JP4275910B2 - 被災者探索用発光装置及び被災者探索方法 - Google Patents

被災者探索用発光装置及び被災者探索方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、災害に遭遇した被災者の探索に用いられる被災者探索用発光装置、及び、それを使用して被災者を探索する被災者探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震等の災害を受けて倒壊したビルディングや一般家屋等に閉じ込められた被災者の探索及びその後の救出は、通常、一刻の猶予も置けないものであり、短時間に実施されなければならない。しかし、倒壊したビルディングや一般家屋内等とされる探索対象箇所は、人間が入り難い狭隘な場所,暗い場所あるいは危険を伴う場所であることが多く、被災者を目視により検索して確認することは容易ではない。
【0003】
そこで、ビルディングや一般家屋等が倒壊して生じた瓦礫の下に埋没した、あるいは、閉じ込められた被災者の探索には、警察犬や災害救助犬を訓練士と共に出動させて、警察犬や災害救助犬の嗅覚を頼りして被災者の存在を検知することも行われている。しかしながら、現状にあっては、訓練が行き届いた警察犬や災害救助犬の数は極めて少なく、警察犬や災害救助犬を出動させることができる状況は限られてしまう。
【0004】
このようなもとで、本願の発明者は、特許第3040351号公報に示されるように、画像撮像装置(カメラ)を利用することにより、被災者の探索を目視で行うことができる目視検索装置及び目視検索用カメラ装置を既に提案している。斯かる目視検索装置及び目視検索用カメラ装置のうちの目視検索装置は、伸縮自在とされた中空の把持棒の先端に屈曲可能な中空チューブを介して取り付けられたカメラ部を備え、カメラ部により得られる撮像出力信号を、カメラ部から中空チューブ及び中空の把持棒を通じて中空の把持棒外に導出される配線により取り出して画像表示装置(画像モニター)に供給し、画像表示装置によってカメラ部による撮像画像を表示するものとされる。それにより、カメラ部が、例えば、倒壊したビルディングや一般家屋内等とされる探索対象箇所の画像を撮像するもとにあっては、画像表示装置により表示される画像を目視することにより、被災者の探索を行うことができることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来提案されている目視検索装置によれば、伸縮自在とされた中空の把持棒を伸縮させ、さらには、中空の把持棒の先端から伸びる屈曲可能な中空チューブを屈曲させることにより、中空チューブにより支持されたカメラ部を、人間が入り難い狭隘な場所,暗い場所あるいは危険を伴う場所とされることが多い探索対象箇所に送り込むことができる。従って、例えば、瓦礫の下に埋没した、あるいは、閉じ込められた被災者の探索に際して、大なる貢献をなすことが期待される。
【0006】
しかしながら、このようなカメラ部を備えた目視検索装置が用いられて、被災者の探索が行われる場合には、被災者の存在が確認されても、被災者の実際の位置の特定に比較的長い時間が要される、あるいは、被災者の実際の位置の特定が困難とされるという問題がある。例えば、探索対象箇所に送り込まれたカメラ部により被災者が撮像され、画像表示装置により被災者の画像が表示されて、被災者が目視されたとしても、そのときカメラ部が撮像している被災者の位置が直ちに把握される訳ではなく、被災者の実際の位置の特定には、幾つかの情報を収集してそれらを整理することが要される。
【0007】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、地震等の災害により倒壊したビルディングや一般家屋内等に閉じ込められた被災者の存在を確認でき、さらには、存在が確認された被災者の位置を確実かつ容易に特定することを可能とする被災者探索用発光装置、及び、斯かる被災者探索用発光装置を使用して被災者の探索を行う被災者探索方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明(以下、本願の第1の発明という。)に係る被災者探索用発光装置は、中空の把持棒と、屈曲可能とされて一端が把持棒の一端に取り付けられる中空可撓性チューブと、円筒状部分を含んだハウジング本体部とハウジング本体部における円筒状部分に連なる先端部分とを有し、ハウジング本体部が中空可撓性チューブの他端に取り付けられるハウジング部と、ハウジング部内に収容される発光を視認させるための発光手段と、ハウジング本体部内に収容された第1のスピーカー及び第1のマイクロホンと、発光手段,第1のスピーカー及び第1のマイクロホンの夫々から中空可撓性チューブ内及び把持棒内を通じて伸びて把持棒の他端に至る配線が接続されるコントロール・ボックスと、コントロール・ボックスに接続されて、第1のスピーカーに放音を生じさせる信号を発生する第2のマイクロホンと第1のマイクロホンからの信号に基づく放音を行う第2のスピーカーとを備え、ハウジング部が、先端部分が発光手段が発する光を通す複数の貫通孔が全体に亙って分散形成された半球状体とされて成ること、あるいは、先端部分が発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された平面もしくは凸面を有する板状体とされるとともにハウジング本体部の円筒状部分に発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成ること、さらには、ハウジング本体部の円筒状部分に、第1のスピーカーからの音をハウジング部外に放散させるとともにハウジング部外からの音を第1のマイクロホンに到達させる貫通孔が設けられることを特徴とするものとされる。
【0009】
また、本願の特許請求の範囲における請求項9及び請求項10の夫々に記載された発明(以下、本願の第2の発明という。)に係る被災者探索方法は、上述の本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置とされる第1の被災者探索用発光装置と、少なくとも、中空の把持棒と、屈曲可能とされて一端が把持棒の一端に取り付けられる中空可撓性チューブと、円筒状部分を含んだハウジング本体部とハウジング本体部における円筒状部分に連なる先端部分とを有し、ハウジング本体部が中空可撓性チューブの他端に取り付けられるハウジング部と、ハウジング本体部内に収容される発光を視認させるための発光手段と、発光手段から中空可撓性チューブ内及び把持棒内を通じて伸びて把持棒の他端に至る配線が接続されるコントロール・ボックスとを備え、ハウジング部が、先端部分が発光手段が発する光を通す複数の貫通孔が全体に亙って分散形成された半球状体とされて成ること、あるいは、先端部分が発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された平面もしくは凸面を有する板状体とされるとともにハウジング本体部の円筒状部分に発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成ることを特徴とする一つもしくは複数の第2の被災者探索用発光装置とを、各々の発光手段の発光色が互いに相違するものとして用意し、第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々のハウジング部を、被災者の存在が想定される位置の周囲に配置して、被災者の存在を確認するとともに、被災者が第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々のハウジング部から放散される光を認識する方向に基づいて、被災者の位置を特定することを特徴とするものとされる。
【0010】
本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置、あるいは、本願の第2の発明に係る被災者探索方法において用いられる被災者探索用発光装置にあっては、ハウジング部が、先端部分が発光手段が発する光を通す複数の貫通孔が全体に亙って分散形成された半球状体とされて成るもの、あるいは、先端部分が発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された平面もしくは凸面を有する板状体とされるとともにハウジング本体部の円筒状部分に発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成るものとされており、それにより、発光手段により発せられて、ハウジング部の半球状体を成す先端部分に分散形成された複数の貫通孔、あるいは、平面もしくは凸面を有する板状体を成す先端部分の中央部分に形成された第1の貫通孔とハウジング本体部の円筒状部分に設けられた複数の第2の貫通孔とを通じた光が、ハウジング部の半球状体を成す先端部分の周囲、あるいは、板状体を成す先端部分及びハウジング本体部の円筒状部分の周囲に放散される。
【0011】
また、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置にあっては、ハウジング部が、そのハウジング本体部の円筒状部分に、第1のスピーカーからの音をハウジング部外に放散させるとともにハウジング部外からの音を第1のマイクロホンに到達させる貫通孔が設けられたものとされており、それにより、第1のスピーカーからの音がハウジング本体部の円筒状部分に設けられた貫通孔を通じてハウジング部外に容易に放散されるとともに、ハウジング部外からの音がハウジング本体部の円筒状部分に設けられた貫通孔を通じて第1のマイクロホンに容易に到達する。
【0012】
そして、ハウジング部内に配された第1のスピーカー及び第1のマイクロホンとコントロール・ボックスに接続された第2のマイクロホン及び第2のスピーカーとの間での、双方向通信が可能とされ、それによって、災害現場における被災者への呼び掛け,被災者への応答,被災者との会話や連絡を容易に行うことができ、被災者の位置の正確な特定が可能とされる。尚、この場合、コントロール・ボックスに、ハウジング部内に配された第1のマイクロホンとコントロール・ボックスとの間を断続するためのスイッチが備えられていることが好ましい。なぜなら、例えば、ビルディングや一般家屋等が倒壊して生じた瓦礫の中にハウジング部が挿入されるとき、この際に発せられる雑音が、ハウジング部内に配された第1のマイクロホンによって集音されて、コントロール・ボックスに接続された第2のスピーカーに、一種の衝撃音として伝わる場合があるからである。そこで、例えば、瓦礫の中にハウジング部が挿入されるときには、コントロール・ボックスに設けられたスイッチによりハウジング部内に配された第1のマイクロホンがコントロール・ボックスから遮断され、その後、瓦礫の中に挿入されたハウジング部に配された第1のスピーカー及び第1のマイクロホンを通じて、被災者への呼び掛け,被災者への応答,被災者との会話や連絡を行うときには、コントロール・ボックスに設けられたスイッチによりハウジング部内に配された第1のマイクロホンがコントロール・ボックスに接続されるようにすることが望まれるのである。
【0013】
コントロール・ボックスに接続される第2のマイクロホン及び第2のスピーカーは、使用者の頭部に装着されるヘッド・セットを形成するものとされることが好ましい。また、コントロール・ボックスは、例えば、パーソナルコンピュータにより構成されてもよい。そして、コントロール・ボックスには電源が内蔵されることが好ましい。その際における電源は、例えば、各種の電池を用いて構成することができる。
【0014】
尚、必用に応じて、ハウジング部にガスセンサーが収納されてもよい。斯かる際にガスセンサーにより検出されるべきガスとしては、酸素ガス,二酸化炭素ガス,一酸化炭素ガス.水素ガス,プロパンガス,都市ガス等の各種ガスが挙げられる。また、ガスセンサーの出力に基づき、例えば、コントロール・ボックスに備えられたメーターや液晶表示部等によりガス濃度が表示されるようになすことができる。
【0015】
本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置、あるいは、本願の第2の発明に係る被災者探索方法において用いられる被災者探索用発光装置にあっては、発光を視認させるための発光手段は、例えば、以下の第1の構造あるいは第2の構造をとるものとされる。
【0016】
発光を視認させるための発光手段が第1の構造をとる場合には、当該発光手段が、発光ダイオードもしくはランプと、それを包囲する筒状体を成す第1のフレネルレンズ及び第1のフレネルレンズが成す筒状体の一端を塞ぐ第2のフレネルレンズとを備えて構成され、発光ダイオードもしくはランプからの光が第1及び第2のフレネルレンズを透過して発せられる。また、第1の構造をとる発光手段は、更に、発光ダイオードもしくはランプを包囲する透明パイプを備えるものとされ、第1のフレネルレンズが透明パイプに張り付けられるとともに、第2のフレネルレンズが透明パイプの一端に取り付けられる。尚、第1のフレネルレンズとして、プラスチック製のジート状に形成されたフレネルレンズが、また、第2のフレネルレンズとして、プラスチック製の板状に形成されたフレネルレンズが用いられることが望ましい。透明パイプは、例えば、ポリカーボネート樹脂材やアクリル樹脂材によって作製されることが好ましい。
【0017】
発光を視認させるための発光手段が第2の構造をとる場合には、当該発光手段が、発光ダイオードもしくはランプと、それを包囲する筒状体を成すフレネルレンズ及びフレネルレンズが成す筒状体の一端を塞ぐ凸レンズとを備えて構成され、発光ダイオードもしくはランプからの光がフレネルレンズ及び凸レンズを透過して発せられるものとされる。また、第2の構造をとる発光手段は、更に、発光ダイオードもしくはランプを包囲する透明パイプを備え、フレネルレンズが透明パイプに張り付けられるとともに、凸レンズが透明パイプの一端に取り付けられる。尚、フレネルレンズが、プラスチック製のシート状のものとされ、凸レンズもプラスチック製のものとされることが望ましい。透明パイプは、例えば、ポリカーボネート樹脂材やアクリル樹脂材によって作製されることが好ましい。
【0018】
このような、例えば、第1の構造あるいは第2の構造をとるものとされる発光手段は、発光色の異なる複数の発光ダイオードもしくはランプを備えるようにされ得るものである。斯かる際における異なる発光色としては、例えば、赤色,白色,青色,緑色,黄色等が挙げられる。
【0019】
そして、ハウジング部におけるハウジング本体部の円筒状部分は、例えば、アルミニウム,ステンレス鋼等の各種の金属あるいは合金,各種のプラスチック,各種のガラス繊維強化プラスチック等により作製され得るものである。また、ハウジング部における半球状体を成す、あるいは、平面もしくは凸面を有する板状体を成す先端部分は、例えば、アルミニウム,ステンレス鋼等の各種の金属あるいは合金,各種のプラスチック,各種のガラス繊維強化プラスチック等により作製され得るものである。
【0020】
半球状体を成す先端部分を有したハウジング部の場合には、半球状体を成す先端部分の底部にネジ山を形成するとともにハウジング本体部の円筒状部分の一端にもネジ山を形成して、両ネジ山を相互螺合する構造とすれば、内部に配される発光手段の保守等を容易に行うことができる。但し、このような構成に限定するものではない。また、発光手段を基板に取り付け、斯かる基板を先端部分とハウジング本体部の円筒状部分との相互螺合部分に固定する構造とすれば、発光手段の保守等を一層容易に行うことができる。
【0021】
平面もしくは凸面を有する板状体を成す先端部分を有したハウジング部の場合には、板状体を成す先端部分をハウジング本体部の円筒状部分の一端にネジ止めすること、あるいは、ハウジング本体部の円筒状部分の一端に螺合させることができ、そうすることにより、内部に配される発光手段の保守等を容易に行うことができる。但し、このような構成に限定するものではない。また、発光手段を基板に取り付け、斯かる基板をハウジング本体部の円筒状部分に固定する構造とすれば、発光手段の保守等を一層容易に行うことができる。
【0022】
さらに、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置、あるいは、本願の第2の発明に係る被災者探索方法において用いられる被災者探索用発光装置にあっては、中空の把持棒は、例えば、複数の中空パイプが、順次、入れ子式に連結されて構成される。その際、中空パイプは、例えば、ステンレス鋼やアルミニウムといった金属や合金,ガラス繊維強化プラスチックにより作製され得るものとされる。また、中空可撓性チューブは、例えば、ステンレス鋼やアルミニウムから成る金属帯状部材が螺旋状に巻かれて成るチューブ、あるいは、斯かるチューブの内部に可撓性を有したプラスチック材により作製されたチューブが挿入されて成る2重構造チューブとされる。そして、中空の把持棒の一端への中空可撓性チューブの一端の取り付けは、例えば、いずれか一方に螺合部(ネジ山)を設けておき、他方に取り付けられたナットをネジ山に螺合させることにより、あるいは、両者にネジ山を切っておき、それらを相互に螺合させることによって行うことができる。中空可撓性チューブの他端へのハウジング部におけるハウジング本体部の取り付けも、同様の方法で行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第1の例(実施例1)を示し、図1に示される実施例1は、伸縮可能とされた中空の把持棒10と、屈曲可能とされて一端が把持棒10の一端に取り付けられた中空可撓性チューブ13と、円筒状部分が中空可撓性チューブ13の他端に取り付けられたハウジング部20と、把持棒10の他端に取り付けられたグリップタイプのコントロール・ボックス15と、を備えて構成されている。
【0024】
ハウジング部20の詳細構造は、図2に示される。ハウジング部20は、図2に示されるように、円筒状部分を含んだハウジング本体部25とそれに連結される先端部分を成すキャップ部21とを備えて構成されている。キャップ部21は半球状体を成しており、キャップ部21の底部にはネジ山24が設けられている。ハウジング本体部25は、円筒形状と漏斗形状とを組み合わせたような複合形状を成しており、円筒状部分の一端にはネジ山28が設けられている。そして、ハウジング本体部25の円筒状部分に設けられたネジ山28とキャップ部21の底部に設けられたネジ山24とが相互螺合することにより、ハウジング本体部25にキャップ部21が取り付けられる。
【0025】
半球状体のキャップ部21には、その全体に亙って光を通す複数の貫通孔23が分散形成されている。また、ハウジング本体部25の円筒状部分には、音を通す複数の貫通孔29が形成されている。
【0026】
このようなハウジング部20における円筒状部分を含んだハウジング本体部25及び半球状体の先端部分を成すキャップ部21は、例えば、プラスチック材(具体的には、例えば、ポリカーボネート樹脂材)によって作製される。また、ハウジング部20におけるハウジング本体部25の円筒状部分の断面の外形寸法は、例えば、4cm程度とされる。
【0027】
そして、ハウジング部20内には、発光ダイオード(LED)30,第1のフレネルレンズ31及び第2のフレネルレンズ32を含んで構成される発光を視認させるための発光手段と、コンデンサーマイクロホンとされたマイクロホン40とスピーカー41とが収容されている。発光手段は、ハウジング部20におけるキャップ部21の内側に配されており、また、マイクロホン40とスピーカー41とは、ハウジング部20におけるハウジング本体部25の内部に配されている。
【0028】
発光ダイオード30と共に発光手段を構成する第1のフレネルレンズ31は、表面に凹凸が形成されたシード材料が円筒状に巻かれて成るものとされており、基板22に取り付けられた発光ダイオード30の側面側を包囲して配されている。より具体的には、円筒状の筒状体を成す第1のフレネルレンズ31が、基板22に取り付けられた発光ダイオード30を取り囲むようにして、基板22に、例えば、接着剤が用いられて取り付けられている。また、発光ダイオード30と共に発光手段を構成する第2のフレネルレンズ32は、フレネルレンズ31が成す円筒状の筒状体の一端を塞いで、第1のフレネルレンズ31と第2のフレネルレンズ32とによって囲まれた空間内に発光ダイオード30が配されるようにしている。より具体的には、第2のフレネルレンズ32は、第1のフレネルレンズ31が成す円筒状の筒状体の一端に、例えば、接着剤が用いられて取り付けられている。
【0029】
このように構成されている発光手段は、ハウジング部20における複数の貫通孔23が全体に亙って分散形成されている半球状体のキャップ部21の内側に配されているので、発光ダイオード30が発光状態におかれるときには、キャップ部21に分散形成された複数の貫通孔23が、発光ダイオード30から発して第1のフレネルレンズ31及び第2のフレネルレンズ32を通じた光を、ハウジング部20外におけるキャップ部21の周囲へと放散させる。従って、このとき発光ダイオード30からの光を放散するハウジング部20は、その外部における極めて広い範囲に亙る位置から容易かつ明瞭に見出すことができるものとされる。
【0030】
発光ダイオード30が取り付けられた基板22は、ハウジング20における、ハウジング本体部25の円筒状部分に設けられたネジ山28とキャップ部21の底部に設けられたネジ山24とが相互螺合する螺合部分に固定されている。また、ハウジング本体部25の内部には、防塵フィルター26が収められており、ハウジング本体部25における漏斗状をなす部分と防塵フィルター26とによって囲まれた空間内に、マイクロホン40とスピーカー41とが配されている。防塵フィルター26,マイクロホン40及びスピーカー41は、ハウジング本体部25の内壁に設けられたボス部(図示せず)にビス(図示せず)によって取り付けられている。そして、ハウジング本体部25の円筒状部分における基板22と防塵フィルター26との間となる部分に、複数の貫通孔29が設けられている。なお、防塵フィルター26は、音が自由に通過できるものとされる。
【0031】
斯かるハウジング本体部25の円筒状部分における基板22と防塵フィルター26との間となる部分に設けられた、各々が音を通す複数の貫通孔29は、スピーカー41からの音をハウジング部20外におけるハウジング本体部25の周囲に放散させるとともに、ハウジング部20外におけるハウジング本体部25の周囲からの音をマイクロホン40に到達させる。従って、スピーカー41は、それに供給される信号に応じて発する音を、ハウジング部20の外部における広い範囲に亙って届かせることができ、また、マイクロホン40は、ハウジング部20の外部における広い範囲からの音を収音できて、それに応じた信号を発生させることになる。
【0032】
図1に示される把持棒10は、例えば、ガラス繊維強化プラスチックにより作製された複数の中空パイプ11から構成されており、中空パイプ11を、入れ子式に連結されて成る構造を有している。中空パイプ11の外面には、配線を巻き取るためのフック12が取り付けられている。また、中空可撓性チューブ13は、例えば、ステンレス鋼から成る帯状部材が螺旋状に巻かれて成るチューブにより構成されている。把持棒10の一端への中空可撓性チューブ13の一端の取り付けは、例えば、把持棒10に螺合部(ネジ山)を設けておき、中空可撓性チューブ13に取り付けられたナット14Aを把持棒10に設けられたネジ山に螺合させることによって行うことができる。また、中空可撓性チューブ13の他端へのハウジング部20におけるハウジング本体部25の取り付けも、中空可撓性チューブ13に取り付けられたナット14Bをハウジング部20におけるハウジング本体部25に設けられたネジ山27に螺合させることによって行うことができる。
【0033】
中空可撓性チューブ13にあっては、例えば、使用者によりハウジング部20に力が加えられることにより、あるいは、ハウジング部20に外力が加わることにより、把持棒10への中空可撓性チューブ13の取付部を中心あるいは支点とした屈曲が可能とされる。即ち、中空可撓性チューブ13は、その形状を、例えば、「く」の字状,「S」字状,「L」字状,「C」字状等に、あるいは、弧を描くように、更には、蛇行するように、容易にかつ高い自由度をもって変化させることができる。
【0034】
把持棒10の他端に取り付けられたグリップタイプのコントロール・ボックス15には、図2に示される、発光手段を構成する発光ダイオード30から伸びる配線33、及び、マイクロホン40及びスピーカー41から伸びる配線42が接続される。これらの配線33及び42は、発光ダイオード30,マイクロホン40及びスピーカー41から、中空可撓性チューブ13及び中空の把持棒10の内部を通じて、コントロール・ボックス15が取り付けられた把持棒10の他端に導出される。
【0035】
コントロール・ボックス15内には、例えば、乾電池で成る電源(図示せず)が収められている。また、コントロール・ボックス15には、電源スイッチを始めとする各種のスイッチが設けられており、それらのスイッチの一つは、マイクロホン40とコントロール・ボックス15との間を断続し、マイクロホン40に、コントロール・ボックス15に電気的に接続された状態とコントロール・ボックス15から電気的に遮断された状態とを選択的にとらせるためのものとされる。
【0036】
さらに、コントロール・ボックス15には、小型のマイクロホンとイヤホンを成すものとされた超小型のスピーカーとを含んで構成され、使用者の頭部に装着されるヘッド・セット16が接続されている。ヘッド・セット16を構成する小型のマイクロホンは、ハウジング部20内に収容されたスピーカー41に放音を生じさせる信号を発生し、また、ヘッド・セット16を構成するイヤホンを成すものとされた超小型のスピーカーは、ハウジング部20内に収容されたマイクロホン40からの信号に基づく放音を行う。
【0037】
図3は、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第2の例(実施例2)における、前述の実施例1におけるハウジング部20に対応するハウジング部20を示す。実施例2におけるハウジング部20以外の部分は、実施例1の場合と同様に構成されるので、図示及び説明は省略される。
【0038】
図3に示されるハウジング部20にあっても、実施例1におけるハウジング部20と同様に構成された部分が多々含まれており、それらの部分については、図3において図1と共通の符号が付されて示されており、詳細説明は省略される。
【0039】
図3に示されるハウジング部20においては、発光ダイオード30,第1のフレネルレンズ31及び第2のフレネルレンズ32を含んで構成される発光を視認させるための発光手段が、発光ダイオード30,第1のフレネルレンズ31及び第2のフレネルレンズ32に加えて、発光ダイオード30の側面側を包囲する透明パイプ34を含んでいる。この透明パイプ34は、例えば、ポリカーボネート樹脂材あるいはアクリル樹脂材によって作製され、接着剤が用いられて基板22に固定されている。そして、透明パイプ34の内壁面に第1のフレネルレンズ31が張り付けられており、さらに、透明パイプ34の一端に第2のフレネルレンズ32が、例えば、接着剤が用いられて取り付けられている。従って、発光ダイオード30は、内壁面に第1のフレネルレンズ31が張り付けられ、一端に第2のフレネルレンズ32が取り付けられた、透明パイプ34の内部に配されていることになる。
【0040】
図3に示されるハウジング部20におけるその他の構成は、実施例1におけるハウジング部20と同様である。そして、斯かる図3に示されるハウジング部20を備えた実施例2にあっても、その動作及び作用効果は、実施例1の場合と略同様である。
【0041】
図4は、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第3の例(実施例3)における、前述の実施例1におけるハウジング部20に対応するハウジング部20を示す。実施例3におけるハウジング部20以外の部分は、実施例1の場合と同様に構成されるので、図示及び説明は省略される。
【0042】
図4に示されるハウジング部20にあっても、実施例1におけるハウジング部20と同様に構成された部分が多々含まれており、それらの部分については、図4において図1と共通の符号が付されて示されており、詳細説明は省略される。
【0043】
図4に示されるハウジング部20においては、発光ダイオード30,フレネルレンズ35及び凸レンズ36を含んで構成される発光を視認させるための発光手段が備えられている。フレネルレンズ35は、実施例1における第1のフレネルレンズ31に相当するものであり、凸レンズ36は、実施例1における第2のフレネルレンズ32に代わるものであって、フレネルレンズ35が成す円筒状の筒状体の一端に、例えば、接着剤が用いられて取り付けられている。この凸レンズ36は、例えば、プラスチック材によって作製され、果たす役割は、実施例1における第2のフレネルレンズ32と同様である。
【0044】
図4に示されるハウジング部20におけるその他の構成は、実施例1におけるハウジング部20と同様である。そして、斯かる図4に示されるハウジング部20を備えた実施例3にあっても、その動作及び作用効果は、実施例1の場合と略同様である。
【0045】
図5は、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第4の例(実施例4)における、実施例1におけるハウジング部20に対応するハウジング部20を示す。実施例4におけるハウジング部20以外の部分は、実施例1の場合と同様に構成されるので、図示及び説明は省略される。
【0046】
図5に示されるハウジング部20にあっては、図4に示される実施例3におけるハウジング部20と同様に構成された部分が多々含まれており、それらの部分については、図5において図4と共通の符号が付されて示されており、詳細説明は省略される。
【0047】
図5に示されるハウジング部20においては、発光ダイオード30,フレネルレンズ35及び凸レンズ36を含んで構成される発光を視認させるための発光手段が、発光ダイオード30,フレネルレンズ35及び凸レンズ36に加えて、実施例2における透明パイプ34に相当する、発光ダイオード30の側面側を包囲する透明パイプ34を含んでいる。そして、パイプ34は、例えば、接着剤が用いられて基板22に固定されていて、その内壁面にフレネルレンズ35が張り付けられており、さらに、その一端に凸レンズ36が、例えば、接着剤が用いられて取り付けられている。従って、発光ダイオード30は、内壁面にフレネルレンズ35が張り付けられ、一端に凸レンズ36が取り付けられた、透明パイプ34の内部に配されていることになる。
【0048】
図5に示されるハウジング部20におけるその他の構成は、実施例3におけるハウジング部20と同様である。そして、斯かる図5に示されるハウジング部20を備えた実施例4にあっても、その動作及び作用効果は、実施例1の場合と略同様である。
【0049】
図6は、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第5の例(実施例5)における、実施例1におけるハウジング部20に対応するハウジング部50を示す。実施例5におけるハウジング部50以外の部分は、実施例1の場合と同様に構成されるので、図示及び説明は省略される。
【0050】
図6に示されるハウジング部50にあっては、ハウジング本体部55とその一端に配された先端部分を成す先端板51とを備えて構成されている。ハウジング本体部55は、円筒形状と漏斗形状とを組み合わせたような複合形状を成しており、その円筒状部分には、各々が光を通す複数の貫通孔54が形成され、さらに、各々が音を通す複数の貫通孔59が形成されている。また、先端板51は、平面を有する平板状を成すものとされていて、その中央部分に、光を通す貫通孔53が形成されている。そして、先端板51は、ハウジング本体部55の円筒状部分の一端に、例えば、ビス(図示せず)が用いられて取り付けられる、円環状板体部材とされている。
【0051】
このようなハウジング部50における円筒状部分を含んだハウジング本体部55及び先端板51は、例えば、プラスチック材(具体的には、例えば、ポリカーボネート樹脂材)によって作製される。また、ハウジング本体部55の円筒状部分の断面の外形寸法は、例えば、4cm程度とされる。
【0052】
そして、ハウジング部50内には、発光ダイオード(LED)30,透明パイプ34,フレネルレンズ35及び凸レンズ36を含んで構成される発光を視認させるための発光手段と、コンデンサーマイクロホンとされたマイクロホン40とスピーカー41とが収容されている。発光手段は、ハウジング本体部55における、各々が光を通す複数の貫通孔54が設けられた円筒状部分及び光を通す貫通孔53が形成された板状部材を成す先端板51の内側に配されており、また、マイクロホン40とスピーカー41とは、ハウジング本体部55における各々が音を通す複数の貫通孔59が形成された円筒状部分の内部に配されている。
【0053】
発光手段を構成する発光ダイオード30は、ハウジング本体部55の円筒状部分の内側に固定された基板52に取り付けられている。また、発光ダイオード30と共に発光手段を構成する透明パイプ34は、発光ダイオード30の側面側を包囲するものとされて、その一端が、基板52に、例えば、接着剤が用いられて取り付けられるとともに、その他端が、先端板51の中央部分に形成された貫通孔53に係合せしめられている。そして、フレネルレンズ35は、表面に凹凸が形成されたシード材料が円筒状に巻かれて成るものとされていて、透明パイプ34の内側面に、例えば、接着剤が用いられて張り付けられて、発光ダイオード30の側面側を包囲するものとされている。また、発光ダイオード30と共に発光手段を構成する凸レンズ36は、透明パイプ34の他端に、例えば、接着剤が用いられて取り付けられて、先端板51の中央部分に形成された貫通孔53内に配されている。それにより、透明パイプ34の内側面に張り付けられた円筒状を成すフレネルレンズ35と透明パイプ34の他端に取り付けられ凸レンズ36とによって囲まれた空間内に、発光ダイオード30が配されるようにされている。
【0054】
このように構成される発光を視認させるための発光手段は、ハウジング本体部55における各々が光を通す複数の貫通孔54が形成された円筒状部分及び光を通す貫通孔53が形成された先端板51の内側に配されているので、発光ダイオード30が発光状態におかれるときには、複数の貫通孔54及び貫通孔53が、発光ダイオード30から発してフレネルレンズ35及び凸レンズ36を通じた光を、ハウジング部50外におけるハウジング本体部55の円筒状部分及び先端板51の周囲へと放散させる。従って、このとき発光ダイオード30からの光を放散するハウジング部50は、その外部における極めて広い範囲に亙る位置から容易かつ明瞭に見出すことができるものとされる。
【0055】
ハウジング部50におけるハウジング本体部55の円筒状部分の内部には、防塵フィルター56が収められており、ハウジング本体部55における漏斗状をなす部分と防塵フィルター56とによって囲まれた空間内に、マイクロホン40とスピーカー41とが配されている。防塵フィルター56,マイクロホン40及びスピーカー41は、ハウジング本体部55の円筒状部分の内壁に設けられたボス部(図示せず)にビス(図示せず)によって取り付けられている。そして、ハウジング本体部55の円筒状部分における基板52と防塵フィルター56との間となる部分に、複数の貫通孔59が設けられている。なお、防塵フィルター56は、音が自由に通過できるものとされる。
【0056】
斯かるハウジング本体部55の円筒状部分における基板52と防塵フィルター56との間となる部分に設けられた、各々が音を通す複数の貫通孔59は、スピーカー41からの音をハウジング部50外におけるハウジング本体部55の円筒状部分の周囲に放散させるとともに、ハウジング部50外におけるハウジング本体部55の円筒状部分の周囲からの音をマイクロホン40に到達させる。従って、スピーカー41は、それに供給される信号に応じて発する音を、ハウジング部50の外部における広い範囲に亙って届かせることができ、また、マイクロホン40は、ハウジング部50の外部における広い範囲からの音を収音できて、それに応じた信号を発生させることになる。
【0057】
なお、上述のようなハウジング部50の中空可撓性チューブ13の先端への取り付けは、中空可撓性チューブ13に取り付けられたナット14Bをハウジング部50におけるハウジング本体部55に設けられたネジ山57に螺合させることによって行うことができる。
【0058】
斯かる図6に示されるハウジング部50を備えた実施例5にあっても、その動作及び作用効果は、実施例1の場合と略同様である。
【0059】
図7は、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第6の例(実施例6)における、実施例1におけるハウジング部20に対応するハウジング部50を示す。実施例6におけるハウジング部50以外の部分は、実施例1の場合と同様に構成されるので、図示及び説明は省略される。
【0060】
図7に示されるハウジング部50にあっては、前述の実施例5におけるハウジング部50と同様に構成された部分が多々含まれており、それらの部分については、図7において図6と共通の符号が付されて示されており、詳細説明は省略される。
【0061】
図7に示されるハウジング部50においては、実施例5における先端板51に対応する先端板61が、平板状でなく、ハウジング部50の外方に向かって突出する凸レンズ状を成す凸面を有していて、その中央部分に光透過部を成す貫通孔53が形成されている。この先端板61は、例えば、ポリカーボネート樹脂材あるいはアクリル樹脂材等の透明な樹脂材により作製される。先端板61をこのような形状を有するものとすることにより、実施例6が使用される際に、ハウジング部50を、地震等の災害を受けて倒壊したビルディングや一般家屋等に閉じ込められた被災者の探索を行うベく、探索対象箇所に挿入しようとするとき、その挿入を円滑かつ用意に行うことができることになる。
【0062】
斯かる図7に示されるハウジング部50を備えた実施例6にあっても、その動作及び作用効果は、実施例1の場合と概ね同様とされる。
【0063】
以下に、本願の第2の発明に係る被災者探索方法の一例(実施例7)について説明する。斯かる実施例7は、上述の本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の各例、即ち、実施例1〜実施例6のいずれかを用いて実施される。
【0064】
実施例7が実施されるにあたっては、先ず、実施例1〜実施例6のいずれかを第1の被災者探索用発光装置として用意し、それに加えて、少なくとも、例えば、実施例1における把持棒10,中空可撓性チューブ13,ハウジング部20,発光ダイオード30と第1のフレネルレンズ31と第2のフレネルレンズ32とを含んで構成される発光を視認させるための発光手段、及び、コントロール・ボックス15に夫々対応する、中空の把持棒,屈曲可能とされて一端が把持棒の一端に取り付けられる中空可撓性チューブ,円筒状部分を含んだハウジング本体部とそれに連なる先端部分とを有して、ハウジング本体部が中空可撓性チューブの他端に取り付けられるハウジング部,ハウジング部内に収容された発光手段、及び、発光手段から中空可撓性チューブ内及び把持棒内を通じて伸びて把持棒の他端に至る配線が接続されるコントロール・ボックスとを備え、ハウジング部が、先端部分が発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された凸面を有する板状体とされるとともにハウジング本体部の円筒状部分に発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成る被災者探索用発光装置を、一つもしくは複数、例えば、二つ、第2の被災者探索用発光装置として用意する。その際、第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の各々における発光手段が、互いに相違する色光を発するものとなるようにする。斯かる際における互いに相違する色光は、例えば、赤色光,白色光,青色光,緑色光,黄色光等のうちから選択される。
【0065】
次に、ビルディングや一般家屋等が倒壊して生じた瓦礫の下に埋没した、あるいは、閉じ込められた被災者の探索を行うべく、瓦礫中の被災者の存在が想定される位置の周囲に、第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の各々におけるハウジング部を配置する。斯かるハウジング部の配置に際しては、第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の夫々における把持棒の伸縮動及び中空可撓性チューブの屈曲動を最大限に利用して、各ハウジング部を最も効果的と考えられる位置に到達させる。その際、第1の被災者探索用発光装置に関しては、コントロ−ル・ボックスに設けられたスイッチにより、ハウジング部内に収容されたマイクロホンに、コントロ−ル・ボックスから電気的に遮断された状態をとらせる。
【0066】
その後、第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の夫々について、コントロ−ル・ボックスに設けられたスイッチにより、ハウジング部内に収容された発光手段に互いに相違する色光を放散する状態をとらせるとともに、第1の被災者探索用発光装置の夫々について、コントロ−ル・ボックスに設けられたスイッチにより、ハウジング部内に収容されたマイクロホンに、コントロ−ル・ボックスに電気的に接続された状態をとらせる。
【0067】
続いて、第1の被災者探索用発光装置におけるハウジング部内に収容されたマイクロホン及びスピーカーと第1の被災者探索用発光装置におけるコントロール・ボックスに接続されたヘッド・セットとを通じて、被災者との双方向通信を試みる。そして、被災者との双方向通信が行われる状態となったとき、被災者の存在を確認するとともに、存在が確認された被災者から、被災者が第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の夫々におけるハウジング部から放散される互いに相違する色光を認識する方向についての情報を、各色光ごとに得る。
【0068】
そして、得られた方向についての情報に基づいて、例えば、第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の夫々におけるハウジング部の配置位置を基準にした三角法により、存在が確認された被災者の位置を特定する。
【0069】
このような実施例7によれば、第1の被災者探索用発光装置及び二つの第2の被災者探索用発光装置の夫々における互いに相違する色光を放散するハウジング部を見付けた被災者の位置を、より一層確実かつ容易に特定することができる。
【0070】
上述の実施例1〜実施例6のいずれにおいても、ハウジング部20または50に収容された発光手段が発光ダイオード30を含んで構成されているが、発光手段を、発光ダイオード30に代えて、所定の色光を発するランプを含んで構成されるものとすることができる。
【0071】
同様に、実施例1〜実施例6のいずれにおいても、ハウジング部20または50に収容された発光手段が一つの発光ダイオード30を含んで構成されているが、発光手段を、各々が互いに相違する色光を発する複数の発光ダイオードあるいは複数のランプを含んで構成されるものとすることもできる。
【0072】
また、実施例1〜実施例6のいずれにおいても、コントロール・ボックス15が把持棒10の他端に取り付けられたものとされているが、コントロール・ボックス15を、把持棒10の他端に取り付けられたものでなく、把持棒10から切り離なされたもとで、ハウジング部に収容された発光手段を構成する発光ダイオード30,マイクロホン40及びスピーカー41から伸びて、中空可撓性チューブ13及び中空の把持棒10の内部を通じて把持棒10の他端に導出される、配線33及び42が接続されるものとすることができる。
【0073】
さらに、実施例1〜実施例6のいずれにおいても、コントロール・ボックス15にヘッド・セット16が接続されているが、ヘッド・セット16に代えて、あるいは、ヘッド・セット16に加えて、独立したマイクロホンとスピーカーとをコントロール・ボックスに接続することができる。
【0074】
加えて、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置にあっては、そのハウジング部にガスセンサーが組み込まれるとともに、コントロール・ボックスに表示部が設けられ、ガスセンサーの検出出力に基づく表示がコントロール・ボックスにおける表示部によりなされるようにすることもできる。さらに、場合によっては、把持棒10の他端から把持棒10内及び中空可撓性チューブ13内を通ってハウジング部20内にまで延びる可撓性のチューブが配され、斯かるチューブを通して、ハウジング部の周囲に酸素や空気等が送られるようにすることも可能である。
【0075】
【発明の効果】
上述のような本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置によれば、発光を視認させるための発光手段により発せられてハウジング部の先端部分に設けられた光透過部を通じた光が、ハウジング部の先端部分、あるいは、ハウジング部の先端部分及びハウジング本体部の円筒状部分から、ハウジング部の周囲に放散されるので、被災者の探索が行われるとき、被災者にとって、光を放散するハウジング部は、それを容易に見付けることができるものとなる。それにより、被災者の探索を容易かつ確実に行うことができることになる。
【0076】
また、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置によれば、第1のスピーカーからの音が、ハウジング部におけるハウジング本体部の円筒状部分に設けられた貫通孔を通じて、ハウジング部外に容易に放散されるとともに、ハウジング部外からの音が、ハウジング部におけるハウジング本体部の円筒状部分に設けられた貫通孔を通じて、第1のマイクロホンに容易に到達するので、第1のスピーカー及び第1のマイクロホンとコントロール・ボックスに接続された第2のマイクロホン及び第2のスピーカーとの間で、災害現場における被災者への呼び掛け,被災者への応答,被災者との会話や連絡等の双方向通信を明瞭かつ容易に行うことができ、それによって、被災者の存在を確認することができるとともに、被災者の位置を確実かつ容易に特定することができる。
【0077】
さらに、本願の第2の発明に係る被災者探索方法によれば、本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置が第1の被災者探索用発光装置として用いられ、それに加えて、第1の被災者探索用発光装置とは発光色が相違するものとされる一つもしくは複数の第2の被災者探索用発光装置が用いられて、第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々のハウジング部が被災者の存在が想定される位置の周囲に配置され、それにより被災者の存在を確認できるとともに、被災者が第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々のハウジング部から放散される光を認識する方向に基づいて、被災者の位置が特定されるので、第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々の光を放散するハウジング部を見付けた被災者の位置を、例えば、三角法により、より一層確実かつ容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第1の例を示す斜視図である。
【図2】 図1に示される第1の例におけるハウジング部の構成を示す概略断面図である。
【図3】 本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第2の例におけるハウジング部の構成を示す概略断面図である。
【図4】 本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第3の例におけるハウジング部の構成を示す概略断面図である。
【図5】 本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第4の例におけるハウジング部の構成を示す概略断面図である。
【図6】 本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第5の例におけるハウジング部の構成を示す概略断面図である。
【図7】 本願の第1の発明に係る被災者探索用発光装置の第6の例におけるハウジング部の構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10・・・把持棒, 11・・・中空パイプ, 12・・・フック, 13・・・中空可撓性チューブ, 14A,14B・・・ナット, 15・・・コントロール・ボックス, 16・・・ヘッド・セット, 20,50・・・ハウジング部, 21・・・キャップ部(先端部分), 22,52・・・基板, 23,29,53,54,59・・・貫通孔, 24,27,28,57・・・ネジ山, 25,55・・・ハウジング本体部, 26,56・・・防塵フィルター, 30・・・発光ダイオード, 31・・・第1のフレネルレンズ, 32・・・第2のフレネルレンズ, 33,42・・・配線, 34・・・透明パイプ, 35・・・フレネルレンズ, 36・・・凸レンズ, 40・・・マイクロホン, 41・・・スピーカー, 51,61・・・先端板

Claims (10)

  1. 中空の把持棒と、
    屈曲可能とされて一端が上記把持棒の一端に取り付けられる中空可撓性チューブと、
    筒状部分を含んだハウジング本体部と該ハウジング本体部における上記円筒状部分に連なる先端部分とを有し、上記ハウジング本体部が上記中空可撓性チューブの他端に取り付けられるハウジング部と、
    該ハウジング部内に収容される発光を視認させるための発光手段と、
    上記ハウジング本体部内に収容された第1のスピーカー及び第1のマイクロホンと、
    記発光手段,第1のスピーカー及び第1のマイクロホンの夫々から上記中空可撓性チューブ内及び上記把持棒内を通じて伸びて上記把持棒の他端に至る配線が接続されるコントロール・ボックスと、
    該コントロール・ボックスに接続されて、上記第1のスピーカーに放音を生じさせる信号を発生する第2のマイクロホンと上記第1のマイクロホンからの信号に基づく放音を行う第2のスピーカーと、
    を備え、
    上記ハウジング部が、上記先端部分記発光手段が発する光を通す複数の貫通孔が全体に亙って分散形成された半球状体とされて成ること、あるいは、上記先端部分が上記発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された平面もしくは凸面を有する板状体とされるとともに上記ハウジング本体部の円筒状部分に上記発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成ること、さらに、上記ハウジング本体部の円筒状部分に、上記第1のスピーカーからの音を上記ハウジング部外に放散させるとともに上記ハウジング部外からの音を上記第1のマイクロホンに到達させる貫通孔が設けられることを特徴とする被災者探索用発光装置。
  2. 上記コントロール・ボックスに、上記第1のマイクロホンと上記コントロール・ボックスとの間を断続するスイッチが備えられることを特徴とする請求項1記載の被災者探索用発光装置。
  3. 上記第2のマイクロホンと第2のスピーカーとが、使用者の頭部に装着されるヘッド・セットを形成することを特徴とする請求項1記載の被災者探索用発光装置。
  4. 記発光手段が、発光ダイオードもしくはランプと、該発光ダイオードもしくはランプを包囲する筒状体を成す第1のフレネルレンズ及び該第1のフレネルレンズが成す筒状体の一端を塞ぐ第2のフレネルレンズとを備えて構成され、上記発光ダイオードもしくはランプからの光が上記第1及び第2のフレネルレンズを透過して発せられるものとされることを特徴とする請求項1記載の被災者探索用発光装置。
  5. 記発光手段が、上記発光ダイオードもしくはランプを包囲する透明パイプを備え、上記第1のフレネルレンズが上記透明パイプに張り付けられるとともに、上記第2のフレネルレンズが上記透明パイプの一端に取り付けられることを特徴とする請求項4記載の被災者探索用発光装置。
  6. 記発光手段が、発光ダイオードもしくはランプと、該発光ダイオードもしくはランプを包囲する筒状体を成すフレネルレンズ及び該フレネルレンズが成す筒状体の一端を塞ぐ凸レンズとを備えて構成され、上記発光ダイオードもしくはランプからの光が上記フレネルレンズ及び凸レンズを透過して発せられるものとされることを特徴とする請求項1記載の被災者探索用発光装置。
  7. 記発光手段が、上記発光ダイオードもしくはランプを包囲する透明パイプを備え、上記フレネルレンズが上記透明パイプに張り付けられるとともに、上記凸レンズが上記透明パイプの一端に取り付けられることを特徴とする請求項6記載の被災者探索用発光装置。
  8. 記発光手段が、発光色の異なる複数の発光ダイオードもしくはランプを備えていることを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれかに記載の被災者探索用発光装置。
  9. 中空の把持棒と、屈曲可能とされて一端が上記把持棒の一端に取り付けられる中空可撓性チューブと、円筒状部分を含んだハウジング本体部と該ハウジング本体部における上記円筒状部分に連なる先端部分とを有し、上記ハウジング本体部が上記中空可撓性チューブの他端に取り付けられるハウジング部と、該ハウジング部内に収容される発光を視認させるための発光手段と、上記ハウジング本体部内に収容された第1のスピーカー及び第1のマイクロホンと、上記発光手段,第1のスピーカー及び第1のマイクロホンの夫々から上記中空可撓性チューブ内及び上記把持棒内を通じて伸びて上記把持棒の他端に至る配線が接続されるコントロール・ボックスと、該コントロール・ボックスに接続されて、上記第1のスピーカーに放音を生じさせる信号を発生する第2のマイクロホンと上記第1のマイクロホンからの信号に基づく放音を行う第2のスピーカーとを備え、上記ハウジング部が、上記先端部分が上記発光手段が発する光を通す複数の貫通孔が全体に亙って分散形成された半球状体とされて成ること、あるいは、上記先端部分が上記発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された平面もしくは凸面を有する板状体とされるとともに上記ハウジング本体部の円筒状部分に上記発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成ること、さらには、上記ハウジング本体部の円筒状部分に、上記第1のスピーカーからの音を上記ハウジング部外に放散させるとともに上記ハウジング部外からの音を上記第1のマイクロホンに到達させる貫通孔が設けられることを特徴とする第1の被災者探索用発光装置と、少なくとも、中空の把持棒と、屈曲可能とされて一端が上記把持棒の一端に取り付けられる中空可撓性チューブと、円筒状部分を含んだハウジング本体部と該ハウジング本体部における上記円筒状部分に連なる先端部分とを有して、上記ハウジング本体部が上記中空可撓性チューブの他端に取り付けられるハウジング部と、該ハウジング部内に収容される発光を視認させるための発光手段と、上記発光手段から上記中空可撓性チューブ内及び上記把持棒内を通じて伸びて上記把持棒の他端に至る配線が接続されるコントロール・ボックスとを備え、上記ハウジング部が、上記先端部分が上記発光手段が発する光を通す複数の貫通孔が全体に亙って分散形成された半球状体とされて成ること、あるいは、上記先端部分が上記発光手段が発する光を通す第1の貫通孔が中央部分に形成された平面もしくは凸面を有する板状体とされるとともに上記ハウジング本体部の円筒状部分に上記発光手段が発する光を通す複数の第2の貫通孔が設けられて成ることを特徴とする一つもしくは複数の第2の被災者探索用発光装置とを、各々の上記発光手段の発光色が互いに相違するものとして用意し、
    上記第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々の上記ハウジング部を、被災者の存在が想定される位置の周囲に配置して、
    上記被災者の存在を確認するとともに、該被災者が上記第1及び第2の被災者探索用発光装置の夫々の上記ハウジング部から放散される光を認識する方向に基づいて、上記被災者の位置を特定することを特徴とする被災者探索方法。
  10. 上記第2の被災者探索用発光装置が2個とされることを特徴とする請求項記載の被災者探索方法
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