JP2003157422A - メモリカード - Google Patents

メモリカード

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JP2003157422A
JP2003157422A JP2002290072A JP2002290072A JP2003157422A JP 2003157422 A JP2003157422 A JP 2003157422A JP 2002290072 A JP2002290072 A JP 2002290072A JP 2002290072 A JP2002290072 A JP 2002290072A JP 2003157422 A JP2003157422 A JP 2003157422A
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Takashi Torii
高志 鳥居
Takaaki Furuta
敬明 古田
Takahiro Sakamoto
孝広 阪本
Masayoshi Yano
正義 矢野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、薄型化のカードでありながら、書込
可否設定子の操作部の操作に際して手指又は爪の係止が
容易に行える。 【解決手段】 平面形状の外形を形成する側部に凹欠よ
りなる切欠部3が形成され、該切欠部の内側に摺動自在
に嵌合され該半導体メモリへのデータの書込可否を操作
部4aにより設定する書込可否設定子4を備え、前記書
込可否設定子4は前記切欠部の一部を覆う第1位置と他
の一部を覆う第2位置とのいずれかの選択によりデータ
の書込可否を設定し、前記書込可否設定子の外形は、前
記切欠部を覆う部分が前記メモリカード本体1の外形と
略一体となるように形成しており、前記書込可否設定子
によって前記切欠部が覆われる方のメモリカード本体の
側面縁と、該書込可否設定子の操作部との間に、微小凹
部4dを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶内容を誤って
消去したり、書き換えることを防止する書込可否設定手
段を備えたメモリカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリカードの書込可否設定手段
には、反射シートやスイッチ、あるいは本体に対して大
きく露出した設定子を用いたものがあった。
【0003】図12は反射シートによる書込可否設定手
段を備えた従来のメモリカードの斜視図を示している。
図12において、31はメモリカード本体、32はメモ
リカード本体31に一体的に設けられた端子、33は反
射シートである。
【0004】メモリカード本体31の内部には、内容を
書き換え可能な半導体メモリ(図示せず)が備わってお
り、当該半導体メモリと端子32を介して電気的に接続
された機器(図示せず)から記憶内容の読み出しと書き
換えが行われる。この例では、書込可否設定手段として
反射シート33を用いている。書込の可不可はメモリカ
ード本体31の所定の位置に反射シート33を貼付、あ
るいはこれを剥離することによって設定される。前記機
器においては、メモリカード本体31の所定の位置の反
射状態をフォトカプラなどで検出することにより、その
設定を検出するものである。
【0005】図13はスイッチによる書込可否設定手段
を備えた従来のメモリカードの斜視図を示している。図
13において、41はメモリカード本体、42はメモリ
カード本体41に一体的に設けられた端子、43はスイ
ッチである。
【0006】メモリカード本体41の内部には、内容を
書き換え可能な半導体メモリ(図示せず)が備わってお
り、当該半導体メモリと端子42を介して電気的に接続
された機器(図示せず)から記憶内容の読み出しと書き
換えが行われる。この例では、書込可否設定手段として
スイッチ43を用いている。書込の可不可はスイッチ4
3の切り換えによって設定され、これを前記機器におい
て、端子42を介して電気的にその設定を検出するもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなメモリカー
ドにおいては、メモリカード本体の小型化、薄型化と、
書込可否設定操作の簡便化の両立が要求されている。
【0008】反射シートによる書込可否設定手段を備え
た従来のメモリカードにおいては、書込可否設定手段の
ための機械的な構造をもたない。このためメモリカード
本体の小型化薄型化には有効である。しなしながら、書
込の可不可を反射シートの貼付と剥離によって設定する
ため、書込可否設定操作が不便であった。
【0009】また、スイッチによる書込可否設定手段を
備えた従来のメモリカードにおいては、書込の可不可を
スイッチの切り換えで設定するため、書込可否設定操作
は簡便である。しなしながら、メモリカード本体にスイ
ッチを内蔵するため、メモリカード本体の小型化、薄型
化に限界があった。
【0010】本発明は、設定操作が簡便で、メモリカー
ド本体の小型化、薄型化が可能な書込可否設定手段を備
えたメモリカードを提供することを目的としてなされた
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のメモリカードは、平面形状の外形を形成する
側部に凹欠よりなる切欠部が形成されるメモリカード本
体と、該メモリカード本体の内部に収容された基板に実
装され、データを少なくとも書き込み可能な半導体メモ
リと、該メモリカード本体に設けられ該半導体メモリと
外部機器とを電気的に接続する端子と、該切欠部の内側
に摺動自在に嵌合され該半導体メモリへの該データの書
込可否を操作部により設定する書込可否設定子とを備
え、前記書込可否設定子は、その一部が前記切欠部の一
部を覆う第1位置と当該切欠部の他の一部を覆う第2位
置とのいずれかの選択により、前記半導体メモリへのデ
ータの書込可否を設定し、前記書込可否設定子の外形
は、前記切欠部を覆う部分が前記メモリカード本体の外
形と略一体となるように形成し、前記書込可否設定子に
よって前記切欠部が覆われる方のメモリカード本体の側
面縁と、該書込可否設定子の操作部との間に、微小凹部
を形成するように構成したものである。
【0012】これにより、側部よりの何らの突起物を有
することなくカードとしての薄型形状を保ちながら、単
に書込可否設定子の操作部を摺動させる簡便な操作のみ
で切欠部を変えて書込可否の設定ができ、しかもその書
込可否設定子の操作部の操作に際して手指又は爪の係止
が容易に行える。また、切欠部と書込可否設定子をメモ
リカード本体の側部に設けたことにより、半導体メモリ
などを内蔵できる有効面積の比率を大きくすることがで
き、メモリカード全体を小さくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、平面形状の外形を形成する側部に凹欠よりなる切欠
部が形成されるメモリカード本体と、該メモリカード本
体の内部に収容された基板に実装され、データを少なく
とも書き込み可能な半導体メモリと、該メモリカード本
体に設けられ該半導体メモリと外部機器とを電気的に接
続する端子と、該切欠部の内側に摺動自在に嵌合され該
半導体メモリへの該データの書込可否を操作部により設
定する書込可否設定子とを備え、前記書込可否設定子
は、その一部が前記切欠部の一部を覆う第1位置と当該
切欠部の他の一部を覆う第2位置とのいずれかの選択に
より、前記半導体メモリへのデータの書込可否を設定
し、前記書込可否設定子の外形は、前記切欠部を覆う部
分が前記メモリカード本体の外形と略一体となるように
形成し、前記書込可否設定子によって前記切欠部が覆わ
れる方のメモリカード本体の側面縁と、該書込可否設定
子の操作部との間に、微小凹部を形成するように構成し
たものであり、側部よりの何らの突起物を有することな
くカードとしての薄型形状を保ちながら、単に書込可否
設定子の操作部を摺動させる簡便な操作のみで切欠部を
変えて書込可否の設定ができ、しかもその書込可否設定
子の操作部の操作に際して手指又は爪の係止が容易に行
えるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリカードにおいて、前記微小凹部は、書込可否設
定子の操作部の両角部に段部を設けることにより形成す
るように構成され、これにより書込可否設定子の操作を
行う際にどちらからでも容易に行えるという作用を有す
る。
【0015】(実施の形態1)以下本発明の実施の第1
の形態について、図を用いて説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態における
メモリカードの組立状態の下面側斜視図、図2は下本体
の一部を破断して示す斜視図、図3は一部分解状態の上
面側斜視図、図4は上本体の一部を破断して示す斜視
図、図5は図1におけるA−A断面図、図6は書込可否
設定子の操作説明図、図7は書込可否設定子の設定検出
説明図である。
【0017】図1〜図5において、1はメモリカード上
本体、2はメモリカード下本体であり、この上下本体
1,2の2枚重ね合わせでメモリカード本体を構成して
いる。3はメモリカード上本体1の側部に設けた切欠部
であり、メモリカード上本体1の平面形状に矩形の凹欠
をなし、この切欠部3には書込可否設定子4が摺動自在
に配置構成される。すなわち、切欠部3の内側のメモリ
カード上本体1にスリット5により形成された弾性ガイ
ド6を設け、またこのスリット5と対向する位置のメモ
リカード下本体2には溝7を設け、スリット5及び溝7
と弾性ガイド6に書込可否設定子4を摺動自在に嵌合す
ると共に、その書込可否設定子4はメモリカード上下本
体1,2間に挟持されるように構成されている。そし
て、書込可否設定子4は、その一部がメモリカード上本
体1の切欠部3に臨んで当該切欠部3の一部を覆うよう
に配置され、その摺動により切欠部3を覆う位置を選択
するようになっている。
【0018】書込可否設定子4は、切欠部3を覆って書
込可否設定を行うと共に手動による切り換え用つまみと
なる操作部4aと、スリット5に及び溝7に嵌合される
抜止部4bと、前記操作部4aと抜止部4bとを連結す
ると共に弾性ガイド6に接触し摺動する摺動接触部4c
とを形成している。そして、書込可否設定子4は、スリ
ット5を形成したメモリカード上本体1に嵌合されると
共に、溝7を形成したメモリカード下本体2に覆われ
て、抜止部4bがスリット5と溝7に嵌合され、摺動接
触部4cが弾性ガイド6とメモリカード下本体2との間
に摺動可能に保持され挟持された状態となる。
【0019】メモリカード上本体1に設けた弾性ガイド
6には、そのほぼ中央部に凸部6aよりなる係合部を形
成し、この凸部6aを書込可否設定子4の摺動接触部4
cが乗り越えて弾性ガイド6の両側にそれぞれ係止され
ることにより書込可否設定子4の切欠部3を覆う位置を
選択するものである。すなわち、メモリカード上本体1
の弾性ガイド6と書込可否設定子4の間に、弾性ガイド
6に対する書込可否設定子4の摺動位置を係止するため
の係合部を設けられた形態となっている。これにより、
書込可否設定子4の摺動におけるクリック感と可否設定
の係止を同時に可能としおり、この凸部6aの凸量を変
化することにより、クリック感を調整することが可能で
ある。ここで、凸部6aよりなる係合部は、弾性ガイド
6に凸部又は凹部よりなる第1の係合部を形成し、書込
可否設定子4の摺動接触部4cにおける弾性ガイド6対
応面に凹部又は凸部よりなる第2の係合部を形成し、書
込可否設定子4の摺動によって第1の係合部に第2の係
合部が係止されることにより行うように構成しても良
い。また、それぞれが係脱自在な構成であれば個々の形
状はこれに限定されるものではない。
【0020】メモリカード本体には、メモリカード下本
体2側に形成したスリット8部分に機器との電気的接続
をするための端子9を一体的に設けており、またその内
部には内容を書き換え可能な半導体メモリ10が実装さ
れた基板11を有する。半導体メモリ10は端子9を介
して電気的に接続された機器(図示せず)から記憶内容
の読み出しと書き換えが行われる。ここで、書き換えに
ついては、誤って記憶内容を消去したり、上書きするこ
とを防止するために後述する書込可否設定手段を備えて
いる。
【0021】12はラベル貼付領域であり、メモリカー
ド上本体1の表面上に凹形状に形成され、図5に示すよ
うに、このラベル貼付領域12に当該メモリーカードの
所定の表示項目を印刷したラベル12aが貼付されるも
のである。ここで、書込可否設定子4の抜止部4bを、
スリット5の端縁より極わずかに突出しないように形成
することにより、ラベル12aの剥がれを防止する効果
と、メモリカード下本体2の凹溝7をスリット形状にせ
ず溝形状にし、スリット5側はラベル12aの貼付によ
り、ガイド性は損なわず可視部の凹凸を無くし、外観を
損ねない構成を可能としている。
【0022】以上のように構成されたメモリカードの作
用を以下に説明する。
【0023】書込可否設定子4をメモリカード上下本体
に狭持させるには、半導体メモリ10が実装されている
基板11と同時に、メモリカード上本体1とメモリカー
ド下本体2とで狭持する。ここで、書込可否設定子4
は、メモリカード上下本体1,2間において、スリット
5と弾性ガイド6と凹溝7にガイドされるかたちで所定
の位置に狭持されており、切欠部3以外のメモリカード
上本体1とメモリカード下本体2の外周は溶着または接
着される。
【0024】このようにして、メモリカード上下本体
1,2に狭持された書込可否設定子4は、その操作部4
aが切欠部3の一部を覆う。図6に示すように、覆われ
た部分は切欠部3の右左どちらかの約半分であり、図6
の(a)では左側が覆われ、覆われた部分はメモリカー
ド上本体1の外形と略一体となる。覆われない右側の約
半分はメモリカード本体の平面形状に矩形の凹欠をな
す。書込可否設定子4を右に摺動することにより、弾性
ガイド6上の凸部6aを書込可否設定子4の摺動接触部
4cが乗り越えて、覆われる部分が図6の(b)のよう
に弾性ガイド6の右側に係止されるが、その乗り越える
際に弾性ガイド6をたわませながら行うこととなる。こ
の書込可否設定子4の摺動により切欠部3を覆う位置を
選択することにより、当該メモリカードへのデータの書
込可否を設定する。
【0025】メモリカードへのデータの書込可否の設定
操作は、操作部4aを手指で押さえて書込可否設定子4
を右左にスライドさせることにより行う。このとき、書
込可否設定子4は、凸部6aにより、弾性ガイド6をた
わませながら係脱することにより、適度なクリック感を
伴って摺動させることができるとともに、不用意に書込
可否設定子4が摺動してしまうことを防いでいる。ま
た、切欠部3の書込可否設定子4に覆われない矩形の凹
欠はインジケータ機能を併せ持ち、データの書込可否の
設定状態を明瞭に視認することができる。また、ここ
で、書込可否設定子4の操作部4aの両角部には段部4
dを設けており、切欠部3を覆う方でメモリカード上本
体1の側面縁との間に微少凹部を形成し、手指又は爪の
係止が容易に行えるようになっている。
【0026】つぎに、メモリカードが挿入接続される機
器がメモリカードの書込可否設定を検出する方法につい
て図7を用いて説明する。
【0027】図7の(a)において、22は本実施の形
態のメモリカードが挿入接続される機器、21は機器2
2に設けられた検出スイッチであり、検出部23と接点
24を備えている。ここで、書込可否設定子4は図6の
(a)と同様に切欠部3の左側を覆っており、この書込
可否設定子4が左に位置している状態をが書込可の設定
であるとする。この書込可の設定においては、書込可否
設定子4が切欠部3の左側を覆っているため、検出スイ
ッチ21の検出部23が上に持ち上げられて接点24が
閉じる。この接点24の閉を検出することにより、機器
22はメモリカードが書込可能であると認識することが
可能である。
【0028】一方、図7の(b)に示す書込可否設定子
4が右に位置している状態が書込不可の設定である。こ
の書込不可の設定においては、切欠部3の左側が書込可
否設定子4に覆われないため、検出スイッチ21の検出
部23が上に持ち上げられず接点24が開く。この接点
24の開を検出することにより、機器22はメモリカー
ドが書込不可能であると認識することが可能である。
【0029】(実施の形態2)つぎに本発明の第2の実
施の形態について、図8を用いて説明する。図8は本発
明の第2の実施の形態におけるスイッチ内臓メモリカー
ドの断面図を示している。
【0030】基本構成は、実施の形態1と同構成であ
る。図8に示すように、メモリーカードの内部の基板1
1上にスイッチ13を実装し、そのスイッチ13の作動
部13aを書込可否設定子4側に突出するように構成す
る。一方、書込可否設定子4に操作部4eを設け、この
操作部4eがスイッチ13の作動部13aに係合可能に
ように配置構成する。このために、メモリーカード上本
体1とメモリーカード下本体2との間に、操作部4eと
作動部13a摺動又は移動するスペース14を設けてい
る。このような構成により、書込可否設定子4の摺動に
よる書込可否と同時に、メモリーカード本体内部におい
て電気的に切り換えを行うことが可能である。
【0031】(実施の形態3)つぎに本発明の第3の実
施の形態について、図9を用いて説明する。図9は本発
明の第3の実施の形態における接点部内臓メモリーカー
ドの断面図を示している。
【0032】基本構成は、実施の形態1と同構成であ
る。図9に示すように、メモリーカードの内部の基板1
1上に接点15を設けると共に、書込可否設定子4に接
片保持部4f及び接片4gを設け、またメモリーカード
上本体1とメモリーカード下本体2との間に、接片保持
部4f及び接片4gの摺動スペース16設けることによ
り、書込可否設定子4の摺動による書込可否と同時に、
電気的に切り換えを行うことが可能である。
【0033】(実施の形態4)つぎに本発明の第4の実
施の形態について、図10を用いて説明する。図10は
本発明の第4の実施の形態におけるメモリーカードの書
込可否設定子4を備える部分の断面図を示している。
【0034】基本構成は、実施の形態1と同構成であ
る。図10に示すように、この実施の形態においては、
実施の形態1におけるメモリーカード上本体1に形成し
たスリット5に替え、当該部分に凹溝17を形成したも
のであり、この凹溝17とメモリーカード下本体2に形
成した凹溝7とに、書込可否設定子4の抜止部4bを嵌
合するようにしたものである。
【0035】以上説明した各実施の形態において、スリ
ット5の大きさ、凹溝7又は17の深さ、また弾性ガイ
ド6の厚み、凸部6aの高さ等については、メモリーカ
ード上下本体1,2及び書込可否設定子4を構成する合
成樹脂等材料の材質とも相まって、摺動時の弾性強度、
クリック感触等設定に応じて、適宜設定されうるもので
ある。
【0036】(実施の形態5)つぎに本発明の第5の実
施の形態について、図11を用いて説明する。図11は
本発明の第5の実施の形態におけるメモリーカードの書
込可否設定子を備える部分の断面図を示している。
【0037】メモリカード本体1,2は、切欠部3の内
側に上下本体1,2により摺動孔18を形成し、この摺
動孔18の内部におけるメモリカード本体1,2に、溝
19,20を形成しており、この溝19,20をその近
傍の本体1,2の弾性変形を利用して弾性ガイドとして
いる。このメモリカード本体1,2は、両本体が予め超
音波溶着等により、図示する状態に一体に接合されて重
ね合わせ構造となっており、したがって切欠部3の内側
には側面方向に開放する前述の摺動孔18が形成されて
いる。なお、21は溝20内に形成された係合部であ
り、後述する書込可否設定子4の摺動時における位置決
めを行うように構成されている。
【0038】ここで、書込可否設定子4は、メモリカー
ド本体1,2に形成した摺動孔18に挿入して嵌合する
嵌合部4hを有し、この嵌合部4hは、摺動孔18の幅
D1に対し、最大幅部4jの幅D2の方を大きな寸法に
形成し、先端部4kの幅D3の方が小さい寸法になるよ
うに形成しており、したがって、嵌合部4hは先端部4
kより最大幅部4jに向けて傾斜する傾斜面4mを形成
している。
【0039】このように形成した書込可否設定子4は、
図11に示すように、摺動孔18に対して、矢印方向に
強制的に挿入することにより、その挿入する際に、嵌合
部4hの傾斜面4mにより、弾性材より成るメモリカー
ド本体1,2の摺動孔18近傍を押し広げ、弾性変形さ
せながら挿入され、嵌合部4hを溝19,20に嵌合す
ることとなる(嵌合状態の書込可否設定子4’を破線で
示す)。そして、嵌合後は、前述した実施形態のものと
同様、溝20内に形成した係合部21により、メモリカ
ード本体1,2が弾性変形して書込可否設定子4の位置
決めを行うことができることとなる。
【0040】以上のように、この実施形態では、書込可
否設定子4は摺動孔18に挿入嵌合するのみで上下本体
1,2を弾性変形させながら嵌合することができる。ま
た、上下本体1,2の接合時には、書込可否設定子4の
嵌合状態を気にすることなく、さらに接合時に誤って書
込可否設定子4を上下本体1,2の溶着等により固定し
てしまうこともなく、重ね合わせて一体化することがで
きる。また、前記書込可否設定子4は、傾斜面4mによ
り、挿入時に、摺動孔18を押し広げてメモリカード本
体に嵌合するように構成したことにより、上下本体1,
2を押し広げて弾性変形させながら嵌合するので、多少
の寸法バラツキがあっても、容易に嵌合することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、側部より
の何らの突起物を有することなくカードとしての薄型形
状を保ちながら、単に書込可否設定子の操作部を摺動さ
せる簡便な操作のみで切欠部を変えて書込可否の設定が
でき、しかもその書込可否設定子の操作部の操作に際し
て手指又は爪の係止が容易に行える。また、切欠部と書
込可否設定子をメモリカード本体の側部に設けたことに
より、半導体メモリなどを内蔵できる有効面積の比率を
大きくすることができ、メモリカード全体を小さくする
ことができるものでる。
【0042】また、書込可否設定子の操作を行う際にど
ちらからでも容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるメモリカード
の組立状態の下面側斜視図
【図2】同下本体の一部を破断して示す斜視図
【図3】同一部分解状態の上面側斜視図
【図4】同上本体の一部を破断して示す斜視図
【図5】同図1におけるA−A断面図
【図6】同書込可否設定子の操作説明図
【図7】同書込可否設定子の設定検出説明図
【図8】本発明の第2の実施の形態によるメモリカード
の断面図
【図9】本発明の第3の実施の形態によるメモリカード
の断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態によるメモリカー
ドの断面図
【図11】本発明の第5の実施の形態によるメモリカー
ドの断面図
【図12】反射シートによる書込可否設定手段を備えた
従来のメモリカードの斜視図
【図13】スイッチによる書込可否設定手段を備えた従
来のメモリカードの斜視図
【符号の説明】
1 メモリカード上本体 2 メモリカード下本体 3 切欠部 4 書込可否設定子 4a 操作部 4h 嵌合部 4m 傾斜面 5 スリット 6 弾性ガイド 6a 係合用凸部 7,17 凹溝 9 端子 10 半導体メモリ 11 基板 12 ラベル貼付領域面 13 スイッチ 15 接点 18 摺動孔 19,20 溝 21 係合部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月3日(2002.12.
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のメモリカードは、平面形状の外形を形成する
側部に凹欠よりなる切欠部が形成されるメモリカード本
体と、該メモリカード本体の内部に収容された基板に実
装され、データを少なくとも書き込み可能な半導体メモ
リと、該メモリカード本体に設けられ該半導体メモリと
外部機器とを電気的に接続する端子と、該切欠部におけ
る本体内部に摺動自在に嵌合され該半導体メモリへの該
データの書込可否を操作部により設定する書込可否設定
子とを備え、前記書込可否設定子は、その一部が前記切
欠部の一部を覆う第1位置と当該切欠部の他の一部を覆
う第2位置とのいずれかの選択により、前記半導体メモ
リへのデータの書込可否を設定し、前記書込可否設定子
は、前記第1の位置と第2の位置のそれぞれにおいて、
メモリカード本体の切欠部における側面縁と、前記操作
部と微小凹部を形成するように構成したものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、平面形状の外形を形成する側部に凹欠よりなる切欠
部が形成されるメモリカード本体と、該メモリカード本
体の内部に収容された基板に実装され、データを少なく
とも書き込み可能な半導体メモリと、該メモリカード本
体に設けられ該半導体メモリと外部機器とを電気的に接
続する端子と、該切欠部における本体内部に摺動自在に
嵌合され該半導体メモリへの該データの書込可否を操作
部により設定する書込可否設定子とを備え、前記書込可
否設定子は、その一部が前記切欠部の一部を覆う第1位
置と当該切欠部の他の一部を覆う第2位置とのいずれか
の選択により、前記半導体メモリへのデータの書込可否
を設定し、前記書込可否設定子は、前記第1の位置と第
2の位置のそれぞれにおいて、メモリカード本体の切欠
部における側面縁と、前記操作部と微小凹部を形成す
るように構成したものであり、側部よりの何らの突起物
を有することなくカードとしての薄型形状を保ちなが
ら、単に書込可否設定子の操作部を摺動させる簡便な操
作のみで切欠部を変えて書込可否の設定ができ、しかも
その書込可否設定子の操作部の操作に際して手指又は爪
の係止が容易に行えるという作用を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 敬明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阪本 孝広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 矢野 正義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA02 BB03 CA14 5B035 AA11 BA02 BA04 BB09 CA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状の外形を形成する側部に凹欠よ
    りなる切欠部が形成されるメモリカード本体と、 該メモリカード本体の内部に収容された基板に実装さ
    れ、データを少なくとも書き込み可能な半導体メモリ
    と、 該メモリカード本体に設けられ該半導体メモリと外部機
    器とを電気的に接続する端子と、 該切欠部の内側に摺動自在に嵌合され該半導体メモリへ
    の該データの書込可否を操作部により設定する書込可否
    設定子とを備え、 前記書込可否設定子は、その一部が前記切欠部の一部を
    覆う第1位置と当該切欠部の他の一部を覆う第2位置と
    のいずれかの選択により、前記半導体メモリへのデータ
    の書込可否を設定し、 前記書込可否設定子の外形は、前記切欠部を覆う部分が
    前記メモリカード本体の外形と略一体となるように形成
    し、 前記書込可否設定子によって前記切欠部が覆われる方の
    メモリカード本体の側面縁と、該書込可否設定子の操作
    部との間に、微小凹部を形成するように構成したことを
    特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】 前記微小凹部は、書込可否設定子の操作
    部の両角部に段部を設けることにより形成するように構
    成したことを特徴とする請求項1記載のメモリカード。
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