JP2002023069A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP2002023069A
JP2002023069A JP2000211717A JP2000211717A JP2002023069A JP 2002023069 A JP2002023069 A JP 2002023069A JP 2000211717 A JP2000211717 A JP 2000211717A JP 2000211717 A JP2000211717 A JP 2000211717A JP 2002023069 A JP2002023069 A JP 2002023069A
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optical
optical switch
substrate
switch according
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JP2000211717A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hirata
嘉裕 平田
Tomoki Sano
知己 佐野
Mitsuaki Tamura
充章 田村
Kazuto Saito
和人 斎藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信網の全光化に十分に対処できる小型で
簡素な光スイッチを提供する。 【解決手段】 光スイッチ1は、光ファイバF1〜F4
保持した光導波部2を有し、この光導波部2の上方には
ミラー部8が配置されている。このミラー部8は、基板
9の表面に固定された渦巻きばね10と、この渦巻きば
ね10の内側端部に固定され、光ファイバF1〜F4から
の出射光を反射させるミラー11とからなっている。こ
のようなミラー部8は、X線リソグラフィと電鋳を用い
て一体形成されている。ミラー部8の上部には、光スル
ー位置と光遮断位置との間でミラー11を上下動させる
電磁石19が設けられている。光導波部2の基板3の裏
面には、ミラー11の位置保持手段としての永久磁石2
3が固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光計測な
どに用いられる光スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IT革命に象徴されるように、通
信技術が世界を大きく変えつつある。その流れの中で情
報量の飛躍的増大が起きており、それを支える情報通信
ネットワーク技術の進歩も著しい。これまでにも光ファ
イバの導入により通信容量が増大してきたが、それだけ
では追いつかなくなり、波長多重伝送、全光化ネットワ
ークなどの技術が世界中で研究開発されている。その中
のキーデバイスの一つが光スイッチである。この光スイ
ッチは、光から電気に変換し、それをスイッチング処理
して電気から光に変換していた従来のものを、光信号自
体のスイッチング処理が行えるようにした素子である。
今後、波長多重化が進むに従って、その処理量は飛躍的
に増大すると考えられるが、その分だけ光スイッチが大
型になる等といった問題が多い。
【0003】そこで、近年では、マイクロマシン技術を
用いた光スイッチの開発が活発に行われている。例え
ば、Robustness and reliability of Micromachined sc
anningmirrors, Proc.of MOEMS'99, pp.120-125,1999に
は、表面マイクロマシニングによって形成したミラー
を、同時に形成した静電アクチュエータで基板上に立て
て使用するものが記載されている。また、Micromachine
s for Wavelength Multiplexed Telecommunications, P
roc. of MOEMS'99, pp.126-131, 1999には、表面マイク
ロマシン技術で形成したミラーを、基板上で数度チルト
することで光の反射方向を変える方式が記載されてい
る。さらに、Micro-opto-Mechanical 2×2 Switch for
Single-Mode Fibers Based on Plasma-Etched Silicon
Mirror and Electrostatic Actuation, J. of Lightwav
e tech.,Vol.17, No.1, pp.2-6, 1999には、構造体の側
面をミラーとして使用すると共に、このミラーを櫛歯型
静電アクチュエータにより駆動するようにした2×2光ス
イッチが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今後、光通信網の全光
化が行われる場合には、多数の光スイッチが必要となる
が、上述したいずれの従来技術も、そのような大規模化
に適した小型の光スイッチとしては十分に満足できるも
のではない。
【0005】本発明の目的は、光通信網の全光化に十分
に対処できる小型で簡素な光スイッチを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光スイッチは、
複数本の光ファイバを保持した光導波部と、光導波路に
対して上下方向に弾性変形自在に設けられた弾性部材
と、弾性部材に固定され、光ファイバからの出射光を遮
断するミラーと、ミラーを吸引または反発させることに
より、光ファイバからの出射光を通す第1位置と光ファ
イバの出射光を遮断する第2位置との間でミラーを上下
動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】このような光スイッチにおいて、例えばミ
ラーが第1位置にあるときに弾性部材が初期状態となる
場合、ミラーを反発させるように駆動手段を作動する
と、ミラーは、弾性部材を付勢力に抗して弾性変形させ
ながら下降して第2位置に達する。一方、ミラーが第2
位置にあるときに弾性部材が初期状態となる場合には、
ミラーを吸引させるように駆動手段を作動すると、ミラ
ーは、弾性部材を付勢力に抗して弾性変形させながら上
昇して第1位置に達する。このようにミラーを光導波部
に対して上下方向に移動させる構成とした場合は、駆動
手段を弾性部材の上側または下側に設けることができ
る。この場合には、ミラー駆動のための水平方向のスペ
ースを小さくできるので、光スイッチが小型になる。ま
た、n×nマトリクススイッチ等の大規模スイッチを構
成した場合には、狭ピッチ化が図れるので、光スイッチ
全体として小型化が可能となる。さらに、弾性部材にミ
ラーを固定し、ミラーを吸引または反発させて上下動さ
せる構成としたので、ミラー駆動のための構造が簡単に
なる。従って、光通信網の全光化に十分に対処すること
が可能となる。
【0008】好ましくは、ミラーは磁性体からなり、駆
動手段は、電磁力によってミラーを吸引または反発させ
る手段である。これにより、駆動手段を簡単な構成で実
現できる。また、駆動手段が小型な構造であっても、ミ
ラーの移動量を大きくとることができる。
【0009】また、ミラーは金属からなり、駆動手段
は、静電力によってミラーを吸引または反発させる手段
であってもよい。これにより、駆動手段を簡単な構成で
実現できる。また、小型な構造の駆動手段が比較的容易
に製作できる。
【0010】また、好ましくは、駆動手段によりミラー
が第1位置または第2位置に達したときに、駆動手段の
作動を停止してもミラーを当該位置に維持する位置保持
手段を更に備える。これにより、駆動手段に電気信号を
供給し続ける必要がなくなるため、電力消費量を削減で
きる。
【0011】この場合、位置保持手段は、ミラーに対し
て吸引可能な部材で構成されていることが好ましい。こ
れにより、位置保持手段を簡単な構成で実現できる。
【0012】さらに、好ましくは、ミラーは、X線リソ
グラフィおよび電鋳を用いることにより弾性部材と一体
形成されている。これにより、ミラー反射面の平坦度が
良くなると共に、Deep-RIEによりミラーを製作する場合
に比べて、ミラー反射面の表面粗さが小さくなるので、
高い反射率を得ることができる。従って、ミラーが第2
位置に達したときに、光ファイバから出射されてミラー
で反射した光を他の光ファイバに入射させる時の光損失
(結合ロス)を低減できる。
【0013】また、好ましくは、光導波部の基板の上面
部には、ミラーが前記第2位置に達した時にミラーを位
置決めするための凹部または突起部が設けられている。
これにより、ミラーが第2位置に達したときには、光導
波部の光ファイバやレンズ等の光学素子に対してミラー
が高精度に位置決めされるため、光ファイバから出射さ
れてミラーで反射した光を他の光ファイバに入射させる
時の光損失を低減できる。
【0014】この場合、弾性部材は渦巻きばねであり、
ミラーは、渦巻きばねの内側端部に固定されていること
が好ましい。これにより、光導波部の基板に上記のミラ
ー位置決め用の凹部または突起部が設けられている場
合、ミラーが第1位置から第2位置に移動する際に、渦
巻きばねが弾性変形した時に生じる回転力によって、ミ
ラー反射面の下部が凹部または突起部の側壁面に突き当
たるようになる。従って、ミラーが光ファイバやレンズ
等に対してより精度良く位置決めされる。
【0015】また、弾性部材は片持ち梁であり、ミラー
は、片持ち梁の先端部に固定されている構成であっても
よい。これにより、光導波部の基板に上記のミラー位置
決め用の凹部または突起部が設けられている場合、ミラ
ーが第1位置から第2位置に移動する際に、片持ち梁の
ばね力によって、ミラー反射面の下部が凹部または突起
部の側壁面に突き当たるようになる。従って、ミラーが
光ファイバやレンズ等に対してより精度良く位置決めさ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光スイッチの
好適ないくつかの実施形態について、2×2光スイッチ
を例にとって、図面を参照しながら説明する。なお、各
実施形態において同一または同等の部材には同じ符号を
付すものとする。
【0017】図1は、本発明の第1の実施形態による光
スイッチを示す断面図であり、図2はそのII−II線
断面図である。これらの図において、光スイッチ1は、
4本の光ファイバF1〜F4が導入される光導波部2を有
している。光導波部2は、シリコン等からなる基板3を
有し、この基板3の両端部には、光ファイバF1,F2
び光ファイバF3,F4をそれぞれ保持した1対のファイ
バ保持部4が設けられている。各ファイバ保持部4は、
例えば、平行に延びる2本の断面V字型のファイバ整列
溝を有し、これらのファイバ整列溝内に光ファイバF1
〜F4が収容され固定されている。
【0018】基板3の上面部における両ファイバ保持部
4間には、光ファイバF1〜F4から出射した光をコリメ
ートすると共に光ファイバF1〜F4に入射する光を集光
する1対のレンズ5がそれぞれ配置されている。このレ
ンズ5としては、ボールレンズ、円柱レンズ、球面レン
ズ、非球面レンズ等が用いられる。また、基板3の上面
部における両レンズ5間には、ミラー位置決め用の凹部
6が形成されている。この凹部6の両側壁面の上部に
は、テーパ面6aが形成されている。なお、このように
構成された光導波部2の水平方向寸法は、例えば6mm
×6mmである。
【0019】光導波部2の基板3の4つの角部には支持
用突起7が設けられ、これらの支持用突起7にはミラー
部8が支持されている。このミラー部8は、リング状の
基板9と、この基板9の表面(下面)に固定された渦巻
きばね10と、この渦巻きばね10の先端部(内側端
部)に固定されたミラー11とを有している。
【0020】渦巻きばね10における基板9との係合部
分よりも内側の領域は、光導波部2に対して上下方向に
弾性変形する様になっており、その領域に含まれる渦巻
きばね10の先端部にミラー11が固定されているの
で、ミラー11は光導波部2に対して上下動可能とな
る。ここで、渦巻きばね10が図1に示すように初期状
態にあるときは、ミラー11は基板3の凹部6の真上に
位置し、渦巻きばね10が図3に示すように下方に弾性
変形すると、ミラー11が凹部6内に入り込むように構
成されている。
【0021】ミラー11が図1に示す位置(第1位置)
にある状態では、各光ファイバF1〜F4から出射される
光がスルーされる。具体的には、光ファイバF1,F4
一方から出射された光が他方に入射されると共に、光フ
ァイバF2,F3の一方から出射された光が他方に入射さ
れる。一方、ミラー11が図3に示す位置(第2位置)
にある状態では、各光ファイバF1〜F4から出射される
光がミラー11により遮断される。具体的には、光ファ
イバF1,F2の一方から出射された光が他方に向かって
反射すると共に、光ファイバF3,F4の一方から出射さ
れた光が他方に向かって反射する。
【0022】このようなミラー部8の製作工程を図4に
示す。まず、シリコン基板9Aの表面に渦巻きばね10
を形成すると共に、シリコン基板9Aの裏側にシリコン
エッチング用マスク12を形成する(図4(a)参
照)。
【0023】渦巻きばね10は、ポリシリコン膜をCV
Dあるいはスパッタで成膜し、その後フォトリソグラフ
ィおよびドライエッチングを行うことによって形成す
る。渦巻きばね10の材料としては、窒化シリコン、酸
化シリコン、タングステン等も使用可能である。また、
金属製の渦巻きばね10を電鋳で形成することも可能で
ある。例えば、シリコン基板上にチタンをスパッタ成膜
して表面を導電化した後、フォトリソグラフィ及び電鋳
を行って形成する。この場合の材料としては、良好なば
ね特性が得られるようニッケル、ニッケルコバルト、パ
ーマロイ(ニッケル鉄合金)等が選択される。
【0024】シリコンエッチング用マスク12は、最後
の工程であるシリコンウェットエッチング(図4(g)
参照)の際に、シリコン基板9Aの溶かさない部分を覆
っておくためのものである。このシリコンエッチング用
マスク12は、窒化シリコンをCVDで成膜した後、フ
ォトリソグラフィとドライエッチングで形成する。
【0025】続いて、渦巻きばね10の上部にチタンを
スパッタ成膜して導電性膜13を形成し、その後導電性
膜13の表面にX線用レジストを塗布してレジスト膜1
4を形成する(図4(b)参照)。このレジストとして
は、PMMA(メタクリル酸メチルの重合体)あるいは
メタクリル酸メチルとメタクリル酸の共重合体を使用す
る。レジスト塗布は、メタクリル酸メチルやメタクリル
酸のモノマーを部分的に重合させたシロップを調整し、
これを基板上に塗布した後、加熱して完全に重合させる
方法で行う。
【0026】続いて、シンクロトロン放射光(SR)を
用いたリソグラフィを行う(図4(c)参照)。SRと
しては1〜3オングストロームの波長を主に使用する。
これは軟X線と呼ばれる領域で、波長が短いので数μm
のパターンであっても回折の影響を受けずに露光でき
る。また、透過性が良いので数百μmの厚さのレジスト
膜14でも露光可能であり、直進性が良いので基板9A
に対して垂直なレジスト構造体を形成できる。ここで
は、厚さ200μmのレジストを塗布し、幅50μm、
長さ1mmのパターンを転写した。また、マスク15と
しては、2μm厚の窒化シリコンを支持膜(メンブレ
ン)16とし、5μm厚のタングステン吸収体17が形
成されたものを使用した。その後、現像を行うことによ
って、ホール18が形成される(図4(d)参照)。
【0027】次に、ホール18に対し電鋳を行って、ミ
ラー11Aを形成する(図4(e)参照)。ここでは、
電磁石(後述)の極性によって反発・吸着させるため、
強磁性材料を電鋳する。この材料としては、ニッケル、
鉄等でも良いが、コバルト・ニッケル・マンガン・リン
のように保持力の強いものを用いるのが好ましい。
【0028】このようにミラー11Aの形成にX線リソ
グラフィと電鋳を用いると、基板9Aに対するミラー面
の垂直度が非常に良く、アスペクト比(縦横比)の高い
ミラーを得ることができる。また、Deep-RIEによりミラ
ーを製作する場合に比べて、表面粗さが小さくなる(例
えば算術平均粗さが30nm以下程度に抑えられる)ので、
反射率が例えば99%程度のミラーを得ることができ
る。
【0029】続いて、レジスト膜14およびチタン膜1
3を除去する(図4(f)参照)。これらの除去は、酸
素とフロンガスを用いたアッシングにより行う。その
後、ミラー11Aに対して着磁を施し、永久磁石ミラー
11を形成する。そして、最後にウェットエッチングに
よってシリコン基板9Aの中央部を溶解する(図4
(g)参照)。このウェットエッチングには、80℃に
加熱した水酸化カリウム水溶液を用いる。このようにし
て、渦巻きばね10と一体形成されたミラー11が得ら
れる。
【0030】図1〜図3に戻り、以上のようにして形成
されたミラー部8のミラー11は、電磁石19により駆
動される。この電磁石19は、パーマロイ(ニッケル鉄
合金)など透磁率の高い材料からなる円柱状の磁芯20
と、この磁芯20の外側に配置されると共に基板9の裏
面(上面)に固定され、コイル(極細線)21が巻回さ
れたコイル部22とからなっている。このような電磁石
19において、コイル21に所定方向の電流を流すと、
ミラー11は磁芯20に対して反発し、コイル21に逆
方向の電流を流すと、ミラー11は磁芯20に吸引され
る。このようにミラー11の駆動手段として電磁石19
を用いると、小型の電磁石19であっても、ミラー11
の駆動ストロークを長くすることが可能である。
【0031】また、光導波部2の基板3の裏面には、ミ
ラー11の位置保持手段としての永久磁石23が固着さ
れている。この永久磁石23は、渦巻きばね10の付勢
力に打ち勝つような磁力を有している。これにより、ミ
ラー11が図3に示すように基板3の凹部6内に挿入さ
れた状態で、電磁石19をOFFにしても、永久磁石2
3によりミラー11は凹部6内に入り込んだままの状態
となる。従って、この場合には、電磁石19のコイル2
1を通電し続ける必要がなくなるため、電力消費量の削
減を図ることができる。
【0032】以上のような光スイッチ1を組み付ける場
合、まずミラー部8を光導波部2に結合する。このと
き、光導波部2の基板3及びミラー部8の基板9の各接
合部分に位置決め用のマークを形成しておき、それらを
支持用突起7を介して合わせ、アセンブリする。これに
より、ミラー部8を光導波部2に対して精度良く位置決
めできる。その後、電磁石19をミラー部8の裏面(上
面)に接着・固定する。そして、永久磁石23を光導波
部2の基板3の裏面に貼り付ける。最後に、電磁石19
と電気回路(図示せず)との間を配線し、これにより光
スイッチ1が完成する。
【0033】このような光スイッチ1にあっては、ミラ
ー11を光導波部2に対して上下に移動可能にすると共
に、電磁石19をミラー部8の上部に配置した構成とし
たので、光スイッチ1の水平方向の寸法を小さくでき
る。従って、このような光スイッチ1を多数用いる大規
模スイッチを構成する場合には、狭ピッチ化が図られる
ため、光スイッチを小型化できる。また、渦巻きばね1
0にミラー11を固定し、電磁石19によりミラー11
を反発・吸引させて上下動させる構成としたので、ミラ
ー駆動のための構造が簡単になる。これにより、今後の
光通信網の全光化に十分に対処できる。
【0034】以上のように構成した光スイッチ1におい
て、ミラー11が図1に示す位置にあるときは、光ファ
イバF1,F4が光結合すると共に、光ファイバF2,F3
が光結合する。これにより、例えば光ファイバF1から
出射した光は、1対のレンズ5を通って光ファイバF4
に入射し、光ファイバF3から出射した光は、1対のレ
ンズ5を通って光ファイバF2に入射する。
【0035】その状態で、電磁石19を励磁させると、
ミラー11は電磁石19に対して反発するため、ミラー
11は渦巻きばね10を弾性変形させた状態で下降し
て、図3に示す位置に達する。
【0036】このとき、凹部6の開口部にはテーパ面6
aが形成されているので、ミラー11は凹部6内にスム
ーズに入り込む。また、ミラー11が凹部6内に挿入さ
れると、渦巻きばね10に生じる回転力によってミラー
11の一側面の下端部が凹部6の側壁面に突き当たる。
このため、ミラー11が凹部6内に挿入しやすいように
凹部6に十分な幅を設けても、ミラー11が光ファイバ
1〜F4やレンズ5に対して高精度に位置決めされる。
それに加えて、ミラー11は、上述したように反射面の
平坦度が良く、しかもアスペクト比が高くなるように製
作されるので、光ファイバF1〜F4に対するミラー11
の角度ずれを低減することができる。
【0037】ミラー11が図3に示す位置にあるとき
は、ミラー11での光の反射によって、光ファイバ
1,F2が光結合すると共に、光ファイバF3,F4が光
結合する。これにより、例えば光ファイバF1から出射
した光は、ミラー11の一側の反射面で反射して光ファ
イバF2に入射し、光ファイバF3から出射した光は、ミ
ラー11の他側の反射面で反射して光ファイバF4に入
射する。このとき、光ファイバF1〜F4に対するミラー
11の角度ずれが効果的に抑えられると共に、上述した
ように反射率の高いミラー11を用いているので、反射
光を光ファイバに入射する時の光損失(結合ロス)を低
減できる。
【0038】また、この状態では、ミラー11は永久磁
石23に吸引されるため、電磁石19をオフにしても、
ミラー11は、凹部6内に入ったままの光遮断位置に維
持される。その後、電磁石19が逆に励磁されると、ミ
ラー11は、永久磁石23の磁力よりも高い電磁石19
の吸引力によって図1に示す光スルー位置に戻る。
【0039】なお、本実施形態では、光導波部2の基板
3上にミラー位置決め用の凹部6を設けた構成とした
が、この凹部6の代わりに、ミラー位置決め用の突起部
を設けてもよい。
【0040】図5は、本発明の第2の実施形態による光
スイッチを示す断面図である。同図において、本実施形
態の光スイッチ31は、ミラー11の駆動方向を第1の
実施形態と反対にしたものである。
【0041】この光スイッチ31の電磁石32は、第1
の実施形態と同じ磁芯33を有し、この磁芯33にミラ
ー11の位置保持機能を持たせている。従って、光導波
部2の基板3の裏面には、第1の実施形態のような永久
磁石23を設ける必要がなくなる。これにより、第1の
実施形態に比べて構造が簡単になる。
【0042】このような光スイッチ31において、渦巻
きばね10の初期状態では、ミラー11は光導波部2の
凹部6に挿入された光遮断位置にある。この状態で、電
磁石32を励磁すると、ミラー11は電磁石32に吸引
される。このため、ミラー11は、渦巻きばね10を上
方に弾性変形させながら凹部6から引き出され、図6に
示すように磁芯33に吸着される。つまり、ミラー11
は光スルー位置に達することになる。
【0043】このとき、渦巻きばね10は、ミラー11
が磁芯33に吸着された状態で電磁石32をOFFして
も、ミラー11が磁芯33から離れないようなばね力を
有している。これにより、電磁石32のコイル21に給
電することなしに、ミラー11を光スルー位置に維持し
ておくことができる。電磁石32を逆に励磁すると、電
磁石32の反発力と渦巻きばね10のばね力との合力を
受けてミラー11は磁芯33から離れ、図5に示す光遮
断位置に戻る。
【0044】図7は、本発明の第3の実施形態による光
スイッチを示す断面図である。同図において、本実施形
態の光スイッチ41は、第1の実施形態における電磁石
19とは構造の異なる電磁石を設けたものである。
【0045】この光スイッチ41の電磁石42は、渦巻
きばね10に固定されたコイル部43を有している。こ
のコイル部43は、第1の実施形態のように後からミラ
ー部8に装着するものではなく、リソグラフィやエッチ
ング等で製作されたものである。この場合には、電磁石
42の配線はコイル部43の製作と同時に行えるので、
手間が省ける。このような構成は、素子数が少ないとき
は特に問題にならないが、1000×1000チャンネル等、光
スイッチが大規模化してきたときに有効である。
【0046】図8は、本発明の第4の実施形態による光
スイッチを示す断面図である。同図において、本実施形
態の光スイッチ46は、第3の実施形態における電磁石
42を改良したものである。
【0047】この光スイッチ46の電磁石47は、上述
したコイル部43に加えて、基板9の裏面に固定された
パーマロイ等からなる磁芯48を有している。これによ
り、電磁石47の磁力が増加するため、ミラー11の駆
動力を増大させることができる。
【0048】図9は、本発明の第5の実施形態による光
スイッチを示す断面図である。同図において、本実施形
態の光スイッチ51は、ミラー11の駆動方向を第3の
実施形態と反対にしたものである。
【0049】この光スイッチ51の電磁石53は、上述
したコイル部43と、基板9の裏面に固定されたパーマ
ロイ等からなるミラー位置保持用の磁芯52とからなっ
ている。従って、光導波部2の基板3の裏面には、第3
の実施形態における永久磁石23は設けなくてもよい。
【0050】図10は、本発明の第6の実施形態による
光スイッチを示す断面図である。同図において、本実施
形態の光スイッチ61は、第1の実施形態における電磁
石19の代わりに、静電力を利用してミラー11を駆動
するものである。
【0051】光スイッチ61は静電力発生部材62を有
し、この静電力発生部材62は、ミラー部8の基板9の
裏面に固定された基板63と、この基板63の下面に固
定された電極64とを有している。
【0052】このような光スイッチ61において、電極
64に電圧をかけることで電極64と渦巻きばね10と
の間に静電力を発生させると、その反発力によってミラ
ー11が渦巻きばね10を弾性変形させた状態で下降
し、光導波部2の凹部6内に挿入される。このとき、ミ
ラー11は永久磁石23に吸引されるため、電極64へ
の通電を解除しても、ミラー11は凹部6内に入ったま
まの状態に維持される。その後、電極64に逆電圧をか
けると、その吸引力によってミラー11が図10に示す
位置に戻る。このようにミラー11の駆動手段として静
電力発生部材62を用いると、駆動手段の小型化が容易
に行える。
【0053】図11は、本発明の第7の実施形態による
光スイッチを示す断面図である。同図において、本実施
形態の光スイッチ66は、ミラー11の駆動方向を第6
の実施形態と反対にしたものである。
【0054】光スイッチ66の静電力発生部材67は、
基板63の下面に固定された電極68を有している。こ
の電極68はパーマロイ等で形成されており、ミラー位
置保持機能を兼ね備えている。従って、光導波部2の基
板3の裏面には、第6の実施形態における永久磁石23
は設けなくてもよい。このような光スイッチ66におい
て、電極68と渦巻きばね10の間に静電力を発生させ
ると、その吸引力によってミラー11が光導波部3の凹
部6から抜け出て、電極68に吸着される。
【0055】図12は、本発明の第8の実施形態による
光スイッチを示す断面図である。同図において、本実施
形態の光スイッチ71は、第2の実施形態における渦巻
きばね10の代わりに片持ち梁を用いたものである。
【0056】光スイッチ71は光導波部72を有し、こ
の光導波部72の基板73の上面部には、ミラー位置決
め用の突起部74が形成されている。光導波部72のそ
の他の構成は、上述した光導波部2と同様である。この
ような光導波部72には、支持用突起7を介してミラー
部75が支持されている。このミラー部75は、基板9
と片持ち梁76とミラー11とからなり、片持ち梁76
の基端側が基板9の表面に固定され、片持ち梁76の先
端部にミラー11が固定されている。片持ち梁76は、
基板9と係合する部分よりも先端側が上下方向に弾性変
形するようになっており、これによりミラー11が光導
波部72に対して上下動可能となる。なお、ミラー部7
5も、上述した渦巻きばね10と同様に、X線リソグラ
フィと電鋳を用いて一体形成される。
【0057】ここで、片持ち梁76の初期状態では、ミ
ラー11は図12に示すように光遮断位置にある。この
とき、ミラー11の先端部(下端部)が突起部74の側
壁に当接しているため、ミラー11はレンズ5等に対し
て精度良く配置されている。
【0058】この状態で、電磁石32がONされると、
ミラー11が電磁石32に吸引されることで、片持ち梁
76は図13に示すように上方にたわみ、ミラー11は
光スルー位置に達する。そして、この状態で電磁石32
がOFFされても、ミラー11は磁芯33に吸引された
ままとなるので、ミラー11は光スルー位置に維持され
る。電磁石32が逆にONされると、ミラー11は電磁
石32から反発して下降し、図12に示す光遮断位置に
戻る。このとき、片持ち梁76のばね力によって、ミラ
ー11の下端部が突起部74の側壁面に突き当たる。こ
のため、ミラー11が突起部74とこすれることはない
ので、レンズ5等の光学部品との相対位置の精度劣化が
起きにくい。また、粉塵を発生させて光のロスを生じる
可能性も少ない。
【0059】なお、本実施形態では、光導波部72の基
板73上にミラー位置決め用の突起部74を設けた構成
としたが、この突起部74の代わりに、ミラー位置決め
用の凹部を設けてもよい。この場合、凹部は、ミラー1
1が上下動するのに十分な幅を有している必要がある。
【0060】図14は、本発明の第9の実施形態による
光スイッチを示す断面図である。同図において、本実施
形態の光スイッチ81は、第8の実施形態において電磁
石19の代わりに、静電力発生部材を設けたものであ
る。
【0061】この光スイッチ81の静電力発生部材82
は、ミラー部75の基板9の裏面に固定された基板83
と、この基板83の下面に固定された電極84とを有
し、この電極84にミラー11の位置保持機能を持たせ
ている。その他の構成は第8の実施形態と同様である。
【0062】なお、本発明に係る光スイッチは、上記実
施形態には限定されない。例えば、上記実施形態の光ス
イッチでは、光導波部に支持された弾性部材として、渦
巻きばね10や片持ち梁76を用いる構成としたが、こ
れ以外にも板バネ等を採用することもできる。
【0063】また、上記実施形態の光スイッチは2×2
スイッチであるが、特にこれに限られず、本発明は、O
N/OFFスイッチ、1×2スイッチや、n×nマトリ
クススイッチの光スイッチ等にも適用可能である。
【0064】さらに、上記実施形態の光スイッチは、光
アッテネータとして機能させることも可能である。すな
わち、電磁力や静電力を制御してミラーの駆動ストロー
クを調整することにより、光の透過量を変化させること
ができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、光導波路に対して上下
方向に弾性変形自在に設けられた弾性部材に、光ファイ
バからの出射光を遮断するミラーを固定し、ミラーを吸
引または反発させることにより上下動させる構成とした
ので、小型で簡素なON/OFFスイッチ、1×2スイ
ッチ、n×nマトリクススイッチ等を得ることができ
る。これにより、光通信網の全光化に十分に対処するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光スイッチを示
す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1に示すミラーが動作した状態を示す断面図
である。
【図4】図1に示すミラー部の製作工程を示す図である
【図5】本発明の第2の実施形態による光スイッチを示
す断面図である。
【図6】図1に示すミラーが動作した状態を示す断面図
である。
【図7】本発明の第3の実施形態による光スイッチを示
す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態による光スイッチを示
す断面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態による光スイッチを示
す断面図である。
【図10】本発明の第6の実施形態による光スイッチを
示す断面図である。
【図11】本発明の第7の実施形態による光スイッチを
示す断面図である。
【図12】本発明の第8の実施形態による光スイッチを
示す断面図である。
【図13】図12に示すミラーが動作した状態を示す断
面図である。
【図14】本発明の第9の実施形態による光スイッチを
示す断面図である。
【符号の説明】
1…光スイッチ、2…光導波部、3…基板、6…ミラー
位置決め用の凹部、10…渦巻きばね(弾性部材)、1
1…ミラー、19…電磁石(駆動手段)、23…永久磁
石(位置保持手段)、31…光スイッチ、32…電磁石
(駆動手段)、33…磁芯(位置保持手段)、41…光
スイッチ、42…電磁石(駆動手段)、46…光スイッ
チ、47…電磁石(駆動手段)、51…光スイッチ、5
2…磁芯(位置保持手段)、53…電磁石(駆動手
段)、61…光スイッチ、62…静電力発生部材(駆動
手段)、66…光スイッチ、67…静電力発生部材(駆
動手段)、68…電極(位置保持手段)、71…光スイ
ッチ、72…光導波部、73…基板、74…ミラー位置
決め用の突起部、76…片持ち梁(弾性部材)、81…
光スイッチ、82…静電力発生部材(駆動手段)、83
…電極(位置保持手段)、F1〜F4…光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 充章 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 斎藤 和人 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H041 AA11 AA15 AB13 AC05 AC06 AZ01 AZ08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバを保持した光導波部
    と、 前記光導波路に対して上下方向に弾性変形自在に設けら
    れた弾性部材と、 前記弾性部材に固定され、前記光ファイバからの出射光
    を遮断するミラーと、 前記ミラーを吸引または反発させることにより、前記光
    ファイバからの出射光を通す第1位置と前記光ファイバ
    の出射光を遮断する第2位置との間で前記ミラーを上下
    動させる駆動手段とを備えたことを特徴とする光スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記ミラーは磁性体からなり、前記駆動
    手段は、電磁力によって前記ミラーを吸引または反発さ
    せる手段であることを特徴とする請求項1記載の光スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 前記ミラーは金属からなり、前記駆動手
    段は、静電力によって前記ミラーを吸引または反発させ
    る手段であることを特徴とする請求項1記載の光スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段により前記ミラーが前記第
    1位置または前記第2位置に達したときに、前記駆動手
    段の作動を停止しても前記ミラーを当該位置に維持する
    位置保持手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一項記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記位置保持手段は、前記ミラーに対し
    て吸引可能な部材で構成されていることを特徴とする請
    求項4記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記ミラーは、X線リソグラフィおよび
    電鋳を用いることにより前記弾性部材と一体形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載
    の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記光導波部の基板の上面部には、前記
    ミラーが前記第2位置に達した時に前記ミラーを位置決
    めするための凹部または突起部が設けられていることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の光スイッ
    チ。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材は渦巻きばねであり、前記
    ミラーは、前記渦巻きばねの内側端部に固定されている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の光
    スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記弾性部材は片持ち梁であり、前記ミ
    ラーは、前記片持ち梁の先端部に固定されていることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の光スイッ
    チ。
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