JPH06337819A - メモリカード - Google Patents
メモリカードInfo
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- JPH06337819A JPH06337819A JP5128794A JP12879493A JPH06337819A JP H06337819 A JPH06337819 A JP H06337819A JP 5128794 A JP5128794 A JP 5128794A JP 12879493 A JP12879493 A JP 12879493A JP H06337819 A JPH06337819 A JP H06337819A
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- JP
- Japan
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- memory card
- state
- external device
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、書き込み禁止機構を備える新規な
構造のメモリカードに関し、電気的な識別手段を設ける
ことなく簡単な構成で瞬時にメモリカードが書き込み禁
止か否かを検出することのできるメモリーカードの新規
な構造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明によるメモリカードは、データを格納
する記憶手段を有し、外部装置と接続可能なメモリカー
ドであって、該メモリカードが前記外部装置と接続され
たときに前記外部装置側から機械的、もしくは光学的に
検出可能な識別部材を有し、該識別部材は少なくとも二
つの異なる状態間で可動できる。
構造のメモリカードに関し、電気的な識別手段を設ける
ことなく簡単な構成で瞬時にメモリカードが書き込み禁
止か否かを検出することのできるメモリーカードの新規
な構造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明によるメモリカードは、データを格納
する記憶手段を有し、外部装置と接続可能なメモリカー
ドであって、該メモリカードが前記外部装置と接続され
たときに前記外部装置側から機械的、もしくは光学的に
検出可能な識別部材を有し、該識別部材は少なくとも二
つの異なる状態間で可動できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリカードに関し、特
に書き込み禁止機構を備える新規な構造のメモリカード
に関する。
に書き込み禁止機構を備える新規な構造のメモリカード
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近はカード化社会と呼ばれるように、
カードの普及はめざましい。カードの普及の当初は磁気
記憶による方式が主流であったが、半導体技術の進歩に
よって半導体素子を使用したいわゆるメモリカードやI
Cカードと呼ばれるものが出現し、実用化されてきてい
る。
カードの普及はめざましい。カードの普及の当初は磁気
記憶による方式が主流であったが、半導体技術の進歩に
よって半導体素子を使用したいわゆるメモリカードやI
Cカードと呼ばれるものが出現し、実用化されてきてい
る。
【0003】メモリカードは記憶しうる情報量が磁気記
憶カードに比べ圧倒的に多く、データ記憶装置としての
利用に特に有利である。しかもマイクロコンピュータの
ような演算処理機能を持つ半導体素子や他の電子回路素
子を半導体製造技術によって1枚のカード内にメモリ素
子と一緒に搭載することができる。これによって、デー
タ管理やデータ処理が可能な多機能なメモリカードがで
き、その利用範囲が拡大する。
憶カードに比べ圧倒的に多く、データ記憶装置としての
利用に特に有利である。しかもマイクロコンピュータの
ような演算処理機能を持つ半導体素子や他の電子回路素
子を半導体製造技術によって1枚のカード内にメモリ素
子と一緒に搭載することができる。これによって、デー
タ管理やデータ処理が可能な多機能なメモリカードがで
き、その利用範囲が拡大する。
【0004】たとえば、メモリカードは色々な外部装置
(ホスト機器)に付属させて、そのホスト機器が発生す
るデータを保存、更新、管理、検索、編集あるいは加工
するといったデータ処理に利用できる。メモリカードに
データを記憶した状態でメモリカードをホスト機器から
はずし、他の装置へ挿入したりできるので、データの移
動や保管に非常に便利である。
(ホスト機器)に付属させて、そのホスト機器が発生す
るデータを保存、更新、管理、検索、編集あるいは加工
するといったデータ処理に利用できる。メモリカードに
データを記憶した状態でメモリカードをホスト機器から
はずし、他の装置へ挿入したりできるので、データの移
動や保管に非常に便利である。
【0005】応用の一例として、電子スチルカメラが実
用化されているが、その画像情報の記録媒体としてメモ
リカードを用いれば、銀塩フィルム等と比較して、繰り
返し使用が可能となり、自然資源の消費を制御でき、電
気的記録再生ができ、記録装置の小型化ができ、また記
録媒体自体の取扱や保存が容易となる。
用化されているが、その画像情報の記録媒体としてメモ
リカードを用いれば、銀塩フィルム等と比較して、繰り
返し使用が可能となり、自然資源の消費を制御でき、電
気的記録再生ができ、記録装置の小型化ができ、また記
録媒体自体の取扱や保存が容易となる。
【0006】図8に従来の技術によるメモリカードの外
観図を示す。メモリカードは、メモリカードの機能を制
御し、また記憶したデータや入力するデータの移動、処
理に関する動作を管理するマイクロプロセッサあるいは
他の信号処理プロセッサと、データを記憶するためのメ
モリ装置たとえば、EEP−ROMと、他の電気回路素
子などを実装する回路基板を内部に搭載する。これらは
本発明の実質部分と直接には関係しないので図示を省略
する。
観図を示す。メモリカードは、メモリカードの機能を制
御し、また記憶したデータや入力するデータの移動、処
理に関する動作を管理するマイクロプロセッサあるいは
他の信号処理プロセッサと、データを記憶するためのメ
モリ装置たとえば、EEP−ROMと、他の電気回路素
子などを実装する回路基板を内部に搭載する。これらは
本発明の実質部分と直接には関係しないので図示を省略
する。
【0007】フレーム1は回路基板を収納するメモリカ
ード本体の外周を取り囲み、本体を保持する。フレーム
1の一部には外部装置(図示せず)へのメモリカードの
抜き差しが容易なように滑り止めのコルゲーション2を
形成してもよい。
ード本体の外周を取り囲み、本体を保持する。フレーム
1の一部には外部装置(図示せず)へのメモリカードの
抜き差しが容易なように滑り止めのコルゲーション2を
形成してもよい。
【0008】また、フレーム1の端部には外部装置へ差
し込む際のガイドの役目をする案内溝9が設けられる。
メモリカードの側端部にはコネクタ3が設けられる。コ
ネクタ3は、多数の接続端子を有し、外部装置(例え
ば、電子スチルカメラなど)とメモリカード本体とを電
気的に接続して外部装置からデータや命令をメモリカー
ド内部に伝達し、また外部からの電圧VCCの供給を受
け、さらにメモリカード内部からのデータや信号を外部
に伝達する。
し込む際のガイドの役目をする案内溝9が設けられる。
メモリカードの側端部にはコネクタ3が設けられる。コ
ネクタ3は、多数の接続端子を有し、外部装置(例え
ば、電子スチルカメラなど)とメモリカード本体とを電
気的に接続して外部装置からデータや命令をメモリカー
ド内部に伝達し、また外部からの電圧VCCの供給を受
け、さらにメモリカード内部からのデータや信号を外部
に伝達する。
【0009】メモリカード本体はさらにその上下面を金
属製のパネル5で挟まれている。金属パネル5はそれぞ
れ内部の回路基板の接地ラインと電気的に接続されてお
り、内部回路を外部よりの静電気から保護している。
属製のパネル5で挟まれている。金属パネル5はそれぞ
れ内部の回路基板の接地ラインと電気的に接続されてお
り、内部回路を外部よりの静電気から保護している。
【0010】メモリカードに使用している記憶素子とし
ては書き込みと読出しの両方が出来る、所謂書換え可能
なものとして、消去可能型のプログラマブルリードオン
リメモリ、つまりEEP−ROMなどが使用される。
ては書き込みと読出しの両方が出来る、所謂書換え可能
なものとして、消去可能型のプログラマブルリードオン
リメモリ、つまりEEP−ROMなどが使用される。
【0011】コネクタ3と反対側のフレーム側面にはス
イッチ16が設けられる。このスイッチ16は手動で操
作して電気回路をオン・オフさせるものである。従来の
技術によるメモリカードにおいては、メモリ自体が書換
え制限回数に達した場合とか、メモリ内に更新してはい
けないデータが保存されている場合に、そのデータの記
憶領域に別のデータが書き込みされるのを防止するいわ
ゆるプロテクト機能のために、スイッチ16を動作させ
て書き込み禁止信号を発生させる。メモリカードをホス
ト機器に挿入し、ホスト機器からメモリに書き込み要求
がきた場合に、ホスト機器がその書き込み禁止信号を読
み取り、データ記憶領域にアクセスできないようにして
メモリをプロテクトする。
イッチ16が設けられる。このスイッチ16は手動で操
作して電気回路をオン・オフさせるものである。従来の
技術によるメモリカードにおいては、メモリ自体が書換
え制限回数に達した場合とか、メモリ内に更新してはい
けないデータが保存されている場合に、そのデータの記
憶領域に別のデータが書き込みされるのを防止するいわ
ゆるプロテクト機能のために、スイッチ16を動作させ
て書き込み禁止信号を発生させる。メモリカードをホス
ト機器に挿入し、ホスト機器からメモリに書き込み要求
がきた場合に、ホスト機器がその書き込み禁止信号を読
み取り、データ記憶領域にアクセスできないようにして
メモリをプロテクトする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そのような従来のメモ
リカードでは、メモリにアクセスする前にメモリが書き
込み禁止かどうかを電気的に検出するための上記のよう
な手順が必要であるために、ホスト機器側からメモリカ
ードが書き込み禁止か否かを瞬時に判断することはでき
なかった。
リカードでは、メモリにアクセスする前にメモリが書き
込み禁止かどうかを電気的に検出するための上記のよう
な手順が必要であるために、ホスト機器側からメモリカ
ードが書き込み禁止か否かを瞬時に判断することはでき
なかった。
【0013】このような従来の技術では、ホスト機器が
多数のメモリカードを順次差し替えてデータ処理をする
ような装置である場合、書き込み禁止の判別手続きのた
めに処理時間がかかってしまうという問題があった。
多数のメモリカードを順次差し替えてデータ処理をする
ような装置である場合、書き込み禁止の判別手続きのた
めに処理時間がかかってしまうという問題があった。
【0014】本発明の目的は、電気的な識別手段を設け
ることなく簡単な構成で瞬時にメモリカードが書き込み
禁止か否かを検出することのできるメモリーカードの新
規な構造を提供することにある。
ることなく簡単な構成で瞬時にメモリカードが書き込み
禁止か否かを検出することのできるメモリーカードの新
規な構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリカー
ドは、データを格納する記憶手段を有し、外部装置と接
続可能なメモリカードであって、該メモリカードが前記
外部装置と接続されたときに前記外部装置側から機械
的、もしくは光学的に検出可能な識別部材を有し、該識
別部材は少なくとも二つの異なる状態間で可動できる。
ドは、データを格納する記憶手段を有し、外部装置と接
続可能なメモリカードであって、該メモリカードが前記
外部装置と接続されたときに前記外部装置側から機械
的、もしくは光学的に検出可能な識別部材を有し、該識
別部材は少なくとも二つの異なる状態間で可動できる。
【0016】
【作用】識別部材は少なくとも二つの異なる状態を取る
ことができ、一方の状態が書き込み禁止を示し、他方の
状態が書き込み可を示すことに決めておけば、外部装置
が識別部材のいずれかの状態を機械的もしくは光学的に
検出して瞬時に書き込み禁止か否かを判別する。
ことができ、一方の状態が書き込み禁止を示し、他方の
状態が書き込み可を示すことに決めておけば、外部装置
が識別部材のいずれかの状態を機械的もしくは光学的に
検出して瞬時に書き込み禁止か否かを判別する。
【0017】
【実施例】以下、図1から図7までの図面を参照して本
発明の実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例
のメモリカードの外観図である。図1で図8と同じ参照
番号の要素は同様の部材を示す。従来技術と共通な基本
的な構造と内部構造はその説明を省略する。
発明の実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例
のメモリカードの外観図である。図1で図8と同じ参照
番号の要素は同様の部材を示す。従来技術と共通な基本
的な構造と内部構造はその説明を省略する。
【0018】本実施例においては、コネクタ3の一部に
は書き込み禁止か否かを表すための機械的な識別機構が
設けられる。なお、4はコネクタ3の接続端子である。
識別機構は、スライドスイッチ6と貫通穴7とを有す
る。スライドスイッチ6は電気的なスイッチではなく、
コネクタ3の一部に穿ったスライドレール8を左右に動
くことができ、貫通穴7を開閉することができる部材で
ある。
は書き込み禁止か否かを表すための機械的な識別機構が
設けられる。なお、4はコネクタ3の接続端子である。
識別機構は、スライドスイッチ6と貫通穴7とを有す
る。スライドスイッチ6は電気的なスイッチではなく、
コネクタ3の一部に穿ったスライドレール8を左右に動
くことができ、貫通穴7を開閉することができる部材で
ある。
【0019】すなわち、使用者が指先あるいは尖った棒
の先でスライドスイッチ6を左位置に寄せると、スライ
ドスイッチ6自体が貫通穴7を塞ぐ状態となる。逆に右
位置(図1の状態)に寄せると、貫通穴7が開き、コネ
クタ3の上下面を貫通する状態となる。
の先でスライドスイッチ6を左位置に寄せると、スライ
ドスイッチ6自体が貫通穴7を塞ぐ状態となる。逆に右
位置(図1の状態)に寄せると、貫通穴7が開き、コネ
クタ3の上下面を貫通する状態となる。
【0020】メモリカードとしては、貫通穴7が閉じた
状態を書き込み禁止とし、開いた状態を書き込み可能と
決めることができる。あるいはその逆でもよい。つま
り、貫通穴7にはスライドスイッチ6を動かすことによ
り開と閉の2状態を選択的に与えることができ、この状
態を機械的、もしくは光学的に検出することによってメ
モリカードの書き込み禁止の有無を判定できる。
状態を書き込み禁止とし、開いた状態を書き込み可能と
決めることができる。あるいはその逆でもよい。つま
り、貫通穴7にはスライドスイッチ6を動かすことによ
り開と閉の2状態を選択的に与えることができ、この状
態を機械的、もしくは光学的に検出することによってメ
モリカードの書き込み禁止の有無を判定できる。
【0021】外部装置側には、たとえば発光素子と受光
素子のペアからなる光学的検出機構を備えておく。メモ
リカードが外部装置に差し込まれると、貫通穴7が発光
素子と受光素子との光路中に位置するように配置する。
スライドスイッチ6が左側に位置していると、貫通穴7
は閉じられており、光路を遮ることになるので、外部装
置の受光素子は光を検出せず、それがメモリカードの書
き込み禁止であると判断する。
素子のペアからなる光学的検出機構を備えておく。メモ
リカードが外部装置に差し込まれると、貫通穴7が発光
素子と受光素子との光路中に位置するように配置する。
スライドスイッチ6が左側に位置していると、貫通穴7
は閉じられており、光路を遮ることになるので、外部装
置の受光素子は光を検出せず、それがメモリカードの書
き込み禁止であると判断する。
【0022】スライドスイッチ6が右側に位置している
と、貫通穴7は開けられており、外部装置の受光素子は
光を検出して、それでメモリカードが書き込み可能状態
であると判断する。なお、光の代わりに接触ピン等で機
械的にスイッチの有無を検出してもよい。
と、貫通穴7は開けられており、外部装置の受光素子は
光を検出して、それでメモリカードが書き込み可能状態
であると判断する。なお、光の代わりに接触ピン等で機
械的にスイッチの有無を検出してもよい。
【0023】図2は本発明の第2の実施例によるメモリ
カードの外観図である。図1と同じ参照番号の部材は基
本的に同等部材を示すので、それらの説明は省略する。
図2の実施例における識別機構はスライドスイッチ6の
みである。スライドスイッチ6はフレーム2の一部であ
ってかつ外部装置に挿入した場合に外部装置にできるだ
け近い位置に設けられる。スライドスイッチ6は図1の
実施例と同様に、スライドレール8を左右に動くことが
できる。
カードの外観図である。図1と同じ参照番号の部材は基
本的に同等部材を示すので、それらの説明は省略する。
図2の実施例における識別機構はスライドスイッチ6の
みである。スライドスイッチ6はフレーム2の一部であ
ってかつ外部装置に挿入した場合に外部装置にできるだ
け近い位置に設けられる。スライドスイッチ6は図1の
実施例と同様に、スライドレール8を左右に動くことが
できる。
【0024】使用者が指先でスライドスイッチ6を左位
置(図1の状態)に寄せると、スライドスイッチ9の左
側に凹部10ができる。逆に右位置に寄せると、凹部1
0が塞がる状態となる。
置(図1の状態)に寄せると、スライドスイッチ9の左
側に凹部10ができる。逆に右位置に寄せると、凹部1
0が塞がる状態となる。
【0025】メモリカードとしては、凹部10がスライ
ドスイッチ9の右にある状態を書き込み禁止とし、凹部
10が塞がった状態を書き込み可能と決めることができ
る。あるいはその逆でもよい。つまり、スライドスイッ
チ9を動かすことにより凹部10の有無の2位置状態を
選択的に与えることができ、この状態を検出することに
よってメモリカードの書き込み禁止の有無を判定でき
る。
ドスイッチ9の右にある状態を書き込み禁止とし、凹部
10が塞がった状態を書き込み可能と決めることができ
る。あるいはその逆でもよい。つまり、スライドスイッ
チ9を動かすことにより凹部10の有無の2位置状態を
選択的に与えることができ、この状態を検出することに
よってメモリカードの書き込み禁止の有無を判定でき
る。
【0026】この場合、外部装置側にはメモリカードが
挿入されたときに、スライドスイッチ9と近接する位置
にマイクロスイッチのような機械動作スイッチを設けて
おく。マイクロスイッチの接触部が凹部10に入るか、
あるいはスライドスイッチ9に当接するかによりマイク
ロスイッチが電気的にオンあるいはオフのいずれかの状
態をとるようにされる。
挿入されたときに、スライドスイッチ9と近接する位置
にマイクロスイッチのような機械動作スイッチを設けて
おく。マイクロスイッチの接触部が凹部10に入るか、
あるいはスライドスイッチ9に当接するかによりマイク
ロスイッチが電気的にオンあるいはオフのいずれかの状
態をとるようにされる。
【0027】従って、マイクロスイッチのオン、オフ状
態でメモリカードの書き込み禁止の有無を判定できる。
図3は図2のフレーム1だけを図示したものである。フ
レーム1の内側に回路基板を受けるための棚部11と、
回路基板を受けかつフレーム1の機械的強度を与えるた
めのクロスメンバー12が設けられる。
態でメモリカードの書き込み禁止の有無を判定できる。
図3は図2のフレーム1だけを図示したものである。フ
レーム1の内側に回路基板を受けるための棚部11と、
回路基板を受けかつフレーム1の機械的強度を与えるた
めのクロスメンバー12が設けられる。
【0028】図3のフレーム1のA−A‘における断面
図を図4に示す。図4において、スライドスイッチ6は
スライドレール8にそって滑るコマ6からなり、コマ6
のフレーム1側の背面には半球状の突起部13を有す
る。
図を図4に示す。図4において、スライドスイッチ6は
スライドレール8にそって滑るコマ6からなり、コマ6
のフレーム1側の背面には半球状の突起部13を有す
る。
【0029】また、フレーム1のコマ6と接する面(ス
ライドレール8)には、2ケ所にコマ6の突起部13と
勘合する凹部が設けられる。この2ケ所の凹部の位置
は、コマ6が左側に寄せたときと、右側に寄せたときに
それぞれ突起部13を受け入れるように配置される。ま
た、突起部13のある面と反対の表面には爪あるいはピ
ン状のとがったものでコマ6を動かすための凹み14が
設けられる。
ライドレール8)には、2ケ所にコマ6の突起部13と
勘合する凹部が設けられる。この2ケ所の凹部の位置
は、コマ6が左側に寄せたときと、右側に寄せたときに
それぞれ突起部13を受け入れるように配置される。ま
た、突起部13のある面と反対の表面には爪あるいはピ
ン状のとがったものでコマ6を動かすための凹み14が
設けられる。
【0030】図5はコマ6の外観図である。使用者がコ
マ6を動かして突起部13がフレーム1の凹部に嵌合し
たときに、使用者に対して節度感(クリック感)を与え
て、スライドスイッチ6が所定位置にあることを容易に
感知させる。
マ6を動かして突起部13がフレーム1の凹部に嵌合し
たときに、使用者に対して節度感(クリック感)を与え
て、スライドスイッチ6が所定位置にあることを容易に
感知させる。
【0031】この実施例のフレーム1の製造は、フレー
ムを樹脂材等で成形する際に、スライドレール8の開口
部を同時に成形し、その後開口部のスライドレール8に
別に製造したコマ6を圧入して作る。コマ6がスライド
レール8内を自由に移動でき、しかも突起部13が引っ
掛からないだけの寸法的余裕をコマ6とスライドレール
8間に持たせ、しかもコマ6とフレーム1には適度な弾
性を持たせることが作動上好ましい。
ムを樹脂材等で成形する際に、スライドレール8の開口
部を同時に成形し、その後開口部のスライドレール8に
別に製造したコマ6を圧入して作る。コマ6がスライド
レール8内を自由に移動でき、しかも突起部13が引っ
掛からないだけの寸法的余裕をコマ6とスライドレール
8間に持たせ、しかもコマ6とフレーム1には適度な弾
性を持たせることが作動上好ましい。
【0032】図6は、図2の第2の実施例と同じ識別機
構をフレーム1ではなくコネクタ3側に配置した第3の
実施例である。図7はそのコネクタ3の外観図であるコ
ネクタ3の接続端子4はその反対側に内部の回路基板と
接続するためのリード端子15を有する。なお第3の実
施例におけるスライドスイッチ6からなる識別機構の動
作は第2の実施例とまったく同じであるので説明は省略
する。
構をフレーム1ではなくコネクタ3側に配置した第3の
実施例である。図7はそのコネクタ3の外観図であるコ
ネクタ3の接続端子4はその反対側に内部の回路基板と
接続するためのリード端子15を有する。なお第3の実
施例におけるスライドスイッチ6からなる識別機構の動
作は第2の実施例とまったく同じであるので説明は省略
する。
【0033】以上説明した本発明の実施例は例示であっ
て、本発明はこれら実施例に限るものではない。たとえ
ば、上記のような開口部による識別以外にも、突起部や
他の特別な形状をフレームあるいはコネクタに設けて、
外部装置がそれらを光学的あるいはマイクロスイッチ手
段等により機械的に検出してもよい。また、識別機構と
してスライドスイッチにかぎらず回転式のスイッチや他
の動作機構を用いて書き込み禁止と可との2状態を与え
ることも可能であろう。
て、本発明はこれら実施例に限るものではない。たとえ
ば、上記のような開口部による識別以外にも、突起部や
他の特別な形状をフレームあるいはコネクタに設けて、
外部装置がそれらを光学的あるいはマイクロスイッチ手
段等により機械的に検出してもよい。また、識別機構と
してスライドスイッチにかぎらず回転式のスイッチや他
の動作機構を用いて書き込み禁止と可との2状態を与え
ることも可能であろう。
【0034】さらに、書き込み禁止のプロテクト機能の
みならず、別の識別機能をもたせることも可能である。
さらに、スライドスイッチを3状態あるいはそれ以上の
状態を持つ多ポジションのスイッチとすることにより、
より多種類の識別機能を持たせることも考えられるであ
ろう。
みならず、別の識別機能をもたせることも可能である。
さらに、スライドスイッチを3状態あるいはそれ以上の
状態を持つ多ポジションのスイッチとすることにより、
より多種類の識別機能を持たせることも考えられるであ
ろう。
【0035】なお、本発明はいわゆるICカードと称さ
れる装置にも上記実施例と同様に適用可能であることは
言うまでもない。本発明は上記開示にもとづき当業者が
容易に改良や変更あるいは追加ができることは自明であ
る。
れる装置にも上記実施例と同様に適用可能であることは
言うまでもない。本発明は上記開示にもとづき当業者が
容易に改良や変更あるいは追加ができることは自明であ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも二つの機械
的あるいは光学的に異なる状態を有する識別部材をメモ
リカードに設けたことによって、外部装置にメモリカー
ドを挿入した際に、瞬時にメモリカードが書き込み禁止
か否かを判別することができる。
的あるいは光学的に異なる状態を有する識別部材をメモ
リカードに設けたことによって、外部装置にメモリカー
ドを挿入した際に、瞬時にメモリカードが書き込み禁止
か否かを判別することができる。
【0037】従って、メモリカード内部へアクセスする
ことなく識別可能であるので、識別に要する時間を短縮
することができる。これは複数のメモリカードを順次差
し替えて使用する外部装置においては、大幅な処理時間
の短縮が実現できる。
ことなく識別可能であるので、識別に要する時間を短縮
することができる。これは複数のメモリカードを順次差
し替えて使用する外部装置においては、大幅な処理時間
の短縮が実現できる。
【0038】また、従来のような電気的スイッチに代わ
り、簡単な機構部品で識別部材を実現できるのでメモリ
カードの低コスト化と小型化が可能となる。
り、簡単な機構部品で識別部材を実現できるのでメモリ
カードの低コスト化と小型化が可能となる。
【図1】本発明の実施例によるメモリカードの外観図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第2の実施例によるメモリカードの外
観図である。
観図である。
【図3】図2のメモリカードのフレーム部分の外観図で
ある。
ある。
【図4】図3のフレームのA−A’における断面図であ
る。
る。
【図5】スライドスイッチを構成するコマの拡大外観図
である。
である。
【図6】本発明の第3の実施例によるメモリカードの外
観図である。
観図である。
【図7】図6のメモリカードのコネクタ部分の外観図で
ある。
ある。
【図8】従来の技術によるメモリカードの外観図であ
る。
る。
1 フレーム 2 コルゲーション 3 コネクタ 4 接続端子 5 金属パネル 6 スライドスイッチ(コマ) 7 貫通穴 8 スライドレール 9 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 5/00 302 Z
Claims (7)
- 【請求項1】 データを格納する記憶手段を有し、外部
装置と接続可能なメモリカードであって、該メモリカー
ドが前記外部装置と接続されたときに前記外部装置側か
ら機械的、もしくは光学的に検出可能な識別部材を有
し、該識別部材は少なくとも二つの異なる状態間で可動
できることを特徴とするメモリカード。 - 【請求項2】 前記識別部材は開口部と該開口部を開閉
可能な可動シャッター機構とを有することを特徴とする
請求項1記載のメモリカード。 - 【請求項3】 前記識別部材は前記メモリカードの外周
面よりも内側に引っ込んだ凹部と該凹部を開閉可能な可
動シャッター機構とを有することを特徴とする請求項1
記載のメモリカード。 - 【請求項4】 前記シャッター機構は、スライドレール
部材と、該スライドレール部材にそって移動可能なコマ
部材とを含み、該コマ部材は移動することにより前記開
口部を開ける状態と前記開口部を閉じる状態の二つの位
置状態が選択可能であることを特徴とする請求項2ある
いは3記載のメモリカード。 - 【請求項5】 前記シャッター機構は前記二つの位置状
態において節度感を与えるため、前記コマ部材と前記レ
ール部材に突起部と凹部を有し、前記メモリカードの前
記二つの位置状態に対応する位置で該突起部と該凹部と
が嵌合することを特徴とする請求項4記載のメモリカー
ド。 - 【請求項6】 前記メモリカードは前記外部装置と接続
するためのコネクタ部材を有し、前記識別部材は前記コ
ネクタ部材に配置されることを特徴とする請求項2ある
いは3記載のメモリカード。 - 【請求項7】 前記メモリカードはその外周部を取り囲
み保持するフレーム部材を有し、前記識別部材は前記フ
レーム部材に配置されることを特徴とする請求項2ある
いは3記載のメモリカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128794A JPH06337819A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | メモリカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128794A JPH06337819A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | メモリカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06337819A true JPH06337819A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14993613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128794A Pending JPH06337819A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | メモリカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06337819A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-05-31 JP JP5128794A patent/JPH06337819A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040113 |
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A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040312 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |