JP2003164875A - 電解装置 - Google Patents

電解装置

Info

Publication number
JP2003164875A
JP2003164875A JP2001369794A JP2001369794A JP2003164875A JP 2003164875 A JP2003164875 A JP 2003164875A JP 2001369794 A JP2001369794 A JP 2001369794A JP 2001369794 A JP2001369794 A JP 2001369794A JP 2003164875 A JP2003164875 A JP 2003164875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
electrolysis
cathode
treated
filterability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001369794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4032377B2 (ja
Inventor
Shinichi Nakamura
信一 中村
Kunihiko Fukuzuka
邦彦 福塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omega Inc
Original Assignee
Omega Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omega Inc filed Critical Omega Inc
Priority to JP2001369794A priority Critical patent/JP4032377B2/ja
Priority to US10/270,694 priority patent/US20030102211A1/en
Publication of JP2003164875A publication Critical patent/JP2003164875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4032377B2 publication Critical patent/JP4032377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46109Electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/001Processes for the treatment of water whereby the filtration technique is of importance
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46109Electrodes
    • C02F2001/46119Cleaning the electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46109Electrodes
    • C02F2001/46133Electrodes characterised by the material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46109Electrodes
    • C02F2001/46152Electrodes characterised by the shape or form
    • C02F2001/46157Perforated or foraminous electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/46Apparatus for electrochemical processes
    • C02F2201/461Electrolysis apparatus
    • C02F2201/46105Details relating to the electrolytic devices
    • C02F2201/4611Fluid flow

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解装置とフィルターを一体にして、用水、
排水中の懸濁物、浮遊物質等を電解前に除去する事によ
り、水溶性の汚れや微生物を効果的に電解処理して浄化
殺菌を行い、この電解処理中にフィルターに付着した懸
濁物とそこに含まれる難分解性物質を分解除去し、電解
で生成するカルシュウムの水酸化物等陰極生成物を溶解
除去出来る電解装置とその電解方法を提供する。 【解決手段】両極もしくは少なくとも陰極が濾過性を付
与された孔あき電極であり、ここに付着する被処理水中
の懸濁物、浮遊物質、並びに電解中陰極に生成するカル
シュウム等の水酸化物等を流れの方向を逆転して、処理
水を引き戻し、再度電解して多数の孔のある電極を逆洗
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活用水とその排
水、産業用水とその排水等の電気化学的な浄化殺菌用の
電解装置の電極を「濾過性を付与された電極」とする事
により、用水、排水中の懸濁物、浮遊物質等を電解前に
除去し、水溶性の汚れや微生物を効果的に電解処理して
浄化殺菌を行い、又長時間の電解浄化殺菌により、電極
または濾材(フィルター)に付着した被処理水中の浮遊
物質や電解で生成するカルシュウム、またはマグネシュ
ウムの水酸化物等の陰極生成物を取り除く事が可能とな
る電解方法とその電解装置に関する。
【0002】本発明による電解装置を用いた浄化殺菌方
法とその装置に関する技術分野はプール水、浴槽水、家
庭排水、回収二次用水、池、ラグーン(テーマパーク
等)、産業排水、冷却塔・空調用水、養魚水槽、水産物
洗浄海水、農水産物加工用水、食品工場洗浄用水、産業
廃棄物埋立地の排水又はその洗浄水等広い分野にわたる
ものである。
【0003】
【従来の技術】 本発明者は、前項の各種用水、排水の
浄化殺菌方法とその装置に関して次のような特許願を提
出している。 (1) 特願平 5−087676 「プール水や風呂
水の浄化装置」 プール水や風呂水の一部を電解層で電解処理してプール
や風呂に戻すことを繰り返してプール水や風呂水を浄化
殺菌することが出来た。しかし長時間運転を続けると被
処理水中のカルシュウム、マグネシュウムが陰極に析出
して、カルシュウム、マグネシュウム水酸化物が付着し
て、電解効果が低下すると言う問題が出てきた。 (2) 特願平 9−299084「水質浄化方法及び
その機構」 対象となる用水槽と電解装置とを循環流路でつなぎ繰り
返し循環、電解して浄化殺菌をおこなう。陰極への析出
物の除去の方法として回転スクレパーを取り付けるよう
にした。しかし掻き落としが不充分で電極表面に残るこ
とがあった。
【0004】用水、排水の浄化にはフィルター等で濾過
することも良く行われている。この濾材の目詰まりから
濾材を再生することが問題となっている。 (3) 特願平8−203814「濾材の洗浄再生機構」 において電解装置を用いて濾材の洗浄再生する方法を提
示しているが、さらに簡易で、効果のある方法を求めて
きた。
【0005】長時間電解を続けると被処理水中のカルシ
ュウム、マグネシュウムが陰極に析出して、カルシュウ
ム、またはマグネシュウムの水酸化物となり、電解効果
が低下し、電解不能になる。この問題解決のため次のよ
うな特許願が公開されている。 (特開H04−094785 岡崎 他 「殺菌水製造
方法とその装置」) 塩酸酸性条件では陰極へ付着したカルシュウム、または
マグネシュウムの水酸化物は溶解してしまうので、付着
することがない。しかしプール水や風呂水等の用水は塩
酸酸性条件で運転することが出来ないと言う問題があ
る。
【0006】用水、排水の浄化殺菌に電解装置を用いる
場合、被処理水中の浮遊物質を除くため、電解装置の手
前にフィルターを設置しなければ効果的な電解処理が出
来なかった。またこのフィルターが閉塞すると処理量が
低減すると言う問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの課題を解決す
るために、この発明では生活用水とその排水、産業用水
とその排水等を電気化学的に浄化殺菌するために、電解
装置とフィルターを一体にして、用水、排水中の懸濁
物、浮遊物質等を電解前に除去する事により、水溶性の
汚れや微生物を効果的に電解処理して浄化殺菌を行い、
この電解処理中にフィルターに付着した被処理水中の浮
遊物質や電解で生成するカルシュウム、またはマグネシ
ュウムの水酸化物等の陰極生成物を取り除く事の出来る
電解装置とその電解方法を提供する事を目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明では次のような手段を講じている。
【0009】電解槽の電極は、両極もしくは少なくとも
陰極が濾過性を付与された孔あき電極であり、この孔を
通し被処理水が濾過されて陽極と陰極の間の電解通路に
導入され電気分解作用を受ける。電極が板状でも筒状で
も、相対する陽極と陰極のそれぞれ外側の供給通路から
電解通路に導入するか、直接電解通路に導入し電解して
から陽極と陰極の孔を通して供給通路(この場合は排出
通路)から排出しても良い。
【0010】本発明者は特願2000−168578
「電解装置」において、円筒形の陰極の内側に、適当な
極間距離を置き同心状に陰極よりも外径が1〜5mm小
さい円筒形のフェライト陽極入れ、その中に流動性のあ
る低融点金属又は水銀を入れ、そこに導電性の金属棒を
端子本体として挿入した電解装置を提示しているが、こ
の様な場合には、外側の円筒形の陰極のみ濾過性を付与
された孔あき電極とすることが望ましい。
【0011】2.濾過性を付与された孔あき電極とし
て、孔径が0.1μm乃至8mmである多孔性の導電性
材料を用いることにより、電極がフィルターを兼ねると
共に、電極の電解面積は、通常電極に用いる表面が平滑
な金属板より有効面積を大きなものとすることが出来
る。懸濁物、浮遊物質の粒径が産業廃棄物埋立地の排水
又はその洗浄水の様にその粒径が大きい場合の孔径は3
00μm乃至8mmが適当である。排水等の状態と希望
する処理水の水質にあわせて孔径を選択し、濾過性能を
決めることが望ましい。
【0012】3.排水等を長時間電解処理する場合、多
数の孔のある電極に付着する被処理水中の懸濁物、浮遊
物質や陰極に生成するカルシュウム、またはマグネシュ
ウムの水酸化物等を除くために、流れの方向を逆転し
て、処理水受槽から処理水を引き戻して、電解通路で再
度電解し、この電解処理水により多数の孔のある電極を
逆洗する。
【0013】通常の浄化殺菌工程とは逆の流れとなるの
で、電解通路で生成した電解処理水は孔あきの電極のあ
らゆる隙間を通って逆に内から外に流れ、陽極で生成し
た強酸性水は、陽極の隙間を通って外に流れ出るだけで
なく、陰極に向かっても流れ、陰極で生成するアルカリ
により中和されながら陰極の孔を通って外へ出る。この
際陰極で生成するアルカリもまた外に向かって流れ出る
から陰極の電解通路側の面は酸性になり、ここに付着し
ているカルシュウム、またはマグネシュウムの水酸化物
等の陰極生成物は溶解するか,剥がれ落ちて除去するこ
とが出来る。
【0014】4.濾過性を付与された孔あき陽極の孔数
を少なくするか孔径を小さくして、陽極の開口面積が濾
過性を付与された孔あき陰極の開口面積より小さくなる
と、陰極を通して流れ出る電解処理水の流量を陽極より
も多くする事が出来る。陽極で生成した酸化力が高く、
強い酸性の電解水を濾過性のある陰極に多く流すように
する。更に陰極だけに多数の孔があるか、濾過性がある
ようにすると、陽極で生成した酸化力の高い強酸性の電
解水は全て陰極に向かって流れ、陰極で生成したアルカ
リイオン水を押し出すようにして孔あきの陰極のあらゆ
る隙間を通って外に流出し、陰極に付着している被処理
水中の浮遊物質、懸濁物や陰極において生成するカルシ
ュウム、またはマグネシュウム等の水酸化物等を除去す
ることが出来る。多数の孔のある電極に付着する被処理
水中の懸濁物、浮遊物質の有機物等も酸化分解され除去
される。又この強酸性水は、陰極で生成するアルカリ水
により陰極の濾材の中を通過する間に中和されPH3〜
5程度の弱酸性となるので、次亜ハロゲン酸や活性酸素
が多く生成し、多数の孔のある電極もしくは電極と一体
に複合された濾材の逆洗効果を高くすることが出来る。
【0015】5.濾過性を付与された孔あき電極からな
る電解装置を保護ケースの無い状態で、電解処理水槽の
中に直接浸漬して電解すると電解通路内で生成する水
素,酸素、水蒸気等の気体の上昇によるエヤーリフト効
果で電解処理水槽内に対流が生じ、外部に特別な循環流
路を設けることなく被処理水を繰り返し電解することが
可能である。
【0016】6.電解装置は両極もしくは少なくとも陰
極に濾過性を付与された孔あき電極であり、用,排水等
の被処理水が被処理水導入口から供給通路に導入され、
濾過性を付与された孔あき電極で被処理水中のそのまま
では電解し難い懸濁物を除去されて、陰極と陽極の間の
電解通路で効果的に電解処理を受け浄化殺菌されて、処
理水出口から排出される様に構成している。
【0017】7.この電解装置は、通常の電解処理の
間、所定の時間毎に所定の時間流れの方向を逆転し、処
理水受槽から処理水を引き戻し電解通路で再度電解し
て、この電解処理水により濾過性を付与された孔あき両
極、もしくは少なくとも濾過性を付与された孔あき陰極
を逆洗して、逆洗水排出口から排出するように構成され
る。また逆洗終了後、電解通路、供給通路の下方に設け
られたドレン排出バルブを開いて夫々の通路の残液と共
に逆洗された固形の浮遊物や沈殿物を排出する様にする
事が望ましい。
【0018】流れの方向を逆転し、陽極で生成する強い
酸性の電解水を陰極表面に接触させてカルシュウム,ま
たはマグネシュウムの水酸化物等の陰極生成物を溶解す
る。更にこの電解生成水で濾過性を付与された孔あき陰
極を逆洗する。付着した懸濁物を構成する有機物に電解
処理作用を及ぼし逆洗効果を高めることが出来る。
【0019】8.濾過性を付与された孔あき電極として
は方形板、円盤、又は円筒形の電極に径1乃至8mm程
度の細かな穴をあけたものでも良いが、市販されている
精密打ち抜きスクリーンのスリット孔径が0.02mm
乃至2.5mm程度のものを使用しても良く、更に微細
なものがあれば更に好都合である。電極が濾材をかねる
場合には導電性のある金網、微細な丸孔又はスリット、
ヘリンボン・角孔等の導電性金属の精密打ち抜きスクリ
ーン、微細な細孔により濾過性のあるカーボン、濾過性
のある導電性セラミック、又は導電性プラスチック濾材
等を用いることが望ましい。
【0020】9.濾材(フィルター)を多数の孔のある
電極の電解面と反対側の表面に接して配置又は貼り付け
ることにより、多数の孔のある電極と濾材が一体に複合
されて濾過性を付与された孔あき電極とする事が出来
る。多数の孔のある電極を導電性のない普通の濾材に直
接貼り付けるか、又は重ねても良い。この場合孔あき電
極の孔はすこし大きく通液性があれば良く、電解通路に
直接接する陽極と陰極は耐食性が高く、電解効率の良い
材料であることが望ましい。電解条件によっては電極が
濾材(フィルター)を兼ねる事が困難な場合もあり、一
般の濾材(フィルター)と組み合わせて濾過性のある電
極を構成する事が出来れば好都合である。電極の電解通
路と反対側の片面に一般の濾材、例えば金網、微細な丸
孔又はスリット等開口のある金属板、濾過性のあるカー
ボン、濾過性のあるセラミック、又はプラスチックのフ
ィルターの何れかを接合するか、貼り付けるようにすれ
ば良い。導電性のある濾材(フィルター)の場合には、
多数の孔のある電極との間に通液性のある多孔材を挟ん
で電極からの電流を遮断することが望ましい。
【0021】10.前記各項に挙げた電解方法または電
解装置を直列又は並列に、複数組み合わせてシステムを
構成する。濾材(フィルター)と多数の孔のある電極の
濾過精度と電解の電流密度は同じであるか、逐次高くす
るか対象となる廃液又は排水に対応して設定する。
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1(a)は本発明の濾
過性を付与された孔あき電極を用いて被処理水を電解処
理して、更にフィルターとしての電極についた汚れを逆
洗、電解によって洗浄するプロセスを示すフローシート
である。
【0022】電解装置1の側断面図は図1(b)で示さ
れ、平行配置された濾過性を付与された孔あき陽極2と
濾過性を付与された孔あき陰極3で仕切られ、対面する
陽極2と陰極3の間が電解通路4である。浄化殺菌する
ための被処理水は被処理水槽19から送液ポンプ13で
電解装置1の供給(排出)通路10に送り込まれ、濾過
性のある電極で濾過された被処理水は陽極2と陰極3の
間の電解通路4で電気分解作用を受け、浄化殺菌され
る。
【0023】図1(a)で陽極2と陰極3の間の電解通
路4に対して外側にある供給通路10にはそれぞれ被処
理水導入口9がある。電解通路4で電気分解作用を受
け、浄化殺菌された処理水は処理水出口11から電解処
理水受槽14に排出される。電解処理中に濾過性のある
孔あき電極に付着する被処理水中の浮遊物質や陰極にお
いて生成するカルシュウム、またはマグネシュウムの水
酸化物等を除くために、流れの方向を逆転して、電解処
理水受槽14の逆洗用ポンプ15により被処理水出口
(逆洗水導入口)11から処理水を電解装置1に送り込
み、電解通路4で再度電解して濾過性のある陽極2と陰
極3を逆洗する。
【0024】陽極で生成した強酸性水の逆洗により、陰
極の電解通路側の面は酸性になり、ここに付着している
カルシュウム、またはマグネシュウムの水酸化物等の陰
極生成物は溶解して、濾過性のある陰極3を通りぬけて
供給(排出)通路10を経て逆洗水排出口16から排出
される。又この時濾過性のある陽極2と陰極3の外面に
付着した汚れは逆洗作用により除去される。
【0025】生成した酸化力の高い電解水は付着してい
る、懸濁物中の有機物を酸化分解することが出来る。こ
の付着物の中には砂等の酸化分解出来ない物もあるが、
付着物中の有機物等が分解することにより脆くなり容易
に剥離される。カルシュウム、またはマグネシュウムの
水酸化物等の陰極生成物は、陽極で生成する酸性水によ
り溶解するか、剥がれ落ちて、逆洗処理終了後、電解装
置1に残った逆洗水と共に、ドレン排出バルブ27から
排出される。
【0026】(実施例1)本例の電解装置1で陰極3に
はチタンスリットグリル(孔径0.04×1.45m
m)、陽極2にはこれに白金めっきしたものを用いた。
側断面図は図1(b)に示すように両極は平板状で、相
対する電解面は10x10cm(1dm2)、極間距離
は4mmになるようにした。図1(a)の被処理水とし
てスイミングスクール(平均入泳者550人/日)の4
00m3プールの水をテストに使用した。このプールの
プール水浄化システムとして砂濾過装置があり、滅菌剤
としては次亜鉛素酸カルシュウムを1日平均3〜4Kg
程度使用していた。被処理水槽19(容量200L)か
ら電解処理流量0.4L/分、8A/18V、電気伝導
度750μS/cmの電解条件で電解処理を行った。
【0027】この水を電解すると水はきれいになり、C
OD、アンモニア性窒素、濁度の低減効果は高いが時間
と共に処理流量が低下する。調べてみると白いカルシュ
ウム水酸化物が陰極3のチタンスリットグリルの孔を閉
塞するように付着していた。被処理水槽19にはプール
水を補充して連続運転運転を行うと12時間ぐらいで流
量の低下(0.4から0.3L/分程度に)が認められ
たので、12時間に1度、切り替えバルブ24と逆洗用
ポンプ15により電解処理水受槽14から逆送し、電解
通路4で電解して濾過性を付与された孔あき陽極2、濾
過性を付与された孔あき陰極3を逆洗する。この逆洗電
解時間は10〜20分で十分であった。
【0028】本実施例では濾過性を付与された孔あき電
極として、チタンスリットグリル(孔径0.04×1.
45mm)を用いているので、40μm以下の大きさの
懸濁物は通過する。開口面積は4%あるが、開口部の裏
側の一部も電極として働くため同じスペースで有効な電
極面積が大きくなり電解効率は約30%良くなった。又
逆洗により陰極3に付着したカルシュウム水酸化物を簡
単に溶解除去する事が出来た。
【0029】(実施例2)図2(a)において、電極保
護ケース23の中の陽極2は白金メッキチタンの平板
(100×200mm、厚さ2mm)で極間距離3mm
を隔てチタンスリットグリル(孔径0.04×1.45
mm)の濾過性を付与された孔あき陰極3を配置してい
る。この両極の間が電解通路(極間反応部)4であり、
陰極3の外側に更に濾過精度の高い濾材(フィルター)
20を重ねて配置している。被処理水は被処理水導入口
9より供給(排出)通路10を経て、濾材(フィルタ
ー)20で濾過され電解通路(極間反応部)4に供給さ
れ電解反応による酸化分解、浄化殺菌作用を受け、処理
水出口(逆洗水導入口)11から排出される。
【0030】図2(b)は被処理水を電解反応処理した
時に、濾材(フィルター)20を閉塞した被処理水中の
浮遊物質、懸濁物、陰極に生成したカルシュウム,また
はマグネシュウムの水酸化物等を、流れの方向を逆転し
て逆洗する様子を示している。図1(a)のフローシー
トに示すように処理水受槽12から処理水を引き戻し
て、電解通路(極間反応部)4で再度電解する。陽極2
で生成した強酸性水は逆洗用ポンプ15の圧力に押さ
れ、電解通路(極間反応部)4に面する陰極3の表面の
カルシュウム、またはマグネシュウムの水酸化物等を溶
解し多数の孔のある陰極3と濾材(フィルター)20を
逆洗しながら、供給(排出)通路10へ押し出され、逆
洗水排出口16を経て被処理水槽19に返される。
【0031】本実施例では、濾材(フィルター)20に
清澄濾過用濾材として通常用いられるセラミック、燒結
金属、珪砂などを合成樹脂で接着した成形濾材、又は濾
布(木綿、ガラス繊維、化学繊維等)を用いて、実施例
1と同じ条件で、同じ水質のプール水を用いてテストを
行った。濾材(フィルター)20は陰極3の外側の面に
直接重ねて配置したが、濾布は方形の枠に貼り付けて用
いた。木綿、ビニロン、ポリアミド等の濾布は逆洗のと
き外側に少し膨らむがこのテストでは特に支障がなかっ
た。
【0032】電解通路(極間反応部)4では被処理水の
中のハロゲンイオン(塩素、臭素等)が電解反応で陽極
2の電極面で次亜ハロゲン酸、活性酸素を含む強酸性水
が生成し、陰極3の電極面でアルカリイオン水が生成す
る。化1にその電解反応式を示す。
【化1】
【0033】図2(a)で被処理水の通常電解時には、
陰極3の電極表面は強アルカリ性であり、生成したアル
カリイオン水は隔膜の無い電解通路(極間反応部)4内
で、陽極2の強酸性水と混合・中和され、処理水出口
(逆洗水導入口)11では中性となる。図2(b)の逆
洗時には、逆に陰極3のアルカリイオン水は陽極2の強
酸性水により陰極3と濾材(フィルター)20の多数の
孔を通って外に向かって押し出される。サンプリング管
A25からスポイド式に陰極3の表面の電解水を取り出
しPHを測定すると、逆洗前PH12以上であったもの
が、電解しながら逆洗するとすぐにPH5位程度に低下
し、5乃至10分後にはPH3程度になる。サンプリン
グ管26で供給(排出)通路10側の濾材(フィルタ
ー)20表面近くの逆洗前6.5であったが、陰極3と
濾材(フィルター)20から押し出された逆洗水のPH
は8程度まで上がり、5乃至10分後には6.5前後に
落ち着く。陰極3に生成するカルシュウム、またはマグ
ネシュウムの水酸化物は除かれ、長時間運転をしても逆
洗する事により常に濾過流量は95%以上のレベルに回
復することが出来た。
【0034】(実施例3)図3(a)、(b)には外側
が円筒形SUS316製の濾過性を付与された孔あき陰
極3、内側が陰極よりも外径が4mm小さい(極間距離
4mm)円筒形のニッケル・フェライト陽極2からなる
電解装置1の実施例を示す。ニッケル・フェライト陽極
2の筒の中には加熱して流動性のある低融点金属でも良
いが、本例では水銀を充填部6に入れ、そこに導電性の
金属棒を陽極端子本体5として挿入した電解装置であ
り、外側の円筒形の陰極3のみ濾過性を付与された孔あ
き電極としている。
【0035】ニッケル・フェライト陽極は長さ300m
m、外径21mm、電極面積2dm2(200cm
であり、図2(b)にその断面図とシステムフロー図を
示す。外側の濾過性を付与された孔あき陰極3はSUS
316の綾畳織金網製(孔径10μm)の円筒形電極で
ある。図3(a)に示すシステムフロー図で、被処理水
槽19の被処理水を送液ポンプ13で電解装置1に送り
こみ電解処理をする実施例のプロセスフローを示す。被
処理水は産業廃棄物等の埋立地の浸出排水処理槽から採
取した浸出排水であり、懸濁物も多い。SS35mg/
L、PH7.4、電気伝導度750μS/cm、COD
330mg/L、全窒素T−Nは24mg/Lであり、
被処理水槽19に5000ml入れ、これを循環し、繰
り返して電解処理する。予備テストで良い結果が得られ
たNaCl:NaBrの混合モル比60:40の混合物
を加えて、電気伝導度を10,000μS/cmになる
ように調整した。
【0036】この埋立地の浸出排水にはアンモニア性窒
素NH4−N、硝酸性窒素NO3−N等の全窒素T−N
としては18mg/Lを含有しているが、電流密度6A
の電解処理で、T−Nを1.3mg/L(分解率は93
%)まで低減することが出来た。この例で使用した懸濁
物が多い浸出排水は孔径10μmのカートリッジフィル
ターの濾過だけではSS低減は十分ではないが、電解通
路(極間反応部)4の陽極酸化作用を繰り返し与えてを
低減出来る事を本発明者は特願2001−323356
「廃液又は排水の処理方法とその装置」に記載してい
る。
【0037】この先例と比較するため図3(a)の循環
ライン31にSUS316の綾畳織金網製(孔径10μ
m)キュノ10インチ・カートリッジフィルター32を
加え、予め濾過してから電解するテストも行った。電解
処理水のCOD低減効果は大きいことは今回も確認でき
た。この結果を表1に示す。電流密度は6、12、24
A/dm、循環時間は120分、循環量は毎分500
mlであり、5,000mlの処理液は120分間に1
2回繰り返し電解処理されることになる。30、60分
後に夫々1回づつ8分間逆洗電解を行っている、この逆
洗前の流量はそれぞれ470ml/分に低下していたが
500ml/分に回復した。先例(比較)に比べCOD
が効果的に低減出来ることが確かめられた。この結果を
表1、図4に示す。始め80分くらいまでは本発明の方
法のCOD低減速度は先例(比較)に比べ遅く値が上下
しているが、それ以降は急速に低下している。
【0038】
【表1】
【0039】表2、図5は残塩濃度(残留塩素濃度)の
径時的変化を示すもので、先例(比較)に比べ本発明の
方法ではその上昇速度が遅く、始め80分くらいまでは
ほとんど上昇しない。80分以降のCODの急速低下に
し対応して残留塩素濃度が急上昇している。これは前記
の始め80分くらいまでは本発明の方法のCOD低減速
度は先例(比較)に比べ遅く値が上下している事に対応
している。これはフィルターの付着物中の有機物などが
酸化分解反応に消費されるため、濾過電解処理水のCO
D低減速度、残塩濃度の上昇速度が遅かったと考えられ
る。これを確かめるため120分電解処理後フィルター
の付着物並びに逆洗で剥離して排出された固形物を乾燥
し,メチルエチルケトン(MEK)による溶剤抽出分
(有機物)を行った。表1に示す様に電流密度24A/
dm2では先例(比較)に比べその抽出分(有機物)は
2.5%から0.2%(12分の1)に大きく低減して
いる。即ちフィルターに付着した懸濁物中の有機物もほ
とんど酸化分解することが出来たことを示している。
【0040】
【表2】
【0041】実施例4)本実施例では 図6(a)、
(b)に孔あき円筒形のチタン陰極3の外側に円筒形の
濾材(フィルター)20を巻いて、孔あき電極と濾材
(フィルター)を一体に組み合わせた場合を示してい
る。円筒形のチタン陰極3と円筒形の濾材(フィルタ
ー)20の隙間には濾材(フィルター)20が導電性で
ある時には導電性のない濾材又は孔あきクッション22
を挟むが、導電性のない場合は何も入れないでも良い。
本例では濾材(フィルター)20として、一般に利用さ
れている円筒形のポリオレフィン系複合繊維製のデプス
タイプフィルター(孔径5μm)を使ったが、特にこの
濾材に限定するものではない。
【0042】 ニッケル・フェライト陽極2は実施例2と同じ陽極面積
2dm(200cm)で極間距離は2mmで、その
外側に円筒形の濾材(フィルター)20に予め内接する
ように挿入してある円筒形のチタン陰極3を配置する。
この組立の基本部分は実施例5の図8に示すものと同じ
である。
【0043】テストに用いた用水は鯉の養殖池の水であ
り、アオコが繁殖して緑色に混濁し、懸濁物も多い。S
Sは15mg/L、PH7.2、電気伝導度520μS
/cm、CODは12.3mg/L、アンモニア性窒素
NH−N4.8mg/Lであった。システムフローは図
3(a)と同じで、被処理水槽19に30Lの池の水を
入れ、ポンプで500ml/分の流量で循環しながら繰
り返し電解処理を電流値12A/dmに設定して行っ
た。1時間後、3時間後に夫々1回づつ8分間逆洗電解
を行っている、この逆洗前の流量は1時間後440ml
/分、3時間後45/0ml/分に低下していたがそれ
ぞれ500ml/分に回復した。COD、アンモニア性
窒素NH4−N、SSの低減率はいずれも90%以上の
良い結果が得られた。
【0044】
【表3】
【0045】比較のために従来のやり方で図3(a)の
循環ライン31に本例と同じ円筒形のポリオレフィン系
複合繊維製のデプスタイプ(孔径5μm)キュノ10イ
ンチ・カートリッジフィルター32を配置し、濾過しな
がら循環を繰り返し同じ条件で電解処理するテストを行
ったが、2時間ぐらい運転するとアオコでカートリッジ
フィルター32が閉塞して運転できなくなった。
【0046】(実施例5)図7は円筒形の陰極3が孔あ
き電極である浸漬型電解装置21を電解処理槽12の中
に浸漬して電解する実施例を示す断面図である。電極部
保護ケース23が無いので電解通路(極間反応部)4か
ら電解処理水は陰極3の陰極にあけられた孔28から電
解処理槽12へ溢出する。電解通路内で生成する水素、
酸素、水蒸気等の気体の上昇によるエヤーリフト効果に
より、電解装置の下部の孔から被処理水が自然に導入さ
れ、電解通路内で電解されながら気体の上昇によるエヤ
ーリフトで上昇し、電解装置の上部の孔から電解処理水
槽に排出される。
【0047】図8は浸漬型電解装置21を構成する陽極
2、陽極端子本体5、濾材(フィルター)20、孔あき
陰極3の斜視図であり、孔あき陰極3の外側に濾材(フ
ィルター)20を重ねる様子等を説明する組立図(スプ
ール図)ある。図7の陰極3は孔あき電極だけである
が、図8の孔あき陰極3には濾材(フィルター)20を
重ねて濾過と電解を行う事が出来るようにしている。電
解通路内で生成する水素、酸素、水蒸気等の気体の上昇
によるエヤーリフト効果と溢出により濾材(フィルタ
ー)20と孔あき陰極3を逆洗することが出来る事が判
った。浸漬型電解装置21を電解処理槽12の中に浸漬
して電解するだけで、外部に循環ラインを設け、ポンプ
と濾材(フィルター)を用いて被処理水を繰り返し電解
処理するのと同じ効果が得られた。
【0048】(実施例6)図9は被処理水を連続的に濾
過と電解を複数の電解装置を組み合わせて行う場合のシ
ステムフロー図である。実施例では、3組の電解装置を
用いた例である。 1.電解装置A: 始めに円筒形の陽極2と濾材(フィ
ルター)20を一体に重ねた孔あき陰極3で構成する完
全濾過型の電解装置(図6)であり、濾材(フィルタ
ー)20の濾過精度は105μm(150メッシュ)で
あり、電流密度は27A/dmである。 2.電解装置B: 次もAと同じ完全濾過型の電解装置
であるが、違うのは濾材;(フィルター)20の濾過精
度が5μm、電流密度は54A/dmと更に濾過精度
と電流密度を高くしている。 3.電解装置C: 円筒形の陰極が孔あき電極3である
浸漬型電解装置21を浸漬した電解処理槽12(図7)
であり、孔あき陰極3の孔径は5mmである。電流密度
は82A/dmと更に高くしている。
【0049】浮遊物、懸濁物質が多い廃棄物埋立地の滲
出水、有害な難分解性物質を含有する土壌の浄化に際し
生成する洗浄水等も含む産業排水、循環して使用される
養殖用水、風呂水、プール水等の用、排水の浄化殺菌を
効率良く行うことが出来た。請求項5の発明の応用とし
て電解装置Cを用いることにより、廃棄物埋立地等の有
機塩素化合物(ダイオキシン類、PCB・塩化ビフェニ
ル類)、農薬(DDT、PCP、パラチオン、TPN・
テトラクロロイソフタロニトリル、トリホリン、MEP
・スミチオン、ダイアジノン等)等難分解性物質を含有
する滲出水、又はこれらの有害な難分解性物質を含有す
る土壌の浄化に際し生成する洗浄水の処理は分解しやす
いを物質1、2の段階で除いておいてから集中的に10
A/dm以上の高い電流密度で繰り返し電気分解を行
う必要がある。
【0050】本例では電解装置A、B、Cを順に並べ被
処理水19から電解装置Aの濾材(フィルター)20を
一体に重ねた孔あき電極3で105μm以上の荒い浮遊
物、懸濁物質を濾別してから電気分解を行い、次に孔径
が5μmと更に濾過精度の高い濾材(フィルター)20
を一体に重ねた孔あき電極3で濾過と電解を行う。さら
に電解装置Cでは陰極に数多く開けられた孔径5mmの
孔の働きで、エヤーリフト効果で電解処理水槽内に生じ
る対流を利用し、外部に特別な循環流路を設けることな
く被処理水を繰り返し電解する事が出来た。
【0051】本発明者は、特願2001−323356
「廃液又は排水の処理方法とその装置」において、 中
間貯留槽、フィルターと電解装置との間に循環流路を設
け廃液又は排水を電解通路(極間反応部)内で電気分解
処理を繰り返し行い、難分解性物質を効率良く酸化分解
する方法を提示している。その実施例では産業廃棄物等
の埋立地の浸出排水をNaCl:NaBrの重量比を6
0:40とする混合物で、電流密度136A/dm
電気分解処理を繰り返し行い、COD分解率が94%ま
で低減し、ダイオキシンも検出できなかった。
【0052】その方法と比較するために本実施例では、
産業廃棄物等の埋立地の浸出排水処理槽から採取した同
じ浸出排水でテストを行った。この排水には懸濁物が多
く、2、3、7、8−四塩化ジベンゾダイオキシンに換
算して32ナノグラム/Lのダイオキシンを含むもので
ある。又沈降した懸濁物を乾燥後、トルエンでソックス
レー抽出し分析するとダイオキシンが検出される。
【0053】この浸出排水はNaCl:NaBrの重量
比を60:40とする混合物で、3段処理ではあるが電
流密度は27、54、82A/dmであり、連続処理
を行うことが出来た。また先例の136A/dmより
低い電流密度でCOD分解率が96%に達し、ダイオキ
シンも検出できなかった。又フィルターの付着物を採取
し、乾燥後、トルエンでソックスレー抽出し分析すると
ダイオキシンは検出されなかった。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ていて、以下に記載されるような効果を有する。
【0055】(a)請求項1の発明によれば、濾過性を
付与された孔あきとすることにより、電解効果を低減す
る懸濁物質や浮遊物を事前に除くことが出来る。被処理
水中の有機物等を含有した懸濁物質が除去されているの
で、効率良く電気分解作用が行われ浄化殺菌作用が高く
なる。
【0056】(b)請求項2の発明によれば、濾過性を
付与された孔あき電極の孔径が0.1μm乃至8であ
り、孔径のサイズを選択して懸濁物質や浮遊物の状態、
処理水の用途に簡単に対応する事が出来る。孔あき電極
であるので、その表面が平滑な普通の電極よりも電解有
効面積が大きく電解効率が高い。又孔付近で生じる乱流
作用により、電解で生成した次亜ハロゲン酸、活性酸素
と被処理水との電解酸化反応は効果的に行われる。生成
した塩素、酸素、水素等の気体がこれらの孔から外に逸
出しようとする際に生じる乱流でこの反応は更に促進さ
れる。
【0057】(c)請求項3の発明によれば、フィルタ
ーに付着する被処理水中の浮遊物質、懸濁物質を被処理
水中の浮遊物質、懸濁物質を流れの方向を逆転して逆洗
によって外してしまうだけでなく、電解で生成するカル
シュウムの水酸化物等陰極生成物を簡単に溶解除去する
事も出来る。孔あき電極に付着した浮遊物質、懸濁物質
等は逆洗作用によって物理的に除去することが出来る
が、更にこの発明の逆洗水は電極で生成したばかりの酸
化力の高い電解水であり、付着している有機物を酸化分
解する事が出来るだけでなく、砂等の酸化分解出来ない
付着物も、その中に含まれる有機物等が分解することに
より脆くなり濾材から容易に剥離することが出来る。
【0058】(d)請求項4の発明によれば、陰極側の
逆洗水量が多くなるので、陽極に生成する強酸性水で、
陰極を優先的に逆洗することが出来るので、陰極に生成
するカルシュウム、またはマグネシュウムの水酸化物等
の陰極生成物を溶解除去することが出来る。この強酸性
水は、陰極の隙間を通って外に流れ出るので、濾過性の
ある孔あき電極に付着する被処理水中の浮遊物質も酸化
分解され除去される。又この強酸性水は、陰極で生成す
るアルカリ水により中和され弱酸性の条件で、次亜ハロ
ゲン酸、活性酸素の生成が多くなり濾材の逆洗効果を高
くすることが出来る。また逆洗開始から暫くはアルカリ
水が濾材(フィルター)を逆洗するので油性の浮遊物質
に対する逆洗効果が高い。
【0059】(e)請求項5の発明によれば、電解通路
内で生成する水素、酸素、水蒸気等の気体の上昇による
エヤーリフト効果により、電解処理水槽から電解装置の
下部の孔から被処理水が導入され、電解通路内で電解さ
れながら気体の上昇によるエヤーリフトで上昇し、電解
装置の上部の孔から電解処理水槽に排出される。この結
果電解処理水槽内でも対流が生じ、外部に特別な循環流
路を設けなくとも被処理水を繰り返し電解することが可
能である。また陰極で生成するアルカリ水が陰極の隙間
を通って外に流れ出るのを追う様にして陽極に生成する
強酸性水が陰極に接触して、逆洗する時と同じように陰
極に生成するカルシュウム、またはマグネシュウムの水
酸化物等の陰極生成物を溶解除去することが出来る。
【0060】(f)請求項6の発明によれば、浮遊物、
懸濁物質が多い用水、排水、廃水は濾過性を付与された
孔あき電極で濾過され、陰極と陽極の間の電解通路で電
解処理を受け、浄化殺菌されるので浮遊物、懸濁物質が
多い産業排水、循環して使用される養殖用水、風呂水,
プール水等の用、排水の浄化殺菌を効率良く行うことが
出来る。請求項5の発明と組み合わせてこの装置を用い
ることにより、廃棄物埋立地等の有機塩素化合物(ダイ
オキシン類、PCB・塩化ビフェニル類)、農薬(DD
T、PCP、パラチオン、TPN・テトラクロロイソフ
タロニトリル、トリホリン、MEP・スミチオン、ダイ
アジノン等)等難分解性物質を含有する滲出水、又はこ
れらの有害な難分解性物質を含有する土壌の洗浄の際に
生成する洗浄水が本発明の方法で浄化される。
【0061】(g)請求項7の発明によれば、硬度が高
く、カルシュウム、またはマグネシュウム等が多い用、
排水の電解で生成するカルシュウム、またはマグネシュ
ウムの水酸化物等の陰極生成物も、陽極で生成する酸化
力が高く、強い酸性の電解水を陰極表面に接触させ、更
には濾材である陰極を逆洗することにより、簡単に溶解
除去する事が出来る。またそれだけでなく、前記の滲出
水又は洗浄水の中に分散している浮遊物、懸濁物質の中
に残存している有害な難分解性物質までも逆洗電解によ
り酸化分解して無害化することが出来る。
【0062】(h)請求項8の発明によれば、孔あき電
極としては方形板、円盤,又は円筒形の電極に細かな穴
をあけたもの、市販されている精密打ち抜きスクリーン
のスリット等の安価な材料で良く、電極が濾材をかねる
場合には導電性のある金網、微細な丸孔又はスリット、
ヘリンボン・角孔等の導電性金属の精密打ち抜きスクリ
ーン、微細な細孔により濾過性のあるカーボン、濾過性
のある導電性セラミック、又は導電性プラスチック濾材
等の多様な材料の中から用途に適応したものを簡単に選
択することが出来る。
【0063】(i)請求項9の発明によれば、電解通路
で対面する陽極と陰極は耐食性が高く、電解効率の良い
材料に限定されるが、これら電極の裏側に一般に用いら
れる濾材を内接するか、貼り付けるようにすれば、広い
用途に安価、小型で効率の良い電極とフィルター一体型
の電解装置を提供することが出来る。
【0064】(j)請求項10の発明によれば、円筒形
の陰極が孔あき電極3である浸漬型電解装置21と濾材
(フィルター)20を一体に重ねた孔あき陰極3等で構
成する完全濾過型の電解装置1などを組み合わせ、濾過
精度、電流密度を段階的に変えることにより広い範囲で
各種の難分解性物質を含有する排水、廃液を連続的に効
率良く処理することが出来る様に成った。
【0065】これまで処理が困難であった浮遊物や懸濁
物質が多い廃棄物埋立地の滲出水、有害な難分解性物質
を含有する土壌の浄化に際し生成する洗浄水等も含む産
業排水、循環して使用される養殖用水、風呂水、プール
水等の用,排水の浄化殺菌を効率良く行うことが出来
た。 特に有機塩素化合物(ダイオキシン類、PCB・
塩化ビフェニル類)、農薬(DDT、PCP、パラチオ
ン、TPN・テトラクロロイソフタロニトリル、トリホ
リン、MEP・スミチオン、ダイアジノン等)等難分解
性物質の処理に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)電解装置1(側断面図で示す)と被処理
水槽、電解処理水受槽、制御・電源装置等で構成するシ
ステムフロー図である。 (b)電解装置1のa―a断面図である。
【図2】陰極と濾材(フィルター)を一体にした電解装
置の実施例を示す側断面図である。 (a)通常の濾過と電解の様子を説明する図である。 (b)陰極と濾材(フィルター)を逆洗する様子を説明
する図である。
【図3】円筒形の陽極と陰極で構成され、濾過性を付与
された孔あき陰極と陽極の内側に端子本体と低融点金属
結合部を挿入した状態を示す図である。 (a)電解装置1(側断面図で示す)と被処理水槽、電
解処理水受槽、制御・電源装置等で構成するシステムフ
ロー図である。 (b)電解装置1のa―a断面図である。電解装置1
(側断面図で示す)
【図4】埋立地の浸出排水を120分間繰り返し電解処
理したCODの低減効果を示すグラフである。(実施例
3表1参照)
【図5】埋立地の浸出排水を120分間繰り返し電解処
理した時の残留塩素濃度の径時的変化を示すものであ
る。(実施例3表2参照)
【図6】円筒形の陽極と陰極で構成され、孔あき陰極と
濾材(フィルター)を一体にした電解装置の実施例を示
す断面図である。 (a)電解装置1の実施例を示す側断面図である。 (b)電解装置1のa―a断面図である。
【図7】円筒形の陰極が孔あき電極である浸漬型電解装
置21を電解処理槽12の中に浸漬して電解する実施例
を示す断面図である。
【図8】浸漬型電解装置21を構成する陽極2、極端子
本体5、濾材(フィルター)20、陰極3の斜視図であ
り、陰極3の外側に濾材(フィルター)20を重ねる様
子を説明する組立図(スプール図)である。
【図9】連続的に濾過と電解を複数の電解装置を組み合
わせて行う場合のシステムフロー図である。
【符号の説明】
1 電解装置 2 陽極 3 陰極 4 電解通路(極間反応部) 5 陽極端子本体 6 低融点金属結合部又は水銀充填部 7 陽極端子 8 陰極端子 9 被処理水導入口 10 供給(排出)通路 11 処理水出口(逆洗水導入口) 12 電解処理槽 13 送液ポンプ 14 電解処理水受槽 15 逆洗用ポンプ 16 逆洗水排出口 17 ドレン排出口 18 制御・電源装置 19 被処理水槽 20 濾材(フィルター) 21 浸漬型電解装置 22 導電性のない濾材、又は孔あきクッション 23 電極部保護ケース 24 切り替えバルブ 25 サンプリング管A 26 サンプリング管B 27 保護チュウブ 28 端子部保護ケース 29 陰極にあけられた孔 30 電極固定部 31 循環ライン 32 フィルター 33 逆洗ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 39/20 C02F 1/50 510A C02F 1/50 510 510D 520A 520 520K 520L 520P 531L 531 531M 540B 540 550D 550 560F 560 560Z C25B 11/03 C25B 11/03 15/00 302A 15/00 302 B01D 29/38 580Z Fターム(参考) 4D019 AA03 BA02 BA03 BA05 BA13 BB02 BC06 BC15 CA03 CB04 DA06 4D061 DA01 DA02 DA06 DA07 DA08 DB01 DB02 DB10 DB19 DC06 DC09 DC11 DC14 DC15 EA03 EB17 EB19 EB26 EB30 EB35 FA13 4K011 AA10 AA11 AA21 AA22 AA30 AA49 BA12 CA04 CA05 DA01 4K021 AA09 AB01 BA02 BC01 BC03 CA08 CA09 CA10 DA01 DA03 DA05 DA09 DA10 DA13 DC07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両極もしくは少なくとも陰極が濾過性を
    付与された孔あき電極であり、被処理水中の懸濁物、浮
    遊物などを濾過してから陽極(2)と陰極(3)の間の
    電解通路(極間反応部)(4)で電気分解作用を行うこ
    とを特徴とする電解装置。
  2. 【請求項2】 濾過性を付与された孔あき電極の孔径が
    0.1μm乃至8であることを特徴とする請求項1に記
    載の電解装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の電解装置で
    濾過と電解処理中に濾過性を付与された孔あき電極に付
    着する被処理水中の懸濁物、浮遊物質、並びに陰極にお
    いて生成するカルシュウム,またはマグネシュウム等の
    水酸化物等を除去洗浄するために、流れの方向を逆転し
    て、電解処理水受槽(14)等から処理水を引き戻し、
    電解通路(極間反応部)(4)で再度電解して多数の孔
    のある電極を逆洗することを特徴とする電解方法。
  4. 【請求項4】陽極(2)の孔を少なくするか、孔の開口
    面積を陰極(3)よりも小さくして陰極(3)の逆洗水
    量が多くなるようにするか、若しくは孔のない陽極
    (2)とする事により、陽極(2)で生成する強酸性水
    で多数の孔のある陰極(3)を陽極(2)よりも優先し
    て逆洗することを特徴とする請求項3に記載の電解方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電解装置(1)で電極部
    保護ケース(23)を取り外した形の浸漬型電解装置
    (21)を電解処理槽(12)の中に直接浸漬して電解
    し、発生する気体のエヤーリフト作用で電解処理槽(1
    2)と電解装置(1)の電解通路(極間反応部)(4)
    の処理水をその対流と循環作用により濾過を繰り返しな
    がら電解することを特徴とする電解方法。
  6. 【請求項6】 電解装置(1)が被処理水導入口
    (9)、供給通路(10)、両極もしくは少なくとも陰
    極(3)が濾過性を付与された孔あき電極、そして電解
    通路(極間反応部)(4)、と処理水出口(11)によ
    って構成され、被処理水が被処理水導入口(9)から入
    り、濾過性を付与された孔あき電極で濾過され、陰極
    (3)と陽極(2)の間の電解通路(極間反応部)
    (4)で電解処理を受け、処理水出口(11)から排出
    されることを特徴とする請求項1記載の電解装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の濾過性を付与された孔あ
    き電極に付着した懸濁物、浮遊物質や陰極(3)におい
    て生成するカルシュウム,またはマグネシュウム等の水
    酸化物等を除くため、被処理水を浄化殺菌するための通
    常の電解処理の間に、所定の時間間隔で流れの方向を逆
    転し、電解処理水受槽(14)等から処理水を引き戻
    し、電解通路(4)で再度電解して、この電解処理水に
    より濾過性を付与された孔あきの両極、若しくは少なく
    とも濾過性を付与された孔あき陰極を逆洗して、これを
    逆洗水排出口(16)から排出し、逆洗終了後、電解通
    路(極間反応部)(4)、供給通路(10)の下方に設
    けられた電解通路(極間反応部)(4)、供給通路(1
    0)のドレン排出口(17)を開いて夫々の通路の残液
    と共に逆洗された懸濁物、固形の浮遊物や沈殿物を排出
    することを特徴とする電解装置。
  8. 【請求項8】 前記各項に於いて、濾過性を付与された
    孔あき電極が、導電性のある金網、微細な丸孔又はスリ
    ット等開口のある金属板、微細な細孔により濾過性のあ
    るカーボン、濾過性のある導電性セラミック、又は導電
    性プラスチックのフィルター等の濾材等から成ることを
    特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の電解方法若し
    くは電解装置。
  9. 【請求項9】 前項に挙げた濾材(フィルター)(2
    0)を多数の孔のある孔あき電極の電解面と反対側の表
    面に接して配置又は貼り付けることにより、濾過性を付
    与された孔あき電極と濾材(フィルター)(20)が一
    体に複合される事を特徴とする請求項1〜7の何れかに
    記載の電解装置。
  10. 【請求項10】 前記各項に挙げた電解方法または電解
    装置を複数組み合わせて用いることを特徴とする電解方
    法若しくは電解装置。
JP2001369794A 2001-12-04 2001-12-04 電解装置 Expired - Fee Related JP4032377B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369794A JP4032377B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 電解装置
US10/270,694 US20030102211A1 (en) 2001-12-04 2002-10-16 Electrolyzer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369794A JP4032377B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 電解装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003164875A true JP2003164875A (ja) 2003-06-10
JP4032377B2 JP4032377B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=19179128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001369794A Expired - Fee Related JP4032377B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 電解装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030102211A1 (ja)
JP (1) JP4032377B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045026A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 導電性ダイヤモンド被覆基板
JP2007057203A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Hiroshi Tanaka 冷却水循環装置
JP2007309775A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Omega:Kk 耐水性電極
KR100806322B1 (ko) 2006-04-11 2008-02-27 신동철 은동 이온살균장치
WO2009065023A1 (en) * 2007-11-14 2009-05-22 Quos, Inc. Multifunctional filtration and water purification systems
CN101003906B (zh) * 2006-01-20 2010-05-12 徐文星 电解槽的杀菌及清除积钙的方法
JP2016506288A (ja) * 2012-12-03 2016-03-03 アクシン ウォーター テクノロジーズ インコーポレイテッドAxine Water Technologies Inc. 電気化学セルを用いる廃水の効率的な処理
JP2016507354A (ja) * 2012-12-02 2016-03-10 アクシン ウォーター テクノロジーズ インコーポレイテッドAxine Water Technologies Inc. 廃水処理のための電解セルでの濾過能力の付与方法
JP2016516577A (ja) * 2013-04-25 2016-06-09 ラディカル フィルトレーション リミテッドRadical Filtration Limited 電気化学的フィルタ装置
JP2020518724A (ja) * 2017-04-24 2020-06-25 ヘラー・エレクトロライザー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングHoeller Electrolyzer GmbH 水電解装置を動作させる方法
JP7053128B1 (ja) 2021-11-15 2022-04-12 東京瓦斯株式会社 水電解セル用ガス拡散層、水電解セル及び水電解装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080302651A1 (en) * 2004-08-11 2008-12-11 Miz Co., Ltd. Performance Maintaining Method For Electrolyzed Functional Water Generating Apparatus
US20120102883A1 (en) * 2010-11-03 2012-05-03 Stokely-Van Camp, Inc. System For Producing Sterile Beverages And Containers Using Electrolyzed Water
CN103833110A (zh) * 2014-01-24 2014-06-04 江苏凯力克钴业股份有限公司 一种电解法处理湿法冶金行业镍钴污水的设备
CN103787467A (zh) * 2014-01-24 2014-05-14 江苏凯力克钴业股份有限公司 一种电解法处理湿法冶金行业镍钴污水的设备和工艺
CN107840417A (zh) * 2017-12-12 2018-03-27 沧州安沃特科技有限公司 一种螺旋扁管式电化学氧化工业污水处理系统及方法
CN109110881B (zh) * 2018-08-10 2021-11-23 太阳高新技术(深圳)有限公司 一种用于养殖系统的过滤材料及其制备方法和应用
CN110304697B (zh) * 2019-07-01 2024-04-05 安泰丰源环保科技(内蒙古)集团股份有限公司 双阴极三级段电化学污水处理设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4350590A (en) * 1981-02-25 1982-09-21 Robinson Norman R Filtration system
US6270650B1 (en) * 1996-03-15 2001-08-07 Abdullah Kazi Electrolytic cell with porous surface active anode for removal of organic contaminants from water and its use to purify contaminated water
RU2119802C1 (ru) * 1996-12-18 1998-10-10 Стерилокс Текнолоджиз, Инк. Установка для электрохимической обработки жидкой среды (варианты)
CA2272596A1 (en) * 1999-05-21 2000-11-21 Lawrence A. Lambert Waste water treatment method and apparatus
JP2002126740A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Omega:Kk 用水等の浄化殺菌

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4743473B2 (ja) * 2004-08-06 2011-08-10 住友電気工業株式会社 導電性ダイヤモンド被覆基板
JP2006045026A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 導電性ダイヤモンド被覆基板
JP2007057203A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Hiroshi Tanaka 冷却水循環装置
CN101003906B (zh) * 2006-01-20 2010-05-12 徐文星 电解槽的杀菌及清除积钙的方法
KR100806322B1 (ko) 2006-04-11 2008-02-27 신동철 은동 이온살균장치
JP2007309775A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Omega:Kk 耐水性電極
WO2009065023A1 (en) * 2007-11-14 2009-05-22 Quos, Inc. Multifunctional filtration and water purification systems
JP2016507354A (ja) * 2012-12-02 2016-03-10 アクシン ウォーター テクノロジーズ インコーポレイテッドAxine Water Technologies Inc. 廃水処理のための電解セルでの濾過能力の付与方法
JP2016506288A (ja) * 2012-12-03 2016-03-03 アクシン ウォーター テクノロジーズ インコーポレイテッドAxine Water Technologies Inc. 電気化学セルを用いる廃水の効率的な処理
JP2016516577A (ja) * 2013-04-25 2016-06-09 ラディカル フィルトレーション リミテッドRadical Filtration Limited 電気化学的フィルタ装置
JP2020518724A (ja) * 2017-04-24 2020-06-25 ヘラー・エレクトロライザー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングHoeller Electrolyzer GmbH 水電解装置を動作させる方法
JP7053128B1 (ja) 2021-11-15 2022-04-12 東京瓦斯株式会社 水電解セル用ガス拡散層、水電解セル及び水電解装置
JP2023072818A (ja) * 2021-11-15 2023-05-25 東京瓦斯株式会社 水電解セル用ガス拡散層、水電解セル及び水電解装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20030102211A1 (en) 2003-06-05
JP4032377B2 (ja) 2008-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4032377B2 (ja) 電解装置
US5958213A (en) Water treatment method and apparatus for water containing oil droplets
US6554977B2 (en) Electrolytic wastewater treatment apparatus
JP2002531704A (ja) 電気分解装置、水溶液の精製方法及び化学物質の合成方法
KR101812008B1 (ko) 3차원 다공성 단극 전극체를 구비한 전기살균 필터 및 이를 이용한 수처리 방법
JP2005000858A (ja) 光触媒水処理装置
WO2009076225A1 (en) Membrane cycle cleaning
KR100345955B1 (ko) 인산 이온 함유수의 처리장치 및 처리방법
JP4000508B2 (ja) 廃液又は排水の処理方法
US4014767A (en) Self-contained waste disposal system including self-cleaning filter
JP2020025952A (ja) 浄水処理装置
CN201777951U (zh) 一种污水处理系统
CA2891040A1 (en) Direct contact cell
JP4641435B2 (ja) 内分泌撹乱化学物質分解方法及び装置
US4111768A (en) Method of separating solids from a fluid system
RU2160715C2 (ru) Способ и устройство очистки жидкости
JP4099369B2 (ja) 排水処理装置
JPH1110160A (ja) 電解酸化水処理方法
US11613482B2 (en) Methods and systems for marine wastewater treatment
CN213112785U (zh) 一种工业废水净化装置
JPH1087381A (ja) 多孔性炭素質電極の処理方法、炭素質固定床型三次元電極電解槽及び水処理方法
CN114025867B (zh) 用于海洋废水处理的方法和系统
CN213388221U (zh) 一种垃圾渗透液的深度处理装置
JPH09314149A (ja) 固定床型三次元電極電解槽用ガスケット、固定床型三次元電極電解槽および水処理方法
WO2023170711A1 (en) A waste water treatment system and method using reusable technologies

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051209

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070725

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4032377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees