JP2003160028A - ワイパーブレード - Google Patents

ワイパーブレード

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JP2003160028A
JP2003160028A JP2001359819A JP2001359819A JP2003160028A JP 2003160028 A JP2003160028 A JP 2003160028A JP 2001359819 A JP2001359819 A JP 2001359819A JP 2001359819 A JP2001359819 A JP 2001359819A JP 2003160028 A JP2003160028 A JP 2003160028A
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wiper
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wiper blade
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JP2001359819A
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Yusuke Inoue
雄輔 井上
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Nippon Wiper Blade Co Ltd
Original Assignee
Nippon Wiper Blade Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパーラバーの適切な保持により払拭性能
を向上させ得るとともに、ワイパーラバーの着脱を容易
に行えるワイパーブレードを提供する。 【解決手段】 ワイパーラバー5を、それぞれ天面1
1、21と両側面12、22を備えたケース型の保持部
材3、4に収容して保持する。側面12、22には撓み
部14、24が備えられ、これらの撓み部14、24に
爪部15、25が設けられる。爪部15、25にはテー
パ部15A、25Aが設けられる。天面11、22は、
中央部分が高い湾曲した形状とされ、爪部15、25の
上方に位置する当接突起16、26が備えられる。ワイ
パーラバー5の端部側を保持する保持部材4には、端面
28が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用ワイ
パー装置に備えられるワイパーブレードに関し、特に、
ワイパーラバーの適切な保持により払拭性能を向上させ
得るとともに、ワイパーブレード本体に対するブレード
ラバーの着脱を容易にした改良に関する。
【0002】
【従来技術】ワイパーブレードは、被払拭面(例えば車
両の窓ガラス面)を払拭するワイパーラバーを、ワイパ
ーブレード本体に保持して構成される。図13には、こ
のようなワイパーブレードの一例を示す。図示されるよ
うに、ワイパーブレードは、プライマリーレバー10
1、セカンダリーレバー102、ヨークレバー103を
段階的に組み合わせてなるワイパーブレード本体に、ワ
イパーラバー104を保持してなる。この場合、ワイパ
ーラバー104は、保持部材であるヨークレバー103
両端の爪部103Aに係止されて、保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
のワイパーブレードでは、ワイパーラバー104は、小
さな爪部103Aによる係止によって保持され、長手方
向の広い範囲にわたって保持されてはいないので、側方
へ倒れたり、ねじれたりしやすい。このため、ブレード
ラバー104にねじれ振動が生じる等して、払拭性能が
低下してしまう恐れがある。
【0004】また、爪部103Aによる保持を確実なも
のとするには、爪部103Aを強く締め付ける必要があ
る。しかしながら、このようにワイパーラバー104を
強く締め付けたのでは、ワイパーラバー104が被払拭
面の形状変化に追従して変形するときに必要な長手方向
のスライドを阻害して、スムーズな払拭動作ができなく
なってしまう恐れがある。
【0005】また、爪部103Aは、ワイパーラバー1
04の下方への抜け出し及び側方へのねじれを確実に防
止するために、内側に深く回り込んだ形状となっている
ので、ワイパーラバー104の着脱は、ワイパーラバー
104を長手方向にスライドさせて行わねばならない。
しかしながら、このようなワイパーラバー104をスラ
イドさせる着脱作業は、面倒であり、不慣れな使用者に
は難しい。
【0006】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであり、ワイパーラバーの適切な保持により
払拭性能を向上させ得るとともに、ワイパーラバーの着
脱を容易に行えるワイパーブレードを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、被払拭面を
払拭するワイパーラバーと、前記ワイパーラバーの少な
くとも一部を収容して保持するケース型の保持部材とを
備えた。
【0008】本発明では、前記保持部材は、前記ワイパ
ーラバーの両側部を挟み込む一対の側面と、前記ワイパ
ーラバーの上部に当接する天面とを備え、前記一対の側
面は、前記ワイパーラバーに係合する係合部を備えても
よい。
【0009】本発明では、前記保持部材の側面に撓み部
を備え、前記撓み部に前記係合部を設けてもよい。本発
明では、前記係合部を前記側面の下端に設け、前記係合
部の下面にテーパ部を設けてもよい。
【0010】本発明では、前記天面は、前記係合部付近
の上方に設けられた当接突起を備え、前記ワイパーラバ
ーは前記当接突起を介して前記天面と当接するようにし
てもよい。
【0011】本発明では、前記当接突起に丸みを持たせ
てもよい。本発明では、前記天面の中央部付近を高くし
てもよい。本発明では、前記ワイパーラバーの端部を支
持する前記保持部材に、前記ワイパーラバーの長手方向
への抜け出しを防止する端面を備えてもよい。
【0012】本発明では、前記保持部材に、気流を受け
る受け部を設けるようにしてもよい。また、本発明は、
ワイパーブレードに備えられる保持部材であって、ケー
ス型の形状を有し、被払拭面を払拭するワイパーラバー
の少なくとも一部を収容して保持することを特徴とす
る。
【0013】
【発明の作用及び効果】本発明では、ケース型の保持部
材(例えば保持部材3、4、7)にワイパーラバー(例
えばワイパーラバー5)を収容して保持するので、ワイ
パーラバーの両側部は、保持部材の両側面(例えば側面
12、22)で、長手方向に広い範囲にわたって保持さ
れる。したがって、ワイパーラバーは保持部材によっ
て、側方に倒れたりねじれたりしないように適切に保持
され、払拭性能が向上する。また、保持部材はワイパー
ラバーを両側から保持するので、上下方向に強く締め付
けて固定する必要はない。したがって、被払拭面の形状
変化に追従してワイパーラバーが変形するとき、ワイパ
ーラバーの長手方向にスライドする動作が阻害されるこ
とはなく、スムーズな払拭を行える。
【0014】本発明では、保持部材側面の撓み部(例え
ば撓み部14、24)に係合部(例えば爪部15、2
5)を設けたので、ワイパーラバーは、撓み部が押し開
かれることにより保持部材内部にはめ込むことができ、
また、撓み部に設けた係合部は、撓み部の弾性により係
合するようにできる。したがって、保持部材へのワイパ
ーラバーの装着作業を、一つの操作で容易に行うことが
できる。また、側面の下端に設けられた係合部の下面
に、テーパ部(例えばテーパ部15A、25A)を設け
ることにより、ワイパーラバーの保持部材への装着をさ
らにスムーズにできる。
【0015】本発明では、保持部材の天面は、中央部付
近が高くなっているので、天面とワイパーラバーとの間
には、ワイパーラバーが変形するための隙間が確保され
ている。したがって、ワイパーラバーは保持部材と干渉
することなく変形でき、スムーズな払拭を行える。ま
た、天面からワイパーラバーに不必要な力が掛かってし
まうことを適切に防止できる。
【0016】本発明では、天面に、係合部の上方付近に
位置する当接突起(例えば当接突起16、26)を備え
たので、ワイパーラバーは当接突起と係合部との間に挟
み込まれるようにして保持される。したがって、ワイパ
ーラバーと天面との干渉は必要最小限とでき、ワイパー
ラバーの変形時の長手方向への動きが阻害されることは
ない。
【0017】本発明では、当接突起に丸みを持たせたの
で、当接突起がワイパーラバーに食い込んでしまうこと
を防止できる。本発明では、ワイパーラバーの端部を保
持する保持部材には端面(例えば端面28)を設けたの
で、ワイパーラバーは長手方向に脱落することはない。
【0018】本発明では、保持部材をケース型としたこ
とにより、保持部材の上方にできたスペースに、受け部
(例えば羽根部30の受け面31)を設けることがで
き、この受け部に気流が作用することにより、ワイパー
ブレードの浮き上がり防止を適切に行え、またワイパー
ブレード周辺での気流の流れをスムーズなものとし、気
流による払拭性能への悪影響を排除できる。この場合、
保持部材は、ワイパーラバーの長手方向の広い範囲にわ
たるようにできるので、受け部はワイパーブレードの長
手方向の広い範囲をカバーするものとできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の各実施形態を説明する。図1には、本発明の実施形態
におけるワイパーブレードの全体構成を示し、また図2
には、図1の一部断面図を示す。
【0020】図示されるように、ワイパーブレードは、
主として、プライマリーレバー1、セカンダリーレバー
2、保持部材3、4、ワイパーラバー5から構成され
る。プライマリーレバー1は、連結部1Aにおいてワイ
パーアーム(図示せず)に連結されるレバーであり、こ
のプライマリーレバー1の両端の連結部1Bには、それ
ぞれセカンダリーレバー2が回動可能に連結されてい
る。各セカンダリーレバー2両端の連結部2Aには、そ
れぞれ保持部材3、4が回動可能に取り付けられてい
る。これらの保持部材3、4は、特許請求の範囲の「保
持部材」に相当する。
【0021】保持部材3、4は、いずれも、ワイパーラ
バー5の長手方向に延び、ワイパーラバー5を収容する
コの字型を有するケース型の部材で、ワイパーラバー5
に沿った直線上に配置されている。これらの保持部材
3、4に、ワイパーラバー5の上部が嵌入されて保持さ
れる。この場合、保持部材4は、ワイパーブレードの両
端に配置され、ワイパーラバー5の両端を保持してい
る。一方、保持部材3は、保持部材4の間に配置され、
ワイパーラバー5の中間付近を保持している。
【0022】ワイパーラバー5は、被払拭面(例えば、
窓車両のガラス面)を払拭する縦長の部材である。ワイ
パーラバー5には、弾性部材(例えば板バネ)からなる
バーティブラ6が装着されている。バーティブラ6は、
保持部材3、4を介してワイパーラバー5にかかる荷重
を、ワイパーラバー5の全長に対して均等に分配するた
めの部材である。
【0023】図3〜図7には、ワイパーラバー5の中央
付近を保持する保持部材3を詳細に示す。図示されるよ
うに、保持部材3は、縦長のケース型の部材であり、天
面11と、この天面11を挟んで両側に配設される側面
12とからなる。保持部材3の下方(天面11と反対
側)は、開口部13となっており、ワイパーラバー5
は、開口部13から保持部材3内部にはめ込まれる。
【0024】各側面12の下端の所定位置には、両脇が
切り欠かれた撓み部14が形成されている。この撓み部
14の下端は、内側に折れ曲がった爪部15となってい
る。これらの爪部15が、ワイパーラバー5の係合溝5
A(図8参照)に係合することにより、ワイパーラバー
5が保持部材3に保持される。各爪部15には、斜め下
方を向くテーパ面15Aが形成されている。後述するよ
うに、ワイパーラバー5を保持部材3に装着するときに
は、ワイパーラバー5の上面がこのテーパ面15Aに当
接することにより、撓み部14が押し開かれるようにな
っている。
【0025】天面11は、中央付近がやや高く盛り上が
った形状を持っている。この天面11の内側面11A
(保持部材3の内部を向く面)には、爪部15の上方付
近に位置するように、当接突起16が、保持部材3の内
部に向けて突設されている。これらの当接突起16に
は、保持部材3内にはめ込まれたワイパーラバー5の上
面が当接する。これにより、ワイパーラバー5は、爪部
15と当接突起16との間に挟み込まれるようにして保
持されるようになっている。この場合、当接突起16に
は、適切な丸み(R)を持たせることが望ましい。これ
により、ワイパーラバー5が当接突起16に食い込んで
しまうことを適切に防止できる。
【0026】天面11の外側面11B(保持部材3の外
部を向く面)には、リブ状の連結部17が突設されてい
る。保持部材3は、この連結部17において、セカンダ
リーレバー2の連結部2Aに回動可能に支持される。
【0027】なお、保持部材3の長手方向両端は、開放
され、保持部材3に保持されたワイパーラバー5は、保
持部材3の両側に延び出すようになっている。図8に
は、保持部材3へのワイパーブレード5の装着手順を示
す。
【0028】保持部材3へワイパーブレード5を装着す
るときには、図8(A)に示すように、保持部材3の下
方から、開口部13に、ワイパーラバー5を上面5B側
から装着していく。
【0029】この場合、爪部15のテーパ面15Aがワ
イパーラバー5の上面5Bに当接する。これにより、図
8(B)に示すように、ワイパーラバー5が保持部材3
の内部に押し込まれるのにしたがって、撓み部15が外
側に押し広げられ、ワイパーラバー5の上部が保持部材
3内にはめ込まれる。
【0030】ワイパーラバー5を保持部材3内部に押し
込んでいくと、ワイパーラバー5の側方に形成された係
合溝5Aが爪部15の側方に来る。これにより、撓み部
15の弾性で、爪部15が係合溝5Aに係合する。
【0031】このように、保持部材3へのワイパーラバ
ー5の装着は、保持部材3の下方の開口部13にワイパ
ーラバー5をはめ込むことによりなされるので、装着作
業は極めて容易に行いうる。さらに、この場合、ワイパ
ーラバー5の係合溝5Aに係合する爪部15は撓み部1
4に設けられ、さらに爪部15にはテーパ面15Aが設
けられているので、ワイパーラバー5を保持部材3の開
口部13に押し込む作業をするだけで、ワイパーラバー
5に爪部15が係合し、保持部材3への装着作業が完了
する。
【0032】図9から図11には、ワイパーラバー5の
両端部を保持する保持部材4を詳細に示す。図示される
ように、保持部材4は、縦長のケース型の部材であり、
上述の保持部材3と同様に、天面21、両側の側面22
を備え、下方が開口部23となっている。また、両側面
22の下端側に撓み部24が設けられ、この撓み部24
の下端にワイパーラバー5の係合溝5Aに係合する爪部
25が設けられている点、および、天面21は中央部分
が高くなった構造を有し、その内側面21Aには爪部1
5の上方付近に位置するように当接突起26が設けら
れ、その外側面21Bにはリブ状の連結部27が設けら
れている点でも、上述の保持部材3と同様である。さら
に、保持部材4へのワイパーラバー5への装着は、ワイ
パーラバー5の上部を、保持部材4の開口部23にはめ
込んでなされることも、上述の保持部材3と同様であ
る。
【0033】保持部材4では、このような構成に加え
て、長手方向の一方の端部に、端面28が設けられる。
保持部材4は、端面28がワイパーブレードの両端に来
るように、セカンダリーレバー2に支持される。これに
より、保持部材3及び4に装着されたワイパーラバー5
が長手方向に抜け落ちてしまわないようになっている。
【0034】また、保持部材4の端面28側は、側方に
膨らんだ幅広部29となっている。これにより、通常、
既製のワイパーラバー5の端部付近に設けられている鍔
部を、保持部材4内に無理なく収容できるようになって
いる。
【0035】次に作用を説明する。ワイパーブレードの
作動時において、ワイパーアームが駆動モータにより駆
動されることにより、保持部材3及び4に保持されたワ
イパーラバー5は、被払拭面(例えば車両のガラス面)
に沿って動作し、被払拭面を払拭する。この場合、ワイ
パーラバー5は、両側を保持部材3、4の側面12、2
2により、長手方向に広い範囲にわたって保持されてい
るので、側方への倒れ及びねじれが適切に防止される。
したがって、ワイパーラバー5は、保持部材3、4内の
適切な位置に保持され、払拭性能が高められる。
【0036】また、保持部材3、4はワイパーラバー5
を両側から抑える構造であるから、ワイパーラバー5を
保持するために上下方向に強く締め付けて固定する必要
がないので、ワイパーラバー5は、保持部材3、4内で
長手方向にスムーズに動くことができる。つまり、ワイ
パーラバー5は、上下方向には、保持部材3、4の爪部
15、25と当接突起16、26の間に挟み込まれるよ
うにして保持され、ワイパーラバー5の長手方向の動き
に対する保持部材3、4の干渉は必要最小限となってい
る。したがって、払拭動作時に必要なワイパーラバー5
の長手方向への動き(ワイパーラバー5が変形するとき
に長手方向にずれる動き)が阻害されることはなく、適
切な払拭を行うことができる。
【0037】また、保持部材3、4の天面11、21
は、中央部が高く窪んだ形状をしているので、ワイパー
ラバー5と天面11、21の間には適切な隙間があり、
ワイパー作動時に、天面11、21と干渉することな
く、被払拭面の形状に追従してワイパーラバー5が適切
に変形することができる。また、ワイパーラバー5が当
接突起16、26以外の部分で天面11、21に当接し
て、ワイパーラバー5に不必要な荷重がかかってしまう
ことが防止される。
【0038】また、ワイパーラバー5は、保持部材4の
端面28により、ワイパーブレードの長手方向両端から
の脱落を防止される。したがって、ワイパーラバー5に
は、特にストッパー部材は必要でない。よって、既製の
ワイパーラバーを、そのワイパーラバーに用いられてい
るストッパーの方式によらずに使用できる。
【0039】また、ワイパーラバー5は、広い範囲にわ
たって保持部材3、4内に収容することができるので、
ワイパーラバー5の露出部分を減らすことができる。保
持部材3、4へのワイパーラバー5の装着時には、ワイ
パーラバー5を、保持部材3、4の下方から、開口部1
3、23にはめ込む。このため、従来のワイパーラバー
のように、ワイパーラバーを長手方向に移動させながら
装着する必要はない。したがって、ワイパーラバーの装
着作業は、極めて簡単に行える。
【0040】また、ワイパーラバー5を係止する爪部1
5、25は撓み部14、24に設けられ、さらに爪部1
5、25にはテーパ部15A、25Aが設けられている
ので、ワイパーラバー5を保持部材3、4の開口部1
3、23に押し込みさえすれば、撓み部14、24が押
し開かれ、さらに、撓み部14、24の弾性により、爪
部15、25は、ワイパーラバー5の係合溝5Aに係合
する。したがって、ワイパーラバー5の装着作業は、一
つの作業のみで簡単に行える。
【0041】図12には、本発明の他の実施形態を示
す。この実施形態では、セカンダリーヨーク2に支持さ
れてワイパーラバー5を保持する保持部材7に、略三角
形断面形状の羽根部30を一体に形成している。この羽
根部30は、保持部材7の長手方向に沿って形成される
もので、斜め上方を向く受け面31を備えている。この
羽根部30の受け面31により、空気力学的に有利な作
用効果が得られる。つまり、受け面31がないときには
ワイパーラバー5の側面で遮られていた気流は、受け面
31に沿ってスムーズに流れるようになる。また、この
受け面31に、高速の気流が作用することにより、ワイ
パーブレードは被払拭面9側に押さえつけられ、ワイパ
ーブレードの浮き上がりが防止される。なお、保持部材
7の構成は、羽根部30が一体に形成されている以外、
上述の保持部材3又は4と同様であるので、説明を省略
する。
【0042】このように、本実施形態によれば、ワイパ
ーラバー5を保持する保持部材をケース型の保持部材7
としたので、保持部材7の上方にスペースができ、この
スペースに、羽根部30を備えることができる。また、
ワイパーラバー5は保持部材7により広い範囲をカバー
されるので、羽根部材30は、ワイパーブレードの長手
方向の広い範囲をカバーするものとできる。したがっ
て、ワイパーブレードの浮き上がり防止による払拭性能
の向上を図ることができる。
【0043】なお、上記各実施形態では、保持部材3、
4、7は、ワイパーラバー5の長手方向の一部におい
て、ワイパーラバー5の上部を収容して保持している
が、本発明は、このような形態に限られるものではな
い。本発明の保持部材は、ワイパーラバーの少なくとも
一部を収容して保持するケース型のものであればよく、
例えば、ワイパーラバーの長手方向全体を収容するもの
であってもよい。
【0044】また、図12の実施形態では、受け部とし
て、受け面31を備えた羽根部材30を備えたが、本発
明はこのような形態に限られるものではなく、受け部の
形状は羽根形状に限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるワイパーブレードを
示す側面図である。
【図2】同じくワイパーブレードの一部を示す断面図で
ある。
【図3】同じく保持部材を示す側面図である。
【図4】同じく保持部材を示す側断面図である。
【図5】同じく保持部材を示す縦断面図であり、(A)
は図3のX−X断面を示し、(B)は図3のY−Y断面
を示し、(C)は図3のZ−Z断面を示す。
【図6】同じく保持部材を示す底面図である。
【図7】同じく保持部材を示す平面図である。
【図8】同じく保持部材へのワイパーラバーの装着を示
す断面図である。
【図9】同じくワイパーラバーの端部側を保持する保持
部材を示す平面図である。
【図10】同じくワイパーラバーの端部側を保持する保
持部材を示す側断面図である。
【図11】同じくワイパーラバーの端部側を保持する保
持部材を示す底面図である。
【図12】本発明の他の実施形態における保持部材を示
す縦断面図である。
【図13】従来のワイパーブレードを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
3 保持部材 4 保持部材 5 ワイパーラバー 11 天面 12 側面 13 開口部 14 撓み部 15 爪部 15A テーパ部 16 当接突起 21 天面 22 側面 23 開口部 24 撓み部 25 爪部 25A テーパ部 26 当接突起 28 端面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被払拭面を払拭するワイパーラバーと、 前記ワイパーラバーの少なくとも一部を収容して保持す
    るケース型の保持部材とを備えたことを特徴とするワイ
    パーブレード。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記ワイパーラバーの
    両側部を挟み込む一対の側面と、前記ワイパーラバーの
    上部に当接する天面とを備え、前記一対の側面は、前記
    ワイパーラバーに係合する係合部を備えたことを特徴と
    する請求項1のワイパーブレード。
  3. 【請求項3】 前記保持部材の側面に撓み部を備え、前
    記撓み部に前記係合部を設けたことを特徴とする請求項
    2に記載のワイパーブレード。
  4. 【請求項4】 前記係合部を前記側面の下端に設け、前
    記係合部の下面にテーパ部を設けたことを特徴とする請
    求項3に記載のワイパーブレード。
  5. 【請求項5】 前記天面は、前記係合部付近の上方に設
    けられた当接突起を備え、前記ワイパーラバーは前記当
    接突起を介して前記天面と当接することを特徴とする請
    求項2から請求項4のいずれか一つに記載のワイパーブ
    レード。
  6. 【請求項6】 前記当接突起に丸みを持たせたことを特
    徴とする請求項5に記載のワイパーブレード。
  7. 【請求項7】 前記天面の中央部付近を高くしたことを
    特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載
    のワイパーブレード。
  8. 【請求項8】 前記ワイパーラバーの端部を支持する前
    記保持部材に、前記ワイパーラバーの長手方向への抜け
    出しを防止する端面を備えたことを特徴とする請求項1
    から請求項7のいずれか一つに記載のワイパーブレー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記保持部材に、気流を受ける受け部を
    設けたことを特徴とする請求項1から請求項8に記載の
    ワイパーブレード。
  10. 【請求項10】ワイパーブレードに備えられる保持部材
    であって、ケース型の形状を有し、被払拭面を払拭する
    ワイパーラバーの少なくとも一部を収容して保持するこ
    とを特徴とする保持部材。
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