JP7427420B2 - 車両認識システム、車両認識方法、路側機、選別装置、及びプログラム - Google Patents

車両認識システム、車両認識方法、路側機、選別装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両認識システム、車両認識方法、路側機、選別装置、及びプログラムに関する。
特許文献1には、車両検知モードとして、カメラによって得られた画像を処理して車両を検知し、ナンバープレート認識モードとして、車両を検知したことをトリガにして照明を低光量から高光量に一時的に変え、このとき得られたカメラからの画像を処理してナンバープレート文字の認識を行う車両監視システムが開示されている。
特開2003-162769号公報
ところで、上記のような車両監視システムでは、住宅街の狭い路地等のカメラが忌避されるエリアまで、カメラを含む路側機を設置することが困難である。
また、カメラを含む路側機は高価であるため、数多く設置することが困難である。さらに、夜間や雨天等の視認性が悪い状況にも対応できるように高性能のカメラを用いると、カメラを含む路側機は益々高価となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、一部のエリアにカメラを設置しなくても、当該エリアを走行する車両の車両データを取得することが可能な車両認識システム、車両認識方法、路側機、選別装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様の車両認識システムは、第1エリアを走行する車両を撮影するカメラと、前記カメラにより生成された画像から前記車両の車両データを抽出する抽出部と、前記第1エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から、前記車載器の識別データを取得する第1無線通信部と、前記車両データ及び前記識別データを互いに関連付けて記憶する記憶部と、第2エリアを走行する前記車両に搭載された前記車載器から前記識別データを取得する第2無線通信部と、前記第2無線通信部により取得された前記識別データと関連する前記車両データを前記記憶部から取得する取得部と、を備える。
また、本発明の他の態様の車両認識方法は、第1エリアを走行する車両をカメラにより撮影し、前記カメラにより生成された画像から前記車両の車両データを抽出し、第1無線通信部により、前記第1エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から、前記車載器の識別データを取得し、前記車両データ及び前記識別データを互いに関連付けて記憶し、第2無線通信部により、第2エリアを走行する前記車両に搭載された前記車載器から前記識別データを取得し、前記第2無線通信部により取得された前記識別データと関連する前記車両データを前記記憶部から取得する。
また、本発明の他の態様の路側機は、エリアを走行する車両を撮影するカメラと、前記カメラにより生成された画像中の前記車両のナンバープレートの像からナンバーデータを認識する抽出部と、前記エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から、前記車載器の識別データを取得する無線通信部と、前記車載器と前記無線通信部の間の通信が継続する期間に前記カメラにより生成された時系列の複数の画像から抽出された複数の前記ナンバーデータから、前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する選別部と、を備える。
また、本発明の他の態様の選別装置は、エリアを走行する車両を撮影するカメラにより生成された画像中の前記車両のナンバープレートの像から認識されるナンバーデータと、前記エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から通信部により取得された前記車載器の識別データとの組を複数取得する取得部と、複数の前記ナンバーデータから前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する選別部と、を備える。
また、本発明の他の態様のプログラムは、エリアを走行する車両を撮影するカメラにより生成された画像中の前記車両のナンバープレートの像から認識されるナンバーデータと、前記エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から通信部により取得された前記車載器の識別データとの組を複数取得する取得部、及び、複数の前記ナンバーデータから前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する選別部、としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、一部のエリアにカメラを設置しなくても、当該エリアを走行する車両の車両データを取得することが可能となる。
実施形態に係る車両認識システムの構成例を示す図である。 第1路側機の構成例を示す図である。 第2路側機の構成例を示す図である。 車両監視サーバの構成例を示す図である。 車両監視データベースの内容例を示す図である。 関連付け処理部の構成例を示す図である。 過去関連付けデータの内容例を示す図である。 実施形態に係る車両認識方法の手順例を示す図である。 ナンバー選別処理の手順例を示す図である。 ナンバープレートの例を示す図である。 変形例を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、共通の構成については、同番号を付すことで詳細な説明を省略することがある。
[システム概要]
図1は、実施形態に係る車両認識システム100の例を示す図である。車両認識システム100は、車両監視サーバ1及び複数の路側機31,32を備えている。車両監視サーバ1と各路側機31,32とは、通信ネットワークを介して相互にネットワーク通信が可能である。路側機31,32は、道路脇や駐車場等の様々なエリアA1-A3に配置される。
第1路側機31は、自身が配置されたエリアA1(又はA3)を走行する車両VHを撮影するカメラ5と、同エリアを走行する車両VHに搭載された車載器OBから、車載器OBの識別データを取得する無線通信部6とを備えている。
第2路側機32は、自身が配置されたエリアA2を走行する車両VHに搭載された車載器OBから識別データを取得する無線通信部6を備える一方、同エリアを走行する車両VHを撮影するカメラ5は備えていない。第2路側機32は、住宅街の狭い路地等のカメラが忌避されるエリアに好適である。
カメラ5は、時系列の複数の静止画像(フレーム)を含む動画像を生成するビデオカメラである。これに限らず、カメラ5は、定期的な撮影により時系列の複数の静止画像を個別に生成するスチルカメラであってもよい。
カメラ5は、車両VHのナンバープレートを撮影するために、エリアA1を走行する車両VHを前方又は後方から撮影する。なお、第1路側機31は、エリアA1を走行する車両VHを前方及び後方の両方から撮影するために複数のカメラ5を備えてもよい。
無線通信部6は例えばDSRC路側装置であり、車載器OBは例えばETC車載器であり、DSRC(Dedicated Short Range Communications)により相互に無線通信する。本実施形態では、車載器OBの識別データは、ETC車載器固有のWCN(Wireless Call Number)である。なお、車載器OBは、ETC2.0車載器であってもよく、ETC2.0車載器の場合、車載器OBの識別データは、ETC2.0車載器固有のWCNであってもよいし、ETC2.0車載器固有のASLID(ASLはApplication Sub Layerの略)であってもよい。また、車載器OBは、カーナビゲーション装置等であってもよく、このような装置の場合、車載器OBの識別データは、当該装置固有の固有番号、識別符号等である。
なお、一部の路側機31,32は、設置場所を自由に変えたり、車両に搭載できるように可搬型路側機として構成されてもよい。
図2は、第1路側機31の具体的な構成例を示す図である。第1路側機31は、制御部4、カメラ5、無線通信部6、ハブ(HUB)7、及びルータ8を備えている。
制御部4は、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ、及び入出力インターフェース等を含むコンピュータである。制御部4のCPUは、ROM又は不揮発性メモリからRAMにロードされたプログラムに従って情報処理を実行する。
プログラムは、例えば光ディスク又はメモリカード等の情報記憶媒体を介して供給されてもよいし、例えばインターネット又はLAN等の通信ネットワークを介して供給されてもよい。
第1路側機31の制御部4は、画像解析部41、検知処理部42、及び関連付け処理部43を備えている。これらの機能部は、制御部4のCPUがプログラムに従って情報処理を実行することによって実現される。
画像解析部41は、抽出部の例であり、カメラ5により生成された画像から車両VHの車両データを抽出する。本実施形態では、車両データは、画像中の車両VHのナンバープレートの像から認識される車両ナンバー(ナンバーデータ)である。これに限らず、車両データは、例えば車両VHの車種を表す車種データ等であってもよい。
具体的には、画像解析部41は、カメラ5から供給される動画像に対して定期的に画像解析を実施する。これにより、画像解析部41は、車両VHがエリアA1を通過する間、すなわち動画像に車両VHが含まれる間、動画像から定期的に車両ナンバーを抽出する。
画像解析部41による車両ナンバーの認識は、パターンマッチングによるものであってもよいし、機械学習により構築された学習済みモデルを用いるものであってもよい。機械学習による場合、画像解析部41は、学習用画像中のナンバープレートが表す車両ナンバーを教師データとして機械学習により予め構築された畳込みニューラルネットワーク(CNN)等の学習済みモデルを用い、カメラ5により生成された画像中の車両VHのナンバープレートの像から車両ナンバーを推定する。
検知処理部42は、画像解析部41による車両ナンバーの抽出及び無線通信部6によるWCNの取得の一方又は両方に基づいて、車両VHを検知する。
関連付け処理部43は、画像解析部41により抽出された車両ナンバーと無線通信部6により取得されたWCNとを互いに関連付ける。関連付け処理部43の詳細については後述する。
互いに関連付けられた車両ナンバー及びWCNは、車両監視サーバ1に送信される。また、車両ナンバー及びWCNとともに、日時や場所等を表す付随データも車両監視サーバ1に送信される。
付随データは、カメラ5のカメラ性能や撮影環境等をさらに含んでもよい。撮影環境は、例えば周囲の明度や天気等であり、第1路側機31は、これらのデータを取得するためのセンサ等の構成をさらに備えてもよい。
図3は、第2路側機32の具体的な構成例を示す図である。第2路側機32は、制御部4、無線通信部6、ハブ(HUB)7、及びルータ8を備える一方、上述したようにカメラ5は備えていない。第2路側機32の制御部4は、検知処理部42を備えている。
検知処理部42は、無線通信部6によるWCNの取得に基づいて車両VHを検知する。無線通信部6により取得されたWCNは、日時や場所等を表す付随データとともに、車両監視サーバ1に送信される。
図4は、車両監視サーバ1の例を示す図である。車両監視サーバ1は、制御部10を備えている。制御部10は、上記制御部4と同様のコンピュータである。制御部10は、保存処理部11及びデータ取得部12を備えている。
制御部10は、車両監視データベース21を記憶する記憶部2にアクセス可能である。記憶部2は、車両監視サーバ1の内部に設けられてもよいし、車両監視サーバ1の外部に設けられて通信ネットワークを介してアクセスされてもよい。
保存処理部11は、第1路側機31から受信した互いに関連付けられた車両ナンバー及びWCNを、日時、場所、カメラ性能、撮影環境等の付随データとともに、車両監視データベース21に保存する。
また、保存処理部11は、第2路側機32から受信したWCNを、日時、場所等の付随データとともに、車両監視データベース21に保存する。
図5は、車両監視データベース21の内容例を示す図である。車両監視データベース21は、「WCN」、「車両ナンバー」、「日時」、「場所」、「カメラ性能」、及び「撮影環境」等のフィールドを含んでいる。
ここで、第1路側機31から受信したデータセットのエントリには、WCN及び車両ナンバーが入力されるとともに、日時、場所、カメラ性能、撮影環境などの付随データも入力される(No.1,3,4のエントリを参照)。
一方、第2路側機32から受信したデータセットのエントリには、WCN、日時、場所が入力されるが、第2路側機32はカメラ5を含まないため、カメラ5に関係する車両ナンバー、カメラ性能、撮影環境は入力されない(No.2,5のエントリを参照)。
このように、第2路側機32から受信したデータセットのエントリは、WCNを含むものの車両ナンバーは含まない。そこで、本実施形態では、以下に説明するデータ取得部12によってWCNに関連する車両ナンバーを取得している。
データ取得部12は、第2路側機32により取得されたWCNと関連する車両ナンバーを車両監視データベース21から取得する。具体的には、データ取得部12は、車両監視データベース21において、第2路側機32により取得されたWCNと同一のWCNを見つけ、それと関連付けられている車両ナンバーを読み出す。
データ取得部12による車両ナンバーの取得は、ユーザからの要求に応じて実行されてもよいし、第2路側機32からデータを受信したタイミングで実行されてもよいし、定期的に実行されてもよい。
さらに、データ取得部12により取得された車両ナンバーは、第2路側機32から受信したデータセットのエントリのうちの、空欄となっている「車両ナンバー」のフィールドに入力されてもよい。
以上に説明した実施形態によれば、カメラ5を含まない第2路側機32によりエリアA2で取得されたWCNに基づいて、カメラ5を含む第1路側機31により他のエリアA1,A3で取得された車両ナンバーを車両監視データベース21から取得するので、一部のエリアA2にカメラ5を設置しなくても、当該エリアA2を走行する車両VHの車両ナンバーを取得することが可能となる。
また、カメラ5を含まない第2路側機32の配置は、コスト面においても有利となる。すなわち、第2路側機32は、カメラ5を含まないため、第1路側機31よりも安価である上、カメラ5の設置時の調整やメンテナンスが不要となる。また、第2路側機32の制御部4は、画像解析を行わないため、第1路側機31の制御部4よりも処理性能が低く安価なものとしてもよい。
また、カメラ5及び無線通信部6を含む第1路側機31により車両ナンバー及びWCNを取得し、関連付けて保存することにより、事前に車両ナンバー及びWCNを互いに関連付けて登録しておく必要がないため、車両認識システム100の普及や運用等が容易となる。
なお、データ取得部12による車両ナンバーの取得は、第1路側機31において、例えば、車両が非常に高速で走行している、夜間や雨天・積雪などで視認性が悪い、又はナンバープレートに泥等が付着している等の要因で画像から車両ナンバーを抽出できなかった場合のエントリに対して行われてもよい。
[関連付け処理]
以下、第1路側機31の関連付け処理部43により実行される関連付け処理について説明する。第1路側機31の制御部4は、実施形態に係る選別装置に相当する。図6は、関連付け処理部43の具体例を示す図である。
画像解析部41(図2参照)による車両ナンバーの抽出は、例えば、車両が非常に高速で走行している、夜間や雨天・積雪などで視認性が悪い、ナンバープレートに泥等が付着している等の要因により、一部の文字を認識できない場合がある。そこで、本実施形態では、以下に説明する選別部46によるナンバー選別処理によって、より確からしい車両ナンバーを選別している。
関連付け処理部43は、ナンバー取得部44、WCN取得部45、選別部46、及び関連付け部47を備えている。メモリ49は、一時保持データベース49a及び過去関連付けデータ49bを記憶している。
ナンバー取得部44は、画像解析部41(図2参照)により画像から抽出された車両VHの車両ナンバーを取得する。具体的には、ナンバー取得部44は、カメラ5により生成される動画像から定期的に抽出される車両ナンバーを定期的に取得する。
WCN取得部45は、無線通信部6により車両VHの車載器OBから取得された車載器OBのWCNを取得する。具体的には、WCN取得部45は、無線通信部6により車両VHの車載器OBから定期的に取得されるWCNを定期的に取得する。
選別部46は、ナンバー取得部44により取得された複数の車両ナンバーから、最も確からしい車両ナンバーを選別する。具体的には、選別部46は、無線通信部6によるWCNの取得が継続する期間にカメラ5の動画像から定期的に抽出される複数の車両ナンバーから、最も確からしい車両ナンバーを選別する。
関連付け部47は、WCN取得部45により取得されたWCNと、選別部46により選別された車両ナンバーとを互いに関連付けて、メモリ49の一時保持データベース49aに保存する。
一時保持データベース49aは、車両監視サーバ1に送信されるデータセットを送信前に一時的に保持するためのデータベースである。一時保持データベース49aに保持されるデータセットは、車両ナンバー及びWCN、並びに、日時、場所、カメラ性能、及び撮影環境等の付随データを含んでいる(図5参照)。一時保持データベース49aに保持されたデータセットは、車両監視サーバ1に送信された後、消去される。
日時は、例えばコンピュータの内蔵時計から取得される時間データである。場所は、例えばメモリに予め登録された位置データであってもよいし、GPS受信機を設けて、そこから取得してもよい。カメラ性能は、例えばメモリに予め登録された性能データ又は機種データである。撮影環境は、例えば輝度センサから取得される明度データであってもよいし、通信ネットワークを介して取得される天気データであってもよい。
図7は、過去関連付けデータ(テーブル)49bの内容例を示す図である。過去関連付けデータ49bは、関連付け処理部43により過去に関連付けられたWCNと車両ナンバーの組を含んでいる。過去関連付けデータ49bは、さらに車両ナンバーの画像認識における確度も含んでいる。図中の車両ナンバーに含まれる「*」は、認識不良による欠落を表している。
図8は、第1路側機31において実現される、実施形態に係る車両認識方法の手順例を示す図である。図9は、ナンバー選別処理S14の手順例を示す図である。第1路側機31の制御部4は、これらの図に示す情報処理をプログラムに従って実行する。
まず、制御部4は、無線通信部6によるWCNの取得を検知してから、検知が終了するまでの間(すなわち、無線通信部6の電波が届く範囲を車両VHが走行する間)、WCN及び車両ナンバーを定期的に取得する(S11-S13;ナンバー取得部44及びWCN取得部45としての処理)。
WCNの検知が終了すると(S13:YES)、制御部4は、WCNの検知が継続していた期間に取得した複数の車両ナンバーについて、ナンバー選別処理を実行する(S14;選別部46としての処理)。
図9に示すように、ナンバー選別処理S14において、制御部4は、複数の車両ナンバーのそれぞれについて確度を算出する(S21)。確度は、画像解析における確からしさを表す点数である。
確からしさは、例えば、画像の鮮明さ、ナンバープレートとしての形状の確からしさ(縦横比など)、パターンマッチング結果の多さ、画像解析の容易さ、並びに、陸運局名、数字及びアルファベット等のデータベースとの整合性の確実さ等によって、総合的に判断される。
次に、制御部4は、過去関連付けデータ49b(図7参照)を参照し、上記S12で取得されたWCNに既に関連付けられている車両ナンバーと同一の車両ナンバーがある場合には、その車両ナンバーの確度を格上げする(S22)。
次に、制御部4は、最も確度が高い車両ナンバーが複数ある場合(S23:YES)、各車両ナンバーについて、ナンバープレートの領域毎の重み付けに基づく全体の確度(重み付け確度)を算出する(S24)。
図10に示すように、ナンバープレートは、陸運局を表す領域LT、車種番号の領域TV、かな文字の領域HG、及びナンバーの領域MNを含んでいる。具体的には、ナンバーの領域MNの重みは、他の領域LT、TV及びHGの重みよりも大きく設定される。
例えば、他の領域LT、TV及びHGでは、認識不良による欠落がなければそれぞれ1点を与えるのに対し、ナンバーの領域MNでは、全4文字に欠落がなければ8点、1文字欠落につき2点減点として、これらの点数の合計を「重み付け確度」としてもよい。
次に、制御部4は、重み付け確度が同一の車両ナンバーが複数ある場合(S25:YES)、各車両ナンバーについて、日時、場所、カメラ性能、及び撮影環境等の付随データに基づく調整を行う(S26)。
例えば、撮影日時が最近であるほど、撮影日時が日中等の時間帯である場合、撮影場所が所定の場所である場合、カメラが高性能であるほど、周囲の明度が明るいほど、又は天気が晴れ等の所定の天候である場合等に、確度が格上げされる。
次に、制御部4は、最も確度が高い車両ナンバーを選別する(S27)。具体的には、制御部4は、上記S23において最も確度が高い車両ナンバーが1つであれば、その最も確度が高い車両ナンバーを選別する。また、制御部4は、上記S25において重み付け確度が同一の車両ナンバーが複数なければ、最も重み付け確度が高い車両ナンバーを選出する。また、制御部4は、上記S26において重み付け確度が調整された場合は、調整された重み付け確度が最も高い車両ナンバーを選出する。
次に、制御部4は、過去関連付けデータ49b(図7参照)を参照し、上記S12で取得されたWCNに既に関連付けられている車両ナンバーがある場合には、その既に関連付けられている車両ナンバーと選別された車両ナンバーとを比較して、選別された車両ナンバーの一部又は全部の採否を決定する(S28)。
例えば、既に関連付けられている車両ナンバーでは、ある部分の番号が認識されているにも関わらず、新たに選別された車両ナンバーでは、それに対応する部分に認識不良による欠落「*」がある場合、選別された車両ナンバーにおける欠落「*」を採用せずに、既に関連付けられている車両ナンバーのものを用いてもよい。
図8の説明に戻り、制御部4は、ナンバー選別処理S14が終了すると、上記S12で取得されたWCNと、上記S27で選別された車両ナンバーとを互いに関連付け(S15)、さらに日時、場所、カメラ性能、及び撮影環境等の付随データを含めて、一時保持データベース49aに保存する(S16)。
また、上記S11において無線通信部6によるWCNの取得を検知できない場合には(すなわち、車載器を搭載しない車両である場合)、制御部4は、車両ナンバーのみを取得し、選別し、保存する(S17)。
なお、カメラ5が撮影可能な範囲と無線通信部6の電波が届く範囲との違いから、車両ナンバーの検知とWCNの検知とに時間差が生じる場合がある。
例えば、WCNの検知後に車両ナンバーが検知される場合には、上記S11-S14のとおり、WCNの検知が継続していた期間に取得した複数の車両ナンバーについて、ナンバー選別処理が実行される。
一方、車両ナンバーの検知後にWCNが検知される場合には、WCNが検知されるまでは上記S17の処理が実行され、WCNが検知されると、上記S12-S14の処理が実行される。
以上に説明した実施形態によれば、カメラ5の動画像から定期的に抽出される複数の車両ナンバーに対してナンバー選別処理を行うので、より確からしい車両ナンバーを選別して、WCNと関連付けることが可能となる。
また、夜間や雨天等の視認性が悪い状況に対応するために高性能で高価なカメラを用いなくても、ナンバー選別処理を行うことで、より確からしい車両ナンバーを選別することが可能となる。
なお、ナンバー選別処理は、車両監視サーバ1において実行されてもよい(車両監視サーバ1の制御部10が、選別部46を備えてもよい)。この場合、車両監視サーバ1が、実施形態に係る選別装置に相当する。図5に示すように、車両監視データベース21には、エリアA1で第1路側機31により取得された車両ナンバー及びWCNの組と、エリアA3で第1路側機31により取得された車両ナンバー及びWCNの組とが含まれるが(No.1,3のエントリ)、このように互いに異なるエリアで取得された複数の車両ナンバーに対してナンバー選別処理を行い、選別された車両ナンバーを採用するようにしてもよい。
また、ナンバー選別処理は、門の出入り口等に設置される守衛システム9に適用されてもよい。この場合、守衛システム9の制御部90が、実施形態に係る選別装置に相当する。図11に示すように、守衛システム9では、門に到来する車両をカメラ5で撮影し、画像解析部41がカメラ5の動画像から定期的に車両ナンバーを抽出するとともに、選別部46が複数の車両ナンバーから最も確からしい車両ナンバーを選別する。さらに、ナンバー照合部91が、事前に登録されたデータベースから、選別された車両ナンバーと同一又は類似の車両ナンバー及びそれに関連付けられた顧客名を読み出し、図12に示すように表示部92に表示してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が当業者にとって可能であることはもちろんである。
1 車両監視サーバ、10 制御部、11 保存処理部、12 データ取得部、2 記憶部、21 車両監視データベース、31 第1路側機、32 第2路側機、4 制御部、41 画像解析部、42 検知処理部、43 関連付け処理部、44 ナンバー取得部、45 WCN取得部、46 選別部、47 関連付け部、49 メモリ、49a 一時保持データベース、49b 過去関連付けデータ、5 カメラ、6 無線通信部、7 ハブ、8 ルータ、100 車両認識システム

Claims (13)

  1. 第1エリアを走行する車両を撮影するカメラと、
    前記カメラにより生成された画像から前記車両の車両データを抽出する抽出部と、
    前記第1エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から、前記車載器の識別データを取得する第1無線通信部と、
    前記車両データ及び前記識別データを互いに関連付けて記憶する記憶部と、
    第2エリアを走行する前記車両に搭載された前記車載器から前記識別データを取得する第2無線通信部と、
    前記第2無線通信部により取得された前記識別データと関連する前記車両データを前記記憶部から取得する取得部と、
    を備え、
    前記記憶部は、前記第2無線通信部により取得された前記識別データと、前記記憶部から取得された前記車両データとを互いに関連付けてさらに記憶する、
    車両認識システム。
  2. 前記車両データは、前記画像中の前記車両のナンバープレートの像から認識されるナンバーデータである、
    請求項1に記載の車両認識システム。
  3. 複数の前記ナンバーデータから前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する選別部をさらに備える、
    請求項2に記載の車両認識システム。
  4. 前記選別部は、前記カメラにより生成された時系列の複数の画像から抽出された複数の前記ナンバーデータから、前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する、
    請求項3に記載の車両認識システム。
  5. 第3エリアを走行する前記車両を撮影するカメラと、
    前記第3エリアの前記カメラにより生成された画像から前記車両データを抽出する抽出部と、
    前記第3エリアを走行する前記車両に搭載された前記車載器から前記識別データを取得する第3無線通信部と、
    をさらに備え、
    前記記憶部は、前記第3エリアの前記カメラにより生成された画像から抽出された前記車両データと、前記第3無線通信部により取得された前記識別データとを互いに関連付けてさらに記憶し、
    前記選別部は、前記第1エリアの前記カメラ及び前記第3エリアの前記カメラにより生成された複数の画像から抽出された複数の前記ナンバーデータから、前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する、
    請求項3に記載の車両認識システム。
  6. 前記選別部は、画像解析における確度に基づいて、前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する、
    請求項3ないし5の何れかに記載の車両認識システム。
  7. 前記選別部は、既に前記識別データに関連付けられているナンバーデータと比較して、選別された前記ナンバーデータの一部又は全部の採用を決定する、
    請求項3ないし6の何れかに記載の車両認識システム。
  8. 前記選別部は、前記ナンバープレートの領域毎の重み付けに基づく全体の確度に基づいて、前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する、
    請求項3ないし7の何れかに記載の車両認識システム。
  9. 前記選別部は、既に前記識別データに関連付けられているナンバーデータと同一のナンバーデータの確度を格上げする、
    請求項3ないし8の何れかに記載の車両認識システム。
  10. 前記選別部は、複数の前記ナンバーデータに付随する、前記カメラの性能、撮影日時、撮影環境、及び撮影場所の少なくとも1以上を含む付随データに基づいて、前記識別データに関連付けるナンバーデータを選別する、
    請求項3ないし9の何れかに記載の車両認識システム。
  11. 前記抽出部は、学習用画像中のナンバープレートが表すナンバーデータを教師データとして機械学習により予め構築された学習済みモデルを用い、前記画像中の前記車両のナンバープレートの像から前記ナンバーデータを推定する、
    請求項1ないし10の何れかに記載の車両認識システム。
  12. 第1エリアに配置される第1路側機であって、
    前記第1エリアを走行する車両を撮影するカメラと、
    前記第1エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から、前記車載器の識別データを取得する第1無線通信部と、
    を備える第1路側機と、
    第2エリアに配置される第2路側機であって、
    前記第2エリアを走行する前記車両に搭載された前記車載器から前記識別データを取得する第2無線通信部、
    を備える第2路側機と、
    前記第1路側機の前記カメラにより生成された画像から抽出された前記車両の車両データと、前記第1路側機の前記第1無線通信部により取得された前記識別データとを互いに関連付けて記憶する記憶部と、
    前記第2路側機の前記第2無線通信部により取得された前記識別データと関連する前記車両データを前記記憶部から取得する取得部と、
    を備え、
    前記第2路側機は、前記第2エリアを走行する前記車両を撮影するカメラを備えず、
    前記記憶部は、前記第2路側機の前記第2無線通信部により取得された前記識別データと、前記記憶部から取得された前記車両データとを互いに関連付けてさらに記憶する、
    車両認識システム。
  13. 第1エリアを走行する車両をカメラにより撮影し、
    抽出部により、前記カメラにより生成された画像から前記車両の車両データを抽出し、
    第1無線通信部により、前記第1エリアを走行する前記車両に搭載された車載器から、前記車載器の識別データを取得し、
    保存処理部により、前記車両データ及び前記識別データを互いに関連付けて記憶部に記憶し、
    第2無線通信部により、第2エリアを走行する前記車両に搭載された前記車載器から前記識別データを取得し、
    取得部により、前記第2無線通信部により取得された前記識別データと関連する前記車両データを前記記憶部から取得し、
    前記保存処理部により、前記第2無線通信部により取得された前記識別データと、前記記憶部から取得された前記車両データとを互いに関連付けて前記記憶部にさらに記憶する、
    車両認識方法。
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