JP2003161546A - 熱源設備製造方法、及び、熱源ユニット - Google Patents

熱源設備製造方法、及び、熱源ユニット

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JP2003161546A
JP2003161546A JP2001357744A JP2001357744A JP2003161546A JP 2003161546 A JP2003161546 A JP 2003161546A JP 2001357744 A JP2001357744 A JP 2001357744A JP 2001357744 A JP2001357744 A JP 2001357744A JP 2003161546 A JP2003161546 A JP 2003161546A
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heat
pipe
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foundation
source unit
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JP2001357744A
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Masahisa Fukahori
賢久 深堀
Masafumi Inoue
雅史 井上
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱源設備の製造を容易に能率良く行なえるよ
うにする。 【解決手段】 熱源ユニット2に埋設外部熱媒管3を接
続して、その外部熱媒管3を通じ熱源ユニット2におけ
るヒートポンプHの熱源側熱交換器7又は出力側熱交換
器8に熱媒L1を導通する熱源設備を構築するのに、外
部熱媒管3をその管端部3a,3bが基礎設置予定箇所
に突出する状態にして配管し、その後に、外部熱媒管3
の管端部3a,3bを基礎上へ臨ませる状態に挿通する
孔状又は切欠き状の管挿通部14を形成してある既製の
基礎1を、その管挿通部14に外部熱媒管3の管端部3
a,3bを挿通した状態にして基礎設置予定箇所に設置
するとともに、その基礎1の上に熱源ユニット2を設置
して、管挿通部14に挿通した状態にある外部熱媒管3
の管端部3a,3bを熱源ユニット2に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源設備の製造方
法及び熱源ユニットに関し、詳しくは、ヒートポンプを
ケースに内装した熱源ユニットを基礎上に設置し、この
熱源ユニットに埋設外部熱媒管を接続して、その外部熱
媒管を通じ前記ヒートポンプの熱源側熱交換器又は出力
側熱交換器に熱媒を導通する熱源設備の製造方法、及
び、外部熱媒管を通じて熱源側熱交換器又は出力側熱交
換器に熱媒を導通するヒートポンプをケースに内装した
熱源ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如き熱源設備を製造するに
は(図8参照)、設備の施工現場における基礎設置予定
箇所において、その場でのコンクリート打設により基礎
1の施工を行ない、その後、打設コンクリートが十分に
乾燥して基礎1が完成した時点で、ヒートポンプHをケ
ース5に内装した熱源ユニット2を基礎1上に設置する
とともに、基礎1の近傍で管端部を立ち上げた埋設外部
熱媒管3′,4′(又は、基礎施工の際に立上管端部の
下部を打設コンクリート中に埋め込む状態にした埋設外
部熱媒管)を基礎1上の熱源ユニット2に接続してい
た。
【0003】また、外部熱媒管3′,4′により導かれ
る熱媒L1,L2を熱源ユニット2におけるヒートポン
プHの熱源側熱交換器7や出力側熱交換器8に送給する
熱媒ポンプP1,P2は、熱源ユニット2とは別に設置
施工して外部熱媒管3′,4′の途中に介装していた。
【0004】なお、ヒートポンプHの熱源側熱交換器7
及び出力側熱交換器8は、一方を蒸発器として機能させ
ながら他方を凝縮器として機能させるものであり、6は
これら蒸発器ないし凝縮器としての熱源側熱交換器7及
び出力側熱交換器8とともにヒートポンプHを構成する
圧縮機、9はそのヒートポンプHの膨張弁である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の設
備製造方法では、基礎設置予定箇所でのコンクリート打
設による基礎施工や、その打設コンクリートが十分に乾
燥するまでの待ち期間、あるいは、熱媒ポンプの設置施
工などのために、設備の施工に手間と時間を要し、ま
た、そのことで設備コストも高く付く問題があった。
【0006】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
ヒートポンプをケースに内装した熱源ユニットを用いる
熱源設備について合理的な施工形態を採ることで、設備
の施工を容易に能率良く行なえるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明は熱源設備の製造方法に係り、その特徴は、ヒートポ
ンプをケースに内装した熱源ユニットを基礎上に設置
し、この熱源ユニットに埋設外部熱媒管を接続して、そ
の外部熱媒管を通じ前記ヒートポンプの熱源側熱交換器
又は出力側熱交換器に熱媒を導通する熱源設備を製造す
るのに、埋設管にする前記外部熱媒管を、その管端部が
基礎設置予定箇所に突出する状態にして配管し、その後
に、前記外部熱媒管の管端部を基礎上へ臨ませる状態に
挿通する孔状又は切欠き状の管挿通部を形成してある既
製の基礎を、その管挿通部に前記外部熱媒管の管端部を
挿通した状態にして前記基礎設置予定箇所に設置すると
ともに、その基礎の上に前記熱源ユニットを設置して、
前記管挿通部に挿通した状態にある前記外部熱媒管の管
端部を前記熱源ユニットに接続する点にある。
【0008】つまり、この方法によれば、工場等で予め
製作した既製の基礎を用いるから、先述した従来の設備
製造方法の如く設備施工現場における基礎設置予定箇所
においてその場でのコンクリート打設により基礎施工を
行なうに比べ、基礎の設置施工を容易に能率良く行なう
ことができ、また、打設コンクリートが十分に乾燥して
基礎が完成するまで設備施工現場において熱源ユニット
の設置を待つといったことも不要になって、基礎の設置
施工に続き基礎上への熱源ユニットの設置も能率良く行
なうことができ、これにより、熱源設備の施工の容易化
及び能率化を効果的に達成することができ、また、その
ことで設備コストも大きく低減することができる。
【0009】また、上記方法によれば、埋設管にする外
部熱媒管の管端部を基礎に形成の管挿通部に挿通するこ
とで基礎上へ臨ませるようにして基礎上の熱源ユニット
に接続するから、既製の基礎を設置する施工形態を採り
ながらも、その設置基礎を迂回するために埋設外部熱媒
管が基礎周りで障害物として外部へ大きく露出する状態
になることも回避でき、この点で、熱源設備のコンパク
ト化と設備外観の簡素化も合わせ効果的に達成すること
ができる。
【0010】そして、請求項1に係る発明の上記方法で
は、既製基礎の設置前に外部熱媒管をその管端部が基礎
設置予定箇所に突出する状態にして配管するから、種々
の施工条件等から基礎の設置前に外部熱媒管の配管施工
を行なう方が望ましい場合に好適な方法になる。
【0011】なお、配管した外部熱媒管を埋設状態にす
るのは、必ずしも既製基礎の設置前に限られるものでは
なく、場合によっては既製基礎の設置後や熱源ユニット
への接続後であってもよい。
【0012】〔2〕請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記外部熱媒管として前記ヒートポン
プの熱源側熱交換器との間で熱媒を循環させる対地熱交
換器を、それから上方に延出する前記管端部としての出
入口管部が地表部の前記基礎設置予定箇所に突出する状
態にして、前記基礎の設置の前に前記基礎設置予定箇所
の直下で地中に埋設する点にある。
【0013】つまり、この方法によれば、対地熱交換器
を基礎の直下で地中に埋設するから、対地熱交換器を基
礎の直下以外の箇所で地中に埋設するに比べ、対地熱交
換器を含めた熱源設備の占有面積を小さくすることがで
きて、設備施工の対象面積を小さくし得るとともに、対
地熱交換器と熱源ユニットとにわたらせる熱媒管も短尺
なもので済ませることができる。
【0014】また、基礎を地表部に設置するには一般に
基礎の下半部を地中に埋設するが、上記方法によれば、
対地熱交換器の埋設施工のために地表部に形成した作業
用の掘削穴を基礎下半部の埋め込み穴に利用して基礎を
設置することもでき、これらの点で、地中埋設の対地熱
交換器を用いる熱源設備について設備施工の容易化及び
能率化、設備コストの低減、並びに、設備のコンパクト
化を一層効果的に達成することができる。
【0015】〔3〕請求項3に係る発明は熱源設備の製
造方法に係り、その特徴は、ヒートポンプをケースに内
装した熱源ユニットを基礎上に設置し、この熱源ユニッ
トに埋設外部熱媒管を接続して、その外部熱媒管を通じ
前記ヒートポンプの熱源側熱交換器又は出力側熱交換器
に熱媒を導通する熱源設備を製造するのに、前記外部熱
媒管の管端部を基礎上へ臨ませる状態に挿通する孔状又
は切欠き状の管挿通部を形成してある既製の基礎を設置
し、その後に、その基礎の上に前記熱源ユニットを設置
するとともに、埋設管にする前記外部熱媒管の管端部を
前記管挿通部に挿通して前記熱源ユニットに接続する点
にある。
【0016】つまり、この方法によれば、請求項1に係
る発明と同様、工場等で予め製作した既製の基礎を用い
るから、先述した従来の設備製造方法の如く設備施工現
場における基礎設置予定箇所においてその場でのコンク
リート打設により基礎施工を行なうに比べ、基礎の設置
施工を容易に能率良く行なうことができ、また、打設コ
ンクリートが十分に乾燥して基礎が完成するまで設備施
工現場において熱源ユニットの設置を待つといったこと
も不要になって、基礎の設置施工に続き基礎上への熱源
ユニットの設置も能率良く行なうことができ、これによ
り、熱源設備の施工の容易化及び能率化を効果的に達成
することができ、また、そのことで設備コストも大きく
低減することができる。
【0017】また、請求項1に係る発明と同様、上記方
法によれば、埋設管にする外部熱媒管の管端部を基礎に
形成の管挿通部に挿通することで基礎上へ臨ませるよう
にして基礎上の熱源ユニットに接続するから、既製の基
礎を設置する施工形態を採りながらも、その設置基礎を
迂回するために埋設外部熱媒管が基礎周りで障害物とし
て外部へ大きく露出する状態になることも回避でき、こ
の点で、熱源設備のコンパクト化と設備外観の簡素化も
合わせ効果的に達成することができる。
【0018】そして、請求項3に係る発明の上記方法で
は、既製基礎の設置後に外部熱媒管の管端部を基礎に形
成の管挿通部に挿通するから、種々の施工条件等から基
礎の設置後に外部熱媒管の施工を行なう方が望ましい場
合に好適な方法になる。
【0019】なお、請求項3に係る発明の実施において
は、既製基礎の設置後において、その基礎の上に熱源ユ
ニットを設置することと、基礎の管挿通部に外部熱媒管
の管端部を挿通することとのいずれを先行して行なうよ
うにしてもよい。
【0020】ヒートポンプの熱源側熱交換器に熱源側の
熱媒を導通する熱源側の外部熱媒管と、ヒートポンプの
出力側熱交換器に出力側の熱媒を導通する出力側の外部
熱媒管との両方を熱源ユニットに接続する設備構成の場
合、請求項1又は3に係る発明の実施にあたっては、熱
源側の外部熱媒管と出力側の外部熱媒管との両方につい
て、それらの管端部を基礎に形成した各別ないし共通の
管挿通部に挿通した状態で熱源ユニットに接続するよう
にしてもよく、また、熱源側の外部熱媒管と出力側の外
部熱媒管とのいずれか一方についてのみ、その管端部を
基礎に形成の管挿通部に挿通した状態で熱源ユニットに
接続するようにして、他方の外部熱媒管については他の
接続形態で熱源ユニットに接続するようにしてもよい。
【0021】また、ヒートポンプの熱源側熱交換器が外
気を採熱源や放熱源とする対空気熱交換器などで、それ
に対して熱媒を導通する外部熱媒管が不要なものである
場合には、請求項1又は3に係る発明の実施として、ヒ
ートポンプの出力側熱交換器に出力側熱媒を導通する出
力側の外部熱媒管についてのみ、その管端部を基礎に形
成の管挿通部に挿通した状態で熱源ユニットに接続する
ようにすればよい。
【0022】請求項1又は3に係る発明の実施におい
て、既製の基礎に形成しておく孔状や切欠き状の管挿通
部は、下端が基礎の下面で開口して上端が基礎の上面で
開口する直孔や、下端が基礎の側面で開口して上端が基
礎の上面で開口する曲がり孔、あるいは、基礎の側面で
開口した状態で基礎の上面から下面にわたる縦溝構造の
切欠きや、基礎の側面と上面とのコーナー部を抉った切
欠きなど、埋設管にする外部熱媒管の管端部を基礎上へ
臨ませる状態に挿通し得るものであれば、種々の構造の
ものを採用できる。
【0023】そしてまた、請求項1又は3に係る発明の
実施において、外部熱媒管の管端部を孔状や切欠き状の
管挿通部に挿通した後には、蓋やコンクリート充填など
によりその管挿通部を閉塞するようにしてもよい。
【0024】請求項1又は3に係る発明の実施におい
て、ヒートポンプは、熱源側熱交換器を蒸発器として機
能させながら出力熱交換器を凝縮器として機能させる温
熱発生運転と、逆に熱源側熱交換器を凝縮器として機能
させながら出力熱交換器を蒸発器として機能させる冷熱
発生運転とのいずれか一方が可能なもの、あるいは、そ
れら温熱発生運転と冷熱発生運転との切り換え実施が可
能なもののいずれであってもよい。
【0025】〔4〕請求項4に係る発明は、請求項1〜
3のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を
特定するものであり、その特徴は、前記管挿通部を、そ
れに挿通した前記外部熱媒管の管端部が平面視において
前記基礎における前記熱源ユニットの設置領域内で基礎
上に臨む配置にして前記基礎に形成しておく点にある。
【0026】つまり、この方法によれば、管挿通部に挿
通した外部熱媒管の管端部が平面視において基礎におけ
る熱源ユニットの設置領域内(換言すればケースの設置
領域内)で基礎上に臨むから、その管端部を基礎上に設
置した熱源ユニットのケース内に収納した状態で熱源ユ
ニットに接続することができる。
【0027】すなわち、基礎の管挿通部に管端部を挿通
し、さらに管挿通部から基礎上に臨む管端部を上記の如
く熱源ユニットのケース内に収納した状態で熱源ユニッ
トに接続することにより、埋設外部熱媒管が基礎周りで
障害物として外部に露出する状態になることをほぼ完全
に回避することができ、これにより、熱源設備のコンパ
クト化と設備外観の簡素化を一層効果的に達成すること
ができる。
【0028】〔5〕請求項5に係る発明は、請求項1〜
4のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を
特定するものであり、その特徴は、前記ヒートポンプの
熱源側熱交換器に熱媒を送給する熱源側の熱媒ポンプ
と、前記ヒートポンプの出力側熱交換器に熱媒を送給す
る出力側の熱媒ポンプとのいずれか一方又は両方を、設
置前における前記熱源ユニットの前記ケースに前記ヒー
トポンプとともに内装しておく点にある。
【0029】つまり、この方法によれば、熱源ユニット
の設置に伴い、そのケースに内装した熱媒側の熱媒ポン
プ又は出力側の熱媒ポンプの設置も完了するから、それ
ら熱媒側の熱媒ポンプや出力側の熱媒ポンプを熱源ユニ
ットとは別に設置施工して外部熱媒管の途中に介装する
従来の設備製造方法に比べ、熱媒ポンプの別設置作業が
不要になる分、熱源設備の施工の容易化及び能率化、並
びに、設備コストの低減を一層効果的に達成することが
できる。
【0030】また、熱媒側の熱媒ポンプや出力側の熱媒
ポンプをヒートポンプとともに熱源ユニットのケースに
内装することで、熱源設備のコンパクト化と設備外観の
簡素化も一層効果的に達成することができる。
【0031】〔6〕請求項6に係る発明は熱源ユニット
に係り、その特徴は、外部熱媒管を通じて熱源側熱交換
器又は出力側熱交換器に熱媒を導通するヒートポンプを
ケースに内装した熱源ユニットを構成するのに、前記ケ
ースを扁平直方体形状の縦型ケースにし、熱源側の前記
外部熱媒管により導かれる熱源側熱媒を前記ヒートポン
プの熱源側熱交換器に送給する熱源側の熱媒ポンプと、
出力側の前記外部熱媒管により導かれる出力側熱媒を前
記ヒートポンプの出力側熱交換器に送給する出力側の熱
媒ポンプとのいずれか一方又は両方を、前記ヒートポン
プとともに前記ケースに内装してある点にある。
【0032】つまり、この構成によれば、請求項5に係
る発明と同様、熱源ユニットの設置に伴い、そのケース
に内装した熱媒側の熱媒ポンプ又は出力側の熱媒ポンプ
の設置も完了するから、それら熱媒側の熱媒ポンプや出
力側の熱媒ポンプを熱源ユニットとは別に設置施工して
外部熱媒管の途中に介装する従来の設備製造方法に比
べ、熱媒ポンプの別設置作業が不要になる分、熱源設備
の施工の容易化及び能率化、並びに、設備コストの低減
を効果的に達成することができる。
【0033】また、熱媒側の熱媒ポンプや出力側の熱媒
ポンプをヒートポンプとともに熱源ユニットのケースに
内装することで、熱源設備のコンパクト化と設備外観の
簡素化も効果的に達成することができ、これらの点で、
請求項1〜5に係る発明の製造方法の実施に使用するの
に特に好適な熱源ユニットになる。
【0034】そしてまた、上記構成では、ヒートポンプ
及び熱媒ポンプを内装するケースを扁平直方体形状の縦
型ケースにするから、狭所にも熱源ユニットをコンパク
トに設置することができ、この点、設置性にも優れた熱
源ユニットにすることができる。
【0035】なお、請求項6に係る発明の実施におい
て、ケースに内装するヒートポンプは、請求項1又は3
に係る発明と同様、熱源側熱交換器を蒸発器として機能
させながら出力熱交換器を凝縮器として機能させる温熱
発生運転と、逆に熱源側熱交換器を凝縮器として機能さ
せながら出力熱交換器を蒸発器として機能させる冷熱発
生運転とのいずれか一方が可能なもの、あるいは、それ
ら温熱発生運転と冷熱発生運転との切り換え実施が可能
なもののいずれであってもよい。
【0036】また、縦型の扁平直方体形状とは、設置面
に平行で互いに直交する2方向の寸法のうち大きい方を
横幅とし、かつ、小さい方を厚さとして、高さが厚さよ
りも大きい直方体形状を言う。
【0037】〔7〕請求項7に係る発明は、請求項6に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記ヒートポンプとともに前記ケース
に内装した内部熱媒管に対して前記外部熱媒管を接続す
る接続スぺースを、前記ケースの内部でケース底部近く
に設けてある点にある。
【0038】つまり、この構成によれば、ケースに内装
の内部熱媒管に対して外部熱媒管をケース内部で接続す
るから、その接続をケース外部で行なう構成に比べ、接
続に要する継手やフランジあるいは接続管等の部品が熱
源ユニットのケース周りで障害物として外部に露出する
のを回避することができる。
【0039】また、上記接続スペースをケースの内部で
ケース底部近くに設けるから、外部熱媒管の管端部をケ
ース直下から熱源ユニットのケース内に臨ませて内部熱
媒管に接続する配管形態も容易に採ることができて、そ
のことによって、外部熱媒管そのものが熱源ユニットの
ケース周りで障害物として外部に露出する状態になるこ
とも回避することができ、これらの点で、請求項1〜5
に係る発明の製造方法の実施に使用するのに一層好適な
熱源ユニットになる。
【0040】なお、ヒートポンプの熱源側熱交換器に熱
源側の熱媒を導通する熱源側の外部熱媒管と、ヒートポ
ンプの出力側熱交換器に出力側の熱媒を導通する出力側
の外部熱媒管との両方を熱源ユニットに接続する設備構
成の場合、請求項7に係る発明の実施にあたっては、熱
源側の外部熱媒管と出力側の外部熱媒管との両方をケー
ス内部の上記接続スペースで内部熱媒管に接続するよう
にしてもよく、また、熱源側の外部熱媒管と出力側の外
部熱媒管とのいずれか一方のみをケース内部の上記接続
スペースで内部熱媒管に接続するようにし、他方の外部
熱媒管については他の接続形態で内部熱媒管に接続する
ようにしてもよい。
【0041】また、ヒートポンプの熱源側熱交換器が外
気を採熱源や放熱源とする対空気熱交換器などで、それ
に対して熱媒を導通する外部熱媒管が不要なものである
場合には、請求項7に係る発明の実施として、ヒートポ
ンプの出力側熱交換器に出力側熱媒を導通する出力側の
外部熱媒管のみをケース内部の上記接続スペースで内部
熱媒管に接続するようにすればよい。
【0042】〔8〕請求項8に係る発明は、請求項6又
は7に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記ケースを、横幅及び高さの夫
々が600mm〜1500mmで、厚さが200mm〜
500mmの扁平直方体形状にしてある点にある。
【0043】つまり、この構成によれば、熱源ユニット
を歩道やアプローチの脇あるいは建物外壁の側部(例え
ば犬走り部)などの狭所にもコンパクトに設置すること
ができて、設置性及び汎用性に一層優れた熱源ユニット
にすることができる。
【0044】また、上記構成の熱源ユニットを設置する
基礎であれば、工場等で予め製作した既製の基礎を用い
るにしても、特に大型な重機を用いることなく、その既
製基礎の運搬や設置施工を行なうことができ、この点
で、既製の基礎を用いる請求項1〜5に係る発明の製造
方法の実施に使用するのに一層好適な熱源ユニットにな
る。
【0045】なお、請求項6〜8に係る発明の実施にお
いて、熱源ユニットに接続する外部熱媒管は、その管端
部を基礎に形成の管挿通部に挿通した状態で基礎上の熱
源ユニットに接続するもの(すなわち、請求項1〜5に
係る発明を適用する埋設外部熱媒管)に限られるもので
はなく、基礎の上方をわたらせて熱源ユニットに接続す
る熱源側ないし出力側の外部熱媒管、あるいは、基礎設
置予定箇所でのコンクリート打設による基礎施工の際に
立上管端部の下半部を打設コンクリート中に埋め込む状
態にする熱源側ないし出力側の外部熱媒管であってもよ
い。
【0046】
【発明の実施の形態】図1はヒートポンプ使用の熱源設
備を適用した融雪設備を示し、1は融雪対象箇所である
歩道Rの脇部で地表部に設置したコンクリート製の基
礎、2は基礎1の上に設置した熱源ユニット、3は基礎
1における熱源ユニット設置領域の直下において図2に
示す如く縦姿勢で地中Gに埋設した対地熱交換器、4は
融雪対象箇所である歩道Rの路面下に設置した多数の放
熱管である。
【0047】熱源ユニット2は図6,図7に示す如く、
ヒートポンプH、熱源側及び出力側の2つの熱媒ポンプ
P1,P2、熱源側及び出力側の2つの膨張タンクT
1,T2、放熱管4に対する戻り側及び送り側の2つの
熱媒ヘッダDa,Db、並びに、電装機器Eを扁平直方
体形状の縦型ケース5に内装してユニット化したもので
あり、ヒートポンプHには、圧縮機6、プレート型の熱
源側熱交換器7、プレート型の出力側熱交換器8、膨張
弁9、レシーバ10を主要構成機器とする蒸気圧縮式の
ヒートポンプを用いている。
【0048】図中、破線の矢印はケース5内におけるヒ
ートポンプHの冷媒の流れ経路を示し、冷媒は圧縮機6
−出力側熱交換器8−レシーバ10−膨張弁9−熱源側
熱交換器7−圧縮機6の順に循環し、これにより、熱源
側熱交換器7が蒸発器として機能し、かつ、出力側熱交
換器8が凝縮器として機能する。
【0049】一方、実線の矢印はケース5内における熱
源側及び出力側の熱媒L1,L2(ブラインや水などの
液熱媒)の流れ経路を示し、熱源側の熱媒ポンプP1に
より対地熱交換器3と熱源ユニット2との間で循環させ
る熱源側の熱媒L1は、ケース5内において、対地熱交
換器3の出口管部3a―戻り側の接続チューブ11a―
熱源側熱媒ポンプP1−熱源側熱交換器7−送り側の接
続チューブ11b−対地熱交換器3の入口管部3bの順
に通過する。
【0050】また、出力側の熱媒ポンプP2により各放
熱管4と熱源ユニット2との間で循環させる出力側の熱
媒L2は、ケース5内において、各放熱管4の出口管部
4a―戻り側の熱媒ヘッダDa−出力側熱媒ポンプP2
−出力側熱交換器8−送り側の熱媒ヘッダDb―各放熱
管4の入口管部4bの順に通過する。
【0051】なお、図中二点鎖線の矢印は、熱源側及び
出力側の熱媒循環路における各熱媒ポンプP1,P2の
入口近傍箇所を熱源側の膨張タンクT1及び出力側の膨
張タンクT2に接続する膨張管を示す。
【0052】すなわち、この融雪設備では、熱源側熱交
換器7と対地熱交換器3との間で熱源側熱媒L1を循環
させて、熱源側熱媒L1を対地熱交換器3の器内通過過
程で対地熱交換させるとともに蒸発器としての熱源側熱
交換器7において熱源側熱媒L1から吸熱することで地
中Gから採熱し、この採取熱をヒートポンプHで昇温す
る。そして、この昇温熱を凝縮器としての出力側熱交換
器8で出力側熱媒L2に付与して出力側熱媒L2の加熱
を行ないながら、出力側熱媒L2を出力側熱交換器8と
各放熱管4との間で循環させることにより出力側熱媒L
2を各放熱管4において放熱させ、これにより歩道Rの
融雪を行なう。
【0053】対地熱交換器3は図2,図5に示す如く、
2本の長尺な樹脂製U字状チューブ3x,3y(例え
ば、上端から下端の折り返し部までの長さが100m程
度のU字状チューブ)を束ねた構造のものであり、熱源
ユニット2から送り側の接続チューブ11bを通じて供
給される熱源側熱媒L1は、出口側(下側)が二股構造
の入口管部3bで分流されてU字状チューブ3x,3y
夫々の一端側に流入し、これに対し、それらU字状チュ
ーブ3x,3y夫々の他端側から流出する熱源側熱媒L
1は、入口側(下側)が二股構造の出口管部3aで合流
された後、戻り側の接続チューブ11aを通じて熱源ユ
ニット2に戻る。
【0054】また、各放熱管4は図1に示す如く、長尺
な樹脂製チューブを折り返した構造(例えば、管端から
折り返し部までの長さが50m程度の折り返し構造)の
ものであり、熱源ユニット2の送り側熱媒ヘッダDbか
ら各放熱管4の入口管部4bに供給される出力側熱媒L
2はチューブ往き側部分を進んで最遠部で折り返し、そ
の後、チューブ返り側部分を進んで出口管部4aから熱
源ユニット2の戻り側熱媒ヘッダDaに戻る。
【0055】図6,図7に示す如く、熱源ユニット2に
おけるケース5の内部は、ケース底部寄りに配置した棚
状フレーム12により機器領域K1と管接続領域K2と
に区画してあり、上側の機器領域K1には、圧縮機6、
出力側熱交換器8、熱源側熱交換器7、熱源側熱媒ポン
プP1、出力側熱媒ポンプP2の夫々(すなわち、比較
的大型な内装品)を縦姿勢にして棚状フレーム12に載
置した状態でケース横幅方向に密に並べて配置するとと
もに、それら並置機器の上に残る隙間部分を埋める状態
で両膨張タンクT1,T2及び電装機器E(すなわち、
高位配置が望ましい内装品)を配置してある。
【0056】また、ケース底部の管接続領域K2には、
各放熱管4の出入口管部4a,4b(すなわち、本実施
形態における出力側外部熱媒管の管端部)を接続する2
つの熱媒ヘッダDa,Db及びレシーバ10の夫々をケ
ース横幅方向に沿わせた横向き姿勢にして配置するとと
もに、対地熱交換器3の出入口管部3a,3b(すなわ
ち、本実施形態における熱源側外部熱媒管の管端部)を
熱源ユニット2に接続する接続チューブ11a,11b
の収納部及び膨張弁9を配置してある。
【0057】すなわち、接続チューブ11a,11bの
収納部、及び、熱媒ヘッダDa,Dbを管接続領域K2
に配置するのに対し、その管接続領域K2に配置する比
較的大型な内装品を熱媒ヘッダDa,Dbと低位配置が
望ましいレシーバ10のみにして管接続領域K2を内装
品密度の小さな領域にすることで、熱源側の内部熱媒管
(熱源側熱媒ポンプP1及び熱源側熱交換器7とともに
ユニット化してケース5内に組み付けた熱媒管)に対し
て対地熱交換器3の出入口管部3a,3bを接続する接
続スぺースS1、並びに、出力側の内部熱媒管(出力側
熱媒ポンプP2及び出力側熱交換器8とともにユニット
化してケース5内に組み付けた熱媒管)に対して各放熱
管4の出入口管部4a,4bを接続する接続スぺースS
2を、ケース底部の管接続領域K2内に確保した構造に
してある。
【0058】また、機器類を上記の如き合理的な配置形
態で機器領域K1に高密度に配置することで、例えば3
kW〜10kW程度の圧縮機6を備える蒸気圧縮式ヒー
トポンプH及びそれに応じた容量の2つの熱媒ポンプP
1,P2を、他の内装機器や上記の如き管接続領域K2
とともにケース5に収容して熱源ユニット2を構成する
のに、そのケース5は横幅及び高さの夫々が600mm
〜1500mmで厚さが200mm〜500mmの小型
な扁平直方体形状のもので済ませられるようにし、これ
により、融雪対象箇所である歩道Rの脇部にコンパクト
に設置できる熱源ユニット2にしてある。
【0059】なお、機器領域K1に配置の機器類に対す
る点検や補修はケース5の前面部に設けた扉5aを開く
ことで行ない、また、上記接続スペースS1,S2での
管接続操作は、管接続領域K2に対応位置させて設けた
着脱自在なケース壁部分5bをケース本体から取り外し
て行なう。
【0060】熱源ユニット2を設置したコンクリート製
の基礎1は、融雪設備の施工現場において歩道Rの脇部
の基礎設置予定箇所に設置するのに先立ち工場等で予め
製造した既製の基礎であり、この既製基礎1には図2〜
図5に示す如く、対地熱交換器3の出入口管部3a,3
b、複数の放熱管4の出入口管部4a,4b、並びに、
埋設電線管13の管端部の夫々を平面視において基礎1
における熱源ユニット2の設置領域内で基礎上へ臨ませ
る状態に挿通する3つの管挿通部14〜16を基礎製造
段階で形成してある。
【0061】また、対地熱交換器用の管挿通部14は下
端が基礎1の下面で開口して上端が基礎1の上面で開口
する直孔にし、放熱管用の管挿通部15は基礎1の側面
と上面とのコーナー部を抉った切欠きにし、電線管用の
管挿通部16は基礎1の側面で開口した状態で基礎1の
上面から下面にわたる縦溝構造の切欠きにしてある。
【0062】すなわち、この融雪設備の構築(製造)に
あたっては、先ず対地熱交換器3の埋設施工を行なうた
めの作業用の掘削穴17を基礎1の設置予定箇所で地表
部に形成し、この掘削穴17を用いた施工作業により、
基礎1の設置前に、対地熱交換器3をその上端の出入口
管部3a,3bが地表部の基礎設置予定箇所に突出する
状態にして基礎設置予定箇所の直下で地中Gに埋設す
る。
【0063】そして、この対地熱交換器3の埋設の後
に、上記の既製基礎1をそれに形成してある対地熱交換
器用の管挿通部14に埋設対地熱交換器3の出入口管部
3a,3bを下から挿通した状態にして基礎設置予定箇
所に設置し、またこの際、作業用の掘削穴17を基礎下
半部の埋め込み穴に利用した状態で既製基礎1を基礎設
置予定箇所に設置する。
【0064】その後、熱源ユニット2を基礎1の上に設
置して、対地熱交換器用の管挿通部14に挿通した状態
にある対地熱交換器3の出入口管部3a,3b(すなわ
ち、設置した熱源ユニット2のケース5内に下から臨む
状態にある対地熱交換器3の出入口管部3a,3b)
を、前記したケース底部の管接続領域K2で接続チュー
ブ11a,11bを介して熱源ユニット2に接続する。
【0065】一方、放熱管4については上記した既製基
礎1の設置後に配管施工を行ない、その配管施工におい
て、放熱管4の出入口管部4a,4bを既製基礎1に形
成の放熱管用の管挿通部15に下から挿通した状態(す
なわち、放熱管4の出入口管部4a,4bを設置後にお
ける熱源ユニット2のケース5内に下から臨ませる状
態)にしてケース底部の管接続領域K2で熱源ユニット
2の各熱媒ヘッダDa,Dbに接続する。
【0066】また同様に、熱源ユニット2に電線を引き
込むための電線管13は既製基礎1の設置後に配管施工
を行ない、その配管施工で電線管13の管端部を既製基
礎1に形成の電線管用の管挿通部16に下から挿通して
設置後における熱源ユニット2のケース5内に下から臨
ませる状態にする。
【0067】15a,16aは放熱管4の出入口管部4
a,4b及び電線管13の管端部を夫々の管挿通部1
5,16に挿通した後に、それら放熱管用及び電線管用
の管挿通部15,16における地上開口部分を閉塞する
蓋である。
【0068】なお、歩道Rの路面下に埋設する放熱管4
はその埋設深さが浅いことから、放熱管用の管挿通部1
5は基礎1の側面と上面とのコーナー部を抉った切欠き
にしてあるが、電線管13は一般に放熱管4に比べ埋設
深さが深いことから、電線管用の管挿通部16は基礎1
の側面で開口した状態で基礎1の上面から下面にわたる
縦溝構造の切欠きにしてある。
【0069】また、図中18は対地熱交換器3の埋設施
工において対地熱交換器3を挿入する掘削縦坑が崩落す
るのを防止する保護管であり、この保護管18は作業用
掘削孔17から縦坑を掘削する際に、掘削具に係合させ
た状態で岩盤部まで掘削具とともに土中を進行させ、先
端が岩盤部に到達した後は係合を解除して掘削具だけを
引き続き土中進行させる形態で地中に設置したものであ
る。
【0070】そして、前述の如く対地熱交換器3を掘削
縦坑に挿入して埋設し、それに続き既製基礎1を対地熱
交換器用の管挿通部14に対地熱交換器3の出入口管部
3a,3bを下から挿通した状態にして基礎設置予定箇
所に設置した後に、対地熱交換器用の管挿通部14にコ
ンクリートを充填することにより、地中埋設の保護管1
8と設置基礎1とを一体化して基礎1の設置強度(すな
わち、地盤に対する結合強度)を高く確保する。
【0071】以上要するに、本実施形態では、熱源側の
埋設外部熱媒管に相当する対地熱交換器3について請求
項1に係る発明を適用しており、埋設する対地熱交換器
3をその管端部3a,3b(出入口管部)が基礎設置予
定箇所に突出する状態にして設置した後に、対地熱交換
器3の管端部3a,3bを基礎上へ臨ませる状態に挿通
する孔状の管挿通部14を形成してある既製の基礎1
を、その管挿通部14に対地熱交換器3の管端部3a,
3bを挿通した状態にして基礎設置予定箇所に設置する
とともに、その基礎1の上に熱源ユニット2を設置し
て、管挿通部14に挿通した状態にある対地熱交換器3
の管端部3a,3bを熱源ユニット2に接続するように
している。
【0072】また、出力側の埋設外部熱媒管に相当する
放熱管4について請求項3に係る発明を適用しており、
放熱管4の管端部4a,4b(出入口管部)を基礎上へ
臨ませる状態に挿通する切欠き状の管挿通部15を形成
してある既製の基礎1を設置した後に、その基礎1の上
に熱源ユニット2を設置するとともに、埋設管にする放
熱管4の管端部4a,4bを管挿通部15に挿通して熱
源ユニット2に接続するようにしている。
【0073】〔別実施形態〕次に別実施形態を列記す
る。
【0074】請求項1〜4に係る発明の実施において熱
源ユニット2は、熱源側及び出力側の熱媒ポンプP1,
P2をケース5に内装しない構成のものであってもよ
い。
【0075】請求項6〜8に係る発明の実施において熱
源ユニット2のケース5内における内装機器類の配置
は、前述の実施形態で示した配置に限られるものではな
く、種々の変更が可能である。
【0076】前述の実施形態では熱源ユニット2が備え
るヒートポンプHの発生温熱により融雪を行なう例を示
したが、そのヒートポンプHの発生温熱又は発生冷熱の
用途は融雪に限らず、暖房、給湯、物品加熱、冷房、物
品冷却など、どのようなものであってもよく、本発明を
適用した熱源設備及び熱源ユニットは各種分野の温熱用
途や冷熱用途に使用できる。
【0077】また、前述の実施形態では、地中をヒート
ポンプHの採熱源とする例を示したが、ヒートポンプH
の採熱源又は放熱源も下水、河川水、井水、大気空気、
各種の排熱など、どのようなものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】融雪設備の平面図
【図2】基礎部の正面視断面図
【図3】基礎部の平面視断面図
【図4】基礎部の側面視断面図
【図5】基礎部の分解斜視図
【図6】熱源ユニットの内部構成を示す正面図
【図7】熱源ユニットの内部構成を示す平面図
【図8】従来の設備構成を示す概略正面図
【符号の説明】
1 既製基礎 2 熱源ユニット 3 熱源側の外部熱媒管,対地熱交換器 3a,3b 管端部,対地熱交換器の出入口管部 4 出力側の外部熱媒管,放熱管 4a,4b 管端部,放熱管の出入口管部 5 ケース 7 熱源側熱交換器 8 出力側熱交換器 14,15 管挿通部 H ヒートポンプ L1 熱源側の熱媒 L2 出力側の熱媒 P1 熱源側の熱媒ポンプ P2 出力側の熱媒ポンプ S1,S2 接続スぺース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートポンプをケースに内装した熱源ユ
    ニットを基礎上に設置し、この熱源ユニットに埋設外部
    熱媒管を接続して、その外部熱媒管を通じ前記ヒートポ
    ンプの熱源側熱交換器又は出力側熱交換器に熱媒を導通
    する熱源設備の製造方法であって、 埋設管にする前記外部熱媒管を、その管端部が基礎設置
    予定箇所に突出する状態にして配管し、その後に、 前記外部熱媒管の管端部を基礎上へ臨ませる状態に挿通
    する孔状又は切欠き状の管挿通部を形成してある既製の
    基礎を、その管挿通部に前記外部熱媒管の管端部を挿通
    した状態にして前記基礎設置予定箇所に設置するととも
    に、 その基礎の上に前記熱源ユニットを設置して、前記管挿
    通部に挿通した状態にある前記外部熱媒管の管端部を前
    記熱源ユニットに接続する熱源設備製造方法。
  2. 【請求項2】 前記外部熱媒管として前記ヒートポンプ
    の熱源側熱交換器との間で熱媒を循環させる対地熱交換
    器を、それから上方に延出する前記管端部としての出入
    口管部が地表部の前記基礎設置予定箇所に突出する状態
    にして、前記基礎の設置の前に前記基礎設置予定箇所の
    直下で地中に埋設する請求項1記載の熱源設備製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ヒートポンプをケースに内装した熱源ユ
    ニットを基礎上に設置し、この熱源ユニットに埋設外部
    熱媒管を接続して、その外部熱媒管を通じ前記ヒートポ
    ンプの熱源側熱交換器又は出力側熱交換器に熱媒を導通
    する熱源設備の製造方法であって、 前記外部熱媒管の管端部を基礎上へ臨ませる状態に挿通
    する孔状又は切欠き状の管挿通部を形成してある既製の
    基礎を設置し、その後に、 その基礎の上に前記熱源ユニットを設置するとともに、
    埋設管にする前記外部熱媒管の管端部を前記管挿通部に
    挿通して前記熱源ユニットに接続する熱源設備製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記管挿通部を、それに挿通した前記外
    部熱媒管の管端部が平面視において前記基礎における前
    記熱源ユニットの設置領域内で基礎上に臨む配置にして
    前記基礎に形成しておく請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の熱源設備製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ヒートポンプの熱源側熱交換器に熱
    媒を送給する熱源側の熱媒ポンプと、前記ヒートポンプ
    の出力側熱交換器に熱媒を送給する出力側の熱媒ポンプ
    とのいずれか一方又は両方を、設置前における前記熱源
    ユニットの前記ケースに前記ヒートポンプとともに内装
    しておく請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱源設備
    製造方法。
  6. 【請求項6】 外部熱媒管を通じて熱源側熱交換器又は
    出力側熱交換器に熱媒を導通するヒートポンプをケース
    に内装した熱源ユニットであって、 前記ケースを扁平直方体形状の縦型ケースにし、 熱源側の前記外部熱媒管により導かれる熱源側熱媒を前
    記ヒートポンプの熱源側熱交換器に送給する熱源側の熱
    媒ポンプと、出力側の前記外部熱媒管により導かれる出
    力側熱媒を前記ヒートポンプの出力側熱交換器に送給す
    る出力側の熱媒ポンプとのいずれか一方又は両方を、前
    記ヒートポンプとともに前記ケースに内装してある熱源
    ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ヒートポンプとともに前記ケースに
    内装した内部熱媒管に対して前記外部熱媒管を接続する
    接続スぺースを、前記ケースの内部でケース底部近くに
    設けてある請求項6記載の熱源ユニット。
  8. 【請求項8】 前記ケースを、横幅及び高さの夫々が6
    00mm〜1500mmで、厚さが200mm〜500
    mmの扁平直方体形状にしてある請求項6又は7記載の
    熱源ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061102A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Corona Corp 地中熱ヒートポンプ装置

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