JP2003168020A - 電子化データファイル配信、及びそのダウンロードとそれを用いたビジネスモデル - Google Patents

電子化データファイル配信、及びそのダウンロードとそれを用いたビジネスモデル

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JP2003168020A
JP2003168020A JP2001402205A JP2001402205A JP2003168020A JP 2003168020 A JP2003168020 A JP 2003168020A JP 2001402205 A JP2001402205 A JP 2001402205A JP 2001402205 A JP2001402205 A JP 2001402205A JP 2003168020 A JP2003168020 A JP 2003168020A
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俊一 田中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自動消去付電子化データファイルとそれを用い
て営まれるビジネスモデルを提供する。 【解決手段】電子化データファイルヘッダ部201は、
その後に続くデータファイルの各種日時、ファイル名
稱、データサイズ等を含むファイルヘッダ部であり、電
子化データファイルデータ部202はビデオや音楽等の
データ部である。電子化データファイル消去プログラム
データ部203は、電子化データファイルデータ部20
2を自動的に消去する機能をもつ、アプリケーションプ
ログラムのデータ部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子化データファイル
に関し、特に、セルラ携帯無線電話のi−mode等に
代表される携帯電話からのインターネットアクセスによ
るデータファイル配信、ダウンロードや通常インターネ
ットアクセスのデータファイル配信のデータダウンロー
ドにおける電子化データファイルに包含した機能で、電
子化データファイル配信、ダウンロード後のハードディ
スク等の記憶媒体容量を効率的に運用する機能、及びそ
の機能を利用してなされるビジネスモデルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の近年一般的になっているビデオレ
ンタルショップ等における手軽で安価なビデオテープ等
のレンタル業がある。今までは例えば映画ソフトにおい
てはビデオテープと言う具体的な形状、実体を持った記
憶媒体であったためインターネット上での映画等を録画
したビデオテープ等の売買があり、ビジネスとして成り
立っていたが、そのコンテンツ(情報内容)に関しての
み商取引するインターネット等のネットワークを用いた
レンタル業では、ビデオテープ等の具体的な記憶媒体を
持ったレンタル業はうまくなじまない面があった。
【0003】しかし一方、 例えばビデオソフトはDV
D(DigitalVideo Disc又はDigi
tal Versatile Disc)等のビデオを
扱う電子化データファイルフォーマットが一般化してき
ており、また音楽ではMP3等で標準化された音楽電子
化データファイルが一般化してきており、コンピュータ
や比較的小さな容量の音楽等であれば携帯電話端末等で
それらの電子化データファイルのデータをインターネッ
ト等のネットワークからダウンロードして楽しむことが
可能となっている。
【0004】 従来の携帯電話システムでのi−mod
e等のインターネットアクセスにて、あるいはNTT等
の加入者電話線を用いたインターネットアクセスにて、
またある場合にはデジタル放送を通じて、音楽ファイ
ル、映画ファイルやゲームファイル等の電子化データフ
ァイルやアプリケーションファイルを有料で、又は無料
にてインターネット等のネットワークから当該電子化デ
ータファイルをダウンロードし、それらを携帯電話やパ
ーソナルコンピュータ等のメモリーやハードディスク等
に蓄積し、使用者の必要に応じてそれらを利用する事は
普遍的に行われている。
【0005】ここで、有料で例えば音楽ファイルをダウ
ンロードし、つまり音楽等のコンテンツ(情報内容)を
電子化データとして購入して、それを再生し音楽を楽し
む場合がある。 あるいは従来の街中でのビデオやCD
レンタルショップの様に、ある一定の期間だけに限定し
て、そのダウンロードした電子化データファイル等が利
用できる、いわゆる有料レンタルで音楽や映画等を楽し
む場合が考えられる。街中での従来のレンタルショップ
の場合は当該ソフトのレンタル期間が満了したら、借り
ていたビデオテープやCDをレンタルショップに返却す
るか、あるいは後日延長料金を支払う事を前提に、更に
期間を延長して借り続ける場合がある。これらのレンタ
ル契約のプロセスは音楽CDや映画ビデオのレンタルシ
ステムとして定着している事は周知である。
【0006】 同様なレンタル業としての商行為がイン
ターネットに代表されるネットワークを介して可能とな
ている。 ただその場合、街中でのレンタルショップと
異なる点は、レンタルするコンテンツは音楽CDや映画
ビデオテープ等の実体のある記憶媒体に代わる電子デー
タ化されたファイルとなっていて、ネットワークから有
料でダウンロードする事にある。 この電子化データフ
ァイルのレンタル契約の場合には、ある一定期間、レン
タルの目的でダウンロードされた電子化データファイル
としての映画や音楽ファイル等はそのレンタル期間満了
に伴い、街中のレンタルショップの様にその電子化デー
タファイルを返却するのではなく、そのデータファイル
内に設定された指定期間外使用禁止の機能により、利用
を不可能とさせるなどの制限を加え、契約した一定期間
の料金以上の、いわば不正使用を防止している。この方
法は音楽データや映画データだけでなくゲームソフト
等、各種のPCアプリケーションソフトの期間限定の試
用版ソフトウエアとして一般的になっている事は周知の
事実である。
【0007】しかし、この限定した期間だけ楽しめる、
つまり有効期限付きの電子化データファイルは、そのレ
ンタルされた期間満了後は利用が出来ないにもかかわら
ず記憶媒体、例えばハードディスクのメモリー空間を容
量的に占有し続ける事となる。したがってそのメモリー
空間容量占有を望まない場合には、そのコンピュータ等
の当該機器の使用者はそれらの期限満了後の電子化デー
タファイルをハードディスク等から削除する等の処理が
必要となる。
【0008】この使用者による期限切れのファイルの削
除を行わなかった場合、それらが比較的小さなファイル
や、また数もさほど多くない場合はあまり顕著な問題と
はならないが、数が多くなったり、一つ一つのファイル
容量が大きかったりすると、それらの電子化データファ
イルでハードディスク等の記憶容量を圧迫し、結果的に
ハードディスク等の記憶媒体使用の効率が下がる事とな
る。
【0009】実際に電子化データファイルをレンタルす
る時には、利用者は各種属性の設定されたビデオソフト
等をレンタルする事になる。例えば新作ビデオは1泊2
日のみで、また数年前に発売された古いビデオは1週間
のサービス料金でということになる。これらの概念やレ
ンタル条件設定は街中にあるレンタルビデオショップと
全く同じである。 このようにして各種条件下でレンタ
ルしたビデオ電子化データファイル等は、利用者や機器
の管理者がそれらをこまめに管理し、適宜データ消去等
の適切な処理を行わず、且つ他の映画等のレンタル電子
化データファイルのダウンロードを続ければ、時間が経
過するにつれてそれらは累積し、コンピュータや携帯電
話端末等の記憶容量を圧迫する事は自明である。
【0010】近年、ハードディスクやメモリー等の記憶
媒体のコストは飛躍的に減少し、かつ大容量とはなって
きてはいるがそれでも、有効期限満了後の電子化データ
ファイルを無意味に蓄積しておくほど余裕を持っている
わけではない。
【0011】さらに、従来方法のレンタルではレンタル
の有効期限が満了しただけで電子化データファイルとし
ての実体は残っている為、レンタル期限満了後でも何ら
かの悪意のあるデータ解析や操作にて、実体としてのデ
ータがコピー等を経て、或いはレンタル期限改竄等で不
正運用や使用がなされないとも限らない。 このような
期限外利用システムの不確実性は著作権の侵害等の危険
性に繋がるだけでなく、ヴァーチャルとしてのネットワ
ーク上のレンタルショップの発展を妨げる理由の一助と
もなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上の従
来技術によればレンタル契約され、ネットワーク等を通
じてダウンロードされた電子化データファイルがレンタ
ル期限満了後もコンピュータや携帯電話端末内に残り、
ハードディスクやメモリー等の記憶容量の一部を占有す
ることが問題である。 従ってある決められたレンタル
期限後は速やかにその占有状態を解消する事が必要とな
る。 このためには幾つかの方法が考えられる。 例え
ばコンピュータや電話端末のOS上に管理ソフトとして
常駐し、期限切れ等の不適切なデータファイルがハード
ディスクやメモリー内に存在した場合、それらを消去す
る機能を持ったメンテナンスソフトの使用もその一つで
ある。しかし当然の事ながらその管理ソフトがコンピュ
ータ等にインストールされていなければその機能は発揮
できず、またその管理ソフトが全ての種類の電子化ファ
イルの要不要を決定する事は難しい。 さらにはレンタ
ル業者側にとっても電子化データファイルがレンタルさ
れ、ダウンロードされたビデオソフト等が、レンタル期
限満了後も実体としての電子化データファイルが各利用
者側に残っているかどうかは不明である。つまり、言い
かえれば前述した再利用等の不正使用されるというリス
クが、どのくらいマーケットに残っているか、つまり消
去されずに出まわっているか、が不確実なことである。
【0013】この手法の問題点はレンタル等でダウンロ
ードされる電子化データファイルとそれらのダウンロー
ドされた電子化データファイルを管理するソフトが互い
に独立して存在し、別々に機能し、且つレンタルする側
でその機能の確実性を制御できない点が問題の一つでも
ある。
【0014】さらにネットワーク上のレンタルショップ
としては、レンタルされた音楽や映画等の電子化データ
ファイルが有効期限満了後も使用者(ユーザー)の機器
記憶容量を少なからず占めるという、いわば消費者に不
利な特性を持った電子化データファイル化された商品を
持って、レンタルという商行為をしなければならないと
いう、現実的な問題もある。
【0015】これら、以上の事柄がインターネット等の
ネットワーク上で営まれる、いわばバーチャルなエンタ
ーテイメントソフトウエアレンタルショップという業種
の発展を阻害する一面を持っていた。そこで本発明は自
動消去付の電子化データファイルとそれを用いて営まれ
るビジネスモデルを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、インターネット等のネットワークから配信、ダウ
ンロードさせられる各種の電子化データファイルにその
電子化データファイルの有効期限をヘッダに属性として
持つだけでなく、さらにその有効期限満了と同時に、ま
たはそれ以後のコンピュータ等の動作において、わずか
な最低限のデータ量のヘッダーデータを残して自己の電
子化データファイルを自動的に消去するアプリケーショ
ンプログラムを付加した請求項1の発明による電子化デ
ータファイルを、レンタル希望者の了解のもとに、ある
いは特に断わらずとも自動的に配信、ダウンロードさせ
る。
【0017】レンタル契約に従ってダウンロードした電
子化データファイルはレンタル期限内であれば何らの制
約を受けずに、音楽やら映画やらの本来のエンターテイ
ンメント等のソフトを楽しむ事ができるのはもちろんの
事である。
【0018】この本発明の特徴はレンタルされた電子化
データファイルがそのレンタル期限を満了した時の動
作、機能にあり、さらにはその機能を利用して営まれる
たネットワーク上のビジネス運営にある。 レンタル期
間の満了時が、例えばYYYY年MM月DD日の夜中の
12時であった場合を仮定する。ちょうどその時、コン
ピュータや携帯電話等の機器が電源オンであった場合、
期限満了を検知した機器はその当該電子化データファイ
ルの電子化データを消去する際の最低限の各種記録をヘ
ッダーに残して残り電子化データ本体を消去する。この
様にして携帯電話やPC等の機器の記憶媒体、つまりハ
ードディスクやメモリー等のメモリー空間を占めていた
電子化データは消去され、他のデータ等のメモリー空間
容量として有効利用せしめる事が可能となる。
【0019】
【0018】の上記例では期限満了時にちょうど携帯電
話やPC機器等の電源がオン(接)である事を想定して
いたが、必ずしも期限満了時に機器の電源がオンである
必要はなく、実質的に期限満了後は当該電子化データが
速やかに消去され、結果としてハードディスク等の記憶
媒体の容量が有効利用できる様になっていれば良い。
【0020】また
【0018】の例では最低限のヘッダーデータを除いて
電子化されたコンテンツのデータを消去するとしたが、
これも必ずしも最低限のヘッダデータを残す必要は無
く、ヘッダを含む全てのデータファイルを消去しても良
い。但し 其の場合はヘッダに含まれる各種属性の再利
用や、其の電子化データファイルに関する記録等が後に
なって引用できなくなる事はもちろんの事である。
【0021】また請求項2、3及び4に記載された請求
項1の機能を備えた、音楽や、映画等の電子化データフ
ァイルのレンタルをネットワーク上で営む商行為のビジ
ネスモデルがある。 その場合、もちろんレンタル日数
やレンタル条件等においてレンタルする際の各種のバリ
エーションが考えられる。 例えばレンタルの日数のバ
リエーションだけでなく、(1)レンタル期間が決めら
れていて、その期限満了で即座に無条件で消去させられ
る条件、(2)レンタル期間が決められているが、期限
満了しても即座に消去させられず、ある一定期間内に期
限延長の手続を取れば、再度期限が再設定できる条件、
(3)データの消去にあたり、ヘッダデータをも含めて
消去する(或いはしない)等の条件、等々である。いず
れにせよレンタルに関する条件の幅が広がり、より各種
の特長を持った、つまり差別化の図れる商行為が出来る
事になる。
【0022】
【発明の実施の形態例】この発明の一実施形態について
は下記に記述する。但しこの消去方法に関してこだわる
わけではなく、目的が達せられれば何でも良いことは勿
論である。
【0023】図2は本発明が適用される最も簡素化した
場合の、電子化データファイルのデータ構成例を示す。
図中201、202、203はデータ空間を示し、20
1はその後に続くデータファイルの各種属性、例えば各
種日時、ファイル名称、データサイズ等々を含むファイ
ルヘッダ部である。 さらに当該ファイルがレンタルさ
れた電子化データファイルであればレンタル期限等の属
性も含まれる事は言うまでもない。202は実質的なビ
デオや音楽等のデータ部である。202のデータ量はヘ
ッダ部201のデータ量に比べ著しく大きい場合が一般
的である。一般的なデータファイル構成に存在する20
1、202の部分とは別に、203は本発明に特徴的な
データ部を表しており、主に202を自動的に消去する
機能を持つ所謂アプリケーションプログラムのデータ部
である。203は図2では便宜上201の前の部分に配
置したが、この配置例にこだわることはない。
【0024】図3は301、302の斜線部で示された
レンタルされたファイルの実質データ部が消去され、最
低限の記録の為の記録ヘッダデータ部である303のみ
が残る例を示している。
【0025】例えばWindows(登録商標) X
X、やMac OS YYの名称の各種のOS(オペレ
ーティングシステム)で動作するパーソナルコンピュー
タ等と、別に独立した特殊なOSの携帯電話端末等も実
際に存在する。メーカーA、B、C等の携帯電話端末
モデル名ZZZ、XYZ、等々といった具合である。
一方、電子化されたデータファイルは例えばMP3(M
PEG1−Layer3)や DVDの様にその電子化
データファイルフォーマットが標準化されたものをダウ
ンロードするのが一般的である。 しかしそれらのデー
タを消去するアプリケーションは各OSや各種携帯電話
端末にて一般化、共通化して標準化されたものは今まで
に存在しない。
【0026】そこで 各電子化データファイルのダウン
ロードに当たっては、データ部に添付される消去プログ
ラム(203)に関して、(a)どのOSや携帯電話を
用いて当該電子化データファイルをダウンロードし、再
生するかを其の都度使用者に質問形式で確定させる方
法、(b) ダウンロードに当たって、携帯電話やPC
のOSがコンテンツプロバイダー(レンタル事業者)と
自動的、且つ電子的なプロトコルでネゴシエーションを
行い、当該機器への電子化データファイルダウンロード
にあたり、あらかじめ用意された消去プログラムの何が
最適かを判断し、自動的にそれらの機器に整合がとれ、
消去機能が発揮できる消去プログラムを選択しダウンロ
ードさせるもの、(c)各種OSや携帯電話に対応可能
な消去プログラムを用いて、それをダウンロードさせる
方法、(d)異種のOSや機器に関して共通消去方法に
関する業界の標準化をなさしめ、それを用いて消去プロ
グラムとする方法等々の消去プログラムの方式を設定す
る。
【0027】以上のいずれかの方法を用いて当該電子化
データファイル消去方法が確立し、次ぎに記述するイン
ターネット等のネットワーク上のビジネスモデルが成り
立つ。
【0028】図4に街中で従来行なわれているビデオレ
ンタルショップ等のレンタルプロセス例を示すプロセス
フロー図を示す。 レンタルショップではレンタル会員
のユーザー登録申請401と、そのとき提示される運転
免許証等の身分証明書提示プロセス402から、ビデオ
レンタルショップにおいてなされるレンタル会員の身元
確認プロセス403を示す。レンタル会員、つまりユー
ザは403の後、ビデオショップ店内でビデオテープ等
の物件の並んだ棚から望みのビデオテープを選択する
(物件選択プロセス404)。次ぎのレンタル契約条件
設定プロセス405にて望みのビデオテープ等のレンタ
ル契約条件、例えば2泊3日、¥300等の設定を行
う。そして最終的にはレンタル契約決定プロセス406
にてレンタル希望の個々のビデオテープ物件に対してレ
ンタル契約を締結する。実際にはプロセス405、40
6は、店頭にてショップの店員が会員の了解を取りなが
ら一連の作業として行うことが一般的である。プロセス
407はレンタル会員が自宅等で実際にレンタルされた
ビデオ等を再生し、楽しむ電子化データファイル実行プ
ロセスである。 レンタル期間満了前に当該テープを返
却する場合は、返却処理プロセス408を経てショップ
に返却され、410で在庫となったのち、再度、店内の
棚等での物件提示プロセス411となる。プロセス40
7でユーザーがレンタル期間の延長を望んだ場合、レン
タル期間延長プロセス409が挿入される場合がある事
を示す。
【0029】図4に示した街中のビデオレンタルショッ
プや音楽CDレンタルショップにおけるプロセスと全く
類似したプロセス形態で、ソフト媒体がビデオテープや
CD等の実体を持った媒体から、電子化データファイル
となり、さらに各種携帯電話やNTT等の加入者電話線
を通じたインターネット等のネットワーク上で営まれる
本発明によるビジネスモデルの例を、ビデオソフトレン
タルショップを例としながら、図1にて図3に対応する
プロセスを示す。
【0030】図1においてレンタル会員のユーザー登録
申請プロセス101と、そのとき提示される運転免許証
等の身分証明提示プロセス102から、ネットワーク上
のビデオレンタルショップにおいてなされるレンタル会
員の身元確認プロセス103を示す。レンタル会員、つ
まりユーザはプロセス103の後、ブラウザ上で提示さ
れるソフトコンテンツ等の物件の並んだリストから望み
のソフトコンテンツを選択する(物件選択プロセス10
4)。つぎのレンタル契約条件設定、契約締結プロセス
105にて望みのビデオファイル等のレンタル契約条
件、例えば2泊3日、¥300等の設定を行い、最終的
にはプロセス105にてレンタル希望の個々のビデオフ
ァイルに対してレンタル契約を締結する。107はダウ
ンロードプロセスであり、当該電子化データファイルを
インターネット等のネットワークからダウンロードす
る。電子化データファイル実行プロセス107はレンタ
ル会員が実際にレンタルされたビデオファイル等を再生
し、楽しむプロセスである。プロセス108はレンタル
期間満了後の消去プロセスであり、このプロセスにて当
該のレンタルされたビデオファイル等のソフトは、図3
の303に示されるように一部のヘッダデータを残して
消去される。また107でユーザーがレンタル期間の延
長を望んだ場合、プロセス108でデータが消去される
前にレンタル延長プロセス109へ進み、レンタル期間
延長の場合もある。
【0031】このネットワーク上のレンタルショップで
は、ユーザーは実際にレンタルショップに足を運んで、
借りる映画や音楽等のソフトコンテンツを選ぶ代わり
に、インターネット等のネットワーク上のいわばバーチ
ャルなレンタルショップから、コンピュータや携帯電話
等のブラウザのディスプレイ画面上で商品の選択、各種
条件設定を行う。
【0032】図5に実際にブラウザ上で各種設定を行う
場合のディスプレイの簡単な表示例を示す。ソフトコン
テンツの題名や借りる際の条件、例えばレンタル期間等
の設定をもユーザー自らが画面上で行い、当該電子化デ
ータファイルのダウンロードを行う。図1にて点線で囲
まれた130の部分はブラウザ上でレンタル、ダウンロ
ードに関する各種設定と実行を行う部分を示している。
その後はダウンロードしたコンテンツをレンタル期限
内であれば、何度でもダウンロードした電子化データフ
ァイルを再生して楽しむ事ができる。 ここで街中のレ
ンタルショップとさらに異なる点は当該電子化データフ
ァイルを返却する必要がない事である。期限満了後は使
用者、つまりそのレンタルされたファイルの所有者が、
当該電子化データファイルを手動操作で意識的に消去し
ても良いし、そのまま消去せずに忘れてしまっても、本
発明の機能により何ら問題にはならない。 点線で囲ま
れた部分140はレンタルされ、ダウンロードされたソ
フトコンテンツがユーザーのコンピュータ等の機器内で
消去されるまでの部分を示している。図1では140の
部分から130の部分に至るフローを意味する矢印がな
く、消去プロセス108で終端されている。
【0033】街中のレンタルショップと異なる点で、実
体としてのデータファイルの返却を利用者に求めない事
は、一旦、電子化データファイルのレンタル料金を電子
マネー等で支払い、ダウンロードすればそのままという
ことになり、ダウンロード後のレンタル業者との返却に
関連した接触は必要なくなる。このことは、さらに実体
としてのレンタル物、つまりビデオテープ等の返却がな
されない等で代表される事故時の為に必要とされる身分
保証や身分証明を必ずしも求めないという事である。つ
まり図1での点線で囲まれた登録に関するプロセス部分
120内のプロセスは必ずしも必要がない。 電子マネ
ー等では必ずしもその電子マネーの使用者の身分を明ら
かにする必要は無く、匿名での使用が可能であり、消費
者がより気軽に映画等の電子化データファイルをレンタ
ルできる。
【0034】この様にしてレンタル期限満了後はその実
体の電子化データが速やかに消去させられる電子化デー
タファイルをインターネット上等でレンタルさせダウン
ロードさせる商行為を特徴とするビジネス、いわばネッ
トワーク上でのレンタルショップと言うべきバーチャル
な店舗運営のビジネスモデルが成り立つ。
【発明の効果】以上述べたような本発明によると、イン
ターネット等に代表されるネットワーク上のビデオレン
タルショップ等からダウンロードさせられる各種、例え
ば、音楽、映画等の電子化データファイルがダウンロー
ドした側の記憶媒体容量をいたずらに圧迫する等の不具
合点解消処理が効果的になされる。さらに音楽等の著作
権もより容易に守る事ができ、もってネットワーク上の
レンタルショップ業がより発展させられる事に貢献でき
る。また消費者(ユーザー)側の利点として、記憶媒体
容量のメンテナンス等をあまり考える事なく、かつ電子
マネー等を用いる等の支払い方法によっては、レンタル
申し込み時に必ずしも自分の身分を明かにする必要がな
くなるため、より気軽に音楽や映画データファイル等を
レンタル出来る。 これらのことから上記バーチャルシ
ョップ、ひいてはIT(情報)産業全体の隆盛に大きく
貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるネットワーク上のビデオ等
のレンタルショップのレンタルプロセス例を示すプロセ
スフロー図
【図2】本発明の方法が適用されるダウンロードされる
電子化データファイルメモリー構成例の図
【図3】本発明が適用され、ダウンロードされた電子化
データファイルが消去された後の電子化データファイル
メモリー構成例の図
【図4】従来行なわれているビデオレンタルショップ等
のレンタルプロセス例を示すプロセスフロー図
【図5】本発明が摘要されるインターネット上のレンタ
ルショップにおけるブラウザ上でのビデオ等のレンタル
契約における条件設定の一例を示す図
【符号の説明】
101 ユーザー登録申請プロセス 102 身分証明提示プロセス 103 身元確認プロセス 104 物件選択プロセス 105 レンタル契約条件設定、契約締結プロセス 106 ダウンロードプロセス 107 電子化データファイル実行プロセス 108 消去プロセス 109 レンタル期間延長プロセス 120 登録に関するプロセス部分 130 レンタル、ダウンロードに関する各種設定と実
行を行う部分 140 ユーザーのコンピュータ等の機器内で消去され
る部分 201 電子化データファイルヘッダ部 202 電子化データファイルデータ部 203 電子化データファイル消去プログラムデータ部 301 消去された電子化データファイルヘッダ部 302 消去された電子化データファイルデータ部 303 消去されずに残された記録ヘッダデータ部 401 ユーザー登録申請プロセス 402 身分証明書提示プロセス 403 身元確認プロセス 404 物件選択プロセス 405 レンタル契約条件設定プロセス 406 レンタル契約決定プロセス 407 電子化データファイル実行プロセス 408 返却処理プロセス 409 レンタル期間延長プロセス 410 在庫 411 物件提示プロセス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット等に代表され、i−mo
    de(登録商標)等の名称で知られる携帯電話アクセス
    を含むネットワーク上で映画及び音楽やゲームソフト等
    の電子化されたデータファイルをある一定期間レンタル
    するにあたって、当該電子化データファイルをインター
    ネット等を通じてダウンロードさせるネットワーク上の
    当該電子化データファイル貸出業において、貸出し契約
    された期限満了後は貸出された電子化データファイルが
    自動的に、且つ条件付きで一部を残して、あるいは当該
    ファイルの全部のデータを消滅させる機能を付加された
    ことを特徴とする電子化データファイル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された電子化データファイ
    ルが自動的に、且つ条件付きでダウンロードされた当該
    ファイルの一部を残して、あるいは当該ファイルの全部
    のデータを消滅させる機能を付加された電子化データフ
    ァイルと、それらの当該電子化データファイル化された
    映画等のコンテンツを用いて営まれる事を特徴とするイ
    ンターネット等に代表されるネットワーク上の電子化デ
    ータファイルのレンタルショップ運営のビジネスモデ
    ル。
  3. 【請求項3】請求項2に記載されたビジネスモデルにお
    いて、レンタルされる当該電子化データファイルの配信
    やダウンロードに関連してインターネット等に代表され
    るネットワーク上で行なわれるレンタル契約において、
    当該電子化データファイルレンタル契約者が、当該電子
    化データファイルの消去に関する条件属性をブラウザ上
    等で設定する事でなされる事を特徴とするレンタルショ
    ップ運営方法のビジネスモデル。
  4. 【請求項4】請求項2に記載されたビジネスモデルにお
    いて、インターネット等に代表されるネットワークから
    だけでなく、デジタル衛星放送や地上波デジタルテレビ
    放送等のデジタル放送からも当該電子化データファイル
    の配信、ダウンロードを可能とした事を特徴とするレン
    タルショップ運営方法のビジネスモデル。
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