JP2003155998A - ウォータポンプ軸受 - Google Patents

ウォータポンプ軸受

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JP2003155998A JP2001353856A JP2001353856A JP2003155998A JP 2003155998 A JP2003155998 A JP 2003155998A JP 2001353856 A JP2001353856 A JP 2001353856A JP 2001353856 A JP2001353856 A JP 2001353856A JP 2003155998 A JP2003155998 A JP 2003155998A
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博徳 山本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 水分の侵入及びグリースの流出を防止するウ
ォータポンプ軸受を提供する。 【解決手段】 補強環と弾性体とからなり、基端側が外
輪側に固定され、先端側がポンプ軸の方向に延びる外輪
側シール環と、ポンプ軸に嵌合固定された回転円筒部
と、回転円筒部の軸方向内側において、回転円筒部から
半径方向外側に延びるフランジ部とからなる軸側シール
環とで構成され、外輪側シール環を構成する弾性体が、
ポンプ軸側に向かって延びる3個のリップ部を有し、第
一のリップ部が軸方向外側に向かって斜めに延びて軸側
シール環の回転円筒部と摺接し、第二のリップ部が軸方
向外側に向かって斜めに延びて、第一のリップ部が回転
円筒部の外周面と摺接している位置よりも軸方向内側に
おいて軸側シール環の回転円筒部の外周面と摺接し、第
三のリップ部が軸方向内側に向かって斜めに延びて、軸
側シール環のフランジ部の軸方向外側面と摺接している
シール体を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の水冷エ
ンジン等に用いられるウォータポンプ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の水冷エンジン等に用いられるウ
ォータポンプとしては、図6図示のように、ポンプ軸6
3の一端部にインペラ61を、他端部にプーリ62をそ
れぞれ取り付け、プーリ62を回転することによりイン
ペラ61を回転させて、冷却水を循環させるものが知ら
れている。このウォータポンプは、例えば、図6図示の
ように、エンジン本体に固定されるポンプハウジング6
0にウォータポンプ軸受が圧入されているのが一般的で
ある。ウォータポンプ軸受は、一端部にインペラ61
が、他端部にプーリ62がそれぞれ備えられているポン
プ軸63に、軸受の外輪64が転動体65を介して回動
自在に取り付けられている。
【0003】外輪64と、インペラ61との間には、ポ
ンプハウジング60とポンプ軸63との間の空間をシー
ルする目的でメカニカルシール67が設けられている。
【0004】また、外輪64の両端部には軸受内部をシ
ールする目的でシール体が設けられている。このシール
体のうち、インペラ側のシール体66は金属製の補強環
と、この補強環に補強された弾性部材とで形成されてい
るのが一般的である。
【0005】このような従来公知のウォータポンプにお
いて、メカニカルシール67の密封性が経時変化等によ
り劣化した場合、冷却水がインペラ61側からポンプハ
ウジング60とポンプ軸63との間の空間68に入って
くることがある。
【0006】一方、前述したインペラ側のシール体66
は、エンジンの運転、停止が繰り返されることにより、
加熱あるいは冷却されて膨脹、収縮等を繰り返し、シー
ル機能が損なわれやすい。
【0007】そこで、前記のように、ポンプハウジング
60とポンプ軸63との間の空間68に侵入した冷却
水、あるいは、冷却水が加熱されて発生した水蒸気が、
シール体66の部分を通過して軸受内に侵入することが
ある。
【0008】こうして軸受内に水分が侵入すると、軸受
内部に充填されているグリースが劣化したり、軸受内部
に錆が生じたりしてウォータポンプ軸受が故障し、ウォ
ータポンプの寿命が短くなるという問題があった。
【0009】また、前記のように、シール機能が損なわ
れたシール体66の部分を通過して軸受内部からグリー
スが流出することもある。このようになると、転動体6
5とポンプ軸63との間の摩擦が大きくなり、ウォータ
ポンプ軸受が破損して、同じく、ウォータポンプの寿命
が短くなるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述した
従来の問題点に鑑み、ウォータポンプ軸受の軸受内部へ
の冷却水や水分の侵入を防止でき、また、軸受内部から
のグリースの流出を防止できるウォータポンプ軸受を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明が提案するウォータポンプ軸受は、以下の
構造からなるものである。
【0012】まず、このウォータポンプ軸受は、従来公
知のように、一端部にインペラ61が、他端部にプーリ
62がそれぞれ備えられているポンプ軸63に、軸受の
外輪64が転動体65を介して回動自在に取り付けられ
ていると共に、外輪64の両端部に、軸受内部をシール
するシール体が設けられているものである。
【0013】そして、本発明のウォータポンプ軸受は、
外輪64の両端部に設けられている軸受内部をシールす
るシール体のうち、インペラ61側のシール体66が、
以下のような特徴的な構造からなるものである。
【0014】第一のシール体は、外輪側シール環3と、
軸側シール環6とから構成されている。ここで、外輪側
シール環3は、補強環1と補強環1によって補強された
弾性体2とからなり、一端部側が外輪64の内周側に固
定され、他端側がポンプ軸63側に延びているものであ
る。また、軸側シール環6は、ポンプ軸63に嵌合固定
されて、ポンプ軸63と共に回転する回転円筒部4と、
回転円筒部4の軸方向内側において、回転円筒部4から
半径方向外側に延びるフランジ部5とから構成されてい
る。
【0015】そして、外輪側シール環3を構成する弾性
体2は、補強環1のポンプ軸63側に延びている先端側
から、更に、ポンプ軸63側に向かって延びる3個のリ
ップ部7、8、9を備えている。この3個のリップ部の
中の第一のリップ部7は、軸方向外側に向かって斜めに
延びて軸側シール環6の回転円筒部4の外周面と摺接
し、第二のリップ部8は軸方向外側に向かって斜めに延
びて、第一のリップ部7が軸側シール環6の回転円筒部
4の外周面と摺接している位置よりも軸方向内側におい
て、軸側シール環6の回転円筒部4の外周面と摺接し、
第三のリップ部9は、軸方向内側に向かって斜めに延び
て軸側シール環6のフランジ部5の軸方向外側面と摺接
するものである。
【0016】第二のシール体は、外輪側シール環13
と、軸側シール環16とから構成されている。ここで、
外輪側シール環13は、外輪64の内周側に固定される
第一の円筒部11aと、第一の円筒部11aの軸方向外
側において、第一の円筒部11aからポンプ軸63側に
延びる中間部11bと、中間部11bのポンプ軸63側
に延びる終端部側において、中間部11bから軸方向内
側に延びる第二の円筒部11cとから構成されている。
また、軸側シール環16は、ポンプ軸63に嵌合固定さ
れて、ポンプ軸63と共に回転する回転円筒部14と、
回転円筒部14の軸方向内側において、回転円筒部14
から半径方向外側に延びるフランジ部15と、回転円筒
部14及びフランジ部15とに補強されて半径方向外側
に延びる弾性体12とから構成されている。
【0017】そして、軸側シール環16を構成する弾性
体12は、半径方向外側に向かって延びる3個のリップ
部17、18、19を備えている。この3個のリップ部
の中の、第一のリップ部17は、軸方向外側に向かって
斜めに延びて外輪側シール環13の第二の円筒部11c
の内周面と摺接している。また、第二のリップ部18
は、軸方向外側に向かって斜めに延びて外輪側シール環
13の第一の円筒部11aの内周面又は外輪64の内周
側と摺接している。更に、第三のリップ部19は軸方向
内側に向かって斜めに延びて外輪側シール環13の第一
の円筒部11aの内周面又は外輪64の内周側と摺接し
ているものである。
【0018】第三のシール体は、外輪側シール環33
と、軸側シール環36とから構成されている。ここで、
外輪側シール環33は、外輪64の内周側に固定される
第一の円筒部31aと、第一の円筒部31aの軸方向外
側において、第一の円筒部31aからポンプ軸63側に
延びる中間部31bと、中間部31bのポンプ軸63側
に延びる終端部側において、中間部31bから軸方向外
側に延びる第二の円筒部31cとから構成されている。
また、軸側シール環36は、ポンプ軸63に嵌合固定さ
れて、ポンプ軸63と共に回転する回転円筒部34と、
回転円筒部34の軸方向内側において、回転円筒部34
から半径方向外側に延びるフランジ部35と、回転円筒
部34及びフランジ部35とに補強されて半径方向外側
に延びる弾性体32とから構成されている。
【0019】そして、軸側シール環36を構成する弾性
体32は、半径方向外側に向かって延びる3個のリップ
部37、38、39を備えている。この3個のリップ部
のうち、第一のリップ部37は、軸方向外側に向かって
斜めに延びて外輪側シール環33の第二の円筒部31c
の内周面と摺接している。また、第二のリップ部38
は、軸方向外側に向かって斜めに延びて外輪側シール環
33の第一の円筒部31aの内周面と摺接している。更
に、第三のリップ部39は、軸方向内側に向かって斜め
に延びて外輪側シール環33の第一の円筒部31aの内
周面又は外輪64の内周側と摺接している。
【0020】前述したいずれのシール体を採用している
本発明のウォータポンプ軸受においても、第一のリップ
部7、17、37は、軸方向外側に向かいつつ、ポンプ
軸63側あるいは半径方向外側に向かって斜めに延びて
シール部を形成する構造になっている。そして、第一の
リップ部7、17、37によってシール部が形成される
位置よりも軸方向内側においてシール部を形成する第二
のリップ部8、18、28、38も、第一のリップ部
7、17、37と同様に、軸方向外側に向かいつつ、ポ
ンプ軸63側あるいは半径方向外側に向かって斜めに延
びてシール部を形成する構造になっている。そこで、こ
のような形態によって形成された二重のシール構造によ
って、軸受内部への冷却水や、水蒸気等の水分の侵入を
効果的に防止することができる。
【0021】また、軸側シール環6、16、36は、ポ
ンプ軸63に嵌合固定されて、ポンプ軸63と共に回転
する回転円筒部4、14、34の軸方向内側において、
回転円筒部4、14、34から半径方向外側に延びるフ
ランジ部5、15、35を備えているので、軸方向内側
に向かいつつ、半径方向外側あるいはポンプ軸63側に
向かって斜めに延びてシール部を形成する第三のリップ
部9、19、29、39の働きとあいまって、軸受内部
からのグリースの流出を効果的に防止することができ
る。
【0022】なお、前述した第二のシール体、第三のシ
ール体を採用するウォータポンプ軸受において、外輪側
シール環13、33の第一の円筒部11a、31aの軸
方向外側の一部が、外輪64の軸方向外側端面64aよ
りも軸方向外側に突出している構造を採用することもで
きる。このような構造にすれば、ウォータポンプハウジ
ングに水抜き穴70が設けられている場合に、当該水抜
き穴70からの排水を助けることができるので有利であ
る。
【0023】また、このような構造にすれば、外輪側シ
ール環13、33の第一の円筒部11a、31aが広い
スペースを必要としていても、外輪64の延長が必要で
なくなるので、既存の構造をそのまま使用することがで
きて有利である。
【0024】前述した本発明のウォータポンプ軸受に採
用されているいずれのシール体においても、補強環1、
外輪側シール環13、33、軸側シール環の回転円筒部
4、14、34及びフランジ部5、15、35は、耐蝕
性を有する部材、例えば、ステンレスで形成しておくこ
とが望ましい。これらの部分に錆が生じないようにする
ためである。そこで、耐蝕性を有する部材でこれらの部
分が形成されていればその材質に特に限定があるもので
はない。例えば、鋼材に耐蝕性を有する金属をメッキし
たものを用いることもできる。
【0025】また、弾性体2、12、32としては、ゴ
ム、合成樹脂など、この技術分野で従来公知のものを用
いることができる。
【0026】以下、添付図面を参照して本発明のウォー
タポンプ軸受に採用され、本発明のウォータポンプ軸受
の特徴をなす、外輪64の両端部に設けられている軸受
内部をシールするシール体のうち、インペラ61側のシ
ール体66として採用されるシール体の好ましい実施形
態を説明する。以下で説明するシール体以外の他の部分
の構造は、図6を用いて説明した従来のものと同一であ
るので、その説明は省略する。また、従来例を説明した
図6において用いた構成要素と同一の構成要素には図6
において用いられているものと同一の参照符号を付して
その説明を省略する。
【0027】また、以下の好ましい実施例において添付
図面を用いて説明する各構成、形状及び配置関係は、本
発明が理解できる程度に概略的に示したものにすぎな
い。したがって、本発明は、以下の実施例にて説明した
形態に限定されず、特許請求の範囲の記載から把握され
る技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0028】
【実施例1】図1は、本発明のウォータポンプ軸受の外
輪64の両端部に設けられている軸受内部をシールする
シール体のうち、インペラ61側のシール体の第一の実
施形態を説明するものである。
【0029】図1図示のシール体は、外輪側シール環3
と、軸側シール環6とから構成されている。
【0030】外輪側シール環3は、金属製の補強環1と
補強環1によって補強され、ゴムなどの弾性体によって
形成されている弾性体2とから構成されている。外輪側
シール環3の一端部側は、図1図示のように、外輪64
の内周側の嵌合溝64bに固定され、他端側がポンプ軸
63側に延びている。
【0031】金属製の軸側シール環6は、ポンプ軸63
に嵌合固定されて、ポンプ軸63と共に回転する回転円
筒部4と、回転円筒部4の軸方向内側において、回転円
筒部4から半径方向外側に延びるフランジ部5とから構
成されている。
【0032】外輪側シール環3を構成する弾性体2は、
図1図示のように、補強環1のポンプ軸63側に延びて
いる先端1a部分から、更に、ポンプ軸63側に向かっ
て延びる3個のリップ部7、8、9を備えている。
【0033】この3個のリップ部の中の第一のリップ部
7は軸方向外側に向かって斜めに延びて軸側シール環6
の回転円筒部4の外周面と摺接している。また、第二の
リップ部8も軸方向外側に向かって斜めに延びて軸側シ
ール環6の回転円筒部4の外周面と摺接している。ただ
し、第二のリップ部8が回転円筒部4の外周面と摺接す
る位置は、図1図示のように、第一のリップ部7が回転
円筒部4の外周面と摺接している位置よりも軸方向内側
になっている。そこで、回転円筒部4の外周面と、第一
のリップ部7と、第二のリップ部8との間に第一の密閉
空間部20が形成されている。
【0034】第三のリップ部9は、軸方向内側に向かっ
て斜めに延びて、軸側シール環6のフランジ部5の軸方
向外側面と摺接している。そこで、回転円筒部4の外周
面とフランジ部5の軸方向外側面と、第三のリップ部9
との間に第二の密閉空間部21が形成されている。
【0035】第一〜第三のリップ部7、8、9は、図1
図示のように、基端側が外輪64の内周側の嵌合溝64
bに固定されている補強環1の先端1a部分から、ポン
プ軸63側の方向に向かって延びている。そこで、第一
〜第三のリップ部7、8、9の先端側は、補強環1及び
その先端1aに強く支持されて、回転円筒部4の外周面
及びフランジ部5の軸方向外側面に接触することができ
る。これによって、ウォータポンプ軸受の軸受内部への
冷却水や水分の侵入を効果的に防止できると共に、軸受
内部からのグリースの流出を効果的に防止できるシール
構造となっている。
【0036】また、前述した第一の密閉空間部20を形
成する第一のリップ部7と、第二のリップ部8とは、共
に、軸方向外側に向かいつつポンプ軸63側に向かって
斜めに延びてシール部を形成している。そこで、このよ
うな形態によって形成された二重のシール構造によっ
て、軸受内部への冷却水や、水蒸気等の水分の侵入を効
果的に防止することができる。
【0037】更に、軸側シール環6の回転円筒部4の軸
方向内側において、すなわち、図1図示のように、第二
のリップ部8が回転円筒部4の外周面と摺接している位
置よりも軸方向内側において、回転円筒部4から半径方
向外側に延びるフランジ部5が立上がり、更に、このフ
ランジ部5の軸方向外側面に第三のリップ部9が接触し
て前述した第二の密閉空間部21が形成されているの
で、前述した第一のリップ部7と第二のリップ部8とに
よる第一の密閉空間部20を介在させた二重のシール構
造とあいまって、軸受内部への冷却水や、水蒸気等の水
分の侵入を一層効果的に防止することができる。
【0038】また、軸側シール環6は、ポンプ軸63に
嵌合固定されて、ポンプ軸63と共に回転する回転円筒
部4の軸方向内側において、回転円筒部4から半径方向
外側に延びるフランジ部5を備えているので、軸受内部
からのグリースの流出を効果的に防止することができ
る。たとえ、フランジ部5を越えて流出しようとするグ
リースがあっても、外輪側シール環3の補強環1の先端
1a部分から、軸方向内側に向かいつつポンプ軸63側
に向かって延びる第三のリップ部9が、フランジ部5の
軸方向外側面に摺接しているので、軸受内部からのグリ
ースの流出を確実に防止することが可能になる。
【0039】なお、この実施例における補強環1の形態
は図1図示のものに限られない。外輪側シール環3の一
端部側を外輪64の内周面側に固定し、他端側をポンプ
軸63方向に延ばして弾性体2を補強すると共に、補強
環1の先端1a部分からポンプ軸63側の方向に向かっ
て延る第一〜第三のリップ部7、8、9の先端側が、補
強環1及びその先端1aに強く支持されて、回転円筒部
4の外周面及びフランジ部5の軸方向外側面に接触する
ことを可能とする形態であれば、種々の形状、形態とす
ることができる。
【0040】また、フランジ部5が、回転円筒部4から
半径方向外側に延びる位置も、図1図示のものに限られ
ない。第二のリップ部8が回転円筒部4の外周面と摺接
している位置よりも軸方向内側において回転円筒部4か
ら半径方向外側に延び、その軸方向外側面に第三のリッ
プ部9が接触できる位置であれば、軸側シール環6の回
転円筒部4の軸方向内側の位置のどこから半径方向外側
に向けて立ち上がっている形態も採用可能である。
【0041】
【実施例2】図2は、本発明のウォータポンプ軸受の外
輪64の両端部に設けられている軸受内部をシールする
シール体のうち、インペラ61側のシール体の第二の実
施形態を説明するものである。
【0042】図2図示のシール体は、外輪側シール環1
3と、軸側シール環16とから構成されている。
【0043】金属製の外輪側シール環13は、外輪64
の内周側に固定される第一の円筒部11aと、第一の円
筒部11aの軸方向外側において、第一の円筒部11a
からポンプ軸63側に延びる中間部11bと、中間部1
1bのポンプ軸63側に延びる終端部側において、中間
部11bから軸方向内側に延びる第二の円筒部11cと
から構成されている。
【0044】軸側シール環16は、ポンプ軸63に嵌合
固定されて、ポンプ軸63と共に回転する金属製の回転
円筒部14と、回転円筒部14の軸方向内側において、
回転円筒部14から半径方向外側に延びる金属製のフラ
ンジ部15と、回転円筒部14及びフランジ部15とに
補強されて半径方向外側に延びるゴムなどの弾性材から
なる弾性体12とから構成されている。
【0045】軸側シール環16を構成する弾性体12
は、半径方向外側に向かって延びる3個のリップ部1
7、18、19を備えている。
【0046】第一のリップ部17は、軸方向外側に向か
って斜めに延びて外輪側シール環13の第二の円筒部1
1cの内周面と摺接している。また、第二のリップ部1
8は軸方向外側に向かって斜めに延びて外輪側シール環
13の第一の円筒部11aの内周面と摺接している。た
だし、第二のリップ部18が第一の円筒部11aの内周
面と摺接する位置は、図2図示のように、第一のリップ
部17が第二の円筒部11cの内周面と摺接している位
置よりも軸方向内側になっている。そこで、第一のリッ
プ部17と、第一の円筒部11aと、中間部11bと、
第二の円筒部11cと、第二のリップ部18とで囲まれ
る部分に第一の密閉空間部22が形成されている。
【0047】また、第三のリップ部19は、軸方向内側
に向かって斜めに延びて外輪側シール環13の第一の円
筒部11aの内周面と摺接している。
【0048】このように、第二のリップ部18が軸方向
内側に向かって斜めに延び、第三のリップ部19が軸方
向外側に向かって斜めに延びて、それぞれ、外輪側シー
ル環13の第一の円筒部11aの内周面に摺接している
ので、第二のリップ部18と第三のリップ部19と、第
一の円筒部11aの内周面との間に、第二の密閉空間部
23が形成されている。
【0049】第一のリップ部17は、軸方向外側に向か
って斜めに延びて外輪側シール環13の第二の円筒部1
1cの内周面と摺接しているので、回転時には遠心力を
受けて、第二の円筒部11cの内周面により強く接触す
る。そこで、シール性能が高められ、軸受内部への冷却
水や、水蒸気等の水分の侵入を効果的に防止することが
できる。たとえ、第一のリップ部17と第二の円筒部1
1cの内周面との間のシールを破って、第一の密閉空間
部22に侵入できる水分があっても、そのような水分
は、軸方向外側に向かって斜めに延び、フランジ15の
先端15a部分に支持されて外輪側シール環13の第一
の円筒部11aの内周面に緊密に接触できる第二のリッ
プ部18が、同じく、回転による遠心力を受けて、第一
の円筒部11aの内周面により強く接触してシールして
いる第一の密閉空間部22内に止められるので、軸受内
部への冷却水や、水蒸気等の水分の侵入を一層効果的に
防止することができる。
【0050】また、軸側シール環16は、ポンプ軸63
に嵌合固定されて、ポンプ軸63と共に回転する回転円
筒部14の軸方向内側において、回転円筒部14から半
径方向外側に延びるフランジ部15を備えているので、
軸受内部からのグリースの流出を効果的に防止すること
ができる。外輪側においても、軸方向内側に向かって斜
めに延び、フランジ15の先端15a部分に支持されて
外輪側シール環13の第一の円筒部11aの内周面に緊
密に接触できる第三のリップ部19が、同じく回転によ
る遠心力を受けて、第一の円筒部11aの内周面により
強く接触してシールが図られるので、軸受内部からのグ
リースの流出を効果的に防止することができる。更に、
たとえ、この第三のリップ部19によるシールが破られ
たとしても、第二の密閉空間部23が存在しているの
で、軸受内部からのグリースの流出は一層効果的に防止
される。
【0051】なお、この実施例における外輪側シール環
13の形状、軸側シール環16のフランジ部が回転円筒
部14から半径方向外側に延びる位置は、図2図示のも
のに限られない。前述した第一のリップ部17、第二の
リップ部18、第三のリップ部19によってシール部が
形成される軸方向の位置が確保され、前記のように第一
の密閉空間部22、第二の密閉空間部23が形成される
ものであれば、種々の形状、形態を採用することが可能
である。
【0052】
【実施例3】図3は、本発明のウォータポンプ軸受の外
輪64の両端部に設けられている軸受内部をシールする
シール体のうち、インペラ61側のシール体の第三の実
施形態を説明するものである。
【0053】図3図示のシール体は、軸側シール環16
を構成する弾性体12から半径方向外側に向かって延び
ている第二のリップ部28と、第三のリップ部29とが
外輪側シール環13の第一の円筒部11aの内周面に摺
接しているのではなく、外輪64の内周面に摺接してい
る点が、図2図示の第2の実施形態と相違しているのみ
である。その他は、同一であるので、図2図示の第2の
実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付け
てその説明を省略する。
【0054】また、基本的な作用、効果も図2図示の第
2の実施形態の場合と同一である。なお、図2図示の実
施形態と、図3図示の実施形態とを組み合わせた変形例
として、第三のリップ部29を図3図示の実施形態のよ
うに、外輪64の内周面に摺接させ、第二のリップ部2
8を図3図示の実施形態のように、外輪側シール環13
の第一の円筒部11aの内周面に摺接させる形態とする
こともできる。このようにしても、図2図示の第2の実
施形態の場合と同等の作用、効果を発揮させることがで
きる。
【0055】
【実施例4】図4は、本発明のウォータポンプ軸受の外
輪64の両端部に設けられている軸受内部をシールする
シール体のうち、インペラ61側のシール体の第四の実
施形態を説明するものである。
【0056】図4図示のシール体は、外輪側シール環3
3と、軸側シール環36とから構成されている。
【0057】金属製の外輪側シール環33は、外輪64
の内周側に固定される第一の円筒部31aと、第一の円
筒部31aの軸方向外側において、第一の円筒部31a
からポンプ軸63側に延びる中間部31bと、中間部3
1bのポンプ軸63側に延びる終端部側において、中間
部31bから軸方向外側に延びる第二の円筒部31cと
から構成されている。
【0058】軸側シール環36は、ポンプ軸63に嵌合
固定されて、ポンプ軸63と共に回転する金属製の回転
円筒部34と、回転円筒部34の軸方向内側において、
回転円筒部34から半径方向外側に延びる金属製のフラ
ンジ部35と、回転円筒部34及びフランジ部35とに
補強されて半径方向外側に延びるゴム等の弾性材からな
る弾性体32とから構成されている。
【0059】軸側シール環36を構成する弾性体32
は、半径方向外側に向かって延びる3個のリップ部3
7、38、39を備えている。
【0060】第一のリップ部37は、軸方向外側に向か
って斜めに延びて外輪側シール環33の第二の円筒部3
1cの内周面と摺接している。また、第二のリップ部3
8は軸方向外側に向かって斜めに延びて外輪側シール環
33の第一の円筒部31aの内周面と摺接している。更
に、第三のリップ部39は、軸方向内側に向かって斜め
に延びて外輪側シール環33の第一の円筒部31aの内
周面と摺接している。この図4図示の第四の実施形態に
おけるシール体は、図2図示の第2の実施形態において
軸方向内側に延びていた外輪側シール環の第二の円筒部
が、軸方向外側に延びるように変更されたものである。
第一のリップ部37と、第一の円筒部31aと、中間部
31bと、第二の円筒部31cと、第二のリップ部38
とで囲まれる部分に第一の密閉空間部22が形成され、
第二のリップ部38と、第三のリップ部39と、第一の
円筒部31aの内周面との間に、第二の密閉空間部23
が形成されるのは、図2図示の第2の実施形態の場合と
同一である。
【0061】この図4図示の第四の実施形態のシール体
を採用した場合に奏される作用、効果も図2図示の第2
の実施形態の場合と同一である。
【0062】なお、この実施例における外輪側シール環
33の形状、軸側シール環36のフランジ部が回転円筒
34から半径方向外側に延びる位置は、図4図示のもの
に限られない。第一のリップ部37、第二のリップ部3
8、第三のリップ部39によってシール部が形成される
軸方向の位置が図4図示の形態となり、第一の密閉空間
部22、第二の密閉空間部23が形成されるものであれ
ば、種々の形状、形態を採用することが可能である。
【0063】なお、図示していないが、第三のリップ部
39が外輪側シール環33の第一の円筒部31aの内周
面と摺接する形態に換えて、第三のリップ部39が軸方
向内側に向かって斜めに延び、外輪64の内周側と摺接
する形態とすることも可能である。すなわち、第二の密
閉空間部23が、第二のリップ部38と、第三のリップ
部39と、第一の円筒部31aの内周面と、外輪64の
内周側面との間に形成されるものである。
【0064】このようにしても、図2図示の第2の実施
形態の場合と同等の作用、効果を発揮させることができ
る。
【0065】
【実施例5】図5は、本発明のウォータポンプ軸受の外
輪64の両端部に設けられている軸受内部をシールする
シール体のうち、インペラ61側のシール体の第五の実
施形態を説明するものである。
【0066】図5図示の実施形態は、前述した図2、図
3図示のシール体を採用するウォータポンプ軸受におい
て、外輪側シール環13の第一の円筒部11aの軸方向
外側の一部が、外輪64の軸方向外側端面64aよりも
軸方向外側に突出している構造になっているものであ
る。
【0067】基本的な形状、構造は、図2、図3を用い
て説明した実施形態におけるものと同一であるので、共
通する構成要素には同一の参照符号を付け、その説明を
省略する。
【0068】図5図示の実施形態を採用することによっ
て、図2、図3図示の前記実施例で説明した作用、効果
に加えて、ウォータポンプハウジングに水抜き穴70が
設けられている場合に、水抜き穴70からの排水を助け
ることができるので有利である。また、かかる構造にす
れば、第一の円筒部11aが広いスペースを必要として
いても外輪64の延長が必要でなくなるので、既存の構
造をそのまま使用することができて有利である。
【0069】なお、図示していないが、図4図示のシー
ル体を採用するウォータポンプ軸受において、外輪側シ
ール環33の第一の円筒部31aの軸方向外側の一部
が、外輪64の軸方向外側端面64aよりも軸方向外側
に突出している構造を採用することもできる。この構造
とすれば、第一の円筒部31aが広いスペースを必要と
していても外輪64の延長が必要でなくなるので、既存
の構造をそのまま使用できるという効果が一層顕著に発
揮される。
【0070】
【発明の効果】この発明によれば、ウォータポンプ軸受
の軸受内部への冷却水や水分の侵入を効果的に防止でき
ると共に、軸受内部からのグリースの流出を効果的に防
止できるウォータポンプ軸受を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウォータポンプ軸受におけるインペ
ラ側のシール体の第一の実施形態を拡大して表した一部
断面図。
【図2】 本発明のウォータポンプ軸受におけるインペ
ラ側のシール体の第二の実施形態を拡大して表した一部
断面図。
【図3】 本発明のウォータポンプ軸受におけるインペ
ラ側のシール体の第三の実施形態を拡大して表した一部
断面図。
【図4】 本発明のウォータポンプ軸受におけるインペ
ラ側のシール体の第四の実施形態を拡大して表した一部
断面図。
【図5】 本発明のウォータポンプ軸受におけるインペ
ラ側のシール体の第五の実施形態を拡大して表した一部
断面図。
【図6】 従来のウォータポンプ軸受が採用されている
ウォータポンプの一例を説明する一部断面図。
【符号の説明】
1 補強環 2、12、32 弾性体 3、13、33 外輪側シール環 4、14、34 回転円筒部 5、15、35 フランジ部 6、16、36 軸側シール環 7、17、37 第一のリップ部 8、18、28、38 第二のリップ部 9、19、29、39 第三のリップ部 11a、31a 第一の円筒部 11b、31b 中間部 11c、31c 第二の円筒部 20、22 第一の密閉空間部 21、23 第二の密閉空間部 61 インペラ 62 プーリ 63 ポンプ軸 64 外輪 65 転動体 66 インペラ側のシール体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H022 AA01 BA06 CA12 CA27 CA54 CA58 DA04 DA13 DA17 3J016 AA02 BB03 BB15 CA02 CA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部にインペラが、他端部にプーリがそ
    れぞれ備えられているポンプ軸に、軸受の外輪が転動体
    を介して回動自在に取り付けられていると共に、当該外
    輪の両端部に、軸受内部をシールするシール体が設けら
    れているウォータポンプ軸受であって、前記シール体の
    うち、インペラ側のシール体は、 補強環と当該補強環によって補強された弾性体とからな
    り、一端部側が外輪の内周側に固定され、他端側がポン
    プ軸側に延びる外輪側シール環と、 ポンプ軸に嵌合固定されて、ポンプ軸と共に回転する回
    転円筒部と、当該回転円筒部の軸方向内側において、当
    該回転円筒部から半径方向外側に延びるフランジ部とか
    らなる軸側シール環とで構成され、 前記外輪側シール環を構成する弾性体は、前記補強環の
    ポンプ軸側に延びている先端側から更にポンプ軸側に向
    かって延びる3個のリップ部を備えており、当該3個の
    リップ部の中の第一のリップ部は軸方向外側に向かって
    斜めに延びて前記軸側シール環の回転円筒部の外周面と
    摺接し、第二のリップ部は軸方向外側に向かって斜めに
    延びて、前記第一のリップ部が前記軸側シール環の回転
    円筒部の外周面と摺接している位置よりも軸方向内側に
    おいて、前記軸側シール環の回転円筒部の外周面と摺接
    し、第三のリップ部は、軸方向内側に向かって斜めに延
    びて前記軸側シール環のフランジ部の軸方向外側面と摺
    接することを特徴とするウォータポンプ軸受。
  2. 【請求項2】一端部にインペラが、他端部にプーリがそ
    れぞれ備えられているポンプ軸に、軸受の外輪が転動体
    を介して回動自在に取り付けられていると共に、当該外
    輪の両端部に、軸受内部をシールするシール体が設けら
    れているウォータポンプ軸受であって、前記シール体の
    うち、インペラ側のシール体は、 外輪の内周側に固定される第一の円筒部と、当該第一の
    円筒部の軸方向外側において、当該第一の円筒部からポ
    ンプ軸側に延びる中間部と、当該中間部のポンプ軸側に
    延びる終端部側において、当該中間部から軸方向内側に
    延びる第二の円筒部とからなる外輪側シール環と、 ポンプ軸に嵌合固定されて、ポンプ軸と共に回転する回
    転円筒部と、当該回転円筒部の軸方向内側において、当
    該回転円筒部から半径方向外側に延びるフランジ部と、
    当該回転円筒部及びフランジ部とに補強されて半径方向
    外側に延びる弾性体とからなる軸側シール環とで構成さ
    れ、 前記軸側シール環を構成する弾性体は、半径方向外側に
    向かって延びる3個のリップ部を備えており、 第一のリップ部は、軸方向外側に向かって斜めに延びて
    前記外輪側シール環の第二の円筒部の内周面と摺接し、 第二のリップ部は、軸方向外側に向かって斜めに延びて
    前記外輪側シール環の第一の円筒部の内周面又は外輪の
    内周側と摺接し、 第三のリップ部は、軸方向内側に向かって斜めに延びて
    前記外輪側シール環の第一の円筒部の内周面又は外輪の
    内周側と摺接することを特徴とするウォータポンプ軸
    受。
  3. 【請求項3】一端部にインペラが、他端部にプーリがそ
    れぞれ備えられているポンプ軸に、軸受の外輪が転動体
    を介して回動自在に取り付けられていると共に、当該外
    輪の両端部に、軸受内部をシールするシール体が設けら
    れているウォータポンプ軸受であって、前記シール体の
    うち、インペラ側のシール体は、 外輪の内周側に固定される第一の円筒部と、当該第一の
    円筒部の軸方向外側において、当該第一の円筒部からポ
    ンプ軸側に延びる中間部と、当該中間部のポンプ軸側に
    延びる終端部側において、当該中間部から軸方向外側に
    延びる第二の円筒部とからなる外輪側シール環と、 ポンプ軸に嵌合固定されて、ポンプ軸と共に回転する回
    転円筒部と、当該回転円筒部の軸方向内側において、当
    該回転円筒部から半径方向外側に延びるフランジ部と、
    当該回転円筒部及びフランジ部とに補強されて半径方向
    外側に延びる弾性体とからなる軸側シール環とで構成さ
    れ、 前記軸側シール環を構成する弾性体は、半径方向外側に
    向かって延びる3個のリップ部を備えており、 第一のリップ部は、軸方向外側に向かって斜めに延びて
    前記外輪側シール環の第二の円筒部の内周面と摺接し、 第二のリップ部は、軸方向外側に向かって斜めに延びて
    前記外輪側シール環の第一の円筒部の内周面と摺接し、 第三のリップ部は、軸方向内側に向かって斜めに延びて
    前記外輪側シール環の第一の円筒部の内周面又は外輪の
    内周側と摺接することを特徴とするウォータポンプ軸
    受。
  4. 【請求項4】外輪側シール環の第一の円筒部の軸方向外
    側の一部が、外輪の軸方向外側端面よりも、軸方向外側
    に突出していることを特徴するする請求項2又は3記載
    のウォータポンプ軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109915405A (zh) * 2019-04-22 2019-06-21 盛瑞传动股份有限公司 一种水泵轴连轴承

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