JP2003160437A - オレイン酸エチルとイソノナン酸イソデシルをクレンジング油剤として配合するクレンジング化粧料 - Google Patents

オレイン酸エチルとイソノナン酸イソデシルをクレンジング油剤として配合するクレンジング化粧料

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JP2003160437A
JP2003160437A JP2001402106A JP2001402106A JP2003160437A JP 2003160437 A JP2003160437 A JP 2003160437A JP 2001402106 A JP2001402106 A JP 2001402106A JP 2001402106 A JP2001402106 A JP 2001402106A JP 2003160437 A JP2003160437 A JP 2003160437A
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Japan
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cleansing
ethyl oleate
oil
isodecyl isononanoate
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JP2001402106A
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Atsushi Suzuki
篤 鈴木
Yasuhiko Toshishige
康彦 才茂
Tomonaga Kawasaki
智永 川崎
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IONA INTERNAT CORP
Iona International Corp
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IONA INTERNAT CORP
Iona International Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定成分からなる油剤を用いたクレンジング
化粧料で、のび、落ち、使用感に優れたクレンジング化
粧料を得る。 【解決手段】 化粧料及び外用剤に使用できる液状油性
成分1種又は2種以上、親水性非イオン界面活性剤1種
又は2種以上、多価アルコール1種又は2種以上を配合
してなるクレンジング化粧料において、特定油性成分と
してオレイン酸エチルとイソノナン酸イソデシルの1種
又は2種を配合してなり、更には、特定油性成分として
オレイン酸エチル、イソノナン酸イソデシルの1種又は
2種を配合し、その配合量が全体の15〜90重量%で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は特定成分からなる油
剤を用いたクレンジング化粧料で、のび、落ち、使用感
に優れたクレンジング化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メイクアップ化粧料やUVカット製剤な
どを落とす目的において、クレンジング化粧料が存在
し、外観としてオイル状、ゲル状、クリーム状、乳液
状、また、使用面では水で洗い流すタイプ、ふき取りタ
イプなど様々な種類のクレンジング化粧料が市販されて
いる。中でもオイル状、ゲル状においてはメイクアップ
落ちや、洗い流しに優れることから製品の種類が大変多
い。
【0003】ゲル状の中でも特に液晶においては、顔料
を浮かせ、その後水で流すことだけで微細エマルジョン
が形成され速やかに流れ、使用後に肌がべとつかない機
能性に優れた発明も報告されている。(特公平1−53
845号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クレンジング化粧料は
「メイクアップ化粧料の落ち」や「洗い流しが良い」等
の機能性はもちろん重要であるが、のびなどの使用感も
使用者にとっては製品の良し悪しを決定する重要な要素
である。
【0005】近年は口紅やマスカラ、あるいはファンデ
ーション等のメイクアップ化粧料の技術が高まり、落ち
にくいメイクアップ化粧料が数多く製品化されている。
【0006】クレンジング油剤として用いられているも
のには、流動パラフィンに代表される炭化水素系油剤、
2−エチルヘキサン酸セチル等のエステル系油剤、シリ
コーン系油剤、動植物油脂類などが存在し、中でも一般
に使用されるエステル系油剤においては、粘性、のび、
落ちなどエステル結合を中心とした構造により様々な特
徴をもった油剤の種類が多くある。しかしながら、低粘
性であって、皮溝浸透性の高いものは顔料浮きが早いが
のびに優れない、種類によってはどちらも満たさないも
のもある。さらに高粘性になると皮溝への浸透性が悪く
メイクアップの落ちに優れないなどの欠点がある。
【0007】即ち、従来のクレンジング化粧料では落ち
にくいメイクアップ化粧料に対して「のびは優れるが落
ちに劣る」あるいは「落ちに優れるがのびに劣る」等の
欠点があり、この欠点が解決された開発品が望まれてい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定油性
成分オレイン酸エチルとイソノナン酸イソデシルを配合
することにより上記欠点を解決できることを見出した。
これは、のびに優れ、近年の落ちにくいメイクアップ化
粧料を速やかに浮き上がらせるものである。その特定油
性成分とその他の油分、界面活性剤、多価アルコール等
をクレンジング製剤に配合することにより、のび等の使
用感や落ち等の機能性の両者に優れたクレンジング化粧
料が得られ、提供するものである。
【0009】即ち、本発明品は特定油性成分としてオレ
イン酸エチルとイソノナン酸イソデシルの1種又は2種
を配合し、その配合量が全体の15〜90重量%である
クレンジング化粧料である。
【0010】
【発明の実施の態様】以下、本発明品について具体的に
説明する。まず、特定油成分としては、オレイン酸エチ
ル、イソノナン酸イソデシルから選ばれる1種又は2種
を配合し、その配合量は15〜90重量%である。特定
油性成分が15重量%より少ないと落ちが悪くなり、9
0重量%より多いと洗い流しが悪くなる。さらに、他の
油性成分を配合してもできる。
【0011】他の油としては化粧料及び外用剤に使用で
きる室温下で液状油であれば特に限定されるものではな
い。具体的には流動パラフィン、流動イソパラフィン等
の炭化水素系液状油、オリブ油、マカデミアナッツ油、
ホホバ油、ヒマワリ油等の植物性液状油、2−エチルヘ
キサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソノナ
ン酸イソノニル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチー
ルプロパン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル等の
エステル油、デカメチルシクロペンタシロキサン、ジメ
チルポリシロキサン等のシリコーン油から選ばれる1種
又は2種以上である。
【0012】親水性非イオン界面活性剤としては、固
形、ペースト状、液状を問わず、化粧料及び外用剤に用
いられるものであればよい。具体的には、モノミリスチ
ン酸デカグリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モ
ノラウリン酸ヘキサグリセリル等のポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン(POE)ヤシ油脂肪
酸グリセリル、POE(15)モノステアリン酸グリセ
リル、POE(15)モノオレイン酸グリセリル等のポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、モノラウ
リン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、モノ
ステアリン酸POE(20)ソルビタン、モノオレイン
酸POE(20)ソルビタン等のポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、テトラオレイン酸POE(4
0)ソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪
酸エステル、POE(40)硬化ヒマシ油などのポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチ
レングリコール(25EO)、モノオレイン酸ポリエチ
レングリコール(10EO)等のポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、POE(9)ラウリルエーテル、P
OE(10)セチルエーテル、POE(7)オレイルエ
ーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、P
OE(35)ポリオキシプロピレン(POP)(40)
グリコール、POE(25)POP(30)グリコール
などのポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリ
コールなどが挙げられる。これらの界面活性剤を1種又
は2種以上を用いる。
【0013】多価アルコールとしては、一般に化粧料及
び外用剤に用いられるものであればよい。具体的にはグ
リセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、ソルビトール、ジプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール等が挙げられる。
【0014】さらに、その他成分としては本発明の効果
を損なわない範囲で上記以外の任意の成分を配合するこ
とができる。例えば、陰イオン界面活性剤、陽イオン界
面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、酸化防止剤、防腐
剤(パラオキシ安息香酸エステル等)、香料、キレート
剤、着色剤、顔料、増粘剤(アクリル酸・メタクリル酸
アルキル共重合体等)、中和剤(水酸化カリウム等)、
紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、無機塩類等がある。
【0015】
【実施例】下記の表1に示す配合処方を調製し、ファン
デーション、口紅の落ちについて評価した。
【0016】製造方法 実施例1,3と比較例A,Dは各成分を80℃に加熱溶
解混合、実施例2と比較例B,Cは各成分を65℃に加
熱溶解混合する。これを室温付近まで攪拌冷却して、各
クレンジング化粧料を得る。
【0017】評価方法 健常女性パネラー10名に顔を水洗、乾燥後、市販の落
ちにくい油性メイクアップ化粧料を塗布した。30分以
上経過した後、実施例、比較例で調製した組成物約2g
を用いてクレンジングを行い、水で洗い流した。
【0018】評価は以下の基準に従い官能評価で行い、
その結果を表1に併せて記載する。 ◎:極めて良い ○:特に問題はない ×:不良
【0019】
【発明の効果】表1から明らかなように、オレイン酸エ
チルとイソノナン酸イソデシルとを配合したものは、の
び、落ちに優れる。しかし、特定油性成分の配合割合が
15〜90重量%から外れると、のびや落ちに影響を与
える。
【0020】また、本発明品は処方系が異なっても、特
定油性成分を含むと優れたクレンジングが得られる。
【0021】即ち、オレイン酸エチル、イソノナン酸イ
ソデシルをクレンジング化粧料に用いることで、のび等
の使用感に優れ、又、落ちにくいメイクアップ化粧料の
クレンジング力に優れた化粧料が得られる。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB032 AC022 AC111 AC122 AC182 AC351 AC352 AC422 AC482 AD042 AD092 AD172 BB04 CC02 CC24 DD30 DD41 EE03 EE06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料及び外用剤に使用できる液状油性
    成分1種又は2種以上、親水性非イオン界面活性剤1種
    又は2種以上、多価アルコール1種又は2種以上を配合
    してなるクレンジング化粧料において、特定油性成分と
    してオレイン酸エチルとイソノナン酸イソデシルの1種
    又は2種を配合してなることを特徴とするクレンジング
    化粧料。
  2. 【請求項2】 特定油性成分としてオレイン酸エチル、
    イソノナン酸イソデシルの1種又は2種を配合し、その
    配合量が全体の15〜90重量%である請求項1記載の
    クレンジング化粧料。
JP2001402106A 2001-11-27 2001-11-27 オレイン酸エチルとイソノナン酸イソデシルをクレンジング油剤として配合するクレンジング化粧料 Pending JP2003160437A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335673A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Kao Corp 水性皮膚洗浄料
JP2008502784A (ja) * 2004-06-10 2008-01-31 ブリリアンス インテレクチュアル プロパティ リミテッド クリーニング組成物

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