JP2003159151A - 椅子及びその肘掛け装置 - Google Patents

椅子及びその肘掛け装置

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JP2003159151A JP2002252423A JP2002252423A JP2003159151A JP 2003159151 A JP2003159151 A JP 2003159151A JP 2002252423 A JP2002252423 A JP 2002252423A JP 2002252423 A JP2002252423 A JP 2002252423A JP 2003159151 A JP2003159151 A JP 2003159151A
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浩一 磯田
Yutaka Takeuchi
裕 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】肘当てのクッション性を向上させる。 【手段】肘当ては、合成樹脂製の肘本体14と、その上面
に装着された肘パット18とより成っている。肘本体14
は、上部14aと下部14bと連接部14cとで略U字状に形
成されており、上部14aの自由端は肘支柱10に固定さ
れ、下部14bの自由端は肘支柱10に上下スライド自在に
嵌まっている。肘パット18の圧縮変形と肘本体14が撓み
変形とにより、高いクッション性を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子及びその肘掛
け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子の肘掛け装置は、一般に、座の左右
側部に立ち上げた肘支柱と、着座した人の肘が載る肘当
てとを備えており、肘当てを高さ調節したり角度調節し
たりできる可動式のものと、肘当てと肘支柱とが一体化
した固定式のものとに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】可動式肘掛け装置の場
合、肘当ては、合成樹脂から成る剛体構造の肘本体にク
ッション材を張った構造のものが多く、固定式肘掛け装
置の場合は、肘当ては合成樹脂の剛体構造になっている
ことが多い。
【0004】いずれにしても、従来は、人の肘や腕に対
する感触を緩和する役割は専らクッション材を設けるこ
とで対処しており、クッション材を設けずにクッション
機能を発揮できる肘掛け装置は提供されていなかった。
【0005】また、クッション材としては、スポンジや
ウレタンゴムのように加圧によって圧縮変形する素材が
使用されているが、クッション材の圧縮変形量には限度
があるため、快適な使い心地を得ることに限界があっ
た。
【0006】本発明は、このような現状を改善すること
を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め請求項1の発明は、座の左右両側方に配置された肘支
柱と、前記肘支柱に設けた肘当てとを備えた肘掛け装置
において、前記肘当てを、着座した人が肘や腕を載せる
ことによって撓み変形し得る形態にした。
【0008】請求項2の発明では、請求項1において、
前記肘当ては、合成樹脂製の肘本体を備えており、この
肘本体を、椅子の側面視で横向き開口U字状や横向き開
口V字状のように、上部と下部とを備えていてその後部
又は前部が自由端となるよう湾曲若しくは屈曲した形態
と成すことにより、上部と下部との自由端部の間隔が狭
まる状態に撓み変形することを許容している。
【0009】そして、この肘本体のうち上部の自由端部
を肘支柱にスライド不能に嵌合して下部の自由端部を肘
支柱に対して上下スライド可能に嵌合するか、又は、肘
本体のうち上部の自由端部を肘支柱にスライド自在に嵌
合して下部の自由端部を肘支柱に対してスライド不能に
固定するかしている。
【0010】請求項3の発明では、請求項2において、
前記肘当ては、前記肘本体と、肘本体における少なく
とも上部の上面に重なった肘パットとから成っており、
肘パットを、合成樹脂製の基板の表面にクッション材を
張った構成として、基板を、肘本体における上部のうち
肘支柱が嵌合して隠れている部分に下方から挿通したね
じにより肘本体に固定している。本発明は、請求項1〜
3に記載した肘掛け装置を備えた椅子も含んでいる。
【0011】
【発明の作用・効果】請求項1のように構成すると、肘
当ては、人の肘や腕が載ることによる下向きの押圧力に
よってその上面が沈むように撓み変形し、この撓み変形
による緩衝作用により、人の肘や腕に対するクッション
性が確保される。
【0012】従って、仮にクッション材を設けていない
肘当てであっても、硬い感触を緩和して肘当てを快適に
使用することができる。そして、クッション材を設けて
いない肘当てを使用すると、クッション性を備えた肘当
てでありながら、製造コストを抑制できると共に廃棄後
の分別処理を簡単に行える。
【0013】請求項2のように構成すると、肘本体は、
上部及び下部の自由端部を支点とした片持ち梁状になる
ため、肘本体の上部には着座者の肘や腕による荷重がモ
ーメントとして作用するが、肘本体の上部と下部とは肘
支柱に取り付いているため、大きな荷重が掛かっても過
度に変形し過ぎて破損することはない。従って、クッシ
ョン材性を確保しつつ、肘支柱に対する取付け強度も保
持できる。
【0014】また、従来の固定式肘掛け装置は肘支柱と
肘当てとの全体を樹脂で一体成形していることが殆どで
あったため、全体が専用品となって融通性に欠けていた
が、請求項2のように肘当てを肘支柱とは別体の構成に
すると、肘支柱は他の肘掛け装置と共用可能となるた
め、コスト抑制に一層寄与することが可能となる。
【0015】請求項3のように肘本体に肘パットを設け
ると、肘パットのクッション材が圧縮変形することによ
るフィット性と、肘本体及び肘パットが沈み込むように
撓み変形することによる緩衝作用との相乗効果により、
クッション性をより向上させて、肘当てを感触が良く使
い心地が良いものとすることができる。
【0016】ところで、肘当てを肘本体とその上面に装
着した肘パットとよりなる構造にする場合は、肘パット
を肘本体に固定する方法としては、例えば実公昭7−3
7552号公報に記載されているように、肘本体に下方
から挿通したねじを肘パットにねじ込むことにより、肘
パットを肘本体に固定していることが多い。
【0017】しかし、着座した使用者は肘パットと肘本
体とを手で握ることがままあり、このため、人の指で肘
本体の下面を触ることがある。すると、ねじの頭が使用
者の指に触れて使用者に違和感を与えることがあった。
【0018】この点について、実用新案登録第2560
041号には、肘本体の下面に、ねじの頭が隠れる座ぐ
り穴を空けることが記載されており、このようにすると
ねじの頭が人の指に触れることを防止できる。しかし、
座ぐり穴に人の指が触れて違和感を覚えることは防止で
きていなかった。この点についてはカバーを設ければ良
いと考えられるが、これでは構造が複雑化するという別
の問題が生じる。
【0019】これに対して本願請求項3のように構成す
ると、肘パットの基板を肘本体に固定するためのねじ及
びねじ挿通用貫通穴は、肘本体における上部のうち肘支
柱に嵌合させるために隠れている部分に位置しているた
め、ねじの頭や貫通穴が露出することによって美感が悪
化することや、ねじの頭や貫通穴に指先が触れることに
よって使用者に違和感を与えるといった不具合は全く生
じない。
【0020】換言すると、わざわざカバーを設けなくて
も、肘本体のうち肘支柱への取付け部を利用することに
より、ねじ及びねじ挿通用貫通穴を隠すことができるの
であり、その結果、部材点数の増大を招来することな
く、美感及び感触の悪化を防止できるのである。
【0021】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0022】(1).第1実施形態(図1〜図4) 図1〜図4では第1実施形態を示している。このうち図
1は右側面図、図2は正面図、図3は分離斜視図であ
り、椅子は、脚支柱(ガスシリンダ)を備えた脚1と、
座2と、背もたれ3と、ヘッドレスト装置4と、肘掛け
装置5とを備えている。
【0023】脚支柱の上端にはベース6が固定されてお
り、ベース6に中間部材7の前部が後退動可能に取付け
られている。また、ベース6には左右一対の揺動フレー
ム8が後傾動自在に連結されており、揺動フレーム8に
背もたれ3が取付けられている。
【0024】座2は中間部材7に前後動可能に取付けら
れており、背もたれ3が後傾動すると、座2は後退しつ
つ後傾する(すなわち、座2と背もたれ3とがシンクロ
している)。
【0025】図3に示すように、中間部材7は翼状に形
成されており、この中間部材7の左右両側部下面に肘掛
け装置5を取付けるようになっている。図3の符号9は
座板である。
【0026】肘掛け装置5の詳細は図4に示されてい
る。図4のうち(A)は平面図、(B)は側面図、
(C)は(B)のC−C視図である。
【0027】肘掛け装置5は、断面円形の金属パイプか
らなる肘支柱10と、これに上方から嵌め込み装着した
肘当て11とを備えている。肘支柱10は、側面視でや
や前傾姿勢になっている。肘支柱10の下端には横向き
部10aを曲げ形成しており、この横向き部10aの先
端に、中間部材7に下方から重なる取付板12を溶接等
によって固着している。
【0028】図3に示すように、前記中間部材7には、
前記取付板12を締結するボルトが貫通する複数個(3
個)の穴13が空いており、穴13を貫通したボルト
を、中間部材7の後部に重なった補強板(図示せず)に
ねじ込むようになっている。もちろん、ボルトを中間部
材7に直接ねじ込んで固定しても良い。
【0029】本実施形態では、肘当て11は、ポリプロ
ピレンのような合成樹脂を素材として製造された肘本体
14のみからなっており、肘本体14は、上部14aと
下部14bと両者を前端部において繋ぐ連接部14cと
で側面視後ろ向き開口の略U字状(又は略つ字状)に形
成されている。各部14a,14b,14cとも中実で
平べったい断面形状になっている。このため、その両端
が互いに接近するように容易に撓み変形し得る。なお、
肘本体14はブロー成形法によって中空状に形成するこ
とも可能である。
【0030】そして、上部14aの自由端部(後部)に
は下向き突部14dを形成し、これを肘支柱10の上端
に嵌め込む一方、下部14bの自由端部(後部)端部に
は上下開口の筒状部14eを一体に形成し、これを肘支
柱10にスライド可能に嵌め込んでいる。本例では、下
向き突部14dはねじ15で肘支柱10に上下動不能に
固定している(なお、下向き突部14dをボス状に形成
して、これを肘支柱10の内部に嵌め込むことも可能で
ある)。
【0031】他方、筒状部14eには上下長手の長穴1
6を形成し、この長穴16を貫通して、ねじ17を肘支
柱10にねじ込んでいる。ねじ17はガイドとストッパ
ーとの機能を備えており、筒状部14eは固定されてい
ない。
【0032】本実施形態では、肘本体14の上部14a
はその後部を支点とした片持ち梁状になっているため、
着座した人が肘や腕を肘本体14に載せることによって
下向きの荷重が作用すると、肘本体14は、その連接部
14cが沈むような下向きの押圧作用を受ける。
【0033】すると、筒状部14eが下向きにスライド
することにより、肘本体14の上部14aが曲がるよう
に撓み変形することが許容され、この撓み変形により、
人の肘や腕が当たるに際して緩衝作用が生じて、快適な
クッション性を確保できる。本実施形態では、肘本体1
4の撓み変形は長穴16によって規制される。
【0034】筒状部14eの下降下限を規制する規制手
段としては、長穴16を設けることに代えて、肘支柱1
0のうち筒状部14eの下方にストッパー用ねじをねじ
込んでも良い。また、長穴16に代えて下向きに切り開
かれた長溝とすることも可能である。
【0035】本実施形態のように肘支柱10が円形の場
合は、長穴16を設けると、ねじ17が回り止めの機能
を果たす利点がある。また、肘本体14に手をかけて持
ち上げることがあるが、この場合に肘当て111が外れ
ることをねじ15,17で阻止できる利点もある。
【0036】(2).第2実施形態(図5) 図5に示すのは第1実施形態の変形例である第2実施形
態であり、この実施形態では、肘本体14の筒状部14
eは肘支柱10に対してねじ17で上下動不能に固定さ
れている。
【0037】他方、肘本体14の下向き突部14eは肘
支柱10に対してスライド可能な状態に嵌め込んでお
り、下向き突部14eに上下長手の長穴16を空けて、
この長穴16を貫通して、ガイド及びストッパーを兼用
するねじ15を肘支柱10にねじ込んでいる。
【0038】この変形例では、肘本体14は、その上部
14aが全体的に沈み込むような状態に撓み変形するこ
とになる。
【0039】(3).第3実施形態(図6〜図7) 図6及び図7では、請求項3を具体化した第3実施形態
を示している。図6のうち(A)は縦断側面図、(B)
は(A)のB−B視断面図、図7は図6(A)の VII-V
II視断面図である。
【0040】本実施形態では、肘当て11は、第1及び
第2実施形態と同様の形態の肘本体14と、肘本体14
の上部14a及び連接部14cとを外側から包む肘パッ
ト18とから成っている。肘本体14は、その上部14
aに設けた下向き突部14dを肘支柱10の上端に嵌め
込んでねじ15で固定し、下部14bに設けた筒状部1
4eを肘支柱10にスライド自在に嵌めでいる。
【0041】本実施形態では、第1実施形態のような筒
状部14eのスライド量規制手段は設けておらず、肘本
体14の曲げ応力と肘支柱10に対する摩擦抵抗とが下
向き押圧力に均衡する状態まで筒状部14eはスライド
する。筒状部14のスライドを容易ならしめるため、筒
状部14eの内面のうち手前側でかつ下半部には、肘支
柱10との間に隙間が空くように盗み部19を形成して
いる。
【0042】肘パット18は、肘本体14の上部14a
と連接部14cとに重なる基板20と、その表面に張ら
れたクッション材21と、クッション材21を包む表皮
材22とから成っている。基板20はポリプロピレンの
ような合成樹脂からなっている一方、クッション材21
はウレタンゴムような多孔質素材からなっており、表皮
材22は皮革(人口又は天然)や布などからなってい
る。表皮材22として人口皮革を使用する場合、廃棄後
の処理の点からはクロムを含有していないものが好まし
い。
【0043】肘パット18の基板20は、肘本体14の
上部14a及び連接部14cを左右両側から包むように
側板30aを備えており、表皮材22は、側板20aの
内側に回り込んでいる。
【0044】また、基板20の内面にはその長手方向に
延びる多数条の縦リブ20b及び図示しない横リブが形
成されており、最も外側に位置した縦リブ20bと側板
20aとの間に、表皮材22の縁部を収納する空所を形
成している。
【0045】また、縦リブ20bの付け根に沿って刃物
を走らせることにより(すなわち縦リブ20bを定規代
わりに使用することにより)、表皮材22の縁部を綺麗
にカットしている。なお、表皮材22の縁部は基板20
に接着剤で接着したり、超音波等の各種溶着法によって
溶着したりしている。側板20aや縦リブ20bは、基
板20及び肘本体14の撓み変形を阻害しない程度の突
出寸法としている。
【0046】肘パット18における基板20のうち肘本
体14の下向き突部14dと重なる部位には、肘支柱1
0と平行(同心状)に延びる下向き筒部23を一体に設
ける一方、肘本体14における上部14aの後部には、
前記下向き筒部23がきっちり嵌まると共に下向き突部
14dの内部と連通する段付きの貫通穴(ねじ挿通穴)
24を設けて、貫通穴24に下方から挿入したねじ25
を下向き筒部23にねじ込み、これにより、肘パット1
8をその後部において肘本体14に固定している。
【0047】また、基板20のうち前端部に後ろ向きの
係合突起26を設ける一方、肘本体14の連接部14c
には前記係合突起26が嵌まる前向き開口の係合穴27
を設けて、これら係合突起26と係合穴27との嵌め合
わせにより、肘パット18の前部を肘本体14から離反
不能に保持している。
【0048】肘パット18の基板20は、感圧性や速乾
性等の接着剤28によっても肘本体14に固定されてい
る。ねじ25及び係合突起26のみによる固定とした
り、接着剤28のみによる固定としたりすることも可能
である。なお、係合突起26及び係合穴27の対は複数
対設けても良いし、係合突起26を肘本体14に設けて
係合穴27を基板20に設けても良い。
【0049】この第3実施形態では、肘パット18の存
在により、使用者の肘や腕に対してフィット性を与える
ことができるため、より快適である。また、肘パット1
8を後部で固定するためのねじ25及び貫通穴24は、
肘本体14における下向き筒部14dの中空部内に隠れ
ていて外側に露出することはないため、美感において優
れると共に、使用者の手がねじ25の頭や貫通穴24に
触れることによる不快感を生じることは全くない。
【0050】そして、肘パット18の前部は係合突起2
6と係合穴27との嵌合によって肘本体14から離反不
能に保持されているため、1本のねじ25だけで、肘パ
ット18を肘本体14に対して脱落不能に取り付けるこ
とができるのである。また、係合穴27は肘パット18
の方向にだけ開口していて肘本体14の内周面には開口
しておらず、係合突起26と係合穴27とが外部に露出
することはないため、美感の悪化を防止できると共に人
の手が触れて違和感を感じるようなことも皆無となる。
【0051】本実施形態のように、肘パット18におけ
る基板20の後部に設けた下向き突起23にねじ25を
ねじ込む構造にすると、基板20は薄くしたままでねじ
25の引っ掛かり寸法を大きくできるため、基板20が
容易に撓み変形する状態を保持しつつ、基板20を肘本
体14にしっかりとねじ止めできる利点がある。なお、
下向き突起25は肘パット18を位置決めする機能も備
えている。
【0052】本実施形態では、肘支柱10を肘本体14
における下向き突部14dの中空部内に挿入している
が、肘支柱10の少なくとも上部を中空状に形成してい
る場合は、肘本体14の上部14aに下向きのボス部を
形成して、これに肘支柱10の上部を外から嵌め込んで
も良いのであり、この場合は、ねじ25はボス部に下方
から挿入すれば良いいのであり、この場合も、ねじ25
は外部に全く露出しない。
【0053】(4).第4実施形態(図8) 図8では、第4実施形態を示している。(A)は要部の
縦断側面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。
この実施形態は肘パット18の基板20をねじで固定す
ることに代えて、ワンタッチ的に装着できる取り付け手
段として、基板20に下向き突設した係合爪29を、そ
の弾性に抗しての変形を利用して貫通穴24の大径部2
4aに係合させている。
【0054】この実施形態では、肘パット18の取り付
けをねじ止めよりも簡単に行える。なお、基板20に係
合穴を形成して、肘本体14に係合爪を形成しても良
い。
【0055】(5).その他 本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。
例えば、肘当ての撓み変形許容形態としては、肘当て
(肘本体)を後ろ向き又は前向き開口のU字状やV字状
に形成することには限らず、肘当て(肘本体)を側面視
横向き0字状に形成してその下部の左右中途部を肘支柱
に取付けたり、肘支柱の上端から前後方向に延びる形態
(すなわち単なる片持ち梁状)に形成するなどしても良
い。
【0056】また、例えば肘当てをパイプに取り付け
て、この筒状体を肘支柱に対して昇降可能に取り付ける
など、肘当てを高さ調節自在な構成としても良い。肘支
柱(肘当て支持部材)を背もたれに取付けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る椅子の正面図である。
【図2】右側面図である。
【図3】ベースと中間部材と座板との分離斜視図であ
る。
【図4】肘掛け装置の縦断側面図である。
【図5】第2実施形態を示す図である。
【図6】第2実施形態を示す図である。
【図7】図6の VII-VII視断面図である。
【図8】第3実施形態を示す図である。
【符号の簡単な説明】
2 座 3 背もたれ 5 肘掛け装置 7 中間部材 10 肘支柱 11 肘当て 14 肘本体 14a 上部 14b 下部 16 長穴 18 肘パット 20 基板 21 クッション材 23 下向き筒部 24 貫通穴 26 係合突起 27 係合穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座の左右両側方に配置された肘支柱と、前
    記肘支柱に設けた肘当てとを備えており、前記肘当て
    を、着座した人が肘や腕を載せることによって撓み変形
    し得る形態としている、椅子の肘掛け装置。
  2. 【請求項2】前記肘当ては、合成樹脂製の肘本体を備え
    ており、この肘本体を、椅子の側面視で横向き開口U字
    状や横向き開口V字状のように、上部と下部とを備えて
    いてその後部又は前部が自由端となるよう湾曲若しくは
    屈曲した形態と成すことにより、上部と下部との自由端
    部の間隔が狭まる状態に撓み変形することを許容してお
    り、 この肘本体のうち上部の自由端部を肘支柱にスライド不
    能に嵌合して下部の自由端部を肘支柱に対して上下スラ
    イド可能に嵌合するか、又は、肘本体のうち上部の自由
    端部を肘支柱にスライド自在に嵌合して下部の自由端部
    を肘支柱に対してスライド不能に嵌合するかしている、
    請求項1に記載した椅子の肘掛け装置。
  3. 【請求項3】前記肘当ては、前記肘本体と、肘本体にお
    ける少なくとも上部の上面に重なった肘パットとから成
    っており、 肘パットを、合成樹脂製の基板の表面にクッション材を
    張った構成として、基板を、肘本体における上部のうち
    肘支柱が嵌合して隠れている部分に下方から挿通したね
    じにより肘本体に固定している、請求項2に記載した椅
    子の肘掛け装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のうちの何れかに記載した肘
    掛け装置を備えている椅子。
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JP2017086278A (ja) * 2015-11-05 2017-05-25 株式会社岡村製作所 椅子の肘掛け、椅子、椅子の肘掛けの製造方法
JP2020018572A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社イトーキ 椅子

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