JP3988919B2 - ユーザインターフェイス表示方法及びユーザインターフェイス表示装置 - Google Patents

ユーザインターフェイス表示方法及びユーザインターフェイス表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ設定ダイアログボックスを表示するためのGUI(Graphical User Interface)などに代表されるユーザインターフェイスの表示方法及びこの表示方法を実行するユーザインターフェイス表示装置に係る。特に、本発明は、ユーザインターフェイスの操作性の向上を図るための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プリンタをパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンと呼ぶ)に接続し、このパソコンで作成した画像データをプリンタによって記録用紙に印刷しようとする場合、パソコンに組み込まれているプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアによって各種設定項目(印刷条件等)が設定可能となっている。この設定項目としては、例えば、「印刷部数」、「印刷する用紙の向き」、「用紙サイズ」、「印刷品質」等の種々のものがある。
【0003】
このプリンタドライバ上の各種設定項目を変更する際の具体的な動作としては、先ず、ユーザが、プリンタドライバを起動し、「プロパティ」のダイアログボックスをパソコンのディスプレイに表示させる。例えばオペレーションシステムとしてマイクロソフト社のWindowsXP(商標)上で作動するプリンタドライバでは、ディスプレイ上へのGUI表示によりプリンタ設定ダイアログボックスが表示される。そして、ポインティングデバイス等を使用して、このダイアログボックス上で各種設定項目を所望のものに設定するようになっている。
【0004】
また、一般に、プリンタドライバ上の各種設定項目には予め初期設定値として所定の値(デフォルト値)が設定されている。そして、上述した各種設定項目の設定動作によって幾つかの設定項目がデフォルト値とは異なった値に変更された場合、オペレーションシステムが再起動されるまで、その設定値が変更された状態のままプリンタドライバによる印刷条件が維持されるといった場合がある。
【0005】
また、これまでのプリンタドライバのプリンタ設定ダイアログボックスでは、各設定項目におけるデフォルト値が何であるのか、また、現在設定されている設定項目の状態はデフォルト値であるのか否かを容易に認識することは困難であった。
【0006】
このため、あるユーザがプリント動作を実行させようとする際には、以前に他のユーザがプリンタドライバ上の各種設定項目を変更していることが考えられるため、各種設定項目がデフォルト値から変更されていないかといったことや自己の所望する設定値になっているかといったことを確認せねばならず、煩雑な作業が必要なってしまう可能性があった。
【0007】
この課題を解決するものとして特開平8−278871号公報に開示されているプリンタドライバがある。この公報に開示されているものは、幾つかの設定項目の値がデフォルト値から変更されている場合、その変更されている設定項目のみを抽出してディスプレイ上に一覧表示するようにしている(以下、この表示画面を変更項目一覧表示ボックスと呼ぶ)。つまり、ユーザは、このディスプレイ上の変更項目一覧表示ボックスを見ながら、これら設定項目が自己の所望する設定値と異なっていないかを確認し、異なっている場合にはプリンタ設定ダイアログボックス上で、設定値を設定し直すことになる。
【0008】
また、特開平11−149359号公報には、現在設定されている各種設定項目の設定値を印刷する際に、デフォルト値を黒字で印刷し、デフォルト値とは異なる値については黒以外の文字で印刷することが開示されている(以下、この印刷されたものを設定項目一覧用紙と呼ぶ)。これによれば、設定項目一覧用紙を見ながら、これら設定項目が自己の所望する設定値と異なっていないかを確認し、この場合にも、設定値が異なっている場合にはプリンタ設定ダイアログボックス上で、設定値を設定し直すことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上述した各公報に開示されている技術にあっては以下に述べる課題があった。先ず、特開平8−278871号公報に開示されているものでは、変更項目一覧表示ボックスがプリンタ設定ダイアログボックスとは異なるボックスとして表示されるため、これらボックス表示を交互に切り換えながらプリンタ設定ダイアログボックス上の各種設定項目を設定していくといった煩雑な作業が必要になる。また、これらボックスをディスプレイ上に並べて表示することも可能であるが、この場合、個々のボックスの表示エリアが小さくなって、設定値が確認し難くなってしまう可能性がある。
【0010】
一方、特開平11−149359号公報に開示されているものでは、プリンタ設定ダイアログボックスの表示エリアが小さくなってしまうことはないものの、設定項目一覧用紙上の各値とプリンタ設定ダイアログボックス上の各値とを見比べながらこの設定ダイアログボックス上の各種設定項目を設定していくといった煩雑な作業が必要になり、作業性が良好であるとは言えないものであった。また、各種設定項目がデフォルト値であるか否かは設定項目一覧用紙が印刷された時点のものしか確認できない。このため、プリンタ設定ダイアログボックス上の各種設定項目を変更していく作業の途中で何れの設定項目をデフォルト値とは異なる値に変更したのかを確認するためには設定項目一覧用紙を再度印刷せねばならないといった不具合もある。
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ディスプレイ上のボックス表示を交互に切り換えながら各種設定項目を設定していくといった煩雑な作業を不要としながらも、設定ダイアログボックスの表示エリアを大きく確保でき、しかも各種設定項目の変更状況を容易に確認することができるユーザインターフェイス表示方法及びユーザインターフェイス表示装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、現在設定されている設定状態が初期設定の状態であるのか否かを設定ダイアログボックス上に直接的に表示するようにし、これによって、各種設定項目の変更と、その設定項目の状態が初期設定の状態であるのか否かの判断とを同一ボックス上で行えるようにしている。
【0013】
−解決手段−
具体的には、プリンタによる印刷動作の各種設定項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面上にプリンタ設定ダイアログボックスとして表示するユーザインターフェイス表示方法を前提とする。このユーザインターフェイス表示方法に対し、上記各種設定項目において予め設定されている初期設定を初期設定記憶手段に記憶させる動作と、上記設定項目が初期設定から変更された場合、その変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定状態を変更記憶手段に記憶させる動作と、各種設定項目が、「初期設定の状態である」か、「過去の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」か、「現在の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」かを判別手段によって判別させる動作と、上記判別手段の判別の結果に応じて各種設定項目の表示エリアの表示形態を表示変更手段によって異ならせる動作とを行うようにしている。
【0014】
この表示方法を実行するユーザインターフェイス表示装置には、上記各種設定項目において予め設定されている初期設定を記憶する初期設定記憶手段と、上記設定項目が初期設定から変更された場合、その変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定状態を記憶する変更記憶手段と、各種設定項目が、「初期設定の状態である」か、「過去の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」か、「現在の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」かを判別する判別手段と、上記判別手段からの出力を受け、その判別の結果に応じて各種設定項目の表示エリアの表示形態を異ならせる表示変更手段とを備えさせている。
【0015】
これらの特定事項により、各種設定項目の変更と、その設定項目の状態が初期設定の状態であるのか否かの判断とを同一ボックス上で行うことができ、設定操作が容易になって設定ミスを未然に防ぐことができる。また、そればかりでなく、その設定項目が初期設定の状態から変更されたのは、過去の変更作業によるものであるのか、現在の変更作業によるものであるのかといったことをも容易に判断することができる。つまり、設定項目の変更作業を現在行っているユーザが望む設定状態として設定されたものであるのか否かを設定ダイアログボックス上で容易に確認することができる。また、ユーザが望まない設定状態となっている場合には、その設定項目の表示状態が初期設定の状態となるように、その表示状態を見ながら戻すことも可能であり、操作性が良好である。
【0019】
また、各種設定項目のうち複数の設定項目を互いに関連付けて、これら関連付けられた一部の設定項目が変更された場合には他の設定項目も自動変更されるようにする。そして、この関連付けによって初期設定から自動変更された設定項目に対しても、その表示エリアの表示形態を初期設定の表示形態とは異なる形態で表示するように表示変更手段を構成する。これによれば、上記関連付けによって自動変更された設定項目が存在することをユーザに知らせることができる。つまり、この自動変更によって設定項目が変更されたことをユーザが知らないまま制御対象機器の制御動作が実行されてしまうといったことを回避することができる。また、ユーザは、自動変更によって設定項目が変更されたことを容易に知ることができるので、この設定項目を必要に応じて所望の状態に変更することも容易である。
【0020】
上記プリンタ設定ダイアログボックス以外のユーザインターフェイスの表示形態として、先ず、各種設定項目において予め設定されている初期設定とは異なる設定状態が初期設定となるように設定状態を任意に変更するための表示オプション用ダイアログボックスを表示するオプション表示手段を備えさせている
【0021】
このオプション表示手段によれば、初期設定をユーザの要求に応じて任意に設定することができる。つまり、装置に最初に設定されていた初期設定とは異なる設定を頻繁に使用する場合、この頻繁に使用する設定が初期設定となるように変更できる。このため、設定作業の度に設定項目をこの頻繁に使用する設定に変更せねばならないといった状況を解消することができる
【0022】
また、プリンタ設定ダイアログボックスに複数のカードが選択的に表示切り換え可能に表示されるようにする。そして、個々のカードにおいて設定項目の表示エリアの表示形態が初期設定の表示形態と異なっている場合、そのカードのタブ表示も初期設定の表示形態とは異なる形態で表示するよう表示変更手段を構成する。これによれば、タブ表示が切り換えられて、初期設定の表示形態とは異なる形態で表示されていたカードが他のカードに隠されたとしても、タブ表示を見るのみで、この隠されたカード上の設定項目として初期設定とは異なる状態のものがあることを容易に認識することができる。
【0023】
更に、ユーザインターフェイス表示方法として、設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示するようにしている。この表示方法を実行するユーザインターフェイス表示装置として、設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示する表示分別手段を備えさせている。
【0024】
これらの特定事項により、現在設定されているものは初期設定の状態であるのか否か、また、初期設定の状態でない場合には、初期設定の状態は何れの状態であるのかを容易に確認することが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、設定ダイアログボックス等をパソコンのディスプレイ上にGUI表示するプリンタドライバに本発明を適用した場合について説明する。
【0027】
(第1実施形態)
−モジュール構成の説明−
図1はプリンタドライバを含むモジュール構成の概略を示す図である。同図において、パソコンにインストールされているアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)1から発信される画像データに基づいて制御対象機器としてのプリンタ5によるプリント動作を実行するためのモジュールの構成としては、グラフィカルデバイスインターフェイス(GDI)2、プリンタドライバ3、プリントマネージャ4を備えている。つまり、アプリケーション1から、グラフィカルデバイスインターフェイス2、プリンタドライバ3、プリントマネージャ4へと画像データを転送していき、プリントマネージャ4からプリンタ5に画像データを送信してプリント動作を実行させるようになっている。
【0028】
この場合、アプリケーション1ではグラフィカルデバイスインターフェイス2の関数を発信し、このグラフィカルデバイスインターフェイス2では、転送された関数をデバイスドライブインターフェイス(DDI)の関数に変換する。また、プリンタドライバ3ではデバイスドライブインターフェイスの関数からプリンタ用の画像データを生成する。プリントマネージャ4はプリンタドライバ3から転送された画像データを送信したり、ジョブの管理を行う。プリンタドライバ3は、この他にグラフィカルデバイスインターフェイス2やアプリケーション1に、プリンタ5及びプリントマネージャ4の情報を送信したり、ユーザがドライバの設定を変更できるようにインターフェイスを提供したり、ユーザが設定した値を保持する機能を備えている。このプリンタドライバ3の具体的な構成及びインターフェイス表示動作については後述する。
【0029】
−プリンタドライバ3の説明−
次に、上記プリンタドライバ3の構成及びその機能について説明する。このプリンタドライバ3は、プリンタ5の印刷条件などの各種設定項目を設定するものである。例えば、パソコンのディスプレイ上に設定ダイアログボックスを表示し、この設定ダイアログボックスに各設定項目が変更可能な状態で表示される。そして、この設定ダイアログボックス上において、ユーザがマウス等のポインティングデバイスやキーボード等を使用して各種設定項目を所望のものに設定可能となっている。これら設定項目としては、「印刷部数」、「印刷する用紙の向き」、「用紙サイズ」、「印刷品質」、「メディア(用紙の種類)」等が掲げられる。
【0030】
図2は、本プリンタドライバ3の概略構成を示すブロック図である。この図2に示すように、プリンタドライバ3は、初期設定記憶手段としての初期設定記憶部31、変更記憶手段としての変更記憶部32、一時記憶手段としての一時記憶部33、判別手段としての判別部34、表示変更手段としての表示変更部35を備えている。以下、各部について説明する。
【0031】
プリンタドライバ3における上記各種設定項目には予め初期設定値としてのデフォルト値が出荷時に設定されている。初期設定記憶部31は、この各種設定項目のデフォルト値を記憶している。例えば、「印刷部数」:1、「印刷する用紙の向き」:縦、「用紙サイズ」:A4、「印刷品質」:普通、「メディア」:普通紙といったような各種設定項目のデフォルト値を記憶している。図3(a)は設定ダイアログボックスのメインカードMCの表示状態を示している。この図3(a)では、各種設定項目がデフォルト値である状態を示している。
【0032】
変更記憶部32は、上記各種設定項目がデフォルト値から変更された場合、その変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定値を記憶するものである。例えば、図3(a)に示す設定ダイアログボックスの状態から「印刷部数」がデフォルト値から変更された場合(例えば図3(b)に示すように「印刷部数」:2に変更された場合)、変更記憶部32は、デフォルト値から変更された設定項目として「印刷部数」を記憶すると共に、この設定項目である「印刷部数」の変更後の設定値として「2」を記憶することになる。
【0033】
一時記憶部33は、上記初期設定記憶部31及び変更記憶部32との間でデータの送受信が可能であって、これら初期設定記憶部31及び変更記憶部32から受信したデフォルト値データ及び変更後の設定値データを一時的に記憶可能に構成されている。
【0034】
判別部34は、各種設定項目が、「デフォルト値の状態である」か、「過去に変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」か、「現在の変更作業で変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」かを判別するものである。例えば、複数のユーザがそれぞれプリンタドライバ3の各種設定項目を変更して個々にプリント動作を順に実行する状況において、あるユーザが「印刷部数」を「1」から「2」に変更した場合、その変更の時点では、この「印刷部数:2」の設定を「現在の変更作業で変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」と判別する。その後、他のユーザが「印刷する用紙の向き」を「縦」から「横」に変更した場合、その変更の時点では、この「印刷する用紙の向き:横」の設定を「現在の変更作業で変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」と判別するのに対し、上記「印刷部数:2」の設定を「過去に変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」と判別する。更に、その後、他のユーザが「用紙サイズ」を「A4」から「B5」に変更した場合、その変更の時点では、この「用紙サイズ:B5」の設定を「現在の変更作業で変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」と判別するのに対し、上記「印刷部数:2」の設定及び「印刷する用紙の向き:横」の設定を「過去に変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」と判別する。
【0035】
表示変更部35は、上記各種設定項目がデフォルト値から変更された場合、設定ダイアログボックス上におけるその設定項目の表示エリアの表示形態をデフォルト値の表示形態とは異なる形態で表示するよう構成されている。具体的には、設定項目がデフォルト値から変更された場合、その設定項目の表示エリアにマークを付加するようになっている。
【0036】
更に具体的には、上記判別部34からの出力を受け、各種設定項目の表示エリアの表示形態を上記判別の結果に応じて互いに異なる形態で表示するよう構成されている。本形態では、各種設定項目が、「デフォルト値の状態である」場合には、その設定項目の表示エリアにはマークを付加しない。これに対し、「過去に変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」場合には、その設定項目の表示エリアに青色丸印のマークを付加する。また、「現在の変更作業で変更された状態であって且つデフォルト値とは異なる状態である」場合には、その設定項目の表示エリアに赤色丸印のマークを付加する。
【0037】
例えば、図3に示すように、「印刷部数」がデフォルト値の「1」から「2」に変更された場合には、図3(b)に示すように「印刷部数」の表示エリアには赤色丸印のマークRMが付加される。また、上述したように互いに異なるユーザによって「印刷部数」、「印刷する用紙の向き」、「用紙サイズ」が順に変更された場合には、「用紙サイズ」の表示エリアには赤色丸印のマークが付加され、「印刷部数」及び「印刷する用紙の向き」の表示エリアには青色丸印のマークが付加され、その他の設定項目の表示エリアにはマークが付加されない状態となる。
【0038】
また、本形態では、各種設定項目のうち複数の設定項目は互いに関連付けられていて、これら関連付けられた一部の設定項目が変更された場合には他の設定項目も自動変更されるようになっている。そして、表示変更部35は、この関連付けによってデフォルト値から自動変更された設定項目に対しても、その表示エリアの表示形態をデフォルト値の表示形態とは異なる形態で表示するよう構成されている。
【0039】
具体的には、設定ダイアログボックス上における設定項目として「メディア」と「印刷品質」とが互いに関連付けられていて、図4(a)に示すように、「メディア」が「普通紙」である場合に「印刷品質」が「高画質」となっており、図4(b),(c)に示すように、プルダウンメニューから「メディア」が「フォト用紙」に変更された場合には、「印刷品質」が「写真画質」に自動変更されるようになっている。この変更が行われた場合、「メディア」の表示エリアには赤色丸印のマークRMが付加され、「印刷品質」の表示エリアには黄色丸印のマークYMが付加される。
【0040】
更に、図5に示すように、設定ダイアログボックスには複数のカードが選択的に表示切り換え可能に表示されるようになっており、表示変更部35は、個々のカードにおいて設定項目の表示エリアの表示形態がデフォルト値の表示形態と異なっている場合、そのカードのタブ表示もデフォルト値の表示形態とは異なる形態で表示するよう構成されている。具体的には、図5(a)に示すように、設定ダイアログボックス上の用紙カードPCを表示させている状態で「用紙サイズ」を変更して(フィットページのチェックボックスにチェックを入れて)その表示エリアに赤色丸印のマークRMが付加された場合、この用紙カードPCのタブPCTの表示部分にも赤色丸印のマークRMが付加される状態となる。この状態で、設定ダイアログボックスのカードが切り換えられたとしても、用紙カードPCのタブPCTの表示部分に付加された赤色丸印のマークRMの表示状態は維持されることになる。図5(b)は、設定ダイアログボックスのカードがメインカードMCに切り換えられた場合に、用紙カードPCのタブPCTの表示部分に付加された赤色丸印のマークRMの表示状態が維持されていることを示している。
【0041】
−プリンタドライバ3の表示動作の説明−
次に、上述の如く構成されたプリンタドライバ3による設定ダイアログボックスの表示動作について図6のフローチャートに沿って説明する。
【0042】
先ず、ユーザがポインティングデバイス等の操作によってプリンタドライバを起動する。この起動により、先ず、ステップST1において初期設定記憶部31に記憶されている各種設定項目のデフォルト値の一時記憶部33への読み込みが開始される。ステップST2では、全ての設定項目に対して設定ダイアログボックスに表示すべき情報を取得するためのサーチが開始される。このサーチ動作としては、先ず、ステップST3において、変更記憶部32にデータが保持されているか否かが判定される。つまり、過去に、各種設定項目がデフォルト値から変更されて、その変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定値が変更記憶部32に記憶されているか否かを判定する。この場合、上述した関連付けによって自動変更され設定項目(過去に黄色丸印のマークが付加されていたもの)がある場合にも、その設定項目及び変更後の設定値は変更記憶部32に記憶されているので、この情報についても変更記憶部32に記憶されているか否かを判定する。ここで、変更記憶部32にデータが保持されていない場合には、ステップST6に移って設定項目のサーチ動作が終了する。
【0043】
一方、ステップST3において、変更記憶部32にデータが保持されていると判定された場合には、ステップST4において、この変更記憶部32に保持されているデータ(過去に変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定値)が一時記憶部33に読み込まれ、この読み込まれた設定値が上記デフォルト値に対して更新される。そして、ステップST5において、この変更記憶部32から一時記憶部33に読み込まれたデータに対応する設定項目の表示エリアに青色丸印のマークを付加するように設定し、ステップST6を経てステップST7において、この青色丸印のマークを付加した状態で、パソコンのディスプレイD上に設定ダイアログボックス(UI:User Interface)を表示する。尚、変更記憶部32にデータが保持されていない場合には、この青色丸印のマークを付加しない状態で、パソコンのディスプレイD上に設定ダイアログボックスが表示される(図3(a)参照)。
【0044】
このようにしてディスプレイD上に設定ダイアログボックスが表示された状態で、ユーザによる各種設定項目の変更操作が可能となる。この各種設定項目の変更操作が開始されると、先ず、ステップST8で、ユーザによる各種設定項目の設定値が変更されたか否かを判定し、変更が行われた場合には、ステップST9に移って、その変更後の値はデフォルト値であるか否かを判定する。この変更後の値がデフォルト値であるYESの場合、つまり、上記青色丸印(後述の赤色または黄色丸印)のマークを付加していた設定項目が変更操作によってデフォルト値に戻された場合には、ステップST10において、上記付加していた各色丸印のマークを消去する。一方、変更後の値がデフォルト値でない場合、つまり、上記青色丸印のマークを付加していた設定項目が更にデフォルト値とは異なる他の値として設定された場合やデフォルト値であった設定項目がデフォルト値とは異なる値として設定された場合には、ステップST11において、その設定項目の表示エリアに赤色丸印のマークを付加する。図3は、この赤色丸印のマークRMが付加される場合の一例であって、「印刷部数」がデフォルト値「1」から「2」に変更され、この「印刷部数」の表示位置の左側に赤色丸印のマークRMが付加された状態となっている。
【0045】
その後、ステップST12において、これら変更操作によって変更された設定項目の設定値を一時記憶部33に書き込んで、この一時記憶部33の記憶データを更新する。
【0046】
また、ステップST13において、上記操作によって変更された設定項目は、それに関連付けられた他の設定項目(連動項目)を有するものであるか否かを判定する。ここで、関連付けられた他の設定項目を有している場合には、ステップST14において、その関連する設定項目の表示エリアに黄色丸印のマークを付加する。図4は、この黄色丸印のマークが付加される場合の一例であって、プルダウンメニューから「メディア」が「フォト用紙」に変更された場合に「印刷品質」が「写真画質」自動変更され、それに伴って「メディア」の表示エリアには赤色丸印のマークRMが付加され且つ「印刷品質」の表示エリアには黄色丸印のマークYMが付加された状態となっている。また、この場合にも、上記関連付けられていることで自動変更された設定項目の設定値を一時記憶部33に書き込んで、この一時記憶部33の記憶データを更新する(ステップST15)。
【0047】
更に、ステップST16では、設定ダイアログボックスの個々のカードにおけるタブの表示部分に、そのカードにおいて付加されているマークと同一のマークを表示する。図5は、このタブの表示部分にマークが付加される場合の一例であって、用紙カードPC上で「用紙サイズ」を変更した後、設定ダイアログボックスのカードをメインカードMCに切り換えた場合に、用紙カードPCのタブPCTの表示部分に赤色丸印のマークRMが付加された状態となっている。
【0048】
ステップST17では、設定ダイアログボックス上のキャンセルボタンがクリックされたか否かを判定し、キャンセルボタンがクリックされた場合には、今回の設定変更操作を反映した一時記憶部33の記憶データを無効とし、変更記憶部32の記憶データを変更することなく(プリンタドライバの起動前の状態を保ったまま)ステップST24に移って、設定ダイアログボックスをクローズ(ディスプレイ上から消去)する。
【0049】
一方、キャンセルボタンがクリックされることなく、ステップST18において設定ダイアログボックス上のOKボタンがクリックされた場合には、ステップST19において、全ての設定項目のサーチを開始し、個々の設定項目についてデフォルト値であるか否かをステップST20で判定する。ここで、デフォルト値である設定項目についてはステップST21において、その設定項目のデータは変更記憶部32に保持させない。一方、デフォルト値とは異なる設定となっている設定項目(関連付けによって自動変更されたものを含む)についてはステップST22において、その設定項目のデータを変更記憶部32に保持させる。ここで保持させたデータは次回のプリンタドライバの起動時において青色丸印のマークを付加すべき設定項目(表示エリアや用紙カードのタブへのマーク付加)を設定する際の情報として利用される。このような動作を行った後、ステップST23に移って設定項目のサーチ動作が終了し、ステップST24で設定ダイアログボックスをクローズしてプリンタドライバ3の設定操作が終了する。
【0050】
−実施形態の効果−
以上説明したように、本形態では、各種設定項目がデフォルト値であるのか否かを設定ダイアログボックス上で確認しながら、同一ボックス上で所望の設定値への変更操作を行うことが可能となっている。つまり、各種設定項目の変更と、その設定項目がデフォルト値であるのか否かの判断とを同一ボックス上で行うことができ、設定操作が容易になって設定ミスを未然に防ぐことができる。
【0051】
また、設定項目がデフォルト値から変更されている場合、過去の変更作業によるものであるのか、現在の変更作業によるものであるのかといったことをマークの色(赤または青)によって容易に判断することができるようになっている。このため、設定項目の変更作業を現在行っているユーザが望む設定状態として設定されたものであるのか否かを設定ダイアログボックス上で容易に確認することが可能である。また、互いに関連付けられた設定項目が変更された場合にもマークの色(黄色)によって容易に判断することが可能となっている。
【0052】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本形態は、各種設定項目のうち選択可能な設定値のそれぞれの表示状態の変形例である。従って、ここでは、上述した第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0053】
本形態では、上述した第1実施形態のものに加えて表示分別手段を備えている。この表示分別手段は、各種設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め設定されているデフォルト値の表示状態とそれ以外の選択可能な値の表示状態とを異なる形態で表示するものである。具体的には、各種設定項目のうち選択可能な設定値のプルダウンメニューにおいて、デフォルトとして設定しているものに対しては通常の表示、例えば白地に黒文字の表示を行う。これに対し、デフォルト以外のものに対しては、例えば赤地に黒文字の表示を行う。これにより、プルダウンメニューにおいて、何れの設定がデフォルトであるのかを容易に認識できるようにしている。
【0054】
図7は、本形態の具体例であって、各種設定項目のうち「メディア」の設定を変更する場合の表示状態を示している。この「メディア」では、「普通紙」がデフォルトとして設定されている。つまり、図7(b)に示すプルダウンメニューでは、「普通紙」の表示は白地に黒文字であり、その他の用紙の表示は赤地に黒文字となっている。このような表示により、現在設定されているものはデフォルトであるのか否か、また、デフォルトでない場合にはデフォルトは何であるかを容易に確認することが可能である。特に、図7に示すように、デフォルト以外のメディアである「コート紙」が設定されている場合に、デフォルトのメディアは何であったかを知るのに有効である。
【0055】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。上述した実施形態では、デフォルト値を出荷時に設定されたものとして固定し、且つ各種設定項目についてはデフォルト値と異なるもの全てに対してデフォルト値の表示形態とは異なる形態の表示を行うようにしていた。本実施形態では、デフォルト値を出荷時に設定されているもの以外の値として任意に設定可能とし、且つ各種設定項目についてはデフォルト値と異なる場合であってもデフォルト値と同一の形態で表示を行うことができるようにしたものである。
【0056】
具体的に、本形態では、上述した第1実施形態のものに加えてオプション表示手段を備えている。このオプション表示手段は、各種設定項目のデフォルト値を他の値として設定できるようにしたり、デフォルト値から変更された場合であっても設定ダイアログボックス上における表示形態をデフォルト値の表示形態とは異ならせない設定項目を任意に選択したりするための表示オプション用ダイアログボックスを表示するものである。
【0057】
図8に、この表示オプション用ダイアログボックスを示す。この図に示すように、表示オプション用ダイアログボックスは、各種設定項目の項目名の右側にデフォルト値(初期値)が表示されている。また、各種設定項目の項目名の左側には、デフォルト値から変更された場合に上記マークを付加するか否かを設定するためのチェックボックスCBが表示されている。
【0058】
そして、各種設定項目のデフォルト値は、ユーザの操作によって変更可能となっており、これが変更された場合には、その変更された値がデフォルト値として設定されて上記各実施形態の表示動作を行うようになっている。
【0059】
また、各種設定項目のチェックボックスCBからチェックが外された場合には、デフォルト値から変更された場合であっても上記マークを付加しないように設定することができるようになっている。図8に示す状態では、「印刷の向き」のチェックボックスCBからチェックが外されており、「印刷の向き」のデフォルトは「縦」であるが、これが設定ダイアログボックス上で「横」に変更されたとしても表示形態は変更しない、つまり、上述のような赤色丸印のマークは付加しないことになる。
【0060】
このように、本形態によれば、デフォルト値を任意に変更でき、また、デフォルト値から変更された場合であっても上記マークを付加しない設定項目を任意に設定することができ、ユーザの要求に応じた設定ダイアログボックスの表示状態を得ることができる。
【0061】
また、本形態の構成を上述した第2実施形態に適用した場合には、図7(b)に示すプルダウンメニューにおいて、通常の表示状態とされるものが変更されることになる。例えば、「フォト用紙」をデフォルトとして設定した場合には、プルダウンメニューにおいて「フォト用紙」の表示は白地に黒文字となり、その他の用紙の表示は赤地に黒文字となる。
【0063】
−その他の実施形態−
また、設定ダイアログボックス上におけるその設定項目の表示エリアの表示形態をデフォルト値の表示形態とは異なる形態で表示する手法として、色の異なる複数のマークを付加するようにしていた。本発明はこれに限らず、設定項目の表示を反転させたり、フォントを変更するなどといった種々の手法が適用可能である。
【0064】
また、デフォルト値以外のものにマークを付加するようにしたが、逆に、デフォルト値が表示されている際にのみその設定項目の表示エリアにマークを付加するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、現在設定されている設定状態が初期設定の状態であるのか否かを設定ダイアログボックス上に直接的に表示するようにし、これによって、各種設定項目の変更と、その設定項目の状態が初期設定の状態であるのか否かの判断とを同一ボックス上で行えるようにしている。従来のものでは、ディスプレイ上のボックス表示(上記変更項目一覧表示ボックスとプリンタ設定ダイアログボックス)を交互に切り換えながら各種設定項目を設定していくといった煩雑な作業が必要であった。本発明では、同一ボックス上で所望の設定値への変更操作を行うことができ、操作性の向上を図ることができる。また、設定ダイアログボックスの表示エリアを大きく確保することができ、これによっても操作性の向上を図ることができる。
【0066】
また、各種設定項目が、初期設定の状態であるか、過去に変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態であるか、現在の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態であるかを判別できるように表示しているので、現在変更作業を行っているユーザが望む設定状態として設定されたものであるのか否かを設定ダイアログボックス上で容易に確認することが可能になる。
【0067】
更に、設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示するようにした場合には、現在設定されているものは初期設定の状態であるのか否か、また、初期設定の状態でない場合には、初期設定の状態は何れの状態であるのかを容易に確認することが可能になる。これによっても、ユーザインターフェイスの操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るプリンタドライバを含むモジュール構成の概略を示す図である。
【図2】プリンタドライバの概略構成を示すブロック図である。
【図3】設定ダイアログボックスのメインカードの表示状態を示す図である。
【図4】メディアの変更に関連付けられて印刷品質が自動変更される際の設定ダイアログボックスの一部を示す図である。
【図5】カード表示切り換え時における設定ダイアログボックスの表示状態を示す図である。
【図6】設定ダイアログボックスの表示動作を説明するためのフローチャート図である。
【図7】第2実施形態におけるメディアの設定変更操作を説明するための図である。
【図8】第3実施形態における表示オプション用ダイアログボックスを示す図である。
【符号の説明】
3 プリンタドライバ
31 初期設定記憶部(初期設定記憶手段)
32 変更記憶部(変更記憶手段)
34 判別部(判別手段)
35 表示変更部(表示変更手段)
5 プリンタ(制御対象機器)

Claims (7)

  1. プリンタによる印刷動作の各種設定項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面上にプリンタ設定ダイアログボックスとして表示するユーザインターフェイス表示方法において、
    上記各種設定項目において予め設定されている初期設定を初期設定記憶手段に記憶させる動作と、
    上記設定項目が初期設定から変更された場合、その変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定状態を変更記憶手段に記憶させる動作と、
    各種設定項目が、「初期設定の状態である」か、「過去の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」か、「現在の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」かを判別手段によって判別させる動作と、
    上記判別手段の判別の結果に応じて各種設定項目の表示エリアの表示形態を表示変更手段によって異ならせる動作とを行うことを特徴とするユーザインターフェイス表示方法。
  2. プリンタによる印刷動作の各種設定項目が変更可能となるようにこれら設定項目を表示画面上にプリンタ設定ダイアログボックスとして表示するユーザインターフェイス表示装置において、
    上記各種設定項目において予め設定されている初期設定を記憶する初期設定記憶手段と、
    上記設定項目が初期設定から変更された場合、その変更された設定項目及びその設定項目における変更後の設定状態を記憶する変更記憶手段と、
    各種設定項目が、「初期設定の状態である」か、「過去の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」か、「現在の変更作業で変更された状態であって且つ初期設定とは異なる状態である」かを判別する判別手段と、
    上記判別手段からの出力を受け、その判別の結果に応じて各種設定項目の表示エリアの表示形態を異ならせる表示変更手段とを備えていることを特徴とするユーザインターフェイス表示装置。
  3. 請求項2記載のユーザインターフェイス表示装置において、
    各種設定項目のうち複数の設定項目は互いに関連付けられていて、これら関連付けられた一部の設定項目が変更された場合には他の設定項目も自動変更されるようになっており、
    表示変更手段は、上記関連付けによって初期設定から自動変更された設定項目に対しても、その表示エリアの表示形態を初期設定の表示形態とは異なる形態で表示するよう構成されていることを特徴とするユーザインターフェイス表示装置。
  4. 請求項2または3記載のユーザインターフェイス表示装置において、
    各種設定項目において予め設定されている初期設定とは異なる設定状態が初期設定となるように設定状態を任意に変更するための表示オプション用ダイアログボックスを表示するオプション表示手段を備えていることを特徴とするユーザインターフェイス表示装置。
  5. 請求項2〜4のうち何れか一つに記載のユーザインターフェイス表示装置において、
    プリンタ設定ダイアログボックスには複数のカードが選択的に表示切り換え可能に表示されるようになっており、
    表示変更手段は、個々のカードにおいて設定項目の表示エリアの表示形態が初期設定の表示形態と異なっている場合、そのカードのタブ表示も初期設定の表示形態とは異なる形態で表示するよう構成されていることを特徴とするユーザインターフェイス表示装置。
  6. 請求項1記載のユーザインターフェイス表示方法において、
    上記設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示することを特徴とするユーザインターフェイス表示方法。
  7. 請求項2〜5のうち何れか一つに記載のユーザインターフェイス表示装置において、
    上記設定項目の変更操作を行う際、その設定項目に予め設定されている初期設定の表示状態とそれ以外の選択可能な設定の表示状態とを互いに異なる形態で表示する表示分別手段を備えていることを特徴とするユーザインターフェイス表示装置。
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