JP2003167935A - 配線経路決定装置、グループ決定装置、配線経路決定プログラム、およびグループ決定プログラム - Google Patents

配線経路決定装置、グループ決定装置、配線経路決定プログラム、およびグループ決定プログラム

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JP2003167935A
JP2003167935A JP2001369055A JP2001369055A JP2003167935A JP 2003167935 A JP2003167935 A JP 2003167935A JP 2001369055 A JP2001369055 A JP 2001369055A JP 2001369055 A JP2001369055 A JP 2001369055A JP 2003167935 A JP2003167935 A JP 2003167935A
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wiring
blocks
group
distance
wiring route
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JP2001369055A
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English (en)
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Katsushi Aoki
勝志 青木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • G06F30/394Routing

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、平面上に分散配置された複数のブロ
ックをシリーズに配線する配線経路を、ブロック間の距
離を考慮しながら決定する配線経路決定装置等に関し、
フリップフロップ等のブロックを効率よく配線すること
のできる配線経路を決定する。 【解決手段】ブロック間の距離に縦横独立の重みを付し
てその重みを付した距離を考慮して配線経路を決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面上に分散配置
された複数のブロックをシリーズに配線する配線経路を
決定する配線経路決定装置、平面上に部分散配置された
複数のブロックを複数のグループに分けることによりブ
ロックのグループを決定するグループ決定装置、並び
に、コンピュータをそれぞれ配線経路決定装置、および
グループ決定装置として動作させる配線経路決定プログ
ラム、およびグループ決定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、LSIの分野では、回路設計
の際にそのLSI内に構成される多数のフリップフロッ
プをシリーズに接続する配線(スキャンパス)を構成し
ておき、LSI製造後に、そのLSI内に作り込まれた
スキャンパスを使ってテストデータの送り込みや内部の
データの送り出しを行なうことによりそのLSIが正常
に動作するか否かをテストする、いわゆるスキャンテス
トが広く行なわれている。
【0003】LSIの近年の益々の大規模化、高集積化
により、スキャンパスの配線量がLSIのレイアウト収
容性に益々大きな影響を与えるようになってきている。
【0004】LSI内部には、スキャンパス以外の多数
の配線が縦横無尽に走っており、そのような中で、如何
にして配線効率の高いスキャンパスを形成するかが大き
な課題となってきている。
【0005】また、スキャンパスによって接続されるフ
リップフロップには、クロックを供給するクロック配線
が必要であり、その場合、多数のフリップフロップをグ
ループ化しておき、各グループごとに同一のバッファ等
の出力を配線することが行なわれている。この場合も、
フリップフロップのグループをどのように形成するかに
よってクロック配線の配線効率が大きく異なってくる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、フリップフロ
ップ等のブロックを効率よくシリーズに配線することの
できる配線経路を決定する配線経路決定装置、および、
フリップフロップ等のブロックを効率よくパラレルに配
線することのできるグループに分けることのできるグル
ープ決定装置、およびコンピュータをそのような配線経
路決定装置あるいはグループ決定装置として動作させる
配線経路決定プログラムおよびグループ決定プログラム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の配線経路決定装置は、平面上に分散配置された複数
のブロックをシリーズに配線する配線経路を決定する配
線経路決定装置において、ブロック間の距離に、所定の
第1の方向と、その第1の方向とは異なる第2の方向と
で独立に重みを付する重み付け部と、上記配線経路を、
重み付け部により重みが付された距離に基づいて決定す
る配線経路決定部とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の配線経路決定装置は、ブロック間
の距離に、第1の方向と第2の方向とで独立の重みを付
してその重みを付した距離に基づいて配線経路を決定す
るものであり、この配線経路を決定する前の様々な配線
の第1の方向と第2の方向の混み具合いに応じて重み付
けを行なうことにより、配線効率の良い配線経路を決定
することができる。
【0009】ここで、上記本発明の配線経路決定装置に
おいて、複数のブロックが分配配置された平面を複数の
エリアに分割するエリア分割部を備え、上記重み付け部
は、エリア分割部により分割された複数エリアそれぞれ
について独立に、かつ第1の方向と第2の方向とで独立
に、ブロック間の距離に重みを付するものであることが
好ましい。
【0010】こうすることにより、各エリアごとの第1
の方向と第2の方向の配線の混み具合に応じて各エリア
ごとにそれぞれ重み付けを行なうことにより配線効率の
向上を狙うことができる。
【0011】ここで、上記本発明の配線経路決定装置に
おいて、重み付け部は、操作者による操作に応じて、ブ
ロック間の距離に、第1の方向と第2の方向とで独立に
重みを付するものであってもよく、あるいは、上記複数
のブロックが分散配置された平面が第1の方向に延びる
配線と第2の方向に延びる配線を有するものであって、
重み付け部は、第1の方向と第2の方向とのそれぞれの
配線の混雑度に基づいて、ブロック間の距離に、第1の
方向と第2の方向とで独立に重みを付するものであって
もよい。
【0012】また、上記エリア分割部を備えた構成の場
合、重み付け部は、隣接するエリアどうしの間について
も重みを付するものであってもよい。
【0013】また、上記目的を達成する本発明のグルー
プ決定装置は、平面上に分散配置された複数のブロック
を複数のグループに分けることにより、ブロックのグル
ープを決定するグループ決定装置において、ブロック間
の距離に所定の第1の方向と、その第1の方向とは異な
る第2の方向とで独立に重みを付する重み付け部と、上
記グループを、重み付け部により重みが付された距離に
基づいて決定するグループ決定部とを備えたことを特徴
とする。
【0014】本発明のグループ決定装置は、本発明の配
線経路決定装置と同様、ブロック間の距離に、第1の方
向と第2の方向とで独立に重みを付し、その重みを付し
た距離に基づいてグループを決定するものであり、配線
の第1の方向と第2の方向の混み具合いに応じて重み付
けを行なうことにより、配線効率の良いグループ化を行
なうことができる。
【0015】また、上記目的を達成する本発明の配線回
路決定プログラムは、コンピュータ内で実行され、その
コンピュータを、平面上に分散配置された複数のブロッ
クをシリーズに配線する配線経路を決定する配線経路決
定装置として動作させる配線経路決定プログラムにおい
て、ブロック間の距離に所定の第1の方向と、その第1
の方向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付する重
み付け部と、上記配線経路を、重み付け部により重みが
付された距離に基づいて決定する配線経路決定部とを有
することを特徴とする。
【0016】さらに、上記目的を達成する本発明のグル
ープ決定プログラムは、コンピュータ内で実行され、そ
のコンピュータを、平面上に分散配置された複数のブロ
ックを複数のグループに分けることによりブロックのグ
ループを決定するグループ決定装置として動作させるグ
ループ決定プログラムにおいて、ブロック間の距離に所
定の第1の方向と、その第1の方向とは異なる第2の方
向とで独立に重みを付する重み付け部と、上記グループ
を、重み付け部により重みが付された距離に基づいて決
定するグループ決定部とを有することを特徴とする。
【0017】尚、本発明において、「第1の方向」、
「第2の方向」は、例えば「縦方向」、「横方向」であ
ってもよいが、それには限られず、相互に異なる斜め方
向等であってもよく、相互に異なる方向であればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0019】ここでは、解かり易さのために、先ず本発
明によって行なわれる処理の概要を例示する。
【0020】図1は、LSI上に分散配置された複数の
ブロック(ここではフリップフロップ)を示す図であ
る。
【0021】ここに示すLSI10は、実際のLSIで
はなく、配置配線ツール内においてデータ上で構成され
たLSIであり、このLSI上に、やはりデータ上で分
散配置された多数のブロック20が示されている。ここ
には、配線は示されていないが、このLSI10上に
は、これから行なおうとしている、これらのブロック2
0をシリーズに接続する配線(ここではスキャンパス用
の配線)以外の多数の配線が縦横に延びている。この縦
横の配線もデータとして保存されたものである。
【0022】以下、ここでは、データ上における配置配
線を取り扱っており、したがって以下、特に断らない場
合は、全てデータ上の取り扱いであることを意味する。
【0023】ここで、図1に示すLSI10上に分散配
置された複数のブロック(ここではフリップフロップ)
をシリーズに配線する配線経路(ここではスキャンパス
用の配線の配線経路)を決定する。
【0024】このとき、このLSI10上には、既に縦
や横に延びる多数の配線が形成されており、ここでは、
先ず、それらの配線の縦方向の混雑度と横方向の混雑度
が評価され、それらの混雑度を考慮して、混雑度の小さ
い方向については重みを1.0とした重み付けを行ない
(すなわち特に重み付けを行なわずに)、より混雑して
いる方向について、ブロックどうしの間の距離に1.0
よりも大きな重みを付し、次にそれらの複数のブロック
を、シリーズに、その重みが付された距離を考慮して配
線する。
【0025】ここで、距離に重みを付すにあたっては、
配線の縦方向および横方向の混雑度をオペレータが考慮
してその考慮の結果としての重みを操作入力してもよ
く、配線の縦方向および横方向の混雑度をこの装置自体
が考慮して重みを自動的に与えてもよい。
【0026】重みを与えられた後の配線は、従来から存
在する、例えば循回セールスマン問題の解法を応用した
配線ツール等を用いて装置内で行なわれる。
【0027】図2は、図1のLSI10に分散配置され
た多数のブロックを縦横の重みを同一にしたまま(重み
を付さずに)シリーズに配線した結果を示す図である。
【0028】この配線は、全体として縦と横に同程度の
長さに延びている。
【0029】図3は、横方向に配線が混んでいることを
考慮して横方向の距離に重みを付したことを示す図であ
る。
【0030】横方向の距離に重みを付すということは、
図1に示すLSI10をその重み分だけ横方向に引き伸
ばし、ブロックどうしの間隔もその重みの分だけ間隔を
広げたことに相当する。この図3には、横方向に重み
3.0を付したこと、すなわち、横方向に3倍に引き伸
ばしたことが示されている。
【0031】図4は、分散配置されたブロックを、横方
向に重みを付した状態で配線した結果を示す図である。
この配線は、この図4の上では、全体として縦と横に同
程度の長さに延びている。
【0032】図5は、図4を横方向に重み分だけ縮めて
示した図である。
【0033】横方向に重み(ここでは3.0)を付して
配線を行なうと、実寸のLSI上では、全体として縦方
向に延びた配線経路となる。
【0034】今回作成したスキャンパス用の配線経路を
除く、既に形成されている多数の配線は、ここでは上述
したように横方向により混雑しているものとしており、
横方向に重みを付して今回のスキャンパス用の配線を行
なった結果、この配線経路は全体として縦方向に延びた
配線となり、今回のスキャンパス用の配線を加えた全体
としての配線は今回のスキャンパス用の配線を加える前
と比べ配線の混雑度の縦横の相違が緩和されたものとな
り、配線効率が向上する。
【0035】次に縦方向の配線が混雑している場合につ
いて説明する。
【0036】図6は、縦方向の配線が混雑していること
を考慮して縦方向の距離に重みを付したことを示した図
である。
【0037】縦方向に重みを付したということは、図1
に示すLSI10をその重み分だけ縦方向に引き伸ば
し、そのLSIに分散配置されたブロックどうしの間隔
もその重みの分だけ縦方向に広げたことに相当する。こ
の図6には、縦方向に重み3.0が付された場合が示さ
れている。
【0038】図7は、LSI上に分配配置されたブロッ
クを、図6に示すように縦方向に重み付けをした状態で
配線した結果を示した図である。
【0039】この図7の上では、この配線は全体として
縦と横に同程度に延びている。
【0040】図8は、図7を、縦方向に重み分だけ縮め
て示した図である。
【0041】縦方向に重み(ここでは3.0)を付して
配線を行なうと実寸のLSI上では全体として横方向に
延びた配線経路となり、今回のスキャンパス用の配線を
含めた全体としての配線の混雑度の縦横の相違が緩和さ
れ、今回のスキャンパス用の配線を実際に行なうにあた
り大きな迂回等が発生する可能性が低減され、配線効率
が高められる。
【0042】次に、本発明におけるブロックのグループ
化の手法について説明する。
【0043】図9は、図1と同様、複数のブロック20
が分散配置されたLSI10を示す図である。
【0044】ここでは、これら複数のブロック(ここで
は、フリップフロップ)にクロックを供給するためのク
ロック配線用に、これらの複数のブロックが、より少数
の複数のブロック単位にグループ化される。この場合も
クロック配線を行なう以前の縦方向および横方向の配線
の混雑度が評価され、より混雑している方向について距
離に重みが付され、その重みが付された距離を考慮した
グループ化が行なわれる。グループ化自体は既存の手法
(ソフトウェア)により行なわれる。
【0045】図10は、図9のLSI10に分散配置さ
れた多数のブロックを縦横の重みを同一にしたまま(こ
こでは縦横ともに1.0の重みを付して、すなわち重み
を付さずに)グループ化した結果を示した図である。図
10において、ブロックどうしをつなぐ線はクロック配
線を表わしており、クロック配線でパラレルにつながれ
た複数のブロックが1つのグループを構成している。
【0046】図10では、全体として、1つのグループ
の中の複数のブロックは、縦方向と横方向に均等に分散
しており、クロック配線は全体として縦方向と横方向に
均等に延びている。
【0047】図11は、図3と同様、横方向の配線が混
んでいることを考慮して横方向の距離に重みを付したこ
とを示す図である。
【0048】ここでは、横方向の距離に重み3.0が付
されており、このため、この図11は、図9のLSI1
0が横方向に3倍に引き伸ばされ、ブロック20どうし
の間隔も横方向に3倍に広がっている。
【0049】図12は、横方向に重みを付した状態のま
まブロックをグループ化した結果を示す図である。
【0050】この図12上では、全体として、1つのグ
ループ内の複数のブロックは縦方向と横方向に均等に分
離しており、クロック配線は全体として縦方向と横方向
に均等に延びている。
【0051】図13は、図12を、縦方向に重み分だけ
縮め、図9,図10と同一サイズのLSIに戻した状態
を示した図である。
【0052】この図13上では、全体として横方向と比
べ縦方向にある程度広く分散し、横方向については縦方
向と比べ相互に近接した位置にあるブロックが1つのグ
ループを構成しており、クロック配線は全体として縦方
向に伸びている。
【0053】ここでは、このクロック配線以外の配線が
横方向に混雑していることから横歩行の距離に重みを付
してグループ化を行なった結果、全体として1つのグル
ープは縦方向に分散したブロックの集合となり、クロッ
ク配線は縦方向に延び、クロック配線の配線効率が高め
られる。
【0054】次に横方向に延びる配線よりも縦方向に延
びる配線が混雑している場合のグループ化について説明
する。
【0055】図14は、図6と同様、縦方向の配線が混
雑していることを考慮して縦方向の距離に重みを付した
ことを示す図である。
【0056】ここでは、縦方向の距離に重み3.0が付
されており、このため、図14は、図9のLSI10が
縦方向に3倍に引き伸ばされ、ブロック20どうしの間
隔も縦方向に3倍に広がっている。
【0057】図15は、図14に示すように縦方向の距
離に重みを付したまま、ブロックをグループ化した結果
を示す図である。
【0058】この図15上では、全体として、1つのグ
ループ内の複数のブロックは縦方向と横方向に均等に広
く分散し、クロック配線は全体として縦方向と横方向に
均等に延びている。
【0059】図16は、図15を縦方向に重み分だけ縮
め、LSIを元のサイズに戻した状態を示した図であ
る。
【0060】この図16上では、1つのグループを構成
するブロックは全体として縦方向に比べ横方向に分散し
ており、縦方向については横方向と比べ相互に近接した
位置にあるブロックが1つのグループを構成しており、
クロック配線は全体として横方向に延びている。
【0061】ここでは、このクロック配線を求める前の
配線が縦方向に混雑していることから縦方向の距離に重
みを付してグループ化を行なった結果、全体として、1
つのグループは横方向に分散したブロックの集合とな
り、クロック配線は横方向に延び、クロック配線に大き
な迂回が発生すること等が回避され、クロック配線の配
線効率が高められる。
【0062】次に、1つのLSIを複数のエリアに分割
する例について説明する。
【0063】図17は、複数のブロック40が分散配置
されたLSI30を複数のエリア(ここでは6つのエリ
ア31〜36)に分け、このLSI30に分散配置され
たブロック40を、これら複数のエリア31〜36に跨
ってシリーズに配線した状態を示す図である。
【0064】ここでは、一部もしくは全てのエリアをオ
ペレータによるマウス104(図24参照)の操作によ
り指定することもでき、LSI30の各部分ごとの配線
の縦方向および横方向それぞれの混雑度に基づいて自動
的にエリア分割することもできる。
【0065】ここで、オペレータが、エリア31とエリ
ア34との間をつなぐ配線41がこの部分に存在してい
ては不都合な配線であると判断したものとする。この配
線41が不都合であると判断する理由としては、例え
ば、配線41以外のその部分の配線(図示せず)が非常
に混雑しており、この配線41を実際のLSI上に実現
しようとすると大きく迂回した配線となる可能性が大き
い場合などが挙げられる。
【0066】このとき、オペレータは、マウスを操作し
て、この図17が画面に表示された表示画面上で配線4
1をピッキングしてドラッグ、ドロップの操作を行な
う。
【0067】図18は、その操作を行なったときの画面
例を示す図である。ここでは、配線41がエリア32に
ドラッグされ、そこにドロップされている。
【0068】このような操作が行なわれると、配線41
がドロップされた点の近傍に存在するブロックの配線の
入れ替えが行なわれ、さらに配線を最適化するツールが
動作して再配線が行なわれる。
【0069】図19は、その再配線後の配線を示す図で
ある。
【0070】この図19では、図17の段階で問題にし
た、ブロック31とブロック34を直接に結ぶ配線は消
滅している。
【0071】次に、オペレータは、特定のエリア内につ
いて再配線を指示したものとする。
【0072】図20は、エリア34について再配線を指
示したことを示す図である。
【0073】ここでのエリア34の再配線の指示の理由
は、エリア34の縦方向の配線が混雑しており、ここで
のスキャンパス用の配線にはできるだけ縦方向に延びた
配線経路を持たせたいという理由である。
【0074】ここでは、各エリアごとに独立に、かつ縦
方向および横方向それぞれについて独立に距離に重みを
付すことができ、ここでは、エリア34を指定して、縦
方向に例えば3.0程度の重みを付したものとする。重
みを付して配線を行なう手法は前述の通りであり、ここ
ではその手法が、LSI全体に対してではなく、そのL
SI上の1つのエリアに対して適用される。
【0075】図21は、そのエリア34についての再配
線を行なった後の配線経路を示す図である。
【0076】縦方向に重みを付して再配線を行なった結
果、エリア34の内のスキャンパス用の配線は全体とし
て横方向に延びたものとなっており、そのスキャンパス
用の配線に大きな迂回等が発生するのが回避され、効率
的な配線が行なわれるようになる。
【0077】図22,図23は、2つのエリアに跨る、
スキャンパス用の、それぞれ改善前、改善後の配線を示
す図である。
【0078】LSI上を複数のエリアに分け、各エリア
ごとに重みを付した(あるいは付さない)だけでは、所
定のツールを使ってスキャンパス用の配線を行なった結
果、例えば図22に示すように、2つのエリアを何度も
往復する配線経路が生成される可能性がある。
【0079】そこで、ここでは、2つのエリアどうしの
間に存在する帯状の領域39に、その領域の幅方向の距
離に重みを付してスキャンパスの配線を行なう。そうす
ることにより、配線経路の演算上は、2つのエリアが大
きく離れていることになり、2つのエリアを何度も往復
する配線経路が生成されることが防止される。その結
果、図23に示すように、2つのエリア間を少ない本数
の配線が渡るだけの配線経路が生成される。あるいは、
1つのエリア内のすべてのブロックの配線が終了してか
ら次のブロックに移るようにしてもよい。これは、その
帯状の領域39の幅方向の距離に極めて大きな重みを付
したことと等価である。
【0080】ここでは、LSIを複数のエリアに分割し
た場合には、エリア内および複数のエリアに跨るスキャ
ンパス用の配線について説明したが、前述のグループ化
の説明からも明らかなように、ブロックのグループ化お
よびクロック配線についても同様の手法で実現すること
ができる。すなわち、複数のエリアに分けたとき、上記
のスキャンパス用の配線のときと同様の手法を適用する
ことにより、各エリアごとに縦横配線の混雑度に応じた
グループ化およびクロック配線が行なわれ、また、複数
のエリアに跨る複数のブロックが1つのグループに分類
されることが回避される。
【0081】次に、上記のスキャンパス配線およびブロ
ックのグループ化(クロック配線)を実現する本発明の
配線経路決定装置およびグループ決定装置、および配線
経路決定プログラムおよびグループ決定プログラムの実
施形態について説明する。
【0082】図24は、本発明の配線経路決定装置およ
びグループ決定装置の双方の実施形態を構成するパーソ
ナルコンピュータの外観斜視図、図25は、図24に外
観を示したパーソナルコンピュータのハードウェア構成
図である。
【0083】ここでは、このパーソナルコンピュータ内
で本発明の一実施形態としての配線経路決定プログラム
および本発明の一実施形態としてのグループ決定プログ
ラムが実行されることにより、このパーソナルコンピュ
ータが、それぞれ、本発明の配線経路決定装置およびグ
ループ決定装置の各実施形態として動作する。
【0084】このパーソナルコンピュータ100は、C
PU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本
体部101、本体部101からの指示により表示画面1
02a上に画像や文字列を表示する表示部102、パー
ソナルコンピュータ100に利用者の指示を入力するた
めのキーボード103、表示画面102a上の任意の位
置を指定することにより、その指定時にその位置に表示
されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス1
04を備えている。
【0085】本体部101は、さらに外観上、フレキシ
ブルディスク(FD)(図24には図示せず)、CD−
ROM200が装填されるFD装填口101a、CD−
ROM装填口101bを有しており、それらの内部に
は、それらの装填口101a,101bから装填された
フレキシブルディスクやCD−ROM200をドライブ
してアクセスするFDドライブやCD−ROMドライブ
も内蔵されている。
【0086】図25は、図24に示した外観を有するパ
ーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。
【0087】このハードウェア構成図には、CPU11
1、RAM112、ハードディスクコントローラ11
3、FDドライブ114、CD−ROMドライブ11
5、マウスコントローラ116、キーボードコントロー
ラ117、ディスプレイコントローラ118、および通
信用ボード119が示されており、それらはバス110
で相互に接続されている。
【0088】FDドライブ114、CD−ROMドライ
ブ115は、図1を参照して説明したように、それぞれ
FD装填口101aおよびCD−ROM装填口101b
から装填されたフレキシブルディスク210、CD−R
OM200をアクセスするものである。通信用ボード1
19は公衆通信回線300に接続される。
【0089】また、図25には、ハードディスクコント
ローラ113によりアクセスされるハードディスク12
0、マウスコントローラ116により制御されるマウス
104、キーボードコントローラ117により制御され
るキーボード103、およびディスプレイコントローラ
118により制御されるCRTディスプレイ102も示
されている。
【0090】以上説明したパーソナルコンピュータ10
0のCD−ROM装填口101bに、本発明の実施形態
としての配線経路決定プログラムおよびグループ決定プ
ログラムが記憶されたCD−ROM200を装填して、
CD−ROM200に記憶された配線経路決定プログラ
ムおよびグループ決定プログラムをパーソナルコンピュ
ータ100にインストールすることにより、このパーソ
ナルコンピュータ内に、本発明の実施形態としての配線
経路決定装置およびグループ決定装置が構築され運用さ
れる。
【0091】図26は、本発明の一実施形態としての配
線経路決定装置の機能ブロック図である。
【0092】この図26に示す配線経路決定装置400
は、図24,図25に示すパーソナルコンピュータ10
0と、そのパーソナルコンピュータ100内で動作する
OS(オペレーションシステム)と、アプリケーション
プログラムである配線経路決定プログラムとの複合によ
り構成される。
【0093】この配線経路決定装置400は、入力部4
10、データ処理部420、および出力部430を有
し、入力部410には、論理・実装情報読込部411が
含まれ、データ処理部420には、エリア分割処理部4
21、配線比率計算処理部422、および接続順経路決
定処理部423が含まれ、出力部430には、スキャン
パス経路表示部431が含まれる。
【0094】論理・実装情報読込部411は、データ上
でのLSIを構成する論理・実装情報、例えばLSI上
のブロックの配置位置、縦横の配線情報等の読み込みを
担当している。この論理・実装情報の読み込みは、フレ
キシブルディスクやCD−ROM等を介在させて行なっ
てもよく、通信回線を経由して読み込んでもよい。ある
いは、図24,図25に示すパーソナルコンピュータで
そのLSIの論理・実装情報が作成されたときは、その
論理・実装情報を同じパーソナルコンピュータ内に実現
したこの配線経路決定装置400に読み込むものであっ
てもよい。
【0095】データ処理部420のエリア分割処理部4
21では、図17を参照しながら説明したように、オペ
レータの操作に応じて、あるいは、以下に説明する配線
比率計算処理部422で行なわれる、LSI上の各部分
の縦横の配線の混雑度を参照しながら自動で、LSI内
を複数のエリア(図17の例ではエリア31〜36)に
分割する処理が行なわれる。
【0096】このエリア分割処理部421は本発明にい
うエリア分割部の一例に相当する。
【0097】また、データ処理部420の配線比率計算
処理部422は、LSI上の各部分あるいは全域の縦横
の混雑度の比率が求められ、その比率に基づいてLSI
の縦横の距離について重み付けが成される。この配線比
率計算処理部422は、本発明にいう重み付け部の一例
に相当する。ここでは、配線の混雑度の比率に基づいて
自動的に重みを付与することもでき、オペレータの操作
に応じてその重みを変更することもできる。
【0098】さらに、接続順経路決定処理部423で
は、ブロックの接続順路(配線経路)が決定される。こ
の接続順路(配線経路)の決定にあたっては、図1〜図
8を参照して説明したようにして、距離に重みを付した
状態で接続順路(配線経路)が決定される。
【0099】ここでは、LSIが複数のエリアに分割さ
れているときは、分割エリアどうしの間の接続順路と、
各エリア内のブロックどうしの接続順路が決定される。
ここでは、例えば図17〜図23を参照して説明したよ
うな処理により、配線経路が決定される。
【0100】この接続順経路決定処理部423は、本発
明にいう配線経路決定部の一例に相当する。
【0101】図26の出力部430のスキャンパス経路
表示部431では、図24に示すパーソナルコンピュー
タ100の表示画面102a上に、図1〜図23に示す
ようなLSIの配置・配線図や例えば図2,図5,図
8,図17〜図23に示すようなスキャンパス経路(配
線経路)が表示される。
【0102】図27は、本発明の配線経路決定プログラ
ムの基本的な第1実施形態を示すフローチャートであ
る。
【0103】ここでは、論理・実装情報の読み込みが行
なわれ(ステップa1)、縦横の配線の混雑度の比率が
計算されてその比率に応じて縦方向又は横方向の距離に
重みが付され(ステップa2)、スキャンパス用に接続
される接続対象のブロックに対し、縦横の配線の混雑度
の比率(X/Y配線比率)に基づいた接続順路(配線経
路)が決定され(ステップa3;図1〜図8参照)、そ
の決定されたスキャンパス経路が表示される(ステップ
a4)。
【0104】図28は、本発明の配線経路決定プログラ
ムの第2実施形態を示すフローチャートである。
【0105】ここでは、論理・実装情報の読み込みが行
なわれた後(ステップb1)、分割エリアの指定の有無
が判定される(ステップb2)。ここでは、図24に示
すマウス104の操作により、LSI上の任意の一部領
域を1つのエリアとして指定することができ、ステップ
b2では、そのようなオペレータにより指定されたエリ
アが存在するか否かが判定される。
【0106】そのような、オペレータにより指定された
エリアが存在するときは、ステップb3に進み、その指
定されたエリアの位置情報が取り込まれ、ステップb4
でそのエリア内の配線比率(配線の縦横の混雑度の比
率)が計算される。ステップb3,b4は、オペレータ
により指定されたエリアの数だけ繰り返される(ステッ
プb2)。
【0107】ステップb2において、分割エリアが存在
しない旨判定されると、ステップb5に進む。分割エリ
アが存在しない場合とは、もともとオペレータから分割
エリアの指定がなかった場合、および指定されたエリア
全てについてステップb3,b4の処理が終了した場合
の双方をいう。
【0108】ステップb5では、LSIの全領域につい
てエリア分割が完了したか否かが判定される。オペレー
タによってLSIの全域にわたって分割エリアが指定さ
れるとは限らず、オペレータによっては分割エリアが指
定されない場合もあり、あるいはLSIの一部領域のみ
について分割エリアが指定されている場合もあり、この
ステップb5では、LSIの全領域についてエリア分割
が完了しているかが判定される。
【0109】未だエリア分割が完了していない領域があ
るときは、ステップb6に進み未分割エリア内の各部分
ごとに配線比率の計算が行なわれ、ステップb7では、
X(横方向の配線の混雑度)とY(縦方向の配線の混雑
度)との配線比率に応じて、X>Yのエリア、X<Yの
エリア、X≒Yのエリアに分割される。
【0110】次に、ステップb8では分割エリアどうし
の間の重みが設定される。ここでは、図22を参照して
説明した、エリアどうしの間に設けられた帯状の領域3
9の重みが設定される。
【0111】次に、ステップb9では、スキャンパス接
続対象のブロックに対し、分割エリアどうしの間(図2
2の帯状の領域39)の重みおよびX/Y配線比率の両
方を考慮した、スキャンパスの接続順が決定され、ステ
ップb10では、その決定されたスキャンパス経路が表
示される。
【0112】図29は、本発明の配線経路決定プログラ
ムの第3実施形態を示すフローチャートである。
【0113】この図29のステップc1〜c7は、図2
8のステップb1〜b7とそれぞれ同一であり、説明は
省略する。
【0114】図29のステップc8では、分割エリア相
互間の接続順が決定され、ステップc9では、1つの分
割エリア内の接続対象ブロックに対しX/Y配線比率に
基づいた接続順が決定され、これが全ての分割エリアに
ついて繰り返される(ステップc10)。ステップc8
で分割エリア間の接続順が決定され、かつ全分割エリア
内の接続順が決定されると、それによって決定されたス
キャンパス経路が表示される(ステップc11)。
【0115】図28に示す配線経路決定プログラムの場
合、ステップb8で分割エリア間に重みが設定され、ス
テップb9では、分割エリア内部のX/Y配線比率(縦
横のウェイト)と分割エリア間の重みを考慮してLSI
の全領域について一括して接続順が決定されるため、ス
テップb8での分割エリア間の重みが小さいと複数の分
割エリア間を結ぶスキャンパス配線が、例えば図22に
示すように複数本となってしまう可能性があるが、図2
9は、ステップc8で分割エリア同士の接続順を決定
し、ステップc9で各分割エリアごとに接続順を決定し
ているため、2つの分割エリアを結ぶスキャンパス配線
は図23に示すように必ず1本に定まり、1つの分割エ
リア内部の配線対象ブロックは、その分割エリアからス
キャンパス配線が外に延びることなく全て接続されてか
らスキャンパス配線が次の分割エリアに向かう配線経路
となる。
【0116】図30は、本発明のグループ決定装置の一
実施形態を示す機能ブロック図である。
【0117】この図30に示すブロック決定装置500
は、図24,図25に示すパーソナルコンピュータ10
0と、そのパーソナルコンピュータ100内で動作する
OS(オペレーションシステム)と、アプリケーション
プログラムであるブロック決定プログラムとの複合によ
り構成される。
【0118】このブロック決定装置500は、入力部5
10、データ処理部520、および出力部530を有
し、入力部510には、論理・実装情報読込部511が
含まれ、データ処理部520には、エリア分割処理部5
21、配線比率計算処理部522、およびグループ決定
処理部523が含まれ、出力部530には、グループ表
示部531が含まれる。
【0119】このブロック決定装置500の論理・実装
情報読込部511、エリア分割処理部521および配線
比率計算処理部522は、図26に示す配線経路決定装
置400の論理・実装情報読込部411、エリア分割処
理部421、および配線比率計算処理部422とそれぞ
れ同一であり、ここでは重複説明は省略する。
【0120】図26に示すブロック決定装置500のデ
ータ処理部520のグループ決定処理部523は、エリ
ア分割処理部521で複数のエリアに分割されていると
きは各エリアそれぞれについて配線比率計算処理部52
2で求められた各エリアごとの配線比率による縦横の距
離の重み(ウェイト)を考慮した、グループ化対象ブロ
ックのグループ決定処理が行なわれる。このグループ決
定処理では、各エリアごとに、図9〜図16を参照して
説明した処理手順による、ブロックのグループ分けが行
なわれる。
【0121】図30のブロック決定装置500の出力部
530のグループ表示部531では、グループ決定処理
部523において決定されたグループが表示される。
【0122】図31は、本発明のグループ決定プログラ
ムの基本的な第1実施形態を示すフローチャートであ
る。
【0123】ここでは、論理・実装情報の読み込みが行
なわれ(ステップd1)、縦横の配線の混雑度の比率が
計算されてその比率に応じて縦方向又は横方向の距離に
重みが付され(ステップd2)、グループ化対象のブロ
ックに対し、縦横の配線の混雑度の比率(X/Y配線比
率)に基づいてグループが決定され(ステップd3;図
9〜図16参照)、その決定されたグループが表示され
る(ステップd4)。
【0124】図32は、本発明のグループ決定プログラ
ムの第2実施形態を示すフローチャートである。
【0125】この図32のステップe1〜e8は、図2
8に示す配線経路決定プログラムのステップb1〜b8
とそれぞれ同一であり、ここでは重複説明は省略する。
【0126】図32のステップe9では、グループ化対
象のブロックに対し分割エリア間(図22の帯状の領域
39)のウェイトおよびX/Y配線比率の両方を考慮し
てブロックのグループが決定され、ステップe10では
その決定されたグループが表示される。
【0127】図33は、本発明のグループ決定プログラ
ムの第3実施形態を示すフローチャートである。
【0128】この図33のステップf1〜f7は、図3
2のステップe1〜e7とそれぞれ同一であり、ここで
は重複説明は省略する。
【0129】図32のステップf8では、1つの分割エ
リア内のグループ化対象ブロックに対しX/Y配線比率
に基づいたグループが決定され、これが全ての分割エリ
アについて繰り返される(ステップf9)。全分割エリ
アについてグループが決定されると、それによって決定
されたグループが表示される(ステップf10)。
【0130】図32に示すグループ決定プログラムの場
合、ステップe8で分割エリア相互間に重みが設定さ
れ、ステップb9では、分割エリア内のX/Y配線比率
(縦横のウェイト)と分割エリア相互間の重みとを考慮
してLSIの全領域について一括してグループが決定さ
れるため、ステップe8での分割エリア間の重みが小さ
いと1つのグループが複数の分割エリア間に跨ってしま
う可能性があるが、図33では、ステップf8で各分割
エリアごとにグループを決定しているため、2つの分割
エリアに跨るグループが形成されてしまうことが防止さ
れる。
【0131】尚、以上の実施の形態では、配線パターン
は縦と横(0゜と90゜)の角度を持った配線パターン
であることを前提に説明したが、本発明は縦と横(0゜
と90゜)の角度を持った配線パターンには限定され
ず、例えば45゜と135゜等の角度を持った斜めの配
線パターンの場合にも適用することができる。
【0132】以下、本発明の実施形態を付記する。
【0133】(付記1) 平面上に分散配置された複数
のブロックをシリーズに配線する配線経路を決定する配
線経路決定装置において、ブロック間の距離に、所定の
第1の方向と、該第1の方向とは異なる第2の方向とで
独立に重みを付する重み付け部と、前記配線経路を、前
記重み付け部により重みが付された距離に基づいて決定
する配線経路決定部とを備えたことを特徴とする配線経
路決定装置。
【0134】(付記2) 前記複数のブロックが分配配
置された平面を複数のエリアに分割するエリア分割部を
備え、前記重み付け部は、前記エリア分割部により分割
された複数エリアそれぞれについて独立に、かつ前記第
1の方向と前記第2の方向とで独立に、ブロック間の距
離に重みを付するものであることを特徴とする付記1記
載の配線経路決定装置。
【0135】(付記3) 前記重み付け部は、操作者に
よる操作に応じて、ブロック間の距離に、前記第1の方
向と前記第2の方向とで独立に重みを付するものである
ことを特徴とする付記1又は2記載の配線経路決定装
置。
【0136】(付記4) 前記複数のブロックが分散配
置された平面が前記第1の方向に延びる配線と前記第2
の方向に延びる配線を有するものであって、前記重み付
け部は、前記第1の方向と前記第2の方向のそれぞれの
配線の混雑度に基づいて、ブロック間の距離に、該第1
の方向と該第2の方向とで独立に重みを付するものであ
ることを特徴とする付記1又は2記載の配線経路決定装
置。
【0137】(付記5) 前記距離重み付け部は、隣接
するエリアどうしの間についても重みを付するものであ
ることを特徴とする付記2記載の配線経路決定装置。
【0138】(付記6) 平面上に分散配置された複数
のブロックを複数のグループに分けることにより、ブロ
ックのグループを決定するグループ決定装置において、
ブロック間の距離に、所定の第1の方向と、該第1の方
向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付する重み付
け部と、前記グループを、前記重み付け部により重みが
付された距離に基づいて決定するグループ決定部とを備
えたことを特徴とするグループ決定装置。
【0139】(付記7) 前記複数のブロックが分配配
置された平面を複数のエリアに分割するエリア分割部を
備え、前記重み付け部は、前記エリア分割部により分割
された複数エリアそれぞれについて独立に、かつ前記第
1の方向と前記第2の方向とで独立に、ブロック間の距
離に重みを付するものであることを特徴とする付記6記
載のブロック決定装置。
【0140】(付記8) 前記重み付け部は、操作者に
よる操作に応じて、ブロック間の距離に、前記第1の方
向と前記第2の方向とで独立に重みを付するものである
ことを特徴とする付記6又は7記載のブロック決定装
置。
【0141】(付記9) 前記複数のブロックが分散配
置された平面が前記第1の方向に延びる配線と前記第2
の方向に延びる配線を有するものであって、前記重み付
け部は、前記第1の方向と前記第2の方向とのそれぞれ
の配線の混雑度に基づいて、ブロック間の距離に、前記
第1の方向と前記第2の方向とで独立に重みを付するも
のであることを特徴とする付記6又は7記載のグループ
決定装置。
【0142】(付記10) 前記重み付け部は、隣接す
るエリアどうしの間についても重みを付するものである
ことを特徴とする付記7記載のグループ決定装置。
【0143】(付記11) コンピュータ内で実行さ
れ、該コンピュータを、平面上に分散配置された複数の
ブロックをシリーズに配線する配線経路を決定する配線
経路決定装置として動作させる配線経路決定プログラム
において、ブロック間の距離に、所定の第1の方向と、
該第1の方向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付
する重み付け部と、前記配線経路を、前記重み付け部に
より重みが付された距離に基づいて決定する配線経路決
定部とを有することを特徴とする配線経路決定プログラ
ム。
【0144】(付記12) 前記複数のブロックが分配
配置された平面を複数のエリアに分割するエリア分割部
を備え、前記重み付け部は、前記エリア分割部により分
割された複数エリアそれぞれについて独立に、かつ前記
第1の方向と前記第2の方向とで独立に、ブロック間の
距離に重みを付するものであることを特徴とする付記1
1記載の配線経路決定プログラム。
【0145】(付記13) 前記重み付け部は、操作者
による操作に応じて、ブロック間の距離に、前記第1の
方向と前記第2の方向とで独立に重みを付するものであ
ることを特徴とする付記11又は12記載の配線経路決
定プログラム。
【0146】(付記14) 前記複数のブロックが分散
配置された平面が、前記第1の方向に延びる配線と前記
第2の方向に延びる配線を有するものであって、前記重
み付け部は、前記第1の方向と前記第2の方向とのそれ
ぞれの配線の混雑度に基づいて、ブロック間の距離に、
該第1の方向と該第2の方向とで独立に重みを付するも
のであることを特徴とする付記11又は12記載の配線
経路決定プログラム。
【0147】(付記15) 前記重み付け部は、隣接す
るエリアどうしの間についても重みを付するものである
ことを特徴とする付記12記載の配線経路決定プログラ
ム。
【0148】(付記16) コンピュータ内で実行さ
れ、該コンピュータを、平面上に分散配置された複数の
ブロックを複数のグループに分けることによりブロック
のグループを決定するグループ決定装置として動作させ
るグループ決定プログラムにおいて、ブロック間の距離
に、所定の第1の方向と、該第1の方向とは異なる第2
の方向とで独立に重みを付する重み付け部と、前記グル
ープを、前記重み付け部により重みが付された距離に基
づいて決定するグループ決定部とを有することを特徴と
するグループ決定プログラム。
【0149】(付記17) 前記複数のブロックが分配
配置された平面を複数のエリアに分割するエリア分割部
を備え、前記重み付け部は、前記エリア分割部により分
割された複数エリアそれぞれについて独立に、かつ前記
第1の方向と前記第2の方向とで独立に、ブロック間の
距離に重みを付するものであることを特徴とする付記1
6記載のグループ決定プログラム。
【0150】(付記18) 前記重み付け部は、操作者
による操作に応じて、ブロック間の距離に、前記第1の
方向と前記第2の方向とで独立に重みを付するものであ
ることを特徴とする付記16又は17記載のグループ決
定プログラム。
【0151】(付記19) 前記複数のブロックが分散
配置された平面が、前記第1の方向に延びる配線と前記
第2の方向に延びる配線を有するものであって、前記重
み付け部は、前記第1の方向と前記第2の方向とのそれ
ぞれの配線の混雑度に基づいて、ブロック間の距離に、
該第1の方向と該第2の方向とで独立に重みを付するも
のであることを特徴とする付記16又は17記載のグル
ープ決定プログラム。
【0152】(付記20) 前記重み付け部は、隣接す
るエリアどうしの間についても重みを付するものである
ことを特徴とする付記17記載のグループ決定プログラ
ム。
【0153】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
配線効率のよい配線経路やグループが決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】LSI上に分散配置された複数のブロックを示
す図である。
【図2】図1のLSIに分散配置された多数のブロック
を縦横の重みを同一にしたまま(重みを付さずに)シリ
ーズに配線した結果を示す図である。
【図3】横方向の距離に重みを付したことを示す図であ
る。
【図4】分散配置されたブロックを、横方向に重みを付
した状態で配線した結果を示す図である。
【図5】図4を横方向に重み分だけ縮めて示した図であ
る。
【図6】縦方向の距離に重みを付したことを示した図で
ある。
【図7】LSI上に分配配置されたブロックを、縦方向
に重み付けをした状態で配線した結果を示した図であ
る。
【図8】図7を、縦方向に重み分だけ縮めて示した図で
ある。
【図9】複数のブロックが分散配置されたLSIを示す
図である。
【図10】LSIに分散配置された多数のブロックを縦
横の重みを同一にしたままグループ化した結果を示した
図である。
【図11】横方向の距離に重みを付したことを示す図で
ある。
【図12】横方向に重みを付して状態のままブロックを
グループ化した結果を示す図である。
【図13】図12を、縦方向に重み分だけ縮め、図9,
図10と同一サイズのLSIに戻した状態を示した図で
ある。
【図14】横方向の距離に重みを付したことを示す図で
ある。
【図15】縦方向の距離に重みを付したまま、ブロック
をグループ化した結果を示す図である。
【図16】図15を縦方向に重み分だけ縮め、LSIを
元のサイズに戻した状態を示した図である。
【図17】複数のブロックが分散配置されたLSIを複
数のエリアに分け、このLSIに分散配置されたブロッ
クを、これら複数のエリアに跨ってシリーズに配線した
状態を示す図である。
【図18】操作を行なったときの画面例を示す図であ
る。
【図19】再配線後の配線を示す図である。
【図20】再配線を指示したことを示す図である。
【図21】再配線を行なった後の配線経路を示す図であ
る。
【図22】2つのエリアに跨るスキャンパス用の改善前
の配線を示す図である。
【図23】2つのエリアに跨るスキャンパス用の改善後
の配線を示す図である。
【図24】本発明の配線経路決定装置およびグループ決
定装置の各実施形態を構成するパーソナルコンピュータ
の外観斜視図である。
【図25】パーソナルコンピュータのハードウェア構成
図である。
【図26】本発明の一実施形態としての配線経路決定装
置の機能ブロック図である。
【図27】本発明の配線経路決定プログラムの基本的な
第1実施形態を示すフローチャートである。
【図28】本発明の配線経路決定プログラムの第2実施
形態を示すフローチャートである。
【図29】本発明の配線経路決定プログラムの第3実施
形態を示すフローチャートである。
【図30】本発明のグループ決定装置の一実施形態を示
す機能ブロック図である。
【図31】本発明のグループ決定プログラムの基本的な
第1実施形態を示すフローチャートである。
【図32】本発明のグループ決定プログラムの第2実施
形態を示すフローチャートである。
【図33】本発明のグループ決定プログラムの第3実施
形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,30 LSI 20,40 ブロック 31,32,33,34,35,36 分割エリア 39 帯状の領域 41 配線 100 パーソナルコンピュータ 101 本体部 102 表示部 102a 表示画面 103 キーボード 104 マウス 400 配線経路決定装置 410 入力部 411 論理・実装情報読込部 420 データ処理部 421 エリア分割処理部 422 配線比率計算処理部 423 接続順経路決定処理部 430 出力部 431 スキャンパス経路表示部 500 ブロック決定装置 510 入力部 511 論理・実装情報読込部 520 データ処理部 521 エリア分割処理部 522 配線比率計算処理部 523 グループ決定処理部 530 出力部 531 グループ表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 5F038 CD06 DT06 EZ09 EZ20 5F064 BB19 DD02 DD03 DD13 DD24 EE02 EE03 EE54 HH06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上に分散配置された複数のブロック
    をシリーズに配線する配線経路を決定する配線経路決定
    装置において、 ブロック間の距離に、所定の第1の方向と、該第1の方
    向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付する重み付
    け部と、 前記配線経路を、前記重み付け部により重みが付された
    距離に基づいて決定する配線経路決定部とを備えたこと
    を特徴とする配線経路決定装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のブロックが分配配置された平
    面を複数のエリアに分割するエリア分割部を備え、 前記重み付け部は、前記エリア分割部により分割された
    複数エリアそれぞれについて独立に、かつ前記第1方向
    と前記第2方向とで独立に、ブロック間の距離に重みを
    付するものであることを特徴とする請求項1記載の配線
    経路決定装置。
  3. 【請求項3】 平面上に分散配置された複数のブロック
    を複数のグループに分けることにより、ブロックのグル
    ープを決定するグループ決定装置において、 ブロック間の距離に、所定の第1の方向と、該第1の方
    向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付する重み付
    け部と、 前記グループを、前記重み付け部により重みが付された
    距離に基づいて決定するグループ決定部とを備えたこと
    を特徴とするグループ決定装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータ内で実行され、該コンピュ
    ータを、平面上に分散配置された複数のブロックをシリ
    ーズに配線する配線経路を決定する配線経路決定装置と
    して動作させる配線経路決定プログラムにおいて、 ブロック間の距離に、所定の第1の方向と、該第1の方
    向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付する重み付
    け部と、 前記配線経路を、前記重み付け部により重みが付された
    距離に基づいて決定する配線経路決定部とを有すること
    を特徴とする配線経路決定プログラム。
  5. 【請求項5】 コンピュータ内で実行され、該コンピュ
    ータを、平面上に分散配置された複数のブロックを複数
    のグループに分けることによりブロックのグループを決
    定するグループ決定装置として動作させるグループ決定
    プログラムにおいて、 ブロック間の距離に、所定の第1の方向と、該第1の方
    向とは異なる第2の方向とで独立に重みを付する重み付
    け部と、 前記グループを、前記重み付け部により重みが付された
    距離に基づいて決定するグループ決定部とを有すること
    を特徴とするグループ決定プログラム。
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