JP2003164275A - 完全発酵培地の調製方法 - Google Patents
完全発酵培地の調製方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 再生産可能な原料物質からの代謝産物の製造
を可能にする完全発酵培地の調製方法を提供する。 【解決手段】 小麦、エンドウマメ、及びジャガイモの
溶解物、好ましくは小麦溶解物からなる群から、再生産
可能な原料物質を選択する工程、原料物質を、微生物に
よって直接同化可能な炭素源及び窒素源が前記原料物質
から放出するように処理する工程、及びこうして得られ
た完全発酵培地を回収する工程からなる調製方法を実行
する。
を可能にする完全発酵培地の調製方法を提供する。 【解決手段】 小麦、エンドウマメ、及びジャガイモの
溶解物、好ましくは小麦溶解物からなる群から、再生産
可能な原料物質を選択する工程、原料物質を、微生物に
よって直接同化可能な炭素源及び窒素源が前記原料物質
から放出するように処理する工程、及びこうして得られ
た完全発酵培地を回収する工程からなる調製方法を実行
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生産可能な原料
物質から完全発酵培地を調製するための特定の方法に関
する。
物質から完全発酵培地を調製するための特定の方法に関
する。
【0002】より詳しくは、本発明は、再生産可能な原
料物質を処理するための特定の方法に関し、これは代謝
産物の製造のための発酵において直接使用することがで
きる。
料物質を処理するための特定の方法に関し、これは代謝
産物の製造のための発酵において直接使用することがで
きる。
【0003】本発明においては、「再生産可能な原料物
質」なる語は、安価で、未精製の、一般的には無毒性で
あり、且つ窒素源及び炭素源の豊富な食品産業廃棄物を
意味すると解される。とりわけ、これは、澱粉工業、特
に小麦、エンドウマメ、またはジャガイモの澱粉工業の
連産品を含む。
質」なる語は、安価で、未精製の、一般的には無毒性で
あり、且つ窒素源及び炭素源の豊富な食品産業廃棄物を
意味すると解される。とりわけ、これは、澱粉工業、特
に小麦、エンドウマメ、またはジャガイモの澱粉工業の
連産品を含む。
【0004】「完全発酵培地」なる表現はまた、微生物
の成長に必要な、及び興味深い代謝産物の製造に必要且
つ充分な(いかなる栄養補充も必要としない)、全ての
栄養素を含む発酵培地を意味すると解される。
の成長に必要な、及び興味深い代謝産物の製造に必要且
つ充分な(いかなる栄養補充も必要としない)、全ての
栄養素を含む発酵培地を意味すると解される。
【0005】本発明の目的のためには、「代謝産物」な
る表現は、微生物により直接同化可能な炭素源の、発酵
経路による変換の生成物を意味すると解される。これら
は、有利には、有機酸及びアミノ酸、好ましくはL-乳
酸、グルコン酸、クエン酸等の有機酸、及びL-リシン
またはL-スレオニン等のアミノ酸からなる群より選択
される代謝産物である。
る表現は、微生物により直接同化可能な炭素源の、発酵
経路による変換の生成物を意味すると解される。これら
は、有利には、有機酸及びアミノ酸、好ましくはL-乳
酸、グルコン酸、クエン酸等の有機酸、及びL-リシン
またはL-スレオニン等のアミノ酸からなる群より選択
される代謝産物である。
【0006】
【従来の技術】一般的に、興味深い代謝産物の製造のた
めの発酵を企図する基礎としての再生産可能な原料物質
の選択は、その入手可能性、その費用、及び高い生産性
を得るためのその性能の全てによって決定されると認識
されている。
めの発酵を企図する基礎としての再生産可能な原料物質
の選択は、その入手可能性、その費用、及び高い生産性
を得るためのその性能の全てによって決定されると認識
されている。
【0007】しかしながら、発酵培地が、炭素源のみな
らず窒素源からもなり、ここに鉱物及び有機塩を加える
べきであることも考慮される。
らず窒素源からもなり、ここに鉱物及び有機塩を加える
べきであることも考慮される。
【0008】発酵分野の専門家には、「炭素源」はモラ
セス、小麦、トウモロコシ、米、キャッサバ、またはジ
ャガイモの澱粉の加水分解物等の再生産可能な原料物質
から得てもよく、「直接同化可能な炭素源」は前記炭素
源から精製される糖類、例えばグルコース、フルクトー
ス、マルトース、スクロース、ラクトース、及びデキス
トリンなどであることが認識されている。
セス、小麦、トウモロコシ、米、キャッサバ、またはジ
ャガイモの澱粉の加水分解物等の再生産可能な原料物質
から得てもよく、「直接同化可能な炭素源」は前記炭素
源から精製される糖類、例えばグルコース、フルクトー
ス、マルトース、スクロース、ラクトース、及びデキス
トリンなどであることが認識されている。
【0009】「窒素源」またはタンパク質栄養素の例
は、これらとしては、酵母抽出物、コーンスティープリ
カー、未調整乳、モラセスのタンパク質、肉抽出物、ま
たは挽き割り大豆である。しかしながら、窒素源として
の、及び更にビタミン及びミネラル成分の補充としての
酵母抽出物の使用が、しばしば好ましい。
は、これらとしては、酵母抽出物、コーンスティープリ
カー、未調整乳、モラセスのタンパク質、肉抽出物、ま
たは挽き割り大豆である。しかしながら、窒素源として
の、及び更にビタミン及びミネラル成分の補充としての
酵母抽出物の使用が、しばしば好ましい。
【0010】ほとんどの場合、「直接同化可能な炭素
源」、すなわちグルコースまたはスクロースと、酵母抽
出物とからなる発酵培地は、基本的に多数の発酵、例え
ば乳酸、プロピオン酸、グルコン酸、及びクエン酸など
の有機酸、リシンなどの必須アミノ酸または工業的に興
味深い他のあらゆる代謝産物の産生をもたらす発酵など
に使用して良い。
源」、すなわちグルコースまたはスクロースと、酵母抽
出物とからなる発酵培地は、基本的に多数の発酵、例え
ば乳酸、プロピオン酸、グルコン酸、及びクエン酸など
の有機酸、リシンなどの必須アミノ酸または工業的に興
味深い他のあらゆる代謝産物の産生をもたらす発酵など
に使用して良い。
【0011】特許出願WO98/54,351には、L
-リシンの製造のための培地の調製のためには、スクロ
ース、更にモラセス、トウモロコシ及び小麦などの様々
な源から誘導される澱粉及び澱粉加水分解生成物からな
る群より選択される、炭素源を選択してもよい旨が記載
されている。
-リシンの製造のための培地の調製のためには、スクロ
ース、更にモラセス、トウモロコシ及び小麦などの様々
な源から誘導される澱粉及び澱粉加水分解生成物からな
る群より選択される、炭素源を選択してもよい旨が記載
されている。
【0012】しかしながら、ここには、酵母抽出物また
はモラセス、タンパク質、ペプチド及びアミノ酸、コー
ンスティープ、または小麦の溶解物からなる群から選択
される窒素源を加えねばならない。
はモラセス、タンパク質、ペプチド及びアミノ酸、コー
ンスティープ、または小麦の溶解物からなる群から選択
される窒素源を加えねばならない。
【0013】有機酸の分野においては、例えば乳酸の製
造のためには下記が選択される。・米国特許5,41
6,020号の、二価のマンガンの存在下にて酵母抽出
物がさらに添加された乳漿透過水及び乳漿からの、本質
的にL-乳酸を産生するLactobacillus delbrueckii su
b. bulgaricus ATCC 55163の突然変異体を用いるL-乳
酸の製造方法。
造のためには下記が選択される。・米国特許5,41
6,020号の、二価のマンガンの存在下にて酵母抽出
物がさらに添加された乳漿透過水及び乳漿からの、本質
的にL-乳酸を産生するLactobacillus delbrueckii su
b. bulgaricus ATCC 55163の突然変異体を用いるL-乳
酸の製造方法。
【0014】乳漿透過水は、実際に75乃至80重量%
のラクトースを含有するが、大きなサイズのタンパク質
はもはや含まない。したがって、これには微生物の成長
に必須である窒素源が不足しており、よって酵母抽出物
などの補充が必要になる。加えられた乳漿は、本質的に
65乃至75重量%のオーダーのラクトースを含有す
る。
のラクトースを含有するが、大きなサイズのタンパク質
はもはや含まない。したがって、これには微生物の成長
に必須である窒素源が不足しており、よって酵母抽出物
などの補充が必要になる。加えられた乳漿は、本質的に
65乃至75重量%のオーダーのラクトースを含有す
る。
【0015】こうして酵母抽出物は、発酵培地に、乳漿
透過水及び乳漿それ自体によっては充分に供給されない
栄養素を与える。
透過水及び乳漿それ自体によっては充分に供給されない
栄養素を与える。
【0016】・米国特許4,467,034には、新規
なLactobacillus bulgaricus DSM2129を使用して、原料
物質としての乳漿から乳酸を製造可能であることが示さ
れている。それでも前記乳漿には、窒素源、すなわち肉
抽出物、コーンスティープ、または挽き割り大豆、及び
更にビタミン及び鉱物塩が補充されねばならない。
なLactobacillus bulgaricus DSM2129を使用して、原料
物質としての乳漿から乳酸を製造可能であることが示さ
れている。それでも前記乳漿には、窒素源、すなわち肉
抽出物、コーンスティープ、または挽き割り大豆、及び
更にビタミン及び鉱物塩が補充されねばならない。
【0017】これらの条件下で、これらの発酵培地の使
用は、窒素/炭素比に従う複雑な組み合わせ、及び更に
興味ある微生物の有効な生産性に必要な補充物の添加を
必要とする。
用は、窒素/炭素比に従う複雑な組み合わせ、及び更に
興味ある微生物の有効な生産性に必要な補充物の添加を
必要とする。
【0018】これらの培地は、バイオマスの製造のため
(例えば乳酸発酵物の調製のため)にも使用されるが、
検討される微生物の代謝の要求により、同程度の困難性
を呈する。
(例えば乳酸発酵物の調製のため)にも使用されるが、
検討される微生物の代謝の要求により、同程度の困難性
を呈する。
【0019】さらにまた、これらの培地は、これらの興
味深い、同様の代謝産物の、工業スケールでの製造につ
いて推定することができない(標準的な培地を準備する
ことの、その組成の点での困難性及び、その後の精製工
程によって生じる付加的費用)という欠点を有すること
が認識されている。
味深い、同様の代謝産物の、工業スケールでの製造につ
いて推定することができない(標準的な培地を準備する
ことの、その組成の点での困難性及び、その後の精製工
程によって生じる付加的費用)という欠点を有すること
が認識されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】これまでの本文の結論
は、検討中の発酵のために適当な、バランスのとれた発
酵培地を製造するために、発酵培地の炭素源及び窒素源
及びこれらの組み合わせの選択のいずれのレベルにおい
ても、やっかいで数の多い高価な工程を利用することな
く発酵培地を調製することを可能にする、単純且つ有効
な方法への要求が依然満たされずに存在しているという
ことである。
は、検討中の発酵のために適当な、バランスのとれた発
酵培地を製造するために、発酵培地の炭素源及び窒素源
及びこれらの組み合わせの選択のいずれのレベルにおい
ても、やっかいで数の多い高価な工程を利用することな
く発酵培地を調製することを可能にする、単純且つ有効
な方法への要求が依然満たされずに存在しているという
ことである。
【0021】
【課題を解決するための手段】実際の使用の制約に、既
存の方法よりもうまく応じることを可能にする方法の開
発を切望していたところ、出願人は、この目的が、再生
産可能な原料物質から完全発酵培地を直接調製するとい
う方法によって達成可能であることを見出した。
存の方法よりもうまく応じることを可能にする方法の開
発を切望していたところ、出願人は、この目的が、再生
産可能な原料物質から完全発酵培地を直接調製するとい
う方法によって達成可能であることを見出した。
【0022】とりわけ、本出願人の本発明による、再生
産可能な原料物質からの代謝産物の製造を可能にする発
酵培地の調製方法は、下記の工程を含むことを特徴とす
る。 ・小麦、エンドウマメ、及びジャガイモの溶解物、好ま
しくは小麦溶解物からなる群から、再生産可能な原料物
質を選択する工程、 ・再生産可能な原料物質を、微生物によって直接同化可
能な炭素源及び窒素源が前記原料物質から放出されるよ
うに処理する工程、 ・こうして得られた完全発酵培地を回収する工程。
産可能な原料物質からの代謝産物の製造を可能にする発
酵培地の調製方法は、下記の工程を含むことを特徴とす
る。 ・小麦、エンドウマメ、及びジャガイモの溶解物、好ま
しくは小麦溶解物からなる群から、再生産可能な原料物
質を選択する工程、 ・再生産可能な原料物質を、微生物によって直接同化可
能な炭素源及び窒素源が前記原料物質から放出されるよ
うに処理する工程、 ・こうして得られた完全発酵培地を回収する工程。
【0023】
【発明の実施の形態】したがって、本発明による方法の
第一工程は、小麦、エンドウマメ、及びジャガイモの溶
解物、好ましくは小麦の溶解物からなる群から、再生産
可能な原料物質を選択することである。
第一工程は、小麦、エンドウマメ、及びジャガイモの溶
解物、好ましくは小麦の溶解物からなる群から、再生産
可能な原料物質を選択することである。
【0024】出願人は、発酵培地の調製とは、由来が別
々の炭素源及び窒素源を主として、ビタミン、増殖因
子、及び微量元素を加えたものから合成発酵培地を再構
成することを必ず意味するはずであるとの技術的偏見を
うち破った。
々の炭素源及び窒素源を主として、ビタミン、増殖因
子、及び微量元素を加えたものから合成発酵培地を再構
成することを必ず意味するはずであるとの技術的偏見を
うち破った。
【0025】実際に、上述のように従来は、興味深い代
謝産物の製造を優れた収率及び生産性で行うためには、
合成発酵培地を入手可能にすべきであると当該技術分野
では見なされている。
謝産物の製造を優れた収率及び生産性で行うためには、
合成発酵培地を入手可能にすべきであると当該技術分野
では見なされている。
【0026】しかしながら、この要求は、とりわけその
費用が高額であるという主要な欠点及び、微生物の生産
の要件に合わせて調節することの困難性を伴っている。
費用が高額であるという主要な欠点及び、微生物の生産
の要件に合わせて調節することの困難性を伴っている。
【0027】多数の長く単調な研究の後、出願人は、再
生産可能な原料物質中、とりわけ小麦、エンドウマメ、
及びジャガイモの澱粉工業の残余物中に、実用の要件に
適合する発酵培地を発見するという功績を挙げた。
生産可能な原料物質中、とりわけ小麦、エンドウマメ、
及びジャガイモの澱粉工業の残余物中に、実用の要件に
適合する発酵培地を発見するという功績を挙げた。
【0028】とりわけ、またここでも別の技術偏見に対
抗するが、出願人は、この再生産可能な原料物質が、小
麦、エンドウマメ、及びジャガイモの溶解物からなる群
から選択されると有利であることを見出したが、一般に
はこれらの溶解物それ自体は発酵培地の構成のための窒
素源を供給するのみであることが認識されている。
抗するが、出願人は、この再生産可能な原料物質が、小
麦、エンドウマメ、及びジャガイモの溶解物からなる群
から選択されると有利であることを見出したが、一般に
はこれらの溶解物それ自体は発酵培地の構成のための窒
素源を供給するのみであることが認識されている。
【0029】したがって、本出願人による本発明に従う
処理の後に、これらの溶解物を窒素源としてのみなら
ず、あらゆる興味深い微生物による発酵のために必要且
つ充分な炭素及び微量元素、または更にビタミンの、唯
一の源として直接使用できることが判明した。
処理の後に、これらの溶解物を窒素源としてのみなら
ず、あらゆる興味深い微生物による発酵のために必要且
つ充分な炭素及び微量元素、または更にビタミンの、唯
一の源として直接使用できることが判明した。
【0030】小麦溶解物は、例えば、湿式小麦澱粉粉砕
工程における澱粉の分離により生じる小麦「B」澱粉の
分離ストリームから得られる。
工程における澱粉の分離により生じる小麦「B」澱粉の
分離ストリームから得られる。
【0031】B澱粉または第二澱粉(second starch)
は、本質的に、小さな澱粉粒子または損傷した粒子が、
割合として優勢の澱粉である。
は、本質的に、小さな澱粉粒子または損傷した粒子が、
割合として優勢の澱粉である。
【0032】このB澱粉の他に、小麦溶解物は、更に、
興味深い微生物の窒素源を構成することのできる高分子
量タンパク質を無視できない量で含むことが知られてい
る。
興味深い微生物の窒素源を構成することのできる高分子
量タンパク質を無視できない量で含むことが知られてい
る。
【0033】ジャガイモ溶解物については、これらは澱
粉の抽出の開始時に、ジャガイモを粉砕することから誘
導される溶解性フラクションの回収によって得られる。
粉の抽出の開始時に、ジャガイモを粉砕することから誘
導される溶解性フラクションの回収によって得られる。
【0034】エンドウマメ溶解物は、エンドウマメステ
ィープウォーターから生じるが、粉砕及びエンドウマメ
の様々な構成成分の分離の前に回収される。
ィープウォーターから生じるが、粉砕及びエンドウマメ
の様々な構成成分の分離の前に回収される。
【0035】したがって、本発明による方法の第二工程
は、再生産可能な原料物質を、微生物によって直接同化
可能な炭素源及び窒素源が前記原料物質から放出するよ
うに処理することである。
は、再生産可能な原料物質を、微生物によって直接同化
可能な炭素源及び窒素源が前記原料物質から放出するよ
うに処理することである。
【0036】ここでの再生産可能な原料物質は、炭素ま
たはグルコースの源としての澱粉と、窒素源としての、
ペプチド及び遊離アミノ酸に加えて高分子量タンパク質
を、いずれも含む。
たはグルコースの源としての澱粉と、窒素源としての、
ペプチド及び遊離アミノ酸に加えて高分子量タンパク質
を、いずれも含む。
【0037】しかしながら、ある微生物がこれらの成長
のための分解及び、興味深い代謝産物の製造にとって必
要な酵素的装置を備えているために、澱粉または高分子
量タンパク質を直接同化させる能力を有する一方で、他
の微生物については、これらを炭素源及び窒素源が直接
同化可能になるように処理される条件下におくことが必
要なことは認識されている。
のための分解及び、興味深い代謝産物の製造にとって必
要な酵素的装置を備えているために、澱粉または高分子
量タンパク質を直接同化させる能力を有する一方で、他
の微生物については、これらを炭素源及び窒素源が直接
同化可能になるように処理される条件下におくことが必
要なことは認識されている。
【0038】したがって、これらの処理は、興味深い微
生物の生理学に従って採用すべきものである。
生物の生理学に従って採用すべきものである。
【0039】本発明の方法の第一の態様においては、例
えば、アミラーゼを欠く微生物については、溶解物を少
なくとも60℃の温度に加熱することにより、またヘミ
セルラーゼ、ペクチナーゼ、及びキシラナーゼの群から
選択される植物由来の細胞壁多糖類を分解することので
きる酵素を任意に使用して、α-アミラーゼ及びグルコ
アミラーゼで処理することにより、発酵可能な糖が前記
溶解物から有利に放出される。
えば、アミラーゼを欠く微生物については、溶解物を少
なくとも60℃の温度に加熱することにより、またヘミ
セルラーゼ、ペクチナーゼ、及びキシラナーゼの群から
選択される植物由来の細胞壁多糖類を分解することので
きる酵素を任意に使用して、α-アミラーゼ及びグルコ
アミラーゼで処理することにより、発酵可能な糖が前記
溶解物から有利に放出される。
【0040】本発明の方法の第二の実施態様において、
高分子量タンパク質を同化することのできない微生物に
ついては、例えばアルカリプロテアーゼ及び酸プロテア
ーゼからなる群より選択されるタンパク質分解酵素で処
理することによって、同化可能なアミノ酸及び/または
ペプチドが溶解物から有利に放出される。
高分子量タンパク質を同化することのできない微生物に
ついては、例えばアルカリプロテアーゼ及び酸プロテア
ーゼからなる群より選択されるタンパク質分解酵素で処
理することによって、同化可能なアミノ酸及び/または
ペプチドが溶解物から有利に放出される。
【0041】乾燥ベースで用量1%における、pH7及
び温度60℃における約6時間に亘る処理が、アルカリ
プロテアーゼでの処理のために有利に用いられる。
び温度60℃における約6時間に亘る処理が、アルカリ
プロテアーゼでの処理のために有利に用いられる。
【0042】タンパク質分解を実行するために好適な酸
プロテアーゼについては、これらはパンクレアチン、ト
リプシン、キモトリプシン等から選択される。
プロテアーゼについては、これらはパンクレアチン、ト
リプシン、キモトリプシン等から選択される。
【0043】乾燥ベースで用量1%における、pH4.
5及び温度60℃における約6時間に亘る処理が、酸プ
ロテアーゼでの処理のために有利に用いられる。
5及び温度60℃における約6時間に亘る処理が、酸プ
ロテアーゼでの処理のために有利に用いられる。
【0044】このタンパク質分解工程により、さらに所
定の微生物に対して活性化効果を有するペプチドが形成
される。
定の微生物に対して活性化効果を有するペプチドが形成
される。
【0045】最後に、本発明の第三の実施態様において
は、一方では液化及び糖化により、他方ではタンパク質
分解による、溶解物のこれら2つの処理を、前記溶解物
中に存在する状態のままの炭素源及び窒素源を直接同化
することのできない微生物による発酵のために、実行し
ても良い。
は、一方では液化及び糖化により、他方ではタンパク質
分解による、溶解物のこれら2つの処理を、前記溶解物
中に存在する状態のままの炭素源及び窒素源を直接同化
することのできない微生物による発酵のために、実行し
ても良い。
【0046】以下に例示されるように、溶解物の微量元
素の含有量、またはビタミンの含有量さえもが、多数の
発酵について特に魅力的なものとなる。
素の含有量、またはビタミンの含有量さえもが、多数の
発酵について特に魅力的なものとなる。
【0047】したがって、本発明による方法の第三工程
は、こうして得られた完全発酵培地を回収し、これを直
接発酵に使用することである。
は、こうして得られた完全発酵培地を回収し、これを直
接発酵に使用することである。
【0048】完全発酵培地を、不溶性の不純物を前記完
全発酵培地から除去するように精密濾過工程にかけるを
行うことを、有利に選択することができる。
全発酵培地から除去するように精密濾過工程にかけるを
行うことを、有利に選択することができる。
【0049】この工程は、当業者に既知の他のあらゆる
手段、例えば細孔サイズを前記の不溶性不純物のサイズ
に適合させた膜での精密濾過などを利用して実行して良
い。然るに、例えば0.14μmの膜が使用可能であ
る。
手段、例えば細孔サイズを前記の不溶性不純物のサイズ
に適合させた膜での精密濾過などを利用して実行して良
い。然るに、例えば0.14μmの膜が使用可能であ
る。
【0050】これらの培地は、乳酸、リシン、エタノー
ル、酵素の製造のため、プルラン及びデキストランの群
から選択される多糖類の製造のため、更にこれらに関連
する微生物の集団、例えば乳酸発酵又は酵母などの製造
のために、特に好適である。
ル、酵素の製造のため、プルラン及びデキストランの群
から選択される多糖類の製造のため、更にこれらに関連
する微生物の集団、例えば乳酸発酵又は酵母などの製造
のために、特に好適である。
【0051】出願人はまた、最後に、やっかいで高価な
精製工程を実行する必要なく製造される代謝産物を回収
することが望まれる場合のために、本発明による完全培
地を使用するための特定の溶液を提案するという功績を
挙げた。
精製工程を実行する必要なく製造される代謝産物を回収
することが望まれる場合のために、本発明による完全培
地を使用するための特定の溶液を提案するという功績を
挙げた。
【0052】実際に、例えば小麦溶解物の使用の場合に
は、B澱粉または第二澱粉がペントサン及び脂質などの
不純物を含有することが認識されている。
は、B澱粉または第二澱粉がペントサン及び脂質などの
不純物を含有することが認識されている。
【0053】これらの不純物は、そのいくらかは従来の
精製及び脱塩処理を逃れるものであるが、これらの澱粉
の加水分解産物中に見出され、従ってB澱粉を食品等級
のデキストロースの製造に不適当なものとする。これ
が、こうした「B」澱粉を工業的に使用することは困難
を伴ってのみ可能であると見なされる所以である。
精製及び脱塩処理を逃れるものであるが、これらの澱粉
の加水分解産物中に見出され、従ってB澱粉を食品等級
のデキストロースの製造に不適当なものとする。これ
が、こうした「B」澱粉を工業的に使用することは困難
を伴ってのみ可能であると見なされる所以である。
【0054】これらの条件下で、出願人は、完全発酵培
地を製造するようにこれらの小麦溶解物を処理すること
を可能にする方法を開発したばかりか、代謝産物に過度
な精製方法を適用する必要がないような品質の代謝産物
の調製に解決策を提示するという功績を挙げた。
地を製造するようにこれらの小麦溶解物を処理すること
を可能にする方法を開発したばかりか、代謝産物に過度
な精製方法を適用する必要がないような品質の代謝産物
の調製に解決策を提示するという功績を挙げた。
【0055】この解決策は、完全発酵培地の量を減ら
し、選択された微生物に、その成長のため及び興味深い
代謝産物の製造を収率または生産性の損失無く可能にす
るために必要な量の炭素が供給されるように、直接同化
可能な炭素源を前記培地に供給することである。
し、選択された微生物に、その成長のため及び興味深い
代謝産物の製造を収率または生産性の損失無く可能にす
るために必要な量の炭素が供給されるように、直接同化
可能な炭素源を前記培地に供給することである。
【0056】それでも、完全発酵培地の残余部分は、乳
酸発酵について以下に例示されるように、微生物にとっ
て必須の窒素、鉱物塩、及びビタミン供給を維持するよ
うに調整されるべきである。
酸発酵について以下に例示されるように、微生物にとっ
て必須の窒素、鉱物塩、及びビタミン供給を維持するよ
うに調整されるべきである。
【0057】本発明の他の特徴及び利点は下記の実施例
を読むにつれて明かになるであろう。しかしながら、こ
れらは詳説のために与えられ、限定的なものではない。
を読むにつれて明かになるであろう。しかしながら、こ
れらは詳説のために与えられ、限定的なものではない。
【0058】
【実施例】(実施例1)小麦「B」澱粉の分離ストリー
ムから得られた、乾燥物質20%を含有する小麦溶解物
を、60℃に12時間加熱し、NOVO社製のα-アミラー
ゼTERMAMYL LCを乾燥ベースで0.05%の量で使用し
て処理する。
ムから得られた、乾燥物質20%を含有する小麦溶解物
を、60℃に12時間加熱し、NOVO社製のα-アミラー
ゼTERMAMYL LCを乾燥ベースで0.05%の量で使用し
て処理する。
【0059】こうして処理した小麦溶解物からは、3つ
の完全発酵培地が得られるが、第一の培地はこうして液
化された小麦溶解物の澱粉の糖化から生成し(生成物
A)、第二の培地はプロテアーゼで液化された小麦溶解
物の処理により生成し(生成物B)、第三の培地は上述
の2つの処理から生成する(生成物C)。
の完全発酵培地が得られるが、第一の培地はこうして液
化された小麦溶解物の澱粉の糖化から生成し(生成物
A)、第二の培地はプロテアーゼで液化された小麦溶解
物の処理により生成し(生成物B)、第三の培地は上述
の2つの処理から生成する(生成物C)。
【0060】生成物Aの調製のためには、こうして液化
された溶解物を15乃至20%のDM含有量とし、乾燥
ベースで0.5%の量のGENENCOR社製のアミログルコシ
ダーゼOPTIDEX L 300 A及び乾燥ベースで0.3%の量
のGENENCOR社製のヘミセルラーゼSPEZYME CPで3乃至5
時間に亘り60℃にて処理して発酵可能な糖を放出させ
る。不溶物を、0.14μmの膜での精密濾過によって
除去する。
された溶解物を15乃至20%のDM含有量とし、乾燥
ベースで0.5%の量のGENENCOR社製のアミログルコシ
ダーゼOPTIDEX L 300 A及び乾燥ベースで0.3%の量
のGENENCOR社製のヘミセルラーゼSPEZYME CPで3乃至5
時間に亘り60℃にて処理して発酵可能な糖を放出させ
る。不溶物を、0.14μmの膜での精密濾過によって
除去する。
【0061】本発明による14.6%の乾燥物質含有量
を有する生成物Aは、下記の表1に示した組成を有す
る。
を有する生成物Aは、下記の表1に示した組成を有す
る。
【表1】
【0062】生成物Bの調製のためには、液化された小
麦溶解物もまた15乃至20%のDM含有量とし(pH
は、1Nの水酸化ナトリウムで7.5乃至8の値に調整
する)、乾燥ベースで0.2乃至1%の量のALCALASE N
ovoを使用して4乃至6時間に亘り60℃にて処理す
る。得られた生成物は、6.5乃至7程度の最終pHを
有する。不溶物を、0.14μmの膜での精密濾過によ
って除去する。
麦溶解物もまた15乃至20%のDM含有量とし(pH
は、1Nの水酸化ナトリウムで7.5乃至8の値に調整
する)、乾燥ベースで0.2乃至1%の量のALCALASE N
ovoを使用して4乃至6時間に亘り60℃にて処理す
る。得られた生成物は、6.5乃至7程度の最終pHを
有する。不溶物を、0.14μmの膜での精密濾過によ
って除去する。
【0063】本発明による14.8%の乾燥物質含有量
を有する生成物Bは、下記の表2に示した組成を有す
る。
を有する生成物Bは、下記の表2に示した組成を有す
る。
【表2】
【0064】生成物Cの調製のためには、まず始めに、
小麦溶解物に生成物Aの調製の場合と同様の条件下で糖
化を行い、その後生成物Bが得られるのと同様の条件下
でALCALASEを使用して処理を行う。不溶物を、0.14
μmの膜での精密濾過によって除去する。
小麦溶解物に生成物Aの調製の場合と同様の条件下で糖
化を行い、その後生成物Bが得られるのと同様の条件下
でALCALASEを使用して処理を行う。不溶物を、0.14
μmの膜での精密濾過によって除去する。
【0065】本発明による18.4%の乾燥物質含有量
を有する生成物Cは、下記の表3に示した組成を有す
る。
を有する生成物Cは、下記の表3に示した組成を有す
る。
【表3】
【0066】本発明によるこれら3つの小麦溶解物ベー
スの完全発酵培地について得られるアミノグラムは、酸
性アミノ酸と無極性基を有するアミノ酸との顕著な含有
量、すなわち、それぞれDMで2250及び1050mg
/kg程度を示す。
スの完全発酵培地について得られるアミノグラムは、酸
性アミノ酸と無極性基を有するアミノ酸との顕著な含有
量、すなわち、それぞれDMで2250及び1050mg
/kg程度を示す。
【0067】(実施例2)実施例1において生成物Aに
ついて記載した処理方法を使用して、ジャガイモ澱粉か
ら下記の完全発酵培地Dを得る。下記の表4は、この完
全発酵培地のプロフィールを示す。
ついて記載した処理方法を使用して、ジャガイモ澱粉か
ら下記の完全発酵培地Dを得る。下記の表4は、この完
全発酵培地のプロフィールを示す。
【表4】
【0068】本発明によるこの完全発酵培地について得
られるアミノグラムは、酸性アミノ酸と無極性基を有す
るアミノ酸との顕著な含有量、すなわち、それぞれDM
で2730及び1100mg/kg程度を示す。
られるアミノグラムは、酸性アミノ酸と無極性基を有す
るアミノ酸との顕著な含有量、すなわち、それぞれDM
で2730及び1100mg/kg程度を示す。
【0069】更に、こうして得られた発酵培地には、ビ
タミンB7(酵母抽出物が通常含む量の4倍の含有量)
及びビタミンB3が豊富である。
タミンB7(酵母抽出物が通常含む量の4倍の含有量)
及びビタミンB3が豊富である。
【0070】(実施例3)実施例1において生成物Aに
ついて記載した処理方法を使用して、エンドウマメ溶解
物から下記の完全発酵培地Eを得る。下記の表5は、こ
の完全発酵培地のプロフィールを示す。
ついて記載した処理方法を使用して、エンドウマメ溶解
物から下記の完全発酵培地Eを得る。下記の表5は、こ
の完全発酵培地のプロフィールを示す。
【表5】
【0071】本発明によるこの完全発酵培地について得
られるアミノグラムは、塩基性基を有するアミノ酸と酸
性基を有するアミノ酸との顕著な含有量、すなわち、そ
れぞれDMで13150及び26780mg/kg程度を示
す。
られるアミノグラムは、塩基性基を有するアミノ酸と酸
性基を有するアミノ酸との顕著な含有量、すなわち、そ
れぞれDMで13150及び26780mg/kg程度を示
す。
【0072】(実施例4)以下の表6は、本発明による
方法に従って処理された小麦溶解物(実施例1の生成物
A乃至C)を13l用いて、有用な体積15lを有する発
酵槽中において得られる、L-乳酸についての収率及び
生産性を示す。
方法に従って処理された小麦溶解物(実施例1の生成物
A乃至C)を13l用いて、有用な体積15lを有する発
酵槽中において得られる、L-乳酸についての収率及び
生産性を示す。
【0073】「標準培地」コントロールとしては、80
g/lのグルコース、10g/lの酵母抽出物、及び0.5g/
lの(NH4)2HPO4を含む発酵培地を試験する。
g/lのグルコース、10g/lの酵母抽出物、及び0.5g/
lの(NH4)2HPO4を含む発酵培地を試験する。
【0074】使用される、本発明による乾燥物含有量1
50乃至180g/lの完全発酵培地は、前記培地が80g
/l程度の「グルコース等価物」を含有するように選択さ
れる。
50乃至180g/lの完全発酵培地は、前記培地が80g
/l程度の「グルコース等価物」を含有するように選択さ
れる。
【0075】これらの「炭素等価物または窒素等価物」
が、検討される微生物について直接同化可能であるか否
かは、小麦溶解物の処理方法によるであろう。
が、検討される微生物について直接同化可能であるか否
かは、小麦溶解物の処理方法によるであろう。
【0076】実施例1の生成物Cと同等であるが、精密
濾過されていない(「粗製の」生成物Cと呼称)完全発
酵培地もまた、「未精密濾過」コントロールとして試験
した。
濾過されていない(「粗製の」生成物Cと呼称)完全発
酵培地もまた、「未精密濾過」コントロールとして試験
した。
【0077】Lactococcus lactisの株の、7時間の予備
培養(preculture)による培地1.5lを使用して、こ
れらの発酵槽に接種する。
培養(preculture)による培地1.5lを使用して、こ
れらの発酵槽に接種する。
【0078】6.5に設定したpHを、12NのNH4
OHで制御する。温度は40℃である。
OHで制御する。温度は40℃である。
【表6】
この表は、小麦溶解物のみに基づく完全培地では炭素源
及び窒素源は適当な処理(この場合は小麦「B」澱粉の
液化及び糖化、及びタンパク質含有量のALCALASEを使用
するタンパク質分解)によって直接同化可能とされる
が、この培地によれば、L-乳酸を産生するLactococcus
lactis属の微生物について、純粋グルコース及び酵母
抽出物に基づく格段に高価な標準製造培地を使用して得
られるのと少なくとも同等な収率及び生産性を得ること
が可能になることを示す。
及び窒素源は適当な処理(この場合は小麦「B」澱粉の
液化及び糖化、及びタンパク質含有量のALCALASEを使用
するタンパク質分解)によって直接同化可能とされる
が、この培地によれば、L-乳酸を産生するLactococcus
lactis属の微生物について、純粋グルコース及び酵母
抽出物に基づく格段に高価な標準製造培地を使用して得
られるのと少なくとも同等な収率及び生産性を得ること
が可能になることを示す。
【0079】したがって、液化、糖化、及びタンパク質
分解された小麦溶解物は、乳酸発酵に有利に使用可能で
ある。未精密濾過生成物Cを用いて実行された試験もま
た、この特定の発酵については、不溶性の不純物がL-
乳酸の収率または生産性を下げることは全くないという
ことを示す。
分解された小麦溶解物は、乳酸発酵に有利に使用可能で
ある。未精密濾過生成物Cを用いて実行された試験もま
た、この特定の発酵については、不溶性の不純物がL-
乳酸の収率または生産性を下げることは全くないという
ことを示す。
【0080】最後に、バイオマスの測定は、着手した試
験全てについて発酵の完了時に行った。
験全てについて発酵の完了時に行った。
【0081】本発明の方法によって、この場合は液化、
糖化、及びタンパク質分解によって処理された溶解物
が、L. lactisの成長のために、再構成された標準培地
と同等に有効であると判明したことは明かである。した
がって、本発明による完全発酵培地は、バイオマスの製
造に、特にここでは乳酸発酵物の製造に非常に適してい
る。
糖化、及びタンパク質分解によって処理された溶解物
が、L. lactisの成長のために、再構成された標準培地
と同等に有効であると判明したことは明かである。した
がって、本発明による完全発酵培地は、バイオマスの製
造に、特にここでは乳酸発酵物の製造に非常に適してい
る。
【0082】(実施例5)製造した代謝産物の品質に関
して小麦溶解物が過剰に使用されること、及びこれによ
ってやっかいな精製技術が発展しうることは遺憾であ
る。本発明による方法に従う際に、発酵条件を制御する
ことによって、すなわち、懸かる微生物の栄養上の要求
についての完全な知識によって、処理済み小麦溶解物の
供給を制限することが可能である。
して小麦溶解物が過剰に使用されること、及びこれによ
ってやっかいな精製技術が発展しうることは遺憾であ
る。本発明による方法に従う際に、発酵条件を制御する
ことによって、すなわち、懸かる微生物の栄養上の要求
についての完全な知識によって、処理済み小麦溶解物の
供給を制限することが可能である。
【0083】実施例4に示したようにLactococcus lact
isを用いてL-乳酸を製造する場合、生成物Cの乾燥物
質含有量を40g/l(「グルコース等価物を20g/l」)
とし、更に85g/lのグルコース(例えば小麦澱粉加水
分解物から製造されてよい)の添加によって必要とされ
る炭素源の減少を補填することが可能である。下記の表
7は、得られた結果を示す。
isを用いてL-乳酸を製造する場合、生成物Cの乾燥物
質含有量を40g/l(「グルコース等価物を20g/l」)
とし、更に85g/lのグルコース(例えば小麦澱粉加水
分解物から製造されてよい)の添加によって必要とされ
る炭素源の減少を補填することが可能である。下記の表
7は、得られた結果を示す。
【0084】
【表7】
【0085】窒素源、炭素源、及び微量元素の「追加」
供給により、3.75の係数で低下した不純物負荷につ
いて、同等の収率及び生産性を維持することが可能にな
る。
供給により、3.75の係数で低下した不純物負荷につ
いて、同等の収率及び生産性を維持することが可能にな
る。
【0086】(実施例6)S. cerevisiaeタイプの酵母
による発酵を、エタノールの製造のために従来通り行
う。
による発酵を、エタノールの製造のために従来通り行
う。
【0087】酵母バイオマスの製造を、窒素源としての
酵母抽出物と炭素源としてのグルコースとからなり、塩
を補充した従来の培地と比較して、本発明の完全発酵培
地を使用して研究する。
酵母抽出物と炭素源としてのグルコースとからなり、塩
を補充した従来の培地と比較して、本発明の完全発酵培
地を使用して研究する。
【0088】S. cerevisiaeバイオマスの製造を、80g
/lの量の実施例1の生成物Aから調製した培地中におい
て行う。
/lの量の実施例1の生成物Aから調製した培地中におい
て行う。
【0089】コントロール培地は、45g/lのグルコー
ス、5g/lの酵母抽出物、10g/lの(NH4)2S
O4、5g/lのKH2PO4、及び2g/lのMgSO4か
らなる。
ス、5g/lの酵母抽出物、10g/lの(NH4)2S
O4、5g/lのKH2PO4、及び2g/lのMgSO4か
らなる。
【0090】pHは1Nの水酸化ナトリウムで5に調整
し、温度は30℃に設定し、培養は2lの反応器中にお
いて、600rpmで撹拌し、1vvmで通気しつつ行う。
し、温度は30℃に設定し、培養は2lの反応器中にお
いて、600rpmで撹拌し、1vvmで通気しつつ行う。
【0091】以下の表8は、2つの発酵培地についての
経時的な酵母の成長の結果を表す。
経時的な酵母の成長の結果を表す。
【表8】
【0092】この結果も同じく、本発明による完全発酵
培地が酵母バイオマスの製造に、拡大解釈すれば、エタ
ノールの製造の場合のように、その合成が前記酵母の成
長に付随する代謝産物の全ての製造に、とりわけ好適で
あることを示す。
培地が酵母バイオマスの製造に、拡大解釈すれば、エタ
ノールの製造の場合のように、その合成が前記酵母の成
長に付随する代謝産物の全ての製造に、とりわけ好適で
あることを示す。
【0093】(実施例7)エタノールの製造を、本発明
による完全発酵培地を使用し、窒素源としての酵母抽出
物と炭素源としてのグルコースとからなり、塩を補充し
た従来の培地と比較して研究する。
による完全発酵培地を使用し、窒素源としての酵母抽出
物と炭素源としてのグルコースとからなり、塩を補充し
た従来の培地と比較して研究する。
【0094】S. cerevisiaeバイオマスの製造を、18
0g/lの量の実施例1の生成物Aから調製した培地中に
おいて行う。
0g/lの量の実施例1の生成物Aから調製した培地中に
おいて行う。
【0095】コントロール培地は、10g/lのグルコー
ス、5g/lの酵母抽出物、10g/lの(NH4)2S
O4、5g/lのKH2PO4、及び2g/lのMgSO4か
らなる。
ス、5g/lの酵母抽出物、10g/lの(NH4)2S
O4、5g/lのKH2PO4、及び2g/lのMgSO4か
らなる。
【0096】pHは標準水酸化ナトリウムで5に調整
し、温度は30℃に設定し、培養は15lの反応器中に
おいて、200rpmで撹拌しつつ行う。
し、温度は30℃に設定し、培養は15lの反応器中に
おいて、200rpmで撹拌しつつ行う。
【0097】以下の表9は、2つの発酵培地についての
経時的な酵母の成長の結果を表す。
経時的な酵母の成長の結果を表す。
【表9】
【0098】したがって、本発明による完全発酵培地
は、エタノールの製造にとりわけ好適である。
は、エタノールの製造にとりわけ好適である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C12P 13/08 C12P 13/08 A
19/08 19/08
19/10 19/10
Fターム(参考) 4B050 CC07 DD01 KK20 LL05
4B064 AC03 AD33 AE25 AF13 AF14
CA21 CC03 CD22 CD24
4B065 AA01X AA80X BB26 CA06
CA17 CA22 CA25 CA27
Claims (12)
- 【請求項1】 ・小麦、エンドウマメ、及びジャガイモ
の溶解物、好ましくは小麦溶解物からなる群から、再生
産可能な原料物質を選択する工程、 ・前記再生産可能な原料物質を、微生物によって直接同
化可能な炭素源及び窒素源が前記原料物質から放出する
ように処理する工程、 ・こうして得られた完全発酵培地を回収する工程、から
なる、再生産可能な原料物質からの代謝産物の製造を可
能にする完全発酵培地の調製方法。 - 【請求項2】 完全発酵培地に、不溶性の不純物を前記
完全発酵培地から除去するように精密濾過工程を行う請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 再生産可能な原料物質を、直接同化可能
な炭素源の含有量が前記再生産可能な原料物質から放出
されるように酵素でデンプンを液化及び糖化させる、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 再生産可能な原料物質を、直接同化可能
な窒素源の含有量が前記再生産可能な原料物質から放出
されるように、アルカリプロテアーゼからなる群より選
択されるタンパク質分解酵素で処理する、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項5】 請求項1に従って調製された完全培地か
ら、容易に精製可能な代謝産物の製造を可能にする発酵
培地の調製方法であって、前記培地に直接同化可能な炭
素源が補充されていることを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載の方法によって得られる
発酵培地。 - 【請求項7】 請求項6に記載の発酵培地を使用する発
酵工程を含む、乳酸の製造方法。 - 【請求項8】 請求項6に記載の発酵培地を使用する発
酵工程を含む、リシンの製造方法。 - 【請求項9】 請求項6に記載の発酵培地を使用する発
酵工程を含む、プルラン及びデキストラン、好ましくは
プルランの群から選択される多糖類の製造方法。 - 【請求項10】 請求項6に記載の発酵培地を使用する
発酵工程を含む、微生物の集団の製造方法。 - 【請求項11】 請求項6に記載の発酵培地を使用する
発酵工程を含む、酵素の製造方法。 - 【請求項12】 請求項6に記載の発酵培地を使用する
発酵工程を含む、エタノールの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0114090 | 2001-10-30 | ||
FR0114090A FR2831552B1 (fr) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | Procede de preparation d'un milieu de fermentation autosuffisant |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003164275A true JP2003164275A (ja) | 2003-06-10 |
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ID=8868925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002316683A Pending JP2003164275A (ja) | 2001-10-30 | 2002-10-30 | 完全発酵培地の調製方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
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