JP2003162773A - 人命救助用の発光装置、及び、人命救助方法 - Google Patents

人命救助用の発光装置、及び、人命救助方法

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JP2003162773A JP2002229637A JP2002229637A JP2003162773A JP 2003162773 A JP2003162773 A JP 2003162773A JP 2002229637 A JP2002229637 A JP 2002229637A JP 2002229637 A JP2002229637 A JP 2002229637A JP 2003162773 A JP2003162773 A JP 2003162773A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地震等により倒壊したビルディング、家屋等に
閉じ込められた被災者の位置を容易に特定することを可
能とする人命救助方法を提供する。 【解決手段】人命救助方法は、中空の把持棒と、把持棒
の先端に取り付けられ、首振り運動及び長手方向の運動
が可能な中空可撓性チューブと、後端部が中空可撓性チ
ューブの先端に取り付けられたハウジング部20と、ハ
ウジング部20内に収納された発光手段30,31,3
2から成る人命救助用の発光装置を複数、配置し、被災
者から発光装置のそれぞれが見える方向に基づき、被災
者の位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人命救助用の発光
装置、及び、人命救助方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地震等により倒壊したビルディン
グ、家屋等に閉じ込められた被災者の発見、救出は、急
を要し、一刻の猶予も置けないものであり、短時間に実
施しなければならない。しかし、倒壊したビルディン
グ、家屋等の被検索箇所は、人間が入り難い狭隘箇所で
あったり、暗部又は危険を伴う場所が多く、被災者の目
視検索、確認は容易ではない。倒壊したビルディング、
家屋等や瓦礫の下に埋まったり、閉じ込められた被災者
の発見には、警察犬、災害救助犬が訓練士と共にビルデ
ィング、家屋等や瓦礫の箇所に急行し、人間の臭を嗅付
けて生存者の存在を知らせる。しかし、警察犬、災害救
助犬の数が極めて少なく、大地震による倒壊の場合に
は、効果的な発見が殆ど不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
特許第3040351号において、目視検索装置及び目
視検索用カメラ装置を提案した。この目視検索装置及び
目視検索用カメラ装置は、非常に効果の高い装置である
が、被災者の位置を特定するまでに時間がかかったり、
位置の特定が困難である場合がある。
【0004】従って、本発明の目的は、地震等により倒
壊したビルディング、家屋等に閉じ込められた被災者の
位置を容易に特定することを可能とする人命救助用の発
光装置、及び、人命救助方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の発光装置は、(A)中空の把持棒と、
(B)把持棒の先端に取り付けられ、首振り運動及び長
手方向の運動が可能な中空可撓性チューブと、(C)後
端部が中空可撓性チューブの先端に取り付けられたハウ
ジング部と、(D)ハウジング部内に収納された発光手
段、から成ることを特徴とする。
【0006】上記の目的を達成するための本発明の人命
救助方法は、(A)中空の把持棒と、(B)把持棒の先
端に取り付けられ、首振り運動及び長手方向の運動が可
能な中空可撓性チューブと、(C)後端部が中空可撓性
チューブの先端に取り付けられたハウジング部と、
(D)ハウジング部内に収納された発光手段、から成る
人命救助用の発光装置を複数、配置し、被災者から発光
装置のそれぞれが見える方向に基づき、被災者の位置を
特定することを特徴とする。
【0007】本発明の人命救助方法においては、それぞ
れの発光装置の発光する色が異なっていることが、被災
者の位置を容易に、且つ、確実に特定する上で好まし
い。発光色としては、例えば、赤色、白色、青色、緑
色、黄色等を挙げることができる。また、人命救助用の
発光装置を3つ以上、配置することが好ましい。
【0008】本発明の発光装置にあっては、あるいは
又、本発明の人命救助方法において使用する発光装置の
内、少なくとも1つの発光装置において、ハウジング部
内には、更に、マイクロホン及びスピーカーが収納さ
れ、ハウジング部内に収納されたマイクロホン及びスピ
ーカーに電気的に接続されたイヤホン及びマイクロホン
を有するヘッド・セットが更に備えられており、ハウジ
ング部に収納されたマイクロホン及びスピーカーとヘッ
ド・セットとの間で双方向通信を可能とすることが好ま
しい。これによって、災害現場における被災者への呼び
掛けや被災者との応答・会話・連絡を容易に行うことが
可能となるし、被災者の位置の一層正確な特定が可能と
なる。尚、この場合、ハウジング部内に収納されたマイ
クロホンをオン・オフ操作するためのスイッチを更に備
えていることが好ましい。発光装置の使用時、地震等に
より倒壊したビルディング、家屋等の災害現場にハウジ
ング部を挿入する必要があるが、この際に発する雑音が
ハウジング部内に収納されたマイクロホンによって拾わ
れ、ヘッド・セットのイヤホンに一種の衝撃音として伝
わる場合がある。従って、災害現場にハウジング部を挿
入する場合にはスイッチを操作してハウジング部内に収
納されたマイクロホンをオフ状態とし、災害現場におけ
る被災者への呼び掛けや被災者との応答・会話・連絡時
にはスイッチを操作してハウジング部内に収納されたマ
イクロホンをオン状態とすることが好ましい。
【0009】本発明の発光装置、あるいは、本発明の人
命救助方法において使用する発光装置にあっては、発光
手段は、ハウジング部の先端部分内に収納されており、
発光ダイオード(LED)、発光ダイオードの側面側に
配設された第1のフレネルレンズ、及び、発光ダイオー
ドの光射出側に配設された第2のフレネルレンズから構
成されている構造とすることができる。尚、このような
構造を、便宜上、第1の構造を有する発光装置と呼ぶ。
尚、発光ダイオードの代わりにランプ(小型電球)を用
いることもできる。
【0010】第1の構造を有する発光装置にあっては、
ハウジング部の先端部分内に収納された中空の透明パイ
プを更に備え、この透明パイプに第1のフレネルレンズ
が巻き付けられ(より好ましくは、透明パイプの内壁に
第1のフレネルレンズが付着され)、透明パイプの先端
部に第2のフレネルレンズが取り付けられ、この透明パ
イプ内部に発光ダイオードが配置されている構成とする
ことができる。尚、プラスチック製のシート状の第1の
フレネルレンズと、プラスチック製の板状の第2のフレ
ネルレンズを用いることが望ましい。更には、ハウジン
グ部の先端部分には複数の貫通孔が形成されている構成
とすることが好ましい。
【0011】あるいは又、本発明の発光装置、あるい
は、本発明の人命救助方法において使用する発光装置に
あっては、発光手段は、ハウジング部の先端部分内に収
納されており、発光ダイオード(LED)、発光ダイオ
ードの側面側に配設されたフレネルレンズ、及び、発光
ダイオードの光射出側に配設された凸レンズから構成さ
れている構造とすることができる。尚、このような構造
を、便宜上、第2の構造を有する発光装置と呼ぶ。尚、
発光ダイオードの代わりにランプ(小型電球)を用いる
こともできる。
【0012】第2の構造を有する発光装置にあっては、
ハウジング部の先端部分内に収納された中空の透明パイ
プを更に備え、この透明パイプにフレネルレンズが巻き
付けられ(より好ましくは、透明パイプの内壁にフレネ
ルレンズが付着され)、透明パイプの先端部に凸レンズ
が取り付けられ、この透明パイプ内部に発光ダイオード
が配置されている構成とすることができる。尚、プラス
チック製のシート状のフレネルレンズと、プラスチック
製の凸レンズを用いることが望ましい。更には、ハウジ
ング部の先端部分には複数の貫通孔が形成されている構
成とすることが好ましい。
【0013】あるいは又、本発明の発光装置、あるい
は、本発明の人命救助方法において使用する発光装置に
あっては、ハウジング部は、先端が開口したハウジング
本体部と、該ハウジング本体部の先端部に取り付けられ
た先端板から構成され;該先端板には第1の貫通孔が形
成されており;該ハウジング本体部の側面には、複数の
第2の貫通孔が形成されており;発光手段は、ハウジン
グ本体部内に収納されており、発光ダイオード、該発光
ダイオードの側面側に配設されたフレネルレンズ、及
び、該発光ダイオードの光射出側に配設された凸レンズ
から構成されている構造とすることができる。尚、この
ような構造を、便宜上、第3の構造を有する発光装置と
呼ぶ。尚、発光ダイオードの代わりにランプ(小型電
球)を用いることもできる。また、凸レンズの代わりに
第2のフレネルレンズを用いることもできる。
【0014】第3の構造を有する発光装置にあっては、
ハウジング本体部の内部に収納された中空の透明パイプ
を更に備え、この透明パイプにフレネルレンズが巻き付
けられ(より好ましくは、透明パイプの内壁にフレネル
レンズが付着され)、透明パイプの先端部に凸レンズ
(場合によっては、第2のフレネルレンズ)が取り付け
られ、この透明パイプ内部に発光ダイオードが配置され
ている構成とすることができる。尚、プラスチック製の
シート状のフレネルレンズと、プラスチック製の凸レン
ズ(場合によっては、プラスチックス製の板状の第2の
フレネルレンズ)を用いることが望ましい。更には、透
明パイプは第1の貫通孔に嵌合している構成とすること
が好ましい。加えて、先端板の頂面は第1の貫通孔に向
かって凸に湾曲していることが一層好ましく、先端板を
このような構成にすることで、発光装置の使用時、地震
等により倒壊したビルディング、家屋等の災害現場にハ
ウジング部を一層容易に挿入することが可能となる。
【0015】各種の形態を含む第1の構造、第2の構造
あるいは第3の構造を有する発光装置にあっては、発光
ダイオードを1つ備えている構成とすることもできる
し、発光色の異なる複数の発光ダイオードを備えている
構成とすることもできる。ここで、異なる発光色とし
て、例えば、赤色、白色、青色、緑色、黄色等を挙げる
ことができる。
【0016】第1の構造あるいは第2の構造を有する発
光装置におけるハウジング部、第3の構造を有する発光
装置におけるハウジング本体部は、例えば、アルミニウ
ム、ステンレス鋼に例示される各種の金属や合金、各種
のプラスチックス、各種のガラス繊維強化プラスチック
スから作製することができる。ハウジング部あるいはハ
ウジング本体部の軸線方向と直角の方向における断面形
状は、矩形、丸味を帯びた矩形、多角形、丸味を帯びた
多角形、円形、楕円形等、本質的に任意の形状とするこ
とができるが、操作面からは、円形であることが好まし
い。第3の構造を有する発光装置における先端板は、例
えば、アルミニウム、ステンレス鋼に例示される各種の
金属や合金、各種のプラスチックス、各種のガラス繊維
強化プラスチックスから作製することができるが、中で
も、透明なプラスチック(例えば、ポリカーボネート樹
脂やアクリル樹脂)から作製することが好ましい。透明
パイプは、例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹
脂から作製することが好ましい。
【0017】第1の構造あるいは第2の構造を有する発
光装置にあっては、ハウジング部の軸線方向と直角の方
向における断面形状を円形とし、ハウジング部を、先端
部分(キャップ部)とハウジング本体部から構成し、キ
ャップ部の底部にネジ山を形成し、ハウジング本体部の
先端部にもネジ山を形成し、キャップ部の底部に形成さ
れたネジ山と螺合する構造とすれば、保守を容易に行う
ことができる。但し、このような構成に限定するもので
はない。また、発光手段を基部に取り付け、係る基部を
キャップ部とハウジング本体部の螺合部分に固定する構
造とすれば、発光手段の保守を一層容易に行うことがで
きる。
【0018】第3の構造を有する発光装置にあっては、
ハウジング本体部の軸線方向と直角の方向における断面
形状を円形とし、先端板をハウジング本体部の先端部に
ネジ止めすることで、あるいは又、先端板をハウジング
本体部の先端部に螺合させることで、ハウジング部を構
成することができる。これによって、保守を容易に行う
ことができる。但し、このような構成に限定するもので
はない。また、発光手段を基部に取り付け、係る基部を
ハウジング本体部に固定する構造とすれば、発光手段の
保守を一層容易に行うことができる。
【0019】把持棒は伸縮自在の構造を有することが、
移動や搬送の容易性といった観点から好ましい。具体的
には、例えば、把持棒は、複数の中空パイプから構成さ
れ、中空パイプを、伸縮自在、即ち、入れ子式とした構
造とすることが好ましい。中空パイプは、例えば、ステ
ンレス鋼やアルミニウムといった金属や合金、ガラス繊
維強化プラスチックスから作製することができる。ま
た、中空可撓性チューブは、例えば、ステンレス鋼やア
ルミニウムから成る金属性帯状部材が螺旋状となったチ
ューブ、あるいは、このようなチューブの内部に可撓性
のあるプラスチックスから作製されたチューブを挿入し
た2重構造のチューブから構成することができる。把持
棒の先端への中空可撓性チューブの取り付けは、例え
ば、どちらか一方に螺合部を設けておき、他方に取り付
けられたナットと螺合部とを螺合させることによって行
うことができる。あるいは、両方にネジ山を切ってお
き、これらを螺合させることによって行うこともでき
る。中空可撓性チューブの先端へのハウジング部の取り
付けも、同様の方法で行うことができる。
【0020】ハウジング部内にマイクロホン及びスピー
カーが備えられている場合、把持棒の後端にコントロー
ル・ボックスを取り付け、あるいは又、把持棒の後端近
傍にコントロール・ボックスを配置し、マイクロホン及
びスピーカーから延びる配線や発光手段から延びる配線
をコントロール・ボックスに接続し、ヘッド・セットも
コントロール・ボックスに接続する構成とすることが好
ましい。尚、ヘッド・セットの代わりに、イヤホンとマ
イクロホンとが独立したものを用いることもできる。ま
た、コントロール・ボックスの代わりに、例えばパーソ
ナルコンピュータを用いることもできる。更には、コン
トロール・ボックスとヘッド・セットの組合せの代わり
に、携帯電話やPDAを用いることもできる。即ち、ハ
ウジング部内に収納されたマイクロホン及びスピーカー
からの出力信号を変調してマイクロ波を含む電波や赤外
線に搬送して発信し、携帯電話やPDAにて受信し、作
業者による応答等を行ってもよい。あるいは又、ハウジ
ング部内に収納されたマイクロホン及びスピーカーから
の出力信号を、パーソナルコンピュータや携帯電話、P
DAを使用し、通信回線を介して、発光装置から離れた
場所で受け取り、作業者による応答等を行ってもよい。
マイクロホン及びスピーカー、並びに、イヤホン及びマ
イクロホンを有するヘッド・セット、パーソナルコンピ
ュータや携帯電話、PDAは周知のものを使用すればよ
い。コントロール・ボックス内には電源を収めておくこ
とが好ましい。電源は、周知の直流電源、例えば、各種
の電池、乾電池から構成すればよい。また、各種の配線
も、周知の適切な配線から選択して使用すればよい。
【0021】尚、必要に応じて、発光装置のハウジング
部にガスセンサーを収納してもよいし、ガスセンサーが
収納された別の収納部を組み込んでもよい。検出すべき
ガスとして、酸素ガス、二酸化炭素ガス、一酸化炭素ガ
ス、水素ガス、プロパンガス、都市ガス等の各種ガスを
例示することができる。この場合、ガスセンサーの出力
に基づき、例えば、コントロール・ボックスに備えられ
たメーターやLED等によりガス濃度を表示することが
できる。
【0022】本発明の発光装置は、把持棒と、把持棒の
先端に取り付けられ、首振り運動及び長手方向の運動が
可能な中空可撓性チューブとを備えているので、把持棒
の操作、並びに、中空可撓性チューブの首振り運動及び
長手方向の運動によって、ハウジング部を所望の位置に
導くことができる。
【0023】本発明の人命救助方法においては、複数の
発光装置を用いて、被災者から発光装置のそれぞれが見
える方向に基づき、三角法により、被災者の位置を容易
に特定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0025】(実施の形態1)実施の形態1の発光装置
の概念図を図1に示し、発光装置のハウジング部の概念
的な断面図を図2に示す。この発光装置は、第1の構造
を有する発光装置であり、伸縮自在であって、中空の把
持棒10と、把持棒10の先端に取り付けられ、首振り
運動及び長手方向の運動が可能な中空可撓性チューブ1
3と、後端部が中空可撓性チューブ13の先端に取り付
けられたハウジング部20と、ハウジング部20内に収
納された発光手段から構成されている。そして、必要に
応じて、ハウジング部20内には、更に、コンデンサー
マイクロホンから成るマイクロホン40及びスピーカー
41が収納され、ハウジング部20内に収納されたマイ
クロホン40及びスピーカー41に電気的に接続された
イヤホン及びマイクロホンを有するヘッド・セット16
が更に備えられている。
【0026】把持棒10は、ガラス繊維強化プラスチッ
クスから作製された複数の中空パイプ11から構成され
ており、中空パイプ11を、伸縮自在、即ち、入れ子式
とした構造を有する。中空パイプ11の外面には、配線
を巻き取るためのフック12が取り付けられている。中
空可撓性チューブ13は、ステンレス鋼から成る金属性
帯状部材が螺旋状となったチューブから構成されてい
る。把持棒10の先端への中空可撓性チューブ13の取
り付けは、例えば、把持棒10に螺合部を設けておき、
中空可撓性チューブ13に取り付けられたナット14A
と螺合部とを螺合させることによって行うことができ
る。また、中空可撓性チューブ13の先端へのハウジン
グ部20の取り付けも、中空可撓性チューブ13に取り
付けられたナット14Bと、ハウジング部20のハウジ
ング本体部25に設けられたネジ山27とを螺合させる
ことによって行うことができる。
【0027】中空可撓性チューブ13は、例えば、作業
者がハウジング部20に力を加えることによって、ある
いは又、ハウジング部20に外力が加わることによっ
て、把持棒10への中空可撓性チューブ13の取付部を
中心あるいは支点とした首振り運動及び長手方向の運動
が容易に可能である。即ち、中空可撓性チューブ13
は、例えば、「く」の字や、「S」字、「L」字、
「C」字等に、あるいは又、弧を描くように、更には、
蛇行した状態のように、その形状を、容易に、且つ、高
い自由度をもって、変化させることができる。
【0028】把持棒10の後端には、グリップタイプの
コントロール・ボックス15が取り付けられている。そ
して、マイクロホン40及びスピーカー41から延びる
配線42や発光手段(具体的には、発光ダイオード3
0)から延びる配線33はコントロール・ボックス15
に接続され、ヘッド・セット16もコントロール・ボッ
クス15に接続されているコントロール・ボックス15
内には、乾電池から成る電源(図示せず)が収められて
いる。コントロール・ボックス15には、マイクロホン
40をオン・オフ操作するためのスイッチ、スピーカー
41をオン・オフ操作するためのスイッチ、ヘッド・セ
ット16をオン・オフ操作するためのスイッチ、電源ス
イッチ等の各種スイッチ(図示せず)が備えられてい
る。尚、発光ダイオード30から延びる配線33には、
発光ダイオード30を配線33から着脱自在とするため
に、接続部を設けておくことが好ましい。
【0029】発光手段は、ハウジング部20の先端部分
(キャップ部21)内に収納されており、発光ダイオー
ド(LED)30、並びに、第1のフレネルレンズ31
及び第2のフレネルレンズ32から構成されている。第
1のフレネルレンズ31は、表面に凹凸が形成されたシ
ート材料を円筒状に巻いたフレネルレンズであり、基部
22に取り付けられた発光ダイオード30の側面側に配
設されている。より具体的には、第1のフレネルレンズ
31は、基部22に取り付けられた発光ダイオード30
を取り囲むように基部22に接着剤を用いて取り付けら
れている。また、第2のフレネルレンズ32は、発光ダ
イオード30の光射出側に配設されている。より具体的
には、第2のフレネルレンズ32は、円筒状の第1のフ
レネルレンズ31の先端部に接着剤を用いて取り付けら
れている。ハウジング部20のキャップ部21には複数
の貫通孔23が形成されており、更には、第1及び第2
のフルネルレンズ31,32を配設することによって、
発光ダイオード30からの光を外部の相当広い空間から
視認可能である。
【0030】ハウジング部20のキャップ部21は略半
球状であり、キャップ部21の底部にはネジ山24が形
成されている。ハウジング部20のハウジング本体部2
5は、円筒状と半球状を組み合わせた形状であり、ハウ
ジング本体部25の先端部にもネジ山28が形成され、
キャップ部21の底部に形成されたネジ山24と螺合す
る構造となっている。この螺合部分に基部22が固定さ
れている。ハウジング本体部25の内部には防塵フィル
ター26が収められており、ハウジング本体部25の後
部と防塵フィルター26によって囲まれた空間内に、マ
イクロホン40及びスピーカー41が収納されている。
防塵フィルター26、マイクロホン40及びスピーカー
41は、ハウジング本体部25の内壁に設けられたボス
部(図示せず)にビス(図示せず)によって取り付けら
れている。基部22と防塵フィルター26との間に位置
するハウジング本体部25の部分には貫通孔29が設け
られ、外部の音をマイクロホン40で集音し、あるいは
又、スピーカー41が発する音が外部に聞こえるように
なっている。尚、貫通孔29の代わりに、あるいは又、
貫通孔29と共に、基部22に貫通孔を設けてもよい。
【0031】ハウジング部20のキャップ部21及びハ
ウジング本体部25は、プラスチックス(具体的には、
ポリカーボネート樹脂)から作製されている。ハウジン
グ部20の軸線方向と直角の方向における断面形状は、
直径4cmの円形である。
【0032】このような発光装置を用いた本発明の人命
救助方法を、以下、説明する。発光ダイオード30の発
光色の異なる発光装置を複数(例えば3つ以上)、準備
する。即ち、例えば、赤色、白色、青色、緑色、黄色等
を発光する発光装置を準備する。尚、ハウジング部20
内にマイクロホン40及びスピーカー41が収納され、
ハウジング部20内に収納されたマイクロホン40及び
スピーカー41に電気的に接続されたイヤホン及びマイ
クロホンを有するヘッド・セット16を備えた発光装置
を、少なくとも1つ、準備することが好ましい。
【0033】倒壊したビルディング、家屋等や瓦礫の下
に埋まったり、閉じ込められた被災者の位置を特定する
ために、瓦礫等の中に、複数の発光装置のハウジング部
20を挿入する。ハウジング部20の挿入に際しては、
例えば、ハウジング部20に作業者が力を加えることに
よって、中空可撓性チューブ13の首振り運動及び長手
方向の運動を生じさせる。そして、所望の方向にハウジ
ング部20を向け、把持棒10の操作によりハウジング
部20を瓦礫等の中に挿入する。あるいは又、把持棒1
0の操作により障害物にハウジング部20が衝突するこ
とによって、中空可撓性チューブ13の首振り運動及び
長手方向の運動が生じる。そして、このような、把持棒
10の操作、並びに、中空可撓性チューブ13の首振り
運動及び長手方向の運動によって、ハウジング部20を
瓦礫等の中に挿入する。そして、発光手段である発光ダ
イオード30を発光させる。あるいは、発光ダイオード
30を発光させながら、ハウジング部20を瓦礫等の中
に挿入する。尚、ハウジング部20を瓦礫等の中に挿入
する際に発する雑音がハウジング部20内に収納された
マイクロホン40によって拾われ、ヘッド・セット16
のイヤホンに一種の衝撃音として伝わる場合がある。従
って、ハウジング部20を挿入する場合にはスイッチを
操作してマイクロホン40をオフ状態とし、ハウジング
部20の挿入後、スイッチを操作してマイクロホン40
をオン状態とすることが好ましい。
【0034】発光状態にある発光ダイオード30を視認
した被災者は、発光装置に備えられたマイクロホン40
によって、発光装置のそれぞれが見える方向を作業者に
伝える。例えば、赤色を発光する発光装置が見える方向
を12時方向とした場合、白色を発光する発光装置が見
える方向が4時方向、黄色を発光する発光装置が見える
方向が9時方向と伝えられれば、発光装置の挿入場所が
予め判っているので、被災者から発光装置のそれぞれが
見える方向に基づき、三角法により、被災者の位置を特
定することができる。
【0035】尚、発光装置にあっては、図2に示したよ
うに発光ダイオード30が1つ備えられていてもよい
し、発光色の異なる複数(例えば、3個)の発光ダイオ
ードが備えられている構成としてもよい。後者の場合に
は、コントロール・ボックス15に、発光ダイオードの
発光を切り替えるための切替スイッチを設けておくこと
が好ましい。以下に説明する実施の形態においても、同
様の構成とすることができる。
【0036】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1の発光装置の変形である。実施の形態2にあって
は、図3に概念図を示すように、ハウジング部20の先
端部分内(具体的には、ハウジング本体部25の内部)
に収納された中空の透明パイプ34を更に備えている。
この透明パイプ34は、ポリカーボネート樹脂やアクリ
ル樹脂から作製されている。透明パイプ34は接着剤を
用いて基部22に固定されている。そして、この中空の
透明パイプ34の内壁に第1のフレネルレンズ31が巻
き付けられ(付着され)、透明パイプ34の先端部に第
2のフレネルレンズ32が接着剤を用いて取り付けられ
ている。また、透明パイプ34の内部に発光ダイオード
30が配置されている。
【0037】これらの点を除き、実施の形態2の発光装
置は、実施の形態1の発光装置と同様の構成とすること
ができるので、詳細な説明は省略する。また、実施の形
態2の発光装置を用いた人命救助方法も、実施の形態1
にて説明した人命救助方法と同様の構成とすることがで
きるので、詳細な説明は省略する。
【0038】(実施の形態3)実施の形態3も実施の形
態1の変形であり、第2の構造の発光装置に関する。
【0039】図2に示した実施の形態1の発光装置にあ
っては、発光手段に第2のフレネルレンズ32が備えら
れている。一方、実施の形態3の発光装置にあっては、
図4に概念図を示すように、発光手段は、ハウジング部
の先端部分内(より具体的には、ハウジング本体部25
の内部)に収納されており、発光ダイオード30、発光
ダイオード30の側面側に配設されたフレネルレンズ3
5、及び、発光ダイオード30の光射出側に配設された
凸レンズ36から構成されている。
【0040】具体的には、フレネルレンズ35は、表面
に凹凸が形成されたシート材料を円筒状に巻いたフレネ
ルレンズであり、基部22に取り付けられた発光ダイオ
ード30の側面側に配設されている。より具体的には、
フレネルレンズ35は、基部22に取り付けられた発光
ダイオード30を取り囲むように基部22に接着剤を用
いて取り付けられている。また、凸レンズ36は、発光
ダイオード30の光射出側に配設されている。より具体
的には、凸レンズ36は、円筒状のフレネルレンズ35
の先端部に接着剤を用いて取り付けられている。
【0041】このように、第2のフレネルレンズ32の
代わりに凸レンズ36を設けた点を除き、実施の形態3
の発光装置は、実施の形態1の発光装置と同様の構成と
することができるので、詳細な説明は省略する。また、
実施の形態3の発光装置を用いた人命救助方法も、実施
の形態1にて説明した人命救助方法と同様の構成とする
ことができるので、詳細な説明は省略する。
【0042】(実施の形態4)実施の形態4は実施の形
態3及び実施の形態2の変形であり、第2の構造の発光
装置に関する。
【0043】実施の形態4の発光装置にあっては、ハウ
ジング部20の先端部分内(具体的には、ハウジング本
体部25の内部)に収納された中空の透明パイプ34を
更に備えている。この透明パイプ34は、ポリカーボネ
ート樹脂やアクリル樹脂から作製されている。透明パイ
プ34は接着剤を用いて基部22に固定されている。そ
して、この中空の透明パイプ34の内壁にフレネルレン
ズ35が巻き付けられ(付着され)、透明パイプ34の
先端部に凸レンズ36が接着剤を用いて取り付けられて
いる。また、透明パイプ34の内部に発光ダイオード3
0が配置されている。
【0044】このように、第2のフレネルレンズ32の
代わりに凸レンズ36を設けた点を除き、実施の形態4
の発光装置は、実施の形態3の発光装置と同様の構成と
することができるので、詳細な説明は省略する。また、
実施の形態4の発光装置を用いた人命救助方法も、実施
の形態1にて説明した人命救助方法と同様の構成とする
ことができるので、詳細な説明は省略する。
【0045】(実施の形態5)実施の形態5は実施の形
態1の変形であり、第3の構造の発光装置に関する。
【0046】実施の形態5の発光装置にあっては、図6
に概念図を示すように、ハウジング部50は、先端が開
口したハウジング本体部55と、このハウジング本体部
55の先端部にビス(図示せず)を用いて取り付けられ
た先端板51から構成されている。ハウジング本体部5
5及び先端板51は、アルミニウムから作製されてい
る。そして、先端板51の中央部分には第1の貫通孔5
3が形成されており、ハウジング本体部55の側面に
は、複数(例えば4つ)の第2の貫通孔(開口部)54
が形成されている。また、発光手段は、ハウジング本体
部55内に収納されており、発光ダイオード30、この
発光ダイオード30の側面側に配設されたフレネルレン
ズ35、及び、この発光ダイオード30の光射出側に配
設された凸レンズ36から構成されている。ハウジング
本体部55の軸線方向と直角の方向における断面形状
は、直径4cmの円形である。
【0047】尚、発光装置は、ハウジング本体部55の
内部に収納された中空の透明パイプ34を更に備えてい
る。この透明パイプ34は、ポリカーボネート樹脂やア
クリル樹脂から作製されている。そして、この中空の透
明パイプ34の内壁にフレネルレンズ35が巻き付けら
れ(付着され)、透明パイプ34の先端部に凸レンズ3
6が接着剤を用いて取り付けられている。また、透明パ
イプ34の内部に発光ダイオード30が配置されてい
る。尚、透明パイプ34の先端部分は、第1の貫通孔5
3に嵌合している。
【0048】発光ダイオード30は基部52に取り付け
られており、基部52は、ハウジング本体部55の内壁
に設けられたボス部(図示せず)にビス(図示せず)に
よって取り付けられている。ハウジング本体部55の内
部には防塵フィルター56が収められており、ハウジン
グ本体部55の後部と防塵フィルター56によって囲ま
れた空間内に、マイクロホン40及びスピーカー41が
収納されている。防塵フィルター56、マイクロホン4
0及びスピーカー41は、ハウジング本体部25の内壁
に設けられたボス部(図示せず)にビス(図示せず)に
よって取り付けられている。基部52と防塵フィルター
56との間に位置するハウジング本体部55の部分には
貫通孔59が設けられ、外部の音をマイクロホン40で
集音し、あるいは又、スピーカー41が発する音が外部
に聞こえるようになっている。尚、貫通孔59の代わり
に、あるいは又、貫通孔59と共に、基部52に貫通孔
を設けてもよい。
【0049】また、中空可撓性チューブ13の先端への
ハウジング部50の取り付けは、中空可撓性チューブ1
3に取り付けられたナット14Bと、ハウジング部50
のハウジング本体部55に設けられたネジ山57とを螺
合させることによって行うことができる。
【0050】ハウジング部50及び発光手段の構成を除
き、実施の形態5の発光装置は、実施の形態1の発光装
置と同様の構成とすることができるので、詳細な説明は
省略する。また、実施の形態5の発光装置を用いた人命
救助方法も、実施の形態1にて説明した人命救助方法と
同様の構成とすることができるので、詳細な説明は省略
する。
【0051】実施の形態5の発光装置の変形例を、図7
の概念図に示す。この発光装置の変形例にあっては、先
端板61の頂面61Aは、第1の貫通孔53に向かって
凸に湾曲している。具体的には、丸みを帯びている。ま
た、先端板61は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹
脂といった透明な樹脂から作製されている。先端板61
をこのような構成にすることで、発光装置の使用時、地
震等により倒壊したビルディング、家屋等の災害現場に
ハウジング部を一層容易に、滑らかに挿入することが可
能となる。また、先端板61が透明な樹脂から作製され
ているので、発光ダイオード30から射出した光が先端
板61によって遮られることもない。
【0052】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した発光装置の構造、構
成材料、構成部品等は例示であり、適宜変更することが
できる。必要に応じて、発明の実施の形態にて説明した
発光装置のハウジング部20,50にガスセンサーを収
納してもよいし、ガスセンサーが収納された別の収納部
を組み込んでもよい。場合によっては、把持棒10の後
端から把持棒10内、中空可撓性チューブ13内を通り
ハウジング部20にまで延びる可撓性のチューブを配置
し、かかるチューブを通して、酸素ボンベや圧縮空気ボ
ンベ、エアーコンプレッサーからハウジング部20,5
0の外部近傍に酸素や空気を送出することも可能であ
る。また、把持棒10をコントロール・ボックス15に
取り付けず、把持棒10の後端近傍にコントロール・ボ
ックス15を配置してもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明の発光装置にあっては、把持棒の
操作、並びに、中空可撓性チューブの首振り運動及び長
手方向の運動によって、ハウジング部を所望の位置に迅
速に、且つ、確実に導くことができる。本発明の人命救
助方法においては、複数の発光装置を用いて、被災者か
ら発光装置のそれぞれが見える方向に基づき、三角法に
より、被災者の位置を容易に、且つ、迅速に特定するこ
とができる。また、発光装置は極めて簡素な構造であ
り、安価に製造することができるので、多くの発光装置
を常備することが可能である。更には、発光手段を基部
に取り付ける構造とすれば、発光色の変更時や発光手段
の不作動時、基部ごと交換すればよいので、保守が極め
て容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、発明の実施の形態1の発光装置のハウ
ジング部の概念的な断面図である。
【図2】図2は、発明の実施の形態1の発光装置の概念
図である。
【図3】図3は、発明の実施の形態2の発光装置の概念
図である。
【図4】図4は、発明の実施の形態3の発光装置の概念
図である。
【図5】図5は、発明の実施の形態4の発光装置の概念
図である。
【図6】図6は、発明の実施の形態5の発光装置の概念
図である。
【図7】図7は、発明の実施の形態5の発光装置の変形
例の概念図である。
【符号の説明】
10・・・把持棒、11・・・中空パイプ、12・・・
フック、13・・・中空可撓性チューブ、14A,15
B・・・ナット、15・・・コントロール・ボックス、
16・・・ヘッド・セット、20・・・ハウジング部、
21・・・先端部分(キャップ部)、22・・・基部、
23・・・貫通孔、24,27,28・・・ネジ山、2
5・・・ハウジング本体部、26・・・防塵フィルタ
ー、30・・・発光ダイオード(LED)、31・・・
第1のフレネルレンズ、32・・・第2のフレネルレン
ズ、33,42・・・配線、34・・・透明パイプ、3
5・・・フレネルレンズ、36・・・凸レンズ、40・
・・マイクロホン、41・・・スピーカー、50・・・
ハウジング部、51.61・・・先端板、52・・・基
部、53・・・第1の貫通孔、54・・・第2の貫通孔
(開口部)、55・・・ハウジング本体部、56・・・
防塵フィルター、57・・・ネジ山、59・・・貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 F21Y 101:02 // F21Y 101:02 F21L 7/00 K 11/00 B Fターム(参考) 2E184 JA10 KA11 KA20 MA07 5C083 AA01 BB31 DD09 DD20 EE18 FF03 GG03 HH03 HH26 JJ03 JJ30 JJ46 5F041 DA19 DA77 DA83 DC84 EE11 EE16 FF01 FF16

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)中空の把持棒と、 (B)把持棒の先端に取り付けられ、首振り運動及び長
    手方向の運動が可能な中空可撓性チューブと、 (C)後端部が中空可撓性チューブの先端に取り付けら
    れたハウジング部と、 (D)ハウジング部内に収納された発光手段、から成る
    ことを特徴とする人命救助用の発光装置。
  2. 【請求項2】ハウジング部内には、更に、マイクロホン
    及びスピーカーが収納され、 ハウジング部内に収納されたマイクロホン及びスピーカ
    ーに電気的に接続されたイヤホン及びマイクロホンを有
    するヘッド・セットが更に備えられていることを特徴と
    する請求項1に記載の発光装置。
  3. 【請求項3】ハウジング部内に収納されたマイクロホン
    をオン・オフ操作するためのスイッチを更に備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 【請求項4】発光手段は、ハウジング部の先端部分内に
    収納されており、発光ダイオード、該発光ダイオードの
    側面側に配設された第1のフレネルレンズ、及び、該発
    光ダイオードの光射出側に配設された第2のフレネルレ
    ンズから構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 【請求項5】ハウジング部の先端部分内に収納された中
    空の透明パイプを更に備え、該透明パイプに第1のフレ
    ネルレンズが巻き付けられ、透明パイプの先端部に第2
    のフレネルレンズが取り付けられ、該透明パイプ内部に
    発光ダイオードが配置されていることを特徴とする請求
    項4に記載の発光装置。
  6. 【請求項6】ハウジング部の先端部分には複数の貫通孔
    が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】発光ダイオードを1つ備えていることを特
    徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の
    発光装置。
  8. 【請求項8】発光色の異なる複数の発光ダイオードを備
    えていることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいず
    れか1項に記載の発光装置。
  9. 【請求項9】発光手段は、ハウジング部の先端部分内に
    収納されており、発光ダイオード、該発光ダイオードの
    側面側に配設されたフレネルレンズ、及び、該発光ダイ
    オードの光射出側に配設された凸レンズから構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載の発光装置。
  10. 【請求項10】ハウジング部の先端部分内に収納された
    中空の透明パイプを更に備え、該透明パイプにフレネル
    レンズが巻き付けられ、透明パイプの先端部に凸レンズ
    が取り付けられ、該透明パイプ内部に発光ダイオードが
    配置されていることを特徴とする請求項9に記載の発光
    装置。
  11. 【請求項11】ハウジング部の先端部分には複数の貫通
    孔が形成されていることを特徴とする請求項9又は請求
    項10に記載の発光装置。
  12. 【請求項12】発光ダイオードを1つ備えていることを
    特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記
    載の発光装置。
  13. 【請求項13】発光色の異なる複数の発光ダイオードを
    備えていることを特徴とする請求項9乃至請求項11の
    いずれか1項に記載の発光装置。
  14. 【請求項14】ハウジング部は、先端が開口したハウジ
    ング本体部と、該ハウジング本体部の先端部に取り付け
    られた先端板から構成され、 該先端板には第1の貫通孔が形成されており、 該ハウジング本体部の側面には、複数の第2の貫通孔が
    形成されており、 発光手段は、ハウジング本体部内に収納されており、発
    光ダイオード、該発光ダイオードの側面側に配設された
    フレネルレンズ、及び、該発光ダイオードの光射出側に
    配設された凸レンズから構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発光装
    置。
  15. 【請求項15】ハウジング本体部の内部に収納された中
    空の透明パイプを更に備え、該透明パイプにフレネルレ
    ンズが巻き付けられ、透明パイプの先端部に凸レンズが
    取り付けられ、該透明パイプ内部に発光ダイオードが配
    置されていることを特徴とする請求項14に記載の発光
    装置。
  16. 【請求項16】透明パイプは、第1の貫通孔に嵌合して
    いることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載
    の発光装置。
  17. 【請求項17】先端板の頂面は、第1の貫通孔に向かっ
    て凸に湾曲していることを特徴とする請求項14乃至請
    求項16のいずれか1項に記載の発光装置。
  18. 【請求項18】発光ダイオードを1つ備えていることを
    特徴とする請求項14乃至請求項17のいずれか1項に
    記載の発光装置。
  19. 【請求項19】発光色の異なる複数の発光ダイオードを
    備えていることを特徴とする請求項14乃至請求項17
    のいずれか1項に記載の発光装置。
  20. 【請求項20】把持棒は伸縮自在の構造を有することを
    特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記
    載の発光装置。
  21. 【請求項21】(A)中空の把持棒と、 (B)把持棒の先端に取り付けられ、首振り運動及び長
    手方向の運動が可能な中空可撓性チューブと、 (C)後端部が中空可撓性チューブの先端に取り付けら
    れたハウジング部と、 (D)ハウジング部内に収納された発光手段、から成る
    人命救助用の発光装置を複数、配置し、 被災者から発光装置のそれぞれが見える方向に基づき、
    被災者の位置を特定することを特徴とする人命救助方
    法。
  22. 【請求項22】それぞれの発光装置の発光する色が異な
    っていることを特徴とする請求項21に記載の人命救助
    方法。
  23. 【請求項23】少なくとも1つの発光装置において、ハ
    ウジング部内には、更に、マイクロホン及びスピーカー
    が収納され、ハウジング部内に収納されたマイクロホン
    及びスピーカーに電気的に接続されたイヤホン及びマイ
    クロホンを有するヘッド・セットが更に備えられている
    ことを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の人
    命救助方法。
  24. 【請求項24】ハウジング部内に収納されたマイクロホ
    ンをオン・オフ操作するためのスイッチが発光装置には
    更に備えられていることを特徴とする請求項23に記載
    の人命救助方法。
  25. 【請求項25】発光手段は、ハウジング部の先端部分内
    に収納されており、発光ダイオード、該発光ダイオード
    の側面側に配設された第1のフレネルレンズ、及び、該
    発光ダイオードの光射出側に配設された第2のフレネル
    レンズから構成されている発光装置を用いることを特徴
    とする請求項21乃至請求項24のいずれか1項に記載
    の人命救助方法。
  26. 【請求項26】ハウジング部の先端部分内に収納された
    中空の透明パイプを更に備え、該透明パイプに第1のフ
    レネルレンズが巻き付けられ、透明パイプの先端部に第
    2のフレネルレンズが取り付けられ、該透明パイプ内部
    に発光ダイオードが配置されている発光装置を用いるこ
    とを特徴とする請求項25に記載の人命救助方法。
  27. 【請求項27】ハウジング部の先端部分には複数の貫通
    孔が形成されている発光装置を用いることを特徴とする
    請求項25又は請求項26に記載の人命救助方法。
  28. 【請求項28】発光ダイオードを1つ備えている発光装
    置を用いることを特徴とする請求項25乃至請求項27
    のいずれか1項に記載の人命救助方法。
  29. 【請求項29】発光色の異なる複数の発光ダイオードを
    備えている発光装置を用いることを特徴とする請求項2
    5乃至請求項27のいずれか1項に記載の人命救助方
    法。
  30. 【請求項30】発光手段は、ハウジング部の先端部分内
    に収納されており、発光ダイオード、該発光ダイオード
    の側面側に配設されたフレネルレンズ、及び、該発光ダ
    イオードの光射出側に配設された凸レンズから構成され
    ている発光装置を用いることを特徴とする請求項21乃
    至請求項24のいずれか1項に記載の人命救助方法。
  31. 【請求項31】ハウジング部の先端部分内に収納された
    中空の透明パイプを更に備え、該透明パイプにフレネル
    レンズが巻き付けられ、透明パイプの先端部に凸レンズ
    が取り付けられ、該透明パイプ内部に発光ダイオードが
    配置されている発光装置を用いることを特徴とする請求
    項30に記載の人命救助方法。
  32. 【請求項32】ハウジング部の先端部分には複数の貫通
    孔が形成されている発光装置を用いることを特徴とする
    請求項30又は請求項31に記載の人命救助方法。
  33. 【請求項33】発光ダイオードを1つ備えている発光装
    置を用いることを特徴とする請求項30乃至請求項32
    のいずれか1項に記載の人命救助方法。
  34. 【請求項34】発光色の異なる複数の発光ダイオードを
    備えている発光装置を用いることを特徴とする請求項3
    0乃至請求項32のいずれか1項に記載の人命救助方
    法。
  35. 【請求項35】ハウジング部は、先端が開口したハウジ
    ング本体部と、該ハウジング本体部の先端部に取り付け
    られた先端板から構成され、 該先端板には第1の貫通孔が形成されており、 該ハウジング本体部の側面には、複数の第2の貫通孔が
    形成されており、 発光手段は、ハウジング本体部内に収納されており、発
    光ダイオード、該発光ダイオードの側面側に配設された
    フレネルレンズ、及び、該発光ダイオードの光射出側に
    配設された凸レンズから構成されている発光装置を用い
    ることを特徴とする請求項21乃至請求項24のいずれ
    か1項に記載の人命救助方法。
  36. 【請求項36】ハウジング本体部の内部に収納された中
    空の透明パイプを更に備え、該透明パイプにフレネルレ
    ンズが巻き付けられ、透明パイプの先端部に凸レンズが
    取り付けられ、該透明パイプ内部に発光ダイオードが配
    置されている発光装置を用いることを特徴とする請求項
    35に記載の人命救助方法。
  37. 【請求項37】透明パイプが第1の貫通孔に嵌合してい
    る発光装置を用いることを特徴とする請求項35又は請
    求項36に記載の人命救助方法。
  38. 【請求項38】先端板の頂面は、第1の貫通孔に向かっ
    て凸に湾曲している発光装置を用いることを特徴とする
    請求項35乃至請求項37のいずれか1項に記載の人命
    救助方法。
  39. 【請求項39】発光ダイオードを1つ備えている発光装
    置を用いることを特徴とする請求項35乃至請求項38
    のいずれか1項に記載の人命救助方法。
  40. 【請求項40】発光色の異なる複数の発光ダイオードを
    備えている発光装置を用いることを特徴とする請求項3
    5乃至請求項38のいずれか1項に記載の人命救助方
    法。
  41. 【請求項41】把持棒は伸縮自在の構造を有することを
    特徴とする請求項21乃至請求項40のいずれか1項に
    記載の人命救助方法。
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