JP2003165607A - 穀粒用横送り搬送装置 - Google Patents

穀粒用横送り搬送装置

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JP2003165607A
JP2003165607A JP2001363940A JP2001363940A JP2003165607A JP 2003165607 A JP2003165607 A JP 2003165607A JP 2001363940 A JP2001363940 A JP 2001363940A JP 2001363940 A JP2001363940 A JP 2001363940A JP 2003165607 A JP2003165607 A JP 2003165607A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクレーパー不要の搬送コンベアの提供、残
留穀粒の排出の確実化、穀粒の損傷の抑制および防止、
振動、騒音の発生の減少および抑制、耐久性の向上、メ
ンテナンス作業の容易化、低コスト化。 【構成】 供給部2と排出部6の間に無端チェン13に
搬送体12を設けて構成した搬送コンベア7を設ける。
搬送体12は無端チェン13の両側リンク25両側に左
右に分割して一体的に合成樹脂により形成する。両側リ
ンク25の下縁より下方に位置する搬送体下縁24は、
搬送体12の進行方向の前側に至るに従い高くなる下縁
面取り傾斜面33に形成した穀粒用横送り搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、略水平に設置され
る機筐の供給部から排出部へ米等の穀粒を搬送する搬送
コンベアを設けた横送り搬送装置に関するものであり、
特に、搬送コンベアの搬送体について工夫したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来公知の、特公平2−36484号公
報には、搬送方向に長く形成した機筐に環状ベルトを設
け、環状ベルトに所定間隔を置いて搬送体を複数設け、
搬送体の下面と底板との間に僅かな間隙を設けた構成に
ついて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例の搬送コン
ベアは、環状ベルトに所定間隔を置いて搬送体を複数設
けているから、取付が面倒であるという課題がある。ま
た、ベルトを支持案内しているため、ベルトに対して搬
送体が振動し、図15のように搬送体cの下面と底板b
との間に僅かな間隙とは言え、1cm程もある間隙を持た
せて移動させているから、残留穀粒を排出搬送するため
には、前記公報には記載されていないが、底板に常時摺
接する弾性部材のスクレーパー(前記公報には従来例と
して底板に非接触のスクレーパーコンベアが記載されて
いるが、本来スクレーパーは底板に常時摺接して残留穀
粒を搬送するものとして説明する)を必要とし、このス
クレーパーが破損すると、破損物が異物として搬送物に
混入する。特に、最近では、精米後の米は、「無洗米」
と称して、そのまま調理する傾向にあるから、搬送物内
に異物が混入すると、穀粒の価値を著しく減じ、スクレ
ーパーをを有する搬送装置の搬送経路には相当高価な選
別機を設けいるのが、現状である。したがって、スクレ
ーパーを不要とする搬送装置であれば、相当高価な選別
機も不要になるが、単に、スクレーパーを不要とする
と、機筐内に穀粒が残留し、この残留穀粒は黴が生えた
り、鼠が出たりと、不都合この上ないので、誰もがスク
レーパー不要を希望しつつ実現できなかったのである。
また、前記公知例では、底板上面と搬送体の下縁との間
の隙間が穀粒より相当に大きいから、底板上に残る穀粒
と搬送体により搬送作用を受ける穀粒とが上下に二層存
在することになり、この上下二層の境めの穀粒同士が擦
れあって損傷する。また、搬送体の幅は、穀粒流路の幅
より狭いので(図16)、搬送体の搬送力の非作用域が
生じ、この部分で穀粒同士が擦れあって損傷する現象を
発生させるでけでなく、穀粒流路が広いから搬送体の搬
送力は穀粒を側方に逃がすように作用し、確実に搬送で
きず、残留することがある。本願は、搬送体の下縁を底
板に接触させない範囲で間隙を可及的に小さくし、スク
レーパーを不要にして、破損物が異物として搬送物に混
入するのを未然に防止すると共に、搬送体の取付けを工
夫することにより、一層、搬送効率を向上させ、また、
メンテナンス作業を容易にしたものである。
【0004】
【発明の目的】スクレーパー不要の搬送コンベアの提
供、残留穀粒の排出の確実化、穀粒の損傷の抑制および
防止、振動、騒音の発生の減少および抑制、耐久性の向
上、メンテナンス作業の容易化、低コスト化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送方向に長
く形成した機筐1の任意の上方位置に少なくとも一つの
供給部2を、機筐1の任意の下方位置に少なくとも一つ
の排出部6を夫々設け、前記供給部2と排出部6の間に
は、供給部2と排出部6の間移動するように掛け回した
無端チェン13に、所定間隔を置いて搬送体12を複数
設けて前記供給部2より供給された搬送物を搬送する搬
送コンベア7を設け、前記各搬送体12は前記機筐1内
の穀粒流路18の少なくとも底板16上面に対して穀粒
より小なる隙間を有して支持機構支持機構Xにより直接
案内支持された状態で移動するように構成すると共に、
前記搬送体12の搬送体下縁24は、搬送体12の進行
方向の前側に至るに従い高くなる下縁面取り傾斜面33
に形成した穀粒用横送り搬送装置としたものである。本
発明は、前記搬送体12の下部は、搬送体12の進行方
向の前後中間部を最も低い搬送体下縁24とし、該搬送
体下縁24の前後両側に夫々前後側に至るに従い高くな
る下縁面取り傾斜面33に形成した穀粒用横送り搬送装
置としたものである。本発明は、前記無端チェン13は
前後方向の左右一対の各両側リンク両側リンク25を係
止軸部材26により着脱分解可能に連結して形成し、前
記各搬送体12は複数の両側リンク25のうちの所定の
両側リンク25の左右両側に、進行方向に対して交差方
向に突出するように設け、搬送体12と両側リンク25
は一体的に合成樹脂により形成した穀粒用横送り搬送装
置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
は横送り搬送装置の機筐であり、搬送方向に長く形成す
る。該機筐1の一端側上方位置に供給部2を設け、他端
には落口5を有する排出部6を設ける。この場合、供給
部2は1個または複数を中間部に設けてもよく、同様に
他端の排出部6以外にも中間部に1個または複数の排出
部6を設けてもよく、中間の排出部6には落口5を開閉
させるシャッター(図示省略)を設ける。前記供給部2
の供給口(図示省略)と他端の排出部6の間の機筐1内
には、搬送コンベア7を設ける。説明の都合上搬送コン
ベア7の搬送方向を前後方向とすると、搬送コンベア7
は、前記供給部2の後部の機筐1内に従動歯車8を従動
軸9により軸装する。前記終端の排出部6より手前側の
機筐1内に駆動歯車10を駆動軸11により軸装する。
この従動歯車8と駆動歯車10の間に複数の搬送体12
を所定間隔を置いて設けた移動部材Yを構成する無端チ
ェン13を掛け回す。
【0007】この場合、無端チェン13は、供給部2の
手前側の従動歯車8と終端落口5の先側の駆動歯車10
との間に掛け回して、搬送体12を供給部2の手前側
(搬送方向上手側)より終端落口5の先側まで移動させ
て穀粒を搬送する。しかして、前記機筐1内には、底板
16と、該底板16の左右側の略垂直に起立する起立板
17を有する穀粒流路18を設け、前記各搬送体12は
該穀粒流路18の内面に対して穀粒より小なる隙間を有
して支持機構Xにより横振れや片寄り走行することなく
直接案内支持された状態で移動するように構成する。即
ち、従来は、搬送体12ではなく無端チェン13等の移
動部材Yを案内するガイドを設け、直接搬送体12を案
内する支持機構Xを設けていないので、横振れや片寄っ
ての移動を考慮して、搬送体12と穀粒流路18(機筐
1)の間に隙間を設けて、搬送体12が機筐1の内面に
当たる騒音発生を防止していたが、そのため、前記隙間
から搬送体12により搬送されない穀粒が残され、残留
物となっていた。
【0008】この場合、縦方向の底板16との隙間は、
底板16に常時摺接する弾性部材のスクレーパーを設け
ていたが、常時摺接するため損傷が激しく千切れて搬送
物に混入することがある。そこで、搬送体12は、支持
機構Xにより底板16との間に穀粒より小なる隙間(0
〜1mm)を有して移動させる構成にすると、穀粒流路1
8内の残留穀粒を発生させずに搬送する。また、従来は
図15のように、側板aを底板bに対して傾斜させ、搬
送体cと側板aの接触を防止しているが、搬送体cの進
行方向に対する交差方向に穀粒流路dが広く形成されて
いると、搬送体cの搬送力は穀粒eに図16のように側
方に逃がすように作用し、確実に排出させられないか、
あるいは、相当に時間が掛かり、どの位排出用の運転時
間を設定すればよいかの判断が非常に困難である。
【0009】そこで、搬送体12は、支持機構Xにより
起立板17との間に穀粒より小なる隙間(0〜1mm)を
有して移動させる構成にすると、一層、穀粒流路18内
の残留穀粒を発生させずに搬送する。しかして、支持機
構Xは、穀粒流路18を、底板16と、該底板16の左
右側の略垂直の起立板17と、該起立板17の上端より
上方に至るに従い側方に広がるように設けた傾斜支持板
部20により形成し、一方、前記各搬送体12は、合成
樹脂の板部材により、前記左右の傾斜支持板部20の上
面に常時摺接する左右の傾斜摺接面21を有して構成す
る。即ち、左右の傾斜摺接面21は搬送体12の自重で
機筐1の傾斜支持板部20に摺接した状態で移動するこ
とにより、常時左右の傾斜支持板部20の中央に位置す
るように搬送体12を案内し、移動中の搬送体12が左
右に振れるのを防止する。したがって、搬送体12は、
傾斜摺接面21の下方の下部側縁22を支持機構Xによ
り前記傾斜摺接面21が傾斜支持板部20の上面に摺接
した状態で前記起立板17より穀粒より小なる隙間(0
〜1mm)を有して移動するように容易に設定できる。
【0010】また、左右の傾斜摺接面21が機筐1の傾
斜支持板部20に摺接して支持されて、これ以上下がる
余地がない状態で移動するので、搬送体12の搬送体下
縁24は前記傾斜摺接面21が傾斜支持板部20の上面
に摺接した状態で前記底板16の上面より穀粒より小な
る隙間(0〜1mm)を有して移動するように容易に設定
できる。これにより、各搬送体12にの何れかに別途所
謂スクレーパを取付けるのを不要にする。換言すると、
機筐1内に形成した穀粒流路18の上部に、穀粒流路1
8の移動方向に対する交差方向両外側に至るに従い高く
なる傾斜支持板部20を、移動方向に亘って設け、穀粒
流路18を移動する搬送体12は、傾斜支持板部20上
を摺接移動する傾斜摺接面21を設けることにより、穀
粒流路18の起立板17と左右の側縁下部側縁22との
間に穀粒(米粒)より小さい隙間を有して、底板16上
を摺接移動するように構成するのである。
【0011】したがって、起立板17の深さおよび底板
16の幅は任意であり、この起立板17の深さおよび底
板16の幅に応じて搬送体12が中央を移動するように
傾斜支持板部20および傾斜摺接面21の傾斜角度を設
定すればよい。しかして、前記無端チェン13は、前後
方向の両側リンク25を係止軸部材26により着脱自在
に連結して無端状に形成し、前記両側リンク25のうち
所定のものの左右両側には進行方向に対して交差方向に
突出するように搬送体12を、一体的に合成樹脂により
形成すると、製造が容易になって、好適である。この場
合、前記搬送体12は、無端チェン13の前後方向の左
右一対の両側リンク25の夫々に側方に突出させ、搬送
体12の搬送体下縁24は両側リンク25の下縁より下
方に位置させ、底板16の幅方向一杯に一体状に形成し
てもよいが、搬送体12は左右に分割し、一対の両側リ
ンク25に夫々一体的に形成すると、取付(組立)が容
易になり、好適である。この場合、分割した左右の搬送
体12の間には、穀粒(米粒)より小さい隙間30を設
けて取付ける。左右の両側リンク25はその間に係止軸
部材26を挿通するローラ31を挟んで位置させ、係止
軸部材26の端部を割りピン等の止着具32により着脱
自在に取付ける。33は座金である。
【0012】したがって、左右の搬送体12の一方が破
損しても容易に交換でき、好適である。また、各両側リ
ンク25を係止軸部材26により連結して無端状に形成
しているから、特別な専用の工具を使用することなく、
止着具32を外すと、多数ある両側リンク25のどれで
も外せる。したがって、無端チェン13のメンテナンス
作業を容易にし、無端チェン13の機筐1に対する設定
長さ調節も容易になって、好適である。また、搬送体下
縁24は、搬送体12の進行方向の前側に至るに従い高
くなる下縁面取り傾斜面34に形成すると、搬送体下縁
24が底板16に仮に接触しても、搬送体12の板厚面
全体による面接触ではなく、下縁面取り傾斜面34の最
も低い部分が搬送体下縁24となって側面視線接触です
むので、異音の発生を最小限に抑制する。なお、搬送体
12は正逆(前後)何れの方向にも移動させて穀粒を供
給部2と排出部6とに移動させるように構成することが
あるが(例えば中央に供給部2を設け、両端に排出部6
を設け、あるいは、供給部2と排出部6とを交互に配置
して各供給部2と排出部6との間を搬送する)、この場
合は、搬送体12の前後両方向に下縁面取り傾斜面34
を設ける。
【0013】また、無端チェン13を構成する両側リン
ク25および搬送体12の上面の夫々は、断面を三角形
状のの頂点を挟んで次第に低くなるように傾斜させた穀
粒落下面35に形成すると、両側リンク25および搬送
体12の上面に穀粒が載って残留物となるのを防止でき
て、好適である。36は上行きの無端チェン13を支持
する支受ローラであり、所定間隔を置いて複数設ける。
37は下行きの無端チェン13の浮きを防止する浮き防
止体であり、所定間隔を置いて複数設ける。しかして、
前記排出部6の落口5には、シャッタ40を設け、該シ
ャッタ40は平板により形成し、シャッタ40の一端に
はシャッタ40を移動させるシリンダ等のアクチュエー
タ41を設け、シャッタ40の他端は底板16の開口部
42を閉塞する盲板のみにより形成して構成し、前記シ
ャッタ40の上方には、前記支持機構Xを設ける。43
はシャッタ40を取付けるフレーム、44はエア吹出口
である。
【0014】即ち、搬送体12は、前記のように傾斜摺
接面21を有して形成し、シャッタ40の上方には前記
底板16の開口部42を臨ませ、開口部42の上方に前
記穀粒流路18を形成する起立板17と傾斜支持板部2
0を設けることにより、シャッタ40の上方には、前記
支持機構Xを設けている。しかして、前記搬送体12は
前記供給部2に対して搬送方向上手側より該供給部2の
下方を通過するように、前記無端チェン13を掛け回す
駆動歯車または受動歯車を配置し、該駆動歯車または受
動歯車の下方の前記底板16には残留穀粒排出口45及
び該残留穀粒排出口45を開閉させる開閉シャッタ46
を設ける。47は受動歯車8の斜め後側下方に設けた案
内板、48は穀粒誘導板である。
【0015】
【作用】次ぎに作用を述べる。モーターに通電すると、
駆動歯車10が回転し、駆動歯車10は無端チェン13
を回転させて搬送体12を供給部2から排出部6へ移動
させる。機筐1内には、底板16と、該底板16の左右
側の略垂直の起立板17を有する穀粒流路18を設け、
各搬送体12は支持機構Xにより直接案内支持された状
態で移動するように構成しているから、各搬送体12は
全て支持機構Xにより横振れや片寄り走行することなく
穀粒流路18の中央を移動し、穀粒流路18の内面のう
ち特に底板16と搬送体12の搬送体下縁24との間の
隙間を穀粒より小さく設定しても、搬送体下縁24を底
板16に接触させることなく移動させる。したがって、
搬送体12が機筐1の内面に当たる騒音を発生させるこ
となく、底板16上面と搬送体12の搬送体下縁24と
の間の隙間を穀粒より小さく可及的に狭くでき、搬送体
12による搬送残りがなく、残留穀粒を発生させない。
【0016】このことは、底板16に常時摺接する弾性
部材のスクレーパーを不要にし、このスクレーパーの破
損物が異物として搬送物に混入することを、防止する。
また、底板16上面と搬送体12の搬送体下縁24との
間の隙間が穀粒より大きいと、底板16上に残る穀粒と
搬送体12により搬送作用を受ける穀粒とが上下に二層
存在することになり、この上下二層の境めの穀粒同士が
擦れあって損傷することになるが、底板16上面と搬送
体12の搬送体下縁24との間の隙間は穀粒より小なる
隙間のため、搬送体12は上下に分布する穀粒全体を一
緒に搬送することになって、前記穀粒同士の擦れ合いに
よる損傷を防止する。
【0017】しかして、搬送体12は、支持機構Xによ
り案内支持されて移動するので、底板16の左右側の起
立板17を、略垂直に設けつつ、搬送体12の下部側縁
22と起立板17の間の隙間を穀粒より小なる隙間に設
定できる。したがって、搬送体12の搬送力は、穀粒流
路18の幅方向の全ての穀粒に及び、幅方向において
も、搬送体12によって搬送されている穀粒と搬送残り
の穀粒との間における穀粒同士が擦れあって損傷する現
象の発生を防止する。即ち、図15のように搬送体cの
進行方向に対する交差方向に穀粒流路dが広く形成され
ていると、搬送体cの搬送力は側部の穀粒eに側方に逃
がすように作用し、確実に搬送できず、ここに穀粒e同
士が擦れあって損傷する現象を発生させるが、本願で
は、これを防止する。しかして、支持機構Xは、穀粒流
路18を、平滑な底板16と、該底板16の左右側の略
垂直の起立板17と、該起立板17の上端より上方に至
るに従い側方に広がるように設けた傾斜支持板部20に
より形成し、一方、各搬送体12は、合成樹脂の板部材
により、前記左右の傾斜支持板部20の上面に常時摺接
する左右の傾斜摺接面21を有して構成しているから、
左右の傾斜摺接面21は搬送体12の自重で機筐1の傾
斜支持板部20に摺接した状態でこれ以上下がる余地が
ないまま移動することになり、搬送体12の搬送体下縁
24は底板16の上面より穀粒より小なる隙間を有して
移動する。
【0018】したがって、穀粒流路18の起立板17の
上方に傾斜支持板部20を設けることと、搬送体12に
傾斜支持板部20に合わせた傾斜摺接面21を設けれ
ば、支持機構Xを構成することができ、頗る簡単な構成
にでき、コストを低くできる。また、左右の傾斜摺接面
21が傾斜支持板部20に摺接した状態で移動すること
により、常時左右の傾斜支持板部20の中央に位置する
ように搬送体12を案内しているから、仮に、搬送体1
2に左右の一方に振れるような力が発生しても、横振れ
させる力は、傾斜摺接面21が傾斜支持板部20に当た
った反力となって、搬送体12を他方に戻すように作用
し、搬送体12は常時左右の穀粒流路18の中央に位置
して移動するように案内支持される。したがって、支持
機構Xは、上下方向を案内する構成でありながら、幅方
向(左右方向)も案内支持する作用を奏するので、搬送
体12の下部側縁22と起立板17の間の隙間も穀粒よ
り小なる隙間に設定でき、一層、合理的で、コストを低
くする構成となる。
【0019】このように、搬送体12の下部側縁22と
起立板17の間の隙間を穀粒より小に設定すると、起立
板17の間の穀粒は、起立板17により側方に退避でき
ない状態で搬送体12により搬送され、搬送効率を向上
させ、また、穀粒流路18内の残留搬送物を発生させ
ず、短時間に全て排出させる。この場合、傾斜支持板部
20は、搬送量が減少したときには、穀粒を起立板17
の間の穀粒流路18内に誘導する作用を奏するが、傾斜
支持板部20の上方を傾斜摺接面21より上方の搬送体
12が移動すること、傾斜支持板部20の下方は左右の
起立板17間の穀粒は側方に退避させずに搬送しうるこ
とから、傾斜支持板部20は起立板17の間の穀粒流路
18内に誘導する作用を奏しながら搬送効率を低下させ
ない。それゆえ、搬送体12の上面より上方に穀粒があ
っても、傾斜支持板部20に搬送体12の傾斜摺接面2
1を摺接させているので、傾斜支持板部20の上方の穀
粒には傾斜摺接面21よりも上方の搬送体12の部分が
作用すること、および、この上方の穀粒はその下方を搬
送ベルトのように移動する穀粒に載ったまま移動するこ
と、等の作用が相俟って、上下一体状に搬送されるの
で、搬送量の多少に関わらず、常に所定の搬送効率を確
保しつつ、上下間における穀粒の損傷発生も最小限にす
る。なお、傾斜支持板部20および傾斜摺接面21の左
右幅は、夫々、搬送体12の案内に必要な最小面積にす
ると、一層、上下間における搬送むら発生を防止でき
て、搬送効率を向上させられて、好適である。しかし
て、搬送体12は、無端チェン13の前後方向の両側リ
ンク25のうち所定のものの左右両側に、進行方向に対
して交差方向に突出するように設け、搬送体12と両側
リンク25は一体的に合成樹脂により形成しているか
ら、製造が容易であり、金属製のものに比し軽量化でき
移動中の振動を減少させ、騒音発生を最小限にして、好
適である。
【0020】この場合、搬送体12は、無端チェン13
の前後方向の左右一対の両側リンク25の夫々に側方に
突出させ、両側リンク25の下縁より下方に位置する搬
送体12の搬送体下縁24を、底板16の幅方向一杯に
位置させると共に、搬送体12は左右に分割し、一対の
両側リンク25に夫々一体的に形成しているから、両側
リンク25と搬送体12は夫々板厚の製造精度があれ
ば、組立精度の確保を充分にでき、製造および取付(組
立)が容易になり、好適である。また、分割した左右の
搬送体12の夫々の搬送体下縁24の間には、穀粒(米
粒)より小さい隙間30を有して両側リンク25に取付
けるように構成しているから、両側リンク25の板厚
と、ローラ31の長さとが正確に製造されていれば、両
側リンク25の幅及び搬送体12の幅寸法の組立精度は
充分に確保され、一体状に形成した場合に比し、容易に
精度を確保でき、好適である。即ち、穀粒より小さい隙
間30が、ばらつきを吸収して、搬送体12の左右幅の
精度を向上させ、ひいては搬送体12の下部側縁22と
起立板17の間の隙間の設定精度も向上させる。
【0021】また、搬送体12は、左右に分割すると、
左右の一方の搬送体12が破損しても容易に交換でき、
好適である。この場合、無端チェン13は、各両側リン
ク25を係止軸部材26により連結して無端状に形成
し、各両側リンク25の連結は係止軸部材26を挿通し
て着脱自在の止着具32により止着しているから、特別
な専用の工具を使用することなく、止着具32を外す
と、多数ある両側リンク25のどれでも外せる。したが
って、無端チェン13のメンテナンス作業を容易にし、
無端チェン13の機筐1に対する設定長さ調節も容易に
なって、好適である。しかして、搬送体12の搬送体下
縁24は、搬送体12の進行方向の前側に至るに従い高
くなる下縁面取り傾斜面34に形成しているから、仮
に、搬送体下縁24が底板16上面に接触しても、搬送
体12の板厚面(下面)全体による面接触ではなく、下
縁面取り傾斜面34の最も低い部分である搬送体下縁2
4のみが側面視線接触でするので、異音の発生を最小限
に抑制できる。
【0022】また、搬送体12の前後両方向に下縁面取
り傾斜面34を設けると、搬送体12を正逆(前後)何
れの方向にも移動させることができ、供給部2と排出部
6との配置の自由度を向上させ、汎用性を向上させられ
る。しかして、無端チェン13を構成する両側リンク2
5および搬送体12の上面の夫々は、断面を三角形状の
角形状に形成して穀粒落下面35に形成してあるから、
両側リンク25および搬送体12の上面に穀粒が載って
残留物となるのを防止できて、好適である。しかして、
前記排出部6の落口5には、シャッタ40を設け、該シ
ャッタ40は平板により形成し、シャッタ40の一端に
はシャッタ40を移動させるシリンダ等のアクチュエー
タ41を設け、シャッタ40の他端は底板16の開口部
42を閉塞する盲板のみにより形成して構成し、前記シ
ャッタ40の上方には、前記支持機構Xを設けているか
ら、搬送体12の搬送体下縁24がシャッタ40と接触
するのを防止できる。
【0023】また、底板16の開口部42に別途案内部
材を設けることが不要となるので、コストを低くする。
即ち、従来、底板の開口部に搬送体の下縁を下方から支
持する案内部材を設けているため、この案内部材上に穀
粒が残るという課題と、案内部材はシャッタの盲板の閉
塞部分よりも他端側に形成していたため、案内部材を設
けた分シャッタの長さが長くなって、装置全体が大型に
なっていたが、これを解決する。しかして、前記搬送体
12は前記供給部2に対して搬送方向上手側より該供給
部2の下方を通過するように、前記無端チェン13を掛
け回す駆動歯車または受動歯車を配置構成し、該駆動歯
車または受動歯車の下方の前記底板16には残留穀粒排
出口45及び該残留穀粒排出口45を開閉させる開閉シ
ャッタ46を設けているから、開閉シャッタ46を開け
ると、供給部2より搬送方向上手側の駆動歯車または受
動歯車の下方の底板16上に残留している穀粒を取り出
せる。即ち、無端チェン13を掛け回す駆動歯車または
受動歯車は、供給部2より搬送方向上手側に位置してい
ても、供給部2の下方を通る無端チェン13上に載った
穀粒が運ばれて、落ちることがあること、無端チェン1
3を掛け回す駆動歯車または受動歯車の後側下方には案
内板47を設けていても、各両側リンク25が所定長さ
を有して側面視完全な円弧移動ではなく多角移動(運
動)なので、搬送体12との隙間が大きくなること、特
に、案内板47および底板16に摺接するスクレーパを
設けていないことから、供給部2より搬送方向上手側に
穀粒が残留することがあるが、この残留している穀粒を
取り出せる。したがって、案内板47および底板16に
摺接するスクレーパを省略したことのデメリットを回避
しつつ、スクレーパーの損傷破損物が搬送物に混入する
という不具合発生を未然に防止する。また、案内板47
を複雑な円弧形状に形成することなく、残留穀粒排出口
45へ穀粒を案内誘導しうる傾斜板により形成すればよ
く、この点でも、コストを低くする。
【0024】
【発明の効果】本発明は、搬送方向に長く形成した機筐
1の任意の上方位置に少なくとも一つの供給部2を、機
筐1の任意の下方位置に少なくとも一つの排出部6を夫
々設け、前記供給部2と排出部6の間には、供給部2と
排出部6の間移動するように掛け回した無端チェン13
に、所定間隔を置いて搬送体12を複数設けて前記供給
部2より供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を
設け、前記各搬送体12は前記機筐1内の穀粒流路18
の少なくとも底板16上面に対して穀粒より小なる隙間
を有して支持機構支持機構Xにより直接案内支持された
状態で移動するように構成すると共に、前記搬送体12
の搬送体下縁24は、搬送体12の進行方向の前側に至
るに従い高くなる下縁面取り傾斜面33に形成した穀粒
用横送り搬送装置としたものであるから、仮に、搬送体
下縁24が底板16上面に接触しても、面接触ではなく
線接触となるので、異音の発生を最小限に抑制できる。
本発明は、前記搬送体12の下部は、搬送体12の進行
方向の前後中間部を最も低い搬送体下縁24とし、該搬
送体下縁24の前後両側に夫々前後側に至るに従い高く
なる下縁面取り傾斜面33に形成した穀粒用横送り搬送
装置としたものであるから、搬送体12の前後両方向に
下縁面取り傾斜面34を設けると、搬送体12を正逆
(前後)何れの方向にも移動させることができ、供給部
2と排出部6との配置の自由度を向上させ、汎用性を向
上させられる。本発明は、前記無端チェン13は前後方
向の左右一対の各両側リンク両側リンク25を係止軸部
材26により着脱分解可能に連結して形成し、前記各搬
送体12は複数の両側リンク25のうちの所定の両側リ
ンク25の左右両側に、進行方向に対して交差方向に突
出するように設け、搬送体12と両側リンク25は一体
的に合成樹脂により形成した穀粒用横送り搬送装置とし
たものであるから、左右に分割しているので、左右の一
方の搬送体12が破損しても容易に交換でき、組立精度
が向上してスクレーパーを不要にしても残留穀粒排出可
能にでき、穀粒の損傷の抑制および防止でき、また、搬
送体12の移動の際の振動、騒音の発生の減少および抑
制でき、これにより耐久性を向上させ、メンテナンス作
業も簡易容易化させることができ、無端チェン13を、
係止軸部材26と止着部材32により着脱分解自在に連
結しているので、搬送体12の交換を容易にできるだけ
でなく、無端チェン13の機筐1に対する設定長さ調節
も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横送り搬送装置の側面図。
【図2】 同一部縦断正面図。
【図3】 無端チエンの平面図。
【図4】 同側面図。
【図5】 同組立(分解)状態平面図。
【図6】 横送り搬送装置の縦断正面図。
【図7】 同一部拡大図。
【図8】 浮き防止体の側面図。
【図9】 シャッタ部分の縦断正面図。
【図10】 同平面図。
【図11】 同平面図。
【図12】 残留穀粒排出口部分の側面図。
【図13】 同側面図。
【図14】 同正面図。
【図15】 公知例の縦断正面図。
【図16】 同作用説明平面図。
【符号の説明】
1…機筐、2…供給部、3…投入口、4…供給口、5…
落口、6…排出部、7…搬送コンベア、8…従動歯車、
9…従動軸、10…駆動歯車、11…駆動軸、12…搬
送体、13…チェン、16…底板、17…起立板、18
…穀粒流路、20…傾斜支持板部、21…傾斜摺接面、
22…下部側縁、24…搬送体下縁、25…両側リン
ク、26…係止軸部材、30…隙間、31…ローラ、3
2…止着具、33…下縁面取り傾斜面、35…穀粒落下
面、40…シャッタ、41…アクチュエータ、42…開
口部、43…フレーム、44…エア吹出口、45…残留
穀粒排出口、46…開閉シャッタ、47…案内板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に長く形成した機筐1の任意の
    上方位置に少なくとも一つの供給部2を、機筐1の任意
    の下方位置に少なくとも一つの排出部6を夫々設け、前
    記供給部2と排出部6の間には、供給部2と排出部6の
    間移動するように掛け回した無端チェン13に、所定間
    隔を置いて搬送体12を複数設けて前記供給部2より供
    給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設け、前記
    各搬送体12は前記機筐1内の穀粒流路18の少なくと
    も底板16上面に対して穀粒より小なる隙間を有して支
    持機構支持機構Xにより直接案内支持された状態で移動
    するように構成すると共に、前記搬送体12の搬送体下
    縁24は、搬送体12の進行方向の前側に至るに従い高
    くなる下縁面取り傾斜面33に形成した穀粒用横送り搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記搬送体12の下
    部は、搬送体12の進行方向の前後中間部を最も低い搬
    送体下縁24とし、該搬送体下縁24の前後両側に夫々
    前後側に至るに従い高くなる下縁面取り傾斜面33に形
    成した穀粒用横送り搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記無端チェン13
    は前後方向の左右一対の各両側リンク両側リンク25を
    係止軸部材26により着脱分解可能に連結して形成し、
    前記各搬送体12は複数の両側リンク25のうちの所定
    の両側リンク25の左右両側に、進行方向に対して交差
    方向に突出するように設け、搬送体12と両側リンク2
    5は一体的に合成樹脂により形成した穀粒用横送り搬送
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079600A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Tsubakimoto Bulk Systems Corp ケース型粉粒体フローコンベヤ
JP2017178592A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 三機工業株式会社 精米搬送装置
CN115140502A (zh) * 2021-03-31 2022-10-04 伊维氏传动系统集团公司 谷物输送链

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