JP2003162130A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2003162130A JP2003162130A JP2001363040A JP2001363040A JP2003162130A JP 2003162130 A JP2003162130 A JP 2003162130A JP 2001363040 A JP2001363040 A JP 2001363040A JP 2001363040 A JP2001363040 A JP 2001363040A JP 2003162130 A JP2003162130 A JP 2003162130A
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Abstract
り安定した画質が得られる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 回転する像担持体1y,1m,1c,1k
とこの像担持体の表面に接触してその表面を均一に帯電
させる接触型帯電手段と、この接触型帯電手段により帯
電させられた前記像担持体の表面を画像情報に応じて露
光してその表面に静電潜像を形成する露光手段と、この
静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像手
段3y,3m,3c,3kと、このトナー像を前記像担持
体の表面から転写材に静電的に転写させる転写手段4y
m,4ck、5、6と、かつ、クリーナーレスあるいは
ブレードクリーナーレスシステムを用いた方式をあり、
前記接触型帯電手段2y,2m,2c,2kが帯電ロール
を備え、該帯電ロールの表面層がMD-1硬度計で測定した
ときの微小硬度(A)が75度以下である。
Description
用した複写機、プリンタ、複合機等の画像形成装置に係
わり、特に、トナーとして小粒径トナーや球形トナーを
使用した場合の不具合を解消するための改良が施された
画像形成装置に関するものである。
は、ドラム又はベルト形態にした有機感光体等からなる
像担持体の表面に公知の電子写真プロセスにより静電潜
像を形成した後、その静電潜像をトナーを用いて現像し
てトナー像とし、次いで、このトナー像を直接又は中間
転写体を介して記録用紙に静電的に転写した後、加熱等
によりトナーを記録用紙上に融着させることにより画像
形成が行われている。
色剤や帯電制御剤等を必要に分散させて粒子形状にした
乾式トナーが主に使用されており、かかる乾式トナー
は、一成分現像剤又は二成分現像剤という仕様形態にか
かわらず、そのほとんどが、主成分である樹脂に着色剤
等を混練して均一に分散させてから機械的に粉砕した
後、所望の粒子径と粒度分布になるように分級すること
により得る、いわゆる機械粉砕法にて製造されている。
ては、近年の高画質化の要求から、トナーの小粒子径化
が図られている。そして、このトナーの小粒子径化にお
いては、粒度分布の狭いトナーが必要とされている。こ
れは、その粒度分布が広い場合には、例えば、粒子径の
小さいトナーが多いと現像器から飛散しやすくなって機
内汚染等を発生させたり、また、二成分現像剤ではトナ
ーがキャリアへ付着しやすくなってトナーの帯電性を低
下させてしまい、反対に、粒子径の大きいトナーが多い
と画質の低下を招きやすくなる等の不具合があるからで
ある。
のトナーを前記した機械粉砕法により製造する場合に
は、生産能力や収率が大幅に低下し、コストが高くなっ
てしまう。このため、かかるトナーを製造する方法とし
て重合あるいは溶解等を用いた湿式法が提案されてい
る。
色剤等を混合した状態で重合反応させて造粒させること
によりトナー粒子を得るものであり、その反応時間等を
調整することにより粒径をコントロールすることが可能
であることから、原理上、粒度分布を非常に狭くするこ
とが可能であるとされている。また、溶解を用いた湿式
法は、結着樹脂と着色剤等を有機溶剤中に溶解または分
散して油相を調製、該油相成分を水相中で懸濁造粒する
ことでトナー粒子を得る製法であり、小粒子径化や粒度
分布制御が可能である。
の粒子形状は一般に不定形であることが知られている
が、上記の重合あるいは溶解等を用いた湿式法により得
られるトナーは、その粒子形状がほぼ球形である点で特
徴がある。そして、その粒子形状がほぼ球形であるた
め、トナーの像担持体表面との接触面積が小さくなって
その像担持体表面に対する付着力も小さくなる結果、機
械粉砕法によるトナーに比べて転写効率が非常に良くな
るというメリットがあることも知られている。
して作成された小粒径トナーや球形トナーは、画像転写
後のトナー画像担持体上の残留トナーのクリーニング手
段として一般的に用いられているブレードクリーニング
ではトナーがブレードエッジをすり抜けてしまい、クリ
ーニング不良が発生してしまうことが問題となってい
た。そこで、この問題解決のため、クリーニング工程が
不要となるまでトナー転写効率を向上させたクリーナー
レスシステムや、トナー転写後の担持体上の残留トナー
をブレードクリーニングすることなく、ブラシ等で一度
トラップさせ、ある程度溜め込んだ後に、その残留トナ
ーを吐き出させるブレードクリーナーレスシステムが考
案されている。
ブレードクリーナーレスシステムは、トナーサイズより
大きな数10μ〜数100μmの物質に対しては除去能力が乏
しく、接触帯電装置と像担持体の間に凝集トナーやキャ
リア、異物等の導電物質あるいは絶縁物質を存在せしめ
ることがしばしば発生した。このような、接触帯電装置
と像担持体の間に凝集トナーやキャリア、異物等の導電
物質あるいは絶縁物質が存在すると、その物質の大きさ
以上の帯電不良領域あるいは異常放電領域を発生させ、
横長点状の画像欠陥が生じる問題があった。
決する為の画像形成装置であって、回転する像担持体と
この像担持体の表面に接触してその表面を均一に帯電さ
せる接触型帯電手段と、この接触型帯電手段により帯電
させられた前記像担持体の表面を画像情報に応じて露光
してその表面に静電潜像を形成する露光手段と、この静
電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像手段
と、このトナー像を前記像担持体の表面から転写材に静
電的に転写させる転写手段と、かつ、クリーナーレスあ
るいはブレードクリーナーレスシステムを用いた方式か
らなる画像形成装置において、前記接触型帯電手段が帯
電ロールを備え、該帯電ロールの表面層がMD-1硬度計で
測定したときの微小硬度(A)が75度以下であること
を特徴とする画像形成装置。前記帯電ロールの表面層が
MD-1硬度計で測定したときの微小硬度(A)が70度以
下であることが望ましく、より望ましくは、45度〜6
0度である。また、用いられるトナーは、式(1)で表
される形状係数(SF )が、135以下であることが望
ましい。 SF=(2πL2/4A)×100 式(1) (L:トナー粒子の最大長(μm)、A:トナー粒子投影像の
面積(μm2)
施形態を図面を参照して説明するが、本発明の画像形成
装置は図1に示す画像形成装置に何ら限定されるもので
はない。図1における画像形成装置は接触帯電装置、像
担持体、現像装置、中間転写体を用いた、クリーナーレ
ス電子写真方式、レーザービーム走査露光方式のフルカ
ラー画像形成装置であり、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)、K(黒)の4色のトナー像を形成するそれぞれ
の個別の像担持体(1y,1m,1c,1k)を有する。像
担持体としては負極帯電性の有機感光体を使用してい
る。
ぞれの帯電器(2y,2m,2c,2k)により一様に帯電
されたあと、変調されたレーザビーム(Ly,Lm,L
c,Lk)により、その表面に静電潜像が形成される。
前記像担持体(1y,1m,1c,1k)表面の静電潜像
は、現像器(3y,3m,3c,3k)によりトナー像
に現像される。その現像されたトナー像は、各1次転写
ロール(4ym,4ck)に二色づつ転写される。1次
転写で転写されたトナー像は、2次転写ロール(5)に
転写される。2次転写ロールに転写されたカラートナー
像は3次転写ロール6により最終転写紙7に一括して転
写される。尚、1次転写ロール,2次転写ロールおよび
3次転写ロールには図示しない電源により正極性のバイ
アスが印加されるようになっており、負極性のトナーを
静電転写できるようになっている。
ば、導電性又は半導電性のロール等を用いた接触帯電装
置は、前記像担持体に対し、通常、直流電流を印加する
が、交流電流をさらに重畳させて印加してもよい。前記
像担持体は、例えばこのような帯電手段により、通常−
300〜−1000Vに帯電される。また前記の導電性
又は半導電性のロールは単層構造(14A)あるいは多
層構造(14B)でも良く、それらの構造を図2に示
す。図2において、11は金属シャフト、12は中間
層、13は半導電性弾性層(表面層)である。
ルミニウム等の金属材料により円柱状に成形されたもの
である。その径としては、特に制限はないが、装置の小
型化の観点から4〜8mmの範囲とすることが好まし
い。また、長さについては、その使用態様により適宜選
択すればよいが、一般の電子写真用途においては、A4
サイズの長手方向より長いものとすることが好ましい。
導電性弾性層は発泡体層、3次元網目構造等の弾性層が
好ましい。弾性層が低硬度の弾性層の場合、帯電ロール
の変形が自在となり、像担持体あるいは中間転写体との
ニップ幅の確保が可能となる。
又は半導電性のバインダー材料としても、SBR(スチ
レンブタジエンゴム)、BR(ポリブタジエンゴム)、
ハイスチレンゴム(Hi Styrene resin masterbatch)、I
R(イソプレンゴム)、IIR(ブチルゴム)、ハロゲ
ン化ブチルゴム(Halogenated butylrubber)、NBR
(ニトリルブタジエンゴム)、 水添化NBR(H-NBR)、E
PDM(エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合ゴ
ム),EPM (エチレンプロピレンゴム)、NBRと
EPDMとをブレンドしたゴム,CR(クロロプレンゴ
ム)、ACM(アクリルゴム)、CO(ヒドリンゴム)、ECO
(エピクロルヒドリンゴム)、塩素化ポリエチレン(Chl
orinated-PE)、 VAMAC(エチレン・アクリルゴム)、 V
MQ(シリコーンゴム)、AU(ウレタンゴム)、FKM(ふ
っ素ゴム)、NR(天然ゴム)、CSM(クロロスルフォン
化ポリエチレンゴム)等のゴム材料
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ナイロン、エチ
レン酢酸ビニル、エチレンエチルアクリレート、エチレ
ンアクリル酸メチル、スチレンブタジエン、ポリアリレ
ート、ポリカーボネート、テフロン(R)、シリコンな
どの樹脂材料、
ルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体;ス
チレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエ
ン共重合体、スチレンビニルナフタリン共重合体、スチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル
酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン
−アクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重
合体、スチレン−メタクリル酸ジメチルアミノエチル共
重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、ス
チレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビ
ニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−マレ
イン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合
体等のスチレン系共重合体、
レート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、及び
肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、パラ
フィンワックス、カルナバワックス等の各樹脂やそれら
の混合物及び共重合体及び変性体から選ばれるものであ
り特に制限は受けない。
には、少なくともバインダー材料からなり、必要に応じ
て、電気抵抗を所定の範囲に調整するための抵抗調整剤
やその他の添加剤が添加されて構成される。
13を形成する半導電性弾性体のバインダー材料として
は、SBR(スチレンブタジエンゴム)、BR(ポリブ
タジエンゴム)、ハイスチレンゴム(Hi Styrene resin
masterbatch)、IR(イソプレンゴム)、IIR(ブチ
ルゴム)、ハロゲン化ブチルゴム(Halogenated butylru
bber)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、 水添化NB
R(H-NBR)、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン3
元共重合ゴム),EPM (エチレンプロピレンゴ
ム)、NBRとEPDMとをブレンドゴム、CR(クロ
ロプレンゴム)、ACM(アクリルゴム)、CO(ヒドリン
ゴム)、ECO(エピクロルヒドリンゴム)、塩素化ポリ
エチレン(Chlorinated-PE)、 VAMAC(エチレン・アクリ
ルゴム)、 VMQ(シリコーンゴム)、AU(ウレタンゴ
ム)、FKM(ふっ素ゴム)、NR(天然ゴム)、CSM(クロ
ロスルフォン化ポリエチレンゴム)等のゴム材料があげ
られるが、特に制限は受けない。
等、表面に析出(所謂ブリード)する様な成分を含まな
い物から選択することが好ましい。ただし、低分子量成
分や可塑剤等が表面に析出(所謂ブリード)する懸念が
ある場合には、適切な表面処理を施したり、析出(所謂
ブリード)防止用に表面コーテイングを施しても、何ら
差し支えない。
を所定の範囲に調整する際に用いる抵抗調整剤として
は、特に限定されないが、例えば、カーボンブラック、
グラファイト等の炭素系磁性粉;すず、鉄、銅等の金属
粉体や金属繊維およびこれらと樹脂との混合物;酸化亜
鉛、酸化すず、酸化チタン等の金属酸化物;硫化銅、硫
化亜鉛等の金属硫化物;ストロンチウム、バリウム、希
土類等の所謂ハードフェライト;マグネタイト、銅、亜
鉛、ニッケルおよびマンガン等のフェライトまたはこれ
らの表面を必要に応じ導電処理したもの;銅、鉄、マン
ガン、ニッケル、亜鉛、コバルト、バリウム、アルミニ
ウム、錫、リチウム、マグネシウム、シリコン、リン等
の異なる金属元素を含んだ酸化物、水酸化物、炭酸塩ま
たは金属化合物等から選ばれ、高温中で焼成して得られ
る金属酸化物の固溶体(所謂複合金属酸化物);等が挙
げられる。また、4級アンモニウム塩、4級アンモニウ
ム塩の金属置換体等のイオン導電剤を用いても構わな
い。これら抵抗調整剤は、単独で用いても、複数種類の
ものを併用しても構わない。加えて上記電気抵抗を所定
の範囲に調整する際に用いる添加剤は、単独または数種
を併用して用いても構わない。
層)13としては、100V印加時の電気抵抗が1×1
04Ω〜1×1010Ωの範囲であることが望ましい。半
導電性弾性層(表面層)13の100V印加時の電気抵
抗が1×104Ωを下回ると、像担持体にピンホールや
低抵抗の異物が存在した際、リークが発生し画像不良を
招いてしまう場合がある。一方、半導電性弾性層(表面
層)13の100V印加時の電気抵抗が1×1010Ωを
上回ってしまうと、半導電性弾性層(表面層)13内で
電圧降下を生じ、必要とする電流量が得られにくく、帯
電部材や転写部材としての機能を果せなくなる場合があ
る。
抵抗調整剤を混練し、電気抵抗を所定の範囲に調整した
後、シームレスチューブに成形し、これを金属シャフト
11あるいは中間12の外周に外挿することで、あるい
は金属シャフト11または中間層12の外周に直接塗布
することで、半導電性弾性層(表面層)13が形成され
る。
度計で測定したときの微小硬度(A)が75度以下であ
り、好ましくは70度以下、さらに好ましくは45度〜
60度である。この微小硬度(A)が75度が超える
と、像担持体と帯電ロールとの間にトナーが突入し、ト
ナーが変形して像担持体上に付着し、像担持体表面にト
ナーフィルミングが起こり、このトナーフィルミングに
起因して得られる画像に残像や筋が発生しやすい。ただ
し、半導電性弾性層(表面層)13の微小硬度(A)を
必要以上に小さくすることは、強度低下による摩耗や亀
裂破壊による表面平滑性の悪化を招くおそれもあり得る
ので、微小硬度(A)は45度〜60度が最も望まし
い。
12は、1層以上且つ1種以上の材料で構成されている
シームレスチューブからなることが望ましい。また、導
電性弾性層(中間層)12と半導電性弾性層(表面層)1
3との接合をより強固なものとするため、導電性弾性層
(中間層)12と半導電性弾性層(表面層)13の間に
は、導電性接着層(不図示)が形成されていることが望
ましい。
れるクリーナーレスあるいはブレードクリーナーレスシ
ステムを用いた方式を有する画像形成装置の態様を図3
及び図4に示す。図3及び図4において、図1と同一な
いし同等の構成部材は、図1と同一符号で示し、詳細な
説明は省略する。図3において、像担持体(1y,1m,
1c,1k)表面の静電潜像が、現像器(3y,3m,
3c,3k)によりトナー像に現像され、その現像され
たトナー像は、各1次転写ロール(4ym,4ck)に
二色づつ転写される。1次転写で転写されたトナー像
は、2次転写ロール(5)に転写される。2次転写ロー
ルに転写されたカラートナー像は3次転写ロール6によ
り最終転写紙7に一括して転写される。これらの工程で
トナー像の転写効率をできるだけ高めることによって像
担持体(1y,1m,1c,1k)表面に形成されるトナ
ーフィルミングが実質的に無くなると、クリーニング工
程が実質的に不要となり、スクレパー8により掻き取ら
れてBTRユニット9内に収納されるトナー10が実質
的に減少乃至なくなるため、廃棄されるトナーが減少す
る。図4は、トナー転写後の担持体上の残留トナーをブ
レードクリーニングせずブラシ15y、15m,15c,
15k、15ym,15ck等で一度トラップさせ、あ
る程度溜め込んだ後に、その残留トナーを吐き出させる
ブレードクリーナーレスシステムを図4に示す。図4では
通常のプリントモード時に溜め込んだ残留トナーを、プ
リント終了後の一定間隔の間、各プロセスで逆バイアス
をかけ、トナーをブラシ15y、15m,15c,15
k、15ym,15ck等から吐き出させて下流側へ移
動させ、スクレパー8により掻き取られてBTRユニッ
ト9内に収納されるトナー10が実質的に減少乃至なく
なるため、廃棄されるトナーが減少する。
定はないが、上記クリーナーレスシステム、あるいはブ
レードクリーナーレスシステムを問題なく作用させるた
めには球形トナーであることがより望ましい。球形トナ
ーとは、例えば湿式法で製造した高い真球度を有するト
ナーをいう。この湿式法には、重合法、溶解法等があ
る。但し、ほぼ球状のトナーが得られるのであれば機械
粉砕法等の他の製法により製造されるものであっても構
わない。前記球形トナーの粒径は、体積平均粒径で、2
〜9μmが好ましい。前記球形トナーは、下記式より算
出して得られる形状係数値(SF)が、135以下である
ことが好ましく、125以下であることがより好ましい。
尚、該形状係数値は、100に近い程、球形であること
を意味する。SF=[2πL2/4A)×100(L:トナー粒子の最大
長(μm)、A:トナー粒子投影像の面積(μm2) ]
はブレードクリーナーレスシステムは、トナーサイズよ
り大きな数10μ〜数100μmの物質に対しては除去能力が
乏しく、接触帯電装置と像担持体の間に凝集トナーやキ
ャリア、異物等の導電物質あるいは絶縁物質を存在せし
めることがしばしば発生しやすい。しかしながら、帯電
ロールの表面層がMD-1硬度計で測定したときの微小硬度
(A)が75度以下、特に70度以下であると、凝集ト
ナーやキャリア、異物等の導電物質あるいは絶縁物質が
存在しても、その物質の大きさ以上の帯電不良領域ある
いは異常放電領域を発生させることなく、よって、横長
点状の画像欠陥が生じることもなくなり、長期にわたり
安定した画質が得られる。
潜像が形成される機能を有する。前記像担持体として
は、電子写真感光体が好適に挙げられる。該電子写真感
光体は、電荷発生物質の蒸着膜等による単層型電子写真
感光体であってもよいが、本発明では、機能分離型の積
層型電子写真感光体を好適に用いることができる。
特に制限はなく、例えば、前記像担持体表面に、半導体
レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望
の像様に露光できる光学系機器等が挙げられる。
体上に形成した潜像を小粒径でほぼ球形トナーにより現
像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような
現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制
限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、
例えば、前記小粒径でほぼ球形トナーをブラシ、ロール
等を用いて前記像担持体に付着させる機能を有する公知
の現像器等が挙げられる。
前記第1転写ロールからおよび2次転写ロール前記像担
持体及び第1転写ロールに付与される転写電流には、通
常直流電流が使用されるが、本発明においては更に交流
電流を重畳させて使用してもよい。前記第1転写ロール
および2次転写ロールにおける設定条件としては、帯電
すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセ
ススピード(周速)等により、任意に設定することがで
きる。
記中間転写体に付与される転写電流には、通常直流電流
が使用されるが、本発明においては更に交流電流を重畳
させて使用してもよい。前記3転写ロールにおける設定
条件としては、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形
状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意
に設定することができる。
に転写させて定着せしめる記録用紙やOHPシート等の
記録材か、あるいは、像担持体上のトナー像をその記録
材に転写する前に一旦中間的に転写せしめる中間転写体
である。
はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。 [実施例1〜5及び比較例1〜3]図4に示すブレード
クリーナーレスシステムを採用した画像形成装置におい
て、画像形成を行った。Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)の4色のトナーは、体積
平均粒径が7〜8μm、形状係数値(SF)=110のほ
ぼ球形の溶解法湿式トナーであり、負極帯電性の2成分
現像剤として使用した。接触帯電装置としては単層構造
と二層構造の半導電性ロールを使用している。フルカラ
ー画像で14パターンの画像を16枚ずつTotal 224枚のプ
リントサンプルを採取した。尚、評価の判定はプリント
サンプルを目視にて確認し、0.5mm以上の横長点状の画
像欠陥が生じたものを×、未発生だったものを○とし
た。また、224枚中での0.5mm以上の横長点状画像欠陥の
発生率を併記した。評価結果を下記表1に示す。
とEを用いて、次の実験を行った。大きさ100〜400μの
異物(樹脂粉で作成した)を強制的に接触帯電装置と像担
持体の間に挿入し、異物が存在する状態でプリントサン
プルを採取し、横長点状の画像欠陥の大きさを確認し
た。その結果を図5に示す。
ル)Cにおいては異物と同等の大きさの画像欠陥が発生
するのみで、画質上問題は発生しないが、接触帯電装置
(帯電ロール)Eにおいては異物の10倍以上の大きさの画
像欠陥が発生することがわかった。したがって、接触帯
電装置の表面層を低硬度な部材とすることにより横長点
状の画像欠陥は抑えられ、特にMD-1硬度計で測定した表
面微小硬度(A)が75度以下の場合には、この効果は顕
著であり、横長点状の画像欠陥は発生しなくなり、接触
帯電装置と像担持体の間に100〜400μmの異物が存在し
ても、異物と同等の大きさの画像欠陥が発生するのみ
で、画質上の問題は発生しないことが判った。
F、G、Hについて、フルカラー画像の30000枚の
走行テストを行ない、トナーフィルミングを評価した。 <トナーフィルミング評価>走行テストにおける像担持
体のトナーフィルミング性をプリント上の画像欠陥及び
像担持体の表面を目視により評価した。評価基準は以下
の通りである。 ○: フルカラー画像の30000枚において画像欠陥
なく良好である。 ×: フルカラー画像の30000枚未満において画像
欠陥が発生した。 評価結果を表2に示す。
(A)が70以下では、30000枚の走行テストでの
像担持体上のフィルミングがなく、画質欠陥もなく良好
であるが、帯電ロールの微小硬度(A)が80度以上と
なると、像担持体上のフィルミングが発生し、画質欠陥
が発生していることがわかる。
生を防止し、横長点状の画像欠陥を生じさせることなく
長期にわたり安定した画質が得られる画像形成装置を提
供することができる。
概略図である。
(単層)の構造例を示す断面図、(B)は接触帯電装置に
使用する帯電ロール(多層)の構造例を示す断面図であ
る。
の概略図である。
システムの概略図である。
の関係を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転する像担持体とこの像担持体の表面
に接触してその表面を均一に帯電させる接触型帯電手段
と、この接触型帯電手段により帯電させられた前記像担
持体の表面を画像情報に応じて露光してその表面に静電
潜像を形成する露光手段と、この静電潜像をトナーによ
り現像してトナー像とする現像手段と、このトナー像を
前記像担持体の表面から転写材に静電的に転写させる転
写手段と、かつ、クリーナーレスあるいはブレードクリ
ーナーレスシステムを用いた方式を有する画像形成装置
において、前記接触型帯電手段が帯電ロールを備え、該
帯電ロールの表面層がMD-1硬度計で測定したときの微小
硬度(A)が75度以下であることを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項2】 前記帯電ロールの表面層がMD-1硬度計で
測定したときの微小硬度(A)が70度以下であること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記帯電ロールの表面層がMD-1硬度計で
測定したときの微小硬度(A)が45度〜60度である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記トナーの式(1)で表される形状係
数(SF )が、135以下であることを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 SF=(2πL2/4A)×100 式(1) (L:トナー粒子の最大長(μm)、A:トナー粒子投影像の
面積(μm2)
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