JP2003162924A - 透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置 - Google Patents

透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置

Info

Publication number
JP2003162924A
JP2003162924A JP2002234038A JP2002234038A JP2003162924A JP 2003162924 A JP2003162924 A JP 2003162924A JP 2002234038 A JP2002234038 A JP 2002234038A JP 2002234038 A JP2002234038 A JP 2002234038A JP 2003162924 A JP2003162924 A JP 2003162924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent conductive
conductive film
transparent
film
platinum group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002234038A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takamiya
直樹 高宮
Kazumichi Mori
一倫 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority to JP2002234038A priority Critical patent/JP2003162924A/ja
Publication of JP2003162924A publication Critical patent/JP2003162924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明度が高く電磁波遮蔽効果および帯電防止
効果に優れているばかりでなく、透過画像の色相が自然
で、耐塩水性に代表される耐久性にも優れた透明導電膜
と透明導電膜用塗料、およびこの透明導電膜が表示面に
形成された表示装置を得る。 【解決手段】 表示装置の表示面に形成される透明導電
膜が、平均粒径が50nm以下の少なくとも白金族金属
微粒子を含む塗料の塗布により形成され、白金族金属を
10重量%以上含有する透明導電層を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に陰極線管やプ
ラズマディスプレイなどの表示面に用いて優れた帯電防
止効果と電磁波遮蔽効果とを有し、透過画像の色相が自
然で、耐塩水性、耐酸化性、耐紫外線性などの耐久性に
も優れた透明導電膜と透明導電膜用塗料、およびこの透
明導電膜を表示面に形成した表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、TVブラウン管やコンピュータの
ディスプレイなどとして用いられている陰極線管は、赤
色、緑色、青色に発光する蛍光面に電子ビームを射突さ
せることによって文字や画像を表示面に映し出すもので
あるから、この表示面に発生する静電気により埃が付着
して視認性が低下する他、電磁波を輻射して環境に影響
を及ぼす惧れがある。また最近、壁掛けテレビなどとし
ての応用が進められているプラズマディスプレイにおい
ても、静電気の発生や電磁波輻射の可能性が指摘されて
いる。
【0003】これらの問題を解決するため、従来は、表
示装置の表示面上に、銀、金などの微粒子を液中に分散
させた塗布液を塗布し乾燥するか、またはスパッタ法や
蒸着法によって、導電性の透明金属薄膜を形成し、この
透明金属薄膜の上層および/または下層に、これとは屈
折率が異なる透明薄膜を積層して電磁波遮蔽、帯電防
止、ならびに反射防止を図っている。
【0004】例えば特開平8−77832号公報には、
電磁波遮蔽効果と反射防止効果に優れた透明導電膜とし
て、平均粒径2〜200nmの少なくとも銀を含む金属
微粒子による透明金属薄膜と、これと屈折率が異なる透
明被膜とからなるものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
では、電磁波遮蔽効果は期待できるものの、金属の光透
過スペクトルに依存して透過光の特定波長に吸収が生
じ、導電膜が着色し、透過画像の色相が不自然に変化す
るという問題、膜表面を金属片などで擦りつけるスクラ
ッチ強度試験によりキズが発生し易いという問題、なら
びに塩水中に3日以上浸漬すると導電膜の表面抵抗値が
上昇し電磁波遮蔽効果が低下するので、海岸など塩霧の
影響を受け易い場所での使用には注意を要するなどの問
題が解決されなかった。本発明は、上記の課題を解決す
るためになされたものであって、従ってその目的は、透
明度が高く電磁波遮蔽効果および帯電防止効果に優れ、
透過画像の色相が自然で、耐塩水性に代表される耐久性
にも優れ、更にはスクラッチ強度も改善された透明導電
膜と透明導電膜用塗料、およびこの透明導電膜が表示面
に形成された表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、請求項1において、平均粒径が50nm
以下の少なくとも白金族金属微粒子を含む塗料の塗布に
より形成され、白金族金属を10重量%以上含有する透
明導電層を有する透明導電膜を提供する。前記におい
て、該白金族金属は、少なくともルテニウムであること
が好ましい。または該白金族金属は、少なくともパラジ
ウムであることが好ましい。前記において、透明導電層
は、平均粒径100nm以下のシリカ微粒子を前記の白
金族金属微粒子に対して1重量%〜60重量%の範囲内
で含有する塗料の塗布により形成されたものであること
が好ましい。前記において、透明導電層の上層および/
または下層には、前記透明導電層の屈折率とは異なる屈
折率を有する透明薄膜が1層以上設けられていることが
好ましい。前記透明導電膜の最外層には、凹凸を有する
透明薄膜が設けられていることが好ましい。前記透明導
電膜の少なくとも何れか1層には、着色材が含有されて
いることが好ましい。本発明は、請求項8において、平
均粒径が50nm以下の少なくとも白金族金属微粒子を
含む透明導電膜用塗料を提供する。前記白金族金属微粒
子に加えて、平均粒径が100nm以下のシリカ微粒子
を前記白金族金属微粒子に対して1重量%〜60重量%
の範囲内で含有することが好ましい。本発明は、請求項
10において、前記の何れかの透明導電膜が表示面上に
形成された表示装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。本発明者らは、表示装置の表示面に優れ
た反射防止効果と電磁波遮蔽効果とを付与すべく、金属
微粒子を含有する塗料を塗布することにより形成される
透明導電膜について鋭意研究の結果、金属微粒子とし
て、ルテニウム、パラジウム、白金、ロジウム、イリジ
ウム、オスミウムなどの白金族金属を用いることが透過
画像の色相の自然さ、耐塩水性に代表される化学的安定
性、および経済性の観点からきわめて有効であることを
見いだし本発明に到達した。この白金族金属微粒子は、
これをコロイド状に分散した水性液を表示装置の表示面
に塗布することにより、容易に均一な厚みの透明導電膜
を形成することができる。
【0008】平均粒径が50nm以下の少なくとも前記
白金族金属微粒子を含有する塗料を塗布して得られ、白
金族金属を10重量%以上含有する透明導電膜が表示面
上に形成された本発明の表示装置は、本発明の目的であ
る優れた帯電防止効果・電磁波遮蔽効果を有すると共
に、可視光の特定波長に吸収が少ないので透過画像に与
える色相の乱れがなく、また塩水に対しても実用上十分
なレベルの耐性を有することがわかった。
【0009】平均粒径が50nm以下の前記白金族金属
微粒子を含む塗料を基材上に塗布し、乾燥後に150℃
〜250℃の温度で焼き付けて成膜すると、金属微粒子
の平均粒径が50nm以下であるために、焼付け温度が
前記のように低いにもかかわらず、金属粒子が互いに融
合し、少なくとも部分的に連続した金属薄膜を形成す
る。このために本発明の透明導電膜にあっては、単に金
属微粒子が接触することによって得られるよりも遥かに
高い導電性が得られ、その結果として帯電防止効果・電
磁波遮蔽効果が優れているばかりでなく、透明性も高い
透明導電膜が得られる。
【0010】帯電防止機能に加えて電磁波遮蔽効果を発
揮させるために必要な透明導電膜の導電性能は下記の式
1によって表される。 S=50+10log(1/ρf)+1.7t√(f/ρ) …式1 式中、 S(dB) ;電磁波遮蔽効果 ρ(Ω-cm) ;導電膜の体積固有抵抗 f(MHz) ;電磁波周波数 t(cm) ;導電膜の膜厚 である。ここで膜厚tは、光透過率の観点から1μm
(1×10−4cm)以下程度とすることが好ましいの
で、式1において膜厚tを含む項を無視すれば電磁波遮
蔽効果Sは近似的に下記の式2で表すことができる。 S=50+10log(1/ρf) …式2
【0011】ここで、S(dB)は、値が大きいほど電磁
波遮蔽効果が大きい。一般に、電磁波遮蔽効果は、S>
30dBであれば有効、更にS>60dBであれば優良とみ
なされる。また、規制対象となる電磁波の周波数は一般
に10kHz〜1000MHzの範囲とされるので、透明導電
膜の導電性としては、10Ω-cm以下の体積固有抵抗
値(ρ)が必要になる。すなわち、透明導電膜の体積固
有抵抗値(ρ)は、より低いほうが、より広範な周波数
の電磁波を有効に遮蔽することができることになる。こ
の条件を充たすために、透明導電膜には前記の白金族金
属を10重量%以上含有させる必要がある。白金族金属
の含有量が10重量%未満では導電性が低下し、実質的
な電磁波遮蔽効果を得ることが困難になる。
【0012】前記の条件を充たした上で、透明導電膜の
膜厚は、透明性および反射防止性を考慮すると、200
nm以下とすることが好ましい。得られた透明導電膜
は、平滑な被膜であっても、凹凸状の網目構造を有する
被膜であってもよい。
【0013】本発明の透明導電膜に用いる白金族金属
は、特にルテニウムまたはパラジウムであることが好ま
しい。白金族金属の中でもルテニウムおよびパラジウム
は比較的安価であり、化学的安定性が高く実用上十分な
耐塩水性を有し、色相面においても400nm〜700
nmの可視光域に特定波長の光吸収ピークが存在しない
ため、透過画像が不自然に着色せず、しかも成膜時には
金属微粒子が融合し易いので、高い透明性を維持しなが
ら導電性を一層向上させることができる。
【0014】本発明の透明導電膜は、前記の白金族金属
に加えて他の金属、例えば銀、金、銅、ニッケルなどを
含んでいてもよい。特に銀は、コロイド状分散液として
比較的容易かつ安価に入手可能であり、導電性が高く帯
電防止性・電磁波遮蔽性に優れているので、導電性を維
持しながら透明導電膜のコストを更に引き下げたい場合
には有効である。銀は透明導電膜の導電材として単独で
用いると耐塩水性が悪いために耐久性がないが、白金族
金属と共に用いると、成膜時の焼付け温度で合金化し、
化学的に安定な導電材となる。
【0015】これらの白金族金属以外の金属を白金族金
属と共に用いる場合は、白金族金属微粒子と前記の金属
微粒子とを共に含有する塗料として、または白金族金属
微粒子を含有する塗料とは別個の塗料として、平均粒径
が50nm以下の前記金属微粒子を含有する塗料を基材
に塗布することにより透明導電膜を形成することができ
る。
【0016】前記の白金族金属微粒子に加えて、平均粒
径100nm以下のシリカ微粒子を該白金族金属微粒子
に対して1重量%〜60重量%の範囲内で含有する塗料
を用いると、得られた透明導電膜の膜強度が著しく向上
し、スクラッチ強度が高い透明導電膜が得られる。ま
た、透明導電膜にシリカ微粒子を含有させることによっ
て、その上層および/または下層にこの透明導電膜の屈
折率とは異なる屈折率を有する透明薄膜を1層以上設け
る場合に、透明薄膜のシリカ系バインダー成分との相溶
性が良いために双方の膜の密着性が向上する利点もあ
り、スクラッチ強度がいっそう改善される。シリカ微粒
子は、膜強度の向上と導電性とを両立させる観点から、
白金族金属微粒子に対して20重量%〜40重量%の範
囲内で含有させることが好ましい。
【0017】本発明の透明導電膜は、前記の成分の他
に、膜強度や導電性の向上を目的として、必要なら他の
成分、例えばケイ素、アルミニウム、ジルコニウム、セ
リウム、チタン、イットリウム、亜鉛、マグネシウム、
インジウム、錫、アンチモン、ガリウムなどの酸化物、
複合酸化物、または窒化物、特にインジウムや錫の酸化
物、複合酸化物または窒化物を主成分とする無機性の微
粒子や、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ブチラール樹脂、紫
外線硬化樹脂などの有機系合成樹脂、ケイ素、チタン、
ジルコニウムなどの金属アルコキシドの加水分解物、ま
たはシリコーンモノマー、シリコーンオリゴマーなどの
有機・無機系バインダー成分などを含んでいてもよい。
【0018】前記の少なくとも白金族金属微粒子を含む
塗料を基材上に塗布するには、スピンコート法、ロール
コート法、スプレー法、バーコート法、ディップ法、メ
ニスカスコート法、グラビア印刷法などの通常の薄膜塗
布技術がいずれも使用可能である。この内、スピンコー
ト法は、短時間で均一な厚みの薄膜を形成することがで
きるので特に好ましい塗布法である。塗布後、塗膜を乾
燥し、150℃〜250℃で焼付けることによって、基
材の表面に透明導電層が形成される。
【0019】本発明の透明導電膜は、前記の透明導電層
の上層および/または下層に、透明導電層の屈折率とは
異なる屈折率を有する透明薄膜が1層以上設けられてな
ることが好ましい。これによって、透明導電膜の界面に
おける外光反射を除去または軽減することができる。
【0020】透明薄膜は、単に多層薄膜における界面反
射を防止するのみならず、表示装置の表示面に用いたと
き表面を外力から保護する効果も期待されるため、実用
上十分な強度を有する透明薄膜を透明導電層の上層に設
けることが好ましい。
【0021】透明薄膜を形成する素材としては、例えば
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ブチ
ラール樹脂などの熱可塑性、熱硬化性、または光・電子
線硬化性樹脂;ケイ素、アルミニウム、チタン、ジルコ
ニウムなどの金属アルコキシドの加水分解物;シリコー
ンモノマーまたはシリコーンオリゴマーなどが単独で、
または混合して用いられる。
【0022】特に好ましい透明薄膜は、膜の表面硬度が
高く、屈折率が比較的低いSiO の薄膜である。この
SiO薄膜を形成し得る素材の例としては、例えば
下式 M(OR) (式中、MはSiであり、RはC〜Cのアルキ
ル基であり、mは1〜4の整数であり、nは0〜3の整
数であり、かつm+nは4である)で表される化合物、
またはその部分加水分解物の1種またはそれ以上の混合
物を挙げることができる。この化合物の例として、特に
テトラエトキシシラン(Si(OC)は、
薄膜形成性、透明性、透明導電層との接合性、膜強度お
よび反射防止性能の観点から好適に用いられる。
【0023】前記の透明薄膜は、透明導電膜と異なる屈
折率に設定できるのであれば、各種樹脂、金属酸化物、
複合酸化物、または窒化物など、または焼付けによって
これらを生成することができる前駆体などを含んでいて
もよい。
【0024】透明薄膜の形成は、透明導電膜の形成に用
いた方法と同様に、前記の成分を含む塗布液(透明薄膜
用塗料)を均一に塗布して成膜する方法によって行うこ
とができる。塗布は、スピンコート法、ロールコート
法、スプレー法、バーコート法、ディップ法、メニスカ
スコート法、グラビア印刷法などの通常の薄膜塗布技術
がいずれも使用可能である。この内、スピンコート法
は、短時間で均一な厚みの薄膜を形成することができる
ので特に好ましい塗布法である。塗布後、塗膜を乾燥
し、150℃〜250℃で焼付けることによって透明薄
膜が得られる。
【0025】一般に、多層薄膜における界面反射防止能
は、薄膜の屈折率と膜厚、および積層薄膜数により決定
されるため、本発明の透明導電膜においても、積層膜数
を考慮して透明導電膜および透明薄膜の厚みを適宜設計
することにより、効果的な反射防止効果が得られる。反
射防止能を有する多層膜では、防止しようとする反射光
の波長をλとするとき、2層構成の反射防止膜であれば
基材側から高屈折率層と低屈折率層とをそれぞれλ/
4,λ/4、またはλ/2,λ/4の光学的膜厚とする
ことによって効果的に反射を防止することができる。ま
た3層構成の反射防止膜であれば基材側から中屈折率
層、高屈折率層および低屈折率層の順にλ/4,λ/
2,λ/4の光学的膜厚とすることが有効とされる。
【0026】特に、製造上の容易さや経済性を考慮する
と、透明導電層の上層に、屈折率が比較的低く、ハード
コート性を兼ね備えたSiO膜(屈折率1.46)
をλ/4の膜厚で形成することが好適である。
【0027】透明導電層を含む2層以上からなる本発明
の透明導電膜は、透明導電層および前記の透明薄膜の焼
付けを順次に行ってもよく、または同時に行ってもよ
い。例えば透明導電膜用塗料を表示装置の表示面に塗布
し、その上層に透明薄膜用塗料を塗布し、乾燥後に15
0℃〜250℃の温度で一括焼き付けることによって、
透明導電層と透明薄膜とを同時に形成し、低反射透明導
電膜を形成してもよい。
【0028】前記透明導電膜の最外層には、凹凸を有す
る透明薄膜を設けることが好ましい。この凹凸を有する
透明薄膜は、透明導電膜の表面反射光を散乱させ、表示
面に優れた防眩性を与える効果がある。
【0029】本発明の透明導電膜の少なくとも何れか1
層には、着色材が含有されていてもよい。この着色材
は、透過画像のコントラストの向上や、透過光、反射光
の色彩調整のために用いられる。この着色材としては、
例えばモノアゾピグメント、キナクリドン、アイアンオ
キサイド・エロー、ジスアゾピグメント、フタロシアニ
ングリーン、フタロシアニンブルー、シアニンブルー、
フラバンスロンエロー、ジアンスラキノリルレッド、イ
ンダンスロンブルー、チオインジゴボルドー、ペリノン
オレンジ、ペリレンスカーレット、ペリレンレッド17
8、ペリレンマルーン、ジオキサジンバイオレット、イ
ソインドリンエロー、ニッケルニトロソエロー、マダー
レーキ、銅アゾメチンエロー、アニリンブラック、アル
カリブルー、亜鉛華、酸化チタン、弁柄、酸化クロム、
鉄黒、チタンエロー、コバルトブルー、セルリアンブル
ー、コバルトグリーン、アルミナホワイト、ビリジア
ン、カドミウムエロー、カドミウムレッド、朱、リトポ
ン、黄鉛、モリブデートオレンジ、クロム酸亜鉛、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、鉛白、群
青、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット、エ
メラルドグリーン、紺青、カーボンブラックなどの有機
および無機顔料、ならびにアゾ染料、アントラキノン染
料、インジゴイド染料、フタロシアニン染料、カルボニ
ウム染料、キノンイミン染料、メチン染料、キノリン染
料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナ
フトキノン染料、ナフタルイミド染料、ペリノン染料な
どの染料を挙げることができる。これらの着色材は単独
で、または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0030】用いる着色材の種類と量は、対応する透明
導電膜の光学的な膜特性に対応して適宜選択されるべき
である。透明性薄膜の吸光度Aは、一般的には下記の式
で表される。 A=log10(I/I)=εCD 式中、I;入射光、I;透過光、C;色濃度、D;
光距離、ε;モル吸光係数である。
【0031】本発明の透明導電膜では、一般にモル吸光
係数がε>10の着色材が用いられる。また、着色材の
配合量は、使用する着色材のモル吸光係数に依存して変
わるが、一般に、着色材を配合した積層膜および単層膜
の吸光度Aが0.0004〜3abs.の範囲内となるよう
な量であることが好ましい。これらの条件が満たされな
い場合は透明度および/または反射防止効果が低下す
る。上記着色材を透明導電層に配合する場合、その配合
量は、金属の含有量に対して20重量%以下、特に10
重量%以下とすることが好ましい。10重量%を越える
と、導電性の低下が認められ、20重量%を越えると、
電磁波遮蔽効果に支障を来すことになる。
【0032】本発明の表示装置は、前記の何れかの透明
導電膜が表示面上に形成されてなっている。この表示装
置は、表示面の帯電が防止されているので画像表示面に
埃などが付着せず、電磁波が遮蔽されるので各種の電磁
波障害が防止され、光透過性に優れているので画像が明
るく、透過画像の色相が自然であり、膜厚が均一なので
表示面の外観が良好であり、しかも耐塩水性が高いので
塩霧に曝されるような環境にあっても耐久性が高い。ま
た透明導電層の他に、前記の透明薄膜および/または凹
凸を有する透明薄膜が形成されていれば、外光に対する
反射防止効果および/または防眩効果も得られる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。実施例および比較例に共通の原液として、下
記のものを調製した。 (ルテニウム水性ゾル)0.15ミリモル/lの塩化ル
テニウムを含む水溶液と、0.024ミリモル/lの水
素化ホウ素ナトリウム水溶液とを混合し、得られたコロ
イド状分散液を濃縮し、0.198モル/lのルテニウ
ム微粒子を含む水性ゾルを得た。ルテニウム微粒子の平
均粒径は20nmであった。 (パラジウム水性ゾル)0.15ミリモル/lの塩化パ
ラジウムを含む水溶液と、0.024ミリモル/lの水
素化ホウ素ナトリウム水溶液とを混合し、得られたコロ
イド状分散液を濃縮し、0.189モル/lのパラジウ
ム微粒子を含む水性ゾルを得た。パラジウム微粒子の平
均粒径は10nmであった。 (銀水性ゾル)クエン酸ナトリウム二水和物(14
g)、硫酸第一鉄(7.5g)を溶解させた水溶液(6
0g)を5℃に保持した状態で、これに硝酸銀(2.5
g)を溶解した水溶液(25g)を加え、赤褐色の銀ゾ
ルを得た。この銀ゾルを遠心分離により水洗して不純物
イオンを除去した後、純水を加えて0.185モル/l
の銀微粒子を含む水性ゾルを得た。銀微粒子の平均粒径
は10nmであった。 (コロイダルシリカ) 日本化学工業社製「シリカドール30」 (透明薄膜塗料A)テトラエトキシシラン(0.8g)
と0.1N塩酸(0.8g)とエチルアルコール(9
8.4g)とを混合し、均一な溶液とした。 (凹凸透明薄膜塗料B)テトラエトキシシラン(3.0
g)と0.1N塩酸(10g)とエチルアルコール(8
7.0g)とを混合し、均一な溶液とした。
【0034】(実施例1)透明導電膜塗料の調製 : ルテニウム水性ゾル 40g イソプロピルアルコール 10g コロイダルシリカ 0.8g エチルアルコール 49.2g 上記の成分を混合し、得られた混合液を超音波分散機
(BRANSON ULTRASONICS社製「ソニファイヤー45
0」)で分散し、透明導電膜塗料を調製した。塗料中の
SiO/Ru重量比は30/100であった。
【0035】成膜:上記の透明導電膜塗料をブラウン管
の表示面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、こ
の塗布面に前記の透明薄膜塗料Aを、同様にスピンコー
ターを用いて塗布し、このブラウン管を乾燥機に入れ、
150℃で1時間焼付け処理して低反射透明導電膜を形
成することにより、反射防止、高導電膜を有する実施例
1の陰極線管を作成した。
【0036】(実施例2)透明導電膜塗料の調製 : ルテニウム水性ゾル 40g イソプロピルアルコール 10g コロイダルシリカ 0.8g エチルアルコール 49.2g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。塗料中のSiO/Ru重量比
は30/100であった。
【0037】成膜:上記の透明導電膜塗料をブラウン管
の表示面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、こ
の塗布面に前記の透明薄膜塗料Aを、同様にスピンコー
ターを用いて塗布し、更に透明性凹凸層を形成するため
に前記の凹凸透明薄膜塗料Bをスプレーにて噴霧、積層
し、このブラウン管を乾燥機に入れて、150℃で1時
間焼付け処理して最外層に透明性凹凸層が形成された3
層構成の透明導電膜を形成することにより、防眩性、反
射防止、高導電膜を有する実施例2の陰極線管を作成し
た。
【0038】(実施例3)透明導電膜塗料の調製 : パラジウム水性ゾル 40g イソプロピルアルコール 10g コロイダルシリカ 0.8g エチルアルコール 49.2g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。塗料中のSiO/Pd重量比
は30/100であった。成膜 :上記の透明導電膜塗料を用い、実施例1と同様に
処理して反射防止、高導電膜を有する実施例3の陰極線
管を作成した。
【0039】(実施例4)透明導電膜塗料の調製 : ルテニウム水性ゾル 38g 銀水性ゾル 2g イソプロピルアルコール 10g コロイダルシリカ 0.8g エチルアルコール 49.2g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。塗料中のSiO/(Ru+A
g)重量比は30/100であった。成膜 :上記の透明導電膜塗料を用い、実施例1と同様に
処理して反射防止、高導電膜を有する実施例4の陰極線
管を作成した。
【0040】(実施例5)透明導電膜塗料の調製 : ルテニウム水性ゾル 40g イソプロピルアルコール 10g エチルアルコール 50g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。 成膜 :上記の透明導電膜塗料を用い、実施例1と同様に
処理して反射防止、高導電膜を有する実施例5の陰極線
管を作成した。
【0041】(比較例1)透明導電膜塗料の調製 : 銀水性ゾル 40g イソプロピルアルコール 10g エチルアルコール 50g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。 成膜 :上記の透明導電膜塗料を用い、実施例1と同様に
処理して反射防止、高導電膜を有する比較例1の陰極線
管を作成した。
【0042】(比較例2)透明導電膜塗料の調製 : 銀水性ゾル 40g コロイダルシリカ 0.8g イソプロピルアルコール 10g エチルアルコール 49.2g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。塗料中のSiO/Ag重量比
は30/100であった。成膜 :上記の透明導電膜塗料を用い、実施例1と同様に
処理して反射防止、高導電膜を有する比較例2の陰極線
管を作成した。
【0043】(比較例3)透明導電膜塗料の調製 : アンチモンドープ酸化スズ微粉末 1.5g (住友大阪セメント社製、平均粒径0.01μm) カーボンブラック 0.3g (三菱化学社製、「MA-100」) イソプロピルアルコール 10g ブチルセロソルブ 10g 純水 78.2g 上記の成分を混合し、実施例1と同様に処理して透明導
電膜塗料を調製した。 成膜 :上記の透明導電膜塗料を用い、実施例1と同様に
処理して反射防止、高導電膜を有する比較例3の陰極線
管を作成した。
【0044】(評価測定)陰極線管上に形成された低反
射透明導電膜の性能を下記の装置または方法で測定し、
また外観を目視により評価した。 表面抵抗 :三菱油化社製「ロレスタAP」(4端子
法) 電磁波遮蔽性:0.5MHz基準で前記式1により計算 耐塩水性 :塩水浸漬3日後の0.5MHz電磁波遮蔽
効果 スクラッチ試験:1kgの荷重下に、シャープペンシル
先端の金属部分で膜表面を擦り、傷の付き具合を目視に
より評価。 ○;傷なし △;やや傷付き ×;傷付き 透過率 :東京電色社製「Automatic Haze Meter HII
I DP」 ヘーズ :東京電色社製「Automatic Haze meter HII
I DP」 グロス :東京電色社製可変角度光沢計「MODEL TC-1
08D」入射角60゜ 透過率差 :日立製作所製「U-3500」形自記分光光度計
を用い、可視光領域での最大透過率と最小透過率との差
を求めた。 (可視光領域における最大−最小透過率差が小さいほど
透過率がよりフラットになり、透過画像の色相が鮮明と
なる。特に10%以下では、透過画像の色彩が黒色に近
づき、より高度な鮮明さを持つようになる。) 視感反射率:EG&G GAMMASCIENTIFIC社製「MODEL C-11」 反射色 :ミノルタカメラ社製「CR-300」 (CIE表色系を使用し、CIE色度図における白色点(x=
0.3137,y=0.3198)からのズレの距離を
Δx,Δyを用いて√(Δx+Δy)と表し
た。これにより、√(Δx+Δy)の値がより
「0」に近いものほど反射色が白色、すなわち目に優し
い自然光に近いものとなる。) 視認性 :低反射性能、反射色、透過色を含む総合評
価 ○ ;良好 ○△;やや良好 △ ;可 △×;やや不良 × ;不良 以上の評価試験の内、物理化学的試験結果を表1に、光
学的試験結果を表2に示す。
【0045】
【表1】
【表2】
【0046】表1の結果から、本発明に従い、白金族金
属としてルテニウムまたはパラジウムを含む透明導電膜
を有する実施例1〜実施例5の陰極線管は、表面抵抗が
十分に小さいので優れた帯電防止効果を有し、また0.
5MHz電磁波遮蔽性が十分に高いので優れた電磁波遮
蔽効果を有している。耐塩水性が高いので、耐久性に優
れている。実施例4は銀を含むが、成膜時にルテニウム
との合金が形成され耐塩水性が低下しない。実施例1〜
実施例4は透明導電層がシリカ微粒子を含むのでスクラ
ッチ強度も良好である。
【0047】表2の結果から、実施例1〜実施例5の陰
極線管は、実用的に十分な光透過率を有するので透過画
像が明るい。ヘーズも問題ないレベルであり透過画像の
コントラストが損なわれることはない。実施例2は最外
層に凹凸層が形成されているので、グロス値が低く、表
面反射が抑制され、外光の写り込みが軽減されている。
波長による透過率差が小さいので黒色がしまって見え、
透過画像の色相が鮮明である。実施例1〜実施例5は反
射防止用の透明薄膜が形成されているので視感反射率が
低く、視認性に優れている。反射色は白色点に近いの
で、透過画像が自然な色に見える。これらの光学的特性
の総合としての視認性評価は、比較例に比べて明らかに
優れたものとなった。
【0048】これに対して、導電材としてアンチモンド
ープ酸化スズを用いた比較例3は、帯電防止効果と電磁
波遮蔽効果とが何れも劣る。比較例1、比較例2は導電
材として銀を用いているので初期の帯電防止効果と電磁
波遮蔽効果とは良好であるが耐塩水性が低く、耐久性が
ないことがわかる。比較例1、比較例2は銀に由来して
透過率差が大きく、透過画像の鮮明さが不足する。また
反射色にも偏りがあるため透過画像が不自然な色相に見
える。総合結果として、比較例1〜比較例3の視認性評
価は、実施例1〜実施例5に比べ劣るものとなった。
【0049】
【発明の効果】本発明の透明導電膜は、白金族金属微粒
子を含有する塗料の塗布により形成された透明導電層を
含み、かつ、該透明導電層に白金族金属が10重量%以
上含有されてなるものであるので、優れた帯電防止効果
と電磁波遮蔽効果とを有し、かつ耐塩水性が高い。また
この透明導電膜が形成された表示装置は表示面の透明性
が高く透過画像の色相が自然で鮮明である。前記の透明
導電層がシリカ微粒子を含むものであれば、高い膜強度
を有する透明導電膜が得られる。透明導電層の上層およ
び/または下層に、透明導電層の屈折率とは異なる屈折
率を有する透明薄膜が1層以上設けられていれば、低反
射の透明導電膜が得られる。また最外層に凹凸を有する
透明薄膜が設けられていれば、表面反射が抑制されコン
トラストが高く視認性のよい透明導電膜が得られる。本
発明の表示装置は、前記の透明導電膜が表示面上に形成
されてなるものであるので、優れた帯電防止効果と電磁
波遮蔽効果とを有し、かつ耐塩水性が良好で耐久性があ
り、表示面の透明性が高く、透過画像の色相が自然で鮮
明であり、実用性の高い表示装置となる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 313 G09F 9/00 313 H01B 1/22 H01B 1/22 Z H01J 29/88 H01J 29/88 29/89 29/89 Fターム(参考) 4J038 AA011 CE071 CG001 DA161 DB001 DD001 DG001 DL031 HA066 HA211 HA446 NA20 PB09 5C032 AA02 DD02 DE01 DF01 DF03 DG01 DG02 DG04 EE03 EE08 EF01 EF02 EF05 5G301 DA11 DA12 DD02 DD06 DD10 5G307 FA01 FB02 FC01 FC02 FC09 FC10 5G435 AA02 AA04 AA09 AA14 BB02 BB06 GG32 GG33 HH02 HH03 HH12 HH18 KK07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が50nm以下の少なくとも白
    金族金属微粒子を含む塗料の塗布により形成され、白金
    族金属を10重量%以上含有する透明導電層を有するこ
    とを特徴とする透明導電膜。
  2. 【請求項2】 該白金族金属が少なくともルテニウムで
    あることを特徴とする請求項1に記載の透明導電膜。
  3. 【請求項3】 該白金族金属が少なくともパラジウムで
    あることを特徴とする請求項1に記載の透明導電膜。
  4. 【請求項4】 前記の透明導電層が、平均粒径100n
    m以下のシリカ微粒子を該白金族金属微粒子に対して1
    重量%〜60重量%の範囲内で含有する塗料の塗布によ
    り形成されたことを特徴とする請求項1に記載の透明導
    電膜。
  5. 【請求項5】 透明導電層の上層および/または下層
    に、前記透明導電層の屈折率とは異なる屈折率を有する
    透明薄膜が1層以上設けられたことを特徴とする請求項
    1に記載の透明導電膜。
  6. 【請求項6】 透明導電膜の最外層に、凹凸を有する透
    明薄膜が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の
    透明導電膜。
  7. 【請求項7】 前記透明導電膜の少なくとも何れか1層
    に着色材が含有されてなることを特徴とする請求項1に
    記載の透明導電膜。
  8. 【請求項8】 平均粒径が50nm以下の少なくとも白
    金族金属微粒子を含むことを特徴とする透明導電膜用塗
    料。
  9. 【請求項9】 前記白金族金属微粒子に加えて、平均粒
    径が100nm以下のシリカ微粒子を前記白金族金属微
    粒子に対して1重量%〜60重量%の範囲内で含有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の透明導電膜用塗料。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜請求項7の何れかに記
    載の透明導電膜が表示面上に形成されたことを特徴とす
    る表示装置。
JP2002234038A 2002-08-09 2002-08-09 透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置 Pending JP2003162924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002234038A JP2003162924A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002234038A JP2003162924A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17742697A Division JP3356966B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 透明導電膜とその製造方法および表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003162924A true JP2003162924A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19196347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002234038A Pending JP2003162924A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003162924A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107529745A (zh) * 2015-05-15 2018-01-02 富士胶片株式会社 抗菌液、抗菌膜及湿揩布

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107529745A (zh) * 2015-05-15 2018-01-02 富士胶片株式会社 抗菌液、抗菌膜及湿揩布
EP3295792A4 (en) * 2015-05-15 2018-03-21 FUJIFILM Corporation Antibacterial solution, antibacterial film and wet wipe
US10433541B2 (en) 2015-05-15 2019-10-08 Fujifilm Corporation Antibacterial liquid, antibacterial film, and wet wipe
CN107529745B (zh) * 2015-05-15 2021-02-05 富士胶片株式会社 抗菌液、抗菌膜及湿揩布

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3442082B2 (ja) 透明導電膜、低反射透明導電膜および表示装置
JP2000124662A (ja) 透明導電膜および表示装置
JPH10142401A (ja) 低反射透明導電膜とその製造方法および表示装置
JP4043941B2 (ja) 透明導電膜および表示装置
JP3262248B2 (ja) 反射防止膜
JP3501942B2 (ja) 透明導電膜形成用塗料、透明導電膜及び表示装置
JP3356966B2 (ja) 透明導電膜とその製造方法および表示装置
JP2000357414A (ja) 透明導電膜および表示装置
JPH1135855A (ja) 透明導電膜および表示装置
JP3403578B2 (ja) 反射防止性着色透明導電膜および陰極線管
JP3356968B2 (ja) 透明導電膜とその製造方法および表示装置
JP3652563B2 (ja) 透明導電膜形成用塗料、透明導電膜及び表示装置
JP2002003746A (ja) 透明導電膜形成用塗料、透明導電膜および表示装置
JP4271438B2 (ja) 透明導電膜形成用塗料と透明導電膜及びその製造方法並びにそれを備えた表示装置
JP2003162924A (ja) 透明導電膜と透明導電膜用塗料および表示装置
JP2001126540A (ja) 透明導電膜及び表示装置
JP2002367428A (ja) 着色透明導電膜形成用塗布液、着色透明導電膜付き基体およびその製造方法、ならびに表示装置
JP3910393B2 (ja) 透明導電膜
JP3217275B2 (ja) 低反射導電性積層膜および陰極線管
JP2003178626A (ja) 透明導電膜および表示装置
JP3255340B2 (ja) 着色型反射防止膜
JP2003138222A (ja) 透明導電膜形成用塗料とそれを用いた透明導電膜及びそれを備えた表示装置
JP2002190214A (ja) 透明導電膜及びそれを用いた表示装置
JPH1036975A (ja) 低抵抗膜又は低屈折率膜形成用塗布液、及び、低抵抗膜又は低反射低屈折率膜の製造方法
JP2002109961A (ja) 透明導電膜及びそれを用いた表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070918