JP2003167714A - ユーザインターフェイス表示方法及びユーザインターフェイス表示装置 - Google Patents

ユーザインターフェイス表示方法及びユーザインターフェイス表示装置

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JP2003167714A JP2001367059A JP2001367059A JP2003167714A JP 2003167714 A JP2003167714 A JP 2003167714A JP 2001367059 A JP2001367059 A JP 2001367059A JP 2001367059 A JP2001367059 A JP 2001367059A JP 2003167714 A JP2003167714 A JP 2003167714A
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Kazumi Tabuchi
一美 田淵
Shinya Kishi
信哉 貴志
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隆照 山本
Miyuko Maruyama
光世子 丸山
Yasunori Ikenaga
康則 池永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ上のボックス表示を交互に切り
換えながら各種設定項目を設定していくといった煩雑な
作業を不要としながらも、設定ダイアログボックスの表
示エリアを大きく確保でき、しかも各種設定項目の変更
状況を容易に確認することができるユーザインターフェ
イス表示方法及びユーザインターフェイス表示装置を提
供する。 【解決手段】 プリンタドライバの設定ダイアログボッ
クス上の設定項目がデフォルト値から変更された場合、
その設定項目の表示エリアに赤色丸印のマークRMを付
加する。また、過去に他のユーザによって変更された状
態であって且つデフォルト値とは異なる状態である場合
には、その設定項目の表示エリアに青色丸印のマークを
付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GUI(Graphica
l User Interface)などに代表されるユーザインターフ
ェイスの表示方法及びこの表示方法を実行するユーザイ
ンターフェイス表示装置に係る。特に、本発明は、ユー
ザインターフェイスの操作性の向上を図るための対策に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタをパーソナルコンピュ
ータ(以下、単にパソコンと呼ぶ)に接続し、このパソ
コンで作成した画像データをプリンタによって記録用紙
に印刷しようとする場合、パソコンに組み込まれている
プリンタドライバと呼ばれるソフトウェアによって各種
設定項目(印刷条件等)が設定可能となっている。この
設定項目としては、例えば、「印刷部数」、「印刷する
用紙の向き」、「用紙サイズ」、「印刷品質」等の種々
のものがある。
【0003】このプリンタドライバ上の各種設定項目を
変更する際の具体的な動作としては、先ず、ユーザが、
プリンタドライバを起動し、「プロパティ」のダイアロ
グボックスをパソコンのディスプレイに表示させる。例
えばオペレーションシステムとしてマイクロソフト社の
WindowsXP(商標)上で作動するプリンタドライバで
は、ディスプレイ上へのGUI表示によりプリンタ設定
ダイアログボックスが表示される。そして、ポインティ
ングデバイス等を使用して、このダイアログボックス上
で各種設定項目を所望のものに設定するようになってい
る。
【0004】また、一般に、プリンタドライバ上の各種
設定項目には予め初期設定値として所定の値(デフォル
ト値)が設定されている。そして、上述した各種設定項
目の設定動作によって幾つかの設定項目がデフォルト値
とは異なった値に変更された場合、オペレーションシス
テムが再起動されるまで、その設定値が変更された状態
のままプリンタドライバによる印刷条件が維持されると
いった場合がある。
【0005】また、これまでのプリンタドライバのプリ
ンタ設定ダイアログボックスでは、各設定項目における
デフォルト値が何であるのか、また、現在設定されてい
る設定項目の状態はデフォルト値であるのか否かを容易
に認識することは困難であった。
【0006】このため、あるユーザがプリント動作を実
行させようとする際には、以前に他のユーザがプリンタ
ドライバ上の各種設定項目を変更していることが考えら
れるため、各種設定項目がデフォルト値から変更されて
いないかといったことや自己の所望する設定値になって
いるかといったことを確認せねばならず、煩雑な作業が
必要なってしまう可能性があった。
【0007】この課題を解決するものとして特開平8−
278871号公報に開示されているプリンタドライバ
がある。この公報に開示されているものは、幾つかの設
定項目の値がデフォルト値から変更されている場合、そ
の変更されている設定項目のみを抽出してディスプレイ
上に一覧表示するようにしている(以下、この表示画面
を変更項目一覧表示ボックスと呼ぶ)。つまり、ユーザ
は、このディスプレイ上の変更項目一覧表示ボックスを
見ながら、これら設定項目が自己の所望する設定値と異
なっていないかを確認し、異なっている場合にはプリン
タ設定ダイアログボックス上で、設定値を設定し直すこ
とになる。
【0008】また、特開平11−149359号公報に
は、現在設定されている各種設定項目の設定値を印刷す
る際に、デフォルト値を黒字で印刷し、デフォルト値と
は異なる値については黒以外の文字で印刷することが開
示されている(以下、この印刷されたものを設定項目一
覧用紙と呼ぶ)。これによれば、設定項目一覧用紙を見
ながら、これら設定項目が自己の所望する設定値と異な
っていないかを確認し、この場合にも、設定値が異なっ
ている場合にはプリンタ設定ダイアログボックス上で、
設定値を設定し直すことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した各公
報に開示されている技術にあっては以下に述べる課題が
あった。先ず、特開平8−278871号公報に開示さ
れているものでは、変更項目一覧表示ボックスがプリン
タ設定ダイアログボックスとは異なるボックスとして表
示されるため、これらボックス表示を交互に切り換えな
がらプリンタ設定ダイアログボックス上の各種設定項目
を設定していくといった煩雑な作業が必要になる。ま
た、これらボックスをディスプレイ上に並べて表示する
ことも可能であるが、この場合、個々のボックスの表示
エリアが小さくなって、設定値が確認し難くなってしま
う可能性がある。
【0010】一方、特開平11−149359号公報に
開示されているものでは、プリンタ設定ダイアログボッ
クスの表示エリアが小さくなってしまうことはないもの
の、設定項目一覧用紙上の各値とプリンタ設定ダイアロ
グボックス上の各値とを見比べながらこの設定ダイアロ
グボックス上の各種設定項目を設定していくといった煩
雑な作業が必要になり、作業性が良好であるとは言えな
いものであった。また、各種設定項目がデフォルト値で
あるか否かは設定項目一覧用紙が印刷された時点のもの
しか確認できない。このため、プリンタ設定ダイアログ
ボックス上の各種設定項目を変更していく作業の途中で
何れの設定項目をデフォルト値とは異なる値に変更した
のかを確認するためには設定項目一覧用紙を再度印刷せ
ねばならないといった不具合もある。
【0011】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ディスプレイ上のボ
ックス表示を交互に切り換えながら各種設定項目を設定
していくといった煩雑な作業を不要としながらも、設定
ダイアログボックスの表示エリアを大きく確保でき、し
かも各種設定項目の変更状況を容易に確認することがで
きるユーザインターフェイス表示方法及びユーザインタ
ーフェイス表示装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、現在設定され
ている設定状態が初期設定の状態であるのか否かを設定
ダイアログボックス上に直接的に表示するようにし、こ
れによって、各種設定項目の変更と、その設定項目の状
態が初期設定の状態であるのか否かの判断とを同一ボッ
クス上で行えるようにしている。
【0013】−解決手段− 具体的には、制御対象機器を制御するための各種設定項
目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面上
に設定ダイアログボックスとして表示するユーザインタ
ーフェイス表示方法を前提とする。このユーザインター
フェイス表示方法に対し、上記設定項目が、予め設定さ
れている初期設定から変更された場合、設定ダイアログ
ボックス上におけるその設定項目の表示エリアの表示形
態を初期設定の表示形態とは異なる形態で表示するよう
にしている。
【0014】この表示方法を実行するユーザインターフ
ェイス表示装置には、設定項目が、予め設定されている
初期設定から変更された場合、設定ダイアログボックス
上におけるその設定項目の表示エリアの表示形態を初期
設定の表示形態とは異なる形態で表示する表示変更手段
を備えさせている。
【0015】これらの特定事項により、例えばプリンタ
ドライバの設定ダイアログボックスを表示させるものと
して本解決手段を適用した場合には、各種設定項目が初
期設定の状態であるのか否かをこの設定ダイアログボッ
クス上で確認しながら、同一ボックス上で所望の設定値
への変更操作を行うことができる。つまり、各種設定項
目の変更と、その設定項目の状態が初期設定の状態であ
るのか否かの判断とを同一ボックス上で行うことがで
き、設定操作が容易になって設定ミスを未然に防ぐこと
ができる。
【0016】上記表示変更手段による具体的な表示形態
としては、設定項目が初期設定から変更された場合、そ
の設定項目の表示エリアにマークを付加するようにして
いる。これにより、設定項目が初期設定でないことを表
示する形態として視認性が良好な表示形態を提供するこ
とができ、設定ミスをより確実に防止することができ
る。
【0017】各種設定項目が初期設定の状態であるのか
否かを判断し、それに応じて表示形態を異ならせるため
の具体構成としては、以下のものが掲げられる。つま
り、各種設定項目の初期設定を記憶する初期設定記憶手
段と、設定項目が初期設定から変更された場合、その変
更された設定項目及びその設定項目における変更後の設
定状態を記憶する変更記憶手段と、各種設定項目が、初
期設定の状態であるか、過去に変更された状態であって
且つ初期設定とは異なる状態であるか、現在の変更作業
で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態
であるかを判別する判別手段とを備えさせる。そして、
表示変更手段が、上記判別手段からの出力を受け、その
判別の結果に応じて各種設定項目の表示エリアの表示形
態を異ならせるようにしている。
【0018】この特定事項により、各種設定項目が初期
設定の状態であるのか否かを判断できるばかりでなく、
その設定項目が初期設定の状態から変更されたのは、過
去の変更作業によるものであるのか、現在の変更作業に
よるものであるのかといったことをも容易に判断するこ
とができる。つまり、設定項目の変更作業を現在行って
いるユーザが望む設定状態として設定されたものである
のか否かを設定ダイアログボックス上で容易に確認する
ことができる。また、ユーザが望まない設定状態となっ
ている場合には、その設定項目の表示状態が初期設定の
状態となるように、その表示状態を見ながら戻すことも
可能であり、操作性が良好である。
【0019】また、各種設定項目のうち複数の設定項目
を互いに関連付けて、これら関連付けられた一部の設定
項目が変更された場合には他の設定項目も自動変更され
るようにする。そして、この関連付けによって初期設定
から自動変更された設定項目に対しても、その表示エリ
アの表示形態を初期設定の表示形態とは異なる形態で表
示するように表示変更手段を構成する。これによれば、
上記関連付けによって自動変更された設定項目が存在す
ることをユーザに知らせることができる。つまり、この
自動変更によって設定項目が変更されたことをユーザが
知らないまま制御対象機器の制御動作が実行されてしま
うといったことを回避することができる。また、ユーザ
は、自動変更によって設定項目が変更されたことを容易
に知ることができるので、この設定項目を必要に応じて
所望の状態に変更することも容易である。
【0020】上記設定ダイアログボックス以外のユーザ
インターフェイスの表示形態として、先ず、各種設定項
目において予め設定されている初期設定とは異なる設定
状態が初期設定となるように設定状態を任意に変更する
ための表示オプション用ダイアログボックスを表示する
オプション表示手段を備えさせている。また、他の手段
として、初期設定から変更された場合であっても設定ダ
イアログボックス上における表示形態を初期設定の表示
形態とは異ならせない設定項目を任意に選択するための
表示オプション用ダイアログボックスを表示するオプシ
ョン表示手段を備えさせている。
【0021】前者のオプション表示手段によれば、初期
設定をユーザの要求に応じて任意に設定することができ
る。つまり、装置に最初に設定されていた初期設定とは
異なる設定を頻繁に使用する場合、この頻繁に使用する
設定が初期設定となるように変更できる。このため、設
定作業の度に設定項目をこの頻繁に使用する設定に変更
せねばならないといった状況を解消することができる。
一方、後者のオプション表示手段によれば、頻繁に設定
変更される可能性のある設定項目に対しては表示形態を
初期設定の表示形態と常に一致させることができ、設定
状態に応じて表示形態を異なったものとすることを要求
しない設定項目がある場合に、その要求に応えることが
できて、設定ダイアログボックスの表示状態の簡素化が
図れる。
【0022】また、設定ダイアログボックスに複数のカ
ードが選択的に表示切り換え可能に表示されるようにす
る。そして、個々のカードにおいて設定項目の表示エリ
アの表示形態が初期設定の表示形態と異なっている場
合、そのカードのタブ表示も初期設定の表示形態とは異
なる形態で表示するよう表示変更手段を構成する。これ
によれば、タブ表示が切り換えられて、初期設定の表示
形態とは異なる形態で表示されていたカードが他のカー
ドに隠されたとしても、タブ表示を見るのみで、この隠
されたカード上の設定項目として初期設定とは異なる状
態のものがあることを容易に認識することができる。
【0023】更に、ユーザインターフェイス表示方法と
して、設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予
め設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択
可能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示する
ようにしている。この表示方法を実行するユーザインタ
ーフェイス表示装置として、設定項目の変更操作を行う
際、その設定項目に予め設定されている初期設定の表示
状態とそれ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに
異なる形態で表示する表示分別手段を備えさせている。
【0024】これらの特定事項により、現在設定されて
いるものは初期設定の状態であるのか否か、また、初期
設定の状態でない場合には、初期設定の状態は何れの状
態であるのかを容易に確認することが可能である。
【0025】この場合、各種設定項目において予め設定
されている初期設定とは異なる設定状態が初期設定とな
るように設定状態を任意に変更するための表示オプショ
ン用ダイアログボックスを表示するオプション表示手段
を備えさせた場合には、初期設定をユーザの要求に応じ
て任意に設定することができる。つまり、装置に最初に
設定されていた初期設定とは異なる設定を頻繁に使用す
る場合、この頻繁に使用する設定が初期設定となるよう
に変更できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、設定ダイアログボッ
クス等をパソコンのディスプレイ上にGUI表示するプ
リンタドライバに本発明を適用した場合について説明す
る。
【0027】(第1実施形態) −モジュール構成の説明− 図1はプリンタドライバを含むモジュール構成の概略を
示す図である。同図において、パソコンにインストール
されているアプリケーションソフトウェア(以下、単に
アプリケーションと呼ぶ)1から発信される画像データ
に基づいて制御対象機器としてのプリンタ5によるプリ
ント動作を実行するためのモジュールの構成としては、
グラフィカルデバイスインターフェイス(GDI)2、
プリンタドライバ3、プリントマネージャ4を備えてい
る。つまり、アプリケーション1から、グラフィカルデ
バイスインターフェイス2、プリンタドライバ3、プリ
ントマネージャ4へと画像データを転送していき、プリ
ントマネージャ4からプリンタ5に画像データを送信し
てプリント動作を実行させるようになっている。
【0028】この場合、アプリケーション1ではグラフ
ィカルデバイスインターフェイス2の関数を発信し、こ
のグラフィカルデバイスインターフェイス2では、転送
された関数をデバイスドライブインターフェイス(DD
I)の関数に変換する。また、プリンタドライバ3では
デバイスドライブインターフェイスの関数からプリンタ
用の画像データを生成する。プリントマネージャ4はプ
リンタドライバ3から転送された画像データを送信した
り、ジョブの管理を行う。プリンタドライバ3は、この
他にグラフィカルデバイスインターフェイス2やアプリ
ケーション1に、プリンタ5及びプリントマネージャ4
の情報を送信したり、ユーザがドライバの設定を変更で
きるようにインターフェイスを提供したり、ユーザが設
定した値を保持する機能を備えている。このプリンタド
ライバ3の具体的な構成及びインターフェイス表示動作
については後述する。
【0029】−プリンタドライバ3の説明− 次に、上記プリンタドライバ3の構成及びその機能につ
いて説明する。このプリンタドライバ3は、プリンタ5
の印刷条件などの各種設定項目を設定するものである。
例えば、パソコンのディスプレイ上に設定ダイアログボ
ックスを表示し、この設定ダイアログボックスに各設定
項目が変更可能な状態で表示される。そして、この設定
ダイアログボックス上において、ユーザがマウス等のポ
インティングデバイスやキーボード等を使用して各種設
定項目を所望のものに設定可能となっている。これら設
定項目としては、「印刷部数」、「印刷する用紙の向
き」、「用紙サイズ」、「印刷品質」、「メディア(用
紙の種類)」等が掲げられる。
【0030】図2は、本プリンタドライバ3の概略構成
を示すブロック図である。この図2に示すように、プリ
ンタドライバ3は、初期設定記憶手段としての初期設定
記憶部31、変更記憶手段としての変更記憶部32、一
時記憶手段としての一時記憶部33、判別手段としての
判別部34、表示変更手段としての表示変更部35を備
えている。以下、各部について説明する。
【0031】プリンタドライバ3における上記各種設定
項目には予め初期設定値としてのデフォルト値が出荷時
に設定されている。初期設定記憶部31は、この各種設
定項目のデフォルト値を記憶している。例えば、「印刷
部数」:1、「印刷する用紙の向き」:縦、「用紙サイ
ズ」:A4、「印刷品質」:普通、「メディア」:普通
紙といったような各種設定項目のデフォルト値を記憶し
ている。図3(a)は設定ダイアログボックスのメイン
カードMCの表示状態を示している。この図3(a)で
は、各種設定項目がデフォルト値である状態を示してい
る。
【0032】変更記憶部32は、上記各種設定項目がデ
フォルト値から変更された場合、その変更された設定項
目及びその設定項目における変更後の設定値を記憶する
ものである。例えば、図3(a)に示す設定ダイアログ
ボックスの状態から「印刷部数」がデフォルト値から変
更された場合(例えば図3(b)に示すように「印刷部
数」:2に変更された場合)、変更記憶部32は、デフ
ォルト値から変更された設定項目として「印刷部数」を
記憶すると共に、この設定項目である「印刷部数」の変
更後の設定値として「2」を記憶することになる。
【0033】一時記憶部33は、上記初期設定記憶部3
1及び変更記憶部32との間でデータの送受信が可能で
あって、これら初期設定記憶部31及び変更記憶部32
から受信したデフォルト値データ及び変更後の設定値デ
ータを一時的に記憶可能に構成されている。
【0034】判別部34は、各種設定項目が、「デフォ
ルト値の状態である」か、「過去に変更された状態であ
って且つデフォルト値とは異なる状態である」か、「現
在の変更作業で変更された状態であって且つデフォルト
値とは異なる状態である」かを判別するものである。例
えば、複数のユーザがそれぞれプリンタドライバ3の各
種設定項目を変更して個々にプリント動作を順に実行す
る状況において、あるユーザが「印刷部数」を「1」か
ら「2」に変更した場合、その変更の時点では、この
「印刷部数:2」の設定を「現在の変更作業で変更され
た状態であって且つデフォルト値とは異なる状態であ
る」と判別する。その後、他のユーザが「印刷する用紙
の向き」を「縦」から「横」に変更した場合、その変更
の時点では、この「印刷する用紙の向き:横」の設定を
「現在の変更作業で変更された状態であって且つデフォ
ルト値とは異なる状態である」と判別するのに対し、上
記「印刷部数:2」の設定を「過去に変更された状態で
あって且つデフォルト値とは異なる状態である」と判別
する。更に、その後、他のユーザが「用紙サイズ」を
「A4」から「B5」に変更した場合、その変更の時点
では、この「用紙サイズ:B5」の設定を「現在の変更
作業で変更された状態であって且つデフォルト値とは異
なる状態である」と判別するのに対し、上記「印刷部
数:2」の設定及び「印刷する用紙の向き:横」の設定
を「過去に変更された状態であって且つデフォルト値と
は異なる状態である」と判別する。
【0035】表示変更部35は、上記各種設定項目がデ
フォルト値から変更された場合、設定ダイアログボック
ス上におけるその設定項目の表示エリアの表示形態をデ
フォルト値の表示形態とは異なる形態で表示するよう構
成されている。具体的には、設定項目がデフォルト値か
ら変更された場合、その設定項目の表示エリアにマーク
を付加するようになっている。
【0036】更に具体的には、上記判別部34からの出
力を受け、各種設定項目の表示エリアの表示形態を上記
判別の結果に応じて互いに異なる形態で表示するよう構
成されている。本形態では、各種設定項目が、「デフォ
ルト値の状態である」場合には、その設定項目の表示エ
リアにはマークを付加しない。これに対し、「過去に変
更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態
である」場合には、その設定項目の表示エリアに青色丸
印のマークを付加する。また、「現在の変更作業で変更
された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態で
ある」場合には、その設定項目の表示エリアに赤色丸印
のマークを付加する。
【0037】例えば、図3に示すように、「印刷部数」
がデフォルト値の「1」から「2」に変更された場合に
は、図3(b)に示すように「印刷部数」の表示エリア
には赤色丸印のマークRMが付加される。また、上述し
たように互いに異なるユーザによって「印刷部数」、
「印刷する用紙の向き」、「用紙サイズ」が順に変更さ
れた場合には、「用紙サイズ」の表示エリアには赤色丸
印のマークが付加され、「印刷部数」及び「印刷する用
紙の向き」の表示エリアには青色丸印のマークが付加さ
れ、その他の設定項目の表示エリアにはマークが付加さ
れない状態となる。
【0038】また、本形態では、各種設定項目のうち複
数の設定項目は互いに関連付けられていて、これら関連
付けられた一部の設定項目が変更された場合には他の設
定項目も自動変更されるようになっている。そして、表
示変更部35は、この関連付けによってデフォルト値か
ら自動変更された設定項目に対しても、その表示エリア
の表示形態をデフォルト値の表示形態とは異なる形態で
表示するよう構成されている。
【0039】具体的には、設定ダイアログボックス上に
おける設定項目として「メディア」と「印刷品質」とが
互いに関連付けられていて、図4(a)に示すように、
「メディア」が「普通紙」である場合に「印刷品質」が
「高画質」となっており、図4(b),(c)に示すよ
うに、プルダウンメニューから「メディア」が「フォト
用紙」に変更された場合には、「印刷品質」が「写真画
質」に自動変更されるようになっている。この変更が行
われた場合、「メディア」の表示エリアには赤色丸印の
マークRMが付加され、「印刷品質」の表示エリアには
黄色丸印のマークYMが付加される。
【0040】更に、図5に示すように、設定ダイアログ
ボックスには複数のカードが選択的に表示切り換え可能
に表示されるようになっており、表示変更部35は、個
々のカードにおいて設定項目の表示エリアの表示形態が
デフォルト値の表示形態と異なっている場合、そのカー
ドのタブ表示もデフォルト値の表示形態とは異なる形態
で表示するよう構成されている。具体的には、図5
(a)に示すように、設定ダイアログボックス上の用紙
カードPCを表示させている状態で「用紙サイズ」を変
更して(フィットページのチェックボックスにチェック
を入れて)その表示エリアに赤色丸印のマークRMが付
加された場合、この用紙カードPCのタブPCTの表示
部分にも赤色丸印のマークRMが付加される状態とな
る。この状態で、設定ダイアログボックスのカードが切
り換えられたとしても、用紙カードPCのタブPCTの
表示部分に付加された赤色丸印のマークRMの表示状態
は維持されることになる。図5(b)は、設定ダイアロ
グボックスのカードがメインカードMCに切り換えられ
た場合に、用紙カードPCのタブPCTの表示部分に付
加された赤色丸印のマークRMの表示状態が維持されて
いることを示している。
【0041】−プリンタドライバ3の表示動作の説明− 次に、上述の如く構成されたプリンタドライバ3による
設定ダイアログボックスの表示動作について図6のフロ
ーチャートに沿って説明する。
【0042】先ず、ユーザがポインティングデバイス等
の操作によってプリンタドライバを起動する。この起動
により、先ず、ステップST1において初期設定記憶部
31に記憶されている各種設定項目のデフォルト値の一
時記憶部33への読み込みが開始される。ステップST
2では、全ての設定項目に対して設定ダイアログボック
スに表示すべき情報を取得するためのサーチが開始され
る。このサーチ動作としては、先ず、ステップST3に
おいて、変更記憶部32にデータが保持されているか否
かが判定される。つまり、過去に、各種設定項目がデフ
ォルト値から変更されて、その変更された設定項目及び
その設定項目における変更後の設定値が変更記憶部32
に記憶されているか否かを判定する。この場合、上述し
た関連付けによって自動変更されら設定項目(過去に黄
色丸印のマークが付加されていたもの)がある場合に
も、その設定項目及び変更後の設定値は変更記憶部32
に記憶されているので、この情報についても変更記憶部
32に記憶されているか否かを判定する。ここで、変更
記憶部32にデータが保持されていない場合には、ステ
ップST6に移って設定項目のサーチ動作が終了する。
【0043】一方、ステップST3において、変更記憶
部32にデータが保持されていると判定された場合に
は、ステップST4において、この変更記憶部32に保
持されているデータ(過去に変更された設定項目及びそ
の設定項目における変更後の設定値)が一時記憶部33
に読み込まれ、この読み込まれた設定値が上記デフォル
ト値に対して更新される。そして、ステップST5にお
いて、この変更記憶部32から一時記憶部33に読み込
まれたデータに対応する設定項目の表示エリアに青色丸
印のマークを付加するように設定し、ステップST6を
経てステップST7において、この青色丸印のマークを
付加した状態で、パソコンのディスプレイD上に設定ダ
イアログボックス(UI:User Interface)を表示す
る。尚、変更記憶部32にデータが保持されていない場
合には、この青色丸印のマークを付加しない状態で、パ
ソコンのディスプレイD上に設定ダイアログボックスが
表示される(図3(a)参照)。
【0044】このようにしてディスプレイD上に設定ダ
イアログボックスが表示された状態で、ユーザによる各
種設定項目の変更操作が可能となる。この各種設定項目
の変更操作が開始されると、先ず、ステップST8で、
ユーザによる各種設定項目の設定値が変更されたか否か
を判定し、変更が行われた場合には、ステップST9に
移って、その変更後の値はデフォルト値であるか否かを
判定する。この変更後の値がデフォルト値であるYES
の場合、つまり、上記青色丸印(後述の赤色または黄色
丸印)のマークを付加していた設定項目が変更操作によ
ってデフォルト値に戻された場合には、ステップST1
0において、上記付加していた各色丸印のマークを消去
する。一方、変更後の値がデフォルト値でない場合、つ
まり、上記青色丸印のマークを付加していた設定項目が
更にデフォルト値とは異なる他の値として設定された場
合やデフォルト値であった設定項目がデフォルト値とは
異なる値として設定された場合には、ステップST11
において、その設定項目の表示エリアに赤色丸印のマー
クを付加する。図3は、この赤色丸印のマークRMが付
加される場合の一例であって、「印刷部数」がデフォル
ト値「1」から「2」に変更され、この「印刷部数」の
表示位置の左側に赤色丸印のマークRMが付加された状
態となっている。
【0045】その後、ステップST12において、これ
ら変更操作によって変更された設定項目の設定値を一時
記憶部33に書き込んで、この一時記憶部33の記憶デ
ータを更新する。
【0046】また、ステップST13において、上記操
作によって変更された設定項目は、それに関連付けられ
た他の設定項目(連動項目)を有するものであるか否か
を判定する。ここで、関連付けられた他の設定項目を有
している場合には、ステップST14において、その関
連する設定項目の表示エリアに黄色丸印のマークを付加
する。図4は、この黄色丸印のマークが付加される場合
の一例であって、プルダウンメニューから「メディア」
が「フォト用紙」に変更された場合に「印刷品質」が
「写真画質」自動変更され、それに伴って「メディア」
の表示エリアには赤色丸印のマークRMが付加され且つ
「印刷品質」の表示エリアには黄色丸印のマークYMが
付加された状態となっている。また、この場合にも、上
記関連付けられていることで自動変更された設定項目の
設定値を一時記憶部33に書き込んで、この一時記憶部
33の記憶データを更新する(ステップST15)。
【0047】更に、ステップST16では、設定ダイア
ログボックスの個々のカードにおけるタブの表示部分
に、そのカードにおいて付加されているマークと同一の
マークを表示する。図5は、このタブの表示部分にマー
クが付加される場合の一例であって、用紙カードPC上
で「用紙サイズ」を変更した後、設定ダイアログボック
スのカードをメインカードMCに切り換えた場合に、用
紙カードPCのタブPCTの表示部分に赤色丸印のマー
クRMが付加された状態となっている。
【0048】ステップST17では、設定ダイアログボ
ックス上のキャンセルボタンがクリックされたか否かを
判定し、キャンセルボタンがクリックされた場合には、
今回の設定変更操作を反映した一時記憶部33の記憶デ
ータを無効とし、変更記憶部32の記憶データを変更す
ることなく(プリンタドライバの起動前の状態を保った
まま)ステップST24に移って、設定ダイアログボッ
クスをクローズ(ディスプレイ上から消去)する。
【0049】一方、キャンセルボタンがクリックされる
ことなく、ステップST18において設定ダイアログボ
ックス上のOKボタンがクリックされた場合には、ステ
ップST19において、全ての設定項目のサーチを開始
し、個々の設定項目についてデフォルト値であるか否か
をステップST20で判定する。ここで、デフォルト値
である設定項目についてはステップST21において、
その設定項目のデータは変更記憶部32に保持させな
い。一方、デフォルト値とは異なる設定となっている設
定項目(関連付けによって自動変更されたものを含む)
についてはステップST22において、その設定項目の
データを変更記憶部32に保持させる。ここで保持させ
たデータは次回のプリンタドライバの起動時において青
色丸印のマークを付加すべき設定項目(表示エリアや用
紙カードのタブへのマーク付加)を設定する際の情報と
して利用される。このような動作を行った後、ステップ
ST23に移って設定項目のサーチ動作が終了し、ステ
ップST24で設定ダイアログボックスをクローズして
プリンタドライバ3の設定操作が終了する。
【0050】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、各種設定項目がデフ
ォルト値であるのか否かを設定ダイアログボックス上で
確認しながら、同一ボックス上で所望の設定値への変更
操作を行うことが可能となっている。つまり、各種設定
項目の変更と、その設定項目がデフォルト値であるのか
否かの判断とを同一ボックス上で行うことができ、設定
操作が容易になって設定ミスを未然に防ぐことができ
る。
【0051】また、設定項目がデフォルト値から変更さ
れている場合、過去の変更作業によるものであるのか、
現在の変更作業によるものであるのかといったことをマ
ークの色(赤または青)によって容易に判断することが
できるようになっている。このため、設定項目の変更作
業を現在行っているユーザが望む設定状態として設定さ
れたものであるのか否かを設定ダイアログボックス上で
容易に確認することが可能である。また、互いに関連付
けられた設定項目が変更された場合にもマークの色(黄
色)によって容易に判断することが可能となっている。
【0052】(第2実施形態)次に、第2実施形態につ
いて説明する。本形態は、各種設定項目のうち選択可能
な設定値のそれぞれの表示状態の変形例である。従っ
て、ここでは、上述した第1実施形態との相違点につい
てのみ説明する。
【0053】本形態では、上述した第1実施形態のもの
に加えて表示分別手段を備えている。この表示分別手段
は、各種設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に
予め設定されているデフォルト値の表示状態とそれ以外
の選択可能な値の表示状態とを異なる形態で表示するも
のである。具体的には、各種設定項目のうち選択可能な
設定値のプルダウンメニューにおいて、デフォルトとし
て設定しているものに対しては通常の表示、例えば白地
に黒文字の表示を行う。これに対し、デフォルト以外の
ものに対しては、例えば赤地に黒文字の表示を行う。こ
れにより、プルダウンメニューにおいて、何れの設定が
デフォルトであるのかを容易に認識できるようにしてい
る。
【0054】図7は、本形態の具体例であって、各種設
定項目のうち「メディア」の設定を変更する場合の表示
状態を示している。この「メディア」では、「普通紙」
がデフォルトとして設定されている。つまり、図7
(b)に示すプルダウンメニューでは、「普通紙」の表
示は白地に黒文字であり、その他の用紙の表示は赤地に
黒文字となっている。このような表示により、現在設定
されているものはデフォルトであるのか否か、また、デ
フォルトでない場合にはデフォルトは何であるかを容易
に確認することが可能である。特に、図7に示すよう
に、デフォルト以外のメディアである「コート紙」が設
定されている場合に、デフォルトのメディアは何であっ
たかを知るのに有効である。
【0055】(第3実施形態)次に、第3実施形態につ
いて説明する。上述した実施形態では、デフォルト値を
出荷時に設定されたものとして固定し、且つ各種設定項
目についてはデフォルト値と異なるもの全てに対してデ
フォルト値の表示形態とは異なる形態の表示を行うよう
にしていた。本実施形態では、デフォルト値を出荷時に
設定されているもの以外の値として任意に設定可能と
し、且つ各種設定項目についてはデフォルト値と異なる
場合であってもデフォルト値と同一の形態で表示を行う
ことができるようにしたものである。
【0056】具体的に、本形態では、上述した第1実施
形態のものに加えてオプション表示手段を備えている。
このオプション表示手段は、各種設定項目のデフォルト
値を他の値として設定できるようにしたり、デフォルト
値から変更された場合であっても設定ダイアログボック
ス上における表示形態をデフォルト値の表示形態とは異
ならせない設定項目を任意に選択したりするための表示
オプション用ダイアログボックスを表示するものであ
る。
【0057】図8に、この表示オプション用ダイアログ
ボックスを示す。この図に示すように、表示オプション
用ダイアログボックスは、各種設定項目の項目名の右側
にデフォルト値(初期値)が表示されている。また、各
種設定項目の項目名の左側には、デフォルト値から変更
された場合に上記マークを付加するか否かを設定するた
めのチェックボックスCBが表示されている。
【0058】そして、各種設定項目のデフォルト値は、
ユーザの操作によって変更可能となっており、これが変
更された場合には、その変更された値がデフォルト値と
して設定されて上記各実施形態の表示動作を行うように
なっている。
【0059】また、各種設定項目のチェックボックスC
Bからチェックが外された場合には、デフォルト値から
変更された場合であっても上記マークを付加しないよう
に設定することができるようになっている。図8に示す
状態では、「印刷の向き」のチェックボックスCBから
チェックが外されており、「印刷の向き」のデフォルト
は「縦」であるが、これが設定ダイアログボックス上で
「横」に変更されたとしても表示形態は変更しない、つ
まり、上述のような赤色丸印のマークは付加しないこと
になる。
【0060】このように、本形態によれば、デフォルト
値を任意に変更でき、また、デフォルト値から変更され
た場合であっても上記マークを付加しない設定項目を任
意に設定することができ、ユーザの要求に応じた設定ダ
イアログボックスの表示状態を得ることができる。
【0061】また、本形態の構成を上述した第2実施形
態に適用した場合には、図7(b)に示すプルダウンメ
ニューにおいて、通常の表示状態とされるものが変更さ
れることになる。例えば、「フォト用紙」をデフォルト
として設定した場合には、プルダウンメニューにおいて
「フォト用紙」の表示は白地に黒文字となり、その他の
用紙の表示は赤地に黒文字となる。
【0062】−その他の実施形態− 上述した各実施形態ではプリンタドライバに本発明を適
用した場合について説明した、本形態はこれに限らず、
種々の機器におけるドライバに対して適用可能である。
【0063】また、設定ダイアログボックス上における
その設定項目の表示エリアの表示形態をデフォルト値の
表示形態とは異なる形態で表示する手法として、色の異
なる複数のマークを付加するようにしていた。本発明は
これに限らず、設定項目の表示を反転させたり、フォン
トを変更するなどといった種々の手法が適用可能であ
る。
【0064】また、デフォルト値以外のものにマークを
付加するようにしたが、逆に、デフォルト値が表示され
ている際にのみその設定項目の表示エリアにマークを付
加するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明では、現在設定さ
れている設定状態が初期設定の状態であるのか否かを設
定ダイアログボックス上に直接的に表示するようにし、
これによって、各種設定項目の変更と、その設定項目の
状態が初期設定の状態であるのか否かの判断とを同一ボ
ックス上で行えるようにしている。従来のものでは、デ
ィスプレイ上のボックス表示(上記変更項目一覧表示ボ
ックスとプリンタ設定ダイアログボックス)を交互に切
り換えながら各種設定項目を設定していくといった煩雑
な作業が必要であった。本発明では、同一ボックス上で
所望の設定値への変更操作を行うことができ、操作性の
向上を図ることができる。また、設定ダイアログボック
スの表示エリアを大きく確保することができ、これによ
っても操作性の向上を図ることができる。
【0066】また、各種設定項目が、初期設定の状態で
あるか、過去に変更された状態であって且つ初期設定と
は異なる状態であるか、現在の変更作業で変更された状
態であって且つ初期設定とは異なる状態であるかを判別
できるように表示した場合には、現在変更作業を行って
いるユーザが望む設定状態として設定されたものである
のか否かを設定ダイアログボックス上で容易に確認する
ことが可能になる。
【0067】更に、設定項目の変更操作を行う際、その
設定項目に予め設定されている初期設定の表示状態とそ
れ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに異なる形
態で表示するようにした場合には、現在設定されている
ものは初期設定の状態であるのか否か、また、初期設定
の状態でない場合には、初期設定の状態は何れの状態で
あるのかを容易に確認することが可能になる。これによ
っても、ユーザインターフェイスの操作性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るプリンタドライバを含むモ
ジュール構成の概略を示す図である。
【図2】プリンタドライバの概略構成を示すブロック図
である。
【図3】設定ダイアログボックスのメインカードの表示
状態を示す図である。
【図4】メディアの変更に関連付けられて印刷品質が自
動変更される際の設定ダイアログボックスの一部を示す
図である。
【図5】カード表示切り換え時における設定ダイアログ
ボックスの表示状態を示す図である。
【図6】設定ダイアログボックスの表示動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【図7】第2実施形態におけるメディアの設定変更操作
を説明するための図である。
【図8】第3実施形態における表示オプション用ダイア
ログボックスを示す図である。
【符号の説明】
3 プリンタドライバ 31 初期設定記憶部(初期設定記憶手段) 32 変更記憶部(変更記憶手段) 34 判別部(判別手段) 35 表示変更部(表示変更手段) 5 プリンタ(制御対象機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貴志 信哉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 隆照 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 丸山 光世子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 池永 康則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA04 AA05 BB08 DD18 KK03 NN16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象機器を制御するための各種設定
    項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面
    上に設定ダイアログボックスとして表示するユーザイン
    ターフェイス表示方法において、 上記設定項目が、予め設定されている初期設定から変更
    された場合、設定ダイアログボックス上におけるその設
    定項目の表示エリアの表示形態を初期設定の表示形態と
    は異なる形態で表示することを特徴とするユーザインタ
    ーフェイス表示方法。
  2. 【請求項2】 制御対象機器を制御するための各種設定
    項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面
    上に設定ダイアログボックスとして表示するユーザイン
    ターフェイス表示装置において、 上記設定項目が、予め設定されている初期設定から変更
    された場合、設定ダイアログボックス上におけるその設
    定項目の表示エリアの表示形態を初期設定の表示形態と
    は異なる形態で表示する表示変更手段を備えていること
    を特徴とするユーザインターフェイス表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のユーザインターフェイス
    表示装置において、表示変更手段は、設定項目が初期設
    定から変更された場合、その設定項目の表示エリアにマ
    ークを付加するよう構成されていることを特徴とするユ
    ーザインターフェイス表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のユーザインター
    フェイス表示装置において、 各種設定項目の初期設定を記憶する初期設定記憶手段
    と、 設定項目が初期設定から変更された場合、その変更され
    た設定項目及びその設定項目における変更後の設定状態
    を記憶する変更記憶手段と、 各種設定項目が、初期設定の状態であるか、過去に変更
    された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である
    か、現在の変更作業で変更された状態であって且つ初期
    設定とは異なる状態であるかを判別する判別手段とを備
    え、 表示変更手段は、上記判別手段からの出力を受け、その
    判別の結果に応じて各種設定項目の表示エリアの表示形
    態を異ならせるよう構成されていることを特徴とするユ
    ーザインターフェイス表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3または4記載のユーザイン
    ターフェイス表示装置において、 各種設定項目のうち複数の設定項目は互いに関連付けら
    れていて、これら関連付けられた一部の設定項目が変更
    された場合には他の設定項目も自動変更されるようにな
    っており、 表示変更手段は、上記関連付けによって初期設定から自
    動変更された設定項目に対しても、その表示エリアの表
    示形態を初期設定の表示形態とは異なる形態で表示する
    よう構成されていることを特徴とするユーザインターフ
    ェイス表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のうち何れか一つに記載の
    ユーザインターフェイス表示装置において、 各種設定項目において予め設定されている初期設定とは
    異なる設定状態が初期設定となるように設定状態を任意
    に変更するための表示オプション用ダイアログボックス
    を表示するオプション表示手段を備えていることを特徴
    とするユーザインターフェイス表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のうち何れか一つに記載の
    ユーザインターフェイス表示装置において、 初期設定から変更された場合であっても設定ダイアログ
    ボックス上における表示形態を初期設定の表示形態とは
    異ならせない設定項目を任意に設定するための表示オプ
    ション用ダイアログボックスを表示するオプション表示
    手段を備えていることを特徴とするユーザインターフェ
    イス表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のうち何れか一つに記載の
    ユーザインターフェイス表示装置において、 設定ダイアログボックスには複数のカードが選択的に表
    示切り換え可能に表示されるようになっており、 表示変更手段は、個々のカードにおいて設定項目の表示
    エリアの表示形態が初期設定の表示形態と異なっている
    場合、そのカードのタブ表示も初期設定の表示形態とは
    異なる形態で表示するよう構成されていることを特徴と
    するユーザインターフェイス表示装置。
  9. 【請求項9】 制御対象機器を制御するための各種設定
    項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面
    上に設定ダイアログボックスとして表示するユーザイン
    ターフェイス表示方法において、 上記設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め
    設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可
    能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示するこ
    とを特徴とするユーザインターフェイス表示方法。
  10. 【請求項10】 制御対象機器を制御するための各種設
    定項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画
    面上に設定ダイアログボックスとして表示するユーザイ
    ンターフェイス表示装置において、 上記設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め
    設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可
    能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示する表
    示分別手段を備えていることを特徴とするユーザインタ
    ーフェイス表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のユーザインターフェ
    イス表示装置において、 各種設定項目において予め設定されている初期設定とは
    異なる設定状態が初期設定となるように設定状態を任意
    に変更するための表示オプション用ダイアログボックス
    を表示するオプション表示手段を備えていることを特徴
    とするユーザインターフェイス表示装置。
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