JP2003160195A - 抽出システム、抽出方法及び検査方法 - Google Patents

抽出システム、抽出方法及び検査方法

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JP2003160195A
JP2003160195A JP2001355827A JP2001355827A JP2003160195A JP 2003160195 A JP2003160195 A JP 2003160195A JP 2001355827 A JP2001355827 A JP 2001355827A JP 2001355827 A JP2001355827 A JP 2001355827A JP 2003160195 A JP2003160195 A JP 2003160195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビール樽等の容器内のビール等の飲料中の菌の
有無を迅速、容易かつ確実に検査する。 【解決手段】まず、樽200の口部(口金)にヘッド1
00を取り付ける。次いで、ヘッド100に殺菌液を供
給して口部を殺菌する。次いで、ヘッド100にアルコ
ールを供給して殺菌液を押し出し、更にヘッド100に
炭酸ガスを供給してアルコールを押し出す。その後、ヘ
ッド100のハンドル120を押し下げて、炭酸ガスの
ガス圧により樽200からヘッド100を通してビール
を取り出し、サンプル容器310で回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器から飲料を抽
出する抽出システム及び抽出方法、並びに、容器中の飲
料に菌が存在するか否かを検査する検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビールや発泡酒等の酒類その他清涼飲料
等を含む様々な飲料は、缶や瓶に詰めて出荷される他、
樽に詰めて出荷されうる。飲料は、その製造過程におい
てその中に菌が混入しないように厳重に管理されるもの
の、製造過程において菌が混入する可能性を完全に否定
することはできない。そこで、本出願人は、安全な製品
を提供するために、缶、瓶、樽等の容器に飲料を詰めた
後に、多数の容器の中からランダムに容器を抜き取り、
その容器中の菌の有無を検査している。
【0003】ここで、ビールを詰めた樽中の菌の検査方
法を説明する。まず、樽の口部(一般的には口金部及び
その周辺部)を殺菌する。次いで、樽を揺すったり、樽
に超音波を加えたりすることにより、樽内の圧力を上げ
てこの圧力により樽からビールを抽出する。ビールの抽
出前に樽の口部を殺菌するのは、口部に菌が存在する状
態で樽からビールを抽出しそのビール内の菌を検査する
と、菌が発見された場合に、その菌が樽中のビールの中
に存在していたのか、口部に存在していたのかが分から
ないからである。すなわち、発見された菌が樽中のビー
ルの中に存在していたのか、口部に存在していたのかが
分からないと、結局、全ての樽を廃棄するか、相当数の
樽について同様の検査を実施してそれらの中に菌が存在
しないことを確認する必要がある。
【0004】口部の殺菌には、通常、火炎殺菌が使われ
る。しかし、火炎殺菌により検査対象の全ての樽の口部
を確実に殺菌するためには、熟練者による作業を要す
る。
【0005】また、殺菌の直後に再び口部に菌が付着す
る可能性がある。これを避けるためには、作業をクリー
ンルーム内で実施すべきである。しかし、クリーンルー
ムを設置するためには多額の投資が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、樽その
他の容器内の飲料中に菌が存在するか否かを確実に検査
するためには、口部の確実な殺菌と、殺菌された状態の
維持とが求められる。また、これに加えて、作業時間の
短縮や作業の簡略化が求められていることは言うまでも
ない。
【0007】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、容器内の飲料中の菌の有無を迅速、
容易かつ確実に検査するためのシステム及び方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1の側面は、容
器から飲料を抽出する抽出システムに関する。この抽出
システムは、前記容器の口部に取り付けられるヘッド
と、前記口部に前記ヘッドが取り付けられた状態で前記
ヘッドに殺菌用薬液を供給することにより前記口部を殺
菌する殺菌手段と、前記口部に前記ヘッドが取り付けら
れた状態で殺菌後の前記口部及び前記ヘッドを通して前
記容器中の飲料を抽出する抽出手段とを備えることを特
徴とする。
【0009】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
抽出手段は、前記ヘッドを通して前記容器内にガスを供
給することにより、該ガスの圧力によって前記容器中の
飲料を前記口部から排出させることが好ましい。
【0010】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
容器は、前記口部の内側にバルブを有し、前記ヘッド
は、前記口部の殺菌中は前記バルブを閉じさせ、前記容
器からの飲料の抽出の際は前記バルブを開かせるための
機構を有することが好ましい。
【0011】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ヘッドは、前記口部に取り付けられた状態で前記口部に
密閉空間を構成する構造を有することが好ましい。
【0012】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
抽出システムは、前記口部の殺菌の後であって前記容器
からの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッドが取り
付けられた状態で前記ヘッドに液体を供給して前記口部
に残留する前記殺菌用薬液を除去する手段を更に備える
ことが好ましい。
【0013】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
抽出システムは、前記殺菌用薬液の除去の後であって前
記容器からの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッド
が取り付けられた状態で前記ヘッドにガスを供給して前
記口部に残留する前記液体を除去する手段を更に備える
ことが好ましい。
【0014】本発明の好適な実施の形態に係る抽出シス
テムにおいて、前記飲料は、酒類(例えば、ビール、発
泡酒等)であってもよいし、清涼飲料であってもよい
し、他の酒類の飲料であってもよい。
【0015】本発明の他の側面は、容器から飲料を抽出
する抽出方法に関する。この抽出方法は、前記容器の口
部にヘッドを取り付ける取り付け工程と、前記ヘッドに
殺菌用薬液を供給することにより前記口部を殺菌する殺
菌工程と、殺菌後の前記口部及び前記ヘッドを通して前
記容器中の飲料を抽出する抽出工程とを含むことを特徴
とする。
【0016】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
抽出工程では、前記ヘッドを通して前記容器内にガスを
供給することにより、該ガスの圧力によって前記容器中
の飲料を前記口部から排出させることが好ましい。
【0017】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
殺菌工程では、前記容器の内部に前記殺菌用薬液が入り
込まないようにして前記口部を殺菌することが好まし
い。
【0018】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
取り付け工程において前記口部に前記ヘッドを取り付け
た後、前記抽出工程が完了するまで、前記ヘッドを前記
口部から取り外さないことが好ましい。
【0019】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
抽出方法は、前記口部の殺菌の後であって前記容器から
の飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッドが取り付け
られた状態で前記ヘッドに液体を供給して前記口部に残
留する前記殺菌用薬液を除去する工程を更に含むことが
好ましい。
【0020】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
抽出方法は、前記殺菌用薬液の除去の後であって前記容
器からの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッドが取
り付けられた状態で前記ヘッドにガスを供給して前記口
部に残留する前記液体を除去する工程を更に含むことが
好ましい。
【0021】本発明の好適な実施の形態に係る抽出シス
テムにおいて、前記飲料は、酒類(例えば、ビール、発
泡酒等)であってもよいし、清涼飲料であってもよい
し、他の酒類の飲料であってもよい。
【0022】本発明の更に他の側面は、容器中の飲料に
菌が存在するか否かを検査する検査方法に関する。この
検査方法は、前記容器の口部にヘッドを取り付ける取り
付け工程と、前記ヘッドに殺菌用薬液を供給することに
より前記口部を殺菌する殺菌工程と、殺菌後の前記口部
及び前記ヘッドを通して前記容器中の飲料を抽出する抽
出工程と、前記抽出工程で抽出した飲料中に菌が存在す
るか否かを検査する検査工程とを含むことを特徴とす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。なお、ここでは、
より具体的な例を提供するために、樽詰めされたビール
中の菌の有無を検査するためのシステム及び方法につい
て説明するが、本発明は、ビール以外の酒類(例えば、
発泡酒等)や、清涼飲料等の酒類以外の飲料についても
適用されうる。また、本発明は、樽に限定されず、缶、
瓶、ペットボトルその他の容器にも適用されうる。した
がって、この明細書において、飲料とは、広義の意味と
して用いられ、例えば、アルコール成分を含む飲料の
他、アルコール成分を含まない飲料も含む。また、この
明細書において、容器もまた、広義の意味として用いら
れ、例えば、缶、瓶、ペットボトル等のあらゆる形態の
容器を含む。
【0024】図1は、ビール樽の上部に設けられた口部
の断面図である。なお、図1に示す状態は、密閉された
状態の樽である。樽200の上部には環状の口金201
が設けられており、その内側にはブッシュ202が固定
されている。ブッシュ202の内側の円錐形状部には、
ダウンチューブ205及びガスバルブスプリング206
によってガスバルブ203が下方から押しつけられてい
る。また、ガスバルブ203の内側の円錐形状部には、
ビールバルブスプリング207によってビールバルブ2
04が押しつけられている。すなわち、図1に示す状態
においては、樽200は、ガスバルブ203及びビール
バルブ204によって密閉されている。樽200の本体
部分は、典型的には、金属壁210によって構成されて
いる。
【0025】図2は、樽の口部に本発明の好適な実施の
形態に係るヘッドを取り付けて口部を殺菌している状態
を示す図である。ヘッド100は、ジョッキ等にビール
を注ぐ際に樽200からビールを取り出すために利用さ
れる所謂ディスペンサヘッドとしてではなく、樽200
内のビール中に菌が存在するか否かを検査する際に樽2
00の口部に取り付けられる。
【0026】ヘッド100は、口部に後述の殺菌用薬
液、アルコール及び炭酸ガスを供給するための注入口1
01、樽200から排出されるビールを取り出すための
排出チューブ102、口部を密閉空間とするためのカバ
ー部材111、ビールの取り出し時(抽出時)にガスバ
ルブ203に押しつけられてダウンチューブ205内に
炭酸ガスが入らないようにする密閉部材110、ビール
の取り出し時に排出チューブ102を押し下げることに
よりビールバルブ204及び密閉部材110を押し下げ
るためのハンドル120、並びに、ビールの取り出し時
にカバー111によって構成される密閉空間内の圧力を
維持するためのOリング112を有する。
【0027】図2に示す状態では、注入口101を通し
て樽200の口部に供給された殺菌用薬液、アルコール
又は炭酸ガスは、樽200内に入ることなく、排出チュ
ーブ102の下部に設けられた回収部102aを通して
排出チューブ102内に流れ込み、外部に排出される。
樽200の口部は、このようにして殺菌用薬液により殺
菌される。殺菌の後に残留する殺菌用薬液は、続いて供
給口101を通して供給されるアルコールの液体によっ
て除去される。アルコールは、排出チューブ102を通
して外部に排出される。その後に残留するアルコール
は、続いて供給口101を通して供給される炭酸ガスに
よって排出チューブ102を通して外部に排出される。
【0028】図3は、樽の口部に取り付けられた本発明
の好適な実施の形態に係るヘッドを通して樽の口部から
ビールを取り出している状態を示す図である。樽200
の口部からビールを取り出す際は、ハンドル120を押
し下げることにより、密閉部材110をガスバルブ20
3に圧接させ、これによりガスバルブ203を下方に移
動させてガスバルブ203を開く。この状態で供給口1
01を通して炭酸ガスを口部に供給することにより炭酸
ガスが樽200内に注入され、ビールの液面220を下
方に押すことによりダウンチューブ205内をビールが
上昇し、更に排出チューブ102内を通して外部に排出
される。
【0029】ヘッド100は、殺菌の開始前に樽200
の口部に取り付けられ、殺菌及びそれに続く処理が完了
し、更にビールが抽出された後に口部から取り外され
る。したがって、口部が殺菌された後、ビールが樽20
0から抽出される前に、口部が菌で汚染されることがな
い。このようにしてビールをサンプリングすることによ
り、樽200内のビール中に菌が存在するか否かを確実
に検査することができる。しかも、クリーンルーム等の
設備を設ける必要もない。また、ヘッド100を樽20
0の口部に取り付けてヘッド100に殺菌用薬液を供給
することにより口部を殺菌するため、多数の樽の口部を
同一条件で殺菌することができるという利点がある。こ
れに対して、従来のような火炎殺菌では、樽ごとに殺菌
の条件が異なり、また、殺菌の確実性は作業者の熟練に
よるところが大きい。
【0030】図4は、本発明の好適な実施の形態に係る
ビール抽出システムの概略構成を示す図である。図5
は、図4に示すビール抽出システムを利用したビール抽
出方法或いはビール検査方法の流れを示す図である。以
下、両図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態に
係るシステム及び方法を説明する。
【0031】まず、ステップS501では、樽200の
口部に前述のヘッド100を取り付ける。ステップS5
02では、温調槽301からヘッド100に至る経路が
形成されるように三方コックC1及びC2を操作する。
また、図5には示されていないが、三方コックC3を回
収槽320側に切り替える。
【0032】ステップS503では、バルブV1を開
き、次いで、ステップS504では、ポンプP1を動作
させて殺菌用薬液を温調槽301に送り込む。殺菌用薬
液は、温調槽301によって所定の温度まで加熱され、
その後、三方コックC1及びC2を通り、更に逆止弁V
4を通り、ヘッド100に供給される。ヘッド100に
供給された殺菌用薬液は、樽200の口部を殺菌し、ヘ
ッド100の排出チューブを通してヘッド100から排
出され、その後、三方コックC3を通り、回収槽320
に排出される。
【0033】ここで、樽200の口部に存在しうる典型
的な菌として、芽胞菌が含まれることが確認されてい
る。このような芽胞菌に対して効果的な殺菌用薬液は、
例えば、ハセッパーソフト水(商品名)である。ハセッ
パーソフト水は、次亜塩素酸ソーダ(NaOCl)、塩
酸(HCl)、水(HO)の混合液である。
【0034】殺菌が終了したら、ステップS505にお
いてバルブV1を閉じ、次いで、ステップS506にお
いてポンプP1を停止させる。
【0035】次いで、ステップS507では、三方コッ
クC1をアルコールタンク302側に切り替えて、ステ
ップS508において、ポンプP2を動作させる。これ
により、アルコールタンク302内のアルコールは、逆
止弁V2、三方コックC1及びC2並びに逆止弁V4を
通り、ヘッド100に供給される。この際、配管内及び
ヘッド100内に残留する殺菌用薬液は、ヘッド100
の排出チューブを通してヘッド100から排出され、そ
の後、三方コックC3を通り、回収槽320に排出され
る。
【0036】次いで、ステップS509においてポンプ
2を停止させて、ステップS510において三方コック
C2を炭酸ガスボンベ303側に切り替える。次いで、
バルブV3を開いて、ヘッド100に炭酸ガスを供給す
る。なお、バルブV3は、後述のステップS516が終
了するまで開いた状態に維持される。
【0037】この状態で、ステップS512において所
定時間が経過するのを待つ。この間、配管内及びヘッド
100内に残留するアルコールは、炭酸ガスの圧力によ
りヘッド100の排出チューブを通して排出され、その
後、三方コックC3を通り、回収槽320に排出され
る。すなわち、ステップS512では、配管内及びヘッ
ド100内に残留するアルコールがブローされる。
【0038】次いで、ステップS513においてハンド
ル120を押し下げる。なお、ハンドル120は、後述
のステップS516が終了するまでこの状態に維持され
る。
【0039】この状態で、ステップS514において所
定時間が経過するのを待つ。この間、炭酸ガスが樽20
0内に送り込まれ、炭酸ガスの圧力により樽200内の
ビールがヘッド100の排出チューブから押し出され
る。排出されたビールは、三方コックC3を通り、回収
槽320に排出される。すなわち、ステップS514で
は、樽200内のビールが回収槽320にブローされ
る。
【0040】次いで、ステップS515では、三方コッ
クC3をサンプル容器310側に切り替える。これによ
り、炭酸ガスの圧力により樽200から排出チューブを
通して排出されていたビールは、三方コックC3を通っ
てサンプル容器310に送られる。
【0041】この状態で、ステップS516において、
サンプル容器310内に所定量のビールが溜まるのを待
つ。これにより樽200内のビールがサンプル容器31
0内にサンプリングされる。なお、サンプル容器310
内の過剰の空気は、フィルタ311を通して排気され
る。このフィルタ311は、サンプル容器310内に菌
等が侵入することを防止するために設けられている。ま
た、サンプル容器310や三方コックC3等は、ビール
の抽出のための一連の工程の開始前(例えば、ステップ
S501の前)に殺菌される。
【0042】ステップS517では、サンプリングした
ビール中に菌が存在するか否かを検査する。この検査の
方法は周知であるので、ここでは言及しない。
【0043】以上は、ビール樽用の口部に適合したヘッ
ドに本発明を提供した例であるが、ヘッドの形状や構造
を抽出対象或いは検査対象の飲料が詰められた容器及び
その口部に適合させることにより、当該容器中の飲料を
抽出或いは検査することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、容器内の飲料
中の菌の有無を迅速、容易かつ確実に検査することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビール樽の上部に設けられた口部の断面図であ
る。
【図2】樽の口部に本発明の好適な実施の形態に係るヘ
ッドを取り付けて口部を殺菌している状態を示す図であ
る。
【図3】樽の口部に取り付けられた本発明の好適な実施
の形態に係るヘッドを通して樽の口部からビールを取り
出している状態を示す図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係るビール抽出シ
ステムの概略構成を示す図である。
【図5】図4に示すビール抽出システムを利用したビー
ル抽出方法或いはビール検査方法の流れを示す図であ
る。
【符号の説明】
100 ヘッド 101 注入口 102 排出チューブ 102a 回収部 110 密閉部材 111 カバー 112 Oリング 120 ハンドル 200 樽 201 口金 202 ブッシュ 203 ガスバルブ 204 ビールバルブ 205 ダウンチューブ 206 ガスバルブスプリング 207 ビールバルブスプリング 210 金属壁 220 ビール液面

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器から飲料を抽出する抽出システムで
    あって、 前記容器の口部に取り付けられるヘッドと、 前記口部に前記ヘッドが取り付けられた状態で前記ヘッ
    ドに殺菌用薬液を供給することにより前記口部を殺菌す
    る殺菌手段と、 前記口部に前記ヘッドが取り付けられた状態で殺菌後の
    前記口部及び前記ヘッドを通して前記容器中の飲料を抽
    出する抽出手段と、 を備えることを特徴とする抽出システム。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、前記ヘッドを通して前
    記容器内にガスを供給することにより、該ガスの圧力に
    よって前記容器中の飲料を前記口部から排出させること
    を特徴とする請求項1に記載の抽出システム。
  3. 【請求項3】 前記容器は、前記口部の内側にバルブを
    有し、 前記ヘッドは、前記口部の殺菌中は前記バルブを閉じさ
    せ、前記容器からの飲料の抽出の際は前記バルブを開か
    せるための機構を有することを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の抽出システム。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドは、前記口部に取り付けられ
    た状態で前記口部に密閉空間を構成する構造を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の抽出システム。
  5. 【請求項5】 前記口部の殺菌の後であって前記容器か
    らの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッドが取り付
    けられた状態で前記ヘッドに液体を供給して前記口部に
    残留する前記殺菌用薬液を除去する手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の抽出システム。
  6. 【請求項6】 前記殺菌用薬液の除去の後であって前記
    容器からの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッドが
    取り付けられた状態で前記ヘッドにガスを供給して前記
    口部に残留する前記液体を除去する手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の抽出システム。
  7. 【請求項7】 前記飲料は、酒類又は清涼飲料を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の抽出システム。
  8. 【請求項8】 前記飲料は、ビール又は発泡酒を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の抽出システム。
  9. 【請求項9】 容器から飲料を抽出する抽出方法であっ
    て、 前記容器の口部にヘッドを取り付ける取り付け工程と、 前記ヘッドに殺菌用薬液を供給することにより前記口部
    を殺菌する殺菌工程と、 殺菌後の前記口部及び前記ヘッドを通して前記容器中の
    飲料を抽出する抽出工程と、 を含むことを特徴とする抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記抽出工程では、前記ヘッドを通し
    て前記容器内にガスを供給することにより、該ガスの圧
    力によって前記容器中の飲料を前記口部から排出させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の抽出方法。
  11. 【請求項11】 前記殺菌工程では、前記容器の内部に
    前記殺菌用薬液が入り込まないようにして前記口部を殺
    菌することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載
    の抽出方法。
  12. 【請求項12】 前記取り付け工程において前記口部に
    前記ヘッドを取り付けた後、前記抽出工程が完了するま
    で、前記ヘッドを前記口部から取り外さないことを特徴
    とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の
    抽出方法。
  13. 【請求項13】 前記口部の殺菌の後であって前記容器
    からの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッドが取り
    付けられた状態で前記ヘッドに液体を供給して前記口部
    に残留する前記殺菌用薬液を除去する工程を更に含むこ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項
    に記載の抽出方法。
  14. 【請求項14】 前記殺菌用薬液の除去の後であって前
    記容器からの飲料の抽出の前に、前記口部に前記ヘッド
    が取り付けられた状態で前記ヘッドにガスを供給して前
    記口部に残留する前記液体を除去する工程を更に含むこ
    とを特徴とする請求項13に記載の抽出方法。
  15. 【請求項15】 前記飲料は、酒類又は清涼飲料を含む
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1
    項に記載の抽出方法。
  16. 【請求項16】 前記飲料は、ビール又は発泡酒を含む
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1
    項に記載の抽出方法。
  17. 【請求項17】 容器中の飲料に菌が存在するか否かを
    検査する検査方法であって、 前記容器の口部にヘッドを取り付ける取り付け工程と、 前記ヘッドに殺菌用薬液を供給することにより前記口部
    を殺菌する殺菌工程と、 殺菌後の前記口部及び前記ヘッドを通して前記容器中の
    飲料を抽出する抽出工程と、 前記抽出工程で抽出した飲料中に菌が存在するか否かを
    検査する検査工程と、を含むことを特徴とする検査方
    法。
JP2001355827A 2001-11-21 2001-11-21 抽出システム、抽出方法及び検査方法 Expired - Fee Related JP3588077B2 (ja)

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JP2013203437A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sapporo Breweries Ltd ノンアルコール飲料用サーバーの製造方法

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