JP2003167269A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003167269A
JP2003167269A JP2001365155A JP2001365155A JP2003167269A JP 2003167269 A JP2003167269 A JP 2003167269A JP 2001365155 A JP2001365155 A JP 2001365155A JP 2001365155 A JP2001365155 A JP 2001365155A JP 2003167269 A JP2003167269 A JP 2003167269A
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JP
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gate
wiring
source
input
display device
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JP2001365155A
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Hideki Morii
秀樹 森井
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線インピーダンスを低減することにより、
表示品位の向上を図ることのできる表示装置を提供す
る。 【解決手段】 CS配線7は、CSバスライン7a、C
S幹配線7b、ゲート側配線7c、およびソース側配線
7dからなる。CS幹配線7bは、ゲート側配線7cお
よびソース側配線7dと接続される。ゲート側配線7c
は、その一部がTAB11上に形成され、また隣り合う
TAB11・11間に形成されたゲート側配線7cの一
部は、アクティブマトリクス基板1上に形成されてい
る。アクティブマトリクス基板1とTAB11およびT
AB15とはACFを介して接続されている。ゲート側
配線7cは、ソース側配線7dとCS幹配線7bとが接
続された部分に対して、最も遠い位置に配されたTAB
11からCS幹配線7bに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
が形成されたアクティブマトリクス基板を備えた表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置として、ネマティック型
の液晶表示素子を用いた液晶表示装置は、時計や電卓な
ど数値セグメント型の液晶表示装置に広く用いられてき
た。
【0003】液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal D
isplay)は、ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)
など他のディスプレイ(表示装置)と比較すると、厚み
(奥行き)を格段に薄くできること、消費電力が小さい
こと、フルカラー化が容易なことなどの利点を有する。
【0004】このような利点を生かし、最近では、省ス
ペースや省消費電力が要求される装置(例えばワードプ
ロセッサや、コンピュータ、あるいはナビゲーションシ
ステム)のモニター(表示手段)として、液晶表示装置
が広範に用いられており、その需要はのびている。
【0005】中でも、TFT(Thin Film Transistor)
−LCDなどのアクティブマトリクス型LCDは、その
応答の速さと、良好な表示品位とにより、現在の液晶表
示装置の中心となっている。
【0006】アクティブマトリクス型LCDは、画素が
マトリクス状に配されている。アクティブマトリクス型
LCDは、図5に示すように、アクティブマトリクス基
板100、プリント基板(PCB:Printed Circuit Bo
ard)121・122・125、およびTAB(Tape Au
tomated Bonding)111・115を備えている。
【0007】アクティブマトリクス基板100上には、
TFT(Thin Film Transistor)102、補助容量(C
S)103、画素電極104、ゲートバスライン10
5、ソースバスライン106、および補助容量配線10
7が配されている。
【0008】また、図示しない対向基板がアクティブマ
トリクス基板100と液晶層を挟んで配されている。対
向基板上の、アクティブマトリクス基板100と対向す
る面上には、対向電極が配されている。この対向電極と
対応する各画素電極104との間に画像データに応じた
電圧を印加することにより液晶の配向を変化させ、画像
を表示する。以下、液晶層を挟んでアクティブマトリク
ス基板100と対向基板とが対向配置されている部分を
パネルと称する。
【0009】画素電極104…は、マトリクス状に配さ
れており、それぞれ画素電極104を選択駆動するため
のスイッチング素子であるTFT102が接続されてい
る。各々のTFT102のゲート電極にはゲートバスラ
イン105が、ソース電極にはソースバスライン106
が接続されている。
【0010】ゲートバスライン105とソースバスライ
ン106とはマトリクス状に配された画素電極104の
周囲に、互いに直交するように配されている。画素電極
104には、ゲートバスライン105を介してゲート信
号が入力される。これにより、画素電極104は駆動制
御されることとなる。また、画素電極104は、TFT
102の駆動時に、TFT102を介してソースバスラ
イン106からデータ信号(画像データ)が入力され
る。
【0011】CS103は、各画素電極104に付加さ
れており、画素電位の安定化を図る。また、CS(補助
容量)配線107は、CS(補助容量)バスライン10
7a、CS(補助容量)幹配線107b、ゲート側配線
107c、およびソース側配線107dからなる。
【0012】CSバスライン107a…は、ゲートバス
ライン105…と平行に配されており、CS103を駆
動する。CSバスライン107a…はその左右(アクテ
ィブマトリクス基板100において後述するゲートPC
B125が配されている側(ゲートPCB側)の辺付
近、およびそのゲートPCB側の辺と対向する辺付
近))で2本のCS幹配線107bに束ねられている。
【0013】アクティブマトリクス基板100は、その
一辺においてTAB111…を介してゲートPCB12
5と接続されている。また、アクティブマトリクス基板
100は、TAB111…と接続されている辺と直交す
る辺において、TAB115…を介してソースPCB1
22と接続されている。
【0014】TAB111とアクティブマトリクス基板
100との接合部、即ちTAB111の端部111aと
アクティブマトリクス基板100とが重畳する領域、お
よび、TAB111とゲートPCB125との接合部、
即ちTAB111の端部111bとゲートPCB125
とが重畳する領域には、異方性導電膜(以下、ACF:
Anisotropic Conductive Filmと称する)が形成されて
いる。
【0015】また、TAB115とアクティブマトリク
ス基板100との接合部、即ちTAB115の端部11
5aとアクティブマトリクス基板100とが重畳する領
域、および、TAB115とソースPCB122との接
合部、即ちTAB115の端部115bとソースPCB
122とが重畳する領域には、ACFが形成されてい
る。
【0016】TAB111は、ゲートドライバIC11
2を備えており、接続されているゲートバスライン10
5を駆動する。TAB115は、ソースドライバIC1
16を備えており、接続されているソースバスライン1
06を駆動する。
【0017】即ち、ゲートPCB125とゲートドライ
バIC112、あるいは、ソースPCB122とソース
ドライバIC116とはACFを介して接続されてい
る。
【0018】また、コントロールPCB121は、ゲー
トPCB125とゲートFPC123を介して、かつ、
ソースPCB122とソースFPC124を介して、接
続されている。
【0019】コントロールPCB121から、ドライバ
IC112・116を駆動するための電源および信号、
CS103を駆動するためのCS電源、および対向電極
を駆動するための対向電源が、ゲートFPC123ある
いはソースFPC124を介して、ゲートPCB125
あるいはソースPCB122に供給される。
【0020】例えば、ドライバIC112を駆動するた
めの電源は、ゲートドライバ電源線118に供給され、
ドライバIC112を駆動するための信号はゲートドラ
イバ信号線119に入力され、また、CS103を駆動
するためのCS電源は、ゲート側配線107cおよびソ
ース側配線107dに供給される。
【0021】CS幹配線107b・107bのうち、ゲ
ートPCB125側と対向する側のCS幹配線107b
は、これに最も近く配されているTAB115のみから
駆動される。一方、ゲートPCB125側のCS幹配線
107bは、TAB111およびTAB115から駆動
される。
【0022】ゲートPCB125側のCS幹配線107
bにおける、ソースPCB122側の一端にはゲート側
配線107cが接続され、また、TAB111…を介し
てソース側配線107dと接続されている。
【0023】一般に、パネル内部のCS配線107の配
線インピーダンスが高い場合、シャドーイングやフリッ
カなどが発生し、表示装置の表示品位が低下することと
なる。
【0024】しかしながら、図5に示すように、ゲート
側配線107cがゲートPCB125上で分岐すること
で、TAB111を介してゲートPCB125側のCS
幹配線107bに複数箇所から電源を供給することによ
り、パネル内部におけるCS配線107の配線インピー
ダンスの低減を図ることができる。
【0025】なお、近年では、コントロールPCB12
1とソースPCB122とを一体化したソースコントロ
ールPCBでのモジュール形態も利用されるようになっ
ている。
【0026】ところで、昨今のノート型パソコン(パー
ソナルコンピュータ)などでは、更なる薄型化、軽量
化、低コスト化が要求されている。
【0027】そこで、図6に示すような、ゲートPCB
を設けない構成の液晶表示装置が提案されている。
【0028】図6に示すように、ゲートPCBがない場
合、コントロールPCB121には、図5に示すゲート
FPC123ではなく、プリントFPC130が接続さ
れている。
【0029】プリントFPC130は、ゲートドライバ
電源線118、ゲートドライバ信号線119、およびゲ
ート側配線107cが接続されている。また、ゲート側
配線107cは、プリントFPC130から、アクティ
ブマトリクス基板100を介して隣のTAB111にで
はなく、アクティブマトリクス基板100上のCS幹配
線107bに接続される。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示す構成では、ゲート側配線107cは、CS幹配
線107bと、ソース側配線107dが接続されている
端部付近で接続されることとなる。
【0031】このような場合、CSバスライン107a
を駆動するための電源を安定して供給することができ
ず、また、CS配線107のインピーダンスが高くな
り、これにより、シャドーイングやフリッカなどが発生
する。従って、液晶表示装置における表示品位の低下を
招来する。
【0032】なお、これは、TAB115からのみ配線
がCS幹配線107bと接続している、即ちゲート側配
線107cはなく、ソース側配線107dのみがCS幹
配線107bと一箇所で接続されている場合も同様であ
る。
【0033】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、配線インピーダンスを低減
することにより、表示品位の向上を図ることのできる表
示装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、上
記の課題を解決するために、複数のスイッチング素子、
各スイッチング素子に接続された複数の画素電極、該画
素電極の電荷を保持するための複数の容量バスライン、
該容量バスラインを束ねる容量幹配線、上記各スイッチ
ング素子のゲート電極に接続されたゲートバスライン、
および上記各スイッチング素子のソース電極に接続され
たソースバスラインを有するアクティブマトリクス基板
と、上記ゲートバスラインを駆動するためのゲート駆動
回路を有するゲート実装基板と、上記ソースバスライン
を駆動するためのソース駆動回路を有するソース実装基
板とを備え、上記ゲート実装基板およびソース実装基板
上には、上記容量幹配線に接続される入力配線が形成さ
れている表示装置において、上記入力配線は、一部が上
記ゲート実装基板上に形成され、かつ、ゲート実装基板
上から上記容量幹配線に接続されるゲート入力配線と、
一部が上記ソース実装基板上に形成され、かつ、ソース
実装基板上から上記容量幹配線に接続されるソース入力
配線とからなり、上記ゲート入力配線は、上記ソース入
力配線と上記容量幹配線とが接続された部分に対して最
も遠い位置に配されたゲート実装基板から上記容量幹配
線に接続され、上記ゲート入力配線のうち、隣り合うゲ
ート実装基板間に形成されたゲート入力配線の一部は、
上記アクティブマトリクス基板上に形成されていること
を特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、ゲート入力配線のう
ち、隣り合うゲート実装基板間に形成されたゲート入力
配線の一部がアクティブマトリクス基板上に形成されて
いることにより、例えばゲート実装基板が配されるゲー
トプリント基板を設けなくても、ゲート入力配線を容量
幹配線が伸びる方向に形成することができる。
【0036】通常、ゲート実装基板上に配される配線に
は、導電率が高く、抵抗の小さい材料(例えば、銅)を
用いることができる。
【0037】また、ソース入力配線と容量幹配線とが接
続された部分に最も遠い位置に配されたゲート実装基板
から、ゲート入力配線が容量幹配線に接続される、即ち
表示装置のパネルの額縁領域を用いてゲート入力配線を
形成することとなる。そして、容量幹配線の両端付近で
入力配線が接続されることとなる。
【0038】このように、ゲート入力配線のうちゲート
実装基板上に配される配線を、抵抗の小さな材料から形
成することにより、ゲート入力配線における配線インピ
ーダンスを小さくすることができる。これにより、入力
配線の配線インピーダンスの低減を図ることができる。
従って、表示装置における表示品位の向上を図ることが
できる。
【0039】また、容量幹配線の一端付近のみで容量幹
配線と入力配線とが接続されるのではなく、容量幹配線
の両端付近で容量幹配線と入力配線とが接続されること
により、容量バスラインを駆動するための電源を安定し
て供給することができる。
【0040】従って、シャドーイングやフリッカなどの
発生を防止することができ、表示品位の高い表示装置を
提供することができる。
【0041】上記の表示装置は、ゲート実装基板および
ソース実装基板が、アクティブマトリクス基板と異方性
導電膜を介して接続されていることが好ましい。
【0042】上記の構成によれば、ゲート実装基板とア
クティブマトリクス基板、あるいはソース実装基板とア
クティブマトリクス基板との導通を、簡単に図ることが
できる。
【0043】上記の表示装置は、ゲート入力配線がゲー
ト実装基板上において、アクティブマトリクス基板上に
形成されたゲート入力配線の一部と接続される第1入力
配線と、ゲート駆動回路の入力電極端子に接続される第
2入力配線とに分岐するように形成され、ゲート入力配
線は、さらに、ゲート駆動回路の出力電極端子と容量幹
配線とを接続する第3入力配線と、ゲート駆動回路にお
いて入力電極端子と出力電極端子とを接続する第4入力
配線とを有することが好ましい。
【0044】上記の構成によれば、ゲート駆動回路上の
第4入力配線により、第2入力配線と第3入力配線とが
接線される。ここで、第4入力配線は、ゲート駆動回路
本来の機能とは無関係なものである。
【0045】これにより、ゲート入力配線と容量幹配線
とを複数箇所で接続することができる。従って、ゲート
入力配線の配線インピーダンスの低減を図ることができ
る。この結果、容量バスラインを駆動するための電源を
さらに安定して供給することができる。
【0046】上記の表示装置は、ゲート入力配線の少な
くとも一部がソース実装基板上に形成され、ゲート入力
配線に供給される電源は、ソース実装基板を介して、ゲ
ート実装基板上に形成されているゲート入力配線に供給
されることが好ましい。
【0047】上記の構成によれば、例えば信号(例えば
コントロール信号)や電源を配線(例えば入力配線、ソ
ースバスライン、ゲートバスライン)に供給するための
コントロールプリント基板を、設けなくてもよい。即
ち、コントロールプリント基板を、例えばソース実装基
板が配されるソースプリント基板と別個に設けずに、一
体化することができる。
【0048】従って、表示装置の軽量化・薄型化を図る
ことができる。
【0049】上記の表示装置は、入力配線が、ゲートバ
スラインおよび/またはソースバスラインの形成と同時
に形成されることが好ましい。
【0050】上記の構成によれば、製造工程を増やすこ
となく、入力配線を形成することができる。従って、製
造コストの削減を図ることができる。
【0051】上記の表示装置は、ゲートバスラインおよ
び/またはソースバスラインが、アルミニウムからなる
層を備えることが好ましい。
【0052】上記の構成によれば、比較的抵抗の小さい
アルミニウムにより入力配線を形成することにより、電
圧降下などの発生を抑制することのできる表示装置を提
供することができる。
【0053】上記表示装置は、液晶からなる液晶層を介
してアクティブマトリクス基板と対向するように配さ
れ、画素電極と共に上記液晶層に電圧を印加する対向電
極を有する対向基板を備えることが好ましい。
【0054】上記の構成によれば、表示品位の高い液晶
表示装置を提供することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の表示装
置に関する実施の一形態について図1および図2に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
【0056】本実施形態の液晶表示装置(表示装置)
は、図1に示すように、アクティブマトリクス基板1、
プリント基板(以下、PCB:Printed Circuit Board
と称する)21・22、および実装基板(以下、TA
B:Tape Automated Bondingと称する)11・15を備
えている。また、液晶表示装置は、画素がマトリクス状
に配されている。
【0057】アクティブマトリクス基板1上には、薄膜
トランジスタ(以下、TFT:ThinFilm Transistorと
称する)2、補助容量(以下、CSと称する)3、画素
電極4、ゲートバスライン5、ソースバスライン6、お
よび補助容量配線(以下、CS配線と称する)7が配さ
れている。
【0058】また、図示しない対向基板が液晶層を挟ん
でアクティブマトリクス基板1と対向して配されてい
る。対向基板の、アクティブマトリクス基板1と対向す
る面上には、対向電極が配されている。この対向電極と
それに対応する各画素電極4との間に画像データに応じ
た電圧を印加することにより液晶の配向を変化させ、画
像を表示する。以下、液晶層を挟んでアクティブマトリ
クス基板1と対向基板とが対向配置されている部分をパ
ネルと称する。
【0059】画素電極4…は、マトリクス状に配されて
いる。即ち、画素電極4はそれぞれ画素に対応して配さ
れている。画素電極4には、それぞれの画素電極4を選
択駆動するためのスイッチング素子であるTFT2が接
続されている。各TFT2のゲート電極にはゲートバス
ライン5が、ソース電極にはソースバスライン6が接続
されている。
【0060】ゲートバスライン5とソースバスライン6
とは、マトリクス状に配された画素電極4の周囲に、互
いに直交するように配されている。ゲートバスライン5
は、画素電極4を駆動制御するためのゲート信号を、画
素電極4に入力する。また、TFT2の駆動時には、ソ
ースバスライン6が、TFT2を介してデータ信号(画
像データ)を画素電極4に入力する。
【0061】CS3は、各画素電極4に付加されてお
り、画素電極4の電荷を保持して画素電位の安定化を図
る。
【0062】また、CS配線7は、補助容量バスライン
(以下、CSバスラインと称する)7a、補助容量幹配
線(以下、CS幹配線と称する)7b、ゲート側配線7
c、およびソース側配線7dからなる。
【0063】CSバスライン(容量バスライン)7a…
は、ゲートバスライン5…と平行に配されている。CS
バスライン7aは、CS3と接続されており、CS3を
駆動する。
【0064】CSバスライン7a…はその左右(アクテ
ィブマトリクス基板1において後述するゲートTAB1
1が配されている側(ゲート側)の辺付近、およびその
ゲート側の辺と対向する(ゲート対向側)辺付近)で束
ねられている。即ち、CSバスライン7a…は、アクテ
ィブマトリクス基板1のゲート側に配されたCS幹配線
(容量幹配線)7b、および、ゲート対向側に配された
図示しないCS幹配線により束ねられている。ゲート側
配線7cおよびソース側配線7dの構成については後述
する。
【0065】TAB(ゲート実装基板)11…は、アク
ティブマトリクス基板1と、その一辺において接続され
ている。また、TAB11…が接続されている辺と直交
する辺において、アクティブマトリクス基板1は、TA
B(ソース実装基板)15…を介してソースPCB22
と接続されている。
【0066】TAB11とアクティブマトリクス基板1
との接合部、即ちTAB11の端部11aとアクティブ
マトリクス基板1とが重畳する領域は、異方性導電膜
(以下、ACF:Anisotropic Conductive Filmと称す
る)が形成されている。
【0067】また、TAB15とアクティブマトリクス
基板1との接合部、即ちTAB15の端部15aとアク
ティブマトリクス基板1とが重畳する領域、および、T
AB15とソースPCB22との接合部、即ちTAB1
5の端部15bとソースPCB22とが重畳する領域
は、ACFが形成されている。
【0068】即ち、TAB11・15とアクティブマト
リクス基板1、および、TAB15とソースPCB22
とはACFを介して接続されている。
【0069】TAB11は、ゲートドライバIC(ゲー
ト駆動回路)12を備えている。ゲートドライバIC1
2は、ACFを介して接続されているゲートバスライン
5…を駆動する。また、TAB15は、ソースドライバ
IC(ソース駆動回路)16を備えている。ソースドラ
イバIC16は、ACFを介して接続されているソース
バスライン6…を駆動する。ここで、1つのゲートドラ
イバIC12あるいはソースドライバIC16に対し
て、複数のゲートバスライン5あるいはソースバスライ
ン6が接続される。
【0070】ゲートドライバIC12およびソースドラ
イバIC16は、それぞれパッケージ(TCP:Tape C
arrier Package)に封入されている。即ち、各TAB1
1・15は、ドライバICとパッケージとを一体的に備
えている。
【0071】また、コントロールPCB21は、ゲート
FPC23を介してアクティブマトリクス基板1に、ま
た、ソースFPC24を介してソースPCB22に接続
されている。ここで、ゲートFPC23とアクティブマ
トリクス基板1との接合部は、ACFが形成されてい
る。
【0072】以下、ゲート側配線(入力配線、ゲート入
力配線)7cおよびソース側配線(入力配線、ソース入
力配線)7dの構成について説明する。
【0073】CS幹配線7bは、TAB15が配される
側(ソース側)の一端において、ソース側配線7dを接
続される。ソース側配線7dは、ACFによって、TA
B15のパッケージを介してソースPCB22に接続さ
れる。
【0074】ゲート側配線7cは、ゲートFPC23か
らアクティブマトリクス基板1を通って隣のTAB11
上に形成されている。そして、また、そのTAB11か
らアクティブマトリクス基板1を通って隣のTAB11
上に形成されている。
【0075】なお、TAB11上のゲート側配線7c
は、TAB11におけるパッケージ上に配されている。
即ち、TAB11上のゲート側配線7cは、ゲートドラ
イバIC12には接続されず、その周りに配される。
【0076】こうしてゲート側配線7cは、アクティブ
マトリクス基板1上を通りながら隣り合うTAB11上
に形成されることとなり、ゲートFPC23から最も遠
い位置に配されているTAB11上からは、アクティブ
マトリクス基板1上のCS幹配線7bに接続される。
【0077】即ち、ゲート側配線7cは、ゲートFPC
23、アクティブマトリクス基板1、およびTAB11
…上に形成されており、それらはACFを介して接続さ
れている。
【0078】ここで、TAB11・15上のパッケージ
上の配線7c・7dは、例えば、銅などの、導電率が高
く、抵抗の小さい材料を用いて形成されている。
【0079】また、ゲートドライバ電源線8はゲートド
ライバIC12に電源を供給する。ゲートドライバ信号
線9はゲートバスライン5…にコントロール信号を供給
する。
【0080】ゲートドライバ電源線8およびゲートドラ
イバ信号線9は共に、上記ゲート側配線7cと同様、ゲ
ートFPC23からアクティブマトリクス基板1を通っ
て隣のTAB11のゲートドライバIC12に接続され
ている。そして、また、そのTAB11のゲートドライ
バIC12からアクティブマトリクス基板1を通って隣
のTAB11のゲートドライバIC12に接続されてい
る。
【0081】こうして、隣り合うTAB11のゲートド
ライバIC12・12間におけるゲートドライバ電源線
8およびゲートドライバ信号線9は、ACFおよびアク
ティブマトリクス基板1を介してゲートドライバIC1
2・12に接続されている。
【0082】即ち、隣り合うゲートドライバIC12・
12は、複数の電極端子を有しており、ゲートドライバ
電源線8およびゲートドライバ信号線9によって、対応
する電極端子どうしが接続されている。
【0083】次に、コントロールPCB21から入力さ
れる信号・電源について説明する。ここで、ソースPC
B22のソースドライバIC16…には、図示しない対
向電極を駆動するための対向配線が接続されている。
【0084】ソースPCB22には、コントロールPC
B21から、ソースFPC24を介して、ソースバスラ
イン6…を駆動するための電源・信号、CS配線7を駆
動するための電源(以下、CS電源と称する)、および
対向電極を駆動するための電源が供給される。
【0085】そして、対向電極を駆動するための電源
は、ACFおよびソースドライバIC16を介して対向
配線に供給される。また、ソースドライバIC16から
ACFを介して、ソース信号がソースバスライン6…に
供給される。さらに、ACFおよびTAB15を介し
て、即ちソース側配線7dによって、CS電源がCS幹
配線7bに供給される。
【0086】一方、CS電源は、コントロールPCB2
1から、ゲートFPC23にも供給される。このとき、
このCS電源は、ゲート側配線7cに供給され、その後
ACFを介してアクティブマトリクス基板1およびTA
B11…を通って、CS幹配線7bに供給される。
【0087】即ち、CS配線7を駆動するためのCS電
源は、ゲート側配線7cおよびソース側配線7dからC
S幹配線7bに供給される。
【0088】また、さらに、ゲートFPC23にはコン
トロールPCB21から、ゲートバスライン5…を駆動
するための電源・信号が供給される。そして、その電源
はゲートドライバ電源線8に、その信号はゲートドライ
バ信号線9に供給される。
【0089】信号がコントロールPCB21からゲート
ドライバ信号線9に供給されると、ゲートドライバIC
12からは、ゲート信号がゲートバスライン5…に入力
される。
【0090】一般に、パネル内部のCS配線7の配線イ
ンピーダンスが高い場合、シャドーイングやフリッカな
どが発生し、表示装置の表示品位が低下する。
【0091】しかしながら、図1に示すように、本実施
の形態の液晶表示装置は、複数のTFT2…、各TFT
2に接続された複数の画素電極4…、該画素電極4の電
荷を保持するための複数のCSバスライン7a…、CS
バスライン7a…を束ねるCS幹配線7b、上記各TF
T2のゲート電極に接続されたゲートバスライン5、お
よび各TFT2のソース電極に接続されたソースバスラ
イン6を有するアクティブマトリクス基板1と、ゲート
バスライン5を駆動するためのゲートドライバIC12
を有するTAB11…と、ソースバスライン6を駆動す
るためのソースドライバIC16を有するTAB15と
を備える。
【0092】また、TAB11・15上には、CS幹配
線7bに接続される入力配線が形成されている。該入力
配線は、一部が上記TAB11上に形成され、かつ、T
AB11上からCS幹配線7bに接続されるゲート側配
線7cと、一部がTAB15上に形成され、かつ、TA
B15上からCS幹配線7bに接続されるソース側配線
7dとからなる。
【0093】さらに、ゲート側配線7cは、ソース側配
線7dとCS幹配線7bとが接続された部分に対して最
も遠い位置に配されたTAB11からCS幹配線7bに
接続され、ゲート側配線7cのうち、隣り合うTAB1
1・11間に形成されたゲート側配線7cの一部は、ア
クティブマトリクス基板1上に形成されている。
【0094】このように、ゲート側配線7cのうち、隣
り合うTAB11・11間に形成されたゲート側配線7
cの一部がアクティブマトリクス基板1上に形成されて
いることにより、例えばTAB11が配されるゲートプ
リント基板を設けなくても、ゲート側配線7cをCS幹
配線7bが伸びる方向に形成することができる。
【0095】また、TAB11のパッケージ上に配され
るゲート側配線7cには、銅などの導電率が高く、抵抗
の小さい材料を用いることができ、さらに、ソース側配
線7dとCS幹配線7bとが接続された部分に最も遠い
位置に配されたTAB11から、ゲート側配線7cがC
S幹配線7bに接続される、即ち、液晶表示装置のパネ
ルの額縁領域を用いてゲート側配線7cを形成すること
となる。
【0096】このように、ゲート側配線7cのうちTA
B11のパッケージ上に配される配線を、抵抗の小さな
材料から形成することにより、ゲート側配線7cにおけ
る配線インピーダンスを小さくすることができる。
【0097】これにより、パネルにおけるCS配線7の
配線インピーダンスの低減を図ることができる。
【0098】また、ソース側配線7dとCS幹配線7b
とが接続された部分に最も遠い位置に配されたTAB1
1から、ゲート側配線7cがCS幹配線7bに接続され
ることにより、CS幹配線7bは、CS幹配線7bの一
端付近でソース側配線7dと、他端付近でゲート側配線
7cと接続されることとなる。
【0099】従って、CSバスライン7aを駆動するた
めの電源を安定して供給することができる。
【0100】この結果、シャドーイングやフリッカなど
の発生を防止することができ、表示品位の高い表示装置
を提供することができる。
【0101】また、TAB11・15は、アクティブマ
トリクス基板1とACFを介して接続されている。
【0102】これにより、TAB11とアクティブマト
リクス基板1、あるいはTAB15とアクティブマトリ
クス基板1との導通を、簡単にとることができる。
【0103】なお、液晶表示装置においてカラー表示を
行う場合、アクティブマトリクス基板1または対向基板
上に、R(赤)・G(緑)・B(青)などのカラーフィ
ルタ層を形成してもかまわない。
【0104】ここで、液晶の駆動原理について説明す
る。
【0105】即ち、液晶表示装置は、画面を表示するた
めに、時分割された表示(画像)データを、ゲートバス
ライン5…に沿って順次走査する。
【0106】まず、ゲートドライバIC12に、ゲート
ドライバ電源線8から電源が供給される。
【0107】また、ゲートドライバ信号線9からはコン
トロール信号がまず1つのゲートドライバIC12に入
力され、さらに、ゲートドライバ信号線9を通って、隣
のゲートドライバIC12に入力される。このようにし
て、順次ゲートドライバIC12にはコントロール信号
が入力される。
【0108】そして、各ゲートドライバIC12から
は、ACFを介してゲート信号(ゲート電圧)がゲート
バスライン5…に順次入力される。
【0109】その後、これらのゲート信号が各TFT2
に供給され、これらのゲート信号に応じて各画素に電圧
が印加される。
【0110】例えば、あるゲートバスライン5を水平走
査する場合、そのゲートバスライン5にTFT2をON
状態にするゲート電圧が印加される。このとき、その他
のゲートバスライン5…にはTFT2をOFF状態にす
るゲート電圧が印加されている。
【0111】こうして、ゲートバスライン5の水平走査
のときには、その選択されたゲートバスライン5のみの
TFT2がON状態となり、ソースドライバIC16か
らソースバスライン6に印加されている信号電圧(ソー
ス信号)がソース電極からドレイン電極を経て、ゲート
バスライン5の画素電極4に加わる。
【0112】このとき、画素電極4に与えられた電荷が
CS3に蓄積される。こうして画素電極4に印加された
画素電圧と、対向電極に印加された対向電圧との電位差
によって、各々の画素電極4上の液晶は駆動される(液
晶の配向の向きが変化し、画素表示が行われる)。
【0113】表示画面全体を一回走査する1フレーム期
間中、即ち、次のゲート電圧が印加されるまでは、その
ときの画素電圧がCS3によって保持され、液晶は駆動
されている。なお、1フレーム期間とは、パネルにおい
て、1表示画面を上から下まで1回垂直走査することを
いう。
【0114】このようにして、ゲートバスライン5…を
順次走査し、このときすべてのソースバスライン6…に
それぞれの画素の駆動状態に合わせた信号電圧を印加し
ていけば、必要な画素をすべて表示することができる。
【0115】以下に、アクティブマトリクス基板1の製
造工程の一例について説明する。
【0116】まず、絶縁性の例えばガラス基板上に、ス
パッタリング法やフォトリソグラフィー法などを用い
て、TFT2、ゲートバスライン5、ソースバスライン
6、CS配線7を形成する。ここで、ゲートバスライン
5およびソースバスライン6は、多層からなる金属配線
である。また、そのうちの少なくとも一層はアルミニウ
ムからなる層である。
【0117】なお、ゲートバスライン5、ソースバスラ
イン6、およびCS配線7のうちのいずれかをエッチン
グ処理する際に、ゲートドライバ電源線8、ゲートドラ
イバ信号線9、ゲート側配線7c、およびソース側配線
7dにおいてアクティブマトリクス基板1上に形成され
る部分を、上記のアルミニウムからなる層によって形成
されるような処理を行う。
【0118】即ち、ゲートバスライン5、またはソース
バスライン6の形成時に、CS配線7が形成される。例
えば、ここではCSバスライン7aは、ゲートバスライ
ン5と平行、かつソースバスライン6とクロスするよう
に配されるため、ゲートバスライン5形成時に形成され
る。また、CS幹配線7bは、ソースバスライン6と平
行、かつゲートバスライン5とクロスするように配され
るため、ソースバスライン形成時に形成される。また、
ゲートバスライン5、ソースバスライン6あるいはCS
配線7と同時に、アクティブマトリクス基板1上に配さ
れるゲートドライバ電源線8、ゲートドライバ信号線
9、ゲート側配線7c、およびソース側配線7dを、ア
クティブマトリクス基板1上に形成することができる。
【0119】従って、製造工程を増やすことなく、アク
ティブマトリクス基板1上のゲートドライバ電源線8、
ゲートドライバ信号線9、ゲート側配線7c、およびソ
ース側配線7dを形成することができる。これにより、
製造コストの削減を図ることができる。
【0120】また、アルミニウムは比較的抵抗が低く、
バスラインの材料として用いた場合には、信号遅延や電
圧降下のない液晶表示装置を提供することができる。
【0121】なお、コントロールPCB21とソースP
CB22とを別個に設けずに、一体化してもかまわな
い。
【0122】図2は、コントロールPCBとソースPC
Bとが一体化されたソースコントロールPCB30を用
いた場合の液晶表示装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【0123】ソースコントロールPCB30は、TAB
15…に接続されている。ソースコントロールPCB3
0とTAB15との接続部には、ACFが形成されてい
る。
【0124】図1に示す構成においてはアクティブマト
リクス基板1からゲートFPC23上に形成されていた
ゲート側配線7c、ゲートドライバ電源線8およびゲー
トドライバ信号線9の端部は、図2に示すように、アク
ティブマトリクス基板1からTAB15上に、そしてさ
らにソースコントロールPCB30上に形成されてい
る。
【0125】即ち、ゲート側配線7c、ゲートドライバ
電源線8およびゲートドライバ信号線9には、ソースコ
ントロールPCB30からACFおよびTAB15を介
して上述したそれぞれの信号・電源が供給される。
【0126】即ち、ゲート側配線7cの少なくとも一部
がTAB15上に形成され、ゲート側配線7cに供給さ
れる電源は、TAB15を介して、TAB11上に形成
されているゲート側配線7cに供給される。
【0127】これにより、例えば図1に示すコントロー
ルPCB21を設けなくてもよい。即ち、コントロール
PCB21を、ソースPCB22と別個に設けずに、一
体化することができる。
【0128】従って、液晶表示装置の軽量化・薄型化を
図ることができる。
【0129】なお、本実施の形態は、表示装置として液
晶表示装置を用いて説明したが、特に限定されるもので
はなく、上記のようなCS配線7が形成されているアク
ティブマトリクス基板1を用いるものであれば、同様の
効果が得られる。
【0130】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図1、図3および図4に基づいて説明すれば、
以下の通りである。なお、本実施の形態において、実施
の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要
素については、同一の符号を付記してその説明を省略す
る。
【0131】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図3
(a)に示すように、実施の形態1と同様、アクティブ
マトリクス基板1、PCB21・22、およびTAB1
1・15を備えている。また、ここでは、実施の形態1
のゲート側配線7cのかわりに、第1ゲート側配線(第
1入力配線、第2入力配線)7e、第2ゲート側配線
(第3入力配線)7f、およびドライバIC内部接続配
線(第4入力配線)7gを備えている。
【0132】第1ゲート側配線7e(第1入力配線)
は、実施の形態1において図1に示したゲート側配線7
cと同様に、ゲートFPC23から、アクティブマトリ
クス基板1上を通りながら隣り合うTAB11上に形成
されており、ゲートFPC23から最も遠い位置に配さ
れているTAB11上からは、アクティブマトリクス基
板1上のCS幹配線7bに接続される。
【0133】そしてさらに、図3(b)に示すように、
第1ゲート側配線7e(第2入力配線)は、TAB11
上においてゲートドライバIC12に接続されている。
【0134】また、第2ゲート側配線7fは、CS幹配
線7bと各TAB11のゲートドライバIC12とをそ
れぞれACFを介して接続する。
【0135】さらに、各TAB11におけるゲートドラ
イバIC12上には、第1ゲート側配線7eと第2ゲー
ト側配線7fとを接線するためのドライバIC内部接続
配線7gが配線されている。
【0136】即ち、第2ゲート側配線7fからCS幹配
線7bへの電源は、ゲートドライバIC12の入力パッ
ド(入力電極端子)からゲートドライバIC12に入力
され、ゲートドライバIC12上に配されているドライ
バIC内部接続配線7gを介して、ゲートドライバIC
12の出力パッド(出力電極端子)から、隣のTAB1
1を介さないで、アクティブマトリクス基板1上のCS
幹配線7bに出力される。
【0137】このように、液晶表示装置は、CS配線7
の一部である第1ゲート側配線7eがTAB11上にお
いて、アクティブマトリクス基板1上に形成されたCS
幹配線7bと接続される配線と、ゲートドライバIC1
2の入力パッドに接続される配線とに分岐するように形
成され、さらに、ゲートドライバIC12の出力パッド
とCS幹配線7bとを接続する第2ゲート側配線7f
と、ゲートドライバIC12において入力パッドと出力
パッドとを接続するドライバIC内部接続配線7gとを
有する。
【0138】ゲートドライバIC12上のドライバIC
内部接続配線7gにより、第1ゲート側配線7eと第2
ゲート側配線7fとが接線される。ここで、ドライバI
C内部接続配線7gは、ゲート駆動回路本来の機能とは
無関係なものである。
【0139】これにより、ゲート側からの第2ゲート側
配線7fとCS幹配線7bとを複数箇所で接続すること
ができる。従って、CS配線7の配線インピーダンスの
低減を図ることができる。この結果、CSバスライン7
aを駆動するための電源をさらに安定して供給すること
ができる。
【0140】なお、コントロールPCB21とソースP
CB22とを別個に設けずに、一体化してもかまわな
い。
【0141】図4は、コントロールPCBとソースPC
Bとが一体化されたソースコントロールPCB31を用
いた場合の液晶表示装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【0142】ソースコントロールPCB31は、TAB
15…に接続されている。ソースコントロールPCB3
1とTAB15との接続部には、ACFが形成されてい
る。
【0143】図3に示す構成においてはアクティブマト
リクス基板1からゲートFPC23上に形成されていた
第1ゲート側配線7e、ゲートドライバ電源線8および
ゲートドライバ信号線9の端部は、図4に示すように、
アクティブマトリクス基板1からTAB15上に、そし
てさらにソースコントロールPCB31上に形成されて
いる。
【0144】即ち、第1ゲート側配線7e、ゲートドラ
イバ電源線8およびゲートドライバ信号線9には、ソー
スコントロールPCB31からACFよおびTAB15
を介して対応するそれぞれの信号・電源が供給される。
【0145】これにより、液晶表示装置の軽量化・薄型
化を図ることができる。
【0146】
【発明の効果】本発明の表示装置は、以上のように、入
力配線は、一部がゲート実装基板上に形成され、かつ、
ゲート実装基板上から容量幹配線に接続されるゲート入
力配線と、一部がソース実装基板上に形成され、かつ、
ソース実装基板上から容量幹配線に接続されるソース入
力配線とからなり、ゲート入力配線は、ソース入力配線
と容量幹配線とが接続された部分に対して最も遠い位置
に配されたゲート実装基板から容量幹配線に接続され、
ゲート入力配線のうち、隣り合うゲート実装基板間に形
成されたゲート入力配線の一部は、アクティブマトリク
ス基板上に形成されている構成である。
【0147】これにより、例えばゲート実装基板が配さ
れるゲートプリント基板を設けなくても、ゲート入力配
線を容量幹配線が伸びる方向に形成することができる。
また、容量幹配線には、ソース入力配線およびゲート入
力配線の両入力配線から電源が供給されることとなる。
【0148】従って、入力配線の配線インピーダンスの
低減を図ることができ、容量バスラインを駆動するため
の電源を安定して供給することができる。この結果、シ
ャドーイングやフリッカなどの発生を防止することがで
き、表示品位の高い表示装置を提供することができると
いった効果を奏する。
【0149】本発明の表示装置は、ゲート実装基板およ
びソース実装基板が、アクティブマトリクス基板と異方
性導電膜を介して接続されている構成である。
【0150】これにより、ゲート実装基板とアクティブ
マトリクス基板、あるいはソース実装基板とアクティブ
マトリクス基板との導通を、簡単に図ることができると
いった効果を奏する。
【0151】本発明の表示装置は、ゲート入力配線がゲ
ート実装基板上において、アクティブマトリクス基板上
に形成されたゲート入力配線の一部と接続される第1入
力配線と、ゲート駆動回路の入力電極端子に接続される
第2入力配線とに分岐するように形成され、ゲート入力
配線は、さらに、ゲート駆動回路の出力電極端子と容量
幹配線とを接続する第3入力配線と、ゲート駆動回路に
おいて入力電極端子と出力電極端子とを接続する第4入
力配線とを有する構成である。
【0152】これにより、ゲート入力配線の配線インピ
ーダンスの低減を図ることができる。従って、容量バス
ラインを駆動するための電源をさらに安定して供給する
ことができるといった効果を奏する。
【0153】本発明の表示装置は、ゲート入力配線の少
なくとも一部がソース実装基板上に形成され、ゲート入
力配線に供給される電源は、ソース実装基板を介して、
ゲート実装基板上に形成されているゲート入力配線に供
給される構成である。
【0154】これにより、例えば信号や電源を配線に供
給するためのコントロールプリント基板を、設けなくて
もよい。即ち、コントロールプリント基板を、例えばソ
ース実装基板が配されるソースプリント基板と別個に設
けずに、一体化することができる。
【0155】従って、表示装置の軽量化・薄型化を図る
ことができるといった効果を奏する。
【0156】本発明の表示装置は、入力配線が、ゲート
バスラインおよび/またはソースバスラインの形成と同
時に形成される構成である。
【0157】これにより、製造工程を増やすことなく、
入力配線を形成することができる。従って、製造コスト
の削減を図ることができるといった効果を奏する。
【0158】本発明の表示装置は、ゲートバスラインお
よび/またはソースバスラインが、アルミニウムからな
る層を備える構成である。
【0159】これにより、比較的抵抗の小さいアルミニ
ウムにより入力配線を形成することができる。従って、
電圧降下などの発生を抑制することのできる表示装置を
提供することができるといった効果を奏する。
【0160】本発明の表示装置は、液晶からなる液晶層
を介してアクティブマトリクス基板と対向するように配
され、画素電極と共に上記液晶層に電圧を印加する対向
電極を有する対向基板を備える構成である。
【0161】これにより、表示品位の高い液晶表示装置
を提供することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置の概
略構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す液晶表示装置においてソースコント
ロールPCBを用いた場合の液晶表示装置の概略構成を
示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施の一形態に係る液晶表示装置
の概略構成を示す平面図である。
【図4】図3に示す液晶表示装置においてソースコント
ロールPCBを用いた場合の液晶表示装置の概略構成を
示す平面図である。
【図5】従来の液晶表示装置の概略構成を示す平面図で
ある。
【図6】従来の他の液晶表示装置の概略構成を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板 2 TFT(スイッチング素子) 3 CS(補助容量) 4 画素電極 5 ゲートバスライン 6 ソースバスライン 7 CS配線 7a 補助容量バスライン(CSバスライン、容量バ
スライン) 7b 補助容量幹配線(CS幹配線、容量幹配線) 7c ゲート側配線(入力配線、ゲート入力配線) 7d ソース側配線(入力配線、ソース入力配線) 7e 第1ゲート側配線(入力配線、ゲート入力配
線、第1入力配線、第2入力配線) 7f 第2ゲート側配線(入力配線、ゲート入力配
線、第3入力配線) 7g ドライバIC内部接続配線(第4入力配線) 11 TAB(ゲート実装基板) 12 ゲートドライバIC(ゲート駆動回路) 15 TAB(ソース実装基板) 16 ソースドライバIC(ソース駆動回路) 22 ソースPCB
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA24 GA44 GA48 GA50 HA06 HA12 HA19 HA25 JA24 JB69 KB04 NA01 NA28 5C094 AA02 AA25 BA02 BA43 CA19 DB01 DB10 EA10 HA08 5G435 AA01 AA16 BB12 EE34 EE36 EE40 EE47 KK05 KK09 LL08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスイッチング素子、各スイッチング
    素子に接続された複数の画素電極、該画素電極の電荷を
    保持するための複数の容量バスライン、該容量バスライ
    ンを束ねる容量幹配線、上記各スイッチング素子のゲー
    ト電極に接続されたゲートバスライン、および上記各ス
    イッチング素子のソース電極に接続されたソースバスラ
    インを有するアクティブマトリクス基板と、上記ゲート
    バスラインを駆動するためのゲート駆動回路を有するゲ
    ート実装基板と、上記ソースバスラインを駆動するため
    のソース駆動回路を有するソース実装基板とを備え、上
    記ゲート実装基板およびソース実装基板上には、上記容
    量幹配線に接続される入力配線が形成されている表示装
    置において、 上記入力配線は、一部が上記ゲート実装基板上に形成さ
    れ、かつ、ゲート実装基板上から上記容量幹配線に接続
    されるゲート入力配線と、一部が上記ソース実装基板上
    に形成され、かつ、ソース実装基板上から上記容量幹配
    線に接続されるソース入力配線とからなり、 上記ゲート入力配線は、上記ソース入力配線と上記容量
    幹配線とが接続された部分に対して、最も遠い位置に配
    されたゲート実装基板から上記容量幹配線に接続され、 上記ゲート入力配線のうち、隣り合うゲート実装基板間
    に形成されたゲート入力配線の一部は、上記アクティブ
    マトリクス基板上に形成されていることを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】上記ゲート実装基板およびソース実装基板
    は、上記アクティブマトリクス基板と、異方性導電膜を
    介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    の表示装置。
  3. 【請求項3】上記ゲート入力配線は上記ゲート実装基板
    上において、上記アクティブマトリクス基板上に形成さ
    れたゲート入力配線の一部と接続される第1入力配線
    と、上記ゲート駆動回路の入力電極端子に接続される第
    2入力配線とに分岐するように形成され、 上記ゲート入力配線は、さらに、上記ゲート駆動回路の
    出力電極端子と上記容量幹配線とを接続する第3入力配
    線と、上記ゲート駆動回路において上記入力電極端子と
    上記出力電極端子とを接続する第4入力配線とを有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】上記ゲート入力配線の少なくとも一部が、
    上記ソース実装基板上に形成され、上記ゲート入力配線
    に供給される電源は、上記ソース実装基板を介して、上
    記ゲート実装基板上に形成されているゲート入力配線に
    供給されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】上記入力配線が、上記ゲートバスラインお
    よび/または上記ソースバスラインの形成と同時に形成
    されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    項に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】上記ゲートバスラインおよび/または上記
    ソースバスラインは、アルミニウムからなる層を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】液晶からなる液晶層を介して上記アクティ
    ブマトリクス基板と対向するように配され、上記画素電
    極と共に上記液晶層に電圧を印加する対向電極を有する
    対向基板を備えることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれか1項に記載の表示装置。
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