JP2003157872A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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Toshikatsu Katagiri
敏勝 片桐
Mikihiro Suzuki
幹浩 鈴木
Goji Katano
剛司 片野
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空糸膜式の加湿装置において、笛吹音の発
生を防止し、耐久性、信頼性を向上する。 【解決手段】 複数の中空糸膜を備え、該中空糸膜の外
側に第1の流体を流し、該中空糸膜の内側に第2の流体
を流し、該中空糸膜を介して第1の流体と第2の流体と
の間で水分を移動させる加湿装置1において、前記複数
の中空糸膜を収納し、周面の軸線方向一端寄りに前記第
1の流体が流通可能な入口孔16が設けられたハウジン
グ2と、ハウジング2のほぼ軸中心に配置されて周囲を
前記複数の中空糸膜に包囲され、内部が前記第1の流体
が流通する通路14に形成され、周面の軸線方向他端寄
りに前記第1の流体が流通可能な出口孔15が設けられ
たインナーパイプ3と、を備える。前記第1の流体を、
入口孔16と出口孔15のうち総開口面積が大きい方か
ら小さい方に向けて流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空糸膜を利用
した加湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池自動車等に搭載される燃料電池
には、固体高分子電解質膜の両側にアノードとカソード
とを備え、アノードに燃料ガス(例えば水素ガス)を供
給し、カソードに酸化剤ガス(例えば酸素あるいは空
気)を供給して、これらガスの酸化還元反応にかかる化
学エネルギを直接電気エネルギとして抽出するようにし
たものがある。
【0003】この燃料電池では、アノードで水素ガスが
イオン化して固体高分子電解質中を移動し、電子は、外
部負荷を通ってカソードに移動し、酸素と反応して水を
生成する一連の電気化学反応による電気エネルギを取り
出すことができるようになっている。このようにカソー
ド側に水が生じるため、燃料電池から排出される未反応
の空気(以下、空気オフガスという)は水分含量が多
い。
【0004】ところで、この燃料電池にあっては、固体
高分子電解質膜が乾燥してしまうと、イオン伝導率が低
下し、エネルギ変換効率が低下してしまうので、良好な
イオン伝導を保つために固体高分子電解質膜に水分を供
給する必要がある。このため、この種の燃料電池では、
燃料電池に供給する前に予め燃料ガスあるいは酸化剤ガ
ス若しくはこれら両方を加湿装置で加湿し、加湿された
これらガスを固体高分子電解質膜に供給することによ
り、固体高分子電解質膜に水分を供給している。
【0005】この種の加湿装置としては、例えば、特開
平8−273687号公報に開示されているように、膜
厚方向に水分の透過を許容する中空糸膜を備えた水透過
型のガス加湿装置が知られている。この中空糸膜は、そ
の内側と外側にそれぞれ水分含量の異なるガスを供給す
ると、水分含量の多いガス中の水分が中空糸膜を透過し
て水分含量の少ないガスへと移動して加湿する。すなわ
ち、水分含量の異なるガスの間で水分交換が行われる。
なお、ここでは説明の都合上、便宜的に、水分含量の多
いガスを1次側ガス、水分含量の少ないガスを2次側ガ
スというものとする。
【0006】この中空糸膜を備えたガス加湿装置は、一
般に、多数の中空糸膜を束ねてその両端部に仕切板を設
け、これをハウジング内に収納し、両仕切板の外周面を
ハウジングの内周面に密着させて取り付け、これによ
り、ハウジング内を、中空糸膜の一方の開口端に連なる
2次側ガス入口室と、中空糸膜の他方の開口端に連なる
2次側ガス出口室と、中空糸膜の束の外側に形成される
1次側ガス通路とに区画し、ハウジングの周面の一端側
に1次側ガス通路に連通する1次側ガス入口孔を設け、
ハウジングの周面の他端側に1次側ガス出口孔を設けて
構成されている。
【0007】しかしながら、このように構成された従来
の加湿装置においては、1次側ガス入口孔と1次側ガス
出口孔とが両方ともハウジングの周面に設けられている
ため、1次側ガスが中空糸膜の束の中心部に流れにく
く、そのため、束の外側に配置された中空糸膜の周囲に
は1次側ガスが十分に流れるが、束の中心部に配置され
た中空糸膜の周囲には1次側ガスが流れなくなり、加湿
装置の全体としての加湿効率が悪いという欠点があっ
た。
【0008】そこで、この問題を解決する加湿装置とし
て図5に示すような構造の加湿装置50が考えられる。
この加湿装置50は、ハウジング51の軸中心にインナ
ーパイプ52を設け、ハウジング51とインナーパイプ
52との間に中空糸膜53を収納し、中空糸膜53の両
端部を固めて仕切壁として機能するポッティング部54
a,54bを形成し、一方のポッティング部54aより
も軸線方向外側のハウジング51内を2次側ガス出口室
56とし、他方のポッティング部54bよりも軸線方向
外側のハウジング51内を2次側ガス入口室55とし、
また、ポッティング部54bよりも軸線方向内側のハウ
ジング51の内周面に環状通路57を設け、この環状通
路57に連通する1次側ガス出口孔58を設け、ポッテ
ィング部54aよりも軸線方向内側に位置するインナー
パイプ52の周面に1次側ガス入口孔59を設けて構成
される。
【0009】このように構成された加湿装置では、1次
側ガス入口孔59がインナーパイプ52の周面に設けら
れ、1次側ガス出口孔58がハウジング51の周面に設
けられているので、1次側ガスは必ず中空糸膜53の束
の内側から外側に向かって流れなくてはならなくなり、
したがって、中空糸膜53の束の径方向全域に1次側ガ
スが流れるようになって、加湿装置50全体としての加
湿効率を向上させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す加湿装置50においては、1次側ガス入口孔59の
総開口面積が1次側ガス出口孔58の総開口面積よりも
小さく形成されているため、1次側ガスは1次側ガス入
口孔59を通過するとハウジング51内で膨張する。こ
れにより、1次側ガス入口孔59の近くで中空糸膜53
が振動し、笛吹音が生じる。また、場合によっては、そ
の振動により中空糸膜53が破損することもある。そこ
で、この発明は、中空糸膜の振動を防止することがで
き、静粛性、耐久性、信頼性に優れた加湿装置を提供す
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、複数の中空糸膜(例え
ば、後述する実施の形態における中空糸膜5)を備え、
該中空糸膜の外側に第1の流体(例えば、後述する実施
の形態における酸化剤オフガス)を流し、該中空糸膜の
内側に第2の流体(例えば、後述する実施の形態におけ
る燃料ガス)を流し、該中空糸膜を介して第1の流体と
第2の流体との間で水分を移動させる加湿装置(例え
ば、後述する実施の形態における加湿装置1)におい
て、前記複数の中空糸膜を収納し、周面の軸線方向一端
寄りに前記第1の流体が流通可能な第1の流通孔(例え
ば、後述する実施の形態における入口孔16)が設けら
れたハウジング(例えば、後述する実施の形態における
ハウジング2)と、前記ハウジングのほぼ軸中心に配置
されて周囲を前記複数の中空糸膜に包囲され、内部が前
記第1の流体が流通する通路(例えば、後述する実施の
形態における通路14)に形成され、周面の軸線方向他
端寄りに前記第1の流体が流通可能な第2の流通孔が設
けられたインナーパイプ(例えば、後述する実施の形態
におけるインナーパイプ3)と、を備え、前記第1の流
体を、前記第1の流通孔と前記第2の流通孔のうち総開
口面積が大きい方の流通孔から小さい方の流通孔に向け
て流すことを特徴とする。このように構成することによ
り、第1の流体がハウジング内に流入したときの膨張の
度合いを小さくすることができ、中空糸膜の振動を抑制
することが可能になる。
【0012】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載の発明において、前記第1の流通孔の総開口面積が前
記第2の流通孔の総開口面積よりも大きく設定されてい
ることを特徴とする。このように構成することにより、
インナーパイプの第2の流通孔の総開口面積を小さくす
ることが可能になる。
【0013】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、燃料電池の反応ガス
の加湿に用いられることを特徴とする。このように構成
することにより、燃料電池システムの静粛性、耐久性、
信頼性が向上するとともに、加湿効率が向上して燃料電
池の安定した発電状態を保持することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る加湿装置の
一実施の形態を図1から図4の図面を参照して説明す
る。図1は、この発明に係る加湿装置1の縦断面図であ
る。加湿装置1は、円筒状のハウジング2と、ハウジン
グ2の軸中心に配置されたインナーパイプ3と、ハウジ
ング2とインナーパイプ3の間に収納された中空糸膜束
4と、を備えている。
【0015】中空糸膜束4は、図2に示すような細長い
中空糸膜5を多数本束ねて構成されている。中空糸膜5
は、例えばペルフルオロスルホン酸ポリマー(登録商標
「ナフィオン」)などからなり、その内側と外側にそれ
ぞれ水分含量の異なる流体を供給すると、水分含量の多
い流体中の水分が中空糸膜を透過して水分含量の少ない
流体へと移動する性質を有する。
【0016】中空糸膜束4の両端部は樹脂で結束されて
ポッティング部4a,4bとされており、ポッティング
部4a,4bにおいて、中空糸膜5の外周面間、中空糸
膜5の外周面とハウジング2の内周面の間、中空糸膜5
の外周面とインナーパイプ3の外周面の間が閉塞されて
いる。そして、ポッティング部4aよりも軸線方向一端
側のハウジング2内が第1の流体の出口室6とされてい
て、出口室6には第2の流体の排出管7が連結されてい
る。また、ポッティング部4bよりも軸線方向他端側の
ハウジング2内が第2の流体の入口室8とされており、
ハウジング2の周面には入口室8に連なる複数の入口孔
9が設けられていて、さらに、ハウジング2の外周に
は、全ての入口孔9に連なる環状入口通路10を形成す
る環状部材11が設けられ、環状部材11に第2の流体
の供給管12が連結されている。
【0017】また、ハウジング2とインナーパイプ3と
ポッティング部4aとポッティング部4bで囲まれた空
間は膜収納室13となっており、インナーパイプ3はそ
の周囲を膜収納室13に収納された中空糸膜5によって
包囲されている。インナーパイプ3は、ハウジング2の
他端側から挿入され、先端をポッティング部4aまで延
ばしており、インナーパイプ3の内部は第1の流体が流
通する通路14になっている。通路14はインナーパイ
プ3の先端側で閉塞されており、インナーパイプ3の周
面においてポッティング部4bに近い部位には通路14
と膜収納室13とを連通する第2の流体の出口孔(第2
の流通孔)15が複数設けられている。また、ハウジン
グ2の周面であってポッティング部4aに近い部位に
は、膜収納室13に連なる複数の入口孔(第1の流通
孔)16が設けられていて、さらに、ハウジング2の外
周には、全ての入口孔16に連なる環状入口通路17を
形成する環状部材18が設けられ、環状部材18に第1
の流体の供給管19が連結されている。ここで、第1の
流体の出口孔15の開口面積を合計した総開口面積は、
第1の流体の入口孔16の開口面積を合計した総開口面
積よりも小さく設定されている。
【0018】次に、この加湿装置1の作用を、燃料電池
の反応ガスを加湿するときに用いる場合を例にとって説
明する。前述したように、燃料電池では、燃料電池から
排出される酸化剤ガス、すなわち酸化剤オフガスの水分
含量が多いので、この酸化剤オフガスで燃料ガスを加湿
する場合があり、この場合には、酸化剤ガス(第1の流
体)を1次側ガスとして加湿装置1の供給管19から供
給し、燃料ガス(第2の流体)を2次側ガスとして加湿
装置1の供給管12に供給する。
【0019】このように各ガスを加湿装置1に供給する
と、供給管12から供給された燃料ガスは環状入口通路
10の全周に行き渡り、環状入口通路10から各入口孔
9を通って入口室8に流入し、さらに、入口室8から各
中空糸膜5の内部を通って出口室6に流出し、排出管7
に流出する。
【0020】一方、供給管19から供給された酸化剤オ
フガスは環状入口通路17の全周に行き渡り、環状入口
通路17から各入口孔16を通って膜収納室13に流入
し、中空糸膜束4の各中空糸膜5の外側を通ってポッテ
ィング部4bに向かって流れ、各出口孔15を通ってイ
ンナーパイプ3の通路14へと流出する。ここで、酸化
剤オフガスに含まれる水分が中空糸膜5を透過して中空
糸膜5の内側を流れる燃料ガスに移動し、燃料ガスが加
湿される。
【0021】この場合、酸化剤オフガスが入口孔16か
ら出口孔15に流れるためには、酸化剤オフガスは必ず
中空糸膜束4の内部を径方向外側から内側に向かって流
れなくてはならないので、中空糸膜束4の径方向いずれ
に位置する中空糸膜5についても、その外側を満遍なく
酸化剤オフガスが流れることとなる。したがって、全て
の中空糸膜5を加湿に寄与させることができ、加湿装置
1の加湿効率が向上し、加湿装置1の小型化が可能にな
る。その結果、燃料電池を安定した発電状態に保持する
ことができるとともに、燃料電池システムの小型化を図
ることができる。これは、搭載スペースに限りがある燃
料電池自動車に搭載する場合に、極めて有利である。
【0022】また、出口孔15の総開口面積が入口孔1
6の総開口面積よりも小さく設定されているので、酸化
剤オフガスが入口孔16から膜収納室13内に流入した
ときのガスの膨張の度合いを小さくすることができ、中
空糸膜5の振動を抑制することができる。その結果、笛
吹音の発生を防止することができるとともに、中空糸膜
5の破損を防止することができる。これにより、燃料電
池システムの静粛性、耐久性、信頼性が向上する。さら
に、インナーパイプ3の出口孔15の開口面積を小さく
設定することができるので、出口孔15の開口面積を大
きくする場合に比べると、ハウジング2に対して外径の
小さいインナーパイプ3を製造し易い。
【0023】なお、図3は、前述した実施の形態におけ
る加湿装置1と、図5に示す加湿装置50とで、笛吹音
の音量を比較した一実験結果である。この実験結果か
ら、図5に示す加湿装置50では、酸化剤オフガスの流
量増大(孔通過速度の増大)に伴って音量が大きくなっ
ていくのに対して、この発明の加湿装置1では酸化剤オ
フガスの流量を増大しても音量を極めて低レベルに保持
することができることがわかる。また、図4は、前述し
た実施の形態における加湿装置1と、図5に示す加湿装
置50とで、中空糸膜5の損傷の発生量を比較した一実
験結果である。この実験結果から、図5に示す加湿装置
50では、酸化剤オフガスの流量が少ない時から中空糸
膜5の損傷が発生し、酸化剤オフガスの流量増大に伴っ
て、振動に起因すると考えられる損傷の発生量が増大し
ていくのに対して、この発明の加湿装置1では酸化剤オ
フガスの流量が相当に大きくならない限り、中空糸膜5
の損傷が発生しないことがわかる。
【0024】〔他の実施の形態〕尚、この発明は前述し
た実施の形態に限られるものではない。例えば、前述し
た実施の形態では、第1の流体(1次側ガス)をハウジ
ングに設けた流通孔(入口孔16)からインナーパイプ
に設けた流通孔(出口孔15)に向かって流すようにし
ているが、これと逆方向に、すなわちインナーパイプに
設けた流通孔からハウジングに設けた流通孔に第1の流
体を流すようにしてもよく、ただし、その場合には、イ
ンナーパイプに設けた流通孔の総開口面積をハウジング
に設けた流通孔の総開口面積よりも大きく設定する。
【0025】また、前述した実施の形態は、第1の流体
を水分含量の多い流体とし、第2の流体を水分含量の少
ない流体として、第1の流体で第2の流体を加湿するよ
うにしているが、この逆の場合、すなわち、第1の流体
を水分含量の少ない流体とし、第2の流体を水分含量の
多い流体として、第2の流体で第1の流体を加湿する場
合も、本発明は成立する。
【0026】さらに、前述した実施の形態では、第1の
流体と第2の流体を逆方向に流す対向流としているが、
第1の流体と第2の流体を同方向に流しても本発明は成
立する。
【0027】
【発明の効果】以上説明するように、請求項1に記載し
た発明によれば、中空糸膜の振動を抑制することができ
るので、笛吹音の発生を防止することができて静粛性が
向上し、中空糸膜の破損を防止することができて信頼性
が向上するという優れた効果が奏される。請求項2に記
載した発明によれば、インナーパイプの第2の流通孔の
総開口面積を小さくすることが可能になるので、インナ
ーパイプに第2の流通孔を加工し易くなる。請求項3に
記載した発明によれば、燃料電池システムの静粛性、耐
久性、信頼性が向上するとともに、加湿効率が向上して
燃料電池の安定した発電状態を保持することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る加湿装置の一実施の形態にお
ける縦断面図である。
【図2】 1本の中空糸膜の斜視図である。
【図3】 本発明の加湿装置と比較例とで笛吹音の音量
を比較した一実験結果を示す図である。
【図4】 本発明の加湿装置と比較例とで中空糸膜の損
傷発生量を比較した一実験結果を示す図である。
【図5】 比較例の加湿装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 加湿装置 2 ハウジング 3 インナーパイプ 5 中空糸膜 16 入口孔(第1の流通孔) 14 通路 15 出口孔(第2の流通孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片野 剛司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 4D006 GA41 HA02 HA06 HA18 HA19 HA95 JA13Z JA15Z JA19Z MA01 MB03 MC28X MC74X PA05 PB17 PB65 PC80 5H026 AA06 CX06 EE18 5H027 AA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中空糸膜を備え、該中空糸膜の外
    側に第1の流体を流し、該中空糸膜の内側に第2の流体
    を流し、該中空糸膜を介して第1の流体と第2の流体と
    の間で水分を移動させる加湿装置において、 前記複数の中空糸膜を収納し、周面の軸線方向一端寄り
    に前記第1の流体が流通可能な第1の流通孔が設けられ
    たハウジングと、 前記ハウジングのほぼ軸中心に配置されて周囲を前記複
    数の中空糸膜に包囲され、内部が前記第1の流体が流通
    する通路に形成され、周面の軸線方向他端寄りに前記第
    1の流体が流通可能な第2の流通孔が設けられたインナ
    ーパイプと、 を備え、前記第1の流体を、前記第1の流通孔と前記第
    2の流通孔のうち総開口面積が大きい方の流通孔から小
    さい方の流通孔に向けて流すことを特徴とする加湿装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の流通孔の総開口面積が前記第
    2の流通孔の総開口面積よりも大きく設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】 燃料電池の反応ガスの加湿に用いられる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加湿
    装置。
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