JP2003156007A - 水圧駆動システム - Google Patents
水圧駆動システムInfo
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Abstract
流体として水を用いることにより、環境融和型のバリア
フリー住宅設備機器用の駆動システムとして好適で、高
齢者、身障者のような生活弱者にも扱い易く、保守管理
し易く、故障を未然に防ぐことで使用者の利便性を向上
させ、且つ水資源を十分有効に活用出来る水圧駆動シス
テムを提供すること。 【解決手段】 低圧発生水圧ポンプ1と、高圧発生水圧
ポンプ14と、作動水を貯溜する水タンク13とを具備
する水圧発生装置30を備え、低圧発生水圧ポンプ1及
び高圧発生水圧ポンプ14により発生した水圧により、
それぞれの圧力レベルに対応した低圧用水圧駆動装置
3、4及び高圧用水圧駆動装置16、17を備えた住宅
設備機器等の機器を駆動するように作動水を通水する配
管を配置した。
Description
えた複数の機器を駆動する水圧駆動システムに関し、特
に水圧駆動装置を備えた複数の住宅設備機器を駆動する
住宅設備機器駆動用に好適な水圧駆動システムに関する
ものである。
入浴介護用リフト、玄関段差解消機、昇降式収納庫、ホ
ームエレベータ等について、その駆動装置の駆動方式は
各住宅設備機器メーカが独自に採用しており、駆動エネ
ルギー源も、電力、油圧、空気圧、上水道圧等を利用す
るもので、全く統一性が無かった。従って同一目的、機
能を持った、住宅設備機器でもメーカにより駆動方式が
異なることがあった。
ぞれ個々に電力、油圧、空気圧、上水道圧などの駆動原
理の異なる駆動装置が取り付けられており、操作方法に
統一性がないため、使いにくい面があった。また、故障
した場合は機器毎に異なったサービス会社に連絡しなけ
ればならず、面倒であった。
カが異なるので使用者は保守作業については、面倒であ
り費用も多くかかるため事実上保守作業は行っておら
ず、故障して初めて修理と合せて簡単な保守作業を行う
というのが実情であった。
途によっては感電や漏電の危険性がないとは言えず、油
圧で駆動する機器では、住宅内に機械油を保有すること
になるため、その臭気が居住空間に充満したり、油漏れ
が発生したときには居住環境を汚染し生活上の快適さを
阻害するおそれがあった。また、該機械油の可燃性のた
め、火災時に燃焼し被害を拡大させるおそれがあった。
の圧力源として使用する住宅設備機器も存在するが、作
動水は該住宅設備機器を作動させた後そのまま排水させ
てしまうので、水資源の有効利用という面で問題があっ
た。また、上水道断水時には使用できないという不便も
あった。
みてなされたもので、従来、そのエネルギー源、駆動方
法、操作方法、保守管理方法等がバラバラで、全く統一
性の無かった住宅設備機器(例えば、昇降式便座、玄関
段差解消機、昇降式収納庫、ホームエレベータその他)
等の機器に対して、システムとして統一され、尚且つ機
器の作動流体として水を用いることにより、環境融和型
のバリアフリー住宅設備機器用の駆動システムとして好
適な水圧駆動システムを提供することを目的とする。
り、各住宅設備機器の操作方法を類似させ、高齢者、身
障者のような生活弱者にも扱い易く、また駆動エネルギ
ー発生源を一箇所又は極めて少数箇所に集中させ、各機
器の駆動部分の動作原理を同一なものとすることで保守
管理し易く、故障を未然に防ぐことで使用者の利便性を
向上させ、且つ水資源を十分有効に活用出来る水圧駆動
システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、一つ以上の水圧ポンプと、該
水圧ポンプを駆動する一つ以上の電動機と、作動水を貯
溜する一つ以上の水タンクとを具備する水圧発生装置を
一基以上備え、水圧発生装置は異なる圧力レベルの複数
の水圧を発生する水圧発生機構を具備し、該水圧発生機
構により発生した水圧により、それぞれの圧力レベルに
対応した水圧駆動装置を備えた機器を一つ以上駆動する
ように作動水を通水する配管を配置したことを特徴とす
る水圧駆動システムにある。
ことにより、各機器を駆動させるとき、その機器の必要
とする圧力レベルに対応した圧力を持った作動水を水圧
発生機構から配管を経由して、該機器の水圧駆動装置に
供給することにより、該機器を作動させることが出来
る。この場合、各機器の駆動エネルギー源は全て水圧を
利用したものであるため、操作方法が類似しており使用
者にとって扱い易い。
することにより、保守管理作業の主要対象となる部分は
エネルギー源である水圧発生装置と各機器の水圧駆動装
置であるから、いずれも水圧を用いる技術であるので、
技術的な統一性や部品の統一を図ることが出来る。ま
た、水圧発生装置は設置数が一基、又は極めて少数で集
中している状態であり、各機器の水圧駆動装置は同一原
理による駆動装置であることから、保守管理が容易とな
るため、事実上一人の保守管理作業者による保守管理が
可能で、故障を未然に防ぐことが出来る。
ては、電力駆動機器のような感電や漏電のおそれがなく
なり、また油圧式駆動機器の場合のような機械油等の臭
気、環境汚染、火災時の被害拡大等のおそれが無くな
る。また、上水道水供給圧をそのまま使った機器に見ら
れるように使用後の作動水の廃棄という無駄もなくな
り、作動水を水タンクに貯溜して、繰り返して使うこと
が出来ると共に、上水道断水時でも関係無く使用出来
る。
に記載の水圧駆動システムにおいて、作動水として上水
道水を用い、該上水道水が供給されるとき保有する圧力
を機器の水圧駆動装置駆動用の圧力源の一つとして使用
し、該水圧駆動装置を作動させた後の作動水を水タンク
に貯溜し、該水タンクに貯溜された水を作動水以外にも
使用でき、且つ必要に応じて該水タンクから排水出来る
ように配管を配置構成したことを特徴とする。
ことにより、上水道水供給圧力自体により機器を作動さ
せることが出来るので、使用者には電力費がかからな
い。また、停電時においても例えば住宅設備機器等の機
器を作動させることが出来る。
複数の圧力レベル内の適切な圧力レベルの配管と上水道
水供給圧力配管を切り替える手段を講じておけば、これ
を切り替えることにより、上水道水の給水制限が行われ
ている最中でも、支障無く住宅設備機器等の機器を作動
させることが出来る。即ち、停電若しくは上水道水とい
う基幹システムの故障時においても、いずれか一方の故
障ならば、他方のエネルギーを利用することにより、当
該機器を作動させることが出来るので、災害や一時的故
障に強いシステムとなり、この面でも例えば高齢者や身
障者のような生活弱者の利便性を高めることが出来る。
すエネルギー源を供給圧力を保持した上水道水とする
か、又は水圧ポンプによる圧力水とするかを任意の割合
で選択出来る。
まま例えば住宅設備機器等の機器の作動水として使った
場合でも、作動させた後の作動水を水タンクに貯溜する
ので、この作動水を水圧ポンプを用いて昇圧し、各圧力
レベルの作動水として繰り返し再利用したり、又は水タ
ンクから当該水圧駆動システムの外へ配管し、例えば散
水、洗車等に再利用することが出来る。
て、水タンクに貯溜した水だけを利用した場合、定期的
に水タンクの作動水を交換しなければならないが、適切
な頻度で供給圧力を保持する上水道水をそのまま機器の
作動水として使用することにより、水タンクに貯溜され
た作動水を散水、洗車等に再利用することで当該水圧駆
動システムの外部に利用されるため、水タンク内の作動
水が必然的に更新されることになり、水タンク内作動水
の意図的な更新作業の頻度を少なく、或いは無くすこと
が出来る。
面を用いて説明する。図1は本発明に係る水圧駆動シス
テムの構成例を示す図である。なお、本実施形態例で
は、住宅設備用の水圧駆動システムを例に説明するが、
本発明は住宅設備用に限定されるものでないことは当然
である。図示する水圧駆動システムは一基の水圧発生装
置30を使用したものである。
ンプ用電動機2で駆動され、水タンク13内に貯溜され
た作動水を吸引し、加圧・吐出し、低圧用水圧駆動装置
3及び4に供給出来るように作動水を通水する配管が配
置されている。配管路途中に配設されている電磁弁5及
び6には、低圧発生水圧ポンプ1の吐出側から、及び上
水道水供給口32から配管が配置されており、該電磁弁
5及び6の付勢時には低圧発生水圧ポンプ1から供給さ
れる作動水を、消勢時には上水道水供給口32から供給
される作動水を、切り替えて低圧用水圧駆動装置3及び
4に供給するようになっている。
弁22及び23が配置され、低圧用水圧駆動装置3及び
4の動作方向を切り替えることが出来る。また、該手動
操作機能付き電磁弁22及び23は手動操作機能が付い
ているので停電時でも手動操作が出来るから、供給圧力
を保持する上水道水を作動水として使用することにより
停電時でも、低圧用水圧駆動装置3及び4を作動させる
ことが出来る。低圧用水圧駆動装置3及び4から排出さ
れる作動水はチェック弁7及び8を通過して水タンク1
3に戻る。
には低圧用リリーフ弁28が設けられていて、配管内の
水圧が所定以上になった場合、作動水を水タンク13に
戻し、それ以上昇圧しないように安全弁として機能して
いる。
的には、昇降式便座駆動装置、昇降式収納庫駆動装置、
昇降式浴槽駆動装置、玄関段差解消機駆動装置その他に
適用出来る。
分岐されて当該水圧駆動システムの外部に放水出来るよ
うにしてあり、配管端部に手動弁20が設けられてい
る。水タンク13に貯溜された作動水は低圧発生水圧ポ
ンプ1を運転して、手動弁20を開くことにより吐出さ
れ、当該水圧駆動システムの作動水ではない別の用途、
例えば散水、洗車等に再利用出来る。
れていて、水面が一定レベルよりも低下すると該水面検
出器12は信号を出し、電磁弁11を付勢して開き上水
道水を水タンク13内に供給する。水面が所定レベルま
で上昇すると水面検出器12は電磁弁11を消勢するよ
うに信号を出し電磁弁11を閉じることにより、上水道
水の水タンク13への給水は止まる。
の給水元弁であり、チェック弁10は当該水圧駆動シス
テムから作動水が上水道に向かって流れないようにする
逆止弁である。なお、水タンク13にはオーバーフロー
管21が設けられていて、水面レベルが過上昇した場合
は、作動水を当該水圧駆動システムの外へ放水する。ま
た、必要に応じ手動弁31を開くことにより、水タンク
13内の水を排出することが出来る。
ポンプ用電動機15で駆動され、水タンク13に貯溜さ
れた作動水を吸引し、加圧・吐出し、高圧用水圧駆動装
置16及び17に供給出来るように配管されている。更
に、同配管路上に電磁弁26及び27が配設され、高圧
用水圧駆動装置16及び17の動作方向を切り替えるこ
とが出来る。高圧用水圧駆動装置16及び17から排出
される作動水はチェック弁18又は19を経由して水タ
ンク13に戻る。
傍には高圧用リリーフ弁29が設けられていて配管内の
水圧が所定以上になった場合、作動水を水タンク13に
戻し、それ以上水圧が昇圧しないように安全弁として機
能している。
具体的には、ホームエレベータ駆動装置、個人住宅用昇
降式車庫駆動装置等に適用出来る。
よる動作について、低圧系統、高圧系統の順に説明す
る。
る住宅設備機器の上昇・下降などの動作方向を含む作動
スイッチ(図示せず)を入れる(閉じる)と手動操作機
能付き電磁弁22が付勢されて所要方向に開路し、また
低圧発生水圧ポンプ用電動機2が始動し低圧発生水圧ポ
ンプ1を駆動する。同時に電磁弁5が付勢される。これ
により作動水は水タンク13から吸引され、低圧発生水
圧ポンプ1及び電磁弁5及び22を経由して低圧用水圧
駆動装置3に供給され、該低圧用水圧駆動装置3を駆動
する。該低圧用水圧駆動装置3から排出される作動水は
チェック弁7を経由して水タンク13に戻る。
備機器の作動スイッチを切ると手動操作機能付き電磁弁
22は消勢されて閉路し低圧用水圧駆動装置3の動作は
停止する。同時に低圧発生水圧ポンプ用電動機2が停止
し電磁弁5は消勢される。
器の作動中に低圧用水圧駆動装置4を備える住宅設備機
器の上昇・下降などの動作方向を含む作動スイッチ(図
示せず)を入れる(閉じる)と手動操作機能付き電磁弁
23が付勢されて所要方向に開路し、また電磁弁6が付
勢される。従って、既に運転中の低圧発生水圧ポンプ1
から低圧用水圧駆動装置4に作動水が供給され、これを
駆動する。低圧用水圧駆動装置4から排出される作動水
はチェック弁8を経由して水タンク13に戻る。
備機器の作動スイッチを切ると手動操作機能付き電磁弁
23は消勢されて閉路し低圧用水圧駆動装置4の動作は
停止する。同時に電磁弁6は消勢される。
器を単独で動作させる場合、又は該低圧用水圧駆動装置
4の作動中に低圧用水圧駆動装置3を備える住宅設備機
器を作動させる場合においても上記と同様に動作する。
また、低圧用水圧駆動装置を備える住宅設備機器の数が
2つを超えても同様に動作する。
備えた住宅設備機器を作動させる場合は、電磁弁5は消
勢されて上水道供給圧力水を通水する回路が開いてい
る。手動操作機能付き電磁弁22は消勢されて閉路して
いる。従って手動操作機能付き電磁弁22を手動で所要
方向に開くことにより作動水を通水し低圧用水圧駆動装
置3を作動させることが出来る。該低圧用水圧駆動装置
3から排出される作動水はチェック弁7を経由して水タ
ンク13に戻る。低圧用水圧駆動装置3が必要量だけ動
いたら手動操作機能付き電磁弁22を手動で閉じると該
低圧用水圧駆動装置3が停止する。
器を作動させる場合、又は該低圧用水圧駆動装置4の作
動中に低圧用水圧駆動装置3を備える住宅設備機器を作
動させる場合においても前記と同様に動作する。また、
低圧用水圧駆動装置を備える住宅設備機器の数が2つを
超えても同様である。
圧駆動システムの外部に使用する場合は、作動スイッチ
(図示せず)を入れて(閉じて)低圧発生水圧ポンプ1
を始動し、その後手動弁20を開くことにより、水タン
ク13内に貯溜されている水は排出され外部において有
効に利用出来る。使用後は手動弁20を閉じて低圧発生
水圧ポンプ1を停止する。
面検出器12が設けられていて、水面が一定レベルまで
低下すると該水面検出器12は信号を出し電磁弁11を
付勢して開き上水道水を水タンク13に供給する。
昇すると、水面検出器12は電磁弁11を消勢するよう
に信号を出し、電磁弁11を閉じることにより上水道水
の水タンク13への給水は止まる。このようにして水タ
ンク13の水面レベルは適正に保持される。
作動水として低圧用水圧駆動装置3又は4を多用した場
合などで、水タンク13の水面レベルが異常上昇した場
合には、水タンク13の所定の高さに取り付けたオーバ
ーフロー管21を経由して作動水は当該水圧駆動システ
ムの外へ放水される。
える住宅設備機器の上昇・下降などの動作方向を含む作
動スイッチ(図示せず)を入れると、電磁弁26が付勢
して所要方向に開路し同時に高圧発生水圧ポンプ用電動
機15が始動し高圧発生水圧ポンプ14を駆動する。こ
れにより作動水は水タンク13から吸引され高圧発生水
圧ポンプ14及び電磁弁26を経由して高圧用水圧駆動
装置16に供給され、これを駆動する。高圧用水圧駆動
装置16から排出される作動水はチェック弁18を経由
して水タンク13に戻る。該住宅設備機器の作動スイッ
チを切ると高圧発生水圧ポンプ用電動機15が停止し電
磁弁26は消勢して閉路し、高圧用水圧駆動装置16の
動作は停止する。
機器の作動中に高圧用水圧駆動装置17を備える住宅設
備機器の上昇・下降などの動作方向を含む作動スイッチ
(図示せず)を入れると、電磁弁27が付勢して所要方
向に開路し、既に運転中の高圧発生水圧ポンプ14から
高圧用水圧駆動装置17に作動水が供給され、これを駆
動する。高圧用水圧駆動装置17から排出される作動水
はチェック弁19を経由して水タンク13に戻る。高圧
用水圧駆動装置17を備える住宅設備機器の動作スイッ
チを切ると、電磁弁27が消勢して閉路し高圧用水圧駆
動装置17の動作を停止する。
機器を単独で動作させる場合、又は該高圧用水圧駆動装
置17の作動中に高圧用水圧駆動装置16を備える住宅
設備機器を動作させる場合においても上記と同様に動作
する。また、高圧用水圧駆動装置を備える住宅設備機器
の数が2つを超えても同様に動作する。
発明に係る水圧駆動システムの一例を示したもので、他
にも同様な作用効果が得られる構成がある。例えば、低
圧発生水圧ポンプ用電動機2と高圧発生水圧ポンプ用電
動機15とを一台に統合して、両軸型電動機とし該両軸
型電動機の一方の軸に低圧発生水圧ポンプ1を、他方の
軸に高圧発生水圧ポンプ14を連結するように構成して
もよい。
動水の流量が異なる場合には、水圧ポンプ用電動機をイ
ンバータ駆動方式とすることにより、水圧ポンプ回転数
を可変としてもよい。
駆動装置の例としては水圧シリンダ、水圧モータ等があ
る。
する水圧駆動システムの例を示しているが、水圧発生装
置を2基以上保有する水圧駆動システムであってもよ
い。
プが2台(低圧発生水圧ポンプ1と高圧発生水圧ポンプ
14)具備されているが、2台を超える構成も可能であ
る。更に図1では水圧圧力レベルは低圧と高圧の2種類
であるが、低圧、中圧、高圧など、2種類を超える構成
や、各圧力レベルの配管系統に配設される水圧駆動装置
の数が2を超える構成でも可能である。
た例を示しているが、水タンクを複数個備えていても差
し支えない。
水圧モータ(図示せず)と該水圧モータによって駆動さ
れる発電機(図示せず)を組み合わせて発電し、この電
力によって高圧発生水圧ポンプ用電動機15を駆動する
ように構成すれば停電時でも高圧用水圧駆動装置16、
17を動作させることが出来、利便性を高めることが出
来る。
水圧モータ(図示せず)と高圧発生水圧ポンプ(図示せ
ず)を直接に結合する方法によっても、該高圧発生水圧
ポンプを駆動させることが出来るから、高圧用水圧駆動
装置16、17を動作させることが出来、この方法でも
停電時などの利便性を高めることが出来る。
発明によれば、一つ以上の水圧ポンプと、該水圧ポンプ
を駆動する一つ以上の電動機と、作動水を貯溜する一つ
以上の水タンクとを具備する水圧発生装置を一基以上備
え、水圧発生装置は異なる圧力レベルの複数の水圧を発
生する水圧発生機構を具備し、該水圧発生機構により発
生した水圧により、それぞれの圧力レベルに対応した水
圧駆動装置を備えた機器を一つ以上駆動するように作動
水を通水する配管を配置して水圧駆動システムを構成す
るので、下記のような優れた効果が得られる。
の必要とする圧力レベルに対応した圧力を持った作動水
を水圧発生機構から配管を経由して、該機器の水圧駆動
装置に供給することにより、該機器を作動させることが
出来る。この場合、各機器の駆動エネルギー源は全て水
圧を利用したものであるため、操作方法が類似しており
使用者にとって扱い易い。
る部分はエネルギー源である水圧発生装置と各機器の水
圧駆動装置であるから、いずれも水圧を用いる技術であ
るので、技術的な統一性や部品の統一を図ることが出来
る。また、水圧発生装置は設置数が一基、又は極めて少
数で集中している状態であり、各機器の水圧駆動装置は
同一原理による駆動装置であることから、保守管理が容
易となるため、事実上一人の保守管理作業者による保守
管理が可能で、故障を未然に防ぐことが出来る。
にとっては、電力駆動機器のような感電や漏電のおそれ
がなくなり、また油圧式駆動機器の場合のような機械油
等の臭気、環境汚染、火災時の被害拡大等のおそれが無
くなる。また、上水道水供給圧をそのまま使った機器に
見られるように使用後の作動水の廃棄という無駄もなく
なり、作動水を水タンクに貯溜して、繰り返して使うこ
とが出来ると共に、上水道断水時でも関係無く使用出来
る。
求項1に記載の水圧駆動システムにおいて、作動水とし
て上水道水を用い、該上水道水が供給されるとき保有す
る圧力を機器の水圧駆動装置駆動用の圧力源の一つとし
て使用し、該水圧駆動装置を作動させた後の作動水を水
タンクに貯溜し、該水タンクに貯溜された水を作動水以
外にも使用でき、且つ必要に応じて該水タンクから排水
出来るように配管を配置構成したので下記のような効果
が得られる。
成することにより、上水道水供給圧力自体により機器を
作動させることが出来るので、使用者には電力費がかか
らない。また、停電時においても例えば住宅設備機器等
の機器を作動させることが出来る。
られる複数の圧力レベル内の適切な圧力レベルの配管と
上水道水供給圧力配管を切り替える手段を講じておけ
ば、これを切り替えることにより、上水道水の給水制限
が行われている最中でも、支障無く住宅設備機器等の機
器を作動させることが出来る。即ち、停電若しくは上水
道水という基幹システムの故障時においても、いずれか
一方の故障ならば、他方のエネルギーを利用することに
より、当該機器を作動させることが出来るので、災害や
一時的故障に強いシステムとなり、この面でも例えば高
齢者や身障者のような生活弱者の利便性を高めることが
出来る。
を動かすエネルギー源を供給圧力を保持した上水道水と
するか、又は水圧ポンプによる圧力水とするかを任意の
割合で選択出来る。
をそのまま例えば住宅設備機器等の機器の作動水として
使った場合でも、作動させた後の作動水を水タンクに貯
溜するので、この作動水を水圧ポンプを用いて昇圧し、
各圧力レベルの作動水として繰り返し再利用したり、又
は水タンクから当該水圧駆動システムの外へ配管し、例
えば散水、洗車等に再利用することが出来る。
水として、水タンクに貯溜した水だけを利用した場合、
定期的に水タンクの作動水を交換しなければならない
が、適切な頻度で供給圧力を保持する上水道水をそのま
ま機器の作動水として使用することにより、水タンクに
貯溜された作動水を散水、洗車等に再利用することで当
該水圧駆動システムの外部に利用されるため、水タンク
内の作動水が必然的に更新されることになり、水タンク
内作動水の意図的な更新作業の頻度を少なく、或いは無
くすことが出来る。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一つ以上の水圧ポンプと、該水圧ポンプ
を駆動する一つ以上の電動機と、作動水を貯溜する一つ
以上の水タンクとを具備する水圧発生装置を一基以上備
え、 前記水圧発生装置は異なる圧力レベルの複数の水圧を発
生する水圧発生機構を具備し、該水圧発生機構により発
生した水圧により、それぞれの圧力レベルに対応した水
圧駆動装置を備えた機器を一つ以上駆動するように前記
作動水を通水する配管を配置したことを特徴とする水圧
駆動システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の水圧駆動システムにお
いて、 作動水として上水道水を用い、該上水道水が供給される
とき保有する圧力を前記機器の水圧駆動装置駆動用の圧
力源の一つとして使用し、該水圧駆動装置を作動させた
後の作動水を前記水タンクに貯溜し、該水タンクに貯溜
された水を前記作動水以外にも使用でき、且つ必要に応
じて該水タンクから排水出来るように配管を配置構成し
たことを特徴とする水圧駆動システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355951A JP2003156007A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 水圧駆動システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355951A JP2003156007A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 水圧駆動システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003156007A true JP2003156007A (ja) | 2003-05-30 |
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---|---|---|---|
JP2001355951A Pending JP2003156007A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 水圧駆動システム |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2003156007A (ja) |
Cited By (3)
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JP2007261755A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Nomura Fooshiizu:Kk | ホームエレベータ |
JP2011220447A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Daikin Industries Ltd | アクチュエータユニット及びそれを用いたシステム |
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