JP2006117105A - ワイパブレード - Google Patents

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Mineya Fukushi
美音也 福士
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Abstract

【課題】 拭き残しなくリヤウィンドの払拭面の全域を確実に拭うことができるワイパブレードを提供する。
【解決手段】 リップ部31と、長さ方向に沿ってバーティブラ装着部33d,33eが形成された頭部33と、リヤウィンドRの払拭面Wの湾曲に沿って弾性変形して頭部のバーティブラ装着部内に配置された各バーティブラ40L,40Rを有するブレードラバー30と、ブレードラバーの頭部を保持してワイパアーム11に装着されるレバー20とを備えたワイパブレード10において、各バーティブラ40L,40Rは払拭面Wの湾曲に沿うよう湾曲形成され、かつ各バーティブラ40L,40Rには、払拭面において小さい曲率半径をもつ部分に配置されるブレードラバー30の中央部30cから該中央部30cと先端部30a間の中間位置30dにかけて剛性の低い低剛性部42が形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、自動車のリヤウィンドの払拭面上を揺動することによって該払拭面を拭うワイパブレードに関する。
この種のワイパブレードとしては、ブレードラバーにバーティブラが収められ、例えば自動車のウインドシールドガラス(前方の窓)の払拭面の湾曲に応じてバーティブラが弾性変形することによりブレードラバーを払拭面に追従させて該払拭面を拭うものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
しかしながら、上記従来のワイパブレードでは、バーティブラが均一の弾性反発力をもつため、払拭面の両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があると、その小さい曲率半径の部分にバーティブラの先端部や基端部が追従できずにブレードラバーの端部が払拭面に接触せず、その結果、拭き残しが発生するという問題点があった。
これに対処するに、図9に示すワイパブレードが開発されている(例えば、特許文献3参照)。このワイパブレード1は、図9に示すように、レバーヨーク2に装着されるゴム製のブレードラバー3を備えている。
このブレードラバー3は、断面形状が逆三角形状に形成され、下端に払拭面に面接触する払拭面摺接部4aを有したリップ部4と、このリップ部4の一対の鍔部4b,4bの幅寸法に比べて小さく形成された首部5と、両側の中央に第1,第2のバーティブラ装着部6a,6bを有した頭部6とを一体に備えている。この頭部6の第1,第2のバーティブラ装着部6a,6bには左右一対のバーティブラ7L,7Rがそれぞれ挿入されている。
図10に示すように、一対のバーティブラ7L,7Rは弾性のあるバネ材の金属により板状にそれぞれ形成されている。この一対のバーティブラ7L,7Rは、厚さ方向に対しては弾性変形されるが、幅方向に対しては弾性変形されない特性を有している。また、一対のバーティブラ7L,7Rの先端部側には、10個の矩形の切欠部8を等間隔毎にそれぞれ配置して成る低剛性部9,9がくしの歯状にそれぞれ形成されている。この各低剛性部9の小さい剛性をもつ一対のバーティブラ7L,7Rは、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分がある払拭面を拭う際に、その小さい曲率半径の部分に追従してそれぞれ弾性変形するようになっている。
特開2001−80471号公報
特開2000−38118号公報
特開2003−25967号公報
しかしながら、前記従来のワイパブレード1では、一対のバーティブラ7L,7Rが弾性のあるバネ材の金属により直線の板状にそれぞれ形成されていると共に、剛性の小さな各低剛性部9が一対のバーティブラ7L,7Rの先端部側にのみ形成されているため、払拭面の両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の払拭面部分がある例えば自動車のリヤウィンドの払拭面を払拭する場合には、その小さい曲率半径の払拭面部分に一対のバーティブラ7L,7Rの先端部が十分に追従できなかった。その結果、ブレードラバー3の先端部が払拭面に均一に接触せず、拭き残しが発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、拭き残しなくリヤウィンドの払拭面の全域を確実に拭うことができるワイパブレードを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、リヤウィンドの払拭面に押し付けられるリップ部及びこのリップ部に連結され、長手方向に沿ってバーティブラ装着部が形成された頭部を有するブレードラバーと、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿って弾性変形して前記ブレードラバーのバーティブラ装着部内に配置されたバーティブラと、前記ブレードラバーの頭部を保持して、ワイパアームに装着されるレバーとを備え、前記ワイパアームの揺動により前記リヤウィンドの払拭面上を払拭動するようにしたワイパブレードにおいて、前記バーティブラは、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿うような形状に予め湾曲形成され、かつ、前記バーティブラには、前記リヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径をもつ払拭面部分に配置されるブレードラバーの中央部から該中央部と先端部との間の中間位置にかけて剛性の低い低剛性部が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、リヤウィンドの払拭面に押し付けられるリップ部及びこのリップ部に連結され、長手方向に沿って一対のバーティブラ装着部が形成された頭部を有するブレードラバーと、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿って弾性変形して前記ブレードラバーの一対のバーティブラ装着部内にそれぞれ配置されたバーティブラと、前記ブレードラバーの頭部を保持して、ワイパアームに装着されるレバーとを備え、前記ワイパアームの揺動により前記リヤウィンドの払拭面上を払拭動するようにしたワイパブレードにおいて、前記一対のバーティブラは、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿うような形状にそれぞれ予め湾曲形成され、かつ、前記一対のバーティブラには、前記リヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径をもつ払拭面部分に配置されるブレードラバーの中央部から該中央部と先端部との間の中間位置にかけて剛性の低い低剛性部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のワイパブレードであって、前記低剛性部には、長手方向に複数個の凹状の切欠部が形成されていることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、バーティブラをリヤウィンドの払拭面の湾曲に沿うように湾曲形成し、かつ、バーティブラのリヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径をもつ払拭面部分に配置されるブレードラバーの中央部から該中央部と先端部との間の中間位置にかけて剛性の低い低剛性部を形成したことにより、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドの払拭面を拭うに際し、その小さい曲率半径の払拭面部分に追従してバーティブラの低剛性部を確実に弾性変形させることができる。これにより、ブレードラバーのリップ部をリヤウィンドの払拭面の小さい曲率半径の部分にも確実かつ均一に接触させることができ、拭き残しなくリヤウィンドの払拭面の全域を確実に拭うことができる。
請求項2の発明によれば、一対のバーティブラをリヤウィンドの払拭面の湾曲に沿うようにそれぞれ湾曲形成し、かつ、一対のバーティブラのリヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径をもつ払拭面部分に配置されるブレードラバーの中央部から該中央部と先端部との間の中間位置にかけて剛性の低い低剛性部をそれぞれ形成したことにより、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドの払拭面を拭うに際し、その小さい曲率半径の払拭面部分に追従してバーティブラの低剛性部を確実に弾性変形させることができる。これにより、ブレードラバーのリップ部をリヤウィンドの払拭面の小さい曲率半径の部分にも確実かつ均一に接触させることができ、拭き残しなくリヤウィンドの払拭面の全域を確実に拭うことができる。
請求項3の発明によれば、バーティブラの低剛性部の長手方向に複数個の凹状の切欠部を形成したことにより、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドの払拭面を拭うに際し、その小さい曲率半径の部分に追従してバーティブラの低剛性部をより確実に弾性変形させることができる。これにより、ブレードラバーのリップ部をリヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径の払拭面部分にもより確実かつ均一に接触させることができ、拭き残しなくリヤウィンドの払拭面の全域をより確実に拭うことができる。
以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1のワイパブレードを示す側面図、図2は同ワイパブレードに用いられるレバーの正面図、図3(a)は同ワイパブレードの側面図、図3(b)は同ワイパブレードに用いられる一対のバーティブラの正面図、図3(c)は同各バーティブラの側面図、図4は図3(a)中X−X線に沿う断面図、図5は図3(a)中Y−Y線に沿う断面図、図6は同ワイパブレードにより払拭されるリヤウィンドを示す斜視図、図7は同リヤウィンドの払拭面の図6に示すAの位置でのブレード分布圧を従来例と比較したグラフ、図8は同リヤウィンドの払拭面の図6に示すBの位置でのブレード分布圧を従来例と比較したグラフである。
図1,図3(a)に示すように、ワイパブレード10は、ワイパアーム11に装着されるレバー20と、このレバー20に保持されるゴム製のブレードラバー30と、このブレードラバー30の一対のバーティブラ装着部33d,33e内に配置される左右一対のバーティブラ(バッキング)40L,40Rとから構成されている。
図1,図2に示すように、レバー20は、合成樹脂製のブレードレバー21と、合成樹脂製で一対のレバーヨーク22,23とから成る。ブレードレバー21の中央部には、ピン21bをもつ凹状のアーム取付部21aが形成されており、このピン21bにワイパアーム11の先端にC字状に形成されたワイパブレード装着部11aが嵌め付けられるようになっている。また、ブレードレバー21の端部には、第1,第2の連結部21c,21dがそれぞれ形成されている。この第1,第2の連結部21c,21dには、一対のレバーヨーク22,23の中央部に形成された連結部受22a,23aがそれぞれ回動自在に結合されている。
一方のレバーヨーク22の両端部には、第1,第2のブレードラバー保持部22b,22cがそれぞれ形成されている。また、他方のレバーヨーク23の両端部には、第1,第2のブレードラバー保持部23b,23cがそれぞれ形成されている。これら各第1,第2のブレードラバー保持部22b,23b,22c,23cは、後述するブレードラバー30の頭部33を覆うC字状に形成されており、両先端部がブレードラバー30の首部32内に配置されることによってブレードラバー30を保持するようになっている。また、各第1,第2のブレードラバー保持部22b,23b,22c,23cには、一方側または他方側からブレードラバー30の頭部33が挿入されていき、一方のレバーヨーク22の先端部に一体形成されたブレードラバー係止部22dがブレードラバー30の先端部30aを係止すると共に、他方のレバーヨーク23の基端部に一体形成されたブレードラバー係止部23dがブレードラバー30の基端部30bを係止することによって、ブレードラバー30がレバーヨーク22,23から脱落せずに保持されるようになっている。
図4,図5に示すように、ゴム製のブレードラバー30は、リップ部31と首部32と頭部33とを一体に備えている。リップ部31は、頭部33の長さ寸法と同一の長さ寸法でもって断面形状が逆三角形状に形成されている。リップ部31の下端には、このリップ部31が自動車のリヤウィンドRの払拭面Wに押し付けられた際に、リヤウィンドRの払拭面Wに面接触する払拭面摺接部31aが形成されている。また、リップ部31の上端には、折曲部31bを介して一対の鍔部31c,31cがそれぞれ鍔状にして一体突出形成されている。首部32は、リップ部31の一対の鍔部31c,31cが形成する幅寸法に比べて小さく、リップ部31の幅寸法と同等の幅寸法でもってリップ部31の長さ方向に沿って形成されており、その下端が折曲部31bの上端に結合されている。また、首部32は、このワイパブレード10がワイパアーム11によってリヤウィンドRの払拭面Wに押し付けられるに際し、リップ部31が頭部33に対して傾動するようになっている。
また、図4,図5に示すように、頭部33は、首部32の上端に結合されている。この頭部33は、頭部本体33aと第1,第2のバーティブラ装着部33d,33eを備えている。この頭部本体33aは、角棒形に形成されている。第1,第2のバーティブラ装着部33d,33eは、一対のバーティブラ40L,40Rの厚さ寸法よりもわずかに大きい幅寸法をもち、頭部本体33aの全長と同じ長さ寸法でもって、頭部本体33aの側面を形成する左右の側面部33b,33cのそれぞれのほぼ中央位置から頭部本体33aの中心に向け横溝状に形成されている。この第1,第2のバーティブラ装着部33d,33eには、一対のバーティブラ40L,40Rがそれぞれ挿入されている。
図3(b),(c)に示すように、左右一対のバーティブラ40L,40Rは弾性のあるバネ材の金属により板状にそれぞれ形成され、かつ、リヤウィンドRの払拭面Wの湾曲に沿うようにそれぞれ湾曲状(円弧状)に一体形成されいる。この左右一対のバーティブラ40L,40Rは、厚さ方向に対しては弾性変形されるが、幅方向に対しては弾性変形されにくい特性を有する。また、左右一対のバーティブラ40L,40Rには、図3(b)に示すように、先端部(図中の上方端部)寄りの部分から末端部(図中の下方端部)までの部分に、バーティブラ本体部41,41がそれぞれ形成されている。
また、一対のバーティブラ40L,40Rには、図3(b)に示すように、バーティブラ本体部41,41の中央部41cから該中央部41cと先端部41aとの間の中間位置41dにかけて、バーティブラ本体部41,41よりも低い剛性にされた低剛性部42,42がそれぞれ形成されている。この低剛性部42,42の相対向する位置には、例えば7個の矩形の切欠部43が等間隔毎にそれぞれ形成されている。この低剛性部42,42は、バーティブラ本体部41,41に比べて小さい剛性をもつため、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドRの払拭面Wを拭う際に、その小さい曲率半径の払拭面部分に追従してそれぞれ弾性変形するようになっている。そして、一対のバーティブラ40L,40Rの各低剛性部42,42がリヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の部分に追従してそれぞれ弾性変形することによって、リヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の部分にもブレードラバー30のリップ部31が均一に接触されるようになっている。ここで、図3(b)に示すように、一対のバーティブラ40L,40Rの各低剛性部42,42の長さ寸法Lは、バーティブラ本体部41,41の全長に対してほぼ1/4に設定されているが、その設定位置及び比率は、リヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の値に応じて適宜変更されるようになっている。
以上実施例1のワイパブレード10によれば、ブレードレバー21の中央部のピン21bがワイパアーム11の先端のワイパブレード装着部11aに嵌め付けられることによって、ワイパアーム11に取り付けられる。このワイパブレード10により、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドRの払拭面Wを拭うに際し、左右一対のバーティブラ40L,40Rの低剛性部42,42は、バーティブラ本体部41,41の中央部41cから該中央部41cと先端部41aとの間の中間位置41dにかけて形成され(即ち、左右一対のバーティブラ40L,40Rの低剛性部42,42は、ブレードラバー30の中央部30cから該中央部30cと先端部30aとの間の中間位置30dにかけてそれぞれ配置され)、ワイパアーム11には、図示しないアームスプリングが内蔵されているため、ワイパブレード10のブレードラバー30のリップ部31がリヤウィンドRの払拭面Wに押し付けられる。そして、ワイパ装置に備えられたワイパスイッチがオンされることによって、ワイパアーム11がリヤウィンドRの払拭面W上を往復で揺動すると、ブレードラバー30のリップ部31に形成された払拭面摺接部31aがリヤウィンドRの払拭面Wに押し付けられながら、リヤウィンドRの払拭面Wを往復で拭う。
このワイパブレード10がリヤウィンドRの払拭面Wを拭うに際し、このリヤウィンドRの払拭面Wの湾曲に対応してゴム製のブレードラバー30が湾曲するのに伴って、一対のバーティブラ40L,40Rも湾曲され、一対のレバーヨーク22,23がブレードレバー21に対して傾動される。
そして、ワイパブレード10がリヤウィンドRの払拭面Wの端部寄りに来ると、一対のバーティブラ40L,40Rにおいて、その各低剛性部42,42がリヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の部分に追従して各バーティブラ本体部41,41よりも大きく弾性変形することで、ブレードラバー30の先端部30aがリヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の部分に追従されて湾曲され、その結果、図7及び図8に示す従来例と本実施例1のブレード分布圧の比較例のように、ブレードラバー30のリップ部31がリヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の部分にも常に均一に接触される。
このように、一対のバーティブラ40L,40RをリヤウィンドRの払拭面Wの湾曲に沿うようにそれぞれ湾曲形成し、かつ、一対のバーティブラ40L,40RのリヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径をもつ部分に配置されるブレードラバー30の中央部30cから該中央部30cと先端部30aとの間の中間位置30dにかけて剛性の低い低剛性部42,42をそれぞれ形成したことにより、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドRの払拭面Wを拭うに際し、その小さい曲率半径の払拭面部分に追従して一対のバーティブラ40L,40Rの低剛性部42,42を確実に弾性変形させることができる。これにより、ブレードラバー30のリップ部31をリヤウィンドRの払拭面Wの小さい曲率半径の部分にも確実かつ均一に接触させることができ、拭き残しなくリヤウィンドRの払拭面Wの全域を確実に拭うことができる。
特に、一対のバーティブラ40L,40Rの低剛性部42,42の長手方向に7個の矩形状(凹状)の切欠部43を等間隔毎に形成したことにより、両端部の廻り込みが大きくなっていて、それら端部に小さい曲率半径の部分があるリヤウィンドRの払拭面Wを拭うに際し、その小さい曲率半径の払拭面部分に追従して一対のバーティブラ40L,40Rの低剛性部42,42をより確実に弾性変形させることができる。これにより、図7及び図8の本実施例1のブレード分布圧に示すように、ブレードラバー30のリップ部31をリヤウィンドRの払拭面Wのうち、小さい曲率半径の払拭面部分にもより確実かつ均一に接触させることができる。従って、図7に示す従来例のように、リヤウィンドRの払拭面Wの曲率半径の大きい部分で分布圧が過剰に大きくなって払拭性が悪くなるといった不具合は、本実施例1では解消され、拭き残しなくリヤウィンドRの払拭面Wの全域をより確実に拭うことができる。この際、ブレードラバー30の中央部付近またはブレードレバー21の第1,第2の連結部21c,21d間(支持点間)に対応するブレードラバー30のリヤウィンドRの払拭面Wに対する払拭性が悪化することはない。
尚、前記実施例1によれば、ワイパブレード10の払拭対象を自動車のリヤウィンドRの払拭面Wとしたが、自動車のウインドシールドガラス(前方の窓)を払拭面としても良いことは勿論である。
本発明の実施例1のワイパブレードを示す側面図である。 上記ワイパブレードに用いられるレバーの正面図である。 (a)は上記ワイパブレードの側面図、(b)は同ワイパブレードに用いられる一対のバーティブラの正面図、(c)は同各バーティブラの側面図である。 図3(a)中X−X線に沿う断面図である。 図3(a)中Y−Y線に沿う断面図である。 上記ワイパブレードにより払拭されるリヤウィンドを示す斜視図である。 上記リヤウィンドの払拭面の図6に示すAの位置でのブレード分布圧を従来例と比較したグラフである。 上記リヤウィンドの払拭面の図6に示すBの位置でのブレード分布圧を従来例と比較したグラフである。 従来例のワイパブレードの断面図である。 上記従来例のワイパブレードに用いられる一対のバーティブラの斜視図である。
符号の説明
10 ワイパブレード
11 ワイパアーム
20 レバー
21 ブレードレバー
22,23 レバーヨーク
30 ブレードラバー
30a 先端部
30c 中央部
30d 中間位置
31 リップ部
33 頭部
33d,33e 一対のバーティブラ装着部
40L,40R 一対のバーティブラ
42 低剛性部
43 切欠部
R リヤウィンド
W 払拭面

Claims (3)

  1. リヤウィンドの払拭面に押し付けられるリップ部及びこのリップ部に連結され、長手方向に沿ってバーティブラ装着部が形成された頭部を有するブレードラバーと、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿って弾性変形して前記ブレードラバーのバーティブラ装着部内に配置されたバーティブラと、前記ブレードラバーの頭部を保持して、ワイパアームに装着されるレバーとを備え、前記ワイパアームの揺動により前記リヤウィンドの払拭面上を払拭動するようにしたワイパブレードにおいて、
    前記バーティブラは、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿うような形状に予め湾曲形成され、かつ、前記バーティブラには、前記リヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径をもつ払拭面部分に配置されるブレードラバーの中央部から該中央部と先端部との間の中間位置にかけて剛性の低い低剛性部が形成されていることを特徴とするワイパブレード。
  2. リヤウィンドの払拭面に押し付けられるリップ部及びこのリップ部に連結され、長手方向に沿って一対のバーティブラ装着部が形成された頭部を有するブレードラバーと、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿って弾性変形して前記ブレードラバーの一対のバーティブラ装着部内にそれぞれ配置されたバーティブラと、前記ブレードラバーの頭部を保持して、ワイパアームに装着されるレバーとを備え、前記ワイパアームの揺動により前記リヤウィンドの払拭面上を払拭動するようにしたワイパブレードにおいて、
    前記一対のバーティブラは、前記リヤウィンドの払拭面の湾曲に沿うような形状にそれぞれ予め湾曲形成され、かつ、前記一対のバーティブラには、前記リヤウィンドの払拭面のうち、小さい曲率半径をもつ払拭面部分に配置されるブレードラバーの中央部から該中央部と先端部との間の中間位置にかけて剛性の低い低剛性部がそれぞれ形成されていることを特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項1又は請求項2記載のワイパブレードであって、
    前記低剛性部には、長手方向に複数個の凹状の切欠部が形成されていることを特徴とするワイパブレード。
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