JP2003161899A - 光スイッチ及びその製造方法 - Google Patents

光スイッチ及びその製造方法

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JP2003161899A
JP2003161899A JP2001362516A JP2001362516A JP2003161899A JP 2003161899 A JP2003161899 A JP 2003161899A JP 2001362516 A JP2001362516 A JP 2001362516A JP 2001362516 A JP2001362516 A JP 2001362516A JP 2003161899 A JP2003161899 A JP 2003161899A
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optical switch
permanent magnet
mirror
substrate
core
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JP2001362516A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Abe
一博 阿部
Shigeo Maeda
重雄 前田
Manabu Murayama
学 村山
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造によりミラーを光反射位置に固定
保持可能で且つこの固定保持のためのエネルギーが不要
な光スイッチ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 光スイッチ1は、基板4上面にミラー2
を備え、ミラー2上面に永久磁石5を備えている。基板
4は板バネ6により支持されて、基板4の上方には強磁
性体のコア7と電磁コイル3とからなる電磁石8が配置
されている。図に示されている永久磁石5がコア7から
離れている状態がスイッチOFF位置であり、永久磁石
5がコア7に吸着している状態がスイッチON位置であ
る。ON位置のときにミラー2が信号光を反射する。O
NからOFF或いはOFFからONに切り替えるには、
電磁コイル3に通電して永久磁石5をコア7の方に引き
つける、或いはコア7との間に反発力を生じさせる。駆
動時以外は、電磁コイル3には通電する必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号光を反射する
ミラーが信号光路に進入及び退避するよう作動する光ス
イッチ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により光フ
ァイバネットワークの通信情報伝送量が爆発的に増大し
ている。この伝送量の増加に対応するために、1本の光
ファイバに異なる波長の信号を重畳して送受信する波長
分割多重(WDM)方式の伝送技術がますます重要にな
っている。
【0003】ところで、現在導入されているWDMシス
テムは、2点間の通信を光合分波器を用いて波長分割多
重で結合するpoint-to-point方式が主流であるが、増大
する通信需要を賄うために、中継基地で特定の固定波長
を分岐又は挿入する方式も都市部で導入されている。さ
らに、時々刻々変化する通信需要や通信回線の故障等に
柔軟に対応するために、任意の波長を光スイッチを用い
て、分岐又は挿入するシステムが検討されている。この
光スイッチシステムとしては1入力2出力(1×2)の
小規模のものから、1000入力1000出力(100
0×1000)の大規模なものまで必要とされている
が、現在は小規模な光スイッチシステムが実用化されて
いるのみで、大規模な光スイッチシステムは実用化され
ていない。
【0004】上記小規模な光スイッチシステムに用いら
れる光スイッチは、光ファイバや光導波路或いは鏡を機
械的に動かす方式のものである。これらのうち可動光フ
ァイバ型には、磁気或いは熱膨張により光ファイバを動
かすものがある。また、可動導波路型では光導波路を機
械的に動かすものがあり、このような光スイッチを用い
て2×2タイプの光スイッチシステム等が実現されてい
る。しかし、これらの光スイッチは応答が遅く、構造的
に小型化が困難であるため、多入力多出力の大規模な光
スイッチシステムには向いていない。
【0005】一方、可動鏡型の光スイッチとしては、例
えば、"An Electromagnetic MEMS 2*2 Fiber Optic Byp
ass Switch",International Conference on Solid-Stat
e Sensors and Actuators,1997,pp89-92に記載されてい
る光スイッチがある。この光スイッチは、シリコンに形
成したX型の溝に光ファイバを固定しておき、その交差
部に電磁力でシリコンのマイクロミラーを出し入れする
方式のものであり、高速の切り替えが可能で、ミラーの
出し入れに大きな力を必要としないため、現在は小規模
な光スイッチシステムしか実現されていないが、大規模
化が比較的容易であると考えられている。
【0006】上記光スイッチは、マイクロミラーを載せ
たシリコン板がシリコン板のビーム(梁)により支えら
れた構造をしており、マイクロミラーの裏側には銅コイ
ルが設けられ、希土類磁石が下方に置かれている。マイ
クロミラーを光路に差し入れる、即ちスイッチをONに
するときには、銅コイルに電流を流して磁界を発生させ
る。すると、その磁界により下方の磁石との間で反発力
が生じてマイクロミラーが上方に移動し、光路に入り光
を反射する。電流を流すのを停止すると、マイクロミラ
ーが下がって光路から出て、スイッチはOFFになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
可動鏡型光スイッチでは、マイクロミラーが光路に入っ
て光を反射しているときには、ビームの弾性力及び重力
並びに磁界による反発力が釣り合った位置にマイクロミ
ラーが置かれているだけで、この位置を固定保持する機
構がないため、外部から振動を加えられるとマイクロミ
ラーの位置が変わってしまい、信号光が所定の光ファイ
バに出力されなくなる。また、マイクロミラーを光路に
入れて光を反射させておくためには、銅コイルに電流を
流し続けなければならないので、このような光スイッチ
システムでは消費電力が大きくなってしまう。さらに、
電源断等の異常が生じると、マイクロミラーが初期位置
に戻ってしまうため、信頼性が低い。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、簡単な構造によ
りミラーを光反射位置に固定保持可能で且つこの固定保
持のためのエネルギーが不要な光スイッチ及びその製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、信号光を反射するミラーが信
号光路に対し進入及び退避するよう作動する光スイッチ
を対象とし、永久磁石と上記ミラーとを備えた基板と、
上記基板の上記信号光路進入方向側に配設され、強磁性
体のコア及び電磁コイルからなる電磁石と、上記基板
を、上記ミラーとともに上記信号光路に対し進入及び退
避可能に支持する弾性部材とを有し、上記永久磁石は、
上記電磁コイルへの通電により上記コアに吸着するか又
はコアから離れるように構成され、上記永久磁石が上記
コアに吸着されているときには、上記ミラーが信号光路
内へ進入している一方、永久磁石がコアから離れている
ときには、ミラーが信号光路から退避しているように構
成した。
【0010】請求項1の発明の構成であれば、永久磁石
が電磁石のコアに吸着されている状態において、ミラー
が信号光路に進入していて信号光を反射する、いわゆる
スイッチがONの状態になっているので、永久磁石と電
磁石のコアの吸着によってスイッチON状態が固定保
持、いわゆるラッチされる。ここで永久磁石のコアへの
吸着は、間に基板やミラーを介していても構わない。ス
イッチONの状態から、永久磁石を電磁石のコアから離
す、すなわちスイッチOFFとするには、電磁コイルに
通電して永久磁石に対して反発するような磁界をコアに
生じさせる。スイッチOFFからONとするには、電磁
コイルにスイッチONのときとは逆方向に通電して、永
久磁石に対して吸着するような磁界をコアに生じさせれ
ばよい。これらの永久磁石の移動時に、永久磁石ととも
に移動する基板は、弾性部材により支持されるとともに
いつも同じ進入位置及び退避位置に誘導され、スイッチ
OFF状態での基板は、永久磁石及びコア間の引き合う
力と重力と弾性部材による弾性力との釣り合いによって
その位置が決まる。また、この光スイッチをON又はO
FFするときにのみ通電すれば良く、ラッチを維持する
ためのエネルギーは必要ない。また、基板上はミラーと
永久磁石があれば良く、電磁コイルへの通電用の配線は
電磁石側に作製すれば良いため、製造が簡単で製造コス
トが低減できるとともに、光スイッチを容易に小型化で
きる。
【0011】次に、請求項2の発明は、信号光を反射す
るミラーが信号光路に対し進入及び退避するよう作動す
る光スイッチを対象とする。
【0012】そして、相対向する一対の、強磁性体のコ
ア及び電磁コイルからなる電磁石と、上記一対の電磁石
の間に配設され、永久磁石と上記ミラーとを備えた基板
と、上記基板を、上記ミラーとともに上記信号光路に対
し進入及び退避可能に支持する弾性部材とを有し、上記
永久磁石は、一対の上記電磁石のコアのうち一方に吸着
されているときに、一対の上記電磁コイルのうち少なく
とも一方への通電により該一方の電磁石のコアから他方
の電磁石のコアへと移動して該他方の電磁石のコアに吸
着されるように構成され、上記永久磁石が上記両電磁石
のコアのうち一方に吸着されているときには、上記ミラ
ーが信号光路内へ進入している一方、永久磁石が他方に
吸着されているときには、ミラーが信号光路から退避し
ているように構成されているものとする。
【0013】請求項2の発明の構成であれば、スイッチ
ON又はOFFの状態においては永久磁石が一方の電磁
石のコアに吸着されている状態であるので、永久磁石の
電磁石のコアへの吸着によってスイッチON又はOFF
状態が固定保持、すなわちラッチされる。基板とともに
ミラーを移動させてスイッチON又はOFFとするに
は、永久磁石が吸着している側の電磁石の電磁コイルに
通電して、永久磁石に対して反発するような磁界をコア
に生じさせればよい。この移動時に、基板は弾性部材に
より支持されるとともに、いつも同じ進入位置及び退避
位置に誘導される。なお、スイッチON又はOFF状態
を保持するには、電磁コイルに通電しておく必要がない
ので、この光スイッチをON又はOFFするときにのみ
通電すれば良く、ラッチを維持するためのエネルギーは
必要ない。また、請求項1の発明よりも電磁石が一つ多
いため、製造コストは少し上がるが、スイッチOFFの
ときもラッチされるため、振動等に対して常に位置変動
が内容に固定されていてスイッチとしての信頼性が高
い。
【0014】次に、請求項3の発明は、請求項1又は2
記載の光スイッチの製造方法を対象とする。
【0015】そして、シリコン板をエッチングして上記
光スイッチのミラー、基板及び弾性部材を一体に形成す
る工程と、上記基板に上記永久磁石をめっきにより形成
する工程と、上記光スイッチの電磁石を支持するための
電磁石支持部材上に該電磁石の電磁コイルを少なくとも
めっきにより形成する工程と、上記電磁石支持部材上に
上記コアをめっきにより形成する工程と、を備えたもの
とする。
【0016】請求項3の製造方法であれば、シリコン板
に順次エッチング及びめっきを施して光スイッチの基板
部分を製造するプロセスと、電磁石をめっきにより製造
するプロセスとを別々に行うので、短時間で製造できる
とともに、それぞれの設計自由度が高くなる。また、そ
れぞれのプロセスにおいて、各工程は単純であり、ま
た、各部の位置精度を高めることが容易である。電磁石
の電磁コイルは、通電したときに発生する磁界を大きく
するため、めっきと絶縁体の塗布・パターニングとを組
み合わせて、複数段積み重ねることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】(第一の実施形態)図1は、第一の実施形
態に係る光スイッチ1を斜め上から見た模式図であり、
断面の模式図を図2に示す。この光スイッチ1は、ミラ
ー2と永久磁石5とを備えた基板4が板バネ(弾性部
材)6により可動に支持され、この基板4の上方に電磁
石8が配置されている構造を有するものである。
【0019】以下、この光スイッチ1について詳しく説
明する。
【0020】基板4はシリコンからできており、その上
面には同じくシリコンから形成されたミラー2が設けら
れている。このミラー2は、八角柱の形状をしていて、
この一つの柱面が信号光の反射面10となっている。ミ
ラー2の上面には、CoNiMnP合金の磁性体からな
る円柱状の永久磁石5が設けられている。
【0021】板バネ6は、外枠9から突き出している
が、外枠9と板バネ6とは、ともにシリコンで基板4と
一体に形成されている。この板バネ6は、相対する外枠
9と基板4との間をそれらと平行なジグザグなバネ形状
をなして繋いでいる。このようにジグザグバネ形状とし
たのは、板バネ6長を長くすることにより、変形時の板
バネ6の単位長さ当たりの歪み量を小さくするためであ
る。また、基板4を確実に支持するために、一つの基板
4を二つ以上の板バネ6により支持することが好まし
い。一つの基板4に四つの板バネ6を形成し連結する
と、基板4の支持がより確実になり、特に好ましい。
【0022】上記基板4の上方に配置された電磁石8
は、図2に示すようにシリコンからなる支持板11(電
磁石支持部材)の下面に設けられており、強磁性体のコ
ア7の周りを電磁コイル3が取り巻いている。この支持
板11は、図には示していない場所で外枠9に連結支持
されている。なお、図1では支持板11は示していな
い。
【0023】次に、この光スイッチ1の駆動機構につい
て説明する。
【0024】この光スイッチ1は、ミラー2が信号光を
反射する信号光路へ進入した位置(以下、ON位置とい
う)と、信号光路から退避した位置(以下、OFF位置
という)との間を移動するように駆動されるが、この光
スイッチ1の駆動は、上記電磁コイル3に電流を流して
電磁石8を作動させることにより行われる。つまり、上
記コア7が磁化されてN極とS極が現れて、上記永久磁
石5との間で吸引や反発の力が働くことにより、光スイ
ッチ1が駆動される。
【0025】このような、電磁石8と永久磁石5との間
の力の作用を利用した駆動方法を図3に断面にて模式的
に示す。図3においては、光スイッチ1がON位置から
OFF位置に移動し、さらにON位置へ移動しようとし
ているところを順を追って示している。なお、図3では
支持板11は示していない。
【0026】図3(a)は、光スイッチ1がON位置に
ある状態を示している。この状態では、電磁コイル3に
は電流が流れていないが、コア7は強磁性体であるの
で、永久磁石5が吸着している。永久磁石5とともにミ
ラー2、基板4も上側に固定されていて、板バネ6は上
方へ撓んでいる。
【0027】次に、駆動のために、電磁コイル3に電流
を流す(図3(b))。電流の供給は、支持板11上に
形成された配線(不図示)により行う。16a,16b
は電流の方向を示す記号であって、16aは紙面裏側か
ら表側へ、16bは紙面表側から裏側への方向をそれぞ
れ示している。この電流は、その上方から見ると、コア
7の周りを時計回りに流れており、この電流によりコア
7は上がS極、下がN極の電磁石8となる。従って、吸
着している永久磁石5とは、N極同士が接することにな
るため、反発力が生じて吸着が解除され、永久磁石5が
コア7から離れる。離れた後も、上記反発力、撓んでい
る板バネ6の復元力及び重力によって、永久磁石5は下
側に駆動される。
【0028】それから、永久磁石5がOFF位置に到達
する途中で電磁コイル3への電流の供給を止める。する
と、永久磁石5、ミラー2及び基板4にかかる重力と、
板バネ6の復元力と、永久磁石5及びコア7の間の吸引
力とのバランスが取れた位置で停止する(図3
(c))。この位置がOFF位置となる。
【0029】次に、OFF位置からON位置に駆動させ
るために、電磁コイル3に図3(b)とは逆方向の電流
を流す(図3(d))。このことにより、コア7の下側
がS極となり、永久磁石5の上面側のN極を吸引する。
従って、永久磁石5が上側に駆動され、コア7に吸着し
て再度ON位置(図3(a))となる。
【0030】上記説明のように、光スイッチ1をON位
置からOFF位置へ、或いは逆にOFF位置からON位
置へと移動させるためには、電磁コイル3に通電する必
要があるが、ON位置或いはOFF位置にある光スイッ
チ1のミラー2の位置を保持するためには、通電する必
要はない。すなわち、光スイッチ1のミラー2の位置保
持のためには電力が消費されないし、光スイッチ1稼働
中に停電等で電源断が生じても、光スイッチ1のミラー
2の位置は変わらないため、信頼性が高い。また、駆動
中には、板バネ6は、その弾性力によって駆動力の一部
を担うとともに、基板4が常に同じ経路を通り、いつも
同じ進入位置及び退避位置に誘導されるように、基板4
を支持している。
【0031】次に、この光スイッチ1の製造方法につい
て説明する。
【0032】図4は、シリコンマイクロマシーニングと
めっきとによる基板4とその関連部分の製造のプロセス
を順に断面にて示した図である。
【0033】図4(a)は、三層構造のシリコン板12
の断面図であって、シリコン板12は、SiO2層13
の両面にSi層14a,14bが積層されている。図中
の上側のSi層14aは、下側のSi層14bに比べて
厚く形成されており、ミラー2を形作る部分である。下
側のSi層14bは、基板4、外枠9及び板バネ6を形
作る部分である。
【0034】このシリコン板12の二つのSi層14
a,14bとSiO2層13とをそれぞれ熱酸化膜形
成、パターニング及びエッチングをして、基板4、ミラ
ー2、外枠9及び板バネ6を形成する(図4(b))。
【0035】それから、次工程の永久磁石5形成のため
に、ミラー2上面の中央部分に電極15をスパッタ蒸着
法によるCr/Cu薄膜で形成する(図4(c))。
【0036】次に、上記電極15を用いて、磁性体であ
るCoNiMnP合金を電極15上に電解めっきにより
析出させて、永久磁石5を形成する(図4(d))。こ
うして、基板4とその関連部分が出来上がる。
【0037】図5は、電磁コイル3の製造プロセスを順
に断面にて示した図である。この電磁コイル3は、シリ
コンの板である支持板11の上面に形成される。
【0038】支持板11には、後述のコア7形成のた
め、中央部分に電極20をスパッタ蒸着法によるクロム
薄膜で形成する(図5(b))。
【0039】次に、感光性ポリイミドの塗布、露光及び
現像によるパターニングを行って、電極20の周囲の支
持板11表面に、上面に凹部18を有するコイルパター
ン用の絶縁膜17を形成する(図5(c))。このと
き、電極20の上には絶縁膜17を設けない。
【0040】この絶縁膜17の凹部18に銅めっきを施
して単層の銅コイル19を形成する(図5(d))。
【0041】上記の絶縁膜17形成と銅めっきとを繰り
返して、単層の銅コイル19を複数積層した電磁コイル
3を形成する(図5(e))。なお、図には示していな
いが、この時に電磁コイル3への電流供給配線も同時に
支持板11に形成することが好ましい。
【0042】それから、電極20を用いて、強磁性体の
パーマロイを電解めっきにより電極20上に、コア7を
形成して(図5(f))電磁石8が完成する。このと
き、コア7の上面は電磁コイル3上面よりも上にあるこ
とが好ましい。
【0043】このようにして製造した支持板11上の電
磁石8を、電磁石8側が基板4側を向くように上記基板
4とその関連部分の上方に配設し、コア7と永久磁石5
との位置を合わせて固定して光スイッチ1が完成する。
【0044】次に、本実施形態の光スイッチ1を四個用
いた2入力2出力の光スイッチシステムの概略図を図1
0に示す。なお、図10は、電磁石8部分を図示しない
で上方から見た図であるが、四つの電磁石8が、一枚の
支持板11の上に形成されている。
【0045】これら四個の光スイッチ1(1a,1b,
1c,1d)のそれぞれの外枠9は、繋がっていて外側
に延びており、外枠9であるシリコン板に設けられた各
孔37の中に各光スイッチ1が配置されている形となっ
ている。入出力のための第一出射光ファイバ31、第二
出射光ファイバ32、第一入射光ファイバ33及び第二
入射光ファイバ34は、それぞれ外枠9の外側に延びた
部分にシリコンで形成された四つのV溝35にそれぞれ
固定されている。
【0046】図10(a)では、図の左上の光スイッチ
1aと右下の光スイッチ1dとが、OFF位置になって
おり、右上の光スイッチ1bと左下の光スイッチ1cと
が、電磁石8にそれぞれ吸着固定されていてON位置に
なっている。そのため、第一出射光ファイバ31から出
た光は、左下の光スイッチ1cにより反射されて第一入
射光ファイバ33に入る。第二出射光ファイバ32から
出た光は、右下の光スイッチ1dの上を通過して、右上
の光スイッチ1bにより反射されて第二入射光ファイバ
34に入る。
【0047】図10(b)では、四個の光スイッチ1
a、1b、1c、1dのON位置とOFF位置とが、図
10(a)とは逆になっているため、第一出射光ファイ
バ31から出た光は、左下の光スイッチ1cの上を通過
し、左上の光スイッチ1aにより反射されて第二入射光
ファイバ34に入る。第二出射光ファイバ32から出た
光は、右下の光スイッチ1dにより反射されて第一入射
光ファイバ33に入る。
【0048】これまで説明したように、本実施形態の光
スイッチ1は、ミラー2を備えた基板4に形成された永
久磁石5が、基板4の上方に置かれた電磁石8に吸着す
ることにより、光スイッチ1のON位置を固定保持する
ので、外部から振動が加わってもON位置の位置変動が
生じず安定して作動する。このようなON位置と永久磁
石5が電磁石8から離れて停止しているOFF位置との
切り替えは、電磁石8の電磁コイル3に電流を流すこと
により行うことができるので、スイッチ動作を容易に行
える。また、光スイッチ1をON位置或いはOFF位置
に固定保持するのに、電力が消費されないので低コスト
で使用できるとともに、異常事態により電源断となって
も、その時点での光スイッチ1のON位置或いはOFF
位置は変動しないので信頼性が高い。また、基板4が板
バネ6により支持されていて、常に同じON位置及びO
FF位置になるように誘導されるため、作動信頼性が高
い。さらに光スイッチ1の製造は、シリコン板のエッチ
ングとそれに続く永久磁石5のめっきによる形成並びに
別工程でのめっきによる電磁コイル3及びコア7の形成
により行われるので、工程が単純で簡単であり、また、
各部分を位置精度高く形成できるとともに、別々の工程
でそれぞれの部材を製造するので、トータルの製造時間
を短縮できる。また、電磁コイル3やコア7の設計の自
由度が上がり、強力な電磁石8とすることができる。ま
た、通電のための配線は支持板11上に設けるため基板
4側に設ける必要がないので、基板4側の各部材の設計
の自由度が上がるとともに、全体を小型化できる。
【0049】(第二の実施形態)図6は、第二の実施形
態に係る光スイッチ1を斜め上から見た模式図であり、
図7に断面の模式図を示す。本実施形態の光スイッチ1
は、第一の実施形態の光スイッチ1に基板4下側にも永
久磁石25を形成して、さらにその下方に下側の電磁石
28を備えているものである。
【0050】以下、この光スイッチ1の第一の実施形態
と異なる点について詳しく説明する。
【0051】基板4から上側は第一の実施形態と全く同
じである。基板4の、上側の永久磁石5に相当する下面
の位置には、上側の永久磁石5と同じ素材でほぼ同形状
の下側の永久磁石25が形成されている。
【0052】下側の永久磁石25のさらに下方には、下
側の電磁石28が配置されている。下側の電磁石28
は、上側の電磁石8と同素材同形状であって、上側の電
磁石8を上下逆にした構成である。すなわち、支持板2
1の上面に強磁性体のコア27が設けられて下側の永久
磁石25と相対しており、このコア27の周囲に電磁コ
イル23が設けられている。これらの支持板11,21
は、図には示していない場所で外枠9に連結支持されて
いる。なお、図6では支持板11,21は示していな
い。
【0053】次に、図8に示すこのスイッチ1の駆動機
構について説明する。
【0054】図8(a)は、光スイッチ1がON位置に
ある状態を示しており、図8(b)は、ON位置からO
FF位置へ駆動するために上側の電磁石3に通電した状
態を示している。この二つの状態は、第一の実施形態と
同じである。
【0055】図8(b)の状態から上側の永久磁石5が
上側の電磁石8から離れて、永久磁石5と電磁石8との
反発力、板バネ6の復元力及び重力によって下側に駆動
される。基板4がこのように下側に移動している途中
に、電磁コイル3への電流の供給を止める。そして、図
8(c)に示すように、下側の永久磁石25が下側の電
磁石28のコア27に吸着されて基板4は停止する。こ
の位置がOFF位置となる。
【0056】次に、OFF位置からON位置へ駆動させ
るために、下側の電磁コイル23に図8(b)と同じ向
きの電流を流す(図8(d))。すると、下側のコア2
7の上部がS極となり、吸着している下側の永久磁石2
5とは、S極同士が接することになるため、反発力が生
じて吸着が解除され、下側の永久磁石25が下側のコア
27から離れる。以降、図8(b)から図8(c)への
駆動と同じような作用により、再度図8(a)のON状
態になる。
【0057】本実施形態の駆動機構では、第一の実施形
態とは異なり、ON位置に加えてOFF位置でもラッチ
機構が備わっている。また、ラッチされているときには
電力が消費されないので、ON、OFFいずれの位置に
おいても信頼性が高い。
【0058】次に、この光スイッチ1の製造方法につい
て説明する。
【0059】図9は、シリコンマイクロマシーニングと
めっきとによる基板4とその関連部分の製造のプロセス
を順に断面にて示した図である。第一の実施形態と同じ
部分が多いので、異なるところを説明する。
【0060】図9(a),(b)は、第一の実施形態と
同じである。
【0061】次に、下側の永久磁石25を形成するため
に、基板4の下側に電極45となるCr/Cu薄膜を形
成する(図9(c))。これは、上側のCr/Cu薄膜
形成と同時或いは順次行う。
【0062】それから、上記電極45を用いて電解めっ
きによりCoNiMnP合金を析出させて、下側の永久
磁石25を形成する(図9(d))。このとき、上側の
永久磁石5も同時に形成する。こうして、基板4とその
関連部分が出来上がる。
【0063】電磁石8,28は、第一の実施形態と全く
同じ製造方法で上下とも製造できる。
【0064】また、本実施形態の光スイッチ1を四個用
いた2入力2出力の光スイッチシステムも、第一の実施
形態と同様の構成であり、同様に作動する。
【0065】これまで説明したように、本実施形態の光
スイッチ1は、第一の実施形態の作用効果に加えて、O
FF位置もラッチされていて、振動が外部から加わって
も位置変動が生じず安定して作動する。また、OFF位
置において永久磁石25と電磁石28との反発力により
ON位置への駆動が開始されるから、OFF位置からO
N位置への駆動がより確実に行える。
【0066】(その他の実施形態)上述の二つの実施形
態は、本発明の例であって、本発明はこれらの例に限定
されない。たとえば、ミラー2や基板4、板バネ6、支
持板11等を金属や樹脂等で形成しても構わないし、電
磁コイル3,23やコア7,27及び永久磁石5,25
をめっき以外の方法で作成しても構わない。各構成部材
或いは一部の構成部材を別々に作成して組み立てても構
わない。また、支持板11,21は、外枠9以外のもの
に支持されていても良い。ミラー2形状は、三角柱や四
角柱等の多角柱であっても構わないし、基板4上に屹立
した平板状であっても構わない。基板4の形状も四角以
外の多角形や円形等でもよい。板バネ6も外枠9から突
き出して、基板4の回りを約半周から一周する形状など
でもよく、また、外枠9から突き出していても、下方の
基台から立ち上がっていたり等していてもよい。また、
弾性部材は板バネ6に限定されない。電磁コイル3の積
層段数や大きさ、形状等も特に限定されない。電磁コイ
ル3を構成する物質は、コイルとしての機能を果たすも
のであればどのようなものでも構わない。コア7,27
を構成する物質も、強磁性体であればどのようなもので
も構わない。永久磁石5,25の構成する物質も、永久
磁石として作用すればどのようなものでも構わないし、
形状も円柱や多角柱等どのような形状でもよい。また、
形成する位置もミラー2の上下の位置でなくてもよく、
基板4上或いは基板4からはみ出した位置でも構わな
い。コア7,27の形状も円柱形でなくてもよく、多角
柱状等が挙げられる。第二の実施形態において、ミラー
2及び基板4に貫通孔を設けて、永久磁石5,25をそ
の貫通孔内とその上下に飛び出るようにして、一体とし
て形成しても良い。
【0067】また、光スイッチ1の製造方法も工程順番
を入れ替えたり、他の工程を挿入しても構わない。ま
た、シリコンエッチングやめっきは、RIE、ウェット
エッチング等のエッチング方法や電解めっき、無電解め
っき等のめっき方法のようにどのような方法を用いても
構わない。
【0068】さらに、駆動方法も、第二の実施形態の図
8に示す方法において、上側の電磁コイル3に電流を流
して上側の永久磁石5が上側のコア7から離れた後は、
電流停止のタイミングは特に限定されず、図8(b)、
(c)において、即ちON位置からOFF位置に到達す
る間に上下の電磁コイル3,23双方に電流を流してお
いても或いは一時的に一方のみ流しておいても構わな
い。また、OFF位置からON位置に駆動するときも電
流に関しては同様である。第一の実施形態の駆動方法に
おいても、電流の供給・停止のタイミングについては特
に限定されない。
【0069】光スイッチ1のON位置OFF位置も、例
えば、上記実施形態と上下逆でも構わないし、特に限定
されない。光スイッチシステムに用いられる光スイッチ
の数は特に限定されないし、配置についてもどのように
配置をしても構わない。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に述べる効果を奏する。
【0071】光スイッチが信号光路に進入した状態にお
いて、永久磁石と強磁性体のコアとが吸着することによ
ってラッチされるので、振動等により位置変動が生じ
ず、安定していて信頼性が高い。また、ラッチ状態はエ
ネルギーを加えることなく維持されるので、消費電力が
低く低コストで運用でき、異常事態での電源断でも位置
変動が起きず信頼性が高い。また、シリコン板によるエ
ッチングとめっきにより製造されるので、各工程が単純
で簡単である。また、電磁石は別工程で製造するので、
全体の製造時間を短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係る光スイッチの斜視模式図
である。
【図2】第一の実施形態に係る光スイッチの断面模式図
である。
【図3】第一の実施形態に係る光スイッチの駆動方法を
示した図であり、(a)はON位置を示す断面図であ
り、(b)はON位置からOFF位置への駆動のため電
磁コイルに電流を流し始めた状態を示す断面図であり、
(c)はOFF位置を示す断面図であり、(d)はOF
F位置からON位置への駆動のため電磁コイルに電流を
流し始めた状態を示す断面図である。
【図4】第一の実施形態に係る光スイッチの基板部分の
製造プロセスを示した図であり、(a)は三層構造のシ
リコン板の断面図であり、(b)はシリコン板をパター
ニングした断面図であり、(c)は永久磁石形成用電極
を形成した断面図であり、(d)は電解めっきにより永
久磁石を形成した断面図である。
【図5】第一の実施形態に係る光スイッチの電磁石の製
造プロセスを示した図であり、(a)はシリコンの支持
板の断面図であり、(b)はコイルベースにコア形成用
電極を形成した断面図であり、(c)はコイルパターン
用絶縁膜を形成した断面図であり、(d)は銅めっきに
より単層の銅コイルを形成した断面図であり、(e)は
(c)、(d)を複数回繰り返して電磁コイルを形成し
た断面図であり、(f)はパーマロイめっきによりコア
を形成した断面図である。
【図6】第二の実施形態に係る光スイッチの斜視模式図
である。
【図7】第二の実施形態に係る光スイッチの断面模式図
である。
【図8】第二の実施形態に係る光スイッチの駆動方法を
示した図であり、(a)はON位置を示す断面図であ
り、(b)はON位置からOFF位置への駆動のため上
側の電磁コイルに電流を流し始めた状態を示す断面図で
あり、(c)はOFF位置を示す断面図であり、(d)
はOFF位置からON位置への駆動のため下側の電磁コ
イルに電流を流し始めた状態を示す断面図である。
【図9】第二の実施形態に係る光スイッチの基板部分の
製造プロセスを示した図であり、(a)は三層構造のシ
リコン板の断面図であり、(b)はシリコン板をパター
ニングした断面図であり、(c)は永久磁石形成用電極
を形成した断面図であり、(d)は電解めっきにより永
久磁石を形成した断面図である。
【図10】(a)、(b)は、実施形態1に係る光スイ
ッチを四個用いた光スイッチシステムのそれぞれ異なる
接続状態を示す平面概略図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d 光スイッチ 2 ミラー 3,23 電磁コイル 4 基板 5,25 永久磁石 6 板バネ(弾性部材) 7,27 コア 8,28 電磁石 11 支持板(電磁石支持部材) 12 シリコン板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 学 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 2H041 AA16 AB13 AC05 AZ02 AZ08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光を反射するミラーが信号光路に対
    し進入及び退避するよう作動する光スイッチであって、 永久磁石と上記ミラーとを備えた基板と、 上記基板の上記信号光路進入方向側に配設され、強磁性
    体のコア及び電磁コイルからなる電磁石と、 上記基板を、上記ミラーとともに上記信号光路に対し進
    入及び退避可能に支持する弾性部材とを有し、 上記永久磁石は、上記電磁コイルへの通電により上記コ
    アに吸着するか又はコアから離れるように構成され、 上記永久磁石が上記コアに吸着されているときには、上
    記ミラーが信号光路内へ進入している一方、永久磁石が
    コアから離れているときには、ミラーが信号光路から退
    避しているように構成されていることを特徴とする光ス
    イッチ。
  2. 【請求項2】 信号光を反射するミラーが信号光路に対
    し進入及び退避するよう作動する光スイッチであって、 相対向する一対の、強磁性体のコア及び電磁コイルから
    なる電磁石と、 上記一対の電磁石の間に配設され、永久磁石と上記ミラ
    ーとを備えた基板と、 上記基板を、上記ミラーとともに上記信号光路に対し進
    入及び退避可能に支持する弾性部材とを有し、 上記永久磁石は、一対の上記電磁石のコアのうち一方に
    吸着されているときに、一対の上記電磁コイルのうち少
    なくとも一方への通電により該一方の電磁石のコアから
    他方の電磁石のコアへと移動して該他方の電磁石のコア
    に吸着されるように構成され、 上記永久磁石が上記両電磁石のコアのうち一方に吸着さ
    れているときには、上記ミラーが信号光路内へ進入して
    いる一方、永久磁石が他方に吸着されているときには、
    ミラーが信号光路から退避しているように構成されてい
    ることを特徴とする光スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光スイッチの製造
    方法であって、 シリコン板をエッチングして上記光スイッチのミラー、
    基板及び弾性部材を一体に形成する工程と、 上記基板に上記永久磁石をめっきにより形成する工程
    と、 上記光スイッチの電磁石を支持するための電磁石支持部
    材上に該電磁石の電磁コイルを少なくともめっきにより
    形成する工程と、 上記電磁石支持部材上に上記コアをめっきにより形成す
    る工程と、を備えたことを特徴とする光スイッチの製造
    方法。
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