JP2003160428A - 水溶性ビタミンc誘導体含有外用剤及びその製造方法並びにその使用方法 - Google Patents

水溶性ビタミンc誘導体含有外用剤及びその製造方法並びにその使用方法

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JP2003160428A
JP2003160428A JP2001361841A JP2001361841A JP2003160428A JP 2003160428 A JP2003160428 A JP 2003160428A JP 2001361841 A JP2001361841 A JP 2001361841A JP 2001361841 A JP2001361841 A JP 2001361841A JP 2003160428 A JP2003160428 A JP 2003160428A
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Yukio Mitsui
幸雄 三井
Katsumi Imada
勝美 今田
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JAPAN NATURAL LABORATORY CO Ltd
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JAPAN NATURAL LAB CO Ltd
JAPAN NATURAL LABORATORY CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来よりはるかに強い美白効果、
活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待
できる安定なビタミンC誘導体を含む外用剤及びその製
造方法並びにその使用方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 少なくとも高濃度ビタミンC誘導体を主
成分の一つとし、当該ビタミンC誘導体粉末をマイナス
イオン水に溶解して、乳酸,クエン酸により酸性とした
後、水酸化NaによりpH調整し、当該ビタミンC誘導
体を高濃度に水溶液として安定化させ、さらに安定化熟
成処理および精密ろ過処理して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外用剤として有用
な、ビタミン類を含む新規な外用剤に関するもので、特
に高濃度水溶性ビタミンC誘導体、トルマリン還元水を
利用する化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品にはその用途、趣旨に応じ
て種々様々の態様のものが存在するがその保存性、配合
成分の共存性、商品体裁などから、その主成分に加えて
界面活性剤、香料や着色料などが添加されており、化粧
品本来の有する用途、趣旨から外れる成分添加が成され
ており、必ずしも好ましいものとは云えなかった。ま
た、ビタミンA、E、Cなど化粧品として有用なビタミ
ン類は、空気や紫外線の影響により分解することは周知
の通りであり、化粧剤成分としてのその使用においてそ
の防止に腐心を施す必要があった。この内、ビタミンC
たるアスコルビン酸は、乾燥状態では比較的安定である
が、水溶性中ではpH、空気中の酸素(溶存酸素)、重
金属イオンなどの影響を受け壊れ易く、化粧品中に配合
する際に問題となっていた。このため各種の誘導体が考
察され、その代表的なものには、アシル化エステル(モ
ノパルミテ−ト、ジパルミテ−トなど)、リン酸エステ
ルマグネシウム塩、グルコシドなどがある。しかし当然
のことながら、これら誘導体はその活性を発揮するため
に生体内で加水分解されることが重要である。また、経
皮吸収して作用が十分に発揮することも大切である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ビタミ
ンCについて化粧品を含む皮膚外用剤への応用をここ数
年検討してきた。ノーベル賞受賞者である、L.ポーリ
ング博士らはビタミンの投与量について2種類あること
を述べている。1つは該ビタミンによる欠乏症を予防・
治療する量、すなわち生理的量と、もう1つは大量投与
した場合予期せぬ薬効が発揮される薬理的量である。後
者については、ビタミンC大量投与による風邪・ガンの
予防・治療がよく知られている。これら大量投与につい
てはビタミンCに限らず、他のビタミン類についても知
られている。本発明者らはビタミンCの化粧品を含む外
用剤としての大量投与に着目し、皮膚に沈着するメラニ
ンの分解、ニキビ治療、シワの改善、毛穴のひきしめ、
テロメア(telomere)の延長による皮膚老化防
止などの可能性の有無について種々検討してきた結果、
ほぼこのような目的が叶うことを知り、本発明を完成さ
せたものである。しかしながら、ビタミンCは酸性を示
し、また前述のごとく安定性に欠けるためリン酸マグネ
シウム塩を使用したものである。本発明者らは、これら
誘導体のなかでリン酸エステルマグネシウムについて、
より安定化および経皮吸収向上のため、種々検討を重ね
てきた結果、緩衝液の使用、トルマリンの配合、製造時
の熟成などにより、この問題が解決できることを見出
し,本発明を完成させたのである。しかも,従来の化粧
品などに利用される濃度より、はるかに高濃度の配合に
成功したのである。本発明に係わる水溶性中における高
濃度配合は、沈殿、結晶の生成などの面で従来は困難と
いわれていたが、本発明によりこの問題も解決され、更
に従来よりはるかに強い美白効果、活性酸素の消去効
果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタ
ミンCを含む外用剤を提供できたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、ビタミンC誘導体粉末をマイナ
スイオン水に溶解し、当該ビタミンC誘導体を高濃度に
水溶液として安定化させてなることを特徴とする。この
発明においては、美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚
細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘
導体を含む外用剤原料が得られる。
【0005】また、前記目的達成のため、請求項2に記
載の発明は、前記ビタミンC誘導体はリン酸L−アスコ
ルビルマグネシウムであることを特徴とする。この発明
においては、前記ビタミンC誘導体誘導体を特定してな
るので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮
膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC
誘導体を含む外用剤原料の獲得をより確実なものにして
いる。
【0006】また、前記目的達成のため、請求項3に記
載の発明は、前記安定化は、乳酸,クエン酸,水酸化N
aなどによる組み合わせにより、中性から弱アルカリ性
とし、さらにより安定させることを特徴とする。この発
明においては、前記安定化を確実なものとし、より強力
な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効
果などが期待できる安定なビタミンC誘導体を含む外用
剤原料の獲得をより確実なものにしている。
【0007】また、前記目的達成のため、請求項4に記
載の発明は、前記ビタミンC誘導体の濃度が3%〜20
%、好ましくは5%〜10%であることを特徴とする。
この発明においては、ビタミンC誘導体の濃度を具体的
に特定してなるので、より強力な美白効果、活性酸素の
消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定
なビタミンC誘導体を含む外用剤原料の獲得をより確実
なものにしている。
【0008】また、前記目的達成のため、請求項5に記
載の発明は、前記ビタミンC誘導体をさらに安定化熟成
処理(エージング処理)および精密ろ過処理して成るこ
とを特徴とする。この発明においては、さらに安定化熟
成処理(エージング処理)および精密ろ過処理して成る
ので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚
細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘
導体を含む外用剤原料の獲得をより確実なものにしてい
る。
【0009】また、前記目的達成のため、請求項6に記
載の発明は、当該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤
が、リン酸Lーアスコルビルマグネシウム、多価アルコ
ール(1,3ーブチレングリコール、プロピレングリコ
ールなど)、無水乳酸、無水クエン酸、フェノキシエタ
ノールなどの防腐剤、マイナスイオン水、水酸化Naな
どを主成分とすることを特徴とする。この発明において
は、当該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤の成分を特
定してなるので、より強力な美白効果、活性酸素の消去
効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビ
タミンC誘導体を含む外用剤の獲得をより確実なものに
している。
【0010】また、前記目的達成のため、請求項7に記
載の発明は、前記ビタミンC誘導体含有外用剤は、ロー
ション、乳液、クリーム、ヘアートニックであることを
特徴とする。この発明においては、当該高濃度ビタミン
C誘導体入り外用剤原料を使用する化粧料を特定してな
るので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮
膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC
誘導体を含む化粧料の獲得をより確実なものにしてい
る。
【0011】また、前記目的達成のため、請求項8に記
載の発明は、イオン導入器などによるイオン導入方法
に、前記請求項1〜7に記載の高濃度ビタミンC誘導体
含有外用剤を使用することを特徴とする。この発明にお
いては、イオン導入方法と相俟って、有効成分を水分と
共に皮膚に送り込むことができるので、より強力な美白
効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果など
が期待できる。
【0012】前記目的達成のため、請求項9に記載の発
明は、ビタミンC誘導体粉末をマイナスイオン水に溶解
し、当該ビタミンC誘導体を高濃度に水溶液として安定
化させてなることを特徴とする製造方法である。この発
明においては、美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細
胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘導
体を含む外用剤原料が得られる。
【0013】また、前記目的達成のため、請求項10に
記載の発明は、前記ビタミンC誘導体はリン酸L−アス
コルビルマグネシウムであることを特徴とする製造方法
である。この発明においては、前記ビタミンC誘導体誘
導体を特定してなるので、より強力な美白効果、活性酸
素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる
安定なビタミンC誘導体を含む外用剤原料の獲得をより
確実なものにしている。
【0014】また、前記目的達成のため、請求項11に
記載の発明は、前記安定化は、乳酸,クエン酸,水酸化
Naなどによる組み合わせにより、中性から弱アルカリ
性とし、さらにより安定させることを特徴とする製造方
法である。この発明においては、前記酸性化を確実なも
のとし、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮
膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC
誘導体を含む外用剤原料の獲得をより確実なものにして
いる。
【0015】また、前記目的達成のため、請求項12に
記載の発明は、前記ビタミンC誘導体の濃度が3%〜2
0%、好ましくは5%〜10%であることを特徴とする
製造方法である。この発明においては、ビタミンC誘導
体の濃度を具体的に特定してなるので、より強力な美白
効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果など
が期待できる安定なビタミンC誘導体を含む外用剤原料
の獲得をより確実なものにしている。
【0016】また、前記目的達成のため、請求項13に
記載の発明は、前記ビタミンC誘導体をさらに安定化熟
成処理(エージング処理)および精密ろ過処理して成る
ことを特徴とする製造方法である。この発明において
は、さらに安定化熟成処理(エージング処理)および精
密ろ過処理して成るので、より強力な美白効果、活性酸
素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる
安定なビタミンC誘導体を含む外用剤原料の獲得をより
確実なものにしている。
【0017】また、前記目的達成のため、請求項14に
記載の発明は、リン酸Lーアスコルビルマグネシウム、
多価アルコール(1,3ーブチレングリコール、プロピ
レングリコールなど)、無水乳酸、無水クエン酸、フェ
ノキシエタノールなどの防腐剤、マイナスイオン水、水
酸化Naなどを主成分とすることを特徴とする高濃度ビ
タミンC誘導体入り外用剤の製造方法である。この発明
においては、当該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤の
成分を特定してなるので、より強力な美白効果、活性酸
素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる
安定なビタミンC誘導体を含む外用剤の獲得をより確実
なものにしている。
【0018】また、前記目的達成のため、請求項15に
記載の発明は、前記ビタミンC誘導体含有外用剤は、ロ
ーション、乳液、クリーム、ヘアートニックであること
を特徴とする製造方法である。この発明においては、当
該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤原料を使用する化
粧料を特定してなるので、より強力な美白効果、活性酸
素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる
安定なビタミンC誘導体を含む化粧料の獲得をより確実
なものにしている。
【0019】また、前記目的達成のため、請求項16に
記載の発明は、約80℃の精製水に1,3ーブチレング
リコールおよびフェノキシエタノールを溶解し、次いで
約70℃にてリン酸Lーアスコルビルマグネシウムを溶
解し、さらに溶解確認後に乳酸、クエン酸を加えて、そ
の後約35℃まで冷却後、水酸化Naを入れpHを調節
し、一昼夜静置後、冷所にて約10日間エイジングし、
精製濾過することを特徴とする製造方法である。この発
明においては、当該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤
の成分ならびに各条件などを特定してなるので、より強
力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止
効果などが期待できる安定なビタミンC誘導体を含む外
用剤の獲得をより確実なものにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発
明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明に
おいて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限られるものではない。
【0021】本発明の要旨は、他のビタミン類と同様に
空気や重金属イオンなどの影響を受け易く、不安定で壊
れ易いビタミンCを、外用剤殊に化粧品成分に使用し得
るように酸性とした後、水酸化Naにより中性から弱ア
ルカリ性、好ましくはpH7.5に調整し、その安定性
を確保したものである。
【0022】そもそもビタミンCについては、古くから
知られており、その欠乏症としては、壊血病、歯肉出
血、皮下出血、消化管出血、クモ膜下出血などが認めら
れている。king博士はレモン汁からビタミンCの単
離、結晶化に成功し、またHaworth博士によりそ
の構造が決定され、Lーアスコルビン酸と命名されてい
る。このアスコルビン酸は、水に溶け易く容易に空気酸
化されることが知られている。このようにビタミンC
は、アスコルビン酸の生理作用として抗壊血因子が認め
れている一方、人の皮膚にも良好な作用効果が認めら
れ、特に美白効果の存在が認められるようになった。
【0023】このように、健康や美容に良いとされてい
るビタミンC誘導体は、DNAの先端に存在する生命の
回数券と云われているテロメアの長さを保ち、短くなっ
てしまったテロメアを延長させること、すなわち細胞実
験により、ビタミンCがテロメアの短縮化を抑制するこ
とで、皮膚細胞の寿命を伸ばすことが確認されている。
このため、本発明においては、このビタミンCをより有
効的に外用剤に利用することに腐心したものである。
【0024】すなわち、本発明においては、高濃度ビタ
ミンC、例えば濃度9%のビタミンCを乳酸,クエン酸
により酸性とした後、水酸化NaによりpH7.5に調
整し、さらに当該粉末をトルマリンによる還元水に溶解
し、さらに安定化熟成処理(エージング処理)および精
密ろ過処理して、所期の外用剤原料を得るものである。
具体的成分としては、リン酸Lーアスコルビルマグネシ
ウム、1,3ーブチレングリコール、無水乳酸、無水ク
エン酸、フェノキシエタノールやパラベンなどの防腐
剤、マイナスイオン水、水酸化Naより成るものであ
る。この外用剤原料を、ローション、乳液、クリーム、
ヘアートニックなどの化粧料に使用し、所期の化粧料を
得るものである。高濃度ビタミンCとして使用する理由
は、前述したようにビタミンCの生理作用効果以外に、
その薬理効果をも増長させるためである。
【0025】本発明においては、前記成分を使用するこ
とにより、直接にそのまま肌に馴染ませることができる
と云う外用剤を得ることが可能となった。これは、スキ
ントラブルを解決するス−パ−パワ−を持ちながら、酸
化しやすい性質のために製品化が難しかったビタミンC
を、高濃度水溶性ビタミンCの安定化により、成し得た
ものである。
【0026】特に、ビタミンC誘導体(リン酸L・アス
コルビルマグネシウム)を配合することにより、そのま
までは肌の奥深くに届く前に壊れてしまう、極めてデリ
ケ−トな成分であるビタミンCの分子構造を、安定化さ
せたビタミンC誘導体を使用するものである。このた
め、肌に吸収されてからビタミンCに変化し、スキント
ラブルに有効に働くものである。純粋ビタミンCが非常
に酸化されやすく、壊れやすい性質を持ち、肌への刺激
があり、細胞への吸収も悪く、吸収されてもその過程で
大部分が酸化してしまうため、効果を上げにくいのに比
べ、前記のビタミンC誘導体は、ビタミンCの分子構造
の一部を変化させたもので、酸化分解され難く刺激が少
ないうえ、皮膚からの吸収性も良いものである。皮膚内
に吸収されると酵素の働きでビタミンCに変化するもの
である。
【0027】また、本発明においては、乳酸・クエン酸
と水酸化Naによるバッファ−(緩衝液)効果を利用し
ている。すなわち、当該液を乳酸・クエン酸により酸性
とした後、水酸化Naにより中性から弱アルカリ性、好
ましくはpH7.5に調整する。これによりビタミンC
液が安定化し、にごったり、沈殿が出難くなり、澄明と
なる。このようにして、弱酸の塩を加えることで、pH
を平衡にして、pHを動かなくするものである。なお、
このバッファーは通常、弱酸や弱塩基の水溶液を途中ま
で中和したもので、遊離の水素イオンまたは水酸化イオ
ンの他に、未だ電離せず結合したままの酸や塩基が多く
存在しており、互いに平衡な状態、安定な状態を保って
いる。このため、緩衝液を希釈してもpHは殆ど変わら
ず、外部から水素イオンまたは水酸化イオンを加えられ
ても、その値は殆ど変わらない。強酸あるいは強塩基の
みでは、隠れている水素イオンまたは水酸化イオンの効
果は期待できないため、希釈すればするだけpHの値が
変化することとなる。
【0028】また、本発明においては、トルマリン(電
気石)を使用し、ビタミンC誘導体の溶解力アップ並び
にpH安定化を図り、これにより溶解力を得て、ビタミ
ンCを充分に残さず溶かし、肌に馴染ませるようにして
いる。また、このトルマリン効果は、ビタミンC誘導体
を微粒子化し、その吸収を良くすることが可能となる。
すなわち、トルマリンより発生される永久微弱電流によ
り、水を電気分解し、マイナスイオンを発生させ、水の
クラスター(水分子の集合体)を細かくしている。この
トルマリンを使った還元水は、高い溶解力を持つのが要
点であり、一般的な水道水と比べて2倍〜4倍もの溶解
力を有するものである。このため、配合したビタミンC
誘導体を、大容量に、残さず溶かし込んで肌に届けるこ
とが可能となる。
【0029】このマイナスイオン発生により、水を還元
水とし、これにより活性酸素消去作用が生じ、ビタミン
Cを還元型に保ち、安定にすることが可能となる。ま
た、このマイナスイオン発生により、水を中性〜弱アル
カリ性(約pH7.5)とすることができ、ビタミンC
のpH安定化の補助に役立つこととなる。
【0030】また、本発明においては、安定化熟成処理
(エ−ジング処理)により不純物を取り除き、それに加
え超精製濾過処理により、清澄した液体にならせ、より
安定したビタミンC液を得ることができる。
【0031】このように、本発明の高濃度ビタミンC誘
導体入り外用剤は、水溶性ビタミンC高濃度配合によ
り、油分、防腐剤、界面活性剤、色素、香料、すべて不
使用とすることが可能となった。
【0032】また、マイナスイオン効果で浸透力をさら
に高めるエッセンススタイルであるので、前記のバッフ
ァ−効果によって、より安定した還元型ビタミンCを実
現し、皮膚刺激性がない、さらにマイナスイオン、バッ
ファ−効果によって、より安定した還元型ビタミンCを
実現することができる。
【0033】なおまた、トルマリン鉱石(トルマリン鉱
石/石自体が微弱電流をもち天然のマイナスイオンをつ
くりだす。電気分解作用により水質改善や、浸透性を高
める効果が認められている)を使った還元水を原材料に
使用し、バッファ−効果とマイナスイオンで、ビタミン
Cを確実にガ−ドし、ビタミンC誘導体の安定性をより
高め、これにより、強い抗酸化力で壊れやすいビタミン
Cを優しく守ることが可能となった。
【0034】この還元水を使う更なるメリットは、クラ
スタ−(クラスタ−/水の分子がいくつか集まって作ら
れる分子集合体。クラスタ−が大きいと狭い隙間に入っ
ていけず、吸収性が悪くなる)が小さいために皮膚への
吸収も非常にスム−ズに行え得る。分子そのものがマイ
ナスの電気を帯びているイオン導入を行えば、通常の塗
布に比べ皮膚内により深く約30倍ものビタミンC誘導
体を肌へ送り込むことができることとなる。また、ビタ
ミンC誘導体とイオンのコンビネ−ションにより、肌を
老化させるなどのさまざまなトラブルを引き起こす活性
酸素を抑制する。この活性酸素を消去するビタミンCの
パワ−を、還元水は2倍以上に高めることが可能とな
り、これらの相乗作用で美肌形成の更なる効果が期待で
きるものである。このように、水のクラスターを細かく
することにより、溶解力の増加・ビタミンCの溶解力ア
ップ及び水溶液が皮膚内を通過しやすくなり、イオン導
入と似た効果を得ることができる。
【0035】また、本発明においては、イオン導入器な
どによるイオン導入方法に、前記の高濃度ビタミンC誘
導体を使用し、有効成分を水分と共に皮膚に送り込むこ
とができる。このイオン導入は、微弱な電流に乗せて皮
膚表面から浸透させるもので、この方法によりイオン化
した水分と共に有効成分を肌の基底層まで効率良く送り
込むことができ、ビタミンCの場合には単純塗布に比較
し、約30倍以上の効果が見られる。本発明の場合に
は、水溶性成分であるので、これらの作用効果が際立
ち、油溶性成分を使用する場合には、このような作用効
果は期待出来ないものである。 (実施例)
【0036】以下に、本発明の実施例を述べる。 (実施例1) 成分名 配合% リン酸Lーアスコルビルマグネシウム(5%液) 5.0 1,3ーブチレングリコール 3.0 無水乳酸 0.55 無水クエン酸 0.55 フェノキシエタノール 0.5 マイナスイオン水 89.95 水酸化Na 0.45 本実施例に係る外用剤原料を化粧料に使用した結果、従
来よりはるかに強い美白効果、活性酸素の消去効果、皮
膚細胞老化防止効果などが見られた。
【0037】 (実施例2) 成分名 配合% リン酸Lーアスコルビルマグネシウム(9%液) 9.0 1,3ーブチレングリコール 5.3 無水乳酸 1.0 無水クエン酸 1.0 フェノキシエタノール 0.9 マイナスイオン水 81.9 水酸化Na 0.9 本実施例に係る外用剤原料を化粧料に使用した結果、従
来よりはるかに強い美白効果、活性酸素の消去効果、皮
膚細胞老化防止効果などが見られた。また、前記実施例
1に記載のものよりも更に作用効果が高いことが認めら
れた。
【0038】 (実施例3) 成分名 配合% ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E.O.) 0.99 グリセリン 0.90 トリ(カプリル・カプリル酸)グリセリン 6.00 スクワラン 3.00 オレイン酸デシル 1.50 トリ2ーエチルヘキサン酸グリセリル 1.50 シア脂 1.50 2%キサンタンガム(30%1,3−B,G含有) 13.50 9%リン酸Lーアスコルビルマグネシウム液 66.60 L−アルギニン 0.10 フェノキシエタノール 0.50 精製水(マイナスイオン水) 3.91 本実施例により、従来よりはるかに強い美白効果、活性
酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが見られる
乳液を得た。
【0039】 (実施例4) 成分名 配合% 9%リン酸Lーアスコルビルマグネシウム液(実施例2で調整した) 50.00 プラセンタエキス(豚由来) 50.00 本実施例により、従来よりはるかに強い美白効果、活性
酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが見られる
プラセンタエキスを得た。
【0040】(実施例5)前記実施例3及び4に記載の
高濃度ビタミンC誘導体含有の乳液およびプラセンタエ
キスを市販のイオン導入器に使用した結果、従来のもの
に比し約30倍のビタミンCを含み水溶性成分が皮膚に
よく馴染み、従来よりはるかに強い美白効果、活性酸素
の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが見られた。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
濃度水溶性ビタミンC誘導体の安定化を図ることがで
き、これにより従来よりはるかに強い美白効果、活性酸
素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる
安定なビタミンC誘導体を含む外用剤を提供出来る効果
がある。また、本発明によれば、ビタミンC誘導体を吸
収が良く高濃度にしたので、冷所保管することなく長期
的に流通上において、化粧料などの外用剤商品として支
障がない、という効果がある。
【0042】特に、ビタミンC誘導体(リン酸L・アス
コルビルマグネシウム)を配合することにより、ビタミ
ンC誘導体の分子構造を安定化させたビタミンC誘導体
を使用しているので、肌に吸収されてから純粋なビタミ
ンCに変化し、スキントラブルに有効に働く効果があ
る。また、酸化されにくく刺激が少ないうえ、皮膚から
の吸収性も良く、体内に吸収されると酸素の働きでビタ
ミンCに変化すると云う効果がある。
【0043】ビタミンC液が安定化するので、にごった
り、沈殿が出にくくなる。このようにして、弱酸の塩を
加えることで、pHを平衡にして、pHを動かなくする
ことができる効果がある。
【0044】また、本発明においては、トルマリンを使
用し、ビタミンC誘導体の溶解力アップ、pH安定化を
図ることができるので、これにより溶解力を得て、ビタ
ミンCを充分に残さず溶かし、肌に馴染ませることがで
きる効果がある。
【0045】また、本発明においては、安定化熟成処理
(エ−ジング)により不純物を取り除き、それに加え精
密濾過処理により、清澄した液体にならせ、より安定し
たビタミンC誘導体液を得ることができる効果がある。
【0046】このように、本発明の高濃度ビタミンC誘
導体入り外用剤は、水溶性ビタミンCの高濃度配合によ
り、油分、防腐剤、界面活性剤、色素、香料、すべて不
使用とすることが可能となる効果がある。
【0047】また、マイナスイオン効果で浸透力をさら
に高めるエッセンススタイルであり前記のバッファ−効
果によって、より安定した還元型ビタミンC誘導体を実
現し、皮膚刺激性がない、さらにマイナスイオン、バッ
ファ−効果によって、より安定した還元型ビタミンC誘
導体を実現し得る効果がある。
【0048】なおまた、トルマリン鉱石を使った還元水
を原材料に使用し、バッファ−効果とマイナスイオン
で、ビタミンCを堅固にガ−ドし、さらにバッファ−効
果を使用することで、ビタミンC誘導体の安定性をより
高め、これらにマイナスイオン化した還元水を原材料に
使用したので、強い抗酸化力で壊れやすいビタミンCを
優しく守ることが可能となる効果がある。
【0049】さらにまた、前記トルマリン還元水に充分
に溶かしたビタミンC誘導体を使用し、このトルマリン
を使った還元水が、高い溶解力を持つので、配合したビ
タミンCを充分に、残さず溶かし込んで、確実に肌に届
けることが可能となる効果がある。
【0050】なおまた、前記のようにクラスタ−が小さ
いために皮膚への吸収も非常にスム−ズであり、分子そ
のものがマイナスの電気を帯びているイオン導入を行え
ば通常の約30倍ものビタミンCを肌へ送り込むことが
できる効果がある。ビタミンC誘導体とイオンのコンビ
ネ−ションにより、肌を老化させるなどのさまざまなト
ラブルを引き起こす活性酸素を抑制する効果がある。
【0051】また、このトルマリン還元水により、この
活性酸素を消去するビタミンC誘導体のパワ−を、約2
倍以上に高める効果があり、これらの相乗作用で美肌に
良好な更なる効果を派生することが可能となる。
【0052】また、請求項1に記載の発明によれば、ビ
タミンC誘導体粉末をマイナスイオン水に溶解し、当該
ビタミンC誘導体を高濃度に水溶液として安定化させて
なるので、美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老
化防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘導体を
含む外用剤原料の獲得をより確実なものにできると云う
効果がある。
【0053】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記ビタミンC誘導体はリン酸L−アスコルビルマグネシ
ウムであり、前記ビタミンC誘導体を特定してなるの
で、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細
胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘導
体を含む外用剤原料の獲得をより確実なものにできると
いう効果がある。
【0054】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記安定化は、乳酸,クエン酸,水酸化Naなどによる組
み合わせにより、中性から弱アルカリ性とし、さらによ
り安定させるので、前記酸性化を確実なものとし、より
強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防
止効果などが期待できる安定なビタミンC誘導体を含む
外用剤原料の獲得をより確実なものにできるという効果
がある。
【0055】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記ビタミンC誘導体の濃度が3%〜20%、好ましくは
5%〜10%であり、ビタミンC誘導体の濃度を具体的
に特定してなるので、より強力な美白効果、活性酸素の
消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定
なビタミンC誘導体を含む外用剤原料の獲得をより確実
なものにできるという効果がある。
【0056】また、請求項5に記載の発明によれば、前
記ビタミンC誘導体をさらに安定化熟成処理(エージン
グ処理)および精密ろ過処理して成るので、より強力な
美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果
などが期待できる安定なビタミンC誘導体を含む外用剤
原料の獲得をより確実なものにできるという効果があ
る。
【0057】また、請求項6に記載の発明によれば、当
該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤は、リン酸Lーア
スコルビルマグネシウム、多価アルコール(1,3ーブ
チレングリコール、プロピレングリコールなど)、無水
乳酸、無水クエン酸、フェノキシエタノールなどの防腐
剤、マイナスイオン水、水酸化Naなどを主成分とし、
当該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤の成分を特定し
てなるので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効
果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタ
ミンC誘導体を含む外用剤の獲得をより確実なものにで
きるという効果がある。
【0058】また、請求項7に記載の発明によれば、前
記ビタミンC誘導体含有外用剤は、ローション、乳液、
クリーム、ヘアートニックであり、当該高濃度ビタミン
C誘導体入り外用剤原料を使用する化粧料を特定してな
るので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮
膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミンC
誘導体を含む化粧料の獲得をより確実なものにできると
いう効果がある。
【0059】また、請求項8に記載の発明によれば、イ
オン導入器などによるイオン導入方法に、前記請求項1
〜7に記載の高濃度ビタミンC誘導体含有外用剤を使用
するので、イオン導入器などによるイオン導入方法と相
俟って、有効成分を水分と共に皮膚に送り込むことがで
き、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細
胞老化防止などの作用効果がある。
【0060】また、請求項9に記載の発明によれば、ビ
タミンC誘導体粉末をマイナスイオン水に溶解し、当該
ビタミンC誘導体を高濃度に水溶液として安定化させて
なることを特徴とする製造方法であるので、この発明に
おいては、美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老
化防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘導体を
含む外用剤原料が得られるという効果がある。
【0061】また、請求項10に記載の発明によれば、
前記ビタミンC誘導体はリン酸L−アスコルビルマグネ
シウムであることを特徴とする製造方法であり、この発
明においては、前記ビタミンC誘導体誘導体を特定して
なるので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、
皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミン
C誘導体を含む外用剤原料の獲得をより確実なものにで
きるという効果がある。
【0062】また、請求項11に記載の発明によれば、
前記安定化は、乳酸,クエン酸,水酸化Naなどによる
組み合わせにより、中性から弱アルカリ性とし、さらに
より安定させることを特徴とする製造方法であるので、
この発明においては、前記酸性化を確実なものとし、よ
り強力な美白効果、活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化
防止効果などが期待できる安定なビタミンC誘導体を含
む外用剤原料の獲得をより確実なものにできるという効
果がある。
【0063】また、請求項12に記載の発明によれば、
前記ビタミンC誘導体の濃度が3%〜20%、好ましく
は5%〜10%であることを特徴とする製造方法であ
り、このの発明においては、ビタミンC誘導体の濃度を
具体的に特定してなるので、より強力な美白効果、活性
酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待でき
る安定なビタミンC誘導体を含む外用剤原料の獲得をよ
り確実なものにできるという効果がある。
【0064】また、請求項13に記載の発明によれば、
前記ビタミンC誘導体をさらに安定化熟成処理(エージ
ング処理)および精密ろ過処理して成ることを特徴とす
る製造方法であるので、より強力な美白効果、活性酸素
の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安
定なビタミンC誘導体を含む外用剤原料の獲得をより確
実なものにできるという効果がある。
【0065】また、請求項14に記載の発明によれば、
リン酸Lーアスコルビルマグネシウム、多価アルコール
(1,3ーブチレングリコール、プロピレングリコール
など)、無水乳酸、無水クエン酸、フェノキシエタノー
ルなどの防腐剤、マイナスイオン水、水酸化Naなどを
主成分とすることを特徴とする高濃度ビタミンC誘導体
入り外用剤の製造方法であり、この発明においては、当
該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤の成分を特定して
なるので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効果、
皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタミン
C誘導体を含む外用剤の獲得をより確実なものにできる
という効果がある。
【0066】また、請求項15に記載の発明によれば、
前記ビタミンC誘導体含有外用剤は、ローション、乳
液、クリーム、ヘアートニックであることを特徴とする
製造方法であり、この発明においては、当該高濃度ビタ
ミンC誘導体入り外用剤原料を使用する化粧料を特定し
てなるので、より強力な美白効果、活性酸素の消去効
果、皮膚細胞老化防止効果などが期待できる安定なビタ
ミンC誘導体を含む化粧料の獲得をより確実なものにで
きるという効果がある。
【0067】また、請求項16に記載の発明によれば、
約80℃の精製水に1,3ーブチレングリコールおよび
フェノキシエタノールを溶解し、次いで約70℃にてリ
ン酸Lーアスコルビルマグネシウムを溶解し、さらに溶
解確認後に乳酸、クエン酸を加えて、その後約35℃ま
で冷却後、水酸化Naを入れpHを調節し、一昼夜静置
後、冷所にて約10日間エイジングし、精製濾過するこ
とを特徴とする製造方法であり、この発明においては、
当該高濃度ビタミンC誘導体入り外用剤の成分ならびに
各条件などを特定してなるので、より強力な美白効果、
活性酸素の消去効果、皮膚細胞老化防止効果などが期待
できる安定なビタミンC誘導体を含む外用剤の獲得をよ
り確実なものにできるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 9/08 9/08 9/10 9/10 31/375 31/375 47/04 47/04 47/10 47/10 47/12 47/12 A61P 17/00 A61P 17/00 17/10 17/10 17/16 17/16 39/06 39/06 Fターム(参考) 4C076 AA11 AA16 BB31 CC18 CC24 DD21Q DD30Q DD38R DD39R DD43Q DD43R FF39 FF43 GG45 GG46 4C083 AA072 AA122 AB031 AB032 AB051 AB052 AC111 AC121 AC122 AC171 AC172 AC301 AC302 AC352 AC422 AC442 AC582 AD352 AD641 AD642 CC01 CC04 CC05 CC37 DD23 DD31 EE01 EE12 EE16 EE22 FF05 4C086 AA01 AA02 BA18 MA02 MA03 MA05 MA08 MA09 MA17 MA22 MA28 MA63 NA03 NA11 NA14 ZA89 ZA92 ZC28

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタミンC誘導体粉末をマイナスイオン
    水に溶解し、当該ビタミンC誘導体を高濃度に水溶液と
    して安定化させてなることを特徴とする、ビタミンC誘
    導体含有外用剤。
  2. 【請求項2】 前記ビタミンC誘導体はリン酸L−アス
    コルビルマグネシウムであることを特徴とする、請求項
    1に記載のビタミンC誘導体含有外用剤。
  3. 【請求項3】 前記安定化は、乳酸,クエン酸,水酸化
    Naなどによる組み合わせにより、中性から弱アルカリ
    性とし、さらにより安定させることを特徴とする、請求
    項1〜2に記載のビタミンC誘導体含有外用剤。
  4. 【請求項4】 前記ビタミンC誘導体の濃度が3%〜2
    0%、好ましくは5%〜10%であることを特徴とす
    る、請求項1〜3に記載のビタミンC誘導体含有外用
    剤。
  5. 【請求項5】 前記ビタミンC誘導体をさらに安定化熟
    成処理(エージング処理)および精密ろ過処理して成る
    ことを特徴とする、請求項1〜4に記載の高濃度ビタミ
    ンC誘導体含有外用剤。
  6. 【請求項6】 リン酸Lーアスコルビルマグネシウム、
    多価アルコール(1,3ーブチレングリコール、プロピ
    レングリコールなど)、無水乳酸、無水クエン酸、フェ
    ノキシエタノールなどの防腐剤、マイナスイオン水、水
    酸化Naなどを主成分とすることを特徴とする高濃度ビ
    タミンC誘導体含有外用剤。
  7. 【請求項7】 前記ビタミンC誘導体含有外用剤は、ロ
    ーション、乳液、クリーム、ヘアートニックであること
    を特徴とする、高濃度ビタミンC誘導体含有外用剤。
  8. 【請求項8】 イオン導入器などによるイオン導入方法
    に、前記請求項1〜7に記載のビタミンC誘導体含有外
    用剤を使用することを特徴とする、高濃度ビタミンC誘
    導体含有外用剤の使用方法。
  9. 【請求項9】 ビタミンC誘導体粉末をマイナスイオン
    水に溶解し、当該ビタミンC誘導体を高濃度に水溶液と
    して安定化させてなることを特徴とする、ビタミンC誘
    導体含有外用剤の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ビタミンC誘導体はリン酸L−ア
    スコルビルマグネシウムであることを特徴とする、請求
    項9に記載のビタミンC誘導体含有外用剤の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記安定化は、乳酸,クエン酸,水酸
    化Naなどによる組み合わせにより、中性から弱アルカ
    リ性とし、さらにより安定させることを特徴とする、請
    求項9〜10に記載のビタミンC誘導体含有外用剤の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記ビタミンC誘導体の濃度が3%〜
    20%、好ましくは5%〜10%であることを特徴とす
    る、請求項9〜11に記載のビタミンC誘導体含有外用
    剤の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ビタミンC誘導体をさらに安定化
    熟成処理(エージング処理)および精密ろ過処理して成
    ることを特徴とする、請求項9〜12に記載の高濃度ビ
    タミンC誘導体含有外用剤の製造方法。
  14. 【請求項14】 リン酸Lーアスコルビルマグネシウ
    ム、多価アルコール(1,3ーブチレングリコール、プ
    ロピレングリコールなど)、無水乳酸、無水クエン酸、
    フェノキシエタノールなどの防腐剤、マイナスイオン
    水、水酸化Naなどを主成分とすることを特徴とする高
    濃度ビタミンC誘導体含有外用剤の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記ビタミンC誘導体含有外用剤は、
    ローション、乳液、クリーム、ヘアートニックであるこ
    とを特徴とする、高濃度ビタミンC誘導体含有外用剤の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 約80℃の精製水に1,3ーブチレン
    グリコールおよびフェノキシエタノールを溶解し、次い
    で約70℃にてリン酸Lーアスコルビルマグネシウムを
    溶解し、さらに溶解確認後に乳酸、クエン酸を加えて、
    その後約35℃まで冷却後、水酸化Naを入れてpHを
    調節し、一昼夜静置後、冷所にて約10日間エイジング
    し、精製濾過することを特徴とする高濃度ビタミンC誘
    導体含有外用剤の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007039340A (ja) * 2005-07-05 2007-02-15 Kanebo Cosmetics Inc 防腐殺菌剤及び皮膚外用組成物
JP2008523106A (ja) * 2004-12-13 2008-07-03 アクアフォトニクス, インコーポレイテッド 抗老化方法および組成物

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