JP2003164086A - フライホイールマグネト用フライホイール回転子 - Google Patents

フライホイールマグネト用フライホイール回転子

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JP2003164086A
JP2003164086A JP2001355528A JP2001355528A JP2003164086A JP 2003164086 A JP2003164086 A JP 2003164086A JP 2001355528 A JP2001355528 A JP 2001355528A JP 2001355528 A JP2001355528 A JP 2001355528A JP 2003164086 A JP2003164086 A JP 2003164086A
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JP
Japan
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flywheel
tubular portion
reluctor
magnet
spacer
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Application number
JP2001355528A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuchiya
洋 土屋
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライホイールの筒部外面にリラクタを打ち
出した後のフライホイールの筒部内面の凹部による悪影
響を改善できるフライホイールマグネト用フライホイー
ル回転子を得る。 【解決手段】 筒部2aの一端側を底部2bで閉塞した
フライホイール2で、筒部2aの内周に環状のスペーサ
4を介して希土類磁石5を取り付ける。筒部2aの外周
面に、この筒部2aの内側から外向きに打ち出してリラ
クタ6を設ける。筒部2aの内面には、リラクタ6の打
ち出しにより発生した凹部7が存在する。この凹部7に
は、磁性体14を嵌め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライホイールマ
グネトで用いているフライホイール回転子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3乃至図5は従来のフライホイールマ
グネトの一例を示したもので、図3は該フライホイール
マグネトの底面図、図4は図3の縦断面図、図5は該フ
ライホイールマグネトで使用しているフライホイール回
転子の正面図である。
【0003】このフライホイールマグネトは、フライホ
イール回転子1と、このフライホイール回転子1のフラ
イホイール2の内側に組み込まれた固定子3とで構成さ
れている。
【0004】フライホイール回転子1はフライホイール
2を備え、該フライホイール2は筒部2aの一端側が底
部2bで閉塞され、底部2bには内燃機関のクランク軸
にこのフライホイール2を取付けるためのボス部2cが
固定された構造になっている。筒部2aの内周には、合
成樹脂で環状に形成されたスペーサ4を介して永久磁石
の一種である希土類磁石5が取り付けられている。環状
のスペーサ4には、周方向の所定の各位置に孔があけら
れていて、これら孔に希土類磁石5を嵌めて該希土類磁
石5の位置決めをして規定位置に均等に取り付けられて
いる。また、フライホイール2の筒部2aの外周面に
は、該筒部2aの内側から外向きに打ち出されてリラク
タ6が設けられている。フライホイール2の筒部2aの
内面には、リラクタ6を打ち出した後に発生する凹部7
が存在する。
【0005】固定子3は積層構造の固定子鉄心8を備
え、該固定子鉄心8は環状部8aの外周に複数の凸極部
8bが放射状に突設された構造になっている。各凸極部
8bの外周には、絶縁ボビン9を介して発電コイル10
が巻装されている。
【0006】このような固定子3は、取り付け台11に
ネジ12で固定されていて、各凸極部8bが各希土類磁
石5に所定の空隙を隔てて対向するようにフライホイー
ル2内に組み付けられた状態で内燃機関のケースに固定
されるようになっている。
【0007】この状態で、フライホイール2の外周でリ
ラクタ6に対向する位置には、信号発電子13が配置さ
れ、フライホイール2の各回転時にリラクタ6に対向す
る毎に信号を発生するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフライホイールマグネト用フライホイール回
転子1では、希土類磁石5の取り付け位置が、リラクタ
6を打ち出した後の凹部7にかかる場合には、希土類磁
石5が小型であることも加わり、該希土類磁石5の取り
付け背面に凹部7があると、磁路的に不利となり、フラ
イホイールマグネトの発電性能が低下する問題点があっ
た。特に、本例のように、点火システムの制約によりリ
ラクタ6の幅を60°程度に大きく取らなければならない
場合では、凹部7と対応する希土類磁石5の数が多くな
り、フライホイールマグネトの発電性能の低下は一層顕
著になる問題点があった。さらに、希土類磁石5の接着
面積も小さくなるので、希土類磁石5の接着強度も弱く
なり、品質面でも不利である。
【0009】本発明の目的は、フライホイールの筒部外
面にリラクタを打ち出した後のフライホイールの筒部内
面の凹部による悪影響を改善できるフライホイールマグ
ネト用フライホイール回転子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒部の一端側
が底部で閉塞されたフライホイールの筒部の内周に環状
のスペーサを介して希土類磁石が取り付けられ、フライ
ホイールの筒部の外周面には該筒部の内側から外向きに
打ち出されたリラクタが設けられ、筒部の内面にはリラ
クタの打ち出しにより形成された凹部が設けられている
フライホイールマグネト用フライホイール回転子を対象
とする。
【0011】本発明に係るフライホイールマグネト用フ
ライホイール回転子では、筒部の内面でリラクタの打ち
出しにより形成された凹部には、磁性体が嵌め込まれて
いる。
【0012】このようにフライホイールの筒部の内面の
凹部に磁性体を嵌め込むと、希土類磁石の取り付け位置
が凹部にかかっても、その凹部に磁性体が存在するの
で、磁路的に不利となることはなくなり、フライホイー
ルマグネトの発電性能の低下を防止することができ、ま
た、リラクタの幅が大きくなって、それに応じて筒部の
内面の凹部の周方向長さが長くなっても、その凹部内に
は磁性体を配置するので、フライホイールマグネトの発
電性能の一層の低下も防止することができる。さらに、
希土類磁石は筒部の内面の凹部の箇所では磁性体に接着
できるので、希土類磁石の接着強度が弱くなることはな
く、品質面の低下も防止することができる。
【0013】本発明においては、磁性体は環状のスペー
サの外周に固定され、該スペーサは径方向の分割面で複
数に分割されて構成されていることが好ましい。このよ
うになっていると、分割されたスペーサをフライホイー
ルの筒部の内周に配置する際に、磁性体を筒部内面の凹
部に嵌めることができ、作業能率を向上させることがで
き。また、磁性体を筒部内面の凹部に嵌めると、スペー
サのフライホイールの筒部内での位置決めも行うことが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係るフラ
イホイールマグネト用フライホイール回転子の実施の形
態の一例を示したもので、図1はフライホイールマグネ
トに本例のフライホイール回転子を用いた縦断面図、図
2は磁性体を外周に取り付けたスペーサの平面図であ
る。なお、前述した図3乃至図5と対応する部分には、
同一符号を付けて示している。
【0015】図示のようなフライホイールマグネトで用
いた本例のフライホイール回転子1では、フライホイー
ル2の筒部2aの内面で、リラクタ6の打ち出しにより
形成された凹部7には、磁性体14が嵌め込まれてい
る。この磁性体14は、筒部2aの内面の凹部7に全体
的に嵌まる大きさを有していて、環状のスペーサ4の外
周に接着剤で接着して固定されている。該スペーサ4
は、径方向の分割面15で複数(本例では、2つ)に分
割されて構成されている。分割されたスペーサ4は、外
周の磁性体14を筒部2a内面の凹部7に嵌めて筒部2
aの内面に配置されている。図2で、16は希土類磁石
5を嵌めて位置決めするためにスペーサ4に設けられて
いる孔である。その他の構成は、前述した図4と同様で
ある。
【0016】本例では、フライホイール2の筒部2aの
内面の凹部7に磁性体14を嵌め込んでいるので、希土
類磁石5の取り付け位置が凹部7にかかっても、その凹
部7に磁性体14が存在するゆえ、磁路的に不利となる
ことはなくなり、フライホイールマグネトの発電性能の
低下を防止することができ、また、リラクタ6の幅が大
きくなって、それに応じて筒部2aの内面の凹部7の周
方向長さが長くなっても、その凹部7内には磁性体14
を配置するので、フライホイールマグネトの発電性能の
一層の低下も防止することができる。さらに、希土類磁
石5は筒部2aの内面の凹部7の箇所では磁性体14に
接着できるので、希土類磁石5の接着強度が弱くなるこ
とはなく、品質面の低下も防止することができる。
【0017】また、磁性体14を外周に固定した環状の
スペーサ4が径方向の分割面15で複数に分割されてい
るので、分割されたスペーサ4をフライホイール2の筒
部2aの内周に配置する際に、磁性体14を筒部2a内
面の凹部7に嵌めることができ、作業能率を向上させる
ことができ。また、磁性体14を筒部2a内面の凹部7
に嵌めると、スペーサ4のフライホイール2の筒部2a
内での位置決めも行うことができる。
【0018】なお、スペーサ4の分割は2分割に限定さ
れるものではなく、スペーサ4の大きさ等を考慮して適
当な数に分割すればよい。
【0019】また上記例では、磁性体14をスペーサ4
の外周に固定し、該磁性体14を筒部2a内面の凹部7
に嵌めた例で説明したが、磁性体14はスペーサ4の外
周に固定せず、筒部2a内面の凹部7に接着剤を介して
嵌めて固定することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るフライホイールマグネト用
フライホイール回転子では、筒部の内面でリラクタの打
ち出しにより形成された凹部に磁性体を嵌め込んでいる
ので、希土類磁石の取り付け位置が凹部にかかっても、
その凹部に磁性体が存在するゆえ、磁路的に不利となる
ことはなくなり、フライホイールマグネトの発電性能の
低下を防止することができ、また、リラクタの幅が大き
くなって、それに応じて筒部の内面の凹部の周方向長さ
が長くなっても、その凹部内には磁性体を配置するの
で、フライホイールマグネトの発電性能の一層の低下も
防止することができる。さらに、希土類磁石は筒部の内
面の凹部の箇所では磁性体に接着できるので、希土類磁
石の接着強度が弱くなることはなく、品質面の低下も防
止することができる。
【0021】また本発明において、磁性体が環状のスペ
ーサの外周に固定され、該スペーサが径方向の分割面で
複数に分割されて構成されていると、分割されたスペー
サをフライホイールの筒部の内周に配置する際に、磁性
体を筒部内面の凹部に嵌めることができ、作業能率を向
上させることができ。また、磁性体を筒部内面の凹部に
嵌めると、スペーサのフライホイールの筒部内での位置
決めも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フライホイールマグネトに本発明に係るフライ
ホイール回転子の実施の形態の一例を用いた縦断面図で
ある。
【図2】本例で用いている磁性体を外周に取り付けたス
ペーサの平面図である。
【図3】従来のフライホイールマグネトの底面図であ
る。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】従来のフライホイールマグネトで使用している
フライホイール回転子の正面図である。
【符号の説明】
1 フライホイール回転子 2 フライホイール 2a 筒部 2b 底部 2c ボス部 3 固定子 4 スペーサ 5 希土類磁石 6 リラクタ 7 凹部 8 固定子鉄心 8a 環状部 8b 凸極部 9 絶縁ボビン 10 発電コイル 11 取り付け台 12 ネジ 13 信号発電子 14 磁性体 15 分割面 16 孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部の一端側が底部で閉塞されたフライ
    ホイールの前記筒部の内周に環状のスペーサを介して希
    土類磁石が取り付けられ、前記フライホイールの前記筒
    部の外周面には該筒部の内側から外向きに打ち出された
    リラクタが設けられ、前記筒部の内面には前記リラクタ
    の打ち出しにより形成された凹部が設けられているフラ
    イホイールマグネト用フライホイール回転子において、 前記筒部の内面で前記リラクタの打ち出しにより形成さ
    れた前記凹部には、磁性体が嵌め込まれているフライホ
    イールマグネト用フライホイール回転子。
  2. 【請求項2】 前記磁性体は前記環状のスペーサの外周
    に固定され、該スペーサは径方向の分割面で複数に分割
    されて構成されている請求項1に記載のフライホイール
    マグネト用フライホイール回転子。
JP2001355528A 2001-11-21 2001-11-21 フライホイールマグネト用フライホイール回転子 Pending JP2003164086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508106B2 (en) 2005-11-02 2009-03-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Magnetoelectric generator

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