JP2003257878A - 半導体製造装置およびそれを利用した半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置およびそれを利用した半導体装置の製造方法

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JP2003257878A
JP2003257878A JP2002061582A JP2002061582A JP2003257878A JP 2003257878 A JP2003257878 A JP 2003257878A JP 2002061582 A JP2002061582 A JP 2002061582A JP 2002061582 A JP2002061582 A JP 2002061582A JP 2003257878 A JP2003257878 A JP 2003257878A
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mfc
pressure gauge
pressure
zero point
manufacturing apparatus
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Ichiro Tamaki
一郎 田牧
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Kawasaki Microelectronics Inc
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Kawasaki Microelectronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長期に安定して稼動できる半導体製造装置およ
びそれを利用した半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】半導体製造装置1は半導体基板を処理する
処理室10を有する。処理室10には真空ポンプ31、
圧力計30およびMFC20が設けられており、MFC
20にはボンベ21が設けられている。圧力計30およ
びMFC20に制御部11が接続されている。制御部1
1には圧力計30およびMFC20の補正量が、補正し
た時刻と共に記憶されるメモリ12と、補正結果に基づ
いて圧力計30およびMFC20の異常および交換時期
の少なくとも一方を検出する検出部と、検出部により検
出された結果などを表示する表示部13とが設けられて
いる。処理室10で半導体基板が処理される前に圧力計
30およびMFC20のゼロ点が調整される。これによ
り、長期にわたり半導体基板を安定して処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路な
どの製造に使用される各種の半導体製造装置およびそれ
を利用した半導体装置の製造方法に関し、特に、各種の
プロセスの制御用にマスフローコントローラ(以下、M
FCという)および圧力計などの測定機器の出力信号を
取り込むとともに、MFCおよび圧力調整弁などの調整
機器に対して制御信号を出力する制御装置を有する半導
体製造装置およびそれを利用した半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置における各種プロセスを
制御するコントローラは、MFCおよび圧力計などの測
定機器からの電気信号を取り込み、所定の変換パラメー
タを用いて数値に変換し、表示部にその数値を表示させ
る。コントローラは、またプロセスのフローおよび条件
を規定したレシピに設定された流量または圧力に対応し
た制御信号を出力することにより、プロセスの条件を所
定の値に制御している。ところが、制御装置から出力さ
れる制御信号は、測定機器から取り込む信号に依存する
ため、例えば測定機器のゼロ点が変動すると、正確な制
御が行えなくなる。このため、測定機器の中には、測定
機器単体で手動でのゼロ点調整が行える機能を有するも
のがある。通常、このような測定機器の機能を利用して
ゼロ点を調整する場合、測定機器を生産工程から外して
行うか、または生産工程がオフラインの状態で行う。
【0003】一方、MFCにおいては、例えば特開平5
−289751号公報(以下、従来技術1という)に示
されているが如く、内部にゼロ点の補正を自動で行う機
能が付加されたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各測定
機器単体でゼロ点補正を行う場合は、半導体製造装置の
メンテナンスの時間等で行うことになる。このため、ゼ
ロ点補正の機会は極めて限られた時間になってしまい、
ゼロ点調整の頻度も低く生産状況によりばらつき、必ず
しも一定期間でなされるものではなく、信頼性が乏しい
という問題点がある。
【0005】ゼロ点のシフトの発生の原因は、例えばM
FCに内蔵されている配管が、その配管内を流れる反応
ガスによって詰まることである。その他の原因として
は、各測定機器に使用しているセンサ類の劣化、および
測定機器に使用している電気信号増幅用の増幅器の劣化
などがある。これらのゼロ点シフトの発生の原因となる
因子は、通常、半導体製造装置を使用中に徐々に蓄積さ
れる。半導体製造プロセスの製造条件は、わずかな変動
があっても、プロセスによる結果物に悪影響を及ぼす。
この製造条件の変動は、例えば、成膜工程においては、
成膜される薄膜の膜厚または膜質の変動につながり、ま
た、エッチング工程においては、エッチングレートの変
動につながる。従って、上述のような限られた時間での
補正を行うだけでは、これらの測定機器のゼロ点の変動
がプロセスの変動要因となり、何らかの手段を講じなけ
れば、製品に対して重大な影響を及ぼすだけでなく、最
終的には半導体製造装置の突発的な停止を余儀なくされ
るという問題点がある。また、従来の半導体製造装置に
おいては、ゼロ点が変動し始める時期は全く見当がつか
ず、変動が発見された場合にも、いつから変動が始まっ
たのか分からない。このため、場当たり的な対応しかと
ることができないという問題点もある。
【0006】従来技術1で提案されたようにMFCに自
動補正機能を付加した場合でも、その機能を利用して補
正を行う機会は、やはりメンテナンスの時間等に限られ
る。また、ゼロ点補正用の回路を付加することによって
MFC自体のコストが嵩むという問題点もある。また、
MFC自身がゼロ点補正を行うので、オペレータがその
補正の結果を見ることがない。このため、MFC内の配
管が閉塞するにつれて、やがてゼロ点の補正の限界に達
し、設定の流量が流せなかったときに、初めてオペレー
タが異常を知ることになる。このような場合、MFCの
交換が必要になるが、その準備ができていない場合もあ
り、半導体製造プロセスに多大な影響を与えるという問
題点がある。
【0007】さらに従来技術1は、MFCのみのゼロ点
補正を行うものであり、製造装置を構成する制御系の全
てに適用されるわけではない。しかし、半導体製造装置
においては、その制御系の全てが、例えば成膜装置であ
れば成膜結果(膜厚および膜質等)に影響を及ぼすもの
であり、MFCのみのゼロ点補正では長期にわたって安
定したプロセスを達成するためには不十分である。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、長期に安定して稼動できる半導体製造装置お
よびそれを利用した半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願第1の発明は、レシピに定められた一連の操作
を自動的に行うことによって半導体基板の処理を行う半
導体製造装置であって、MFCを通じて所定流量のガス
を供給した雰囲気で前記半導体基板の処理を行う処理室
と、前記レシピを記憶し、前記処理室の動作を制御する
制御部とを有し、前記レシピの一連の操作の1つにおい
て、前記MFCのゼロ点補正を行うことを特徴とする半
導体製造装置を提供するものである。
【0010】本願第2の発明は、レシピに定められた一
連の操作を自動的に行うことによって半導体基板の処理
を行う半導体製造装置であって、MFCを通じて所定流
量のガスを供給し、圧力計の測定値を用いて所定圧力に
制御した雰囲気で前記半導体基板の処理を行う処理室
と、前記レシピを記憶し、前記処理室の動作を制御する
制御部とを有し、前記レシピの一連の操作の1つにおい
て、前記MFCおよび前記圧力計の少なくとも一方のゼ
ロ点補正を行うことを特徴とする半導体製造装置を提供
するものである。
【0011】また、前記制御部は、前記ゼロ点補正の結
果を記憶する記憶手段を有することが好ましい。さら
に、前記制御部は、前記ゼロ点補正の結果に基づいて、
前記MFCおよび前記圧力計の状態の異常ならびに交換
時期の少なくとも一方を検出する検出部を有することが
好ましい。
【0012】また、本願第3の発明は、MFCを通じて
所定流量のガスを供給し、圧力計の測定値を用いて所定
圧力に制御した雰囲気で前記半導体基板の処理を行う処
理室と、前記処理室の動作を制御する制御部とを有する
半導体製造装置を用いて、前記制御部に記憶されたレシ
ピに定められた一連の操作を自動的に行うことによって
前記半導体基板に半導体装置を製造するための処理を行
う方法であって、前記レシピの一連の操作の1つとし
て、前記MFCおよび圧力計の少なくとも一方のゼロ点
補正を行う操作を、前記半導体基板の処理を行う操作以
前に有することを特徴とする半導体装置の製造方法を提
供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体製造装
置およびそれを利用した半導体装置の製造方法につい
て、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係る半導体製造装
置を示すブロック図である。ここでは、まず、特定のプ
ロセスに限定されない一般的なプロセスに使用する半導
体製造装置を対象にして、本発明を説明する。
【0014】図1に示すように、半導体製造装置1にお
いては、半導体基板を処理する処理室10が設けられて
いる。処理室10には圧力調整バルブVL を介して真空
ポンプ31が接続されており、この真空ポンプ31の配
管(図示せず)には圧力計30が設けられている。ま
た、処理室10にはバルブVおよびMFC20を介して
ボンベ21が設けられている。このボンベ21には、例
えば所定の反応ガスが充填されている。圧力計30およ
びMFC20は制御部11に接続されている。バルブV
および圧力調整バルブVL には開閉手段(図示せず)が
設けられており、開閉手段は、制御部11からの制御信
号によりバルブVを開閉させ、圧力調整バルブVL の開
閉度を調整する。制御部11は、MFC20および圧力
計30の出力信号(出力電圧)を所定の変換パラメータ
によって数値化するテーブルを有する。制御部11に
は、半導体基板を処理するための一連の操作(フロー)
を規定したレシピが記憶されている。そのレシピには、
処理室10に装着された半導体基板に対して成膜および
エッチングなどの処理を行う際の圧力およびガス流量な
どの条件も規定されている。図1に示す半導体製造装置
1を用いて半導体基板を処理する場合、レシピに従っ
て、処理対象の半導体基板を処理室10内に装着し、真
空引きなどの様々な予備的な操作を行った後、ボンベ2
1に充填された反応ガスをMFC20およびバルブVを
介して処理室10にレシピに定められた流量で供給し、
圧力調整バルブVL の開閉度を調整することにより、処
理室10内の圧力をレシピに定められた値に調整する。
このため、制御部11からMFC20および圧力調整バ
ルブVLに対して、所定の流量および圧力に調整するた
めの制御信号が供給される。
【0015】制御部11には、圧力計30およびMFC
20の後述する補正量が、補正した時刻とともに、記憶
されるメモリ12(記憶手段)が設けられている。例え
ば、圧力計30においては、検出下限以下の圧力では出
力電圧が0Vを示し、MFC20においては、流量が0
のときに出力電圧が0Vとなる仕様である場合を考え
る。この場合、補正量とは、圧力計30およびMFC2
0の出力電圧が、本来0Vとなる点においてシフトした
電圧を、本来の0Vになるように、変換パラメータを補
正した量のことである。圧力が検出下限以下であったり
流量が0である場合の出力電圧が0V以外の特定の電圧
である仕様の圧力計およびMFCの場合でも、同様に考
えることができる。なお、メモリ12の補正量のデータ
は、外部記録媒体を介して外部に取り出せることが好ま
しい。また、制御部11には、圧力計30、MFC20
からの信号による補正結果に基づいて圧力計30および
MFC20の状態の異常か、または交換時期かの少なく
とも一方を検出する検出部(図示せず)が設けられてい
る。制御部11には検出部により検出された異常の結果
または交換時期などを表示する表示部13が設けられて
いる。この表示部13は、公知の装置を用いることがで
き、例えば液晶ディスプレイなどが挙げられる。
【0016】検出部においては、前述の補正量の閾値が
設定されている。この補正量の閾値は、半導体製造装置
の製造プロセスに応じて適宜設定すればよい。また、閾
値のとりかたは、絶対値、またはある期間における微分
値、およびある期間における積分値などがある。さらに
検出部の検出の結果、補正量がこの閾値を超えた場合、
表示部13に異常であることを表示する。また、閾値か
らのずれの大きさによって圧力計30またはMFC20
の交換時期であることを表示部13に表示するようにし
てもよい。また、本発明に係る半導体製造装置を用いた
半導体装置の製造に際し、全ての製造プロセスの前でゼ
ロ点調整を行う必要はなく、少なくとも一部のプロセス
において、半導体基板の処理の開始前にゼロ点調整を行
えばよい。
【0017】MFC20は、流量計とコントロールバル
ブとを備えるものであり、流量計の測定値が制御部11
に出力される。制御部11は流量計の出力信号を所定の
変換パラメータで数値化し、表示部13で流量として表
示させるとともに、前述のように、MFC20に対して
流量の設定値を示す制御信号を出力する。MFC20
は、制御部11から受け取った制御信号に基づいて自ら
が流量の調整を行う機能を有する。すなわち、流量計の
出力と制御信号とを比較し、その比較結果に基づいてコ
ントロールバルブの開度を調整するフィードバック制御
を行い、流量を設定値に調整する。圧力計30からは、
圧力の測定値に対応する信号が制御部11に出力され
る。制御部11では、圧力計30の出力信号を所定の変
換パラメータで数値化し、表示部13で圧力として表示
する。制御部11は、また圧力計30の出力信号が示す
測定圧力とレシピで規定された圧力の設定値とを比較
し、圧力を設定値に調整するために必要な制御信号を圧
力調整バルブVL に対して出力する。すなわち、制御部
11が圧力計30および圧力調整バルブVL をそれぞれ
測定器および調整器として使用してフィードバック制御
を行い、処理室10の圧力を設定値に制御する。
【0018】図2は本発明の第1の実施例に係る半導体
製造装置に適用されるレシピに組み込まれたゼロ点調整
の工程を示すフローチャートであり、図1に示すMFC
20のゼロ点調整を説明するものである。
【0019】本実施例においては、各種プロセス単体工
程における半導体製造装置を制御するレシピ内におい
て、半導体基板の処理を行う前に、前記処理に使用する
ガス流量が0sccm(ガス流量によっては、0sl
m)となる工程を設ける。先ず、図1に示す半導体製造
装置1において、バルブVを閉じてガスの流れを遮断
し、MFC20を流れるガスの流量を0にする。次に、
制御部11は、流量0におけるMFC20の出力電圧を
検出し、ゼロ点シフトがあるか調べる(ステップS
1)。ステップS1において、ゼロ点シフトがある場
合、制御部11は、MFC20の出力電圧を検出し、ゼ
ロ点シフト量を測定する(ステップS2)。
【0020】図3は縦軸にガス流量をとり、横軸にMF
Cの出力電圧をとって、MFCの流量特性を示すグラフ
である。ステップS1において、ゼロ点シフトがある場
合、図3に示すように、流量0におけるMFC20の出
力電圧は、プラスまたはマイナス側にシフトする可能性
があり、そのシフト電圧は、例えばV1 または−V1
ある。
【0021】本実施例において、図3に示す特性直線B
で表されるようにMFC20のゼロ点がずれていない場
合、MFC20の出力電圧がV0 のとき、ガスの流量は
1である。しかし、図3に示す特性直線Aで表される
ように、流量が0における出力電圧が−V1 である場
合、MFC20の出力電圧がV0 のとき、ガスの流量は
2 である。さらに、MFC20の流量特性が図3に示
す特性直線Cで表されるように、流量が0における出力
電圧がV1 である場合、MFC20の出力電圧がV0
とき、ガスの流量はF3 である。このように、制御部1
1からMFC20に対して一定の制御電圧を出力して制
御しようとしても、MFC20の状態によって実際の流
量が変わってしまう。特に、成膜プロセスにおいて、微
量な流量のガスを使用する場合には、このような僅かな
ずれが、膜質および膜厚などの結果に影響を及ぼし、歩
留まりの低下を招くことになる。なお、従来の制御部
は、MFCのゼロ点シフト量は考慮していないので、M
FCの状態の如何を問わず、MFCの出力電圧がV0
はF1 の流量が得られると判断してしまう。
【0022】次に、制御部11において、ゼロ点シフト
がある場合、シフト量に基づく補正量を決定する(ステ
ップS4)。そして、補正量に合わせて変換パラメータ
を変更する。本実施例において、シフト量から補正量お
よび制御電圧は後述のようにして決定される。例えば、
図3に示す特性直線Aのように−V1 (V)のずれ(シ
フト量)を検出した場合には、補正量は−V1 (V)で
ある。これにより、例えば流量が0のときには、制御部
11がMFC20から受け取る出力電圧が−V1 であっ
ても、制御部11内のテーブルによって−V1 −(−V
1 )=0(V)に補正され、流量は0と表示される。一
方、例えばF1 の流量を設定するためにMFC20に供
給される制御電圧はV0 +(−V1 )=V0 −V
1 (V)に補正される。MFC20自体は、−V1 のゼ
ロ点シフトがある流量計の出力電圧に基づいて流量の調
整を行うが、制御部11から受け取る制御信号がこのよ
うに補正されているため、流量はF1 に制御される。す
なわち、この補正により、MFC20の流量特性は、実
効的に特性直線Bで表されるものとなる。これにより、
正確な流量の表示が行われるとともに、流量設定値に対
して正確な流量制御が得られる。同様に、図3の特性直
線Cに示すようにV1 (V)のずれ(シフト量)を検出
した場合には、補正量はV1 (V)である。これによ
り、やはり、正確な流量の表示が行われるとともに、流
量設定値に対して正確な流量制御が可能になる。
【0023】次に、ステップS4において、決定された
補正量を表示部13に表示するとともに、前記補正量を
メモリ12に格納する(ステップS5)。このとき、補
正量が閾値を超える場合、例えば、表示部13に警告を
表示するか、またはアラームなどの音声を発する。ま
た、補正量があまりにも大きく交換が必要な場合には、
交換が必要である旨の表示をするようにしてもよい。な
お、MFC20の交換が必要である場合には、以降の工
程は行わない。
【0024】次に、半導体基板の処理の開始とともに、
レシピで規定された所定の流量に対応する制御電圧に対
して上述の補正後を行った制御電圧をMFC20に対し
て出力する(ステップS6)。これにより、レシピに規
定された所定のガス流量で半導体基板の処理が行われ
る。
【0025】一方、ステップS1において、ゼロ点シフ
トがない場合、補正量ゼロを表示部13に表示するとと
もに、補正量ゼロをメモリ12に格納する(ステップS
3)。この場合、制御電圧に変更はなく、補正せずにそ
のままMFC20に対して出力する(ステップS6)。
【0026】本実施例においては、半導体基板の処理工
程の前にMFC20のゼロ点の調整を行っているので、
処理工程において、常に反応ガスを正確な流量で処理室
10に供給することができる。このため、長期にわた
り、膜厚その他の処理結果の変動を小さくすることがで
きるので、安定したプロセスを実現できる。さらに処理
工程の前にMFC20のゼロ点の調整を行うことによ
り、MFC20の異常を事前に発見することができる。
すなわち、本発明によれば、半導体製造装置に用いられ
る測定機器にゼロ点がシフトしてしまう不具合が発生し
ても、制御部11側で、ゼロ点シフトを検出することが
でき、MFC20などの測定機器の不具合を発見でき
る。また、制御部11でゼロ点を調整することができる
ので、測定機器の不具合によるプロセスへの影響を排除
できる。この結果、プロセスを長期にわたり非常に安定
化することができる。
【0027】さらに、メモリ12に補正量および補正の
時期を記憶していることから、測定機器のゼロ点のシフ
トの変動履歴が保存されているので、各測定機器の劣化
を定量的に把握することができる。これにより、各測定
機器の交換時期を事前に予測することが簡便にでき、各
測定機器の交換時期を定量的に判断することができる。
これは、不必要な測定機器の交換またはメンテナンスを
防止することにつながる。また、稼動履歴を保存するこ
とは、さらに突発的な停止も防止することができる。こ
れにより、本実施例においては、プロセス前のゼロ点の
連続的な補正による装置の安定稼動とともに、稼働率を
向上させることもできる。
【0028】本実施例においては、MFC20のゼロ点
の調整について説明したが、圧力計30についても、処
理室10内の圧力を圧力計30の測定限界値未満にし
て、ゼロ点を調整することができる。この場合において
もゼロ点調整が、成膜などの処理プロセス前に行われ、
処理条件のずれを補正することができ、MFC20のゼ
ロ点を調整する場合と同様の効果を得ることができる。
なお、処理室10内を常圧のままで、半導体基板の表面
に膜を形成する常圧CVD、または熱酸化処理などのプ
ロセスでは、圧力計30は必ずしも設ける必要はない。
【0029】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。ここでは、特定のプロセスに沿ってより具体的に
本発明を説明する。図4は本発明の第2の実施例に係る
半導体製造装置を示す模式図であって、Si3 4 膜の
成膜に用いる低圧CVD(LP−CVD:Low Pressure
ChemicalVapor Deposition)装置を示すものである。
図5は本実施例の制御部を示す模式図である。
【0030】図4に示すように、半導体製造装置100
においては、フランジ53の上に炉50が設けられてい
る。この炉50の内部にはアウターチューブ51が、さ
らにその内側にはインナーチューブ52が設けられてい
る。アウターチューブ51の外周にはヒータ57が設け
られている。インナーチューブ52の内部には、処理対
象のウエハWを載せるボート(治具)60が設けられて
いる。ボート60は、ステージ64上に設けられたキャ
ップ(治具)61上に載せられている。ステージ64
は、エレベータ(上下移動機構)70によって上下に移
動可能であり、ステージ64の移動によって、キャップ
61およびボート60も上下に移動する。処理対象のウ
エハWはボート60が下降した位置でボート60に載せ
られ、ボート60が上昇することによってインナーチュ
ーブ52内に挿入される。フランジ53とステージ64
との間には真空シール用のOリング(図示せず)が設け
られており、ステージ64が上昇した位置で、真空シー
ルが行われる。
【0031】また、フランジ53には、配管55を介し
て真空ポンプ31が接続されており、アウターチューブ
51の内部が排気される。配管55には圧力調整弁VL1
および圧力計30aが設けられている。圧力計30aに
よってアウターチューブ51内の圧力が測定される。さ
らに、フランジ53には配管(図示せず)を介してMF
C20aが接続されており、MFC20aはバルブV1
を介してNH3 (アンモニア)ガスが充填されたボンベ
21aが接続されている。同様に、フランジ53には配
管(図示せず)を介してMFC20bおよびMFC20
cが接続されており、MFC20bおよびMFC20c
にバルブV2 およびV3 を介してSiH 2 Cl2 (ジク
ロロシラン)ガスおよびN2 ガスが充填されたボンベ2
1bおよび21cが接続されている。これらのバルブV
1 乃至V3 、MFC20a乃至20cおよび配管を通じ
て、インナーチューブ52内に必要なガスが所定の流量
で供給される。
【0032】各バルブV1 、V2 、V3 には、制御部1
1からの制御信号に基づいてバルブV1 、V2 、V3
開閉させる開閉手段(図示せず)が設けられている。ま
た、圧力調整バルブVL1にも、制御部11からの制御信
号に基づいて圧力調整バルブVL1の開閉度を調整する開
閉手段(図示せず)が設けられている。さらに、炉50
には、熱電対40乃至43が、例えば4個、導出管56
を介して設けられている。これにより、ヒータ57の温
度分布を測定する。
【0033】また、図5に示すように、半導体製造装置
100は、制御部11を有し、制御部11には、メモリ
12および表示部13が設けられている。メモリ12お
よび表示部13はともに、第1の実施例と同じものであ
り、その詳細な説明は省略する。また、制御部11に
は、熱電対40乃至43、ヒータ57(正確には、ヒー
タ57に電力を供給する電源(図示せず))、バルブV
1 乃至V3 および圧力調整バルブVL1(正確には、バル
ブV1 乃至V3 を開閉させる開閉手段、および圧力調整
バルブVL1の開閉度を調整する開閉手段)、圧力計30
aならびにMFC20a乃至20cが接続されている。
【0034】本実施例の半導体製造装置において、制御
部11への入力信号としてはパラメータは熱電対40乃
至43、ガス流量制御用のMFC20a乃至20cおよ
び圧力計30aの出力がある。一方、制御部11から
は、ヒータ57のパワー、MFC20a乃至20cの流
量、バルブV1 乃至V3 の開閉、および圧力調整バルブ
度VL1の開閉度を制御するための信号が出力される。制
御部11は、熱電対40乃至43の出力信号からヒータ
57の温度を算出し、その結果に基づいてヒータ57の
パワーの制御を行う。ガス流量は、制御部11の制御信
号により、バルブV1 乃至V3 の内の必要なものを開く
とともに、MFC20a乃至20cで流量制御を行う。
圧力は、圧力計30aで圧力の測定を行い、その結果に
基づいて圧力調整バルブVL1の開閉を制御することによ
り、アウターチューブ51内の圧力を所定の値に制御す
る。
【0035】次に、本実施例の半導体製造装置(LPC
VD装置)による成膜工程について説明する。本実施例
の半導体製造装置におけるSi3 4 膜の成膜のレシピ
を表1に示す。なお、表1に示す設定圧力とは、アウタ
ーチューブ51内の設定圧力のことである。下記表1お
よび表2の設定圧力の欄において「−」と表示されてい
る工程では圧力の制御は行わない。従って、例えば「真
空引き」の工程のように、設定圧力が「−」であり、か
つ、圧力調整バルブVL1が開いている工程では、圧力調
整バルブVL1を全開にして、真空ポンプ31の能力の限
界までアウターチューブ51内の排気を行う。一方、例
えば「成膜」の工程ではP1 の圧力が設定されており、
圧力計の出力信号に基づいて圧力調整バルブVL1の開閉
度を調整し、アウターチューブ51内の圧力をP1 に制
御する。
【0036】
【表1】
【0037】上記表1に示すように、先ず、エレベータ
70が下降し、ボート60がインナーチューブ52から
出た状態でパターン処理されたウエハWをボート60に
載置する(ウエハチャージ)。このとき、バルブV3
開いており、アウターチューブ51およびインナーチュ
ーブ52内にはN2 ガスが供給されている。表1に示さ
れていない他のバルブV1 、V2 、および圧力調整バル
ブVL1は閉じている。次に、エレベータ70を上昇さ
せ、ボート60をインナーチューブ52内に搬入する
(ボートアップ)。これにより、インナーチューブ52
内にウエハWが充填される。このときもバルブV3 は開
いている。次に、バルブV3 を閉じ、圧力調整バルブV
L1を全開にして、真空ポンプ31によりアウターチュー
ブ51内を真空にする(真空引き)。次に、全てのバル
ブを閉じて真空漏れがないか調べる(リークチェッ
ク)。
【0038】次に、再び、圧力調整バルブVL1を全開に
して、真空ポンプ31により、アウターチューブ51の
内部を圧力計30aの測定限界未満の圧力にする(真空
引き)。このとき、バルブV1 、V2 、V3 はいずれも
閉じているので、MFC20a、20b、20cのガス
流量はゼロである。このため、いずれのMFC20a、
20b、20cにもゼロ点シフトがなければ、その出力
電圧は0Vである。また、圧力も圧力計30aの測定限
界未満になっているので、圧力計30aの出力電圧は0
のはずである。この状態でMFC20a、20b、20
cおよび圧力計30aの出力信号を測定する。ゼロ点シ
フトがある場合には、圧力計30aおよびMFC20a
乃至20cのゼロ点を調整をする(ゼロ点調整)。この
とき、MFC20a、20b、20cについては、夫々
図2に示すステップS1乃至ステップS6に基づいてゼ
ロ点調整を行う。一方、圧力計30aにおいては、出力
電圧からシフト量を測定し、制御部11内の変換パラメ
ータを調整する。そして、補正量を決定して補正量をメ
モリ12に記憶させる。さらに、補正量を表示部13に
表示する。このようにして、圧力計30aのゼロ点が調
整される。これにより、圧力の表示および制御が正確に
保たれる。また、圧力計30aにおいても、ゼロ点の変
動履歴が保存される。
【0039】次に、さらにバルブV3 を開けて、N2
スをインナーチューブ52内に流入させ、ガス配管パー
ジを行う。次に、バルブV3 を閉じ、バルブV1 を開け
て、NH3 ガスをインナーチューブ52内に流入させる
とともに、圧力調整バルブV L1の開閉度を制御して、ア
ウターチューブ51内の圧力をP1 に制御し、NH3
ージを行う。次に、さらにバルブV2 を開けて、NH3
ガスおよびSiH2 Cl2 ガスを所定の流量でインナー
チューブ52内に導入させて、圧力をP1 に保持したま
ま、ウエハWの表面にSi3 4 膜を成膜する。
【0040】次に、バルブV2 を閉じ、圧力調整バルブ
L1を全開にしてNH3 パージを行う。次に、バルブV
1 を閉じて残留ガスを燃焼させる。次に、バルブV3
開け、N2 ガスをアウターチューブ51内に流入させ、
2 パージを行う。次に、圧力調整バルブVL1を閉じて
アウターチューブ52内を大気圧になるまでリークす
る。次に、エレベータ70を下降させボート60をイン
ナーチューブ52から出す(ボートダウン)。次に、ウ
エハWを冷却する。次に、ウエハWをボート60から降
ろす(ウエハ搬出)。
【0041】本実施例においては、レシピの中に、成膜
前にMFC20a、20b、20cおよび圧力計30a
のゼロ点調整工程を設け、MFC20a、20b、20
cおよび圧力計30aのゼロ点のシフト量を測定し、ゼ
ロ点のシフトがある場合には、シフト量に基づいて補正
量を決定する。ゼロ点調整の工程では、圧力は十分、圧
力計30aの測定下限値未満のレベルまで下げており、
また、ガスの供給も確実にない状態(バルブを閉めた状
態)で行っている。このように、成膜直前にMFC20
a、20b、20cおよび圧力計30aのゼロ点のシフ
トの判定およびゼロ点の調整を行うので、成膜工程は設
定条件に対する誤差がない状態で行うことができる。こ
のため、長期にわたって安定して、膜質および膜厚の変
動が小さい成膜が可能となる。
【0042】図6は、縦軸に膜厚をとり、横軸に使用期
間をとって、目標膜厚が150nmのSi3 4 膜を本
実施例の半導体製造装置により、成膜した場合の膜厚の
経時変動を示すグラフである。図6に示すように、本発
明によれば、膜厚の変動が殆どなく、安定した成膜がで
きる。
【0043】次に、従来の半導体製造装置によるレシピ
を下記表2に示す。従来のレシピにおいては、リークチ
ェック後の真空引きの工程およびゼロ点調整の工程がな
い点が異なり、それ以外は本発明のレシピと同じであ
る。このため、その詳細な説明は省略する。
【0044】
【表2】
【0045】図7は縦軸に圧力計の出力電圧および圧力
のずれをとり、横軸に使用期間をとって、従来の半導体
製造装置による圧力計の出力電圧の経時変動を示すグラ
フ、図8は縦軸にMFCの出力電圧および流量のずれを
とり、横軸に使用期間をとって、従来の半導体製造装置
によるMFCの出力電圧の経時変動を示すグラフであ
る。図7の縦軸に示す出力電圧は、真空引きの工程終了
時点で、圧力計の検出下限以下に圧力が低下した時点で
の圧力計の出力電圧であり、圧力のずれは、その出力電
圧を圧力に換算したものである。図7に示すように、圧
力計は、何もせずに使用していると、時間とともに、圧
力0における出力電圧が0Vからずれてしまう。このた
め、ゼロ点調整を行わない場合、3ヶ月を前に圧力計を
交換しなければならなかった。また、図8に示すよう
に、MFCにおいても、同様に、ゼロ点調整を行わない
場合、3ヶ月を前にMFCを交換しなければならなかっ
た。なお、図8の縦軸に示す出力電圧は、真空引きの工
程終了時点のガス流量が0であるときのMFCの出力電
圧であり、流量のずれは、その出力電圧を流量に換算し
た値である。
【0046】図9は縦軸に膜厚をとり、横軸に使用期間
をとって、目標膜厚が150nmのSi3 4 膜を従来
の半導体製造装置により、成膜した場合の膜厚の経時変
動を示すグラフである。図9に示すように、従来例にお
いては、膜厚の変動が大きく、2ヶ月前に膜厚の調整が
必要であった。この膜厚の調整は、例えばレシピを変更
して成膜条件を変えて調整することにより行われる。半
導体製造プロセスにおいて、レシピを変更することは、
稼働率の低下を招くなど不都合なことがあるので、なる
べく避けたい。このため、このようなレシピの変更は好
ましくない。このことからも従来例では満足な結果を得
ることができない。また、膜厚調整後、1ヶ月足らずで
膜厚の変動が大きくなった。
【0047】なお、本実施例においては、MFCおよび
圧力計の補正量の閾値を予め決定しておき、ゼロ点調整
の際に、補正量が閾値を超えた場合、表示部13に警告
を表示するようにすることが好ましい。また、オペレー
タが表示部13に表示されるMFCおよび圧力計の補正
量を見て交換か否かを判断してもよい。なお、閾値は、
特に限定されるものではなく、第1の実施例と同様にす
ることができ、機器の種類、またはガスの種類もしくは
ガスの流量などのプロセスの条件に応じて適宜設定すれ
ばよい。
【0048】上述の如く、本実施例においては、通常の
生産で使用されるレシピの中でゼロ点調整が行えるの
で、オペレータが全く気にする必要がなく、半導体製造
装置のプロセスの安定化を図ることができる。また、補
正量および補正時期を記憶しておくことにより、オペレ
ータが全く気にすることなく、装置の異常または測定機
器の交換時期を定量的に把握することができる。さら
に、ゼロ点補正を通常の生産のためのレシピの中で行う
ので、ゼロ点補正のために新たに必要になる時間は殆ど
なく、生産性を落とすことがない。これに対して、図7
乃至図9に示す従来例のように、MFCおよび圧力計を
交換する前に、通常の生産とは別の操作としてゼロ点調
整を行うとすると、オペレータがキチンと管理して、適
切な時期にゼロ点の調整を行う必要があり、人件費が嵩
み、信頼性が劣る。また、半導体製造装置の生産管理シ
ステムが空き時間を検出して自動的にゼロ点調整のため
のレシピを実行させれば、オペレータが気にする必要は
なくなるが、生産状況によってゼロ点の補正が頻度が異
なり、信頼性が乏しいという問題がある。なお、本実施
例においても、第1の実施例と同一の効果を奏すること
はいうまでもない。
【0049】なお、上述のいずれの実施例においても、
バルブの開閉などは、全て制御部の制御信号に基づくも
のであり、自動的に行われる。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、製造プロセスの前にマスフローコントローラお
よび圧力計の少なくとも一方のゼロ点を調整しているの
で、長期に安定した半導体製造プロセスを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る半導体製造装置
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施例に係る半導体製造装置
のレシピに組み込まれたゼロ点調整を示すフローチャー
トである。
【図3】 縦軸にガス流量をとり、横軸にMFCの出力
電圧をとって、MFCの流量特性を示すグラフである。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る半導体製造装置
を示す模式図である。
【図5】 本実施例の制御部を示す模式図である。
【図6】 縦軸に膜厚をとり、横軸に使用期間をとっ
て、目標膜厚が150nmのSi3 4 膜を本実施例の
半導体製造装置により、成膜した場合の膜厚の経時変動
を示すグラフである。
【図7】 縦軸に圧力計の出力電圧および圧力のずれを
とり、横軸に使用期間をとって、従来の半導体製造装置
による圧力計の出力電圧の経時変動を示すグラフであ
る。
【図8】 縦軸にMFCの出力電圧および流量のずれを
とり、横軸に使用期間をとって、従来の半導体製造装置
によるMFCの出力電圧の経時変動を示すグラフであ
る。
【図9】 縦軸に膜厚をとり、横軸に使用期間をとっ
て、目標膜厚が150nmのSi3 4 膜を従来の半導
体製造装置により、成膜した場合の膜厚の経時変動を示
すグラフである。
【符号の説明】
1、100 半導体製造装置 10 処理室 11 制御部 12 メモリ 13 表示部 20、20a、20b、20c マスフローコントロ
ーラ(MFC) 21、21a、21b、21c ボンベ 30、30a 圧力計 31 真空ポンプ 40、41、42、43 熱電対 50 炉 51 アウターチューブ 52 インナーチューブ 53 フランジ 56 導出管 60 ボート 61 キャップ 64 ステージ 70 エレベータ A、B、C 特性直線 V、V1 、V2 、V3 バルブ VL 、VL1 圧力調整バルブ W ウエハ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レシピに定められた一連の操作を自動的に
    行うことによって半導体基板の処理を行う半導体製造装
    置であって、 マスフローコントローラを通じて所定流量のガスを供給
    した雰囲気で前記半導体基板の処理を行う処理室と、 前記レシピを記憶し、前記処理室の動作を制御する制御
    部とを有し、 前記レシピの一連の操作の1つにおいて、前記マスフロ
    ーコントローラのゼロ点補正を行うことを特徴とする半
    導体製造装置。
  2. 【請求項2】レシピに定められた一連の操作を自動的に
    行うことによって半導体基板の処理を行う半導体製造装
    置であって、 マスフローコントローラを通じて所定流量のガスを供給
    し、圧力計の測定値を用いて所定圧力に制御した雰囲気
    で前記半導体基板の処理を行う処理室と、 前記レシピを記憶し、前記処理室の動作を制御する制御
    部とを有し、 前記レシピの一連の操作の1つにおいて、前記マスフロ
    ーコントローラおよび前記圧力計の少なくとも一方のゼ
    ロ点補正を行うことを特徴とする半導体製造装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、前記ゼロ点補正の結果を記
    憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】前記制御部は、前記ゼロ点補正の結果に基
    づいて、前記マスフローコントローラおよび前記圧力計
    の状態の異常ならびに交換時期の少なくとも一方を検出
    する検出部を有することを特徴とする請求項2または3
    に記載の半導体製造装置。
  5. 【請求項5】マスフローコントローラを通じて所定流量
    のガスを供給し、圧力計の測定値を用いて所定圧力に制
    御した雰囲気で前記半導体基板の処理を行う処理室と、 前記処理室の動作を制御する制御部とを有する半導体製
    造装置を用いて、 前記制御部に記憶されたレシピに定められた一連の操作
    を自動的に行うことによって前記半導体基板に半導体装
    置を製造するための処理を行う方法であって、 前記レシピの一連の操作の1つとして、前記マスフロー
    コントローラおよび圧力計の少なくとも一方のゼロ点補
    正を行う操作を、前記半導体基板の処理を行う操作以前
    に有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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