JP2003157722A - 配線材及びそれを備えた電機機器ユニット - Google Patents

配線材及びそれを備えた電機機器ユニット

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JP2003157722A JP2001357725A JP2001357725A JP2003157722A JP 2003157722 A JP2003157722 A JP 2003157722A JP 2001357725 A JP2001357725 A JP 2001357725A JP 2001357725 A JP2001357725 A JP 2001357725A JP 2003157722 A JP2003157722 A JP 2003157722A
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Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器同士をコンパクトな構造で電気的に接続
することができ、しかも接続された機器同士の相対位置
に十分な自由度をもたせることができる配線材及び、そ
れを備えた電気機器ユニットを提供する。 【解決手段】 配線材1は各機器を接続するための2つ
の端子2と、この各端子2間を連結する配線材本体3と
を備えて構成され、上記配線材本体3は板状のバスバー
4と、複数の導線を網状に編んで扁平状に形成される網
状導体5とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の機器同士(例
えば車両用バッテリーとその周辺機器)を電気的に接続
するための配線材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の機器を電気的に接続する配
線材として、電線や配線用金属板(以下バスバーと示
す)が使用されてきた。
【0003】電線は、複数の導線素線束と絶縁性被覆に
て構成されたもので、その両端に機器へ接続するための
端子を接続して使用される。このような構成を持つ電線
においては、比較的柔軟性を有するため接続後における
機器同士の相対的な位置合わせが可能である。
【0004】バスバーは、導電性の金属材料により板状
に形成され、各機器の外周に沿って組み付けされるよう
に適宜方向転換した形状を有しており、末端には機器に
接続するための端子を備えている。このようなバスバー
を各機器の外周面に沿うように配線することにより、そ
の配線スペースが少なくて済み、その組み付けも容易で
あり、また導電経路の分岐(いわゆるスプライス)の形
成も容易に行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
配線材においてもそれぞれ以下のような問題が生じる。
【0006】電線は、一般に断面円形状を有しており、
かつ使用電流が大きいほど太くなるため、その配線のた
めに比較的大きなスペースが必要である。また、太くな
るほど曲げ剛性が大きくなり、その配線方向を変更する
のが難しくなる。
【0007】一方、バスバーは、全体が単一の金属板で
形成されているので、剛性が極めて高く、形状変化がほ
とんど期待できないため、接続前に各機器が所定の位置
に固定されている場合、これらの機器の相対位置が多少
でもずれていると接続ができなくなる恐れがある。ま
た、一旦バスバーを接続した後においては機器同士の相
対位置を調整することがほとんどできない。
【0008】なお、上記以外の配線材として、例えば複
数の導線を網状に編むことで形成される網状導体を用い
ることが考えられるが、この網状導体の配線方向を途中
で変更するには、当該導体を折り曲げなければならな
い。従って、この網状導体の厚みが大きいとその折り目
の重なり部分が大きくかさばることとなり、配線のため
に大きなスペースが必要となる。また、網状導体同士を
溶接等で接合することが困難であるため、スプライスの
形成が非常に困難である。
【0009】本発明はこのような従来の配線材の問題点
を考慮してなされたものであり、機器同士をコンパクト
な構造で電気的に接続することができ、しかも接続され
た機器同士の相対位置に十分な自由度を持たせることが
できる配線材及び、それを備えた電気機器ユニットを提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の配線材は、各機器と接続される複数の端子と、これら
の端子同士をつなぐ配線材本体とを備え、この配線材本
体は、導電性を有する板状のバスバーと、可撓性及び伸
縮性を有する扁平状の網状導体とを含み、前記バスバー
はその配線方向を変更するための転換部を有しているこ
とを特徴とするものである。
【0011】この配線材によると、そのバスバー部分に
形成された転換部によって容易に配線方向を変更するこ
とが可能であるとともに、網状導体の可撓性及び伸縮性
によって端子同士の相対位置を変更することが可能であ
る。そのため、各機器間で効果的な結線の取り回しが可
能となり、コンパクトな構造で機器同士の接続ができ
る。また、接続前に各機器が所定の位置に固定されてい
る場合、これらの機器の相対位置が正規の固定位置から
多少ずれていても接続することが可能である。さらに、
一旦配線材を接続した後においても網状導体の柔軟性を
利用して機器同士の相対位置を調整することが可能であ
る。
【0012】また、端子間を接続するバスバー及び網状
導体は、それぞれ「板状」及び「扁平状」に形成される
ので、狭い配線スペースでも各機器を接続することがで
きる。さらにバスバーの部分において成型時における金
型変更又は成型後の溶接等により容易にスプライスを形
成することも可能である。
【0013】なお、前記網状導体としては、例えば金属
の薄板に複数の穴を空け、その薄板を多数重ねて形成し
たものでもよいが、この網状導体を請求項2に記載のよ
うに複数の導線を網状に編んで形成したものとすること
により、その柔軟性はさらに高まり、その分各端子の相
対位置の自由度がより高まる。そのため、機器同士の位
置ずれの許容範囲がさらに拡大するとともに、接続後に
おける機器同士の位置合せの自由度も向上する。
【0014】本発明の請求項3は請求項1又は2に記載
の配線材において、上記網状導体が、上記端子の近傍に
位置することを特徴とするものである。
【0015】この配線材によると、網状導体の柔軟性を
最大限利用し、端子の可動範囲をより大きくとることが
できるので、各機器に対して端子を接続する作業性がさ
らに向上する。
【0016】本発明の請求項4は請求項1から3のいず
れかに記載の配線材において、上記転換部が、上記バス
バーの導電経路を分岐する部分を含むものである。
【0017】この配線材によると、バスバーの配線経路
が転換部によって分岐されるので、この配線材が2台以
上の複数台の機器同士を接続することができる。
【0018】本発明の請求項5の配線材を備えた電気機
器ユニットは、複数の機器が共通のケース内に互いに位
置合せされた状態で収納されるとともに、特定の機器同
士が請求項1から4のいずれかに記載の配線材によって
相互接続されることを特徴とするものである。
【0019】この配線材を備えた電気機器ユニットは、
上述の配線材によって、各機器が相互接続されるので、
ケース内における各機器間のデッドスペースを減らすこ
とができるとともに、効率よく結線の取り回しができ
る。その結果、電気機器ユニット全体をコンパクト化す
ることが可能となる。
【0020】さらに、請求項6のように配線材の少なく
とも一つの転換部が所定の機器におけるコーナー部に沿
うように配線されるようにすれば、配電材をコンパクト
に機器のコーナー部に沿わせることができるので、電気
機器ユニット全体をよりコンパクト化することが可能と
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0022】図1は、第一の実施形態における配線材の
外観斜視図である。配線材1は、各機器を接続するため
の2つの端子2と、この各端子2間を連結する配線材本
体3とを備えて構成され、上記配線材本体3は導電性金
属からなる板状のバスバー4と、複数の導線を網状に編
んで扁平状に形成される網状導体5とから構成される。
【0023】上記端子2は、その一方の端部に各機器の
端子と接続するための接続孔2aが設けられ、他方の端
部に上記網状導体5の一方の端部が圧着又は溶接等の周
知の方法により接続される。網状導体5の他方の端部
は、上記バスバー4の両端においてバスバー4の長手方
向に対して直交し、かつ板厚方向に対して直交する方向
へ向けて圧着又は溶接等の周知の方法によりそれぞれ接
続される。
【0024】上記バスバー4は、配線方向を変更するた
めの転換部4aを備え、この転換部4aはバスバー4の
板厚方向へ屈曲されている。
【0025】このように構成される配線材1は、バスバ
ー4及び網状導体5が板状及び扁平状の形状を有してい
るとともに、転換部4aによって方向変更が可能なた
め、各機器に沿ってコンパクトに配線することができ
る。また配線材1は、バスバー4によって全体的に剛性
を持ちながら、図1の点線で示すように網状導体5の柔
軟性によって各端子2が比較的に自由度を持って可動で
ある。
【0026】また、網状導体のみで構成された配線材は
端子位置が折り曲げられて変更されるのに対し、上記実
施形態はバスバー4と網状導体5の接続方向によって端
子2の位置を変更できるので、端子位置の方向転換に要
するスペースが減少される。
【0027】図2は、第二の実施形態における配線材の
外観斜視図である。配線材11は、上記第一の実施形態
の配線材1と同様の基本構成を有している。すなわち、
2つの端子2と、この端子間を連絡する配線材本体3と
から構成され、この配線材本体3は板状のバスバー4と
扁平状の網状導体5とを含んで構成される。また、上記
バスバー4は、転換部4aによりその方向が変更されて
いる。
【0028】さらに配線材11におけるバスバー4には
スプライス部4´が成型時の金型変更又は溶接等により
バスバー4の長手方向に対して直行し、かつ板厚に対し
て直行する方向に向けて形成され、このスプライス部4
´によって、その導電経路が分岐される。
【0029】スプライス部4´は、導電性金属で板状に
形成され、その所定位置に他の配線との干渉や短絡を防
止するための凹部4bがプレス加工等によって形成され
ており、スプライス部4´の末端は網状導体5´の一方
の端部と圧着又は溶接等によって接続される。また、網
状導体5´の他方の端部は、各機器と接続可能な端子2
´の一方の端部に圧着、溶接等により接続され、この端
子2´の他方の端部には、各機器の端子と接続するため
の接続孔2aが設けられる。
【0030】また、上記網状導体5の一方は、所定位置
において熱収縮性でかつ非導電性の保護チューブ6によ
って被覆固定され、他の配線への短絡から保護されてい
る。
【0031】このように構成された配線材11は、上記
配線材1と同様に各機器に沿って配線することができる
とともに剛性を持ちながら各端子が比較的自由度を持っ
て可動である。さらに、配線材11はスプライス部4´
によって導電経路が分岐され、凹部4b及び保護チュー
ブ6によって配線材11と他の配線との干渉や短絡から
回避される。
【0032】以下、上記第一、第二の実施形態における
配線材を使用する例として、車両の給電装置に使用する
場合について説明する。
【0033】図3は、車両の給電装置における回路図で
ある。図3に示す回路は、同一の車両に搭載される低電
圧バッテリー(例えば12Vバッテリー)20及び高電
圧バッテリー(例えば36Vバッテリー)21を備えて
いる。低電圧バッテリー20はDC/DCコンバータ
(DC/ACコンバータとアナログ変圧器とAC/DC
コンバータとが組み合わされたもの)22及びパワーE
CU(AC/DCコンバータ等)23を介してオルタネ
ータ24に接続されており、オルタネータ24で生成さ
れた電力が前記DC/DCコンバータ22で降圧されて
低電圧バッテリー20に充電されるようになっている。
また、高電圧バッテリー21は、前記パワーECU23
のみを介してオルタネータ24に接続されており、オル
タネータ24の生成電力がそのまま高電圧バッテリー2
1に充電されるようになっている。
【0034】低電圧バッテリー20の負端子はアースに
接続され、正端子にはヒューズ25の一方の端子が接続
されており、このヒューズ25の他方の端子には低電圧
用負荷26の一方の端子が接続されており、この低電圧
用負荷26の他方の端子がアースに接続されている。こ
れにより、低電圧バッテリー20から低電圧用負荷26
へ電力を供給する低圧側供給電回路が形成されている。
【0035】高電圧バッテリー2は、その周辺機器であ
るDC/DCコンバータ22及びパワーECU23とと
もに、後述する共通のケース27に収容され、それらを
一つの構成単位とする給電ユニット32を構成してお
り、高電圧バッテリー21の負端子はこのケース27に
設けられたアース端子28と接続され、アース端子28
はアース(例えば車両ボディ)に接続される。また、高
電圧バッテリー21の正端子にはヒューズ29の一方の
端子が接続されており、このヒューズ29の他方の端子
には高電圧用負荷30の一方の端子が接続され、この高
電圧用負荷30の他方の端子がアースに接続されてい
る。これにより、高電圧バッテリー21から高電圧用負
荷30へ電力を供給する高圧側供給電回路が形成されて
いる。さらに、高電圧バッテリー21の正端子には、ス
タータ31が接続される。
【0036】以上の様に構成される給電装置において、
給電ユニット32は、高電圧バッテリー21と、DC/
DCコンバータ22と、パワーECU23と、アース端
子28とから構成される(図4点線部)。図4は、その
給電ユニット32の内部構成を示す一部透過斜視図であ
る。
【0037】図4に示す給電ユニット32では、ケース
27内に各構成部品が収容されている。但し、同図では
説明の便宜上、このケース27を透過させ、各構成部品
が見えるようにしている。また、この給電ユニット32
内の各機器の配線材として上記第一の実施形態、及び第
二の実施形態の配線材1、11を使用している。
【0038】配線材1は、高電圧バッテリー21の負端
子21bとパワーECU23の負端子23bとを電気的
に接続している。このとき転換部4aは、DC/DCコ
ンバータ22のコーナー部に沿って屈曲しているので、
配線材1は各機器の外周面に沿って配線される。
【0039】また、配線材11は、高電圧バッテリー2
1、DC/DCコンバータ22及びパワーECU23に
おけるそれぞれの正端子21a、22a及び23aを電
気的に接続し、転換部4aがDC/DCコンバータ22
のコーナー部に沿って屈曲しているので各機器の外周面
に沿って配線されるとともに、上記配線材1の外側を覆
うように配線される。
【0040】このような配線を行なうと、配線材1及び
11は2箇所で短絡する(交差している)部分がある
が、一方は凹部4bの箇所で配線材1との接触を避ける
ことで回避され、他方は保護チューブ6の絶縁性によっ
て回避されている。
【0041】高電圧バッテリー21の負端子21bは、
ケース27の外壁に設置されるアース端子28と電線3
7によって接続され、このアース端子28は図示しない
電線によって車両ボディ等に接続される。また、高電圧
バッテリー21の正端子21aには、ヒューズ29へ接
続される電線33と、スタータ31へ接続される電線3
4とが接続され、これらの電線33、34はケース27
外へと導出される。
【0042】DC/DCコンバータ22の端子22b
は、低電圧バッテリー20へ接続される電線35と接続
され、この電線35はケース27外へと導出される。ま
た、パワーECU23の各端子23cは、オルタネータ
24と接続される電線36が接続され、この電線36は
ケース27外へと導出される。
【0043】上記のような給電ユニット32を形成する
場合は、まず高電圧バッテリー21の負端子21bとパ
ワーECU23の負端子23bとをそれぞれ配線材1に
よって接続する。次に高電圧バッテリー21、DC/D
Cコンバータ22及びパワーECUの各正端子21a、
22a、23aをそれぞれ配線材11によって接続す
る。こうしてできた高電圧バッテリー21とDC/DC
コンバータ22とパワーECUとの構成物をケース27
内へと挿入する。この構成物は、その他機器との接続に
必要な電線33〜37にそれぞれ接続され、ケース27
に対して位置合せされる。
【0044】このとき、高電圧バッテリー21、DC/
DCコンバータ22及びパワーECU23はそれぞれケ
ース27と位置合せされるため、上記配線材1、11に
よって接続された時の各機器の端子位置とケース27に
位置合せされた時の各機器の端子位置とに相対的なずれ
を生じる。しかし、上記網状導体5及び5´の柔軟性に
よって、各端子2、2´が比較的自由に動くことができ
るので、この相対的なずれが吸収され、上記位置合わせ
を滞りなく行なうことができる。
【0045】一方、高電圧バッテリー21、DC/DC
コンバータ22及びパワーECU23のそれぞれがケー
ス27に対して位置合せされた後に、上記配線材1、1
1を接続することも可能である。これは、位置合わせ後
の各機器において目標となる端子位置が配線材1、11
の正規端子位置からずれていても上記網状導体5、5´
の柔軟性によって各端子2、2´が比較的自由に動くこ
とができるからである。
【0046】なお、配線材は、上記第一及び第二の実施
形態に限定されるものではなく、その他以下のような構
成とすることも可能である。
【0047】イ)転換部4aは、板厚方向へ屈曲するこ
とに限られず、長手方向に対して直交し、かつ板厚方向
に対して直交する方向への方向転換も可能である。
【0048】ロ)網状導体5及び5´は、必ずしも各端
子2及び2´のそれぞれに接続されなくとも、配線材に
対して少なくとも一箇所に設けていればよい。
【0049】ハ)網状導体5及び5´のみが持つ柔軟性
を利用することに限られず、網状導体5及び5´とバス
バー4及び4´とを間欠的に接続して柔軟性を得るよう
にしてもよい。
【0050】ニ)スプライス部4´は一箇所に限られ
ず、必要に応じて複数箇所に設けてもよい。
【0051】ホ)スプライス部4´は長手方向に対して
直交し、かつ板厚方向に対して直交する方向へ接続され
ることに限られず、長手方向に対して直交し、かつ板幅
方向に対して直交する方向へ接続してもよい。
【0052】ヘ)保護チューブ6は、所定の一部にのみ
被覆されることに限られず、配線材全体を被覆するよう
にしてもよい。
【0053】また、このような配線材は、上記の車両の
給電ユニットに対して使用されることに限定されず、そ
の他の電気機器を複数接続する際に使用することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の配線材はバスバー及び網状導体が板状及び扁平
状の形状を有しているとともに、このバスバー部分に転
換部を設けているため、各機器に沿ってコンパクトに配
線することができる。また、網状導体が可撓性及び伸縮
性を有していることによって端子同士の相対位置を変更
することができるので、各機器が所定の位置に固定され
ている場合においては各機器の相対位置が正規の固定位
置から多少ずれていても接続することが可能であるとと
もに、一旦配線材を接続した後においては機器同士の相
対位置を調整することが可能である。
【0055】従って、本発明の配線材は各機器をコンパ
クトに接続可能であるとともに、接続された機器同士の
相対位置に対し十分な自由度を持たせることができる。
【0056】また、本願発明の配線材を電気機器ユニッ
トに使用すると、各機器が相互接続されるため、ケース
内における各機器間のデッドスペースを減らすことがで
きるので、電気機器ユニット全体をコンパクト化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施形態に係る配線材の外観斜視図を
示すものである。
【図2】 第二の実施形態に係る配線材の外観斜視図を
示すものである。
【図3】 車両の給電装置の回路図を示すものである。
【図4】 給電ユニット32の内部構成を示す一部透過
斜視図である。
【符号の説明】
1、11 配線材 2 端子 3 配線材本体 4 バスバー 4a 転換部 5 網状導体 32 給電ユニット
フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G307 CA03 CB02 CC01 CC02 5G361 BA03 BB01 BC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器同士を電気的に接続するための配線
    材であって、各機器と接続される複数の端子と、これら
    の端子同士をつなぐ配線材本体とを備え、この配線材本
    体は、導電性を有する板状のバスバーと、可撓性及び伸
    縮性を有する扁平状の網状導体とを含み、前記バスバー
    はその途中で配線方向を変更する転換部を有しているこ
    とを特徴とする配線材。
  2. 【請求項2】 上記網状導体が、複数の導線を網状に編
    んで形成されていることを特徴とする請求項1記載の配
    線材。
  3. 【請求項3】 上記網状導体が、上記端子の近傍に位置
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の配線材。
  4. 【請求項4】 上記転換部が、上記バスバーの導電経路
    を分岐する部分を含む請求項1から3のいずれかに記載
    の配線材。
  5. 【請求項5】 複数の機器が共通のケース内に互いに位
    置合せされた状態で収納されるとともに、特定の機器同
    士が請求項1から4のいずれかに記載の配線材によって
    相互接続されることを特徴とする配線材を備えた電機機
    器ユニット。
  6. 【請求項6】 上記配線材の少なくとも一つの転換部が
    所定の機器におけるコーナー部に沿うようにこの配線材
    が配線されることを特徴とする請求項5記載の配線材を
    備えた電気機器ユニット。
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