JP2003156547A - 電気機器の異常及び劣化診断装置 - Google Patents
電気機器の異常及び劣化診断装置Info
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Abstract
気機器の異常及び劣化診断を、前記電気機器を停止もし
くは休止分解することなく、運転状態のままで、誰にで
も簡単かつ安全に、前記電気機器の異常及び劣化の程度
や、その原因並びに場所の特定を非接触で行える安価な
診断装置を得る。 【解決手段】 電気機器に流れる機器電流を測定する電
流検出部、及び前記機器電流によって発生する磁束を検
出する磁界検出部の少なくとも一方の検出部を設け、該
検出部よりの出力を入力処理する信号処理手段と、該信
号処理手段により得られた信号を演算する演算処理手段
とで、前記機器電流に含まれる高調波含有率及び前記機
器電流の不平衡率の少なくとも前記高調波含有率を演算
して得られる数値より、前記電気機器の異常及び劣化診
断を可能にする。
Description
術分野に属し、誘導電動機(以下電動機と記す)並びに
インバ−タを対象とした電気機器の異常及び劣化診断装
置に関するものである。
り、集約して高生産性を追求し、さらに高性能で広範囲
の自動化システムと共に、インバ−タ等の省エネ機器も
導入し、信頼性の高い設備、装置にするマスプロ化があ
らゆる産業界に求められている。このようなマスプロ設
備は一般的に連続操業を原則にしており、電気機器設備
の故障(休止)はプロセス全体の休止につながることが
多く。ひとたび故障が発生すると、生産障害に加え、需
要家からの信頼低下や場合によっては災害の発生等、休
止損失は計り知れないものとなり、致命的な問題になる
ことが推測される。
入し検収する場合にあっては、検収基準もしくは規格に
統一されたものがなく、現状では設備機器(機械)が仕
様通り動作することをもって検収上げとしている。しか
し、最近の自動機器(機械)類は、多くの装置をインタ
−フェ−スケ−ブルにより接続した組合せシステム構成
としているため、各装置間の整合性(マッチング)が取
れていない場合もあり、後になってトラブルが何度も発
生し、火災事故に至ったケ−スもあり問題になってい
る。
えば鉄道車両やエレベ−タ等は法令で定期点検が義務づ
けられているが、電動機設備やインバ−タについては、
温度上昇や異音の発生有無を確認する程度で安全面で問
題を残している。
の目的を述べると次のようになる。 (1)コスト削減 a.設備停止時間の減少による操業率の向上 b.材料費、人件費等保全費の削減 c.取替周期延長 d.点検整備削減 (2)トラブル事前防止 (3)安全性向上 (4)信頼性向上 (5)生産性向上 (6)品質向上
する必要性の背景と目的であるが、ここでは先ず本発明
に係る電動機並びにインバ−タの異常・劣化診断の従来
技術について、以下1〜2の各項でそれぞれ簡単に述べ
る。
(2)音響法、(3)温度法、(4)トルク(ひずみ)
法、(5)電流法、(6)波形法、などがあるが、これ
らの中で最もよく利用されポピュラ−な方法が振動法で
あるため、ここでは振動法について述べる。その他の診
断法については、既に発明者が出願した特許(特願20
00−386603、特願2001−265949)に
て述べているので記述を省略する。
機械振動を、動電型や圧電型又は変位型の振動ピックア
ップをできる限り振動の発生源近くに取り付け、振動の
オ−バ−オ−ル値により異常判定する簡易診断と、振動
の周波数分析により異常・劣化の原因、場所を特定する
精密診断とがあるが、これらの診断はいずれも軸受けや
回転軸等の機械要素部に限られる。
としては、過去のデ−タの蓄積と経験により自社で独自
に定めているところもあるが、一般的にはISO規格、
JIS規格、VDI規格(ドイツ技術者協会の規格)な
どを参考にしている場合がほとんどである。しかし、こ
れらの規格は平均的な評価を与えたものであり、すべて
の回転機械にあてはまるものではない。いま、参考例と
してISO規格(ISO−2372)を表1に示す。
れ次のような機械である。 class・:15KWまでの電動機またはそれに相当
する小型機械 class・:15〜75KWの電動機または強固な基
礎上の300KWまでの中型機械 class・:強固な基礎上の大型機械 class・:柔軟な基礎上の大型機械
原因、場所などを特定するためには精密診断が必要とな
る。一般に回転機械類から発生する振動信号は複雑であ
り、単純な振動はほとんどない。その中から有意義な情
報を得て異常の有無を精密に判断するには、周波数分析
法が最も広く用いられている。振動信号を周波数分析す
ることにより、異常の原因、場所の特定が可能となる。
転機について、異常原因と発生振動数の関係の一例を表
2に示す。これらの関係は、長期間にわたる過去のデ−
タの蓄積により得られているものである。
回転数:Z:ベアリングの玉の数、d:ベアリングの玉
の直径、D:ベアリングのピッチ円径、a:ベアリング
の接触角、n:整数、Z’:損傷歯数、である。
など多くの特長があり、各種産業機械のハイテク化に大
きく貢献している。今やインバ−タは動力設備機械には
必須機器となっており、その生産量も年々増加し、19
99年度の日本国内における産業用インバ−タの生産量
は、通産省(現経済産業省)の生産動態統計によると1
80万台を超えている(金額換算:約1000億円)。
デンサ、トランジスタなどの電子部品や冷却ファン、リ
レ−など多数の部品によって構成されている。これらの
部品は永久的に使用できるものではなく、その耐用年数
や寿命は使用環境によって大きく左右され、ほとんどの
電子部品はその寿命がアルレニウスの法則(10℃二倍
則:周囲温度を10℃低下させるごとに寿命が2倍に延
びる)に従うので、インバ−タの定期点検が必要とな
る。
しては、トラブルの未然防止のため、JEMA(日本電
機工業会)では「汎用インバ−タ定期点検のすすめ」の
ガイドブックで、表3に示すような定期点検をすすめて
いる。
いては、異常・劣化の原因や場所の特定がインバ−タを
停止もしくは休止分解して専門技術者による特殊な測定
器を用いなけらばならず、現実にはインバ−タが故障す
るまで使用し続ける場合が多い。その間はインバ−タ機
能の低下、例えば省エネ機能、保護機能や出力特性等の
異常、また他の機器への悪影響、例えばロボット等の誤
動作や電動機トラブルの発生がしばしば見られた。
の異常・劣化診断は、電動機については振動法が最も広
く用いられているが、ピックアップの取付けが精度に関
係するため、これを振動発生源の近くに固定する必要が
ある。また異常・劣化個所の診断が軸受や回転軸等の機
械要素部に限られ、測定にも時間がかかり測定装置を含
め診断費用も高くつくので、この診断法は重要度の高い
比較的大型機がメインとなる。
は記述を省略したが、いずれも振動法のように異常・劣
化原因や場所の特定ができず、異常負荷の診断のみを行
うオンライン監視システムに至っては極めて高価なもの
である。
ては、前述したように異常・劣化原因や場所の特定を行
うにはインバ−タを停止もしくは休止分解して、専門技
術者が測定器を使用して行わねばならず甚だ面倒で時間
もかかり診断に要するコストも高くつく。
にインバ−タを対象とした電気機器の異常及び劣化診断
装置は、上記の課題を解決するため、次のようにしてい
る。
れる機器電流に含まれる各次数の高調波含有率の大きさ
により電気機器の異常及び劣化の程度や、その異常・劣
化原因や場所の特定を行うが、次のように精密形と簡易
形の二つに分類できるので、これらについて以下に記
す。
記機器電流によって発生する磁束を検出する磁界検出部
と、該磁界検出部と前記電流検出部とを切換選択する切
換器とを設け、該切換器よりの出力を入力処理する信号
処理手段と、該信号処理手段により得られた信号を演算
処理する演算処理手段とで、前記機器電流の各相に流れ
る電流値より演算される電流不平衡率と、前記機器電流
に含まれる高調波成分を演算して得られる各次数の高調
波含有率とより、前記電気機器の異常及び劣化の程度
や、該異常及び劣化の原因並びに場所の特定を行う。
する磁界検出部を設け、該磁界検出部よりの出力を入力
処理する信号処理手段と、該信号処理手段により得られ
た信号を演算処理する演算処理手段とで、前記機器電流
に含まれる高調波成分を演算して得られる各次数の高調
波含有率とより、前記電気機器の異常及び劣化の程度
や、該異常及び劣化の原因並びに場所の特定を行う。
て、図面を参照して説明する。
の異常及び劣化診断装置の構成を示すブロック図であ
る。
電流検出部1による電流測定にはクランプ式が非接触で
行えるので好ましいが、それ以外の方法でもよい。ま
た、磁界検出部2はサ−チコイルセンサまたはホ−ル素
子センサや磁気抵抗センサ等を用いて磁束を測定すれば
よいが、電流検出部1によって測定される電流と該電流
によって発生する磁束は比例するので、この電流を測定
磁束に代用すれば、磁界検出部2による測定が省けるの
で好ましい。
器Sにて行う。10は信号処理手段であり、演算処理手
段20へは20aなるデ−タ信号で通信する。24aは
操作手段30で演算処理手段20へ入力する条件設定デ
−タを示す入力信号、25aは演算結果を表示手段31
に取り出す出力信号である。
いて述べると次の通りである。
11にて、電流検出部1もしくは磁界検出部2にて測定
された信号レベルに応じて選択的に増幅され、その出力
はA/D変換器12に入力される。
よって出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換
するものである。13は出力回路で演算処理手段20へ
20aなるデ−タ信号として転送する。14はシフトレ
ジスタ(図示しない)を中心に構成された順序制御回
路、15は波形アドレス選択回路である。
次の通りである。
す)、22は主記憶回路で、波形記憶回路28の内容が
CPU21の制御によって演算デ−タとして記憶され
る。23は補助記憶回路、24及び25はそれぞれ入力
ポ−ト及び出力ポ−トである。補助記憶回路43は、後
述する電気機器の運転デ−タ、例えば機器定数や電圧係
数、高調波対策係数などを記憶させておいたり、電気機
器の定格値や運転値の条件設定をも行う回路で、この時
の設定値の入力は入力ポ−ト24を介して行う。ここで
入力信号24aはプッシュボタンやスイッチ、タッチボ
タン等の操作手段30の操作によって生じるものであ
る。また出力ポ−ト25はCPU21の演算結果を外部
に出力するもので、その出力信号25aによって、LC
D(液晶表示器)やプリンタ−等を動作さす表示手段3
1を有している。29はバスラインである。
生用カウンタ26、プログラム記憶回路27及び波形記
憶回路28を設けている。これらの動作について次に説
明する。
ビットのアップダウンカウンタを2個使用し、上位8ビ
ット、下位8ビットで合計16ビットのアドレスをつく
る。このアドレス発生用カウンタ26は次の三つの役割
をもつ。
電流もしくは磁束波形信号のA/D変換したサンプリン
グデ−タを、測定波形と1対1に対応した波形記憶回路
28内の番地(領域)に取り込まなけらばならない。そ
のためアドレス発生用カウンタ26は、測定波形と対応
したアドレスとして測定波形の横座標を下位8ビットで
表し、縦座標を上位8ビットで表す。
イン29を通してCPU21に転送する。この時、アド
レス発生用カウンタ26は16ビットのアップカウンタ
として動作し0000〜FFFF(16進表示)までカ
ウントしていく。
T:Fast Fourier Transform)
プログラムが記憶されている。この高速フ−リエ変換に
よる演算については、発明者が既に出願した「電気機器
の劣化診断法」(特願2001−265949)にても
説明しているので、ここでは記述を省略する。
ン29を通してCPU21に高速フ−リエ変換(FF
T)プログラムを転送する。この時もアドレス発生用カ
ウンタ26から見れば前述の測定波形の出力の場合と同
様である。カウンタ動作の終了はCPU21の指令によ
る。
テムの起動時にFFTプログラムがCPU21に全て転
送されると、スタ−ト指令を信号処理手段10の直列通
信回路(図示しない)に送信する。このスタ−ト指令を
受けて順序制御回路が動作し、波形デ−タの波形記憶回
路28への取り込み、アドレス発生用カウンタ26のリ
セット、そして波形記憶回路28内の波形デ−タをCP
U21へ送信するというプロセスを繰り返し行う。ま
た、波形アドレス選択回路15はアドレス発生用カウン
タ26の動作により、波形アドレスの領域を選択するも
のである。
すブロック図の説明であるが、次に電気機器の入力及び
出力電流に関して、本発明者が既に完成させた出願特許
(特願2001−265949)を基に一部補足し図面
を参照して説明すると以下の通りとなる。
る。51は三相交流電源、53は電動機52を制御する
インバ−タであって、コンバ−タ部54と平滑コンデン
サ55、及びインバ−タ部56を制御するコントロ−ル
部57で構成されている。コントロ−ル部57はIC、
抵抗、コンデンサ、トランジスタなどの電子部品を搭載
したコントロ−ル基板である。また、In1及びIn2はそ
れぞれインバ−タ53の入力電流及び出力電流(電動機
電流)であって、インバ−タ53が、例えば現在主流と
なっている正弦波PWMインバ−タの場合のIn1及びI
n2は、図2にて示したような電流波形となる。
部54を有するインバ−タ53の入力側における高調波
電流In1は、三相交流電源51の電圧がバランスし、そ
の電源インピ−ダンスや電動機52の負荷率等を無視し
た理想値として考えると、周知のように次式のようにな
る。
に、図2のインバ−タ部56を構成する電力素子デバイ
スのデッドタイムや、インバ−タ53の運転周波数に関
係する制御角、及び高調波対策が施されているか否か、
更には三相交流電源51の出力に他の負荷機器(インバ
−タ等も含む)の接続有無や、電流高調波の検出が電流
によるか磁界によるかといった測定方式等の諸要素は全
く考慮されていない。
波電流を理論的に算出することは困難なため、本発明者
は長年にわたるデ−タの分析と実験的解析手法により、
高調波電流In1が次式に従うことを見い出した。
図2で示した三相交流電源51の出力母線に電動機52
とは別に負荷(インバ−タ等も含む)が接続されている
場合は、それらの接続負荷を合計した等価容量によって
Lf は次のような値をとる。
5 (4)等価容量が110〜300KWの負荷:Lf =
1.2 (5)等価容量が300KW以上の負荷:Lf =1.0
採用すればよい。しかし負荷が分からない場合や簡略計
算でもよい場合はLf =1.0として考えればよいが、
出来る限り接続負荷容量を把握しておくことが好まし
い。
器電流に含まれる高調波成分を、クランプ式電流測定に
よるか、もしくは機器電流によって発生する磁束をサ−
チコイル等の磁界測定によるかで異なる。即ち、磁界測
定によって得られた数値は、電流測定による数値より、
磁束の空間伝搬減衰分だけ低い値を示す。本発明者は、
前記両方式の測定値を統計的に比較分析した結果、Df
として次の値を採用するに至った。但し、電流変動が激
しい場合は測定を何度か繰返し平均をとる。 (1)クランプ式電流測定による場合:Df =1.6 (2)サ−チコイル等の磁界測定による場合:Df =
1.0
c は電動機単独運転かインバ−タ運転かによって定まる
機器定数で、それぞれ次のような値となる。 (1)電動機単独運転の場合 Ma =0.02、Mb =0.01、Mc =0 (2)インバ−タ運転の場合 Ma =0.2、Mb =0.1、Mc =1.0
で示される電圧係数で、(6)式中Xの数値は電動機も
しくはインバ−タの入力電圧が200V系の場合は20
0、400V系及び3000V系の場合は、それぞれ4
00及び3000となる。
時の高調波対策係数で、下記に示すような値をとる。 (1)高調波対策が無い場合はKh =1 (2)高調波対策が有る場合は、その対策部品により異
なるが、平均的には次のようになる。但し、数値は第5
次及び第7次高調波に対するものであり、第11次以上
及びこれら以外の各次数高調波の場合は( )内の数値
となる。 a.ラインフィルタ設置時はKh =0.90(0.9
5) b.ACリアクトル設置時はKh =0.60(0.8
5) c.DCリアクトル設置時はKh =0.55(0.9
5) d.AC+DCリアクトル併用設置時はKh =0.40
(0.90) e.EMIフィルタ設置時はKh =0.60(0.8
0)
スZ(%)を、KW は負荷率(%)であり、計算時に用
いる数値としてはそれぞれ100で除した値となる。
式では表されないが考慮すべきは特に第6次高調波成分
である。この第6次高調波成分はインバ−タの運転周波
数が電源周波数の1/2、即ち商用電源周波数が60H
z地区では30Hz運転とした時、電動機の回転軸に少
しでもベアリングやカップリング等に起因するアンバラ
ンスがあると第6次高調波含有率は1/n(nは高調波
次数)、即ち約16%にも達する場合がある。この場合
は他の次数高調波含有率も高くなる傾向にあるため、イ
ンバ−タ運転をする時は次式を満足させるよう注意する
必要がある。 インバ−タの運転周波数≠(商用電源周波数)/m(整
数)
数の高調波含有率が算出できる。ここで電気機器として
電動機及びインバ−タの異常・劣化診断の観点のみから
言えば、前記電気機器の入力側高調波次数は第10次迄
考慮すれば充分であるが、これについては後述する。
電流、即ち電動機52に流れる電動機電流In2は、本発
明者が多くのデ−タを蓄積し、確立統計解析を行った結
果次式で表せることを見い出した。
数 h:高調波係数、Km :電動機定数
る。 (1)Km =0.05(ただし、n=2) (2)Km =0.15(ただし、n=3) (3)Km =1.0(ただし、n=2、3以外) 上記(1)、(2)のみKm が異なっているのは、元々
三相交流電源によって供給される電圧及び電流波形は、
いづれも対称波であるためn=2とその整数倍の高調波
は発生せずKm =0となる。更に三相交流電源の電圧、
電流が平衡していて不平衡率がゼロの場合はn=3とそ
の整数倍の高調波も生じなくKm =0となる。しかし、
現実的には他の電気機器(例えばインバ−タ)や誘導電
磁界の影響によりKm ≠0となるのである。
ような三つの高調波次数(n)領域により異なった値に
なる。 (1)5>nの場合はh=2 (2)11>n≧5の場合はh=1 (3)n≧11の場合はh=1.6
流が求まる。ここで、インバ−タが正弦波PWM制御方
式のような電圧形インバ−タの場合は出力インピ−ダン
スが小さく、負荷である電動機に対しては電圧源として
作用するため、出力側電流に含まれる高調波含有率は小
さい。尚、(7)式中のKV 、KS 及びKW は(2)式
にて表したものと同じ意味のものであるが、インバ−タ
が電圧源と考えた場合はKS =0と考えてよい。しか
し、電流形インバ−タの場合はKS =1と見なし、
(7)式にインバ−タ係数CS (記述しない)を乗ずれ
ばよい。この時CS =2として計算すればほぼ実状に即
した結果となることを本発明者は確認している。
から、(6)式中のXは運転周波数に比例した電圧と考
えても差しつかえない。従って、例えば商用電源周波数
が60Hz地域の200V系で、30Hz運転の場合は
出力電圧が100Vとなり、電圧係数KV は約1.4と
なる。
数の高調波電流の演算法について述べたが、その演算結
果に基づく電気機器の異常・劣化判定値については後述
の実施例にて述べる。
及び劣化の程度や、その異常・劣化原因や場所の特定を
精密に行うには、前記電気機器の各相(R相、S相、T
相)電流の実効値を測定する。この電流の測定にはクラ
ンプ式電流計が非接触で行えるので好ましい。測定から
得られた各相電流より、電流不平衡率は次式で求める。 電流不平衡率={(Imax −Imin )/Imin }×100(%) (8) ここで、Imax 及びImin は、それぞれ各相電流の最大
値及び最小値である。
タの異常・劣化判定値と、この判定値に基づき「正
常」、「要注意」及び「不良」に区分し、異常・劣化原
因や場所の特定に関して説明すれば次の通りである。
尚、本発明の異常・劣化判定値の「正常」、「要注意」
及び「不良」についての高調波含有率の数値は実施例に
限定されることはない。
レベル、「要注意」はBレベル、「不良」はCレベルと
記すが、その中で「要注意」のBレベルは、機器の劣化
度に応じ軽度な劣化(約1年は運転に支障がない劣化)
をB1(ランク・)、中度な劣化(約6ヵ月は運転には
支障がないが傾向管理が必要な劣化)をB2(ランク
・)、重度な劣化(約3ヵ月程度の運転は可能である
が、機器のトラブル発生が懸念されるため部品交換や修
理の準備が必要な劣化)をB3(ランク・)の3ランク
に分けている。
示す。表中の電動機入力における高調波診断時の計算値
は(2)式もしくは(7)式により求めた値であるが、
電動機単独運転の場合は(7)式により求めるのが簡単
で便利である。また、インバ−タ使用時の高調波診断の
入力及び出力における計算値は、それぞれ(2)式及び
(7)式により求める。また、本発明に係る装置が精密
形の場合は表4のように電流診断も行う必要があるが、
簡易形の場合は高調波診断のみでよい。
電動機の診断判定表である。表5において高調波診断に
用いた「正常」判定の基準となる計算値は、(7)式中
で電源負荷係数Lf =1.0、検出器係数Df =1.0
(サ−チコイルによる非接触磁界検出器を使用)として
求めた数値によった。また、電流診断にはクランプ式セ
ンサを用いた。
ある。本表は高調波次数と電動機の劣化原因・場所の関
係を表したもので、本発明者の長年に亘デ−タの蓄積に
よる統計分析と実験デ−タによる確率解析により始めて
明らかになったものである。特に、第2次〜第5次高調
波は電動機に、第7〜第10次高調波は負荷に起因する
劣化であることが明確になったことは本発明の大きな成
果の一つである。
所の特定表である。本表はインバ−タ制御による電動機
運転時の高調波次数と電動機、インバ−タの劣化原因・
場所の関係を表したもので、表6と同様に技術ノウハウ
を実験的解析手法により体系化したものである。
置は、電動機並びにインバ−タを対象としたもので次の
ような効果を奏する。
シンプルで簡便かつ安価なため、電動機並びにインバ−
タを対象とした電気機器の異常及び劣化診断が、専門技
術者を必要とすることなく誰にでも安全に行える。 (2)対象とする電気機器の劣化診断用以外に、動力設
備機械の検収用、鉄道車輛やエレベ−タ等のような法令
で定められた運輸、輸送設備の定期点検用にも用途があ
る。 (3)長年に亘った電気機器の異常及び劣化デ−タの蓄
積による統計解析と、実験デ−タによる確率解析に基づ
き実験理論式が導出でき、本発明装置が多くの機器で実
証確認されたので、ISO規格やJIS規格にすること
が可能である。
ブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 電気機器に流れる機器電流を測定する電
流検出部と、前記機器電流によって発生する磁束を検出
する磁界検出部と、該磁界検出部と前記電流検出部とを
切換選択する切換器とを設け、該切換器よりの出力を入
力処理する信号処理手段と、該信号処理手段により得ら
れた信号を演算処理する演算処理手段とで、前記機器電
流の各相に流れる電流値より演算される電流不平衡率
と、前記機器電流に含まれる高調波成分を演算して得ら
れる各次数の高調波含有率とより、前記電気機器の異常
及び劣化の程度や、該異常及び劣化の原因並びに場所の
特定を行って外部に表示する表示手段と、外部より該表
示手段により表示された内容項目の変更や条件設定を行
わしめる操作手段とを備えたことを特徴とする電気機器
の異常及び劣化診断装置。 - 【請求項2】 電気機器に流れる機器電流によって発生
する磁束を検出する磁界検出部を設け、該磁界検出部よ
りの出力を入力処理する信号処理手段と、該信号処理手
段により得られた信号を演算処理する演算処理手段と
で、前記機器電流に含まれる高調波成分を演算して得ら
れる各次数の高調波含有率とより、前記電気機器の異常
及び劣化の程度や、該異常及び劣化の原因並びに場所の
特定を行って外部に表示する表示手段と、外部より該表
示手段により表示された内容項目の変更や条件設定を行
わしめる操作手段とを備えたことを特徴とする電気機器
の異常及び劣化診断装置。 - 【請求項3】 電気機器が、誘導電動機及びインバ−タ
の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の電気機器の異常及び劣化診断装置。 - 【請求項4】 外部に表示する表示手段が、LCD表示
及びプリンタ−印刷の少なくとも一方であることを特徴
とする請求項1または請求項2記載の電気機器の異常及
び劣化診断装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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