JP2003156751A - 液晶表示装置用基板及びその製造方法及びそれを備えた液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置用基板及びその製造方法及びそれを備えた液晶表示装置

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JP2003156751A JP2001353573A JP2001353573A JP2003156751A JP 2003156751 A JP2003156751 A JP 2003156751A JP 2001353573 A JP2001353573 A JP 2001353573A JP 2001353573 A JP2001353573 A JP 2001353573A JP 2003156751 A JP2003156751 A JP 2003156751A
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Tomonori Tanose
友則 田野瀬
Manabu Sawazaki
学 澤崎
Masahiro Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、PCやワードプロセッサ等の表示部
に用いられる液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶
表示装置及びその製造方法に関し、所望のセルギャップ
が容易に得られる液晶表示装置用基板及びそれを備えた
液晶表示装置及びその製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】対向して配置される対向基板とともに液晶
を挟持するCF基板4と、CF基板4上にマトリクス状
に配列された複数の画素領域と、セルギャップを保持す
るために画素領域端部に配置された柱状スペーサ34
と、画素領域に形成されるとともに、少なくとも柱状ス
ペーサ34の周囲で、隣接する画素領域間に隙間が生じ
ないように形成された複数のカラーフィルタ樹脂層R、
G、Bとを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(PC)やワードプロセッサ等の表示部に用いら
れる液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置
及びその製造方法に関する。
【0001】
【従来の技術】従来の液晶表示装置は、所定のセルギャ
ップを保持するために、基板間に分散して配置されたほ
ぼ同一粒径のプラスチックビーズ等の球状スペーサを有
している。しかし、両基板を貼り合わせる前に球状スペ
ーサを一方の基板上に散布する際、基板全面に均一に分
布させるのは困難である。球状スペーサが均一に分布し
ていない液晶表示装置は、基板面が加圧された際にセル
ギャップの変動が生じやすい。
【0002】これに対して、特開昭56−140324
号公報、特開昭63−82405号公報、特開平4−9
3924号公報、及び特開平5−196946号公報等
には、カラーフィルタ(CF)基板上の画素領域端部に
CF樹脂層を複数積層し、柱状スペーサを形成する方法
が開示されている。
【0003】図67は、従来のMVA(Multi−d
omain Vertical Alignment)
モードの液晶表示装置のCF基板の構成を赤(R)、緑
(G)の2画素について示している。また、図68は、
図67のW−W線で切断したCF基板の断面を示してい
る。図67及び図68に示すように、ガラス基板104
上には、画素領域端部を遮光する遮光膜(BM)102
が形成されている。BM102で画定された各画素領域
には、CF樹脂層R、Gがそれぞれ形成されている。C
F樹脂層R、G上には、液晶の配向を規制する線状の突
起(土手)108が画素領域端辺に対して斜めに形成さ
れている。R、Gの画素間の間隙部には柱状スペーサ1
06が形成されている。
【0004】図69は、図67のX−X線で切断した柱
状スペーサ106近傍の断面を示している。なお、図6
9では突起108の図示は省略している。図69に示す
ように、柱状スペーサ106は、BM102上に順に積
層されたCF樹脂層R、G、青(B)、共通電極110
及びレジスト層109で形成されている。
【0005】次に、従来のCF基板の製造方法について
説明する。図70は従来のCF基板の製造工程を示して
おり、図71は図70のY−Y線で切断した断面を示し
ている。また、図72は、図70のZ−Z線で切断した
断面を示している。まず、図70及び図71に示すよう
に、ガラス基板104上にクロム(Cr)等を全面に成
膜してパターニングし、BM102を形成する。次に、
赤色の顔料が分散された感光性レジスト(以下「Rレジ
スト」という)を全面に塗布してパターニングし、Rを
表示する画素領域及び柱状スペーサ106形成領域にC
F樹脂層Rを形成する。同様に、Gを表示する画素領域
及び柱状スペーサ106形成領域にCF樹脂層Gを形成
し、Bを表示する画素領域(図示せず)及び柱状スペー
サ106形成領域にCF樹脂層Bを形成する。図71に
示すように、各CF樹脂層R、G、Bは、BM102の
幅の1/3程度がBM102に重なっており、CF樹脂
層R、G間には深さ1〜2μmの溝状の隙間が生じてい
る隙間部112が形成されている。図72に示すよう
に、柱状スペーサ形成領域106’には、CF樹脂層
R、G、Bがこの順に積層されている。
【0006】次に、ITO(Indium Tin O
xide)等をCF樹脂層R、G、B上の全面に成膜し
て共通電極110を形成する。次に、ポジ型ノボラック
系レジストを全面に塗布してパターニングし、突起10
8とレジスト層109を同時に形成し、図67乃至図6
9に示すCF基板が完成する。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】図70及び図71に示すように、従来のC
F基板は、CF樹脂層R、Gを順次形成すると、柱状ス
ペーサ形成領域106’に隣接してCF樹脂層R、G間
に深さ1〜2μmの隙間部112が形成される。このた
め、CF樹脂層R、G上の全面に青色の顔料が分散され
た感光性レジスト(以下「Bレジスト」という)を塗布
すると、Bレジストのレベリング(平坦化)作用によ
り、相対的に高さの高い柱状スペーサ形成領域106’
から隙間部102にBレジストが流れ込む。その結果、
柱状スペーサ形成領域106’のCF樹脂層Bが薄い膜
厚で形成されてしまう。同様の理由で、柱状スペーサ形
成領域106’のレジスト層109も薄い膜厚で形成さ
れてしまう。したがって、所望のセルギャップが得られ
る柱状スペーサ106を形成するためには、CF樹脂層
R、G、B等を厚膜化しなければならないという問題が
生じている。
【0008】特開平10−104639号公報には、柱
状スペーサの周囲に、最初あるいは2番目に形成するC
F樹脂層により堰を作成し、当該堰によってレジストの
流れ込みをせき止めて柱状スペーサの高さを高くする方
法が開示されている。しかし上記の方法では、柱状スペ
ーサ及びその周囲に配置される堰をともにBM上に形成
する必要がある。このため、BMの幅が狭いと、堰があ
る分だけ柱状スペーサの太さは短くならざるを得ず、パ
ネルの指押し等に対抗できる圧縮強度を得ることができ
なくなるおそれが生じる。柱状スペーサの太さを稼ぐた
めにはBM外にはみ出して形成せざるを得ず、この場合
には開口率が低下してしまうという問題が生じる。
【0009】本発明の目的は、所望のセルギャップが容
易に得られる液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶
表示装置及びその製造方法を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、輝度の高い液晶表示装置用基板及
びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、対向して配
置される対向基板とともに液晶を挟持する基板と、前記
基板上にマトリクス状に配列された複数の画素領域と、
セルギャップを保持するために前記画素領域端部に配置
された柱状スペーサと、前記画素領域に形成されるとと
もに、少なくとも前記柱状スペーサの周囲で、隣接する
前記画素領域間に隙間が生じないように形成された複数
のカラーフィルタ樹脂層とを有することを特徴とする液
晶表示装置用基板によって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕本発明の第
1の実施の形態による液晶表示装置用基板及びそれを備
えた液晶表示装置及びその製造方法について図1乃至図
44を用いて説明する。本実施の形態では、柱状スペー
サの周囲に隙間部を形成しないようにすることで、CF
樹脂層及びレジスト層が柱状スペーサ形成領域から流れ
出すのを防いでいる。また、本実施の形態では、CF樹
脂層及びレジスト層を減圧乾燥させることにより、当該
CF樹脂層及びレジスト層が柱状スペーサ形成領域から
流れ出すのを防いでいる。以下、本実施の形態による液
晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びそ
の製造方法について実施例1−1乃至1−6を用いてよ
り具体的に説明する。
【0012】(実施例1−1)まず、実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及
びその製造方法について図1乃至図14を用いて説明す
る。図1は、本実施例による液晶表示装置の概略構成を
示している。液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TF
T;Thin Film Transistor)等が
形成されたTFT基板2とカラーフィルタ(CF;Co
lor Filter)等が形成されたCF基板4とを
対向させて貼り合わせ、その間に液晶を封入した構造を
有している。
【0013】図2は、TFT基板2上に形成された素子
の等価回路を示している。TFT基板2上には、図中左
右方向に延びるゲートバスライン6が互いに平行に複数
形成され、それらにほぼ直角に交差して図中上下方向に
延びるドレインバスライン8が互いに平行に複数形成さ
れている。複数のゲートバスライン6とドレインバスラ
イン8とで囲まれた各領域が、TFT基板2側の画素領
域となる。各画素領域にはTFT10と画素電極12が
形成されている。各TFT10のドレイン電極は隣接す
るドレインバスライン8に接続され、ゲート電極は隣接
するゲートバスライン6に接続され、ソース電極は画素
電極12に接続されている。各画素領域のほぼ中央に
は、ゲートバスライン6と平行に蓄積容量バスライン1
4が形成されている。これらのTFT10や画素電極1
2、各バスライン6、8、14は、フォトリソグラフィ
工程で形成され、「成膜→レジスト塗布→露光→現像→
エッチング→レジスト剥離」という一連の半導体プロセ
スを繰り返して形成される。
【0014】一方、図示は省略しているが、CF基板4
上には、CF基板4側の画素領域を画定するBMが形成
されている。また、CF基板4側の各画素領域には、C
F樹脂層R、G、Bのいずれかが形成されている。
【0015】図1に戻り、液晶を封止してCF基板4と
対向配置されたTFT基板2には、複数のゲートバスラ
イン6を駆動するドライバICが実装されたゲート駆動
回路16と、複数のドレインバスライン8を駆動するド
ライバICが実装されたドレイン駆動回路18とが設け
られている。これらの駆動回路16、18は、制御回路
20から出力された所定の信号に基づいて、走査信号や
データ信号を所定のゲートバスライン6あるいはドレイ
ンバスライン8に出力するようになっている。TFT基
板2の素子形成面と反対側の基板面には偏光板22が配
置され、偏光板22のTFT基板2と反対側の面にはバ
ックライトユニット24が取り付けられている。CF基
板4のCF形成面と反対側の面には、偏光板22とクロ
スニコルに配置された偏光板26が貼り付けられてい
る。
【0016】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の構成について説明する。図3は、本実施例による液晶
表示装置用基板の構成をR、Gの2画素について示して
いる。図4は、図3に示すA−A線で切断した液晶表示
装置用基板の断面図である。図3及び図4に示すよう
に、CF基板4は、ガラス基板28上に低反射Cr等か
らなるBM30を有している。BM30上には、CF樹
脂層R、Gが、CF樹脂層Rの図中右端辺とCF樹脂層
Gの図中左端辺とが接するように形成されている。この
ため、CF樹脂層R、G間には図67及び図68に示す
ような隙間部112が形成されない。CF樹脂層R、G
上には液晶の配向を規制する線状の突起32が形成され
ている。画素領域間(図3では中央)には柱状スペーサ
34が形成されている。なお、図4では、CF樹脂層
R、G上に形成された共通電極40の図示は省略してい
る。
【0017】図5は、図3に示すB−B線で切断した柱
状スペーサ34近傍の構成を示す断面図である。図5に
示すように、柱状スペーサ34は、BM30上に順に積
層されたCF樹脂層R、G、Bと、その上層に形成され
たレジスト層33等で構成されている。レジスト層33
は突起32と同一の形成材料で形成されている。
【0018】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について、図6乃至図14を用いて説明す
る。図6乃至図12は、本実施例による液晶表示装置用
基板の製造方法を示す工程断面図であり、図4と同一の
断面を示している。まず、図6に示すように、透明なガ
ラス基板28上に、例えば低反射Crを全面に成膜し、
低反射Cr膜31を形成する。次に、図7に示すよう
に、例えばポジ型ノボラック系レジストを低反射Cr膜
31上の全面に塗布してプリベークし、例えば膜厚1.
2μmのレジスト層36を形成する。次に、図8に示す
ように、露光用マスク(フォトマスク)38を用いてレ
ジスト層36を露光する。次に、図9に示すように、露
光されたレジスト層36を現像してポストベークし、レ
ジストパターン37を形成する。次に、図10に示すよ
うに、レジストパターン37をエッチングマスクとして
用いてエッチングする。次に、図11に示すように、レ
ジストパターン37を剥離してBM30を形成する。
【0019】次に、BM30が形成されたガラス基板2
8上の全面に、例えば感光性顔料分散型のRレジストを
膜厚1.5μmに塗布する。続いて、塗布直後のRレジ
ストを減圧乾燥により強制乾燥させる。その後プリベー
クしてパターニングし、図12及び図13に示すように
Rの画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹
脂層Rを形成する。CF樹脂層Rは、BM30の幅の1
/2程度がBM30に重なるように形成される。
【0020】次に、CF樹脂層Rと同様の工程で、Gの
画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹脂層
Gを形成する。CF樹脂層Gは、CF樹脂層Gの左端辺
がCF樹脂層Rの右端辺に接するように形成される。し
たがって、両端辺の間には図67及び図68に示す隙間
部112が形成されない。次に、CF樹脂層R、Gと同
様の工程で、Bの画素領域(図示せず)と柱状スペーサ
形成領域34’とにCF樹脂層Bを形成する。
【0021】図14は、図13のC−C線で切断した柱
状スペーサ形成領域34’近傍の構成を示す断面図であ
る。図14に示すように、BM30上の柱状スペーサ形
成領域34’には、CF樹脂層R、G、Bがこの順に積
層されている。
【0022】次に、ITO等を全面に成膜し、例えば膜
厚150nmの共通電極40を形成する。次に、共通電
極40上の全面に、例えばポジ型ノボラック系レジスト
を1.5μmの膜厚に塗布してレジスト層を形成する。
続いて、塗布直後の当該レジスト層を減圧乾燥により強
制乾燥させる。その後プリベークしてパターニングし、
突起32と柱状スペーサ34のレジスト層33とを同時
に形成する。以上の工程を経て、図3及び図4に示すよ
うな本実施例による液晶表示装置用基板のCF基板4が
完成する。
【0023】本実施例の液晶表示装置用基板の製造方法
によれば、図67及び図68に示す従来のCF基板の隙
間部112は形成されない。このため、CF樹脂層Bや
レジスト層33が柱状スペーサ形成領域34’から隙間
部112に流れ込むことがないので、CF樹脂層Bやレ
ジスト層33のレベリング性を低下させることができ
る。また、本実施例によれば、柱状スペーサを構成する
CF樹脂層R、G、B及びレジスト層33を塗布直後に
減圧乾燥させているため、CF樹脂層R、G、B及びレ
ジスト層33のレベリング性を低下させることができ
る。したがって、所望の高さの柱状スペーサ34を形成
することができる。
【0024】(実施例1−2)次に、実施例1−2によ
る液晶表示装置用基板及びその製造方法について図15
及び図16を用いて説明する。図15は、本実施例によ
る液晶表示装置用基板の構成をR、Gの2画素について
示している。なお、図3に示す実施例1−1による液晶
表示装置用基板の構成要素と同一の機能作用を有する構
成要素については同一の符号を付してその説明を省略す
る。図15に示すように、CF基板4は、柱状スペーサ
34から距離L(例えば50μm)の範囲内のみに、C
F樹脂層Rの右端辺とCF樹脂層Gの左端辺とが接する
実施例1−1と同様の構造が形成されている。すなわ
ち、CF樹脂層R、G間の隙間部42は、柱状スペーサ
34から距離Lの範囲内では形成されていない。
【0025】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について図16を用いて説明する。まず、図
6乃至図11に示す実施例1−1による液晶表示装置用
基板の製造方法と同様の工程でBM30を形成する。次
に、BM30が形成されたガラス基板28上の全面に、
例えば感光性顔料分散型のRレジストを1.5μmの膜
厚に塗布する。続いて、塗布直後のRレジストを減圧乾
燥により強制乾燥させる。その後プリベークしてパター
ニングし、図16に示すようにRの画素領域と柱状スペ
ーサ形成領域34’とにCF樹脂層Rを形成する。CF
樹脂層Rは、柱状スペーサ形成領域34’から距離Lの
範囲内で、BM30の幅の1/2程度がBM30に重な
るように形成され、当該範囲外の隙間部42では、BM
30の幅の1/3程度がBM30に重なるように形成さ
れる。
【0026】次に、CF樹脂層Rと同様の工程で、図1
6に示すようなGの画素領域と柱状スペーサ形成領域3
4’とにCF樹脂層Gを形成する。このとき、柱状スペ
ーサ形成領域34’から距離Lの範囲内で、CF樹脂層
Gの左端辺とCF樹脂層Rの右端辺との間には、図67
及び図68に示す隙間部112が形成されないようにす
る。次に、CF樹脂層R、Gと同様の工程で、Bの画素
領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹脂層Bを
形成する。
【0027】次に、ITO等を全面に成膜し、例えば膜
厚150nmの共通電極40を形成する。次に、共通電
極40上の全面に、例えばポジ型ノボラック系レジスト
を1.5μmの膜厚に塗布してレジスト層を形成する。
続いて、塗布直後のレジスト層を減圧乾燥により強制乾
燥させる。その後プリベークしてパターニングし、突起
32と柱状スペーサ34のレジスト層33とを同時に形
成する。以上の工程を経て、図15に示すような本実施
例による液晶表示装置用基板のCF基板4が完成する。
【0028】本実施例によれば、上記実施例1−1と同
様の効果を奏することができる。また、柱状スペーサ3
4周辺のみで、例えばCF樹脂層R右端辺とCF樹脂層
G左端辺とが接するようにすればよいため、CF樹脂層
R、G、Bの形成が上記実施例1−1に比較して容易に
なる。
【0029】(実施例1−3)次に、実施例1−3によ
る液晶表示装置用基板及びその製造方法について図17
乃至図22を用いて説明する。図17は、本実施例によ
る液晶表示装置用基板の構成をR、Gの2画素について
示している。図18は、図17のD−D線で切断した液
晶表示装置用基板の断面図である。なお、図3に示す実
施例1−1による液晶表示装置用基板の構成要素と同一
の機能作用を有する構成要素については同一の符号を付
してその説明を省略する。図17及び図18に示すよう
に、BM30上には、BM30をパターニングする際に
用いられた例えば膜厚1.2μmのポジ型ノボラック系
のレジストパターン37が、剥離されずに残存してい
る。CF樹脂層RはBM30の幅(レジストパターン3
7の幅)の1/3程度がレジストパターン37に重なる
ように形成されており、CF樹脂層GはBM30の幅の
1/3程度がレジストパターン37に重なるように形成
されている。
【0030】図19は、図17に示すE−E線で切断し
た柱状スペーサ34近傍の構成を示す断面図である。図
19に示すように、柱状スペーサ34は、BM30上に
順に積層されたレジストパターン37、CF樹脂層R、
G、B、共通電極40及びレジスト層33で構成されて
いる。レジスト層33は突起32と同一の形成材料で形
成されている。
【0031】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について図20乃至図22を用いて説明す
る。図20は本実施例による液晶表示装置用基板の製造
方法を示す図であり、図21は図20のF−F線で切断
した断面を示す工程断面図である。まず、図6乃至図1
0に示す工程により、ガラス基板28上にBM30を形
成する。次に、BM30上のレジストパターン37を剥
離せずに、ガラス基板28上の全面に、例えば感光性顔
料分散型のRレジストを1.5μmの膜厚に塗布する。
続いて、塗布直後のRレジストを減圧乾燥により強制乾
燥させる。その後プリベークしてパターニングし、図2
0及び図21に示すようなRの画素領域と柱状スペーサ
形成領域34’とにCF樹脂層Rを形成する。CF樹脂
層Rは、BM30の幅の1/3程度がレジストパターン
37に重なるように形成される。
【0032】次に、CF樹脂層Rと同様の工程で、Gの
画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹脂層
Gを形成する。CF樹脂層Gは、BM30の幅の1/3
程度がレジストパターン37に重なるように形成され
る。次に、CF樹脂層R、Gと同様の工程で、Bの画素
領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹脂層Bを
形成する。
【0033】図22は、図20のG−G線で切断した柱
状スペーサ形成領域34’近傍の構成を示す断面図であ
る。図22に示すように、BM30上の柱状スペーサ形
成領域34’には、レジストパターン37、CF樹脂層
R、G、Bがこの順に積層される。
【0034】次に、ITO等を全面に成膜し、例えば膜
厚150nmの共通電極40を形成する。次に、共通電
極40上の全面に、例えばポジ型ノボラック系レジスト
を1.5μmの膜厚に塗布してレジスト層を形成する。
続いて、塗布直後のレジスト層を減圧乾燥により強制乾
燥させる。その後プリベークしてパターニングし、突起
32と柱状スペーサ34のレジスト層33とを同時に形
成する。以上の工程を経て、図17及び図18に示すよ
うな本実施例による液晶表示装置用基板のCF基板4が
完成する。
【0035】本実施例によれば、上記実施例1−1と同
様の効果を奏することができる。また、例えばCF樹脂
層R右端辺とCF樹脂層G左端辺との間に隙間が生じな
いようにCF樹脂層R、Gを形成する必要がないため、
CF樹脂層R、G、Bの形成が上記実施例1−1に比較
して容易になる。さらに、BM30をパターニングする
際に用いたレジストパターン37を剥離せずに残存させ
ているため、レジストパターン37の剥離工程が不要に
なり上記実施例1−1に比較して製造工程を簡略化でき
る。
【0036】(実施例1−4)次に、実施例1−4によ
る液晶表示装置用基板及びその製造方法について図23
乃至図30を用いて説明する。図23は、本実施例によ
る液晶表示装置用基板の構成をR、Gの2画素について
示している。図24は、図23のI−I線で切断した液
晶表示装置用基板の断面図である。なお、図3に示す実
施例1−1による液晶表示装置用基板の構成要素と同一
の機能作用を有する構成要素については同一の符号を付
してその説明を省略する。図23及び図24に示すよう
に、BM30上には、BM30をパターニングする際に
用いられた例えば膜厚1.2μmのポジ型ノボラック系
のレジストパターン37が、剥離されずに残存してい
る。また、CF樹脂層R、Gは、CF樹脂層Rの図中右
端辺とCF樹脂層Gの図中左端辺との間に隙間が生じな
いように形成されている。このため、CF樹脂層R、G
間には図67及び図68に示す隙間部112が形成され
ない。
【0037】図25は、図23に示すJ−J線で切断し
た柱状スペーサ34近傍の構成を示す断面図である。図
25に示すように、柱状スペーサ34は、BM30上に
順に積層されたレジストパターン37、CF樹脂層R、
G、B、共通電極40及びレジスト層33で構成されて
いる。レジスト層33は突起32と同一の形成材料で形
成されている。
【0038】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について図26乃至図28を用いて説明す
る。図26は本実施例による液晶表示装置用基板の製造
方法を示す図であり、図27は図26のK−K線で切断
した断面を示す工程断面図である。まず、図6乃至図1
0に示す工程により、ガラス基板28上にBM30を形
成する。次に、BM30上のレジストパターン37を剥
離せずに、ガラス基板28上の全面に、例えば感光性顔
料分散型のRレジストを1.5μmの膜厚に塗布する。
続いて、塗布直後のRレジストを減圧乾燥により強制乾
燥させる。その後プリベークしてパターニングし、図2
6及び図27に示すようにRの画素領域と柱状スペーサ
形成領域34’とにCF樹脂層Rを形成する。CF樹脂
層Rは、BM30の幅の1/2程度がレジストパターン
37に重なるように形成される。
【0039】次に、CF樹脂層Rと同様の工程で、Gの
画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹脂層
Gを形成する。CF樹脂層Gは、BM30の幅の1/2
程度がレジストパターン37に重なり、CF樹脂層Gの
左端辺とCF樹脂層Rの右端辺との間に隙間が生じない
ように形成される。次に、CF樹脂層R、Gと同様の工
程で、Bの画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とに
CF樹脂層Bを形成する。
【0040】図28は、図26のL−L線で切断した柱
状スペーサ形成領域34’近傍の構成を示す断面図であ
る。図28に示すように、BM30上の柱状スペーサ形
成領域34’には、レジストパターン37、CF樹脂層
R、G、Bがこの順に積層されている。
【0041】次に、ITO等を全面に成膜し、例えば膜
厚150nmの共通電極40を形成する。次に、共通電
極40上の全面に、例えばポジ型ノボラック系レジスト
を1.5μmの膜厚に塗布してレジスト層を形成する。
続いて、塗布直後のレジスト層を減圧乾燥により強制乾
燥させる。その後プリベークしてパターニングし、突起
32と柱状スペーサ34のレジスト層33とを同時に形
成する。以上の工程を経て、図23及び図24に示すよ
うな本実施例による液晶表示装置用基板のCF基板4が
完成する。
【0042】本実施例によれば、上記実施例1−1と同
様の効果を奏することができる。また、BM30をパタ
ーニングする際に用いたレジストパターン37を剥離せ
ずに残存させているため、レジストパターン37の剥離
工程が不要になり、上記実施例1−1に比較して製造工
程を簡略化できる。
【0043】図29は、本実施例による液晶表示装置用
基板の構成の変形例を示している。図29に示すよう
に、本変形例では、BM30及びその上層に残存するレ
ジストパターン37に代えて、例えば膜厚1.2μm程
度の樹脂BM44が形成されている。
【0044】本変形例の液晶表示装置用基板の製造方法
について図30を用いて簡単に説明する。まず、ガラス
基板28上の全面に黒色樹脂層を塗布してパターニング
し、樹脂BM44を形成する。次に、ガラス基板28上
の全面に、例えば感光性顔料分散型のRレジストを1.
5μmの膜厚に塗布してパターニングし、図30に示す
ようにRの画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とに
CF樹脂層Rを形成する。次に、CF樹脂層Rと同様の
工程で、Gの画素領域と柱状スペーサ形成領域34’と
にCF樹脂層Gを形成し、Bの画素領域と柱状スペーサ
形成領域34’とにCF樹脂層Bを形成する。その後、
上記実施の形態と同様の工程を経て本変形例による液晶
表示装置用基板が完成する。本変形例によっても上記実
施例1−4と同様の効果を奏することができる。
【0045】(実施例1−5)次に、実施例1−5によ
る液晶表示装置用基板及びその製造方法について図31
乃至図36を用いて説明する。図31は、本実施例によ
る液晶表示装置用基板の構成をB、Rの2画素について
示している。図32は、図31のM−M線で切断した液
晶表示装置用基板の断面図である。なお、図3に示す実
施例1−1による液晶表示装置用基板の構成要素と同一
の機能作用を有する構成要素については同一の符号を付
してその説明を省略する。図31及び図32に示すよう
に、本実施例による液晶表示装置用基板は、各画素領域
端部に、CF樹脂層R、G、Bのいずれか2層を積層し
て形成された色重ねBM46を有している。
【0046】図33は、図31に示すN−N線で切断し
た柱状スペーサ34近傍の構成を示す断面図である。図
33に示すように、柱状スペーサ34は、順に積層され
たCF樹脂層B、R、G、共通電極40及びレジスト層
33で構成されている。レジスト層33は突起32と同
一の形成材料で形成されている。
【0047】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について図34及び図35を用いて説明す
る。図34は本実施例による液晶表示装置用基板の製造
方法を示す図であり、図35は図34のO−O線で切断
した断面を示す工程断面図である。まず、ガラス基板2
8上に、例えば感光性顔料分散型のBレジストを膜厚
1.5μmに塗布する。続いて、塗布直後のBレジスト
を減圧乾燥により強制乾燥させる。その後プリベークし
てパターニングし、図34及び図35に示すように、B
の画素領域、柱状スペーサ形成領域34’及び所定の色
重ねBM46形成領域にCF樹脂層Bを形成する。次
に、CF樹脂層Bと同様の工程で、CF樹脂層R、Gを
この順に形成する。図35に示すように、画素領域端部
には、CF樹脂層R、G、Bのいずれかが2層積層され
た色重ねBM46が形成される。
【0048】図36は、図34のP−P線で切断した柱
状スペーサ形成領域34’近傍の構成を示す断面図であ
る。図36に示すように、柱状スペーサ形成領域34’
には、CF樹脂層B、R、Gがこの順に積層されてい
る。
【0049】次に、ITO等を全面に成膜し、例えば膜
厚150nmの共通電極40を形成する。次に、共通電
極40上の全面に、例えばポジ型ノボラック系レジスト
を1.5μmの膜厚に塗布してレジスト層を形成する。
続いて塗布直後のレジスト層を減圧乾燥により強制乾燥
させる。その後プリベークしてパターニングし、突起3
2と柱状スペーサ34のレジスト層33とを同時に形成
する。以上の工程を経て、図31及び図32に示すよう
な本実施例による液晶表示装置用基板のCF基板4が完
成する。
【0050】本実施例によれば、上記実施例1−1と同
様の効果を奏することができる。また、例えばCF樹脂
層R、Gを画素領域端部で積層して形成すればよいた
め、CF樹脂層R、G、Bの形成が上記実施例1−1に
比較して容易になる。
【0051】(実施例1−6)次に、実施例1−6によ
る液晶表示装置用基板及びその製造方法について図37
乃至図42を用いて説明する。図37は、本実施例によ
る液晶表示装置用基板の構成をR、Bの2画素について
示している。図38は、図37のQ−Q線で切断した液
晶表示装置用基板の断面図である。なお、図3に示す実
施例1−1による液晶表示装置用基板の構成要素と同一
の機能作用を有する構成要素については同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0052】図37及び図38に示すように、TFT基
板2は、ガラス基板29上に形成された図中左右方向に
延びるゲートバスライン6を有している。また、ゲート
バスライン6にゲート絶縁膜66を介して交差して図中
上下方向に延びるドレインバスライン8が形成されてい
る。両バスライン6、8により、画素領域が画定されて
いる。画素領域のほぼ中央には、ゲートバスライン6に
平行な蓄積容量バスライン14が画素領域を横断して形
成されている。ゲートバスライン6とドレインバスライ
ン8との交差位置近傍には画素領域毎に図2に示したT
FT10(図37では図示せず)が形成されている。
【0053】TFT基板2には、CF樹脂層R、G、B
が画素領域毎に形成されている(CF−on−TFT構
造)。CF樹脂層R、G、B上には、液晶の配向を規制
する線状の突起32が画素領域端辺に対して斜めに形成
されている。
【0054】図39は、図37に示すR−R線で切断し
た柱状スペーサ34近傍の構成を示す断面図である。図
39に示すように、柱状スペーサ34は、順に積層され
たCF樹脂層B、R、Gと、その上層に形成されたレジ
スト層33等で構成されている。レジスト層33は突起
32と同一の形成材料で形成されている。
【0055】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について図40乃至図42を用いて説明す
る。図40は本実施例による液晶表示装置用基板の製造
方法を示す図であり、図41は図40のS−S線で切断
した断面を示す工程断面図である。まず、ガラス基板2
9上に、ゲートバスライン6及び蓄積容量バスライン1
4、ゲート絶縁膜66、ドレインバスライン8を順に形
成する。
【0056】次に、基板全面に例えば感光性顔料分散型
のBレジストを1.5μmの膜厚に塗布する。続いて、
塗布直後のBレジストを減圧乾燥により強制乾燥させ
る。その後プリベークしてパターニングし、図40及び
図41に示すようなBの画素領域と柱状スペーサ形成領
域34’とにCF樹脂層Bを形成する。CF樹脂層B
は、ドレインバスライン8の幅の1/2程度がドレイン
バスライン8に重なるように形成される。
【0057】次に、CF樹脂層Bと同様の工程で、Rの
画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とにCF樹脂層
Rを形成する。CF樹脂層Rは、右端辺がCF樹脂層B
の左端辺に接するように形成される。したがって、両端
辺の間には図67及び図68に示すような隙間部112
が形成されない。次に、CF樹脂層B、Rと同様の工程
で、Gの画素領域と柱状スペーサ形成領域34’とにC
F樹脂層Gを形成する。
【0058】図42は、図40のT−T線で切断した柱
状スペーサ形成領域34’近傍の構成を示す断面図であ
る。図42に示すように、柱状スペーサ形成領域34’
には、CF樹脂層B、R、Gがこの順に積層されてい
る。
【0059】次に、ITO等を全面に成膜してパターニ
ングし、画素電極12を形成する。次に、画素電極12
上の全面に、例えばポジ型ノボラック系レジストを1.
5μmの膜厚に塗布してレジスト層を形成し、減圧乾燥
により当該レジスト層を強制乾燥させる。その後プリベ
ークしてパターニングし、突起32と柱状スペーサ34
のレジスト層33とを同時に形成する。以上の工程を経
て、図37及び図38に示すような本実施例による液晶
表示装置用基板のTFT基板2が完成する。
【0060】本実施例によれば、CF−on−TFT構
造のTFT基板2であっても、上記実施例1−1と同様
の効果を奏することができる。
【0061】以下、本実施の形態による液晶装置用基板
を用いた場合の効果について具体的に説明する。図43
及び図44は、本実施の形態の各実施例による液晶表示
装置用基板の効果を説明する図である。
【0062】図43は、本実施の形態の実施例1−1乃
至1−6による液晶表示装置用基板の製造方法におい
て、CF樹脂層R、G、Bを3層積層した場合の各柱状
スペーサ形成領域34’に形成される構造物の高さを示
している。横軸は構造物を形成する各実施例を表してお
り、縦軸は構造物の高さ(μm)を表している。また、
図中の破線は、図72に示す従来の柱状スペーサ形成領
域106’の構造物の高さhb’(1.70μm)を表
している。図43に示すように、図14に示した実施例
1−1での構造物の高さh1’は従来の構造物の高さh
b’より0.18μm高い1.88μmであり、図示は
省略した実施例1−2での構造物の高さh2’は従来の
構造物の高さhb’より0.10μm高い1.80μm
である。また、図22に示した実施例1−3での構造物
の高さh3’は従来の構造物の高さhb’より0.60
μm高い2.30μmであり、図28に示した実施例1
−4での構造物の高さh4’は従来の構造物の高さh
b’より0.65μm高い2.35μmである。図36
に示した実施例1−5での構造物の高さh5’は従来の
構造物の高さhb’より0.08μm高い1.78μm
であり、図42に示した実施例1−6での構造物の高さ
h6’は従来の構造物の高さhb’より0.08μm高
い1.78μmである。
【0063】すなわち、最も顕著な効果を有する実施例
1−4の構造物の高さh4’は、従来の構造物の高さh
b’より0.65μm高く形成でき、最も効果の小さい
実施例1−5及び実施例1−6の構造物の高さh5’、
h6’においても、従来の構造物の高さhb’よりも
0.08μm高く形成できる。
【0064】図44は、本実施例1−1乃至1−6によ
る液晶表示装置用基板の各柱状スペーサ34の高さを示
している。横軸は柱状スペーサ34を形成する各実施例
を表しており、縦軸は柱状スペーサ34の高さ(μm)
を表している。また、図中の破線は、図69に示す従来
の柱状スペーサ106の高さhb(2.45μm)を表
している。図44に示すように、図5に示した実施例1
−1での柱状スペーサ34の高さh1は従来の柱状スペ
ーサ106の高さhbより0.20μm高い2.65μ
mであり、図示は省略した実施例1−2での柱状スペー
サ34の高さh2は従来の柱状スペーサ106の高さh
bより0.10μm高い2.55μmである。また、図
19に示した実施例1−3での柱状スペーサ34の高さ
h3は従来の柱状スペーサ106の高さhbより0.6
0μm高い3.05μmであり、図25に示した実施例
1−4での柱状スペーサ34の高さh4は従来の柱状ス
ペーサ106の高さhbより0.65μm高い3.10
μmである。図33に示した実施例1−5での柱状スペ
ーサ34の高さh5は従来の柱状スペーサ106の高さ
hbより0.10μm高い2.55μmであり、図39
に示した実施例1−6での柱状スペーサ34の高さh6
は従来の柱状スペーサ106の高さhbより0.10μ
m高い2.55μmである。
【0065】すなわち、最も顕著な効果を有する実施例
1−4の柱状スペーサ34の高さh4は、従来の柱状ス
ペーサ106の高さhbより0.65μm高く形成で
き、最も効果の小さい実施例1−5及び実施例1−6の
柱状スペーサ34の高さh5、h6においても、従来の
柱状スペーサ106の高さhbよりも0.10μm高く
形成できる。
【0066】本実施の形態では、MVAモードの液晶表
示装置を例に挙げて説明したが、他のモードの液晶表示
装置にも適用できる。ただし、例えばTNモードの液晶
表示装置には、液晶の配向を規制する突起32が形成さ
れないため、本実施の形態による液晶表示装置用基板の
柱状スペーサ34のように最上層のレジスト層33が形
成されない。このため、柱状スペーサ34の最上層にな
る共通電極40と、対向する基板の画素電極12とが短
絡しないようにする必要がある。
【0067】また、柱状スペーサ34を構成するCF樹
脂層R、G、B、樹脂BM44、レジスト層33等の各
樹脂層の膜厚(高さ)は、変更することができる。各樹
脂層の膜厚を変更することにより柱状スペーサ34の高
さを調整できるため、所望のセルギャップを得ることが
できる。
【0068】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、所望のセルギャップを容易に得ることができる。
【0069】〔第2の実施の形態〕本発明の第2の実施
の形態による液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶
表示装置及びその製造方法について図45乃至図66を
用いて説明する。液晶表示装置のセルギャップは、基板
に散布された球状スペーサ等により保持されている。し
かし、表示画素領域内に球状スペーサがあると、球状ス
ペーサ周囲で光漏れや配向不良(ドメイン)が発生し、
液晶表示装置の表示品質が低下する。このため、これに
代わる技術として、感光性樹脂をフォトリソグラフィ法
でパターニングすることにより、基板上の任意の位置に
柱状スペーサを形成する方法が用いられている。BMに
より遮光された遮光部のみに柱状スペーサを形成するこ
とによって上記のような問題が解決される。また、スピ
ンコート法等により樹脂を均一の膜厚に塗布できるた
め、高さ精度に優れた柱状スペーサが形成できる。この
ため、柱状スペーサが用いられた液晶表示装置では、均
一で高精度なセルギャップが得られる。柱状スペーサの
形成材料の一つに光硬化性のアクリル樹脂系ネガ型感光
性レジストがある。
【0070】図45は、CF基板4側に柱状スペーサ7
0が形成された液晶表示装置の断面を示している。図4
5に示すように、液晶表示装置は、CF基板4とTFT
基板2とを貼り合わせ、両基板間に液晶LCを封入して
形成されている。CF基板4は、ガラス基板28上に画
素領域端部を遮光するBM30を有している。各画素領
域には、CF樹脂層R、G、Bが形成されている。CF
樹脂層R、G、B上の全面には共通電極40が形成され
ている。
【0071】一方、TFT基板2は、ガラス基板29上
の各画素領域に形成された画素電極12を有している。
CF基板4のBM30上には、CF基板4とTFT基板
2との間のセルギャップを保持するための柱状スペーサ
70が形成されている。
【0072】CF基板4は、例えば以下のようにして製
造される。図46及び図47は、CF基板4の製造工程
を示す工程断面図である。まず、ガラス基板28上にC
r等を成膜してパターニングし、BM30を形成する。
次いで、例えば顔料分散型ネガ型感光性アクリルレジス
トを塗布してパターニングし、CF樹脂層R、G、Bを
ストライプ状に形成する。次に、CF樹脂層R、G、B
上の全面にITO等の透明導電膜を成膜して共通電極4
0を形成する。
【0073】次に、ネガ型感光性アクリルレジストを所
望のセルギャップに基づいた膜厚で塗布してレジスト層
48を形成し、90℃程度でプリベークしてレジスト層
48を乾燥させる。次に、図46に示すように、大型の
露光用マスク38を用いたプロキシミティ方式の露光に
より、レジスト層48をCF基板4表面側(図中上方)
からの紫外線で一括露光する。その後現像し、220℃
程度で焼成することにより、図47に示すようなCF基
板4上の所望の位置及び高さに形成された柱状スペーサ
70が完成する。
【0074】柱状スペーサ70は通常、基板面に垂直方
向に見て、CF基板4上のBM30あるいはTFT基板
2上の金属配線等に重なる位置、すなわち表示領域外に
形成される。これにより、柱状スペーサ70の周囲に生
じる液晶の配向不良領域は遮光されるため、表示品質の
低下を防止することができる。ところで、近年の液晶表
示用装置の高精細でかつ開口率を高めたパターン設計に
より、BM30や金属配線の線幅はますます微細化して
きている。このため、柱状スペーサ70をBM30や金
属配線に重なる位置に形成するには、柱状スペーサ70
の寸法を小さくする必要がある。
【0075】しかしながら、プロキシミティ方式の露光
でネガ型感光性レジストを用いた場合の解像度は、露光
ギャップにより異なるが通常10μm程度である。例え
ば、幅15μmの柱状スペーサ70を形成する場合、C
F基板4と露光用マスク38の位置合わせ精度を考慮す
ると線幅20μm以上のBM30上に形成する必要があ
る。ステッパ(投影露光装置)を用いることにより解像
度を10μm以下にすることも可能であるが、タクトが
長くなり生産性が低下してしまうという問題が生じる。
本実施の形態の目的は、高精細でかつ開口率を高めたパ
ターン設計がされていても、柱状スペーサを容易に形成
できる液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装
置及びその製造方法を提供することにある。
【0076】本実施の形態では、BM30に開口部を設
け、BM30上に塗布した光硬化性を有するネガ型レジ
ストを背面露光により露光して、柱状スペーサ70を自
己整合的に形成する。こうすることにより、CF基板4
と露光用マスク38との位置合わせが不要になり、また
コンタクト方式の露光と同程度の解像度が得られる。こ
のため、狭い線幅のBM30が形成されていても、当該
BM30上に柱状スペーサ70を形成できる。
【0077】以下、本実施の形態による液晶表示装置用
基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法に
ついて実施例2−1及び2−2を用いてより具体的に説
明する。 (実施例2−1)まず、実施例2−1による液晶表示装
置用基板及び及びそれを備えた液晶表示装置及びその製
造方法について図48乃至図57を用いて説明する。図
48は、本実施例による液晶表示装置の概略構成を示す
断面図である。図48に示すように、液晶表示装置は、
CF基板4とTFT基板2とを貼り合わせ、両基板間に
液晶LCを封入して形成されている。CF基板4は、ガ
ラス基板28上に画素領域端部を遮光するBM50を有
している。BM50は、少なくともネガ型感光性レジス
トの感光波長を透過する開口部52を有している。各画
素領域には、CF樹脂層R、G、Bが形成されている。
CF樹脂層R、G、B上には共通電極40が形成されて
いる。
【0078】一方、TFT基板2は、ガラス基板29上
に、各画素領域に形成された画素電極12を有してい
る。BM50の開口部52上には、CF基板4とTFT
基板2との間のセルギャップを保持するための柱状スペ
ーサ70が形成されている。
【0079】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
及びそれを備えた液晶表示装置の製造方法について図4
9乃至図55を用いて説明する。図49、図51及び図
54は本実施例による液晶表示装置用基板の製造方法を
示しており、図50、図52、図53及び図55は図4
9のa−a線で切断した断面を示す工程断面図である。
【0080】まず、ガラス基板28上の全面にCrを成
膜して、フォトリソグラフィ法を用いてパターニング
し、図49及び図50に示すように開口部52を有する
BM50を形成する。次に、図51及び図52に示すよ
うに、顔料分散型ネガ型感光性アクリルレジスト等のR
レジストを塗布してパターニングし、CF樹脂層Rを形
成する。続いて同様に、CF樹脂層G、Bを形成する。
このとき、BM50の開口部52にはCF樹脂層R、
G、Bが形成されないようにする。次に、ITO等の透
明導電膜を成膜して共通電極40を形成する。
【0081】次に、共通電極40上の全面に、ネガ型感
光性アクリルレジストを塗布してプリベークし、ネガレ
ジスト層54を形成する。次に、図53に示すように、
高圧水銀ランプ(図示せず)によって紫外線を基板裏面
(図中下方)から照射する。次に、感光したネガレジス
ト層54を現像すると、図54及び図55に示すよう
に、開口部52上に柱状スペーサ70が形成される。次
いでクリーンオーブンを用いて220℃で焼成する。
【0082】以上の工程で製造されたCF基板4と、対
向して配置されるTFT基板2との対向面に液晶の配向
を制御する配向膜(図示せず)を形成し、両基板間に液
晶LCを封入して偏光板(図示せず)を貼付し、図48
に示す液晶表示用装置が完成する。
【0083】本実施例では、BM30に開口部52を設
け、ネガ型感光性レジストを背面露光により露光して柱
状スペーサ70を自己整合的に形成している。このた
め、CF基板4と露光用マスク38との位置合わせが不
要である。プロキシミティ方式の露光と同等以上のタク
トで露光処理を行うことができ、またコンタクト方式の
露光と同程度の解像度で、位置精度の高い柱状スペーサ
70が得られる。したがって、高精細でかつ開口率を高
めたBM30のパターン設計がされていても、当該BM
30上に柱状スペーサ70を容易に形成できる。
【0084】図56は、本実施例による液晶表示装置用
基板の構成の変形例を示す断面図である。図56に示す
ように、本変形例の液晶表示装置用基板は、Crで形成
されたBM50に代えて黒色樹脂で形成された樹脂BM
56を有している。BM50より樹脂BM56の方がよ
り厚い膜厚を有しているので、柱状スペーサ70と開口
部52の内壁面72との接触面積が増加する。このた
め、配向膜をラビングする際に基板面方向に力が加えら
れても、柱状スペーサ70を剥がれ難くすることができ
る。
【0085】なお、本実施例の構造では、柱状スペーサ
70が透明なネガ型感光性レジストで形成されると、ノ
ーマリーホワイトモードの液晶表示装置では開口部52
から光が透過して、表示画面のコントラストが低下して
しまう。これを防止するため、柱状スペーサ70の形成
材料として焼成後の光透過率の低い着色ネガ型レジスト
等を用いれば光漏れを抑えることができる。また、図5
7に示すように、透明なネガ型レジストを用いても、T
FT基板2側で柱状スペーサ70と重なる領域にバスラ
イン等の金属配線58やBMを形成するようにすれば光
漏れを防ぐことができる。ノーマリーブラックモードの
液晶表示装置では、画素領域端部からの光漏れがないた
め、柱状スペーサ70を透明なネガ型レジストで形成し
てもよい。
【0086】(実施例2−2)次に、実施例2−2によ
る液晶表示装置用基板及びその製造方法について図58
乃至図66を用いて説明する。図58は、本実施例によ
る液晶表示装置用基板の概略構成を示す断面図である。
図58(a)はTFT基板2の蓄積容量バスライン14
上に形成された柱状スペーサ35の構成を示しており、
図58(b)はTFT基板2の蓄積容量バスライン14
上に形成された他の柱状スペーサ35’の構成を示して
いる。本実施例によるTFT基板2は、CF−on―T
FT構造を有している。図58(a)、(b)に示すよ
うに、TFT基板2は、ガラス基板28表面からの高さ
が互いに異なる柱状スペーサ35、35’を有してい
る。
【0087】図58(a)に示すように、TFT基板2
は、ガラス基板28上に形成された蓄積容量バスライン
14を有している。蓄積容量バスライン14は、柱状ス
ペーサ35の形成領域近傍に開口部53’を有してい
る。蓄積容量バスライン14上にはゲート絶縁膜66が
形成されている。ゲート絶縁膜66上には、ドレインバ
スライン8と蓄積容量電極60とが形成されている。蓄
積容量電極60上には、CF樹脂層R、G、Bが形成さ
れている。蓄積容量電極60及びCF樹脂層R、G、B
は、柱状スペーサ35の形成領域近傍に開口部53を有
している。CF樹脂層R、G、B上には、平坦化膜68
が形成されている。平坦化膜68は、開口部53上で開
口されている。平坦化膜68上及び開口部53を介した
ゲート絶縁膜66上には画素電極12が形成されてい
る。開口部53の画素電極12上には柱状スペーサ35
が形成されている。
【0088】一方、図58(b)に示すように、他の柱
状スペーサ35’の形成領域では、柱状スペーサ35の
形成領域と異なり、平坦化膜68が開口部53上で開口
されていない。このため、柱状スペーサ35、35’の
各底面は、ガラス基板28表面からの高さが互いに異な
っている。
【0089】次に、本実施例による液晶表示装置用基板
の製造方法について図59乃至図66を用いて説明す
る。図59、図61及び図63は本実施例による液晶表
示装置用基板の製造方法を示す図であり、図60、図6
2、図64乃至図66は図59のb−b線で切断した断
面を示す工程断面図である。
【0090】まず、図59及び図60に示すように、ガ
ラス基板28上の全面にCr、Al等を成膜してパター
ニングし、開口部53’を有する蓄積容量バスライン1
4とゲートバスライン6とを形成する。
【0091】次に、基板全面にシリコン窒化膜(Si
N)、アモルファスシリコン(a−Si)及びSiNを
連続成膜し、上層のSiNをパターニングしてチャネル
保護膜を形成する。次に、図61及び図62に示すよう
に、例えばAl、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)
を成膜して、a−Siと下層のSiNとともにパターニ
ングし、開口部53’上に開口部53が位置する蓄積容
量電極60を形成する。同時に、ドレインバスライン
8、ドレイン電極62及びソース電極64を形成する。
【0092】次に、図63及び図64に示すように、例
えば顔料分散型ネガ型感光性レジストを全面に塗布して
パターニングし、開口部53上で開口されたCF樹脂層
Rを形成する。続いて同様の工程で、開口部53上で開
口されたCF樹脂層G、Bをそれぞれ形成する。CF樹
脂層R、G、Bは、図63中上下方向にストライプ状に
延びて形成される。
【0093】次に、図65(a)、(b)に示すよう
に、例えば透明アクリルレジストを全面に塗布して平坦
化膜68を形成する。次に、図65(a)に示すよう
に、平坦化膜68は、所定のコンタクトホール(図示せ
ず)を開口するとともに、任意の開口部53の上方を開
口する。次に、ITO等の透明導電膜を成膜してパター
ニングし、画素電極12を形成する。
【0094】次に、図66(a)、(b)に示すよう
に、ネガ型感光性レジストを全面に塗布してネガレジス
ト層55を形成する。このとき、開口部53上で平坦化
膜68が開口された領域と他の領域とでは、ネガレジス
ト層55のガラス基板28表面からの高さが異なってい
る。次に、プリベークによりネガレジスト層55を乾燥
させた後、当該ネガレジスト層55が感光する紫外線を
基板裏面(図中下方)から照射する。ゲートバスライン
6、ドレインバスライン8、蓄積容量バスライン14及
びCF樹脂層R、G、B等が遮光層となり紫外線を反射
あるいは吸収するため、これらの金属層やCF樹脂層
R、G、Bの上層のネガレジスト層55は感光しない。
一方、下層に金属層やCF樹脂層R、G、Bが形成され
ていない開口部53上のネガレジスト層55は、基板裏
面より照射された紫外線により感光する。現像処理後、
220℃程度のポストベークで焼成して、柱状スペーサ
35、35’を形成する。以上の工程を経て、図58
(a)、(b)に示すTFT基板2が完成する。
【0095】本実施例では、ガラス基板28表面からの
高さの異なる柱状スペーサ35、35’を任意の位置に
任意の配置密度で同時に形成することができる。本実施
例によるTFT基板2を用いて形成された液晶表示パネ
ルは、通常は高さの高い方の柱状スペーサ35’がセル
ギャップを保持しているが、液晶表示パネルのパネル表
面が加圧されてセルギャップが狭くなると高さの低い方
の柱状スペーサ35もセルギャップを保持するようにな
る。このため、本実施例による液晶表示装置用基板は、
実施例2−1と同様の効果を奏することができるととも
に、耐加圧性が向上する。
【0096】また、液晶表示パネル周囲の温度が低下す
ると、液晶が収縮して体積が減少する。従来の液晶表示
装置では、同一高さの柱状スペーサが高い配置密度で形
成されているため、セルギャップ内の容積を減少させる
のは困難である。このため、セルギャップ内の圧力が低
下して低温発泡が生じやすくなる。これに対し、本実施
例の液晶表示装置では、任意の配置密度で形成された高
さの高い柱状スペーサ35’のみでセルギャップを維持
しており、通常時において、高さの低い柱状スペーサ3
5は対向基板面に接触していない。温度低下等により液
晶体積が減少すると、パネル基板面の一部が高さの低い
柱状スペーサ35の位置まで降りてきてセルギャップ内
の容積を減少させることができる。こうすることによ
り、低温発泡の発生を抑制することができる。
【0097】また、本実施例では、柱状スペーサ35、
35’がCF樹脂層R、G、B上に形成されていない。
このため、CF樹脂層R、G、Bの形成材料は、柱状ス
ペーサ35、35’の形成材料のようにパネル表面の指
押し等に対抗できるだけの圧縮強度を必要としないの
で、その分、材料の選定が容易になる。
【0098】以上説明した実施の形態による液晶表示装
置用基板及びその製造方法及びそれを備えた液晶表示装
置は、以下のようにまとめられる。 (付記1)対向して配置される対向基板とともに液晶を
挟持する基板と、前記基板上にマトリクス状に配列され
た複数の画素領域と、セルギャップを保持するために前
記画素領域端部に配置された柱状スペーサと、前記画素
領域に形成されるとともに、少なくとも前記柱状スペー
サの周囲で、隣接する前記画素領域間に隙間が生じない
ように形成された複数のカラーフィルタ樹脂層とを有す
ることを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0099】(付記2)付記1記載の液晶表示装置用基
板において、前記柱状スペーサは、前記カラーフィルタ
樹脂層を複数積層して形成されていることを特徴とする
液晶表示装置用基板。
【0100】(付記3)付記1又は2に記載の液晶表示
装置用基板において、前記複数のカラーフィルタ樹脂層
は、隣接する前記画素領域間で互いの端辺が接するよう
に形成されていることを特徴とする液晶表示装置用基
板。
【0101】(付記4)付記1又は2に記載の液晶表示
装置用基板において、前記複数のカラーフィルタ樹脂層
は、隣接する前記画素領域間で積層されて形成されてい
ることを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0102】(付記5)付記1乃至4のいずれか1項に
記載の液晶表示装置用基板において、前記カラーフィル
タ樹脂層上に形成され、前記液晶を配向規制する線状の
突起をさらに有し、前記柱状スペーサは、前記突起の形
成層を有することを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0103】(付記6)付記1乃至5のいずれか1項に
記載の液晶表示装置用基板において、前記画素領域端部
を遮光する遮光膜をさらに有することを特徴とする液晶
表示装置用基板。
【0104】(付記7)付記6記載の液晶表示装置用基
板において、前記遮光膜は、金属で形成されていること
を特徴とする液晶表示装置用基板。
【0105】(付記8)付記7記載の液晶表示装置用基
板において、前記遮光膜の上層には、当該遮光膜をパタ
ーニングする際に用いられたレジスト層が残存している
ことを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0106】(付記9)付記6記載の液晶表示装置用基
板において、前記遮光膜は、黒色樹脂で形成されている
ことを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0107】(付記10)基板上の第1の画素領域及び
柱状スペーサ形成領域に第1のカラーフィルタ樹脂層を
形成し、前記第1の画素領域に隣接する第2の画素領域
及び前記柱状スペーサ形成領域に、少なくとも前記柱状
スペーサ形成領域の周囲で前記第1のカラーフィルタ樹
脂層との間に隙間が生じないように第2のカラーフィル
タ樹脂層を形成することを特徴とする液晶表示装置用基
板の製造方法。
【0108】(付記11)付記10記載の液晶表示装置
用基板の製造方法において、前記第2のカラーフィルタ
樹脂層は、端辺が前記第1のカラーフィルタ樹脂層の端
辺に接するように形成されることを特徴とする液晶表示
装置用基板の製造方法。
【0109】(付記12)付記10又は11に記載の液
晶表示装置用基板の製造方法において、前記画素領域を
画定するための遮光膜形成層を前記基板上に成膜し、前
記遮光膜形成層上にレジストを塗布し、前記レジストを
パターニングしてレジストパターンを形成し、前記レジ
ストパターンをエッチングマスクとして用いて前記遮光
膜形成層をエッチングして遮光膜を形成し、前記レジス
トパターン上に前記カラーフィルタ樹脂層を形成するこ
とを特徴とする液晶表示装置用基板の製造方法。
【0110】(付記13)付記10乃至12のいずれか
1項に記載の液晶表示装置用基板の製造方法において、
前記カラーフィルタ樹脂層は減圧乾燥されることを特徴
とする液晶表示装置用基板の製造方法。
【0111】(付記14)基板上にマトリクス状に配列
された複数の画素領域と、前記画素領域端部に形成さ
れ、所定の領域で開口された複数の開口部を有する遮光
層と、セルギャップを保持するために前記複数の開口部
に配置され、光硬化性レジストで形成された複数の柱状
スペーサとを有することを特徴とする液晶表示装置用基
板。
【0112】(付記15)付記14記載の液晶表示装置
用基板において、前記光硬化性レジストは着色レジスト
であることを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0113】(付記16)付記14又は15に記載の液
晶表示装置用基板において、前記開口部は、少なくとも
前記光硬化性レジストの感光波長を有する光を透過させ
ることを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0114】(付記17)付記14乃至16のいずれか
1項に記載の液晶表示装置用基板において、前記複数の
柱状スペーサは、複数の異なる高さで形成されているこ
とを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0115】(付記18)一対の基板と、前記一対の基
板間に封入された液晶とを有する液晶表示装置であっ
て、前記基板の一方に、付記1乃至9又は付記14乃至
17のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板を用い
ることを特徴とする液晶表示装置。
【0116】(付記19)複数の開口部を有する遮光層
を基板上に形成する工程と、前記遮光層上に光硬化性レ
ジストを塗布する工程と、前記光硬化性レジストを前記
基板の裏面から露光して、前記開口部上に柱状スペーサ
を自己整合的に形成する工程とを有することを特徴とす
る液晶表示装置用基板の製造方法。
【0117】(付記20)付記19記載の液晶表示装置
用基板の製造方法において、複数の高さの前記柱状スペ
ーサを同時に形成するために、前記複数の開口部上にお
いて前記基板面からの高さが異なる前記光硬化性レジス
ト表面を形成する工程をさらに有することを特徴とする
液晶表示装置用基板の製造方法。
【0118】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、所望のセ
ルギャップが容易に得られる液晶表示装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置のTFT基板側の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1によ
る液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図10】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図11】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図12】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図13】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図14】本発明の第1の実施の形態の実施例1−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図15】本発明の第1の実施の形態の実施例1−2に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態の実施例1−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図17】本発明の第1の実施の形態の実施例1−3に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態の実施例1−3に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図19】本発明の第1の実施の形態の実施例1−3に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態の実施例1−3に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態の実施例1−3に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図22】本発明の第1の実施の形態の実施例1−3に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図23】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す図である。
【図24】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図25】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図26】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図27】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図28】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図29】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の変形例の構成を示す断面図で
ある。
【図30】本発明の第1の実施の形態の実施例1−4に
よる液晶表示装置用基板の変形例の製造方法を示す断面
図である。
【図31】本発明の第1の実施の形態の実施例1−5に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す図である。
【図32】本発明の第1の実施の形態の実施例1−5に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図33】本発明の第1の実施の形態の実施例1−5に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図34】本発明の第1の実施の形態の実施例1−5に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図35】本発明の第1の実施の形態の実施例1−5に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図36】本発明の第1の実施の形態の実施例1−5に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図37】本発明の第1の実施の形態の実施例1−6に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す図である。
【図38】本発明の第1の実施の形態の実施例1−6に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図39】本発明の第1の実施の形態の実施例1−6に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図40】本発明の第1の実施の形態の実施例1−6に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図41】本発明の第1の実施の形態の実施例1−6に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図42】本発明の第1の実施の形態の実施例1−6に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図43】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装
置用基板の効果を説明する図である。
【図44】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装
置用基板の効果を説明する図である。
【図45】本発明の第2の実施の形態の前提となる従来
の液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【図46】本発明の第2の実施の形態の前提となる従来
の液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図47】本発明の第2の実施の形態の前提となる従来
の液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図48】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【図49】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図50】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図51】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図52】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図53】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図54】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図55】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図56】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の変形例を示す図である。
【図57】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置用基板の変形例を示す図である。
【図58】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の構成を示す断面図である。
【図59】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図60】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図61】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図62】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図63】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す図である。
【図64】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図65】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図66】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置用基板の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図67】従来の液晶表示装置用基板の構成を示す図で
ある。
【図68】従来の液晶表示装置用基板の構成を示す断面
図である。
【図69】従来の液晶表示装置用基板の構成を示す断面
図である。
【図70】従来の液晶表示装置用基板の製造工程を示す
図である。
【図71】従来の液晶表示装置用基板の製造工程を示す
断面図である。
【図72】従来の液晶表示装置用基板の製造工程を示す
断面図である。
【符号の説明】
2 TFT基板 4 CF基板 6 ゲートバスライン 8 ドレインバスライン 10 TFT 12 画素電極 14 蓄積容量バスライン 16 ゲート駆動回路 18 ドレイン駆動回路 20 制御回路 22、26 偏光板 24 バックライトユニット 28、29 ガラス基板 30、50 BM 31 低反射Cr膜 32 突起 33、36、48 レジスト層 34、35、70 柱状スペーサ 34’ 柱状スペーサ形成領域 37 レジストパターン 38 露光用マスク 40 共通電極 42 隙間部 44、56 樹脂BM 46 色重ねBM 52、53 開口部 54、55 ネガレジスト層 58 金属配線 60 蓄積容量電極 62 ドレイン電極 64 ソース電極 66 ゲート絶縁膜 68 平坦化膜 72 内壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐口 琢哉 鳥取県米子市石州府字大塚ノ弐650番地 株式会社米子富士通内 (72)発明者 田野瀬 友則 鳥取県米子市石州府字大塚ノ弐650番地 株式会社米子富士通内 (72)発明者 澤崎 学 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 池田 政博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA45 BA48 BB02 BB03 BB07 BB08 BB44 2H089 LA09 LA16 NA14 NA17 PA05 QA14 QA16 TA12 TA13 2H091 FA02Y FA34Y GA08 LA16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向して配置される対向基板とともに液晶
    を挟持する基板と、 前記基板上にマトリクス状に配列された複数の画素領域
    と、 セルギャップを保持するために前記画素領域端部に配置
    された柱状スペーサと、 前記画素領域に形成されるとともに、少なくとも前記柱
    状スペーサの周囲で、隣接する前記画素領域間に隙間が
    生じないように形成された複数のカラーフィルタ樹脂層
    とを有することを特徴とする液晶表示装置用基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置用基板におい
    て、 前記柱状スペーサは、前記カラーフィルタ樹脂層を複数
    積層して形成されていることを特徴とする液晶表示装置
    用基板。
  3. 【請求項3】基板上の第1の画素領域及び柱状スペーサ
    形成領域に第1のカラーフィルタ樹脂層を形成し、 前記第1の画素領域に隣接する第2の画素領域及び前記
    柱状スペーサ形成領域に、少なくとも前記柱状スペーサ
    形成領域の周囲で前記第1のカラーフィルタ樹脂層との
    間に隙間が生じないように第2のカラーフィルタ樹脂層
    を形成することを特徴とする液晶表示装置用基板の製造
    方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の液晶表示装置用基板の製造
    方法において、 前記第2のカラーフィルタ樹脂層は、端辺が前記第1の
    カラーフィルタ樹脂層の端辺に接するように形成される
    ことを特徴とする液晶表示装置用基板の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載の液晶表示装置用基
    板の製造方法において、 前記画素領域を画定するための遮光膜形成層を前記基板
    上に成膜し、 前記遮光膜形成層上にレジストを塗布し、 前記レジストをパターニングしてレジストパターンを形
    成し、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして用いて
    前記遮光膜形成層をエッチングして遮光膜を形成し、 前記レジストパターン上に前記カラーフィルタ樹脂層を
    形成することを特徴とする液晶表示装置用基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項3乃至5のいずれか1項に記載の液
    晶表示装置用基板の製造方法において、 前記カラーフィルタ樹脂層は減圧乾燥されることを特徴
    とする液晶表示装置用基板の製造方法。
  7. 【請求項7】基板上にマトリクス状に配列された複数の
    画素領域と、 前記画素領域端部に形成され、所定の領域で開口された
    複数の開口部を有する遮光層と、 セルギャップを保持するために前記複数の開口部に配置
    され、光硬化性レジストで形成された複数の柱状スペー
    サとを有することを特徴とする液晶表示装置用基板。
  8. 【請求項8】一対の基板と、前記一対の基板間に封入さ
    れた液晶とを有する液晶表示装置であって、 前記基板の一方に、請求項1、2、又は7のいずれか1
    項に記載の液晶表示装置用基板を用いることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  9. 【請求項9】複数の開口部を有する遮光層を基板上に形
    成する工程と、 前記遮光層上に光硬化性レジストを塗布する工程と、 前記光硬化性レジストを前記基板の裏面から露光して、
    前記開口部上に柱状スペーサを自己整合的に形成する工
    程とを有することを特徴とする液晶表示装置用基板の製
    造方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の液晶表示装置用基板の製
    造方法において、 複数の高さの前記柱状スペーサを同時に形成するため
    に、前記複数の開口部上において前記基板面からの高さ
    が異なる前記光硬化性レジスト表面を形成する工程をさ
    らに有することを特徴とする液晶表示装置用基板の製造
    方法。
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