JP2003162386A - ジョブ管理システム - Google Patents

ジョブ管理システム

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JP2003162386A
JP2003162386A JP2001359635A JP2001359635A JP2003162386A JP 2003162386 A JP2003162386 A JP 2003162386A JP 2001359635 A JP2001359635 A JP 2001359635A JP 2001359635 A JP2001359635 A JP 2001359635A JP 2003162386 A JP2003162386 A JP 2003162386A
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JP2001359635A
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Daisuke Yamada
大介 山田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に分散された各装置の詳細な
動作状況をユーザが容易に把握できるジョブ管理システ
ムを提供する。 【解決手段】 このジョブ管理システムは、ユーザから
のドキュメント操作要求に対してサービスする機器であ
るサーバを通信網で接続し、ユーザから要求されたドキ
ュメント操作を文書ジョブとして登録し、その文書ジョ
ブの処理進行に伴って前記サーバにドキュメント操作の
サービスを行わせて前記サーバを一元的に管理する。前
記文書ジョブを登録するときに、文書データを入力する
ための入力ジョブ、その入力した文書データを保持する
ための蓄積ジョブおよびその保持された文書データを出
力するための出力ジョブを生成し、これらのいずれのジ
ョブもページに関する情報を維持管理し、これらのジョ
ブのページ情報を現在状況として提供することによりユ
ーザからページ単位で監視可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョブ管理システ
ムに関し、特に、スキャナ装置や複写機等のイメージ入
力装置、プリンタ装置や複合機等のイメージ出力装置が
ネットワークを介して分散配置されて管理されていると
き、これらの装置間でのイメージデータを処理するジョ
ブの実行をネットワーク上で一元的に管理するジョブ管
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ(P
C)やワークステーション(WS)とプリンタ装置とを
ネットワークを介して接続し、PCから送信される印刷
ジョブをプリンタ装置で実行することにより紙ドキュメ
ントを出力させるようにしたネットワークプリンタがあ
る。また、近年、スキャナ装置、プリンタ装置、複合
機、ファクシミリ装置、ドキュメントファイリング装置
等の複数の異なるイメージデータ処理装置をネットワー
ク上に分散して配置し、イメージデータを処理すること
が一般化している。
【0003】例えば、イメージデータをプリンタ装置へ
送って印刷する場合、ユーザが処理を依頼するプリンタ
装置を特定し、事前にそのプリンタ装置の状態を把握し
た上で、印刷ジョブを送信するという方法をとってい
る。したがって、能力の異なるプリンタ装置がネットワ
ーク上に接続されている場合、処理される個々の印刷ジ
ョブに最も適した能力のプリンタ装置を選択されるとは
限らないので、印刷システムとしてのトータルのパフォ
ーマンスが必ずしも最良になっているとは限らない。
【0004】この問題は、ネットワーク上に複数のプリ
ンタ装置を管理するプリンタサーバを配置し、ユーザが
印刷を行うときに、そのプリンタサーバに印刷要求を出
し、プリンタサーバがユーザの印刷要求に最良のプリン
タ装置を選択して印刷させることによって、ユーザが事
前に処理を依頼しようとする各プリンタ装置の状態を把
握していなくても、印刷要求を入力するだけで処理が適
切に実行され、トータルなパフォーマンスの向上を実現
することで解決している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなプリントサーバでは、現在の印刷状況は印刷ジョ
ブ単位でユーザに提示されるため、ユーザは、自分のジ
ョブの詳細な動作状況やシステムの混雑状況等の利用状
況を把握することができない。
【0006】本発明は、上記の実情に鑑みてなされたも
のであって、ネットワーク上に分散された各装置の詳細
な動作状況をユーザが容易に把握できると共に、適切な
ネットワーク構築とイメージ入出力装置の配置を決める
ことができるようにするジョブ管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1のジョブ管理システムは、ユーザ
からのドキュメント操作要求に対してサービスする機器
であるサーバを通信網で接続し、ユーザから要求された
ドキュメント操作を文書ジョブとして登録し、その文書
ジョブの処理進行に伴って前記サーバにドキュメント操
作のサービスを行わせて前記サーバを一元的に管理する
ジョブ管理システムであって、前記文書ジョブを登録す
るときに、文書データを入力するための入力ジョブ、そ
の入力した文書データを保持するための蓄積ジョブおよ
びその保持された文書データを出力するための出力ジョ
ブを生成し、これらのジョブによって前記ドキュメント
操作を行うようにしたことを特徴とする。また、本発明
の請求項2は、請求項1に記載のジョブ管理システムに
おいて、このジョブ管理システムが管理するすべての前
記サーバへ前記ドキュメント操作が実行可能かどうかを
問い合せ、実行可能と応答した中からそのドキュメント
操作を行うために必要な入力、蓄積および出力に最適な
サーバを決定し、それぞれ前記入力ジョブ、前記蓄積ジ
ョブおよび前記出力ジョブに関連付けたことを特徴とす
る。また、本発明の請求項3は、請求項1または2に記
載のジョブ管理システムにおいて、前記入力ジョブ、前
記蓄積ジョブおよび前記出力ジョブのいずれのジョブも
ページに関する情報を維持管理し、これらのジョブのペ
ージ情報を現在状況として提供することによりユーザか
らページ単位で監視可能としたことを特徴とする。ま
た、本発明の請求項4は、請求項1、2または3に記載
のジョブ管理システムにおいて、前記サーバに異常状態
が発生したとき、前記入力ジョブ、前記蓄積ジョブおよ
び前記出力ジョブに関する現在のページ情報をユーザに
提示し、ユーザから指定されたページ位置から再開でき
るようにしたことを特徴とする。また、本発明の請求項
5は、請求項1乃至4のいずれか1に記載のジョブ管理
システムにおいて、前記サーバは、文書データを取得す
る文書入力装置、文書データを蓄積する文書データ蓄積
装置、および文書データを出力する文書出力装置の少な
くとも1つからなることを特徴とする。
【0008】以上のように構成することによって、ユー
ザが自分の指示したドキュメント操作に対する進捗をド
キュメント単位ではなくページ単位で詳細に知ることが
できる。また、ユーザがジャム、紙なし、トナーなし等
の異常事態で中断後の後処理をページ単位で細かく指定
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
るジョブ管理システムの一実施の形態を説明する。図6
は、本実施の形態のジョブ管理システムを実行するため
の基本的なハードウェア構成を示している。図6におい
て、本システムは、通信網400を介してジョブ管理サ
ーバ100、サーバ200およびクライアント300を
接続している。サーバ200およびクライアント300
はいずれも任意の台数を、通信網400を介して接続す
ることができる。
【0010】ジョブ管理サーバ100は、本ジョブ管理
システムでイメージデータやテキストデータ等による文
書データの入出力を行うサーバ200を管理する機能を
実行するためのコンピュータである。サーバ200は、
ユーザからのドキュメント操作に対してサービスするス
キャナ装置、プリンタ装置、複合機、ファクシミリ装
置、複写機、ドキュメントファイリング装置等のイメー
ジ入力装置およびイメージ出力装置である。このサーバ
200はジョブ管理サーバ100によって管理される。
クライアント300は、上記サーバ200へサービスを
要求、またはそのサービスの状況を確認できる装置であ
ればよく、ここではパーソナルコンピュータやワークス
テーションを想定している。また、サービスを要求する
クライアント300とそのサービス状況を確認するクラ
イアント300とは、同じものでも別のものであっても
構わない。
【0011】通信網400は、ジョブ管理サーバ10
0、サーバ200およびクライアント300とを結合す
るための伝送路であって、一般には、ケーブルで実現さ
れ、通信プロトコルにはTCP/IPが使われる。但
し、伝送路としてはケーブルだけではなく、それらの間
の通信プロトコルが一致するものであれば無線および有
線のいずれでもよく、例えば、LAN(Local Area Net
work)、WAN(Wide Area Network)、インターネッ
ト、アナログ電話網、デジタル電話網(ISDN:Inte
gral Service Digital Network)、携帯電話網、衛星通
信網などを用いることができる。
【0012】(1)ジョブ管理サーバ ジョブ管理サーバ100は、通信網400に接続されて
いるサーバ200に必要な機能情報やジョブ管理などの
管理情報を共有情報として維持し、本システム内のイメ
ージデータに対する処理ジョブの受け付け、その処理ジ
ョブにより得られるドキュメント等へのサービスの提供
およびジョブ処理の進行を一元的に管理するジョブ管理
を行い、クライアント300とサーバ200の接続を確
立する。このジョブ管理サーバ100は、CPU1、R
OM2、RAM3、通信制御部4およびデータベース5
を備えている。このジョブ管理の機能をミドルウエアと
して構成し、このミドルウェアは上記のように独立した
サーバコンピュータにインストールせずに、クライアン
ト300あるいはサーバ200のどちら側にあってもよ
い。
【0013】(2)サーバ サーバ200は、装置全体の制御を司るものとしてプロ
セッサ(CPU)11を有し、その制御下にROM12、
RAM13、NVRAM14、繰作パネル15とパネル
制御部16、スキャン/プリント・エンジン17とエン
ジン制御部18、記憶装置19とディスクドライバ2
0、通信制御部21、モデム22が接続されている。メ
モリとして用意されたROM12、RAM13、NVR
AM14の中、ROM12には、プログラムコード、フ
ォントおよびその他の静的なデータが格納され、RAM
13は、一時的な記憶場所として利用され、また、NV
RAM14には、不揮発性のデータが格納される。
【0014】操作パネル15とパネル制御部16は、ユ
ーザとのインターフェイスを司り、ユーザによる入出力
操作のための表示部と入力部を含む。スキャン/プリン
ト・エンジン17とエンジン制御部18は、イメージデ
ータの入出力ユニットとして、紙原稿の読み取りと転写
紙への印刷を実行する。なお、この装置では入出力部が
ユニットとして一体化されているが、本発明のシステム
において、通信網400を介して機能する場合、クライ
アント300からの要求に応じてイメージデータの入力
或いは出力処理を単独に行う装置として働くものであ
る。
【0015】記憶装置19とディスクドライバ20は、
イメージデータなどの大量のデータを蓄積したり、デー
タベースの記憶場所を提供し、そこへデータを出し入れ
するために利用される。通信制御部21は、イーサネッ
ト(登録商標)等の通信網400に接続され、外部の機
器との通信を可能とする。ここでは、パラレルインター
フェイス、シリアルインターフェイスなどによるピアト
ウピアの接続形態も可能とする。モデム22は、公衆回
線と接続され、外部の機器との通信を可能とする。
【0016】上記したイメージ入出力装置からなるサー
バ200に関わるソフトウェア構成とその働きを以下に
説明する。図7は、サーバ200内部の組み込みソフト
ウェアの構成を示す。図7に示すように、このソフトウ
ェア構成は、大きく分けると、アプリケーション層、カ
ーネル層、ドライバ層、ハードウェア層の4層の構造か
らなる。アプリケーション層は、コピー・ファクシミリ
・プリンタなどのアプリケーションを形成するレイヤー
である。レイヤー中のドキュメントマネージャは、コピ
ー・ファクシミリ・プリンタなどのシナリオに沿ってド
キュメントをハンドリングするアプリケーションで、ア
プリケーションとしては中心となる機能ブロックであ
る。サービスマネージャは、ドキュメントハンドリング
の際に共通に必要となる機能ブロックであり、各種サー
ビスの管理・実行を行う。デバイスマネージャは、スキ
ャナ・プロッタ・画像バスといった物理デバイスの動作
を決定する機能ブロックであり、各種デバイスの管理・
実行を行う。オペレーションマネージャは、装置に付属
している操作パネルを制御するものであり、ボタンの表
示・ボタンオペレーションのノーティファイ・アラート
の通知などを行う。データベースマネージャは、フォン
ト・定形フォーム・ファクシミリ受信履歴・装置の利用
履歴・課金データなどの永続データの維持管理を行う。
【0017】カーネル層は、通常OSのカーネルとして
組み込まれ、各種デバイスを抽象化してアプリケーショ
ンに対しサービスを提供するものであり、アプリケーシ
ョン層はカーネル層に対しシステムコールすることによ
り動作する。ドライバ層は、各種ハードウェアを駆動す
るための制御を実行する機能ブロックの集まりである。
ハードウェア層は、装置内に存在する制御可能なリソー
スの集合である。
【0018】上述したハードウェアおよびソフトウェア
をもとに本発明のジョブ管理システムが動作することに
なる。図1は、本システムのジョブ管理サーバ100の
機能構成を示すブロック図である。図1において、ジョ
ブ管理サーバ100は、制御部110、ジョブ登録部1
20、ジョブ管理テーブル130、問い合せ部140、
判定部150、ジョブ制御部160、クライアント情報
DB170、稼動情報DB180とからなっている。制
御部110は、クライアント300からの処理要求やク
ライアント300への処理結果報告を行い、その要求に
したがってサーバ200との処理依頼等、ジョブ管理の
全体的な制御を行う。
【0019】ユーザはクライアント300(あるいは、
イメージ入力装置としてのサーバ200)から、ドキュ
メント処理を行う対象ドキュメントの指定と、処理仕様
を入力すると、制御部110はジョブ登録部120を起
動して、その処理仕様をドキュメント操作ジョブとし
て、ジョブ管理テーブル130へ登録する。ジョブ管理
テーブル130は、図2および図3のような形式をして
いる。図2は、クライアント300から受信した個々の
ドキュメント操作ジョブを文書ジョブとしてそれぞれ入
力順にリンクして管理する。これらの文書ジョブは、図
3に示すようなデータ構造をもち、その文書ジョブの動
作状況を管理する。即ち、各文書ジョブ当たり次の情報
をもっている。
【0020】クライアントID:この文書ジョブを要求
したクライアントを識別するID(IPアドレスでもよ
い)、 処理仕様:ユーザから指定のあったドキュメントに対し
てどのような処理を施すかを示した情報(例えば、どの
ような品質で印刷するのか)、 ジョブステイタス:登録されたこの文書ジョブの処理状
況(例えば、待機中、処理中、停止中等)、 ジョブ投入日時:ユーザから文書ジョブが投入された時
刻、 ジョブ開始日時:この文書ジョブが開始した時刻、 ジョブ終了日時:この文書ジョブが終了した時刻、 入力ジョブへのポインタ、蓄積ジョブへのポインタ、出
力ジョブへのポインタ。
【0021】入力ジョブは、文書ジョブに対して1つ存
在し、次の属性を持っている。 サーバID:この文書ジョブの要求したドキュメントを
受理するサーバID、 入力ステイタス:入力ジョブの現在の処理状況(待機
中、処理中、異常状態等)、 現在ページ番号:ドキュメントのうちのどのページを処
理しているかを示す、 済みページ数:ドキュメントのうちのどのページまで処
理を完了したかを示す。 これらのページ番号は、1ページの処理を完了するごと
に、1が加算される。
【0022】蓄積ジョブは、文書ジョブに対して1つ存
在し、次の属性を持っている。 サーバID:入力したイメージデータをどのサーバ20
0へ格納するかを示すサーバのID、 蓄積ステイタス:入力ジョブの現在の処理状況(待機
中、処理中、異常状態等)、 現在ページ番号:ドキュメントのうちのどのページを処
理しているかを示す、 済みページ数:ドキュメントのうちのどのページまで処
理を完了したかを示し、これらの現在ページ番号および
済みページ数は、1ページの処理を完了するごとに、1
が加算される。 蓄積ページ数:複数ページのイメージデータを蓄積で
き、過去のページの画像データを出力できる場合にのみ
1を加算し、どのページまで蓄積したかを示す。但し、
ページ単位のイメージバッファしか持っていない場合
や、過去のイメージデータを再出力できない場合には、
この値は加算されない。
【0023】出力ジョブは、文書ジョブに対して複数存
在し(例えば、複数部のコピーを行うときに、ドキュメ
ントを複数台のプリンタや複写機を割り当てる場合には
出力ジョブが複数個存在する)、次の属性を持ってい
る。 サーバID:この文書ジョブの要求したドキュメントを
出力するサーバID、出力ステイタス:出力ジョブの現
在の処理状況(待機中、処理中、異常状態等)、 現在ページ番号:ドキュメントのうちのどのページを処
理しているかを示す、 済みページ数:ドキュメントのうちのどのページまで処
理を完了したかを示す。 これらのページ番号は、1ページの処理を完了するごと
に、1が加算される。
【0024】問い合せ部140は、到着した文書ジョブ
をジョブ管理システムが管理しているすべてのサーバ2
00に対して、ジョブが到着したことを通知し、どのサ
ーバ200が処理可能かを応答するまで待機する。この
通知を受信した各サーバ200は、処理内容を取得し
て、その処理内容が処理可能かどうかを判断し、処理可
能な場合は、ジョブ獲得要求を問い合せ部140へ通知
する。処理できないときにも、処理できないことを通知
する。問い合せ部140は、すべての返答を受信する
と、その結果を判定部150に渡す。判定部150は、
複数のジョブ獲得要求を吟味し、処理要求に対して適切
なサーバ200を決定する。
【0025】ジョブ制御部160は、決定したサーバの
情報を対応するジョブ管理テーブル130の入力・蓄積
・出力の各ジョブのサーバIDとして保存するととも
に、それらのサーバ200へ処理依頼を通知する。その
後、ジョブ制御部160は、ジョブ管理テーブル130
に登録された文書ジョブを監視、改定しながら動作を進
める。処理依頼を通知されたサーバ200は、ドキュメ
ントに対する処理仕様をジョブ制御部160から取得
し、その処理内容に従って処理を行い、その処理経過を
ジョブ制御部160へ報告する。この報告によって、ジ
ョブ管理テーブル130のページ情報およびステイタス
を更新する。また、ジョブ制御部160は、文書ジョブ
の完了に伴って、その結果はユーザの課金情報としてク
ライアント情報DB170へ登録し、各サーバの使用頻
度や稼働時間等は稼動情報DB180へ登録するととも
に、ジョブ管理テーブルから文書ジョブとそれから派生
した入力・蓄積・出力の各ジョブを消去する。
【0026】ジョブ制御部160は、文書ジョブの実行
中にジャム等の要因でサーバ200が処理を中断する
時、サーバ200からの通知でその文書ジョブを停止中
状態とする。この情報は、この文書ジョブを投入したク
ライアント300へ入力ジョブ、蓄積ジョブおよび出力
ジョブの各ページ属性の値を送信する。これを受信した
クライアント300は、その内容をディスプレイ等の表
示装置へ表示し、ユーザにその対処を促す。ユーザは、
処理継続または処理キャンセルの指示をページ単位で要
求すると、ジョブ管理サーバ100のジョブ制御部16
0は、その指示された文書ジョブの処理を再開、あるい
は、終了させる。
【0027】ユーザは、クライアント300から自分の
要求した文書ジョブを特定し、そのジョブの実行履歴や
動作状況を問い合わせることができる。また、システム
の管理者は、投入されたジョブの処理結果を取り出した
り、定期的に各サーバの使用率、稼働率などを取得する
ことができる。
【0028】このように構成することによって、イメー
ジ入力装置とイメージ出力装置が協調して、ドキュメン
ト操作を実行できる。ユーザは、自分の要求したジョブ
の進捗をページ単位まで正確に把握することができる。
また、サーバで異常事態が起こったときやユーザからの
指示によってページ単位でジョブの再開やキャンセルを
指示することができる。
【0029】以下、上記構成においてユーザからドキュ
メントを複写するときの処理手順について説明する。図
4は、ドキュメントを複写する場合の各ジョブ間の動作
を説明するための図である。ジョブ管理サーバ100の
制御部110がユーザのクライアント300からドキュ
メントの複写要求を受理し、ジョブ登録部120を起動
させ、要求のあったクライアントに対する文書ジョブ
(複写ジョブ)をジョブ管理テーブル130へ登録する
(ステップS1)。
【0030】制御部110は、問い合せ部140を起動
して、この文書ジョブ(複写ジョブ)に対する入力ジョ
ブ、蓄積ジョブ、出力ジョブ(ユーザからの要求により
複数個の出力ジョブ)を生成し、ジョブ管理システムが
管理しているすべてのサーバ200に対して、複写ジョ
ブが到着したことを通知し、どのサーバ200が処理可
能かを応答するまで待機する。例えば、これらのジョブ
には、紙に印刷されたドキュメントを複写する要求の場
合、入力ジョブはスキャナ装置、蓄積ジョブはストレー
ジ(記憶装置)、出力ジョブはプリンタ装置を割り当て
られることになる。この通知を受信した各サーバ200
は、処理内容を取得して、その処理内容が処理可能かど
うかを判断し、処理可能な場合は、ジョブ獲得要求を問
い合せ部140へ通知する。処理できないときにも、処
理できないことを通知する。問い合せ部140は、すべ
ての返答を受信すると、その結果を判定部150に渡
す。判定部150は、複数のジョブ獲得要求を吟味し、
入力ジョブ、蓄積ジョブおよび出力ジョブに適切なサー
バ200を決定する。ジョブ制御部160は、ジョブご
とに決定したサーバの情報をジョブ管理テーブル130
へ保存するとともに、それらのサーバ200へ処理依頼
を通知する(ステップS2、S3、S4)。
【0031】以下、ジョブ制御部160がジョブ管理テ
ーブル130に登録されているすべての文書ジョブのス
テイタスを更新しながら、各文書ジョブを管理すること
になる。ジョブ制御部160は、ジョブ管理テーブル1
30中の文書ジョブのステイタスおよびジョブ投入日時
等を勘案して、次に実行する文書ジョブを決定する。あ
る文書ジョブが「待機中」であれば、その文書ジョブを
活性化(ステイタスを処理中にする)してその入力ジョ
ブを開始させる(ステップS5,S6)。以後の処理
は、最終ページの処理が完了するまで文書ジョブ自身が
行う。
【0032】ジョブ制御部160は、タイムスライスで
今実行中の文書ジョブを一旦止め、次に実行すべき文書
ジョブを探し、あればその文書ジョブを実行させる。ジ
ョブ制御部160は、このとき文書ジョブのステイタス
を、待機中(文書ジョブの開始前の状態、またはタイム
割込み中)、処理中(ユーザからの要求を処理中:活性
化状態)または停止中(サーバ200の異常状態で中断
中)と更新しながら、文書ジョブ全体としての状態およ
び進捗を管理する。
【0033】活性化された文書ジョブの入力ジョブは、
現在ページ番号を1つ進め(ステップS7)、入力用の
サーバ200へイメージデータを入力するように指示す
る(ステップS8)。このサーバ200から読み取り完
了の報告が到着すると、入力したイメージデータを格納
するための蓄積ジョブを開始させる(ステップS9)。
また、入力ジョブの済みページ数を1つ進める(ステッ
プS10)。これで1ページ分の入力ジョブを完了す
る。
【0034】開始された蓄積ジョブは、現在ページ番号
を1つ進め(ステップS11)、蓄積用のサーバ200
へ入力したイメージデータを蓄積するように指示する
(ステップS12)。このサーバ200から蓄積完了の
報告が到着すると、蓄積したイメージデータを出力する
ための登録された複数の出力ジョブを開始させる(ステ
ップS13)。また、蓄積ジョブの済みページ数を1つ
進める(ステップS14)。さらに、蓄積したページが
保管され、後で利用可能な場合には蓄積ページ数を1つ
進める(ステップS15)。これで1ページ分の蓄積ジ
ョブを完了する。
【0035】開始された出力ジョブは、現在ページ番号
を1つ進め(ステップS16)、出力用のサーバ200
へ蓄積したイメージデータを出力するように指示する
(ステップS17)。このサーバ200から出力完了の
報告が到着すると、1ページ分の出力が完了したことを
文書ジョブに報告する(ステップS18)。また、出力
ジョブの済みページ数を1つ進める(ステップS1
9)。これで1ページ分の出力ジョブを完了する。
【0036】文書ジョブはすべての出力ジョブが完了す
るまで待ち、完了すると制御を一旦ジョブ制御部160
へ戻し、次のページに対する文書ジョブの実行が割り当
てられるまで待つ(ステップS5)。
【0037】図5は、ジャム等の要因で停止した後のジ
ョブを再開する場合の各ジョブ間の動作を説明するため
の図である。出力を行っているサーバ200にジャム等
の異常状況が発生すると、そのサーバ200からジャム
発生の報告を出力ジョブが受理し(ステップS21)、
出力ジョブから文書ジョブへ中断の報告を行う(ステッ
プS22)。文書ジョブは、入力ジョブ、蓄積ジョブ、
出力ジョブの属性値をユーザのクライアント300へ送
信し、その異常状況への対処指示を要求する(ステップ
S23)。ジョブ制御部160は、この文書ジョブのス
テイタスを停止中とする(ステップS24)。
【0038】ユーザは、表示された情報を参照し、その
異常状態がおこったサーバ200へ処置を施し、その結
果により処理キャンセルとするか処理継続(この場合、
ページ単位で要求することができる)とするかを決定
し、ジョブ管理サーバ100へ返信する(ステップS2
5)。ジョブ管理サーバ100はこの返信を受理し、処
理キャンセルの場合には、ジョブ制御部160がその対
応する文書ジョブを終了させる。また、処理継続の場合
には、その対応する文書ジョブのステイタスを処理中と
し、文書ジョブの処理を再開させる。例えば、10ペー
ジ目から再開するように要求された場合には、文書ジョ
ブは蓄積ジョブへ10ページ目から再開するように指示
する(ステップS26)。
【0039】蓄積ジョブは、済みページ数を参照して、
指定された再開ページ数と同一であれば、そのページを
出力するように出力ジョブへ指示する(ステップS2
7,S28)。指定された再開ページ数が済みページ数
より小さければそのページを蓄積用のサーバ200から
取り出して出力ジョブへ指示する。
【0040】出力ジョブは、現在ページ番号と指定され
た再開ページ数とを比較し、同じならば出力用のサーバ
200へ通知して出力を行わせ、出力完了の報告がある
と1ページ分の出力が完了したことを文書ジョブへ報告
する(ステップS29,S30、S31)。済みページ
数を1つ進め、1ページ分の出力ジョブを完了する。
(ステップS32)。また、現在ページ番号が指定され
た再開ページ数より大きければサーバ200へ通知して
出力を行わせ、出力完了の報告があると1ページ分の出
力が完了したことを文書ジョブへ報告するとともに、現
在ページ番号および済みページ番号の値を指定された再
開ページ数に設定しなおす。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザが自分の指示したドキュメント操作に対する進捗を
ドキュメント単位ではなくページ単位で詳細に知ること
ができる。また、ユーザがジャム、紙なし、トナーなし
等の異常事態で中断後の後処理をページ単位で細かく指
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のジョブ管理システムの機能構
成を示すブロック図である。
【図2】 ジョブ管理テーブルのデータ構造(文書ジョ
ブ間の関係)を説明するための図である。
【図3】 ジョブ管理テーブルのデータ構造(1つの文
書ジョブの詳細)を説明するための図である。
【図4】 ドキュメントを複写する場合の各ジョブ間の
動作を説明するための図である。
【図5】 ジョブ停止後の再開する場合の各ジョブ間の
動作を説明するための図である。
【図6】 本実施の形態のジョブ管理システムを実行す
るための基本的なハードウェア構成を示す図である。
【図7】 文書データの入出力装置であるサーバ内部の
組み込みソフトウェアの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…通信制御
部、5…データベース、11…CPU、12…ROM、
13…RAM、14…NVRAM、15…操作パネル、
16…パネル制御部、17…スキャン/プリント・エン
ジン、18…エンジン制御、19…記憶装置、20…デ
ィスクドライバ、21…通信制御部、22…モデム、1
00…ジョブ管理サーバ、110…制御部、120…ジ
ョブ登録部、130…ジョブ管理テーブル、140…問
い合せ部、150…判定部、160…ジョブ制御部、1
70…クライアント情報DB、180…稼動情報DB、
200…サーバ、300…クライアント、400…通信
網。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 HJ08 HK15 HQ17 HQ20 HQ21 HR02 HR07 HV09 HV35 2C087 AA03 BA03 BA06 BB10 5B021 AA01 AA02 AA05 AA19 BB01 EE02 5C062 AA05 AA14 AA35 AB20 AB38 AB42 AC21 AF00 BA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザからのドキュメント操作要求に対
    してサービスする機器であるサーバを通信網で接続し、
    ユーザから要求されたドキュメント操作を文書ジョブと
    して登録し、その文書ジョブの処理進行に伴って前記サ
    ーバにドキュメント操作のサービスを行わせて前記サー
    バを一元的に管理するジョブ管理システムであって、前
    記文書ジョブを登録するときに、文書データを入力する
    ための入力ジョブ、その入力した文書データを保持する
    ための蓄積ジョブおよびその保持された文書データを出
    力するための出力ジョブを生成し、これらのジョブによ
    って前記ドキュメント操作を行うようにしたことを特徴
    とするジョブ管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のジョブ管理システムに
    おいて、このジョブ管理システムが管理するすべての前
    記サーバへ前記ドキュメント操作が実行可能かどうかを
    問い合せ、実行可能と応答した中からそのドキュメント
    操作を行うために必要な入力、蓄積および出力に最適な
    サーバを決定し、それぞれ前記入力ジョブ、前記蓄積ジ
    ョブおよび前記出力ジョブに関連付けたことを特徴とす
    るジョブ管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のジョブ管理シ
    ステムにおいて、前記入力ジョブ、前記蓄積ジョブおよ
    び前記出力ジョブのいずれのジョブもページに関する情
    報を維持管理し、これらのジョブのページ情報を現在状
    況として提供することによりユーザからページ単位で監
    視可能としたことを特徴とするジョブ管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載のジョブ管
    理システムにおいて、前記サーバに異常状態が発生した
    とき、前記入力ジョブ、前記蓄積ジョブおよび前記出力
    ジョブに関する現在のページ情報をユーザに提示し、ユ
    ーザから指定されたページ位置から再開できるようにし
    たことを特徴とするジョブ管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1に記載のジ
    ョブ管理システムにおいて、前記サーバは、文書データ
    を取得する文書入力装置、文書データを蓄積する文書デ
    ータ蓄積装置、および文書データを出力する文書出力装
    置の少なくとも1つからなることを特徴とするジョブ管
    理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3929720A1 (en) 2020-06-25 2021-12-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing device, information processing system, and carrier means

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EP3929720A1 (en) 2020-06-25 2021-12-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing device, information processing system, and carrier means

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