
と連通するバイパス配管を設け、該バイパス配管の下流
側に圧力計及び封止弁を順に設け、校正された流量制御
器の取付後にバイパス配管を真空引きして前記封止弁を
閉じて封止した後、ガス供給配管から固定された流量の
ガスを導入しながら前記圧力計により圧力上昇値と推移
時間を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶
し、所定期間使用後に測定した測定値と前記初期値とを
比較して流量制御器が正常か否かを監視するようにした
ので、信頼性の向上が図れると共に、設置スペース及び
コストの低減が図れる。
ば、各種のガスを所定流量で供給する流量制御器を有す
る複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空引き可能な
排気配管とが接続された処理容器に被処理体を収容して
所定の処理を施す処理方法ないし処理装置において、前
記ガス供給配管の流量制御器の上流側に圧力計及び開閉
弁を順に設け、ガス供給配管に処理容器をバイパスして
前記排気配管と連通するバイパス配管を設け、校正され
た流量制御器の取付後にバイパス配管を真空引きし、ガ
ス供給配管から固定された流量のガスを導入した状態で
前記開閉弁を閉じてから前記圧力計により圧力降下と推
移時間を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶
し、所定期間使用後に測定した測定値と前記初期値とを
比較して流量制御器が正常か否かを監視するようにした
ので、信頼性の向上が図れる。
ある。
圧力の時間変化を示すグラフである。
図である。
圧力の時間変化を示すグラフである。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 各種のガスを所定流量で供給する流量制
御器を有する複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空
引き可能な排気配管とが接続された処理容器に被処理体
を収容して所定の処理を施す処理方法において、前記ガ
ス供給配管に処理容器をバイパスして前記排気配管と連
通するバイパス配管を設け、該バイパス配管の下流側に
圧力計及び封止弁を順に設け、校正された流量制御器の
取付後にバイパス配管を真空引きして前記封止弁を閉じ
て封止した後、ガス供給配管から固定された流量のガス
を導入しながら前記圧力計により圧力上昇値と推移時間
を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶し、所
定期間使用後に測定した測定値と前記初期値とを比較し
て流量制御器が正常か否かを監視することを特徴とする
処理方法。 - 【請求項2】 各種のガスを所定流量で供給する流量制
御器を有する複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空
引き可能な排気配管とが接続された処理容器に被処理体
を収容して所定の処理を施す処理方装置において、前記
ガス供給配管に処理容器をバイパスして前記排気配管と
連通するバイパス配管を設け、該バイパス配管の下流側
に圧力計及び封止弁を順に設け、校正された流量制御器
の取付後にバイパス配管を真空引きして前記封止弁を閉
じて封止した後、ガス供給配管から固定された流量のガ
スを導入しながら前記圧力計により圧力上昇値と推移時
間を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶し、
該初期値と所定期間使用後に測定した測定値とを比較し
て流量制御器が正常か否かを監視するための制御ユニッ
トを設けたことを特徴とする処理装置。 - 【請求項3】 ガスの体積変化の要因となる温度変化に
よる測定精度の低下を防止するために、前記流量制御器
から圧力計までの範囲をヒータ及び温度調整器により一
定の温度に保つように構成されているか、または、前記
圧力計に温度センサを併設して測定温度に基いて測定圧
力に補正をかけるように構成されていることを特徴とす
る請求項2記載の処理装置。 - 【請求項4】 各種のガスを所定流量で供給する流量制
御器を有する複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空
引き可能な排気配管とが接続された処理容器に被処理体
を収容して所定の処理を施す処理方法において、前記ガ
ス供給配管の流量制御器の上流側に圧力計及び開閉弁を
順に設け、ガス供給配管に処理容器をバイパスして前記
排気配管と連通するバイパス配管を設け、校正された流
量制御器の取付後にバイパス配管を真空引きし、ガス供
給配管から固定された流量のガスを導入した状態で前記
開閉弁を閉じてから前記圧力計により圧力降下と推移時
間を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶し、
所定期間使用後に測定した測定値と前記初期値とを比較
して流量制御器が正常か否かを監視することを特徴とす
る処理方法。 - 【請求項5】 各種のガスを所定流量で供給する流量制
御器を有する複数のガス供給配管と、所定の圧力に真空
引き可能な排気配管とが接続された処理容器に被処理体
を収容して所定の処理を施す処理装置において、前記ガ
ス供給配管の流量制御器の上流側に圧力計及び開閉弁を
順に設け、ガス供給配管に処理容器をバイパスして前記
排気配管と連通するバイパス配管を設け、校正された流
量制御器の取付後にバイパス配管を真空引きし、ガス供
給配管から固定された流量のガスを導入した状態で前記
開閉弁を閉じてから前記圧力計により圧力降下と推移時
間を各ガス供給配管毎に測定して初期値として記憶し、
所定期間使用後に測定した測定値と前記初期値とを比較
して流量制御器が正常か否かを監視するための制御ユニ
ットを設けたことを特徴とする処理装置。 - 【請求項6】 ガスの体積変化の要因となる温度変化に
よる測定精度の低下を防止するために、前記流量制御器
から上流側の開閉弁までの範囲をヒータ及び温度調整器
により一定の温度に保つように構成されているか、また
は、前記圧力計に温度センサを併設して測定温度に基い
て測定圧力に補正をかけるように構成されていることを
特徴とする請求項5記載の処理装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001365128A JP3814526B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 処理方法及び処理装置 |
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JP2001365128A JP3814526B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 処理方法及び処理装置 |
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- 2001-11-29 JP JP2001365128A patent/JP3814526B2/ja not_active Expired - Fee Related
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