JP2003165675A - ハンドタイプ糸継ぎ装置 - Google Patents

ハンドタイプ糸継ぎ装置

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JP2003165675A JP2001365909A JP2001365909A JP2003165675A JP 2003165675 A JP2003165675 A JP 2003165675A JP 2001365909 A JP2001365909 A JP 2001365909A JP 2001365909 A JP2001365909 A JP 2001365909A JP 2003165675 A JP2003165675 A JP 2003165675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸の継ぎ目部分の長さや強度性、さらに適用
性に優れた樹脂接合方式のハンドタイプ糸継ぎ装置を提
供。 【解決手段】 継ぐべき糸Y1,Y2を各別に把持する
各別のクランプ部材と、この把持された糸の一方側を切
断して糸の端面を露出させるためのカッタ部材と、各糸
の露出端面同士が突き合わされて接合するように前記ク
ランプ部材を移動させる駆動機構と、この接合突き合わ
された各糸の端面部に接着剤を供給する接着剤供給手段
とを併せ装備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2本の糸を継ぐことが
でき、又携帯に便利なハンドタイプ糸継ぎ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】糸の欠点部分や弱くなった部分を除去す
るために、一旦糸を切断して、その欠点部分等を除去し
た後、この2本の糸を継ぐ場合、或いは通常の糸処理工
程中に自然に切断された糸を継ぐ場合などに簡易型の手
動糸継ぎ装置が使用される。この糸継ぎ装置には、携帯
に便利なように小型化し、片手でも簡単に操作するため
の取っ手部を備えたハンドタイプのものが種々提供され
ており、糸継ぎの方式としては、ノッティング方式やエ
アスプライサ方式などがある。ノッティング方式は、切
断によって分離した2本の糸の端部同志をメカニカルに
結ぶものであり、結び目の強度が高く、また、比較的大
きな番手の糸まで適用できるというメリットがある。し
かし、このノッティング方式で継いだ糸の継ぎ目はこぶ
状の突起部ができるので、織物や編物に使用したとき、
このこぶ状の突起部を布地の裏側に押し込まなくてはな
らないというデメリットがある。
【0003】また、エアスプライサ方式は、分離した2
本の糸の端部の撚りを圧縮空気でほぐし、その後、それ
ぞれの糸端部を重ね合わせ、さらに圧縮空気で撚りをか
けることにより、瞬時に2本の糸を継ぐことができる。
このエアスプライサ方式の提供により、ノッティング方
式による糸継ぎのように継ぎ目に突起部ができず、継ぎ
目も殆ど目立たないため、ノッティング方式のデメリッ
トは解消される。しかしながら、このエアスプライサ方
式による糸継ぎでは、継ぎ目部分が長くなり、さらに、
その継いだ糸を染色した場合、その継ぎ目部分が変色す
ることもあり、また、継いでいない部分よりも継ぎ目部
分の強度が低下する。そして、このエアスプライサ方式
の適用可能な糸種の範囲は、その構造上比較的狭いとい
うデメリットもある。又、このエアスプライサ方式で
は、圧縮空気を送るための配管など送気機構を備える必
要があるため、重量が重く、コンパクト化という点に関
しては問題が残るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来技術の有するこのような問題点を解決し、継ぎ目部分
の長さや強度性、さらに適用性に優れた樹脂接合方式の
ハンドタイプ糸継ぎ装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のハンドタイプ糸
継ぎ装置は、継ぐべき糸を各別に把持する各別のクラン
プ部材と、この把持された糸の一方側を切断して糸の端
面を露出させるためのカッタ部材と、各糸の露出端面同
士が突き合わされて接合するように前記クランプ部材の
一方又は双方を移動させる駆動機構と、この接合突き合
わされた各糸の端面部に接着剤を供給する接着剤供給手
段とを併せ装備せしめたことを特徴とするものである。
【0006】好ましくは、接着剤が光で硬化する光硬化
樹脂であって、突き合わされた糸の端面部に光を照射す
る光照射手段を併せ備えている。
【0007】更に、糸継ぎ装置に駆動機構を操作するた
めのレバー部材を備え、このレバー部材を操作すること
によって糸端面の接合動作を司るようにした。
【0008】更に好ましい実施例では、光照射手段が、
半導体レーザーからなっている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明するが、本発明の趣旨を超えない
限り、本実施例に限定されるものではない。
【0010】先ず、本発明のハンドタイプ糸継ぎ装置
(以下、糸継ぎ装置という。)の外観構造について説明
をする。図1は、糸継ぎ装置の一実施例の外観図を示す
ものであり、Aは側面図、Bは斜視図を示す。この糸継
ぎ装置は、4つの板1A,1A’,1B,1B’を組み
合わせて枠状にした本体部1と、その本体部1に取り付
けた取っ手部2と、その取っ手部2の下方に位置するレ
バー部材3とを備えている。取っ手部2が取り付けられ
た側板1Bと、その側板1Bに対向する側板1B’とを
挟むように、2枚の正面板1A,1A’が位置してお
り、それらは互いに対向している。正面板1Aの上部に
は2つの糸案内用溝(以下、溝という。)1a,1bが
並列して設けられており、これらの溝1a,1bは下方
が尖った逆三角形の形状をなしている。
【0011】次に、図2と図3に基づいて、この糸継ぎ
装置の内部構造を説明する。先ず、図2に基づいて説明
する。図2は、糸継ぎ装置の内部構造を理解し易いよう
に、クランプ部材に関する機構を省略した内部構造の側
面図を示し、二点鎖線は糸継ぎ装置の外郭線を示す。本
体部1内の上方には、各糸Y1,Y2を切断するための
カッタ部材4,4’が位置しており、このカッタ部材
4,4’は固定刃4A,4A’と可動刃4B,4B’と
で構成され、可動刃4B,4B’はL字形状をなし、そ
の縦辺に切刃を有している。固定刃4A,4A’の下端
部分は、正面板1A,1A’に固定した固定軸F1,F
1’に固定して支持されおり、可動刃4B,4B’の屈
曲部分は、固定軸F1で支持されている。更に、可動刃
4B,4B’の横辺の端部とリンク部材L1,L1’の
上端とが、可動軸M1,M1’で連結しており、可動軸
M1,M1’は回動可能である。又、リンク部材L1,
L1’の下端とリンク部材L2の一端とは、可動軸M2
で連結しており、可動軸M2は回動可能である。そし
て、リンク部材L2の他端とレバー部材3の一端とは、
正面板1A,1A’に固定された固定軸F2で支持され
ている。レバー部材3とリンク部材L2は、下方に設け
たコイルバネB1で互いに引っ張られており、常時で
は、V字形状をなしている。
【0012】又、2本の糸を継ぐための接着剤は光エネ
ルギの照射によって硬化する光硬化樹脂(以下、樹脂と
いう。)であり、本体部1内の中央部には、その樹脂を
供給するための接着剤供給手段6と、これを上下動させ
るための動力モーターDMとを備えており、上部には、
樹脂を硬化させるための光照射手段7を備えている。更
に、取っ手部2内には、樹脂を収納しておくための樹脂
収納タンクJTを備え、動力モーターDM、及び光照射
手段7を制御するための制御装置SS、そして、これら
を駆動させるための電池DN、更に、電池DNの電流の
流れをON・OFFするためのスイッチSWを備えてい
る。
【0013】図3は、図2にクランプ部材に関する機構
を追加した図、即ち、糸継ぎ装置の内部構造全体の側面
図を示す。本体部1内の上部にクランプ部材5,5’が
位置しており、クランプ部材5,5’は、第1クランパ
ー5A,5A’と第2クランパー5B,5B’とからな
っている。そして、第2クランパー5B,5B’は、L
字形状をなし、その屈曲部と第1クランパー5A,5
A’とが、正面板1A,1A’に固定した固定軸F3,
F3’に支持されており、この固定軸F3,F3’に設
けたバネB2,B2’の弾性付勢によって、第1クラン
パー5A,5A’と第2クランパー5B,5B’は、常
時において、当設した状態になっている。又、第2クラ
ンパー5B,5B’の横辺の端部とリンク部材L3,L
3’の上端とは、可動軸M3,M3’で連結し、可動軸
M3,M3’は回動可能である。
【0014】本体部1の下方に、クランク部材5,5’
を駆動させるためのアーム部材8が横になって位置し、
そのアーム部材8の中間部とリンク部材L3,L3’の
下端とが、可動軸M4で連結しており、可動軸M4は回
動可能である。更に、アーム部材8の一端は、正面板1
A,1A’の下方に設けられた突出部分10A,10
A’に固定された固定軸F4に支持されており、アーム
部材8の他端とリンク部材L4の下端とは、可動軸M5
に連結し、可動軸M5は回動可能である。リンク部材L
4の上端には、レバー部材3の方向に突出した突起部L
40を備えており、その突起部L40はレバー部材の一
端側の上方に設けられた凹部30に嵌るようになってい
るが、常時では、図3に示すように嵌合していない。
【0015】クランプ部材5の下方側には、ストッパー
STが備えられており、このストッパーSTは下方に設
けた2つのコイルバネB3,B3’によって、常時、上
方に弾性付勢されている。このストッパーSTの上部に
は凹部ST1が設けられており、その凹部ST1と第1
クランパー5Aの下端に設けた突起部50Aに嵌るよう
になっているが、常時では、図3に示すように嵌合して
いない。
【0016】カッタ部材4,4’とリンク部材L1,L
1’、クランプ部材5,5’とリンク部材L3,L3’
のそれぞれは、各糸Y1,Y2を把持し、切断するため
のものであるため、各溝1a,1bの中間に位置した上
下方向の中央線Cに対称に設けられている。
【0017】次に、この糸継ぎ装置の使用方法を説明す
る。糸に欠点部分を発見した際、その欠点部分付近で糸
を切断し、2本の糸Y1,Y2に分離する。そして、第
1クランパー5A,5A’を手で移動させて、クランプ
部材5,5’を開いた状態にする。その後、分離した一
方の糸Y1を互いに対向する各溝1a,1a’の尖端部
に跨ぐように載せ、他方の糸Y2を互いに対向する各溝
1b,1b’の尖端部に跨ぐように載せることにより、
各糸Y1,Y2が平行に位置し、その状態で、クランプ
部材5,5’を開いた状態に保持している手を離すこと
により、バネB2の弾性付勢によってクランプ部材5,
5’が各糸Y1,Y2を把持するようになっている。そ
して、取っ手部2とレバー部材3を持ち、これら2,3
を握ることによってレバー部材3を取っ手部2に近づけ
ることにより、それに連動して、本体部1内にあるカッ
タ部材4,4’、及びクランプ部材5,5’が作動し
て、各糸Y1,Y2の端面が突き合わされ、その付き合
わせ部分に樹脂を塗布し、その樹脂を硬化させて各糸Y
1,Y2を継ぐようになっている。
【0018】次に、図4から図6に従って、糸継ぎ装置
内部の動作状態を説明する。先ず、図4に従って説明す
る。図4は、糸継ぎ装置の内部構造の一部の動作状態を
示すモデル図であり、クランプ部材に関連する構造を省
略している。レバー部材3を動作することによって、A
からBに内部構造が動作し、又、Bに示す点線は、Aの
状態を表すものである。Aに示すように、クランプ部材
5,5’(図示略)で把持することによって位置固定さ
れた各糸Y1,Y2は、開いたカッタ部材4,4’の開
放部分に位置している。次に、Bに示すように、レバー
部材3を固定軸F2を中心に上方に移動する。その際、
レバー部材3とリンク部材L2とは、コイルバネB1で
互いに引っ張られた状態にあるため、レバー部材3の回
動に連動して、リンク部材B1も固定軸F2を中心にし
て下方に移動し、可動軸M2も固定軸F2を中心にして
下に回動する。それに伴い、リンク部材L1,L1’が
下に引っ張られ、リンク部材L1,L1’の上端にある
可動軸M1が固定軸F1を中心に下方に回動し、可動刃
4B,4B’の縦辺が、固定軸F1を中心にして固定刃
4A,4A’に重ね合わさるように移動し、それによっ
て、各糸Y1,Y2が切断される。
【0019】次に、図4に続く図である図5に従って説
明する。図5も、糸継ぎ装置の内部構造の一部の動作状
態を示すモデル図であり、カッタ部材に関連する構造を
省略している。Aは図4Bに対応した図であり、レバー
部材3を動作することによって、AからBに内部構造が
動作し、又、Bに示す点線はAの状態を表すものであ
る。Aに示すように、クランプ部材5,5’は、カッタ
部材4,4’で切断された各糸Y1,Y2を把持してお
り、更に、リンク部材L4の上端にある突起部L40
が、レバー部材3の凹部30に嵌合した状態にある。固
定刃4Aと可動刃4Bが重なった状態でレバー部材3を
更に上方に移動しても、可動刃4Bがこれ以上移動しな
いようになっているため、リンク部材L2は固定したま
まで、レバー部材3だけが移動するようになっている。
レバー部材3とリンク部材L2は、コイルバネB1で引
っ張られているだけであるため、リンク部材L2が固定
していてもレバー部材3は、更に移動する。
【0020】Bに示すように、レバー部材3が、固定軸
F2を中心にして、更に上方に移動することにより、レ
バー部材3の凹部30に嵌合しているリンク部材L4の
上端にある突起部L40が、固定軸F2を中心として回
動する。それに連動して、リンク部材L4とアーム部材
8とが連結した可動軸M5、リンク部材L3,L3’と
アーム部材8とが連結した可動軸M4は、固定軸F4を
中心にして上方に回動する。それに連動して、リンク部
材L3,L3’が上に移動することにより、その上端に
位置する可動軸M3,M3’が固定軸F3,F3’を中
心にして上方に回動し、それによって、クランプ部材
5,5’は固定軸F3,F3’を中心にして互いに近づ
くように移動する。そして、上記するように、ストッパ
STはコイルバネB3,B3’(図示略)で上方に弾性
付勢されているため、Bに示すように、第1クランパー
5Aの下端の突起部50Aが右に移動し、それによっ
て、ストッパSTの凹部ST1に嵌合し、内部機構の全
部が固定される。
【0021】次に、図6に従って説明する。図6は、図
5Bに対応した図であって、Aは平面図、Bは一部断面
図を示す。上記のようにクランプ部材5,5’が互いに
近づくことによって、Aに示すように、各糸Y1,Y2
の切断端面が(重ね合わさることなく)突き合わされ
る。この状態で、レバー部材3は、取っ手部2の下面に
当設し、取っ手部2の下面に設けたスイッチSWがON
になる。それにより、制御装置SSが接着剤供給手段
6、光照射手段7、動力モーターDM、及び樹脂収納タ
ンクJTの動作を制御する。各糸Y1,Y2の突き合せ
部分Y10の下方には、接着剤供給手段6が位置し、そ
れ6にはラックを刻んだ棒RBが取り付けられており、
動力モーターDMに取り付いた歯車HGと棒RBのラッ
クとが噛み合っている。スイッチSWがONの状態にな
ることによって、動力モーターDMが作動して歯車HG
が反時計方向に回転し、それによって歯車HGと噛み合
った棒RBが上に移動し、接着剤供給手段6の樹脂供給
口(以下、供給口という。)6Aが突き合せ部分Y10
に近接して、動力モーターDMが停止する。その状態
で、接着剤供給手段6が供給口6Aから所定量の樹脂を
排出して、突き合せ部分Y10に樹脂を塗布する。その
後、動力モーターDMが作動して歯車HGが時計方向に
回転し、それによって歯車HGと噛み合った棒RBが下
に移動して接着剤供給手段6を元の位置に戻す。そし
て、光照射手段7が光を照射し、突き合せ部分Y10に
塗布された樹脂が硬化し、各糸Y1,Y2が継がれる。
【0022】各糸Y1,Y2が継がれた状態で、クラン
プ部材5,5’を開き、各糸をクランプ部材5,5’か
ら離すことにより、糸継ぎ工程が完了する。その後、ス
トッパSTを手で下げることにより、内部構造を固定を
するための手段が解除され、コイルバネB1の引っ張り
力によって、レバー部材3が元の状態に戻るようになっ
ている。
【0023】この樹脂は、紫外線硬化樹脂が好ましい。
それは、硬化前においては、糸に対して浸透性があるた
め糸を構成する撚られた短繊維の間に入り込むことがで
き、又、硬化後においては、糸の屈曲に追従できる伸度
を有している。更に、硬化処理が1秒以内の短時間で行
われ、硬化処理前には流動性が保たれている。光照射手
段7は、上記の樹脂に適しいている紫外線を照射するも
のが好ましい。この光照射手段7は、ハロゲンランプ等
の光を拡散して発するものでもよいが、特に、小型であ
って、消費電力の少ない半導体ダイオードにレンズを装
着した半導体レーザーが良い。この光照射手段7が小型
化すれば、糸継ぎ装置全体も小型化することができるた
め携帯性に優れ、更に、消費電力が少ないほうが、電池
を小型化でき、全体的に小型化される。この半導体レー
ザーは、半導体ダイオードが発する光をレンズで集光し
てレーザーを発するものであり、そのレーザーを突き合
せ部分Y10にピンポイントで照射することにより、そ
の部分に塗布した樹脂を瞬時に硬化する。この半導体レ
ーザーの波長域は、好ましくは400〜420nmであ
って、例えば日亜化学株式会社製の青色又は紫色半導体
レーザーである。この半導体レーザーでは、6V、又は
9Vの消費電力の少ない電池で済むため、全体的に小型
にすることができ、又、経済性にも優れている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る糸継
ぎ装置によれば、分離した2本の糸の端面同志を突き合
わせ、樹脂により継ぐものであるため、継ぎ目部分が短
い。又、従来例のように糸端部の撚りをほぐすことがな
いため、継ぎ目部分が変色することがない。更に、樹脂
の種類を選択することにより、継ぎ目部分の強度を他の
部分よりも高くすることができ、又、ノッティング方式
のように継ぎ目部分がこぶ状にならないため、継ぎ目部
分が問題とならずに継いだ糸を織物や編物に使用するこ
とができる。そして、分離した糸を樹脂により接合する
ため、従来例に比し、適用できる糸の種類、番手が広い
という利点もある。更に、従来例のエアスプライサ方式
によるものに比して、重量が軽く、コンパクト化されて
いるため、取り扱いが便利で、携帯性に優れたものとな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸継ぎ装置の外観図を示す。
【図2】クランプ部材に関する機構を省略した糸継ぎ装
置の内部構造の側面図を示す。
【図3】糸継ぎ装置の内部構造の側面図である。
【図4】糸継ぎ装置の動作状態を説明するためのモデル
図である。
【図5】図4に続く、動作状態を説明するためのモデル
図である。
【図6】図5の状態における、糸継ぎ装置の外観図を示
す。
【符号の説明】
1 本体部 2 取っ手部 3 レバー部材 4 カッタ部材 5 クランプ部材 6 接着剤供給手段 7 光照射手段 Y1,Y2 2本の糸 Y10 糸の突き合せ部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドタイプの糸継ぎ装置であって、継
    ぐべき糸を各別に把持する各別のクランプ部材と、この
    把持された糸の一方側を切断して糸の端面を露出させる
    ためのカッタ部材と、各糸の露出端面同士が突き合わさ
    れて接合するように前記クランプ部材を移動させる駆動
    機構と、この接合突き合わされた各糸の端面部に接着剤
    を供給する接着剤供給手段とを併せ装備せしめたことを
    特徴とするハンドタイプ糸継ぎ装置。
  2. 【請求項2】 前記接着剤が光で硬化する光硬化樹脂で
    あって、突き合わされた糸の端面部に光を照射する光照
    射手段を併せ備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ハンドタイプ糸継ぎ装置。
  3. 【請求項3】 前記糸継ぎ装置に前記駆動機構を操作す
    るためのレバー部材を備え、このレバー部材を操作する
    ことによって糸端面の接合動作を司るようにしたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載のハンドタイプ糸継ぎ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光照射手段が、半導体レーザーであ
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のハンドタイ
    プ糸継ぎ装置。
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