JP2003166864A - 流れ特性測定用素子及びその製造方法 - Google Patents
流れ特性測定用素子及びその製造方法Info
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Abstract
る測定誤差が少なく、高精度で測定でき、少消費電力の
流れ特性測定用素子及び製造方法を提供する。 【解決手段】 基板11と、基板に形成された空間部1
2と、基板上に積層された絶縁膜13と、絶縁膜上に積
層されたヒータ141とを備える流れ特性測定用素子に
おいて、(1)非通電時に、ボンディングワイヤ接続位
置15よりもヒータ昇温部側に位置するヒータリード部
の抵抗値の、ヒータ全体に対する抵抗値の割合αと、
(2)測定雰囲気非流動且つ通電時に、ボンディングワ
イヤ接続位置間で測定されるヒータ平均温度と、測定雰
囲気温度との差ΔTaと、(3)測定雰囲気非流動且つ
通電時の、基板平均温度と、測定雰囲気温度との差ΔT
bとを用い、式{α/(1−α)}×(ΔTb/ΔT
a)により算出される値Xが0.01以下となる素子を
得る。
Description
気)の流速、流量(質量流量)、温度及び流れ方向等を
測定することができる流れ特性測定用素子及びその製造
方法に関する。更に詳しくは、ヒータパターンのリード
部抵抗が低減されて、測定精度が高く、消費電力が低減
された流れ特性測定用素子及びその製造方法に関する。
本発明の流れ特性測定用素子は、あらゆる流体の上記の
ような特性の測定に利用することができる。中でも、気
体の流速及び/又は質量流量の測定に好適であり、例え
ば、内燃機関の吸入空気量の測定等に利用することがで
きる。
い、基板上に形成された絶縁膜の一部をこの基板と熱的
に隔離し(この熱的に隔離された部分を以下、単に「絶
縁膜隔離部」という)、この絶縁膜隔離部上にヒータパ
ターンを配した流れ特性測定用素子(1)が知られてい
る。例えば、特開昭58−72059号公報、特開昭6
0−142268号公報、特開平6−50783号公報
及び特開平11−201792号公報等に開示されてい
る。このような流れ特性測定用素子(以下、単に「素
子」ともいう)は、発熱させた発熱体が、測定雰囲気の
流動により冷却される時に、温度を一定に保とうとする
のに要する電圧及び電力等から流れ特性(流速等)を算
出するものである。
でも実際に昇温する部位であるヒータパターンの昇温部
と基板とが熱的に隔離されていることにより、昇温部の
熱が基板に奪われ難く、所定の温度まで昇温させるため
に必要となる電力が少なくてすむ(従来の薄膜式流速セ
ンサ又は熱線式流速センサに比べて消費電力は1〜2桁
程小さい)。また、昇温部の熱が基板へ奪われ難いた
め、基板自体の温度上昇も抑えられ、基板の温度は測定
雰囲気の温度と同じ温度であると見なすことができる。
このため、昇温部の温度を、測定雰囲気の温度とみなし
た基板の温度に対して一定値に保つことが可能となり、
正確な流れ特性の測定が可能となる。
公報に開示される素子は、測定雰囲気の流路内には実質
測定に関わる部位のみを露出させ、他部は流路外に配置
させた素子(2)である。このため、従来のように素子
全体が測定雰囲気に曝されているものと異なり、飛来す
る異物によるボンディングワイヤの断線や、導電性の異
物による回路(例えば、ボンディングパッド間等)の短
絡等を防止できるというものである。
な素子では、実際には、ヒータパターンの昇温部の熱は
絶縁膜を通して基板へ僅かに伝導されており、また、ヒ
ータパターンのうち昇温部へ電圧を印加するための部分
であるリード部も発熱する。このため、基板の温度は測
定雰囲気の温度よりも僅かに高くなっている。従って、
基板の温度を測定雰囲気の温度とみなして測定を行う場
合、昇温部の温度を測定雰囲気の温度に対して一定値に
保つことは厳密には困難である。
子が長くなる。これに伴って、リード部の長さも長くな
り、リード部の抵抗値が増大し、リード部自体の発熱量
が無視できなくなる場合がある。また、リード部の抵抗
値が増えることで消費電力も大きくなり好ましくない。
このため、これまではリード部のパターンを素子上で可
能な限り太く形成することで、この問題を解決しようと
していた。しかし、素子の大きさにより、リード部のパ
ターンの太さは制限され、例えば、2本以上のヒータを
備える素子においては、リード部の配線幅をほとんど拡
張することができない場合も生じる。
あり、ヒータパターンのリード部抵抗が低減されること
で、ヒータパターンのリード部抵抗に起因する測定誤差
が従来に比べて少なく、より高い精度で測定を行うこと
ができ、更には、消費電力が低減された流れ特性測定用
素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
素子は、空洞、切欠き及び凹部のうちの少なくともいず
れかからなる空間部を有する基板と、少なくとも該空間
部を覆って該基板上に形成された絶縁膜と、該絶縁膜上
に形成されたヒータパターンとを備え、且つ、該ヒータ
パターンは、下方に該空間部が位置する昇温部と、外部
と該昇温部との電気的接続を行うためのリード部とを備
える流れ特性測定用素子において、(1)ヒータパター
ン非通電時であって、外部と上記リード部とを導通する
ボンディングワイヤが該リード部上に接続されるボンデ
ィングワイヤ接続位置よりも上記昇温部側に位置する該
リード部の抵抗値の、該ヒータパターン全体の抵抗値に
対する割合をαとし、(2)測定雰囲気が流動しない状
態で所定電圧を印加したヒータパターンの該ボンディン
グワイヤ接続位置間で測定される該ヒータパターンの抵
抗値から算出されるヒータパターン平均温度と、測定雰
囲気温度との差をΔTaとし、且つ、(3)測定雰囲気
が流動しない状態で所定電圧をヒータパターンに印加し
た時の基板平均温度と、測定雰囲気温度との差をΔTb
とした場合に、下記式[1]で表される値Xが0.01
以下となることを特徴とする。 X={α/(1−α)}×(ΔTb/ΔTa) ・・・ [1]
上記リード部は、上記ボンディングワイヤ接続位置から
上記昇温部の方向へ、少なくとも1mm以上にわたって
複層化されたものとすることができる。更に、上記リー
ド部は、上記ボンディングワイヤを該リード部に接続す
るための領域を除いて、絶縁性保護膜により覆われてい
るものとすることができる。また、測定雰囲気と非測定
雰囲気とを隔てる隔壁の該測定雰囲気側に上記昇温部が
配置され、該非測定雰囲気側に上記ボンディングワイヤ
接続位置が配置され、且つ、該隔壁の非測定雰囲気側表
面から該ボンディングワイヤ接続位置までの距離が0.
2mm以下となるように配置されるものとすることがで
きる。
は、表裏面に絶縁膜が形成された上記基板上に、上記リ
ード部となる導電層を複層化する複層化工程を備え、且
つ、該複層化工程においては該導電層の層間に加熱によ
り該リード部の最表面に析出膜を生じることとなる層間
層を形成する層間層形成工程を備える場合に、該析出膜
を除去する析出膜除去工程を備えることを特徴とする。
流れに関する諸特性の測定において、従来に比べてより
正確な測定を行うことができ、更には、ヒータパターン
における消費電力を低減することができる。また、リー
ド部のボンディングワイヤ接続位置から昇温部の方向へ
複層化されたものとすることで、ヒータパターン全体に
対するリード部(ボンディングワイヤ接続位置から昇温
部までの間)の抵抗値の割合(以下、単に「抵抗寄与
率」ともいう)を低下させることができ、従来に比べて
より正確な測定を行うことができ、更には、ヒータパタ
ーンにおける消費電力を低減することができる。更に、
リード部が、ボンディングワイヤ接続位置付近以外の領
域が絶縁性保護膜により覆われていることにより、ヒー
タパターン等の短絡及び断線等を効果的に防止すること
ができる。また、隔壁の非測定対象雰囲気側表面からボ
ンディングワイヤ接続位置までを0.2mm以下とする
ことにより、結果的にリード部の抵抗寄与率を低下させ
ることができ、従来に比べてより正確な測定を行うこと
ができ、更には、ヒータパターンにおける消費電力を低
減することができる。また、本発明の流れ特性測定用素
子の製造方法によると、上記のような流れ特性測定用素
子を確実に得ることができる。
子について詳しく説明する。上記「空洞」は基板の表裏
両面に開口された基板の欠損であり、例えば、貫通孔及
び連通孔等の孔である。上記「切欠き」は基板の表裏面
の少なくとも一方に開放され且つ基板の側面のいずれか
の一面に開放された基板の欠損である。上記「凹部」は
基板の表裏面の一方に開口された基板の欠損である。
欠き及び凹部のうちの少なくともいずれかからなる基板
の一部が欠損した部分であり、その開口形状(開放形状
を含む)及び内部形状等は特に限定されない。但し、通
常、開口形状は単純な形状であり、例えば、矩形、円形
等である。また、この空間部の大きさも特に限定されな
いが、通常、1つの空間部を有する基板に対して表裏方
向の一面側に開口する開口面積(切欠きにおいては表裏
方向の一面側に開放する開放面積)は0.25〜4mm
2程度(特に□0.5〜□2mmが好ましい)である。
空間部は基板上に幾つ備えてもよく、その数は特に限定
されない。
れないが、後述する基板の一部をエッチングにより除去
することで形成することができる。この際に用いるエッ
チングの方法は特に限定されず、ウェットエッチング法
及びドライエッチング法(各々、異方性エッチング及び
等方性エッチングを含む)等いずれを用いてもよい。な
かでも、空洞の形成には、異方性エッチング液を用いた
ウェットエッチング法が一般的に用いられる。
る部分である。この基体を構成する材料は特に限定され
ないが、通常、半導体材料が用いられる。中でも、シリ
コン基板が多用される。この基板の形状は特に限定され
ないが、例えば、矩形又は円形等とすることができる。
また、その大きさも限定はされない。
って基板上に形成されている薄膜である。この絶縁膜
は、後述するヒータパターンと基板とを電気的及び熱的
に絶縁する機能を有する。この絶縁膜の形成方法は特に
限定されないが、例えば、熱酸化法等により基板の表面
を改質して得ることができる。また、基板の表面に絶縁
膜となる成分を付着堆積(蒸着法、スパッタ法、イオン
プレーティング法、気相成長法等により行うことができ
る)させて得ることができる。その他、基板の表面に予
め形成した絶縁膜を張り付けて得ることも可能である。
れてもよく特に限定はされないが、例えば、SiO2、
Si3N4及びSiOxNy等のケイ素化合物等から構成で
きる。また、絶縁膜の形状、大きさ及び厚さ等は特に限
定されず、単層膜であっても複層膜であってもよい。但
し、この絶縁膜のうちの空間部上に位置する絶縁膜隔離
部(図11参照、図11においては131が絶縁膜隔離
部)は、通常、面積が0.25〜4mm2程度(特に□
0.5〜□2mmが好ましい)であり、厚さは0.5〜
2μm程度である。
た場合に発熱し、実際に昇温する昇温部と、外部からこ
の昇温部までの導通を図るリード部とを備える(図1及
び図2参照、図1及び図2においては1411が昇温
部、1412がリード部となる)。このヒータパターン
の形成方法は特に限定されないが、所定の材料を絶縁膜
上に付着堆積(蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティ
ング法、気相成長法等により行うことができる)させ、
その後、前述の空間部の形成方法にて例示したものと同
様な各種のエッチング方法により、不必要な部位を除去
して得ることができる。ヒータパターンを構成する材料
は導電性を有すれば特に限定されないが、例えば、白金
単体、白金合金、ニッケル合金、クロム合金等を用いる
ことができる。中でも、抵抗温度係数が大きく、長期の
繰り返し使用においても抵抗値及び抵抗温度係数が変化
し難いことから白金単体及びニッケルクロム合金を用い
ることが好ましい。
置するヒータパターンの一部であり、ヒータパターンの
パターン形状に関係なく、また、電圧の印加により発熱
しているか否かにも関係なく、電圧の印加により実際に
昇温し得る部位である{ヒータパターンのパターン形状
としては発熱し難い形状(例えば、線幅が幅広である
等)であっても、絶縁膜隔離部上に位置するために基板
への熱伝導がほとんど無く、実際に昇温し得る部位は昇
温部である}。
位置せず、且つ、外部(素子外部)と昇温部とを導通す
るヒータパターンの一部である(但し、後述するボンデ
ィングワイヤが外部とリード部との間に介在する)。こ
のリード部はヒータパターンのパターン形状に関係なく
(例えば、リード部の一部が細幅化される等して発熱に
適した形状となっていても、絶縁膜隔離部上に無いため
基板への熱伝導により昇温し難い又は昇温しない部位は
リード部に含まれる)、また、電圧の印加により発熱し
ているか否かにも関係ない(発熱していても、絶縁膜隔
離部上に無い部分は基板への熱伝導により実質的に昇温
しないため)。尚、以下では、リード部のうち、ボンデ
ィングワイヤ接続位置から昇温部までの実際に導通に関
与している部分を「実導通リード部」という。
だけ小さい方が、精度の高い測定を行うことができる。
このため、リード部の配線幅はできるかぎり広くするこ
とが好ましい。しかし、基板上で平面方向へ配線幅を広
くするには限度がある。このため、リード部(実導通リ
ード部のみであってもよい)は、単層であってもよい
が、複層化することによっても抵抗寄与率を低下させる
ことができる。特に、配線幅を最大限に広く形成し、且
つ、複層化することが更に好ましい。
層化されていてもよい{図1及び図2参照}。また、何
層に複層化されていてもよく、特に限定されない。ま
た、複層化される長さも特に限定はされないが、特に、
ボンディングワイヤの接続位置から昇温部方向へ少なく
とも1mm以上(より好ましくは2mm以上、更には全
体)が複層化されていることが好ましい。1mm未満で
は複層化による効果が十分に発揮され難い。また、複層
化された各層は同一の材料からなっていてもよいが、各
々異なる材料からなる層であってもよい。特に、実導通
リード部の上層となる層はその一部が昇温部のように発
熱する必要がないため、上記ヒータパターンとして例示
した金属を用いる必要がなく、むしろ、導電性の高い
金、金合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銀、銀
合金、銅、銅合金等から構成されることが好ましい。こ
れにより、実導通リード部の抵抗値を効果的に低減する
ことができる。
置する領域は保護層により覆われていることが好ましく
{図1及び図2参照}、更には、ボンディングワイヤを
接続するための領域を除いて保護層により覆われている
ことが好ましい{図1参照}。これにより、測定雰囲気
中から飛来する異物によるリード部の断線や、飛来する
導電性の異物によるリード部同士の短絡を防止すること
ができる。
る。この保護層を構成する成分は特に限定されないが、
例えば、SiO2、Si3N4、SiOxNy、Al2
O3及びTa2O5等を挙げることができる。また、保
護層の厚さ、形状等は特に限定されない。更に、この保
護層の形成方法も特に限定されないが、例えば、ヒータ
パターンの形成と同様に付着堆積後、前述の空間部の形
成方法にて例示したものと同様な各種のエッチング方法
により、不必要な部位を除去して得ることができる。ま
た、絶縁膜となる成分を塗布後、焼き付けることにより
得ることもできる。
素子を流れ特性の測定に実際に使用する場合に、リード
部と外部との間の導通を図るための細線{図1及び図2
における2}である(但し、素子の構成要素ではな
い)。このボンディングワイヤの長さ、太さ、形状及び
材質などは特に限定されない(材質としては、通常、金
又はアルミニウムが用いられる)。上記「接続するため
の領域」は、ボンディングワイヤをリード部にボンディ
ングするのに必要な領域である。その領域の面積及び形
状は特に限定されないが、通常、接続されるボンディン
グワイヤの断面に相似で、断面積がボンディングワイヤ
断面の4倍である形状が収まる領域である。
て、例えば、絶縁膜隔離部でない部分から絶縁膜隔離部
を跨いで絶縁膜隔離部でない部分まで、ヒータパターン
がU字系形状に形成されている場合、絶縁膜隔離部上に
位置する部位は昇温部であり、U字系形状の2端からこ
の昇温部まで伸びる部分はリード部である。また、絶縁
膜隔離部を跨ぐことによって生じる絶縁膜隔離部上に位
置しないU字底部にあたる部分はリード部に帰属され
る。
ヒータパターン全体の抵抗値に対する、実導通リード部
の抵抗値の割合である。このαは小さいことが好ましい
が、その値は特に限定されず、上記式[1]で与えられ
るXが0.01以下であればよい。上記「ヒータパター
ン平均温度」は、測定雰囲気が流動しない状態でヒータ
パターンに所定電圧を印加して、ボンディングワイヤ接
続位置間の抵抗値を測定し、得られた抵抗値R1と、0
℃におけるボンディングワイヤ接続位置間の抵抗値R0
と、ヒータパターンの抵抗温度係数であるcとを用い
て、下記式[2]により算出される計算値である。 T=(R1/R0−1)/c ・・・・ [2]
る雰囲気の温度である。この測定雰囲気温度の測定方法
は特に限定されず、例えば、放射(赤外線)温度計等を
用いて測定することができる。通常は、素子自体に温度
測定用の抵抗体パターン(雰囲気温度測定用パターン、
基板平均温度測定兼用の温度補償用パターン等)が備え
られているため、ヒータパターンには電圧を印加しない
状態で、この抵抗体パターンの抵抗値を測定し、この抵
抗値から測定雰囲気温度を算出することができる。
ターンに通電している状態における基板の平均温度であ
る。この基板平均温度の測定方法は特に限定されず、例
えば、放射(赤外線)温度計等を用いて測定することが
できる。通常は、素子自体に備えられている温度測定用
の抵抗体パターン(基板平均温度測定用パターン、雰囲
気温度測定兼用の温度補償用パターン等)の抵抗値から
基板平均温度を算出することができる。
限定されない。Xが0.01を超えると、実導通リード
部が発熱したために生じる測定誤差が大きくなるため好
ましくない。即ち、例えば、測定雰囲気温度が25℃で
あり、ヒータパターン平均温度を200℃に保持しよう
とするブリッジ回路を用いて素子を制御した場合に、測
定雰囲気を流動させない状態におけるヒータパターン平
均温度と測定雰囲気温度との差をΔTh0とし、測定雰
囲気を流動させ且つ上記ブリッジ回路で制御した状態に
おけるヒータパターン平均温度と測定雰囲気温度との差
をΔTh1とした場合に、Th0に対するTh1の誤差
率である{(Th1−Th0)/Th0}×100で表
される割合が1%を超えることとなり、好ましくない
(実施例参照)。
場合、上記のように、測定雰囲気側に昇温部が配置さ
れ、非測定雰囲気側にボンディングワイヤ接続位置が配
置されるように配置され、且つ、隔壁の非測定雰囲気側
表面からボンディングワイヤ接続位置までの距離が0.
2mm以下(より好ましくは0.1mm以下、更に好ま
しくは0.05mm以下)となるように配置されること
が好ましい。これにより、リード部の長さが短くなり、
リード部の抵抗寄与率を低下させることができる。
ーンの他にも、測温パターン{雰囲気温度測定用、基板
平均温度測定用、ヒータパターン上流側温度測定用、ヒ
ータパターン下流側温度測定用、温度補償抵抗用(雰囲
気温度及び基板平均温度測定用兼用)}等の抵抗体パタ
ーンを各々1つ又は2つ以上備えることができる。これ
らのパターンの形成方法は特に限定されないが、前記ヒ
ータパターンと同様な方法で得ることができる。また、
これらのパターンを構成する材料も特に限定されない
が、前記ヒータパターンにおいて例示したものと同じも
のを適用することができる。これらの各パターンはヒー
タパターンが形成されている層と同じ層上に、ヒータパ
ターンの形成と同時に形成できる。
造において、その方法は特に限定はされないが、これま
でに述べたように各構成部を形成することができる。但
し、少なくとも実導通リード部を複層化するために、リ
ード部である導電層の層間に加熱によりリード部最表面
に析出膜を生じることとなる層間層を形成する層間層形
成工程を備える場合は、後工程でこの析出膜を除去する
析出膜除去工程を備えることができる。
加熱によりリード部最表面に析出する特性を有する層で
あり、導電性を有する。このような層の形成目的は特に
限定はされない。例えば、導電層を形成することとなる
基板最表面の少なくとも一部と導電層との密着強度が十
分に得られ難い場合に、導電層の密着強度を向上させる
ため等である。しかし、リード部の最表面のいずれかの
位置には、外部との導通を図るためのボンディングワイ
ヤが接続される。このため、析出膜を生じているとボン
ディングが正常に行えない場合がある。従って、この析
出膜を除去する工程を備えることが好ましい。
が、リード部を構成する層の層間に形成するため、各層
同士の密着性を十分に向上させることができ、更には、
十分な導電性を有することが好ましい。即ち、例えば、
Cr、Ti、Mo、W、Ta及びNb等を挙げることが
できる。これらは、1種で用いても、2種以上を同時に
用いてもよい。これら層間層となる成分としては、下層
として白金を用い、上層として金を用いる場合にはC
r、Ti及びMoのうちの少なくとも1種を用いること
が好ましく、更には、絶縁膜と導電層とのエッチング時
のエッチングレートの比(選択比)が好ましい範囲とな
ること及び化学的耐久性に優れること等からCrが特に
好ましい。また、この層間層を形成する方法は特に限定
されないが、例えば、前述のヒータパターンを形成する
場合と同様に、所望の成分を付着堆積させることで形成
することができる。また、同様に、必要で有ればエッチ
ングにより不必要な部分を除去することができる。
定されないが、例えば、前述したリード部を飛来する異
物などから保護するための保護層を形成する際に基板全
体を加熱する場合がある。また、加熱温度及び加熱時間
等は特に限定されないが、層間層として、例えば、前記
Cr、Ti、Mo、W、Ta及びNb等を付着堆積させ
た場合には、250〜300℃程度で析出することがあ
る。
が、例えば、層間層として用いた成分の一部又は全部で
ある。従って、層間層として、前述のようにCr、T
i、Mo、W、Ta及びNb等を用いた場合は、これら
の成分(他成分との反応の有無等をとわない)が析出す
ることとなる。また、この析出膜の除去方法は、特に限
定されないが、前述の空間部の形成方法にて例示したも
のと同様な各種のエッチング方法により除去することが
できる。
る。 1.流れ特性測定用素子の作製 絶縁膜の形成 洗浄したシリコン基板11(厚さ400μm)の表裏面
に絶縁薄膜13を形成した(図3参照)。この絶縁膜
は、裏面側は、熱酸化法による厚さ0.1μmの酸化膜
とLP(Low Pressure)CVD法による厚
さ0.1μmの窒化珪素膜とからなる。一方、表面側は
熱酸化法による厚さ0.1μmの酸化膜とLPCVD法
による厚さ0.1μmの窒化珪素膜とプラズマCVD法
による厚さ0.4μmの窒化珪素膜とからなる。尚、熱
酸化法による酸化膜及びLPCVD法による窒化珪素膜
は、表裏面同時に形成した。
パターン上流側温度測定用パターン、ヒータパターン下
流側温度測定用パターン、及び、雰囲気温度測定用パタ
ーンの形成 で得られた絶縁膜13上全面に、スパッタ法により厚
さ20nmのタンタル層を形成した。その後、このタン
タル層上に、更にスパッタ法により厚さ0.1μmの白
金層を形成した。次いで、この白金層上にフォトレジス
トを塗布した後、必要部分を感光・硬化させ、その後、
不必要部分を除去してレジストパターンを形成した。次
いで、ウェットエッチング法により白金層のエッチング
(王水を使用)を行い図11に示す形状のヒータパター
ン141、ヒータパターン上流温度測定用パターン14
2及びヒータパターン下流温度測定用143、並びに、
温度補償用パターン144を形成した。更に、ドライエ
ッチング法によりタンタル層をエッチングし、第1層間
層161を形成した。その後、レンジストパターンを硫
酸過水により除去した(図4及び図11参照)。
スパッタ法により、厚さ50nmのクロム層を形成し
た。その後、このクロム層上に、更にスパッタ法により
厚さ1μmの金層を形成した。次いで、この金層上にフ
ォトレジストを塗布した後、必要部分を感光・硬化さ
せ、その後、不必要部分を除去してレジストパターンを
形成した。次いで、ウェットエッチング法により金層の
エッチング(王水を使用)を行いリード部上層141’
(ボンディングワイヤ接続位置から昇温部方向へ3.5
〜4mm)を形成した。更に、ウェットエッチング法に
よりクロム層のエッチング(硝酸第2セリウムアンモニ
ウム系エッチング液を使用)を行い第2層間層162
(リード部上層の層下全面に形成)を形成した。その
後、レンジストパターンを硫酸過水により除去した(図
5参照)。
により、厚さ1μmの窒化珪素からなる保護層17を形
成した(その際、プラズマCVD法を行うことにより温
度300℃程度に基板が加熱され、少なくとも第2層間
層を構成するクロムが保護層17の層下にリード部上層
141’の層下から析出する。図6参照)。その後、ボ
ンディングに必要な部位(各パターンのリード部末端付
近)のみをRIE(Reactive Ion Etc
hing)を用いたエッチング法により除去し、保護層
にボンディングを行うための穴を開けた(図7参照)。
側の絶縁膜13の表面の所定領域を、RIEを用いたエ
ッチング法により除去した(図8参照)。次いで、エッ
チングにより表面に現れたシリコン基板11を、基板の
各パターンが形成されている表面側の絶縁膜の表面まで
を、異方性エッチング液を用いたエッチング法により除
去し、空間部12を形成した(図9参照)。
部最表面)に析出膜18が形成されていたため、で第
2層間層のエッチングに用いた硝酸第2セリウムアンモ
ニウム系エッチング液を用いて、ボンディング用の穴か
ら表出した部分の析出膜を除去し(図10参照)、実験
例1の素子1を得た。 素子のαの算出 得られた実験例1の素子のαを算出したところα=0.
01であった。
参照) 絶縁膜、第1層間層及びヒータパターン等の形成 上記1.〜上記1.までと同様にしてシリコン基板
上に絶縁膜を形成した後、絶縁膜上に第1層間層を形成
し、更に、第1層間層上にヒータパターン、ヒータパタ
ーン上流側温度測定用パターン、ヒータパターン下流側
温度測定用パターン、及び、温度補償用パターンを形成
した。その後、上記1.と同様にして、スパッタ法に
よりクロム層及びこのクロム層上に金層を形成した。そ
の後、レジストパターンを形成し、上記1.と同様に
ウェットエッチング法により金層をエッチングし、リー
ド部上層141’を形成した。但し、このリード部上層
は、ボンディングワイヤ接続位置から昇温部方向へ1〜
2mmまでに形成し、上記1.で得られた実験例1の素
子が備えるリード部上層141’に比べて短いものであ
る。その後、上記1.と同様にクロム層のエッチング
を行って第2層間層162を形成し、更に、レンジスト
パターンを除去した。
マCVD法により、厚さ1μmの窒化珪素からなる保護
層を形成した。その後、上記で形成されたリード部上
層141’の全面が表出されるように、RIEを用いて
エッチングを行った。
ない側の絶縁膜の表面の所定領域を、上記1.と同様
な方法によりエッチングして空間部を形成した。次い
で、上記1.と同様にして、析出膜を除去して実験例
2の素子を得た。 素子のαの算出 得られた実験例2の素子のαを算出したところα=0.
12であった。
3)の作製(図13参照) 上記2.(i)において、金層のエッチングを行った
際にボンディングワイヤ接続位置から昇温部方向へ0.
2mmにしか複層化されていないボンディングパッド3
を形成した以外は、上記2.(i)と同様にして実験例
3の素子を得た。得られた実験例3の素子のαはα=
0.15であった。
子を、測定雰囲気を分流する分流管の所定位置に、素子
の昇温部が分流路内(測定雰囲気側)に突出し、且つ、
上記1.において保護層及び析出膜が除去された部位は
分流路外(非測定雰囲気側)に突出するように隔壁に嵌
挿し、固定した。次いで、保護層及び析出膜が除去され
た部位に表出するリード部にボンディングワイヤをボン
ディング接合し、更に、図12に示す回路構成となるよ
うに外部回路を接続して流れ特性測定計3種を得た。
25℃である測定雰囲気が流動しない状態において、ヒ
ータパターン平均温度が175℃となるように外部回路
より電圧を印加した。また、温度が25℃である測定雰
囲気が流動しない状態において、基板平均温度を測定し
たところ各々表1のような温度であった。これらからX
を算出した結果を表1に併記する。
定 上記の各流れ特性測定計の分流路内に基板平均温度が2
5℃となるように、25℃の測定雰囲気を流動させた。
この時、図12に表される回路により測定雰囲気温度と
ヒータパターン平均温度との差が175℃となるように
制御した。また、ヒータパターンに印加されている電圧
を元に、ヒータパターン平均温度を算出した。更に、測
定雰囲気を流動させない状態におけるヒータパターン平
均温度と測定雰囲気温度との差ΔTh0と、測定雰囲気
を流動させ且つ上記外部回路で制御した状態におけるヒ
ータパターン平均温度と測定雰囲気温度との差ΔTh1
と、これらΔTh0とΔTh1との差(ΔTh1−ΔT
h0)とを表2に示した。また、「Th0」に対する
「Th1」の誤差率{(Th1−Th0)/Th0}×
100を算出し、表2に併記した。
1を超える実験例3の素子においては、表2における誤
差率が1.1%となり、誤差率を1.0%以下に抑える
ことができないことが分かる。これに対して、実験例1
及び実験例2のように、Xの値が0.01以下となる素
子においては、表2における誤差率を1.0%以下に抑
えることができることが分かる。即ち、誤差率が1.0
%以下のより正確な流れ特性を測定することができるこ
とが分かる。
断面図である。
断面図である。
作製過程を表す説明図である。
作製過程を表す説明図である。
作製過程を表す説明図である。
作製過程を表す説明図である。
作製過程を表す説明図である。
作製過程を表す説明図である。
作製過程を表す説明図である。
の作製過程を表す説明図である。
定用素子の各種パターンの形状を模式的に表す説明図で
ある。
定用素子とこれに接続された外部回路とを併せた回路図
である。
断面図である。
13;絶縁膜、131;絶縁膜隔離部、141;ヒータ
パターン、1411;昇温部、1412;リード部、1
41’;リード部上層、142;ヒータパターン上流温
度測定用パターン、143;ヒータパターン下流温度測
定用パターン、144;温度補償用パターン、15;ボ
ンディングワイヤ接続位置、16;層間層、17;保護
層、18;析出膜、2;ボンディングワイヤ、3;ボン
ディングパッド、4;隔壁。
Claims (5)
- 【請求項1】 空洞、切欠き及び凹部のうちの少なくと
もいずれかからなる空間部を有する基板と、少なくとも
該空間部を覆って該基板上に形成された絶縁膜と、該絶
縁膜上に形成されたヒータパターンとを備え、且つ、該
ヒータパターンは、下方に該空間部が位置する昇温部
と、外部と該昇温部との電気的接続を行うためのリード
部とを備える流れ特性測定用素子において、 (1)ヒータパターン非通電時であって、外部と上記リ
ード部とを導通するボンディングワイヤが該リード部上
に接続されるボンディングワイヤ接続位置よりも上記昇
温部側に位置する該リード部の抵抗値の、該ヒータパタ
ーン全体の抵抗値に対する割合をαとし、(2)測定雰
囲気が流動しない状態で所定電圧を印加したヒータパタ
ーンの該ボンディングワイヤ接続位置間で測定される該
ヒータパターンの抵抗値から算出されるヒータパターン
平均温度と、測定雰囲気温度との差をΔTaとし、且
つ、(3)測定雰囲気が流動しない状態で所定電圧をヒ
ータパターンに印加した時の基板平均温度と、測定雰囲
気温度との差をΔTbとした場合に、下記式[1]で表
される値Xが0.01以下となることを特徴とする流れ
特性測定用素子。 X={α/(1−α)}×(ΔTb/ΔTa) ・・・ [1] - 【請求項2】 上記リード部は、上記ボンディングワイ
ヤ接続位置から上記昇温部の方向へ、少なくとも1mm
以上にわたって複層化されている請求項1記載の流れ特
性測定用素子。 - 【請求項3】 上記リード部は、上記ボンディングワイ
ヤを該リード部に接続するための領域を除いて、絶縁性
保護膜により覆われている請求項1又は2に記載の流れ
特性測定用素子。 - 【請求項4】 測定雰囲気と非測定雰囲気とを隔てる隔
壁の該測定雰囲気側に上記昇温部が配置され、該非測定
雰囲気側に上記ボンディングワイヤ接続位置が配置さ
れ、且つ、該隔壁の非測定雰囲気側表面から該ボンディ
ングワイヤ接続位置までの距離が0.2mm以下となる
ように配置される請求項1乃至3のうちのいずれか1項
に記載の流れ特性測定用素子。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のうちのいずれか1項に
記載の流れ特性測定用素子の製造方法であって、表裏面
に絶縁膜が形成された上記基板上に、上記リード部とな
る導電層を複層化する複層化工程を備え、且つ、該複層
化工程においては該導電層の層間に加熱により該リード
部の最表面に析出膜を生じることとなる層間層を形成す
る層間層形成工程を備える場合に、該析出膜を除去する
析出膜除去工程を備えることを特徴とする流れ特性測定
用素子の製造方法。
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---|---|---|---|---|
JP2007208381A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波振動子およびそれを用いた流体の流れ計測装置 |
US7644614B2 (en) | 2007-04-27 | 2010-01-12 | Denso Corporation | Flow quantity measuring device |
-
2001
- 2001-12-04 JP JP2001370586A patent/JP3971920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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