JP2003161592A - 積層型熱交換器およびその熱交換器を備えた空気調和機 - Google Patents

積層型熱交換器およびその熱交換器を備えた空気調和機

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JP2003161592A
JP2003161592A JP2001358019A JP2001358019A JP2003161592A JP 2003161592 A JP2003161592 A JP 2003161592A JP 2001358019 A JP2001358019 A JP 2001358019A JP 2001358019 A JP2001358019 A JP 2001358019A JP 2003161592 A JP2003161592 A JP 2003161592A
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Japan
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heat exchanger
refrigerant
segment
opening
openings
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JP2001358019A
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English (en)
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Koji Nakato
宏治 仲戸
Yasunori Jiyoubouji
康修 上坊寺
Yasunari Tanaka
康也 田中
Katsuhiro Saito
克弘 齋藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換性能を低下させずに熱交換器の薄幅化
を実現することのできる積層型熱交換器およびその熱交
換器を備えた空気調和機を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明による積層型熱交換器200は、
第3開口部215を有し、この第3開口部215が同一
の熱交換器セグメント210内では冷媒流路Rとは連通
せず、かつ第3開口部215は各熱交換器セグメント2
10が連設されることによって互いに連通して冷媒ライ
ンr.l.を構成する第1タイプの熱交換器セグメント21
0と、第3開口部225を有し、第3開口部225が同
一の熱交換器セグメント220内で冷媒流路R’と連通
し、かつ第3開口部225は冷媒ラインr.l.に連通され
るよう構成された第2タイプの熱交換器セグメント22
0とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型熱交換器お
よびその熱交換器を備えた空気調和機に関し、熱交換器
としては特に蒸発器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、空気調和機、特に車両用の空気
調和機に使用される従来の積層型熱交換器(たとえば、
蒸発器)100の一例を示す一部分解斜視図である。図
に示す積層型熱交換器100は、所定断面形状に形成さ
れた一対の平板1,2が重ね合わされて、互いに隣接対
向したこれら平板1,2どうし間にこの平板1,2の長
手方向軸線と略平行となる入口側冷媒流路R1および出
口側冷媒流路R2を形成する熱交換器セグメント3が複
数連接されて構成されたものである。
【0003】これら平板1,2には、入口側冷媒流路R
1の一端および他端にそれぞれ連通する第1冷媒入口4
および第2冷媒入口5が形成され、かつ出口側冷媒流路
R2の一端および他端にそれぞれ連通する第1冷媒出口
6および第2冷媒出口7が形成されている。
【0004】熱交換器セグメント3が互いに積層される
ことにより、第1冷媒入口4どうし、第2冷媒入口5ど
うし、第1冷媒出口6どうし、および第2冷媒出口7ど
うしが互いに連通されて、それぞれ第1入口ヘッダ部
8、第2入口ヘッダ部9、第1出口ヘッダ部10、およ
び第2出口ヘッダ部11を形成している。
【0005】また、入口側冷媒流路R1、第1入口ヘッ
ダ部8、および第2入口ヘッダ部9により冷媒の入口系
経路を構成するとともに、出口側冷媒流路R2、第1出
口ヘッダ部10、および第2出口ヘッダ部11により冷
媒の出口系経路を構成している。
【0006】さらに、図7に示すように、入口系経路を
2つのセグメントグループに分けるため、第1入口ヘッ
ダ部8には1枚の仕切板8aが設けられている。また、
出口系経路を2つのセグメントグループに分割するた
め、第1出口ヘッダ部10内には1枚の仕切板10aが
設けられている。
【0007】このような積層型熱交換器100では、冷
媒は図7において右上に位置する入口配管21から第1
入口ヘッダ部8の側壁8bを通って第1セグメントグル
ープG1の第1入口ヘッダ部8内に流入し、側壁8bと
仕切板8aとの間に位置する熱交換器セグメント3の入
口側冷媒流路R1を通って第1セグメントグループG1
の第2入口ヘッダ部9内に流入する。第1セグメントグ
ループG1の第2入口ヘッダ部9内に流入した冷媒は、
第2セグメントグループG2の第2入口ヘッダ部9内に
移動し、仕切板8aと第1入口ヘッダ部8の側壁8cと
の間に位置する熱交換器セグメント3の入口側冷媒流路
R1を通って第2セグメントグループG2の第1入口ヘ
ッダ部8内に流入するようになる。
【0008】第2セグメントグループG2の第1入口ヘ
ッダ部8内に流入した冷媒は、図7において左側に位置
する第1入口ヘッダ部8の側壁8c内と第1出口ヘッダ
部10の側壁10b内とを連通する連絡部20を介して
図7において左側に位置する第3セグメントグループG
3の第1出口ヘッダ部10内に導き入れられる。第3セ
グメントグループG3の第1出口ヘッダ部10内に流入
した冷媒は、側壁10bと仕切板10aとの間に位置す
る熱交換器セグメント3の出口側冷媒流路R2を通って
第3セグメントグループG3の第2出口ヘッダ部11内
に流入する。第3セグメントグループG3の第2出口ヘ
ッダ部11内に流入した冷媒は、第4セグメントグルー
プG4の第2出口ヘッダ部11内に移動し、仕切板10
aと第1出口ヘッダ部10の側壁10cとの間に位置す
る熱交換器セグメント3の出口側冷媒流路R2を通って
第4セグメントグループG4の第1出口ヘッダ部10内
に流入するようになる。そして、この第1出口ヘッダ部
10内に流入した冷媒は、第1出口ヘッダ部10の側壁
10cおよび出口配管22を通って積層型熱交換器10
0から流出するようになっている。
【0009】以上の過程において、冷媒は各熱交換器セ
グメント3内に形成された冷媒流路R1,R2を流通す
る過程で蒸発気化される。
【0010】さて昨今、熱交換器自体の小型化、特に熱
交換器の厚さ方向(奥行き方向;図6において平板1,
2の長手方向軸線と直交する方向)の幅dを減少させる
ことが要求されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た積層型熱交換器において幅dを減少させる(薄幅化す
る)ためには、冷媒流路の流路幅を減少させなければな
らず、この流路幅の減少にともなって冷媒圧損が増加し
て熱交換性能が低下しまうという問題点があった。
【0012】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、熱交換性能を低下させずに熱交換器の薄幅化を実現
することのできる積層型熱交換器およびその熱交換器を
備えた空気調和機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型熱交換器
およびその熱交換器を備えた空気調和機では、上記課題
を解決するため、以下の手段を採用した。すなわち、請
求項1記載の積層型熱交換器によれば、所定断面形状に
成形された一対の平板が重ね合わされて、互いに隣接対
向したこれら平板どうし間に該平板の長手軸線方向と略
平行となる1本の冷媒流路を形成する熱交換器セグメン
トが、前記平板の重ね合わせ方向に複数連設されてな
り、前記熱交換器セグメントには、前記冷媒流路の一端
に第1開口部が形成されているとともに、前記冷媒流路
の他端に第2開口部が形成されており、前記熱交換器セ
グメントが互いに積層されることにより、一の熱交換器
セグメントは、隣接する他の前記熱交換器セグメントと
少なくとも両者の前記第1開口部どうしまたは前記第2
開口部どうしが連通されることにより冷媒が各熱交換器
セグメントの形成する各冷媒流路内を流れるように構成
されてなる積層型熱交換器において、前記熱交換器セグ
メントは、第3開口部を有し、該第3開口部が同一の熱
交換器セグメント内では前記冷媒流路とは連通せず、か
つ該第3開口部は各熱交換器セグメントが連設されるこ
とによって互いに連通して冷媒ラインを構成する第1タ
イプの熱交換器セグメントと、第3開口部を有し、該第
3開口部が同一の熱交換器セグメント内で前記冷媒流路
と連通し、かつ該第3開口部は前記冷媒ラインに連通さ
れるよう構成された第2タイプの熱交換器セグメントと
を具備していることを特徴とする。
【0014】この積層型熱交換器においては、冷媒が各
熱交換器セグメント内に形成された平板の長手軸線方向
と略平行となる1本の冷媒流路を通過しながら熱交換を
行うとともに、この熱交換器内を通過した冷媒が最終的
に第2タイプの熱交換器セグメントの冷媒流路から第3
開口部を通り、第1タイプの熱交換器セグメントが積層
されることによって形成された冷媒ラインを通って当該
熱交換器から流出するようになっている。
【0015】請求項2記載の積層型熱交換器によれば、
請求項1に記載の積層型熱交換器において、前記第3開
口部は前記第1開口部の近傍に設けられているととも
に、隣接する前記熱交換器セグメントどうしが前記第1
開口部どうしのみまたは前記第2開口部どうしのみで接
続されることにより連接された前記熱交換器セグメント
は、各冷媒流路内を流れる冷媒の流れ方向に対応したセ
グメントグループに形成され、かつ前記第1開口部どう
しのみまたは前記第2開口部どうしのみ接続された箇所
が奇数箇所とされることで前記セグメントグループは複
数とされているとともに、最も下流側に位置するセグメ
ントグループは、前記第2タイプの熱交換器セグメント
で構成されていることを特徴とする。
【0016】この積層型熱交換器においては、第1開口
部どうしのみまたは第2開口部どうしのみ接続された箇
所が奇数箇所とされることで当該熱交換器が偶数個のセ
グメントグループを構成することとなる。すなわち、こ
れらセグメントグループに沿って冷媒が蛇行しながら流
れるようになるとともに、当該熱交換器内に冷媒を導く
入口配管、および当該熱交換器から冷媒を導出する出口
配管が近接して設けられることとなる。
【0017】請求項3記載の積層型熱交換器によれば、
請求項1または2に記載の積層型熱交換器において、前
記冷媒流路は、前記平板の長手軸線と直交する平板の幅
方向の略全体にわたって形成されていることを特徴とす
る。
【0018】この積層型熱交換器においては、冷媒流路
が、平板の長手軸線と直交する平板の幅方向の略全体に
わたって形成されていることとなる。
【0019】請求項4記載の積層型熱交換器によれば、
請求項1または2に記載の積層型熱交換器において、前
記第3開口部は、前記冷媒ラインの延在方向が略直線と
なるように形成されていることを特徴とする。
【0020】この積層型熱交換器においては、冷媒が当
該熱交換器から曲がり部のない一直線状の冷媒ラインを
通過して外部に導出されることとなる。
【0021】請求項5記載の積層型熱交換器によれば、
請求項1から3のいずれか一項に記載の積層型熱交換器
において、前記冷媒流路内には、稜線および谷線が前記
平板の長手軸線方向と平行に延在する波形の断面を有し
たインナーフィンが介在されていることを特徴とする。
【0022】この積層型熱交換器においては、各熱交換
器セグメントの冷媒流路内にインナーフィンが設けられ
ており、熱交換器セグメント内を通過する冷媒との伝熱
面積が増大されることとなる。
【0023】請求項6記載の積層型熱交換器によれば、
請求項1から3のいずれか一項に記載の積層型熱交換器
において、前記冷媒流路内には、前記冷媒流路内に向か
って突出した複数個からなる突起が設けられていること
を特徴とする。
【0024】この積層型熱交換器においては、各熱交換
器セグメントの冷媒流路内に複数個からなる突起が設け
られており、熱交換器セグメント内を通過する冷媒の流
れが乱流化され、熱伝達率が向上されることとなる。
【0025】請求項7記載の空気調和機によれば、請求
項1から6のいずれか一項に記載の積層型熱交換器と、
冷媒を圧縮するための圧縮機と、を備えてなることを特
徴とする。
【0026】この空気調和機においては、その熱交換器
内で冷媒が各熱交換器セグメント内に形成された平板の
長手軸線方向と略平行となる1本の冷媒流路を通過しな
がら熱交換を行うとともに、この熱交換器内を通過した
冷媒が最終的に第2タイプの熱交換器セグメントの冷媒
流路から第3開口部を通り、第1タイプの熱交換器セグ
メントが積層されることによって形成された冷媒ライン
を通って当該熱交換器から流出するようになっている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明によ
る積層型熱交換器(たとえば、車両用の空気調和機に使
用される蒸発器)200の一実施形態を示す。なお、従
来と同一の部材には同一の符号を付している。
【0028】本発明による積層型熱交換器200は、第
1タイプの熱交換器セグメント210と第2タイプの熱
交換器セグメント220とを具備するものである。第1
タイプの熱交換器セグメント210は、所定断面形状に
成形された一対の平板211,212が重ね合わされ
て、互いに隣接対向したこれら平板211,212どう
し間に平板211,212の長手軸線方向と略平行とな
る直線状の1本の冷媒流路Rを形成するものである。
【0029】冷媒流路Rの一端、すなわち図1における
平板211,212の上端部には、平面視円形形状を有
する第1開口部213が形成されている。また、冷媒流
路Rの他端、すなわち図1における平板211,212
の下端部には、平面視矩形形状を有する第2開口部21
4が形成されている。
【0030】この第1タイプの熱交換器セグメント21
0は、第1開口部213の近傍(図1において右隣)に
さらに平面視円形形状を有する第3開口部215を有し
ている。この第3開口部215は、同一の熱交換器セグ
メント内では冷媒流路Rとは区画されており、この冷媒
流路Rとは連通できないようになっている。
【0031】第2タイプの熱交換器セグメント220
は、所定断面形状に成形された一対の平板221,22
2が重ね合わされて、互いに隣接対向したこれら平板2
21,222どうし間に平板221,222の長手軸線
方向と略平行となる直線状の1本の冷媒流路R’を形成
するものである。
【0032】冷媒流路R’の一端、すなわち図1におけ
る平板221,222の上端部には、平面視円形形状を
有する第1開口部223が形成されている。また、冷媒
流路R’の他端、すなわち図1における平板221,2
22の下端部には、平面視矩形形状を有する第2開口部
224が形成されている。
【0033】この第2タイプの熱交換器セグメント22
0は、第1開口部213の近傍(図1において右隣)に
さらに平面視円形形状を有する第3開口部225を有し
ている。この第3開口部225は同一の熱交換器セグメ
ント内において冷媒流路R’と連通可能となっている。
なお、第2タイプの熱交換器セグメント220は、第1
タイプの熱交換器セグメント210を、長手軸線方向を
回転軸として180゜回転させたものによって構成して
もよい。
【0034】このように、第1タイプの熱交換器セグメ
ント210は第3開口部215と冷媒流路Rとが連通し
ないように、また第2タイプの熱交換器セグメント22
0は第3開口部225と冷媒流路R’とが連通するよう
に構成されたものである。
【0035】積層型熱交換器200は、冷媒の流れ方向
に対して上流側に第1タイプの熱交換器セグメント21
0が、下流側に第2タイプの熱交換器セグメント220
が配置されたものである。これら熱交換器セグメント2
10,220がこのように配置されるとともに互いに積
層されることにより、一の熱交換器セグメント210,
220は、隣接する他の熱交換器セグメント210,2
20と少なくとも両者の第1開口部213,223どう
しまたは第2開口部214,224どうしが連通される
ことにより冷媒が各熱交換器セグメント210,220
の形成する各冷媒流路R,R’内を流れるように構成さ
れている。
【0036】隣接する熱交換器セグメント210,22
0どうしが第1開口部213,223どうしのみまたは
第2開口部214,224どうしのみで接続されること
により連接された熱交換器セグメント210,220
は、各冷媒流路R,R’内を流れる冷媒の流れ方向に対
応したセグメントグループに形成され、かつ第1開口部
213,223どうしのみまたは第2開口部214,2
24どうしのみ接続された箇所が奇数箇所(ここでは3
箇所)とされることでセグメントグループは複数(ここ
では4個)とされている。
【0037】すなわち、冷媒の流れを概略的に示す図2
において、符号230のところでは、第1開口部213
どうしが仕切板などの区画部材によって区画されて不連
続部とされ、第2開口部214,224どうしのみが連
通されている。また、符号250のところでは、第2開
口部214どうしが仕切板などの区画部材によって区画
されて不連続部とされ、第1開口部213どうしのみが
連通されている。さらに、符号240のところでは、第
1開口部213と第1開口部223との間が仕切板など
の区画部材によって区画されて不連続部とされ、第2開
口部214と第2開口部224が連通されるようになっ
ている。要するに、「〜のみ」というのは、冷媒の出口
が1つとなるということを意味する。
【0038】なお、本実施形態では各セグメントグルー
プはそれぞれ同数の熱交換器セグメントで構成されてい
る。
【0039】つぎに図2を用いて冷媒の流れを説明す
る。このような積層型熱交換器200では、冷媒は図2
において左下に位置する入口配管21から最も上流側に
位置する第1タイプの熱交換器セグメント210の側壁
210aを通って第1セグメントグループG1の第1開
口部213内に流入し、側壁210aと不連続部230
との間に位置する第1タイプの熱交換器セグメント21
0の冷媒流路Rを通って第1セグメントグループG1の
第2開口部214内に流入する。第1セグメントグルー
プG1の第2開口部214内に流入した冷媒は、第2セ
グメントグループG2の第2開口部214内に流入し、
不連続部230と不連続部250との間に位置する第1
タイプの熱交換器セグメント210の冷媒流路Rを通っ
て第2セグメントグループG2の第1開口部213内に
流入する。第2セグメントグループG2の第1開口部2
13内に流入した冷媒は、第3セグメントグループG3
の第1開口部213内に流入し、不連続部250と不連
続部240との間に位置する第1タイプの熱交換器セグ
メント210の冷媒流路Rを通って第3セグメントグル
ープG3の第2開口部214内に流入する。そして、第
3セグメントグループG3の第2開口部214内に流入
した冷媒は、第4セグメントグループG4の第2開口部
224内に流入し、不連続部240と最も下流側(すな
わち往きの冷媒流れに対する下流側)に位置する第2タ
イプの熱交換器セグメント220の側壁220aとの間
に位置する第2タイプの熱交換器セグメント220の冷
媒流路R’を通って、この冷媒流路R’と連通された第
3開口部225内に流入する。第3開口部225内に流
入した冷媒は、この第3開口部と連通された第1タイプ
の熱交換器セグメント210の第3開口部215、すな
わち冷媒ラインr.l.を通って出口配管22に導かれ、積
層型熱交換器200から流出されるようになっている。
【0040】このように、積層型熱交換器200の積層
方向に、偶数個(本実施形態では4個)のセグメントグ
ループを構成させることにより、入口配管21と出口配
管22とを同じ側、すなわち図2において左上側に左右
(図1において符号Wで示す方向と平行となる線上)に
並べて配置させることができ、配管のとり回しが良好と
なる。また、このように入口配管21と出口配管22と
を近接させることができるので、いわゆるブロック型の
膨張弁の取付が可能となる。
【0041】冷媒流路R,R’が、平板211,21
2,221,222の長手軸線と直交する平板211,
212,221,222の幅方向、すなわち図1におい
て符号Wで示す方向の略全体にわたって形成されていれ
ばさらに有利である。これにより、冷媒流路R,R’内
を通過する冷媒の冷媒圧損が低減され、熱交換性能が向
上されることとなる。
【0042】冷媒ラインr.l.の延在方向が略直線となる
ように、上述した第3開口部215,225が形成され
ていればさらに有利である。これにより、冷媒ラインr.
l.内を通過する冷媒の冷媒圧損が低減され、熱交換性能
が向上されることとなる。
【0043】冷媒流路R,R’内に、稜線および谷線が
平板211,212,221,222の長手軸線方向と
平行に延在する波形の断面を有した従来公知のインナー
フィンが介在されていればさらに有利である。これによ
り、各熱交換器セグメント210,220内を通過する
冷媒との伝熱面積が増大され、熱交換性能が向上される
こととなる。
【0044】冷媒流路R,R’内に、冷媒流路R,R’
の内方に向かって突出した複数個からなる突起(図示せ
ず)が設けられていればさらに有利である。この構成に
より、冷媒流路R,R’内を通過する冷媒の流れが乱流
化されて、熱伝達率がアップし、熱交換性能が向上され
ることとなる。
【0045】また、図6に示すように、熱交換器セグメ
ントと熱交換器セグメントとの間に、従来公知のコルゲ
ートフィン260が介在されていればさらに有利であ
る。この構成により、外部流体との伝熱面積が増大され
ることとなり、熱交換性能がさらに向上されることとな
る。
【0046】さらに、本発明の他の実施形態として、第
1開口部および第3開口部の形状を図3および図4に示
すような形状とすることもできる。すなわち、第1開口
部273,283および第3開口部275,285を平
面視矩形形状とすることができる。また、第3開口部2
75,285は第2開口部274,284とは反対側、
すなわち図3および図4において第1開口部273,2
83の上方に位置するように形成されている。
【0047】前述したように、この実施形態の場合も、
第1タイプの熱交換器セグメント270は第3開口部2
75と冷媒流路Rとが連通しないように、また第2タイ
プの熱交換器セグメント280は第3開口部285と冷
媒流路R’とが連通するように構成されている。
【0048】第1開口部273,283および第3開口
部275,285が、第2開口部274,284と略同
様の矩形形状とされることにより、図1および図2に示
す実施形態のものに比べてこれらの部分を通過する時の
流路断面を十分に確保することができ、冷媒圧損の上昇
を抑制することができる。
【0049】この積層型熱交換器300もまた、前述し
た実施形態と同様、冷媒の流れ方向に対して上流側に第
1タイプの熱交換器セグメント270が、下流側に第2
タイプの熱交換器セグメント280が配置される。これ
ら熱交換器セグメント270,280が上記のように配
置されるとともに互いに積層されることにより、一の熱
交換器セグメント270,280は、隣接する他の熱交
換器セグメント270,280と少なくとも両者の第1
開口部273,283どうしまたは第2開口部274,
284どうしが連通されることにより冷媒が各熱交換器
セグメント270,280の形成する各冷媒流路R,
R’内を流れるように構成されている。
【0050】隣接する熱交換器セグメント270,28
0どうしが第1開口部273,283どうしのみまたは
第2開口部274,284どうしのみで接続されること
により連接された熱交換器セグメント270,280
は、各冷媒流路R,R’内を流れる冷媒の流れ方向に対
応したセグメントグループに形成され、かつ第1開口部
273,283どうしのみまたは第2開口部274,2
84どうしのみ接続された箇所が奇数箇所(ここでは3
箇所)とされることでセグメントグループは複数(ここ
では4個)とされている。
【0051】すなわち、図5において符号230,24
0のところでは、第2開口部274,284どうしのみ
が、また符号250のところでは、第1開口部273ど
うしのみが接続(連通)され、不連続部が形成されてい
る。これら不連続部230,240,250の箇所に
は、たとえば仕切板などが設けられており、第1開口部
273,283どうしまたは第2開口部274どうしの
連通が妨げられている。
【0052】なお、本実施形態では各セグメントグルー
プはそれぞれ同数の熱交換器セグメントで構成されてい
る。
【0053】つぎに図5を用いて冷媒の流れを説明す
る。このような積層型熱交換器300では、冷媒は図5
において左下に位置する入口配管21から最も上流側に
位置する第1タイプの熱交換器セグメント270の側壁
270aを通って第1セグメントグループG1の第1開
口部273内に流入し、側壁270aと不連続部230
との間に位置する第1タイプの熱交換器セグメント27
0の冷媒流路Rを通って第1セグメントグループG1の
第2開口部274内に流入する。第1セグメントグルー
プG1の第2開口部274内に流入した冷媒は、第2セ
グメントグループG2の第2開口部274内に流入し、
不連続部230と不連続部250との間に位置する第1
タイプの熱交換器セグメント270の冷媒流路Rを通っ
て第2セグメントグループG2の第1開口部273内に
流入する。第2セグメントグループG2の第1開口部2
73内に流入した冷媒は、第3セグメントグループG3
の第1開口部273内に流入し、不連続部250と不連
続部240との間に位置する第1タイプの熱交換器セグ
メント270の冷媒流路Rを通って第3セグメントグル
ープG3の第2開口部274内に流入する。そして、第
3セグメントグループG3の第2開口部274内に流入
した冷媒は、第4セグメントグループG4の第2開口部
284内に流入し、不連続部240と最も下流側(すな
わち往きの冷媒流れに対する下流側)に位置する第2タ
イプの熱交換器セグメント280の側壁280aとの間
に位置する第2タイプの熱交換器セグメント280の冷
媒流路R’を通って、この冷媒流路と連通された第3開
口部285内に流入する。第3開口部285内に流入し
た冷媒は、この第3開口部と連通された第1タイプの熱
交換器セグメント270の第3開口部275、すなわち
冷媒ラインr.l.を通って出口配管22に導かれ、積層型
熱交換器300から流出されるようになっている。
【0054】このように、積層型熱交換器300の積層
方向に、偶数個(本実施形態では4個)のセグメントグ
ループを構成することにより、入口配管21と出口配管
22とを同じ側、すなわち図2において左上側に上下
(図1において符号Wで示す方向と直交する線上)に並
べて配置させることができ、配管のとり回しが良好とな
る。また、入口配管21と出口配管22とを近接させる
ことができるので、いわゆるブロック型の膨張弁の取付
が可能となる。
【0055】冷媒流路R,R’が、平板271,27
2,281,282の長手軸線と直交する平板271,
272,281,282の幅方向、すなわち図1におい
て符号Wで示す方向の略全体にわたって形成されていれ
ばさらに有利である。これにより、冷媒流路R,R’内
を通過する冷媒の冷媒圧損が低減され、熱交換性能が向
上されることとなる。
【0056】冷媒ラインr.l.の延在方向が略直線となる
ように、上述した第3開口部275,285が形成され
ていればさらに有利である。これにより、冷媒ラインr.
l.内を通過する冷媒の冷媒圧損が低減され、熱交換性能
が向上されることとなる。
【0057】冷媒流路R,R’内に、稜線および谷線が
平板271,272,281,282の長手軸線方向と
平行に延在する波形の断面を有した、従来公知のインナ
ーフィンが介在されていればさらに有利である。これに
より、各熱交換器セグメント270,280内を通過す
る冷媒との伝熱面積が増大され、熱交換性能が向上され
ることとなる。
【0058】冷媒流路R,R’内に、冷媒流路R,R’
の内方に向かって突出した複数個からなる突起(図示せ
ず)が設けられていればさらに有利である。この構成に
より、冷媒流路R,R’内を通過する冷媒の流れが乱流
化されて、熱伝達率がアップし、熱交換性能が向上され
ることとなる。
【0059】また、図6に示すように、熱交換器セグメ
ントと熱交換器セグメントとの間に、従来公知のコルゲ
ートフィン260が介在されていればさらに有利であ
る。この構成により、外部流体との伝熱面積が増大され
ることとなり、熱交換性能が向上されることとなる。
【0060】なお、以上説明してきた実施形態において
は、セグメントグループの数が4個のものについて説明
してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
必要であれば、2個、6個あるいは8個などの偶数個と
することもできる。また、入口配管21と出口配管22
とを近接して設ける必要がなければ、偶数個ではなく奇
数個とすることもできる。
【0061】さらに、第1開口部213,223,27
3,283、第2開口部214,224,274,28
4、および第3開口部215,225,275,285
の平面視形状は、上述したような円形や矩形に限定され
るものではなく、たとえば楕円、多角形など必要に応じ
て適宜変更することができる。
【0062】さらにまた、第1開口部213,223,
273,283、第2開口部214,224,274,
284、および第3開口部215,225,275,2
85は、プレス加工などにより成形されることのほか
に、これらの部分を別部材、たとえば断面円形形状や矩
形形状を有する中空のパイプなどで作ることもできる。
【0063】さらにまた、上述した平板211,21
2,221,222を、第3開口部215,225と冷
媒流路R,R’とが連通した同じ形状のもので(すなわ
ちすべての平板を第2タイプの熱交換器セグメントを構
成する平板として)作成し、これらのうち第1タイプの
熱交換器セグメントを構成する平板となる部材に、その
第3開口部215と冷媒流路Rとが連通しないように別
途隔壁やそれに代わるものを設けて構成させることもで
きる。
【0064】さらにまた、本実施形態では第2タイプの
熱交換器セグメント220,280にも第1開口部22
3,283を形成させるようにしているが、これは必ず
しも必須なものではなく、必要なければ製造(成形)段
階で省略することもできる。
【0065】さらにまた、本発明は各セグメントグルー
プがそれぞれ同数の熱交換器セグメントで構成されたも
のに限定されるものではなく、冷媒の流れ方向に対して
上流側から下流側に熱交換器セグメントの数が漸次増え
るように構成することもできる。たとえば、第1セグメ
ントグループG1を2つの第1タイプの熱交換器セグメ
ント210,270、第2セグメントグループG2を4
つの第1タイプの熱交換器セグメント210,270、
第3セグメントグループG3を6つの第1タイプの熱交
換器セグメント210,270、および第4セグメント
グループG4を8つの第2タイプの熱交換器セグメント
220,280で構成させることもできる。この構成に
より、冷媒のガス化にあわせてそのセグメントグループ
毎の冷媒流路断面積の総和が増加していくようになり、
冷媒圧損の上昇が抑制されることとなる。
【0066】さらにまた、本発明は図2および図5に示
す冷媒の流れに限定されるものではなく、これらの冷媒
の流れと逆方向に流すようにすることもできる。すなわ
ち、図2および図5に示す冷媒出口22から冷媒を流入
させ、冷媒入口21から冷媒を導出するようにすること
ができる。
【0067】さらにまた、上述した実施形態では第1開
口部および第3開口部を図面において上方に、第2開口
部を下方に設けるようにしているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、必要であれば第1開口部および
第3開口部を図面において下方に、第2開口部を上方に
設けるようにすることもできる。
【0068】さらにまた、本発明は蒸発器のみに適用さ
れるものではなく、必要であれば凝縮器にも適用するこ
とができるものである。
【0069】
【発明の効果】本発明の積層型熱交換器およびその熱交
換器を備えた空気調和機によれば、以下の効果が得られ
る。すなわち、請求項1に記載の積層型熱交換器によれ
ば、冷媒が各熱交換器セグメント内に形成された1本の
冷媒流路を通過することとなるので、熱交換器の厚さ方
向の幅を、図6に示すような従来のものに比べて薄幅化
することができるという効果を奏する。また、従来の熱
交換器のように、吹出口より過熱流体が吹き出すのを防
ぐため、流入外部流体(たとえば空気)に対して冷媒過
熱領域を風上側にするか風下側にするかということを検
討する必要がなくなり、車両等への取付方向を考慮しな
くてもよいという効果を奏する。
【0070】請求項2に記載の積層型熱交換器によれ
ば、第1開口部どうしのみまたは第2開口部どうしのみ
接続された箇所が奇数箇所とされることで当該熱交換器
が偶数個のセグメントグループを構成することとなるの
で、熱交換器内において冷媒を各セグメントグループに
沿って蛇行させることができて、熱交換効率を向上させ
ることができるとともに、当該熱交換器内に冷媒を導く
入口配管、および当該熱交換器から冷媒を導出する出口
配管が近接して設けることができ、配管のとり回しを良
好にすることができるとともに、ブロック型膨張弁を容
易に取り付けることができるという効果を奏する。
【0071】請求項3に記載の積層型熱交換器によれ
ば、冷媒流路が、平板の長手軸線と直交する平板の幅方
向の略全体にわたって形成されているので、冷媒流路内
を通過する冷媒の冷媒圧損を低減させることができて、
熱交換性能を向上することができるという効果を奏す
る。
【0072】請求項4に記載の積層型熱交換器によれ
ば、冷媒が当該熱交換器から曲がり部のない一直線の冷
媒ラインを通過して外部に導出されることとなるので、
冷媒ライン内を通過する冷媒の圧力損失を低減させるこ
とができて、熱交換性能を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0073】請求項5に記載の積層型熱交換器によれ
ば、各熱交換器セグメントの冷媒流路内にインナーフィ
ンが設けられており、これら熱交換器セグメント内を通
過する冷媒との伝熱面積が増大されることとなるので、
熱交換性能をさらに向上させることができるという効果
を奏する。
【0074】請求項6に記載の積層型熱交換器によれ
ば、各熱交換器セグメントの冷媒流路内に複数個からな
る突起が設けられているので、これら熱交換器セグメン
ト内を通過する冷媒の流れを乱流化することができ、熱
交換性能をより一層向上させることができるという効果
を奏する。
【0075】請求項7に記載の空気調和機によれば、こ
の空気調和機が具備する熱交換器内の冷媒が各熱交換器
セグメント内に形成された1本の冷媒流路を通過するこ
ととなるので、熱交換器の厚さ方向の幅を、図6に示す
ような従来のものに比べて薄幅化することができるとい
う効果を奏する。また、従来の熱交換器のように、吹出
口より過熱流体が吹き出すのを防ぐため、流入外部流体
(たとえば空気)に対して冷媒過熱領域を風上側にする
か風下側にするかということを検討する必要がなくな
り、車両等への取付方向を考慮しなくてもよいという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による積層型熱交換器の一実施形態を
示す一部分解斜視図である。
【図2】 図1に示す積層型熱交換器内の冷媒の流れを
説明するための図である。
【図3】 本発明による積層型熱交換器の他の実施形態
を示す図であって、この積層型熱交換器を構成する第1
タイプの熱交換器セグメントの一平板の正面図である。
【図4】 図3同様、本発明による積層型熱交換器の他
の実施形態を示す図であって、この積層型熱交換器を構
成する第2タイプの熱交換器セグメントの一平板の正面
図である。
【図5】 図3および図4に示す熱交換器セグメントを
有する積層型熱交換器内の冷媒の流れを説明するための
図である。
【図6】 従来の積層型熱交換器の一例を示す一部分解
斜視図である。
【図7】 図6の積層型熱交換器を構成する一熱交換器
セグメントの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 平板 2 平板 3 熱交換器セグメント 100 積層型熱交換器 200 積層型熱交換器 210 第1タイプの熱交換器セグメント 211 平板 212 平板 213 第1開口部 214 第2開口部 215 第3開口部 220 第2タイプの熱交換器セグメント 221 平板 222 平板 223 第1開口部 224 第2開口部 225 第3開口部 270 第1タイプの熱交換器セグメント 271 平板 272 平板 273 第1開口部 274 第2開口部 275 第3開口部 280 第2タイプの熱交換器セグメント 281 平板 282 平板 283 第1開口部 284 第2開口部 285 第3開口部 300 積層型熱交換器 G1 セグメントグループ G2 セグメントグループ G3 セグメントグループ G4 セグメントグループ R 冷媒流路 R’ 冷媒流路 W 平板の幅方向 r.l. 冷媒ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28F 13/12 F24F 1/00 391B (72)発明者 田中 康也 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 齋藤 克弘 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 Fターム(参考) 3L051 BF10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定断面形状に成形された一対の平板が
    重ね合わされて、互いに隣接対向したこれら平板どうし
    間に該平板の長手軸線方向と略平行となる1本の冷媒流
    路を形成する熱交換器セグメントが、前記平板の重ね合
    わせ方向に複数連設されてなり、 前記熱交換器セグメントには、前記冷媒流路の一端に第
    1開口部が形成されているとともに、前記冷媒流路の他
    端に第2開口部が形成されており、 前記熱交換器セグメントが互いに積層されることによ
    り、一の熱交換器セグメントは、隣接する他の前記熱交
    換器セグメントと少なくとも両者の前記第1開口部どう
    しまたは前記第2開口部どうしが連通されることにより
    冷媒が各熱交換器セグメントの形成する各冷媒流路内を
    流れるように構成されてなる積層型熱交換器において、 前記熱交換器セグメントは、第3開口部を有し、該第3
    開口部が同一の熱交換器セグメント内では前記冷媒流路
    とは連通せず、かつ該第3開口部は各熱交換器セグメン
    トが連設されることによって互いに連通して冷媒ライン
    を構成する第1タイプの熱交換器セグメントと、 第3開口部を有し、該第3開口部が同一の熱交換器セグ
    メント内で前記冷媒流路と連通し、かつ該第3開口部は
    前記冷媒ラインに連通されるよう構成された第2タイプ
    の熱交換器セグメントとを具備していることを特徴とす
    る積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の積層型熱交換器におい
    て、 前記第3開口部は前記第1開口部の近傍に設けられてい
    るとともに、隣接する前記熱交換器セグメントどうしが
    前記第1開口部どうしのみまたは前記第2開口部どうし
    のみで接続されることにより連接された前記熱交換器セ
    グメントは、各冷媒流路内を流れる冷媒の流れ方向に対
    応したセグメントグループに形成され、かつ前記第1開
    口部どうしのみまたは前記第2開口部どうしのみ接続さ
    れた箇所が奇数箇所とされることで前記セグメントグル
    ープは複数とされているとともに、 最も下流側に位置するセグメントグループは、前記第2
    タイプの熱交換器セグメントで構成されていることを特
    徴とする積層型熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の積層型熱交換
    器において、 前記冷媒流路は、前記平板の長手軸線と直交する平板の
    幅方向の略全体にわたって形成されていることを特徴と
    する積層型熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の積層型熱交換
    器において、 前記第3開口部は、前記冷媒ラインの延在方向が略直線
    となるように形成されていることを特徴とする積層型熱
    交換器。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    積層型熱交換器において、 前記冷媒流路内には、稜線および谷線が前記平板の長手
    軸線方向と平行に延在する波形の断面を有したインナー
    フィンが介在されていることを特徴とする積層型熱交換
    器。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    積層型熱交換器において、 前記冷媒流路内には、前記冷媒流路内に向かって突出し
    た複数個からなる突起が設けられていることを特徴とす
    る積層型熱交換器。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    積層型熱交換器と、冷媒を圧縮するための圧縮機と、を
    備えてなることを特徴とする空気調和機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109193074A (zh) * 2018-09-25 2019-01-11 安徽江淮松芝空调有限公司 一种液冷换热器
KR102006448B1 (ko) * 2019-02-12 2019-08-01 주식회사 이노에코 실내공기 환기장치

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