JP2003162796A - 車両監視方法及びシステム - Google Patents

車両監視方法及びシステム

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JP2003162796A
JP2003162796A JP2001361933A JP2001361933A JP2003162796A JP 2003162796 A JP2003162796 A JP 2003162796A JP 2001361933 A JP2001361933 A JP 2001361933A JP 2001361933 A JP2001361933 A JP 2001361933A JP 2003162796 A JP2003162796 A JP 2003162796A
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vehicle
image
camera
shutter speed
vehicle detection
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JP2001361933A
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Yoshifumi Hayakawa
祥史 早川
Hideo Urata
秀夫 浦田
Hiroyuki Nakayama
博之 中山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両検知時とナンバープレート文字認識時で
のシャッター速度切替を不要とすること、及び、高速走
行車両を正確に検知すること。 【解決手段】 車両検知モードでは照明を下げ、カメラ
10の画像信号に対し各フレーム内で4×4の画像加算
を画像加算処理基板15で行って高コントラス信号を生
成し、これを用いて車両を検知する。ナンバープレート
認識モードでは、車両検知をトリガにして照明を上げ、
画像加算未処理の画像信号を用いてナンバープレート文
字を認識する。これにより、車両検知時とナンバープレ
ート文字認識時でシャッター速度を切り替えずに、車両
を正確に検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラによって得ら
れた画像を処理して車両のナンバープレート文字を認識
する車両監視方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両監視技術として、光電センサ
とカメラを用いたものがあり、有料道路の自動料金収受
を目的としたETC(Electronic Toll Collection:自
動料金収受システム)等で利用されている。ETCは、
ITS(Intelligent Transport System:高度道路交通
システム)における早期実用可能なアプリケーションと
して注目されている。
【0003】この車両監視技術では、光電センサは発光
素子と受光素子を有しており、これらは車線の両脇に対
向して配置される。光電センサは、発光素子と受光素子
間が車両が遮られることで、車両を検知する。このとき
光電センサが出力する車両検知信号でカメラが作動し、
その画像を処理することにより、車両のナンバープレー
ト文字を認識する。
【0004】上述した光電センサとカメラを用いた車両
監視技術は、車線がアイランドで区分された通常の料金
所では、光電センサをアイランドに設置できるので問題
ない。
【0005】しかし、フリーフロー型ETCなど、有料
道路本線を跨いだガントリーにカメラを設置する場合に
は、光電センサの設置場所を確保するのが困難であると
いう問題がある。
【0006】この問題を解決する車両監視技術として、
特開平8−83391号公報で開示された光電センサを
用いない、自律的車両検知モードを持つものを知られて
いる。
【0007】特開平8−83391号公報の車両監視技
術によれば、常時、低速のシャッター速度と低い照明光
量下でカメラを作動させておき、カメラから次々に得ら
れる画像を処理して車両を検知する(車両検知モー
ド)。車両を検知したら、これをトリガにして、高速の
シャッター速度と高い照明光量に変更し、このとき得ら
れる画像を処理してナンバープレート文字を認識する
(ナンバープレート文字認識モード)。
【0008】上述した車両監視技術では、光電センサが
不要になるから、上述した問題が解消される。
【0009】ここで、シャッター速度を常時低速にして
おくのは、車両検知に必要な照明光量を極力下げるため
である。
【0010】ナンバープレート文字の認識時にシャッタ
ー速度を高速に変更するのは、ブレのない鮮明な画像を
得るためである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シャッター速
度を車両の検知時には低速にしておき、ナンバープレー
ト文字の認識時に高速に切り替えるため、シャッター速
度制御のロジックが複雑になるという新たな問題が生じ
る。
【0012】また、車両の検知時の照明光量を下げるた
めにシャッター速度を低速にすると、画像のコントラス
トが低下し、また、ブレが生じるため、高速走行中の車
両を正確に検知することが難しいという新たな問題が生
じる。
【0013】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
決する車両認識方法及びシステムを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】発明者は、車両の検知時
には画像加算を行った画像を用いることにより、車両検
知に必要な高コントラストな画像を低い照明光量下で得
ることができ、ナンバープレート文字の認識時には画像
加算しない画像を用いることにより、シャッター速度を
変えることなくナンバープレート文字の認識を行うこと
ができることに気がついた。課題を解決するための手段
は、後述する発明の実施の形態から、以下のように導か
れる。
【0015】第1発明の車両監視方法は、車両検知モー
ドとして、カメラによって得られた画像を処理して車両
を検知し、ナンバープレート認識モードとして、車両を
検知したことをトリガにして照明を低光量から高光量に
一時的に変え、このとき得られた前記カメラからの画像
を処理してナンバープレート文字の認識を行う車両監視
方法において、車両検知モードでは、前記カメラによっ
て得られた画像に対し各フレーム内で画像加算処理を行
うことによりコントラストを高くし、この高コントラス
ト画像を車両検知の画像処理に用いることを特徴とす
る。
【0016】この場合、第1発明において、前記カメラ
のシャッター速度を車両検知モードとナンバープレート
認識モード間で同一にすることが可能である。また、前
記シャッター速度を前記高コントラスト画像中の路面輝
度が所定範囲内となる値に設定することが可能である。
更に、ナンバープレート文字の認識に加えて、車両を検
知したことをトリガにして、前記カメラで搭乗者の撮影
を行うようにすることが可能である。
【0017】第2発明の車両監視システムは、画像処理
により車両の検知とナンバープレート文字の認識を行う
車両監視システムにおいて、道路上に設定される監視範
囲内を撮影し、この撮影動作で画像信号を出力する、ナ
ンバープレート文字の認識に足りる解像度を持ち、且
つ、シャッター速度が制御可能なカメラと、カメラから
出力される前記画像信号に対し各フレーム内で画像加算
を行い、高コントラスト信号を生成する第1画像処理手
段と、前記高コントラスト信号を画像処理して車両が前
記監視範囲内の特定ラインに達したことを検知し、車両
検知信号を出力する第2画像処理手段と、前記車両検知
信号をトリガにして、照明を低光量から高光量に一時的
に変える照明手段と、前記高コントラスト信号ではな
く、カメラから出力される前記画像信号を前記車両検知
信号をトリガにして画像処理し、前記監視範囲内の車両
検知ラインに達した車両のナンバープレート文字を認識
する第3画像処理手段と、前記カメラにシャッター速度
制御信号を与えるシャッター速度制御手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0018】この場合、第1発明において、前記カメラ
の解像度は前記ナンバープレート文字の認識に足りるも
のであれば十分である。また、前記カメラを1フレーム
内で露光し、次のフレームで画像転送すれば、高速走行
する車両を検知できる。更に、前記カメラのシャッター
速度が1/50000秒を単位に1/30秒から1/5
0000秒まで制御可能であるなど、広い範囲で微細に
制御可能であれば、種々の照明光量下で、高速走行する
車両の検知並びにナンバープレート文字の認識が可能で
ある。更にまた、前記カメラが全画素読み出しで30f
ps(フレーム/秒)のプログレッシブ出力が可能であ
れば、高速走行する車両の検知並びにナンバープレート
文字の認識が可能である。また、前記カメラが近赤外波
長領域に高い感度を持つ白黒カメラであれば、低い照明
光量で、高速走行する車両の検知並びにナンバープレー
ト文字の認識が可能である。これらは市販のカメラで満
足できる。
【0019】第3発明の車両監視システムは、第2発明
において、第1画像処理手段が4×4の画像加算処理を
行うことを特徴とする。この場合、画像加算処理後の画
像解像度及び1画素当たりのビット数が車両検知に要す
る画像解像度及びビット数を満す限り、2×2や8×8
等の画像加算処理を行うようにしてもよい。
【0020】第4発明の車両監視システムは、第2発明
において、前記シャッター速度制御信号が前記車両検知
信号の生成前後で一定であることを特徴とする。この場
合、シャッター速度制御手段は、例えば、高コントラス
ト信号中の路面輝度が所定範囲内となるように、シャッ
ター速度制御信号を生成することができる。なお、シャ
ッター速度制御信号を車両検知信号の生成前後で変更す
るようにしてもかまわない。
【0021】第5発明の車両監視システムは、第2発明
において、第3画像処理手段が複数のCPUを含み、こ
れら複数のCPUで画像入力と、横方向エッジの抽出
と、縦方向エッジの抽出と、抽出した横方向及び縦方向
のエッジに基づく車両輪郭の生成とを並列処理すること
を特徴とする。もちろん、CPUの処理能力が十分高け
れば、1つのCPUを使用するだけでよく、並列処理は
不要である。
【0022】第6発明の車両監視システムは、第2発明
において、前記カメラ及び前記照明手段をカメラ側装置
として設置するための、車線を跨ぐガントリーと、この
ガントリーから離れて位置し、前記シャッター速度制御
手段、第1画像処理手段、第2画像処理手段及び第3画
像処理手段を路側装置として設置するための通信塔と、
前記ガントリーと前記通信塔間に敷設された光ファイバ
回線と、この光ファイバ回線に前記カメラ及び照明装置
を接続する第1インタフェース手段と、前記光ファイバ
回線に前記シャッター速度制御手段、第1画像処理手段
及び第3画像処理手段を接続する第2インタフェース手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】この場合、第6発明において、カメラから
出力される画像信号のデータ容量に対して光ファイバ回
線の伝送速度が不足するときは、第1インタフェース手
段に、1画素当たりのビット数を光ファイバ回線の伝送
速度に合わせて圧縮する機能を持たせればよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の実施の形態に係る車両監視
システムを備えるフリーロー型ETCの概略構成を示す
図、図2は本発明の実施の形態に係る車両監視システム
の構成例を示す図、図3は図2の車両監視システム中、
一対のカメラ側装置と路側装置の構成を示す図、図4は
車両検知ライン(特定ライン)とともに車両検知の動作
を説明する図、図5は30fpsにおける各部の動作タ
イミングを示す図である。
【0026】<フリーロー型ETCの概要>まず、車両
監視システムの適用対象例として、フリーロー型ETC
の概要を説明する。図1に示すように、ETCの一種で
あるフリーフロー型ETCの料金所では、複数(図では
2つ)の車線1を跨いで1つのガントリー2があり、複
数台(図では2台)の無線送受信器付きアンテナ3が各
車線1に対応してガントリー2に配置される。各アンテ
ナ3の通信領域3aは互いに一部重なるように設定され
ている。図1から判るように、この料金所には、アイラ
ンドも、発進制限装置も、収受員用ブースもなく、車線
1は白線4で表示されているだけで、車両は所望の車線
1を自由に高速走行することができる。
【0027】アンテナ3は、対応する車線1に車両が進
入してきたとき、車両に搭載された無線通信機能を有す
る車載器との間で無線通信によるデータ伝送を行うこと
により、通行料金を徴収することができるようにしたも
のである。これにより、車両が有料道路の料金所をノン
ストップ・キャッシュレスで通行可能となる。
【0028】アンテナ3は伝送速度が1Gbpsの光フ
ァイバ回線5を介して、例えば10kmという遠く離れ
た通信塔6上の制御機器7に接続され、制御機器7との
間で通行料金の徴収に関する課金情報の授受を行う。制
御機器7を通信塔6に設置したのは、制御機器7内蔵の
暗号処理装置(無線通信のサム)に対する部外者の不正
行為を避けるためである。
【0029】<車両監視システムの構成>このような料
金所において、図1に示すように、1つのガントリー2
上に、複数台(図では2台)のカメラ側装置8が各車線
1に対応して配置されている。これは、カメラ装置搭載
用ガントリー2の数が減るという効果をもたらす。ま
た、アイランドとは異なり係員がいないので、不審者に
触られないようにして安全を確保するためでもある。
【0030】本例の各カメラ側装置8は、図2に示すよ
うに、照明装置9と、カメラ(イメージャ)10と、そ
のレンズ11と、更に第1インタフェース手段(以下、
画像入力基板と呼ぶ)12を備えている。
【0031】照明装置9は照明出力(以下、パワーと呼
ぶ)及び照明時間(以下、パルス幅と呼ぶ)が制御可能
なものであり、ガントリー2上から、対応するカメラ1
0の監視範囲(撮像視野範囲:図4の符号24参照)を
照明するように配置されている。
【0032】各カメラ側装置8は、図1、図2に示すよ
うに、共通の光ファイバ回線5により、通信塔6上の対
応する路側装置13に接続されている。
【0033】各路側装置13は、図2に示すように、第
2インタフェース手段(以下、画像入力基板と呼ぶ)1
4と、第1画像処理手段(以下、画像加算処理基板と呼
ぶ)15と、第2画像処理手段(車両検知手段)16
と、シャッター速度制御手段17と、第3画像処理手段
(ナンバープレート認識手段)18と、バス(コンパク
トPCI)19が備えられている。シャッター速度制御
手段17は本例では、第2画像処理手段16の一部とし
て機能するように構成している。また、各路側装置13
の画像入力基板14にはモニタTV20が接続されてい
る。各路側装置13は、ハブ21を介して、管理制御部
(CPU)22に接続されている。23は録画装置であ
り、管理制御部22に接続されている。
【0034】<車両監視システム各部の説明>照明装置
9のパワー及びパルス幅(照明光量)は、図3に示す画
像入力基板(第1インタフェース手段)12内の照明光
量制御機能部12aにより、制御される。
【0035】この照明光量は車両検知時は低光量に、ナ
ンバープレート文字認識時には高光量に切り替えられ
る。車両検知時の光量とナンバープレート文字認識時の
光量は、昼夜の別や天候の変化等、外光の程度に応じて
照明光量制御機能部12aで設定される。
【0036】照明装置9はカメラ10のシャッター動作
に同期して発光する(図5(b)(h)参照)。但し、
図5(h)から判るように、本例では、照明のパルス幅
は一定にし、パワーのみ制御するようにしている。
【0037】カメラ10のレンズ11は走行してくる車
両に対して前方から斜め下を向いている。レンズ11は
ズーム、フォーカス及びアイリスは制御可能であり、こ
れらは画像入力基板12により制御される。
【0038】但し、レンズ11のズーム及びフォーカス
制御は、カメラ10の監視範囲(撮像視野範囲)を設定
するために、初期設定時と適宜な保守時点だけ行い、車
両の検知時及びナンバープレート文字の認識時には特段
変更しないようにしている。レンズ11のアイリス制御
も同様、初期設定時と適宜な保守時点だけ行い、車両の
検知時及びナンバープレート文字の認識時には特段変更
しないようにしている。
【0039】カメラ10の監視範囲24は、本例では、
図4(a)(b)に示すように四角枠であり、その上下
方向中央の道路幅方向のライン25が前方12mの所に
位置するように設定される。この監視範囲24及びライ
ン25は、第2画像処理手段(車両検知手段)16の記
憶手段(図示省略)に記憶されている。本例では、監視
範囲24の横幅を3.2mであり、車線幅3.5mより
狭い。ライン25はナンバープレート撮影用車両検知ラ
イン(以下、車両検知ラインと呼ぶ)として用いられ
る。
【0040】図4中、車両検知ライン25より少し下の
道路幅方向のライン26は搭乗者の顔撮影用の車両検知
ライン(以下、顔撮影ラインと呼ぶ)であり、これも第
2画像処理手段16の記憶手段に記憶されている。図4
中、27は車両、28は路面を示す。
【0041】カメラ10はその基準クロック毎に、1フ
レーム内で露光し、次のフレームで画像信号を出力する
(図5(a)(b)参照)。露光を行うシャッターの速
度は制御可能であり、シャッター速度はシャッター速度
制御手段17により制御される。また、カメラ10はナ
ンバープレート文字の認識に足りる解像度を持ってい
る。
【0042】但し、本例では、車両検知中はシャッター
速度を制御するが、車両検知後はシャッター速度は変更
せず、車両検知時とナンバープレート文字認識時でシャ
ッター速度を同一にしている。
【0043】カメラ10の具体例として、本例では、1
45万画素の全画素読み出しで30fps出力が可能な
近赤外波長領域に高い感度を有する市販のプログレッシ
ブ・タイプの高性能な白黒カメラを使用している。この
カメラ10は1392×1040画素、10ビットのデ
ィジタルな画像信号を出力する。また、このカメラ10
は1/50000秒単位でシャッター速度制御が可能な
ものであり、1/30秒〜1/50000秒の間で、自
由にシャッター速度が設定可能である。
【0044】このようなカメラ10を使用すると、以下
の利点がある。 (1)市販のカメラであるから、安価である。 (2)監視範囲24の横幅3.2mに対して横方向の画
素数が1392であるから、画素間隔が2.3mmに相
当し、ナンバープレート文字の認識に十分対応できる。
なお、監視範囲24の縦幅は約2.4mになる。 (3)30fps出力であることから、1フレーム内で
露光し、次のフレームで画像伝送することにより、高速
走行する車両の検知が可能である。 (4)近赤外波長領域に高い感度を有するので、暗い所
でも撮影可能である。 (5)シャッター速度を1/50000秒単位で、1/
30秒〜1/50000秒の間、自由に設定できるか
ら、車両が高速走行しても撮影可能である。
【0045】カメラ側装置8の画像入力基板(第1イン
タフェース手段)12は、カメラ側装置8と光ファイバ
回線5とを接続するためのインターフェースであり、基
本的には、画像信号の送信、シャッター速度制御信号の
受信、各種コマンドの受信等を行う機能を有している。
【0046】また、上述したように、画像入力基板12
は、照明装置9に対するパワー及びパルス幅用制御信
号、並びに、レンズ11に対するズーム、フォーカス及
びアイリス用制御信号を出力する機能を有している。
【0047】更に、2台のカメラからの画像信号を伝送
速度1Gbpsの光ファイバ回線5で伝送することか
ら、本例の画像入力基板12は、カメラ10が出力する
30fpsの画像信号を、画素数は変えず、1画素当た
りのビット数を圧縮することにより、光ファイバ回線5
の伝送速度に合わせて機能を有している。
【0048】具体的には、画像入力基板12はビット変
換用ルックアップテーブルを持ち、1392×1040
画素、10ビットの画像信号を、1392×1040画
素、8ビットの画像信号に変換して光ファイバ回線5に
与えるようにしている。
【0049】これにより、或るフレームでカメラ10を
露光すると、そのフレームの画像信号は、図5(c)に
示すように、次のフレームでカメラ側装置8から路側装
置13へ転送される。
【0050】路側装置13の画像入力基板(第2インタ
フェース手段)14は、画像加算処理基板15及びバス
19を光ファイバ回線5に接続するためのインタフェー
スである。
【0051】この画像入力基板14は、画像信号(30
fps、1392×1040画画素、8ビット)の受
信、シャッター速度制御信号の送信、各種コマンドの送
信等を行う機能を有している。画像入力基板14が受信
した画像は、モニタTV20で目視可能である。
【0052】画像加算処理基板15は画像入力基板14
を通して画像信号(1392×1040画画素、8ビッ
ト)を30fpsでフレーム毎に入力し、各フレーム内
で画像加算処理を行うことにより、画素数は減るが高コ
ントラストな画像信号(以下、高コントラスト信号と呼
ぶ)を逐次生成する。この高コントラスト信号は第2画
像処理手段(車両検知手段)16に送られる。
【0053】本例では、4×4の画像加算処理を行うこ
とにより、348×260画素、12ビットの画像信号
を30fpsで生成するようにしている。この画像信号
は、照明が暗くても、原画像信号に比べコントラストが
通常8倍以上(ノイズ成分のため最悪では4倍程度だ
が、理想的には16倍)になる。
【0054】ちなみに、4×4の画像加算処理では、原
画像信号の縦横4画素の矩形範囲、計16画素の値を加
算して新たな1画素とする。
【0055】第2画像処理手段16は画像加算処理基板
15から348×260画素、12ビットの高コントラ
スト信号を30fpsで入力する都度、割り込みにより
逐次画像処理を行い、予め設定しておいた監視範囲24
内の車両検知ライン25に車両が達したか否か判定し、
図4(b)に示すように車両27が車両検知ライン25
に達したとき、車両検知信号を出力する(図5(f)
中、車両検知時点を示す矢印29参照)。図4(a)は
車両27が車両検知ライン25に達していない状態を示
している。
【0056】この車両検知信号は、バス19、画像入力
基板14、光ファイバ回線5、画像入力基板11を順に
通り、該当する照明装置9に送信される。また、車両検
知信号はシャッター速度制御手段17には直接、第3画
像処理手段(ナンバープレート認識手段)18にはバス
19を通して、それぞれ与えられる。
【0057】照明装置9はこの車両検知信号を受信した
とき、次のフレームの照明をシャッターに同期して、低
光量から高光量に一時的に切り替える(図5(h)中、
振幅が大きい高光量照明期間30参照)。
【0058】図5(d)に示すように、フレーム毎の画
像加算処理に要する時間は短時間である。そこで、図5
(e)に示すように、画像加算処理基板15から1フレ
ーム分の高コントラスト信号を入力したとき、そのフレ
ーム内の残りの時間で、画像処理時間を遅らせることな
く、第2画像処理手段16が車両検知の画像処理を完了
することが望ましい。
【0059】本例の第2画像処理手段16は、上述のよ
うに30fpsの動画像をフレーム毎に高速処理できる
ように、複数のCPUを用いて並列処理を行っている。
以下、第2画像処理手段16を並列処理基板と呼ぶ。
【0060】並列処理基板16は複数のCPUを内蔵し
ており、画像加算処理基板15からの画像入力処理と、
横方向エッジの抽出処理と、縦方向エッジの抽出処理
と、抽出した横方向及び縦方向のエッジに基づく車両輪
郭の生成処理、車両輪郭の下端が車両検知ライン25に
達したか否の判定処理という、車両検知に必要な各種処
理を並列に行い、車両輪郭の下端が車両検知ライン25
に達したときに、車両検知信号を出力する。これによ
り、個々のCPUが非力であっても、30fpsのフレ
ーム毎という高速な画像処理が可能となり、高速走行す
る車両を検知することができる。
【0061】シャッター速度制御手段17は本例では、
並列処理基板16における車両輪郭の生成結果を利用し
て、高コントラスト信号(348×260画素、12ビ
ット)中で、車両が存在していない路面部分の輝度を常
時監視する。そして、この路面輝度を予め定めた所定範
囲内にさせ得るシャッター速度制御信号をフレーム毎に
生成し、更新する。
【0062】但し、シャッター速度制御手段17は、並
列処理基板16における車両検知信号の生成前後では、
シャッター速度制御信号の値を変更しない。具体的に
は、並列処理基板16から車両検知信号を受信した時
は、その直後1フレームのシャッター速度制御信号の値
を、車両検知信号を受けたフレームでの値に固定する。
【0063】シャッター速度制御信号は、バス19、画
像入力基板14、光ファイバ回線5、画像入力基板11
を順に通り、該当するカメラ10に送信される。
【0064】カメラ10は受信したシャッター速度制御
信号に従ったシャッター速度で露光し、撮影を行う。
【0065】今、図5(b)中の斜線付き期間31が、
図5(e)中の車両検知時点29直後の露光期間である
とする。この露光期間31は図5(h)中の高光量照明
期間30とタイミングが合っている。
【0066】第3画像処理手段(ナンバープレート認識
手段)18は並列処理基板16からバス19を通して車
両検知信号を受信すると、これをトリガにして図5
(f)中の短い転送期間32にて、次の1フレーム分の
画像信号をバス19を通して画像入力基板14からDM
A転送で入力する。ここで入力する画像信号は画像加算
未処理のもの(1392×1040画素、8ビット)で
ある。
【0067】第3画像処理手段18は、入力した1フレ
ームの画像信号(1392×1040画素、8ビット)
から、図5(g)中の処理期間33にて、ナンバープレ
ートの文字を認識する画像処理を行う。詳細には、画像
からナンバープレート部分を切り出し、切り出した部分
の画像から車両番号の文字認識を行う。
【0068】ナンバープレート文字認識には車両検知処
理ほどの高速処理は要求されないので、処理期間33を
例えば2フレーム分のようにやや長くしている。このた
め、本例では、1つのCPUを用いた基板で第3画像処
理手段18を実現している。以下、第3画像処理手段1
8をCPU基板と呼ぶ。
【0069】CPU基板18の認識結果(ナンバープレ
ート文字)は、ハブ21を通して管理制御部22に送ら
れ、その保存や認識したナンバープレート文字に対応す
る車両への適宜な処置がとられる。また、ナンバープレ
ート文字認識に用いた画像信号を録画装置23で記録す
るようにしている。
【0070】上述したナンバープレート文字認識に加
え、本例では、以下に述べるように、搭乗者を撮影して
記録できるようにしている。
【0071】搭乗者の撮影には、図4に示した顔撮影ラ
イン26(車両検知ライン25より少し下の横線)を用
いて車両検知を行う。なお、顔撮影ライン26と車両検
知ライン25との監視範囲24中の上下方向の差は、ナ
ンバープレートの位置と搭乗者の位置(例えばフロント
ガラスの中央位置)との差に対応して設定される。
【0072】並列処理基板16による顔撮影ライン26
を用いた車両検知処理は、ラインの位置が異なるだけ
で、車両検知ライン25を用いた車両検知処理と同じで
あり、説明を省略する。また、顔撮影ライン26を用い
た車両検知後の照明光量制御、シャッター速度固定の処
理も同じである。
【0073】但し、図5(e)中に示した車両検知時点
29で出力される車両検知信号には、車両検知ライン2
5を用いた場合には「ナンバープレート文字認識用車両
検知信号」である旨を表す判別ビットを付し、顔撮影ラ
イン26を用いた場合には「顔撮影用車両検知信号」で
ある旨を表す判別ビットを付して、両者を区別するよう
にしている。
【0074】CPU基板手段18は、顔撮影用車両検知
信号を並列処理基板16からバス19を通して受信する
と、これをトリガにして次の1フレーム分の画像信号
(画像加算未処理の1392×1040画素、8ビット
のもの)をバス19を通して画像入力基板14からDM
A転送で入力し、ハブ21を通して管理制御部22に送
り、管理制御部22がこの画像信号を録画装置23に記
録する。
【0075】この時録画した画像信号には「顔撮影」で
ある旨を表す判別ビットを付し、また、ナンバープレー
ト文字認識時に録画した画像信号には「ナンバープレー
ト撮影」である旨を表す判別ビットを付して、両者を区
別するようにしている。
【0076】表1、表2に、車両検知モードとナンバー
プレート文字認識モードにおける照明光量の例を示す。
表1は昼間での一例であり、表2は夜間での一例であ
る。これらの例では、被写体光量(W/m2)を20W/m2以上
確保できれば、車両検知とナンバープレート文字認識が
可能であるとしている。
【0077】
【表1】
【0078】表1(昼間)の例では、例えば、外光(太
陽光)が50W/m2で、これに照明装置9から、車両検知
時には5W/m2の照明を加え、ナンバープレート文字認識
時には20W/m2の照明を加える。従って、ナンバープレ
ート文字認識時の照明光量(被写体光量)は70W/m2
なり、例えば13/50000秒のシャッター速度で蓄
積光量は0.0182W/m2・sとなる。車両検知時の照
明光量(被写体光量)は55W/m2となり、このままでは
シャッター速度が同じ(13/50000秒)だと蓄積
光量が0.0143W/m2・sとなるが、4×4の画像加
算処理を行うことにより8倍以上の光量増加が期待でき
るので、結果的に、車両検知が可能である。
【0079】
【表2】
【0080】表2(夜間)の例では、例えば、外光がな
く、照明装置9から、車両検知時には5W/m2の照明を加
え、ナンバープレート文字認識時には20W/m2の照明を
加える。従って、ナンバープレート文字認識時の照明光
量(被写体光量)は20W/m2となり、例えば37/50
000秒のシャッター速度で蓄積光量は0.0148W/
m2・sとなる。車両検知時の照明光量(被写体光量)は
5W/m2となり、このままではシャッター速度が同じ(3
7/50000秒)だと蓄積光量が0.0037W/m2
sとなるが、4×4の画像加算処理を行うことにより8
倍以上の光量増加が期待できるので、結果的に、車両検
知が可能である。
【0081】上述した実施の形態では、画像信号等の伝
送に光ファイバ回線5を用いており、これは損失が少な
い長距離伝送に有用である。従って、近距離伝送の場合
には、光ファイバ回線5に代えて、メタルケーブルを用
いることができる。メタルケーブルを用いる場合は、画
像入力基板12、14による光ファイバ回線5用のイン
タフェースは不要になる。
【0082】また、画像入力基板12で1画素当たりの
ビット数を10ビットから8ビットへ圧縮しているが、
ビット数圧縮の程度は画像信号のデータ量と光ファイバ
回線5やメタルケーブルの伝送速度との兼ね合いで決め
ればよい。特に、伝送速度が十分高ければ、ビット数圧
縮は不要である。
【0083】路側装置13の設置場所に制約がない場合
は、路側装置13をカメラ装置8と一緒の筺体に設ける
ことが可能である。
【0084】画像加算基板15では4×4の画像加算を
行っているが、車両検知モードでの照明装置9の低照明
光量、並びに、カメラ10の画素数に応じて2×2、8
×8、16×16等の画像加算を行うことができる。ち
なみに、1392×1040画素の場合、2×2の画像
加算では高コントラスト化(光量増加)が不足し、8×
8の画像加算では高コントラスト信号の解像度が不足す
るので、4×4の画像加算を採用している。
【0085】上述した実施の形態によれば、特開平8−
83391号公報で開示された自律的車両検知モードを
持つ車両監視技術に比べ、下記の利点がある。 (1)画像加算を行うために、車両検知モードとナンバ
ープレート文字認識モードでシャッター速度を同一にで
きるから、シャッター速度制御の制御ロジックが簡単化
し、車両監視システムがコンパクトになり、また、車両
監視システム安価に構築できる。 (2)車両検知モードとナンバープレート文字認識モー
ドでシャッター速度を同一にできることから、車両検知
モードでの画像が鮮明である。 (3)車両検知モードとナンバープレート文字認識モー
ドでシャッター速度を同一にできることから、車両検知
時に外光に追加する照明光量を少なくできる。これによ
り、照明装置9が長寿命化し、発光素子の交換周期が長
くなる。
【0086】上述した実施の形態では、車両検知信号の
生成前後でシャッター速度を一定にしており、車両検知
モードとナンバープレート文字認識モードとでシャッタ
ー速度を同一にできることを示しているが、シャッター
速度を変更することも可能である。例えば、車両検知モ
ードでのシャッター速度を一定の割合で高速化または低
速化したものを、ナンバープレート文字認識モードでの
シャッター速度とすることができ、この場合はシャッタ
ー速度変更のロジックが簡単である。
【0087】上述した実施の形態では、シャッター速度
制御手段17が高コントラスト画像中の路面輝度を基に
シャッター速度を設定しているが、画像入力基板14よ
り得られる画像信号から直接シャッター速度を設定する
など、他の手法でシャッター速度を設定するようにして
もよい。
【0088】また、上述した実施の形態では、カメラ1
0として、シャッター速度が1/50000秒を単位に
1/30秒から1/50000秒まで制御可能で、全画
素読み出しで30fpsのプログレッシブ出力が可能
で、また、近赤外波長領域に高い感度を持つ白黒カメラ
を用いたが、これらの諸元に限定されることはない。
【0089】また、上述した実施の形態では、複数のC
PUを含む並列処理基板18でナンバープレート文字の
認識処理を行っているが、CPUの処理能力が高けれ
ば、並列処理を行うことなく、1つのCPUでナンバー
プレート文字の認識処理を行うことができる。また、並
列処理を行う場合でも、画像入力と、横方向エッジの抽
出と、縦方向エッジの抽出と、抽出した横方向及び縦方
向のエッジに基づく車両輪郭の生成とを完全に別けて並
列処理する必要はなく、適宜な複数の処理を1つのCP
Uで実行するようにしてもよい。
【0090】更に、上述した実施の形態はフリーフロー
型ETCに関するものであるが、これの他、ERP(El
ectonic Road Pricing:電子式課金システム)として知
られている都市部の渋滞緩和を目的とした通行料金収受
システムや、ITS(Intelligent Transport System:
高度道路交通システム)における各種アプリケーション
に、本発明の車両監視方法及び車両監視システムを適用
し、危険物積載車両等を監視することができる。この観
点から、本発明の車両監視システムはITSカメラ装置
と呼ぶことができる。また、屋内に設備したETC向け
のカメラ装置としても利用できる。
【0091】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態とともに具体的
に説明したように、第1発明の車両監視方法は、車両検
知モードとして、カメラによって得られた画像を処理し
て車両を検知し、ナンバープレート認識モードとして、
車両を検知したことをトリガにして照明を低光量から高
光量に一時的に変え、このとき得られた前記カメラから
の画像を処理してナンバープレート文字の認識を行う車
両監視方法において、車両検知モードでは、前記カメラ
によって得られた画像に対し各フレーム内で画像加算処
理を行うことによりコントラストを高くし、この高コン
トラスト画像を車両検知の画像処理に用いることを特徴
とする。
【0092】従って、第1発明によれば、車両検知に用
いる画像信号のコントラストが向上するため、シャッタ
ー速度を車両検知時とナンバープレート文字認識時とで
切り替える必要がなくなり、シャッター速度制御のロジ
ックが簡単化し、また、高速走行中の車両を正確に検知
することができる。
【0093】また、第2発明の車両監視システムは、車
両検知モードとして、カメラによって得られた画像を処
理して車 第2発明の車両監視システムは、画像処理に
より車両の検知とナンバープレート文字の認識を行う車
両監視システムにおいて、道路上に設定される監視範囲
内を撮影し、この撮影動作で画像信号を出力する、ナン
バープレート文字の認識に足りる解像度を持ち、且つ、
シャッター速度が制御可能なカメラと、カメラから出力
される前記画像信号に対し各フレーム内で画像加算を行
い、高コントラスト信号を生成する第1画像処理手段
と、前記高コントラスト信号を画像処理して車両が前記
監視範囲内の特定ラインに達したことを検知し、車両検
知信号を出力する第2画像処理手段と、前記車両検知信
号をトリガにして、照明を低光量から高光量に一時的に
変える照明手段と、前記高コントラスト信号ではなく、
カメラから出力される前記画像信号を前記車両検知信号
をトリガにして画像処理し、前記監視範囲内の特定ライ
ンに達した車両のナンバープレート文字を認識する第3
画像処理手段と、前記カメラにシャッター速度制御信号
を与えるシャッター速度制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0094】従って、第2発明によれば、車両検知に用
いる画像信号のコントラストが向上するため、シャッタ
ー速度を車両検知時とナンバープレート文字認識時とで
切り替える必要がなくなり、シャッター速度制御のロジ
ックが簡単化し、また、高速走行中の車両を正確に検知
することができる。
【0095】また、第3発明の車両監視システムは、第
2発明において、第1画像処理手段が4×4の画像加算
処理を行うことを特徴とする。
【0096】従って、第3発明によれば、第2発明の効
果に加えて、カメラの解像度がナンバープレート文字認
識に必要な最低限の解像度であっても、車両検知に用い
る画像信号を車両検知に必要な解像度に維持しながら、
コントラストを向上させることができる。
【0097】また、第4発明の車両監視システムは、第
2発明において、前記シャッター速度制御信号が前記車
両検知信号の生成前後で一定であることを特徴とする。
【0098】従って、第4発明によれば、第2発明の効
果に加えて、シャッター速度制御のロジックが極めて簡
単化する。
【0099】また、第5発明の車両監視システムは、第
2発明において、第3画像処理手段が複数のCPUを含
み、これら複数のCPUで画像入力と、横方向エッジの
抽出と、縦方向エッジの抽出と、抽出した横方向及び縦
方向のエッジに基づく車両輪郭の生成とを並列処理する
ことを特徴とする。
【0100】従って、第5発明によれば、第2発明の効
果に加えて、各CPUの処理能力が非力であっても、ナ
ンバープレート文字の認識を高速に行うことができる。
【0101】また、第6発明の車両監視システムは、第
2発明において、前記カメラ及び前記照明手段をカメラ
側装置として設置するための、車線を跨ぐガントリー
と、このガントリーから離れて位置し、前記シャッター
速度制御手段、第1画像処理手段、第2画像処理手段及
び第3画像処理手段を路側装置として設置するための通
信塔と、前記ガントリーと前記通信塔間に敷設された光
ファイバ回線と、この光ファイバ回線に前記カメラ及び
照明装置を接続する第1インタフェース手段と、前記光
ファイバ回線に前記シャッター速度制御手段、第1画像
処理手段及び第3画像処理手段を接続する第2インタフ
ェース手段と、を備えたことを特徴とする。
【0102】従って、第6発明によれば、第2発明の効
果に加えて、光ファイバ回線により画像信号を低損失で
伝送できることから、路側装置をカメラ装置から遠く離
れた場所に設置することができる。また、路側装置を通
信塔に設置することから、部外者による妨害行為を避け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両監視システムを
備えるフリーロー型ETCの概略構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両監視システムの
構成例を示す図。
【図3】図2の車両監視システム中、一対のカメラ側装
置と路側装置の構成を示す図。
【図4】ナンバープレート撮影用車両検知ライン及び顔
撮影用車両検知ライン(顔撮影ライン)とともに、車両
検知の動作を説明する図。
【図5】30fpsにおける各部の動作タイミングを示
す図。
【符号の説明】
1 車線 2 ガントリー 3 アンテナ 4 白線 5 光ファイバ回線 6 通信塔 7 制御機器 8 カメラ側装置 9 照明装置 10 カメラ 11 レンズ 12 画像入力基板(第1インタフェース手段) 12a 照明光量制御機能部 13 路側装置 14 画像入力基板(第2インタフェース手段) 15 画像加算基板(第1画像処理手段) 16 並列処理基板(第2画像処理手段) 17 シャッター速度制御手段 18 CPU基板(第3画像処理手段) 19 バス 20 モニタTV 21 ハブ 22 管理制御部 23 録画装置 24 監視範囲 25 車両検知ライン(ナンバープレート撮影用) 26 顔撮影ライン(顔撮影用車両検知ライン) 27 車両 28 路面 29 車両検知時点を示す矢印 30 高光量照明期間 31 車両検知直後の露光期間 32 画像加算未処理の画像信号の転送期間 33 ナンバープレート文字認識の処理期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/04 G08G 1/04 C (72)発明者 中山 博之 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 5B057 AA16 BA08 BA15 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CE02 CE11 DA08 DB02 DB09 DC16 5B064 AA02 AA07 5H180 AA01 BB02 BB15 CC04 EE10 FF10 5L096 AA06 BA02 BA04 CA04 FA06 GA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両検知モードとして、カメラによって
    得られた画像を処理して車両を検知し、ナンバープレー
    ト認識モードとして、車両を検知したことをトリガにし
    て照明を低光量から高光量に一時的に変え、このとき得
    られた前記カメラからの画像を処理してナンバープレー
    ト文字の認識を行う車両監視方法において、車両検知モ
    ードでは、前記カメラによって得られた画像に対し各フ
    レーム内で画像加算処理を行うことによりコントラスト
    を高くし、この高コントラスト画像を車両検知の画像処
    理に用いることを特徴とする車両監視方法。
  2. 【請求項2】 画像処理により車両の検知とナンバープ
    レート文字の認識を行う車両監視システムにおいて、 道路上に設定される監視範囲内を撮影し、この撮影動作
    で画像信号を出力する、ナンバープレート文字の認識に
    足りる解像度を持ち、且つ、シャッター速度が制御可能
    なカメラと、 カメラから出力される前記画像信号に対し各フレーム内
    で画像加算を行い、コントラストが高い信号(以下、高
    コントラスト信号と呼ぶ)を生成する画像加算処理手段
    (以下、第1画像処理手段と呼ぶ)と、 前記高コントラスト信号を画像処理して車両が前記監視
    範囲内の特定ラインに達したことを検知し、車両検知信
    号を出力する車両検知手段(以下、第2画像処理手段と
    呼ぶ)と、 前記車両検知信号をトリガにして、照明を低光量から高
    光量に一時的に変える照明手段と、 前記高コントラスト信号ではなく、カメラから出力され
    る前記画像信号を前記車両検知信号をトリガにして画像
    処理し、前記監視範囲内の車両検知ラインに達した車両
    のナンバープレート文字を認識するナンバープレート認
    識手段(以下、第3画像処理手段と呼ぶ)と、 前記カメラにシャッター速度制御信号を与えるシャッタ
    ー速度制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両監視システムにお
    いて、 第1画像処理手段が4×4の画像加算処理を行うことを
    特徴とする車両監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の車両監視システムにお
    いて、 前記シャッター速度制御信号が前記車両検知信号の生成
    前後で一定であることを特徴とする車両監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の車両監視システムにお
    いて、 第3画像処理手段が複数のCPU(中央処理装置)を含
    み、これら複数のCPUで画像入力と、横方向エッジの
    抽出と、縦方向エッジの抽出と、抽出した横方向及び縦
    方向のエッジに基づく車両輪郭の生成とを並列処理する
    ことを特徴とする車両監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の車両監視システムにお
    いて、 前記カメラ及び前記照明手段をカメラ側装置として設置
    するための、車線を跨ぐガントリーと、 このガントリーから離れて位置し、前記シャッター速度
    制御手段、第1画像処理手段、第2画像処理手段及び第
    3画像処理手段を路側装置として設置するための通信塔
    と、 前記ガントリーと前記通信塔間に敷設された光ファイバ
    回線と、 この光ファイバ回線に前記カメラ及び照明装置を接続す
    る第1インタフェース手段と、 前記光ファイバ回線に前記シャッター速度制御手段、第
    1画像処理手段及び第3画像処理手段を接続する第2イ
    ンタフェース手段と、 を備えたことを特徴とする車両監視システム。
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