JP2003157539A - 記録メディアの処理方法 - Google Patents

記録メディアの処理方法

Info

Publication number
JP2003157539A
JP2003157539A JP2001356913A JP2001356913A JP2003157539A JP 2003157539 A JP2003157539 A JP 2003157539A JP 2001356913 A JP2001356913 A JP 2001356913A JP 2001356913 A JP2001356913 A JP 2001356913A JP 2003157539 A JP2003157539 A JP 2003157539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
organic solvent
base material
recorded contents
treating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001356913A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Harada
博文 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEHARA KK
Takehara KK
Original Assignee
TAKEHARA KK
Takehara KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEHARA KK, Takehara KK filed Critical TAKEHARA KK
Priority to JP2001356913A priority Critical patent/JP2003157539A/ja
Publication of JP2003157539A publication Critical patent/JP2003157539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録メディアを廃棄処分するにあたり、記録
内容の不正利用を防止する目的で、記録メディアを読み
出し不可能な状態に変質させる処理をする際に、複数の
記録メディアを処理する場合においても簡便に作業で
き、記録内容の不正利用を高度に防止できる記録メディ
アの処理方法を提供する。 【解決手段】 樹脂を基材として使用する記録メディア
に対し有機溶剤を塗布することにより、記録内容を読み
出し不可能な状態に基材を変質させるため、複数の記録
メディアを処理する場合においても簡便に作業でき、よ
り高度に記録内容の不正利用を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録メディアを廃
棄処分するにあたり、記録内容の不正利用を防止する目
的で、記録メディアを読み出し不可能な状態に変質させ
る処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録内容の不正利用を防止する目
的で記録メディアを読み出し不可能な状態に変質させる
方法としては、単に焼却したり、鋏等で切断したりする
方法が用いられてきた。また最近では記録メディアの表
面に加重をかけ、傷を付けることで読み出し不可能な状
態に加工する機器も製品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の方法
うち切断したり一枚毎に加重をかける処理方法では、複
数の記録メディアを処理するのに手間がるという問題点
があり、一方複数枚を自動的に処理する専用の機器は、
コストが高いという問題点があった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、複数の記録メディアを処理する場合にお
いても簡便に作業でき、かつ記録メディアの基材を読み
出し不可能な状態に変質させることで、より高度に記録
内容の不正利用を防止する処理を行うことが可能な方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の記録メディアの処理方法は、樹
脂を基材として使用する記録メディアに対し、有機溶剤
を塗布することにより記録内容を読み出し不可能な状態
に基材を変質させることを特徴とする記録メディアの処
理方法である。
【0006】請求項2に記載の記録メディアの処理方法
は、SP値が8.5以上の有機化合物を含有する有機溶
剤を使用することを特徴とする請求項1に記載の記録メ
ディアの処理方法である。
【0007】請求項3に記載の記録メディアの処理方法
は、n−メチルピロリドンを含有する有機溶剤を使用す
ることを特徴とする請求項1に記載の記録メディアの処
理方法である。
【0008】従って、請求項1に記載の記録メディアの
処理方法は、複数の記録メディアを処理する場合におい
ても簡便に作業でき、かつ記録メディアの基材を読み出
し不可能な状態に変質させることで、より高度に記録内
容の不正利用を防止する処理を行うことができる。
【0009】また請求項2に記載の記録メディアの処理
方法は、SP値が8.5以上の有機化合物を含有する有
機溶剤を使用することで、より効果的に記録メディアを
読み出し不可能な状態に変質させることができる。
【0010】さらに請求項3に記載の記録メディアの処
理方法は、n−メチルピロリドンを含有する有機溶剤を
使用することで、臭気や取り扱い性をより一層向上させ
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態について詳細に説明する。本発明で使用できる記録
メディアとしては、透明なポリカーボネートを主体とす
る基材上に記録された情報を、基材側よりレーザー光線
をあてその反射光を検知することで読み取る方式を採用
するものであって、例えばCD、CD−ROM、CD−
R、CD−RW、DVD、DVD−ROM、DVD−
R、DVD−RW、DVD−RAM、DVD+RW、M
O、レーザーディスク(登録商標)等の光ディスクおよ
び光磁気ディスクが挙げられる。
【0012】本発明で使用できる有機溶剤としては、塗
布することにより透明なポリカーボネートを主体とする
記録メディアの基材を、記録内容を読み出し不可能な状
態に変質可能なものであれば良く、例えば、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素化合物、シクロヘキサン等
の環状脂肪族炭化水素化合物等の炭化水素類、酢酸エチ
ル等のエステル系化合物、エチレングリコールエーテ
ル、プロピレングリコールエーテル等のエーテル系化合
物、エチレングリコールエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールエーテルアセテート、N−メチルピロリド
ン、ガンマブチルラクトン、プロピレンカーボネート等
の含酸素炭化水素類、さらに含塩素炭化水素類等が使用
できる。いずれの溶剤も単独でも、複数を混合して使用
することもできる。
【0013】本発明においては、有機溶剤としてSP値
が8.5以上の有機化合物を含有する有機溶剤を使用す
ることが望ましい。SP値とはSolubility
Parameter(溶解度パラメーター)と呼ばれる
有機溶剤の溶解性の目安として用いられている値であ
り、特定のSP値を持つ有機化合物を使用することによ
り、効果を増大させることが可能となる。
【0014】さらに本発明においては、有機溶剤として
n−メチルピロリドンを含有する有機溶剤を使用するこ
とがさらに望ましい。n−メチルピロリドンは効果に優
れるだけでなく、臭気が少なくさらに水溶性であるため
取り扱いや安全性で他の溶剤よりも適している。
【0015】本発明では、有機溶剤を記録メディアに塗
布することによって処理を行う。塗布方法としては、有
機溶剤に記録メディアを浸漬させたり、ハケやフェルト
等にあらかじめ有機溶剤を含浸させこれを記録メディア
上に塗布したり、スプレーにより塗布することができ
る。
【0016】このように有機溶剤を塗布されたポリカー
ボネートを主体とする記録メディアの基材は、基材表面
が溶剤の溶解および膨潤作用により不可逆的に白化およ
び変形する。この作用の結果、レーザー光線の反射率が
低下したり不規則な反射をするような状態となり、結果
として記録メディアの基材は記録内容を読み出し不可能
な状態に変質する。
【0017】さらに本発明においては、以下のように改
良変更することにより実施することができる。 ・記録メディアの基材上の一部もしくは全部の個所に有
機溶剤を塗布して処理すること。 ・有機溶剤を接着剤、修正液および油性ペン等の容器に
内容させて塗布すること。 ・有機溶剤をスタンプ台等にあらかじめ含浸させ、文字
や図形状に成型したスタンプ等により記録メディア上へ
有機溶剤を転写させることによって、文字や図形状の変
質状態を記録メディアの基材上に表示し、処理済みであ
りことが認識できるようにすること。
【0018】
【実施例】有機溶剤としてn−メチルピロリドン0.0
3gをハケによって、正常に読み出しが可能なCD−R
OMの読み出し面側の中心から外側に向かい幅約5ミリ
長さ50ミリに渡って塗布した。塗布後約1分で基材表
面が乾燥し、塗布部は白化すると同時に凸上に変形して
いた。表面を布で清拭したのち、CD−ROM読み出し
装置により読み出しを試みたが、読み出すことができな
い状態にまで変質していた。一ヶ月後に再度読み出しを
試みたが同様に読み出すことができなかった。
【0019】
【発明の効果】本発明の記録メディアの処理方法は、樹
脂を基材として使用する記録メディアに対し有機溶剤を
塗布することにより、記録内容を読み出し不可能な状態
にまで基材を変質させることを特徴とする記録メディア
の処理方法であるため、複数の記録メディアを処理する
場合においても簡便に作業でき、かつ記録メディアの基
材を読み出し不可能な状態に変質させることで、記録内
容の不正利用を高度に防止することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を基材として使用する記録メディア
    に対し有機溶剤を塗布することにより、記録内容を読み
    出し不可能な状態に基材を変質させることを特徴とする
    記録メディアの処理方法
  2. 【請求項2】 SP値が8.5以上の有機化合物を含有
    する有機溶剤を使用することを特徴とする請求項1に記
    載の記録メディアの処理方法
  3. 【請求項3】 n−メチルピロリドンを含有する有機溶
    剤を使用することを特徴とする請求項1に記載の記録メ
    ディアの処理方法
JP2001356913A 2001-11-22 2001-11-22 記録メディアの処理方法 Pending JP2003157539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001356913A JP2003157539A (ja) 2001-11-22 2001-11-22 記録メディアの処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001356913A JP2003157539A (ja) 2001-11-22 2001-11-22 記録メディアの処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003157539A true JP2003157539A (ja) 2003-05-30

Family

ID=19168339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001356913A Pending JP2003157539A (ja) 2001-11-22 2001-11-22 記録メディアの処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003157539A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005224776A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Fuji Xerox Co Ltd シュレッダ装置及びシュレッダ処理方法
WO2006027921A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Kazuma Toyama ディスク型情報記録メディア及び磁気カードの情報判読を不能とした廃棄方法及び器具装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005224776A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Fuji Xerox Co Ltd シュレッダ装置及びシュレッダ処理方法
JP4665404B2 (ja) * 2004-02-16 2011-04-06 富士ゼロックス株式会社 シュレッダ装置及びシュレッダ処理方法
WO2006027921A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Kazuma Toyama ディスク型情報記録メディア及び磁気カードの情報判読を不能とした廃棄方法及び器具装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0574860B1 (en) Optical information medium and method for printing the surface of the medium
JP3364336B2 (ja) 光ディスクおよび被記録材
KR19990023325A (ko) 광 디스크 정보 기록 매체용 보호 코팅과 그것을 도포하는 방법 및 장치
US20050160442A1 (en) Optical data storage device protector
JPS5855568B2 (ja) コウガクテキニヨミトラレル デ−タキヤリヤオヨビ ソノセイホウ
JP2003157539A (ja) 記録メディアの処理方法
RU2324716C2 (ru) Способ получения стойкого к царапанью покрытия оптических носителей информации
JP2000301707A (ja) 記録媒体の印刷方法
JP2005038491A (ja) 情報記録媒体を製造する方法、及び情報記録媒体
JP4473910B2 (ja) 記録媒体用基板、その製造方法および光ディクス用基板
JP2010031095A (ja) 紫外線硬化型コート剤および成形品
JPWO2003041068A1 (ja) 光記録媒体
US6978469B2 (en) Disc protector
JP3107447B2 (ja) 光記録媒体及びその製造法
US5966369A (en) Reducing corrugations in optical recording discs
JPH07122937B2 (ja) 光情報記録体の補修方法
JPH0660432A (ja) 光情報媒体とその表面印刷方法
JP3238956B2 (ja) 光記録媒体の製造方法
JP2005317198A (ja) 光情報記録媒体
JP2003338089A (ja) 光情報記録媒体
US20070214466A1 (en) Self-cleaning data storage disk
JPH07272441A (ja) 光記録媒体
JPS61500105A (ja) 光学記録媒体のオ−バコ−ティングにおける改良方法
JPH1083575A (ja) 光カード
JP2002117583A (ja) 光情報記録媒体及び光情報記録再生装置